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権兵衛トンネルで防災訓練
国道361号伊那木曽連絡道路の権兵衛トンネルで全面通行止めにしての防災訓練が30日に行われました。 訓練は、伊那側から300メートル付近で、トラックが対向車線にはみだし乗用車と正面衝突したとの想定で行われました。 この事故での重傷者1人、軽傷者は3人。 上伊那広域消防本部からレスキュー車がかけつけ、けが人を運び出し、木曽広域消防本部の救急車で病院へ搬送しました。 権兵衛トンネルの訓練は、消防・警察・道路管理者の長野県が合同で行っていて、今回で10回目です。 去年は御嶽山の噴火で実施できず2年ぶりとなりました。 関係する7つの機関から74人、25台の車両が参加しました。 けが人の救助・搬送訓練が終わると消火訓練も行われました。 車両から漏れた燃料に引火したとの想定です。 伊那木曽連絡道路は、来年2月に開通10年となります。 1日の平均利用台数は、4,087台。 10月1日現在の累計は、1,400万7,920台ですが、これまでに重大交通事故の発生はありません。 上伊那広域消防本部の田畑公徳消防長は、「トンネル内の事故は予測できず、統一された指揮の中で、臨機応変な対応が求められる」と講評しました。
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来年用年賀はがきの販売開始
来年用の年賀はがきの販売が29日から全国一斉に始まりました。 今年もアニメキャラクターのはがきが若者向けに用意されました。 そのほかにも、来年の干支の猿が描かれたものなどがあります。 伊那郵便局では110万枚を販売する予定だということです。 来年用年賀はがきの受付は、12月15日からです。 伊那郵便局では、元旦に届けるには25日ごろまでに投函してほしいと呼びかけています。
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10年後の社会について提言
高校生が10年後の社会について考え提言する全国高校生合宿の意見発表が25日、伊那市の伊那スキーリゾートで行われました。 合宿は地域活性化に取り組んでいる上伊那の高校生などでつくるグループ「ゆるっと赤シャツワークショップ」が行ったものです。 これからの社会を理想に近づけるためにはどうすればよいかを考えようと行われたもので今回で2回目です。 24日と25日の2日間、上伊那を中心に東京や埼玉の高校生およそ20人が参加して教育をテーマに話し合い25日はその発表が行われました。 グループの代表で赤穂高校の三澤康太さんは「それぞれが考え意見を出し合うなかで提言をまとめることができた。有意義な合宿だった。」と話し今回まとめた提言を県教育長に提出するとしています。
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伊那市 新宿との森林保全で会長賞
伊那市は友好都市・新宿区との森林保全活動などが認められ、「ふれあいの森林づくり」国土緑化推進機構 会長賞を受賞しました。 22日は、伊那市役所で、定例記者会見が開かれ、白鳥孝市長が受賞を報告しました。 伊那市が受賞したのは、緑化推進に顕著な実績をあげた市町村などに贈られる「ふれあいの森林づくり」国土緑化推進機構会長賞です。 全国4団体のうちの一つに選ばれました。 伊那市と、友好都市の新宿区は、平成20年に協定を締結し、新宿区が伊那市内の森林整備に出資し、二酸化炭素の吸収量を増加させるカーボンオフセットの取り組みを続けています。 カーボンオフセットの協定は自治体間では全国初で、間伐で出た木材は、おもちゃなどに加工され、新宿区の新生児にウッドスタートとしてプレゼントされています。 他に、東京都立高校の生徒たちが、西春近の森林で整備作業をする活動も続けられています。 白鳥市長は、「都会の企業に伊那市内の森林整備に出資してもらうことも検討している。都市から地方に資本が流れる仕組みをつくり、日本中に広まるようにしたい」と話していました。
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白川タクシー お手柄
伊那市の白川タクシーは、タクシーに乗車した70代の女性がオレオレ詐欺被害にあうのを未然に防いだことから伊那警察署から感謝状が贈られました。 16日、白川タクシーの白川光朗社長に伊那警察署の内川政澄署長から感謝状が手渡されました。 10月6日、伊那市に住む70代の女性から上田駅まで行きたいとの依頼があり、タクシーで上田駅に向かいました。 このとき配車を担当したのが白川タクシーの渡辺新一さんです。 高齢の女性が上田駅に単独で向かっていることを不審に思い伊那署に通報。 伊那署は、上田署に連絡し、上田署員が、女性が新幹線に乗る直前に思いとどまらせたということです。 この女性にかかってきた電話は、息子を騙って「風邪をひいた、電話番号が変わった、株で損をしたので500万円を大宮まで持ってきてほしい」という内容で、現金250万円を持ってタクシーに乗り込んだということです。 タクシー会社により詐欺被害を未然に防いだのは、今年9月末現在で今回も含め県内で10件あり、南信では2件目、伊那署管内では初めてだということです。 伊那警察署によりますと、高齢者がタクシーで移動することが近年増えているということです。
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箕輪町郷土博物館の電気機関車ED19を模型に
東京の鉄道模型専門店、ムサシノモデルは、箕輪町郷土博物館にある電気機関車ED19を忠実に再現した模型を製作するため、部品の測定や写真撮影を15日に行いました。 ムサシノモデルの茂木喜順社長ら4人が箕輪町郷土博物館を訪れ、ED19の部品の長さを測る作業や写真撮影を行いました。 45分の1と80分の1の2つのサイズの模型を作ります。 設計図の残っていない車両を忠実に再現するため、人の入れない所はカメラを差し入れて写真で確認します。 大正15年に製造されたED19はアメリカから輸入された電気機関車で、昭和35年から15年間飯田線を走っていました。国内に6台あったという事ですが残っているのはこの車両のみです。 ムサシノモデルによりますと過去50年間で4社ほどが模型を作っている人気の車種だという事で、茂木社長は「どのメーカーよりも緻密で再現性の高いものを作りたい」と意気込んでいます。 ムサシノモデルでは、早ければ再来年の始め頃に模型を完成させ販売を始めたいとしています。 1台40万円ほどの価格設定で、箕輪町郷土博物館に1台寄贈する予定です。
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ミニバス大会伊那DTアベック優勝
上伊那ケーブルテレビ協議会などが後援するケーブルテレビ杯争奪ミニバスケットボール選手権大会が12日、伊那市高遠町文化体育館で開かれ、伊那市のチーム伊那ダイヤモンドツインズがアベック優勝を果たしました。 女子の決勝は、白のユニフォーム・伊那ダイヤモンドツインズと、黒のユニフォーム・愛知県の長久手ミニバスケットボールクラブの対戦になりました。 長久手は長身の選手の身長を活かしたプレーで対抗しますが、ダイヤモンドツインズは、序盤から、プレスの強いディフェンスで長久手からボールを奪い得点を重ね、86-37のダブルスコアで勝ちました。 男子決勝は、青のユニフォーム・伊那ダイヤモンドツインズと白のユニフォーム・イナ・イーストの伊那市同士の対戦となりました。 これまでの対戦でも勝ったり負けたりと実力が拮抗したチーム同士ということですが、伊那ダイヤモンドツインズが36-31で競り勝ちました。 この大会には、県内外から22チームが出場しました。 決勝戦の模様は、24日(土)からご覧のチャンネルで放送します。
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伊那北高校第37回生「三七轍会」が同窓会
昭和59年度に伊那北高校を卒業した第37回生でつくる「三七轍会」は、卒業30周年を記念した同窓会を、10日に母校で開きました。 クラスごと行われたホームルームには恩師も参加し、卒業後に進んだ道や家族の事など近況を、一人ひとり報告しました。 37回生は6クラス264人で、今日はそのうちの約150人が参加しました。 卒業30周年の記念式典で、実行委員長の神藤康隆さんは、「伊那北高校の自由な校風は時には厳しさにもなった。先生方の優しさに支えられて今の私がある。今日は昔を思い出し友好を深めましょう」と挨拶しました。 恩師も4人かけつけ、当時を振り返りながら「これからも元気で力いっぱい生きてください」と当時の生徒たちに呼びかけました。 第37回生は、今年度で49歳になります。 卒業30年で大々的に同窓会を開くのが伊那北高校の伝統となっていて、2008年に幹事会を立ち上げ準備を進めてきたということです。 この日は30周年を記念して、同窓会と高校にそれぞれ30万円を贈りました。
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伊那北高校第27回生「天真薫風会」が記念講演会
昭和49年度に伊那北高校を卒業した第27回生でつくる「天真薫風会」は、10日、卒業40周年の同窓会で記念講演会を開きました。 同窓会に合わせて開かれた記念講演会では、NHK解説委員の山﨑登さんが、「災害から命を守るために~東日本大震災から見えたもの」と題し講演しました。 山﨑さんは、阪神淡路大震災や新潟県中越地震など大規模災害の取材を専門に行っています。 2011年の東日本大震災では、東京で計画停電が行われた事や、スーパーから品物がなくなった事、ガソリンスタンドに長蛇の列ができた事を振り返り、「安心・安全な社会がすべての前提になる」と話しました。 講演会には、同窓生のほかに行政の防災担当者なども参加し、災害に対する知識を深めていました。
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第6回信州伊那高遠の四季展きょうから
自然豊かな伊那市の風景や行事をテーマに3年に1度開かれる全国公募の絵画展「第6回信州伊那高遠の四季展」が、10日から始まりました。 伊那市高遠町の信州高遠美術館で行われたオープニング式典に続き、関係者が作品を鑑賞しました。 信州伊那高遠の四季展は、「2つのアルプスに抱かれた自然豊かな伊那市の風景や行事」をテーマに、3年に1度、伊那市と伊那市教育委員会、実行委員会が開いている全国公募の絵画展です。 今年は、253人から319点の応募がありました。 最高賞を受賞した広島県の洋画家、高山博子さんは、以前、伊那市を観光で訪れた際に長谷に伝わる民話「孝行猿」の話を聞き、絵で表現する事にしたという事です。 入賞・入選作品198点は、25日(日)まで、信州高遠美術館と伊那市西春近のかんてんぱぱホールの2会場で展示されています。
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銀座NAGANOで伊那産の食材を使ったコース料理
伊那市と上牧の菓子店「菓匠shimizu」は3日と4日の2日間、県が東京の銀座に開設した銀座NAGANOで伊那産の食材を使ったコース料理を提供しました。 これは、去年銀座NAGANOで行った高遠そばや地酒のPRイベントが好評だったことから第2弾として行ったものです。 イベントでは、菓匠shimizuのパティシエの清水慎一さんが伊那の野菜やフルーツを使ったコース料理を提供しました。 果物は、長野パープルに洋なし、いちじくなどが使われました。 このコース料理に合わせて伊那産のワイン「山紫」なども提供され訪れた人たちから好評だったということです。 伊那市では、「今後も銀座NAGANOを活用して伊那をPRしていきたい」と話していました。
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南ア 鹿対策協議会設置の方向性を確認
南信地区28市町村が参加し、国有林について検討する市町村有志協議会が、1日南信森林管理署で開かれ、中央アルプスで増加するニホンジカに対応するため、関係団体による対策協議会を設置していく方向性が確認されました。 この日は、該当する28のうち14市町村の関係者が集まり、南信の国有林の現状などについて、南信森林管理署から報告を受けました。 意見交換では、代表世話人の白鳥孝伊那市長が、中央アルプスでのニホンジカ対策のため、国や県など関係団体による協議会を設置していく必要があると提案しました。 白鳥市長は、「増えすぎたら手が付けられなくなる。高山植物が食べられてしまう前に協議会を立ち上げ広域的に対応する必要がある」と話しました。 出席した市町村からも賛同が得られました。 南信森林管理署では、平成24年度から中央アルプスの高山帯や山ろくで生態調査を行っています。 平成25年10月には、標高2600メートルの濃ヶ池付近で鹿の個体が撮影されました。 昨年度は164頭を確認しています。 残雪が残る今年6月頃にも2260メートル付近で群れが確認されていて、今後、千畳敷カールなどでの食害が懸念されています。 市町村有志協議会では、上下伊那の広域連合を中心に、国や県などの関係機関に声をかけ、早期に中央アルプス食害対策協議会を新たに設置していく方向性を確認しました。
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森田芳夫さん ベランのパノラマ作品を伊那市に寄託
伊那市ふるさと大使の森田芳夫さんは、オーストリアの画家、ベランが描いたパノラマ作品126点を伊那市に寄託しました。 2日、伊那市創造館を訪れた森田さんに、白鳥孝市長が感謝状を贈りました。 森田さんが伊那市に寄託したのは、オーストリアの画家、ベランが描いたパノラマ作品126点です。 坂下出身の森田さんは、出版社で働いていた45年前からベランと親交がありました。 ベランは、地形図を立体的に表現するパノラマ作品を得意としていました。 今回寄託されたのは、海外の観光に関する団体や企業の出版物126点です。 白鳥市長は「世界中に憧れている人がいるベランの作品を多くの人に見てもらいたい」と話していました。 伊那市創造館では明日から11月15日まで特別展を開き、寄託された作品の一部を公開します。 また、来年春には、伊那図書館での展示も予定しているという事です。
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小中女子ソフト交流大会
小中学生の女子チームのソフトボールの交流大会・い~なちゃんチャレンジ in NAGANOが、21日と22日の2日間、伊那市の富士塚スポーツ公園などで開かれました。 大会には、県内の他、東京、岐阜、山梨、愛知の小中学校から31チームが参加しました。 これは、長野県ソフトボール協会などが主催しているもので、中学生の研修大会として開かれています。 これまで、春と夏に開催してきましたが、試合の機会を増やそうと秋にも始めました。 また、中学生のプレーを見てもらおうと小学生の大会も同時に開催しています。 中学生の部には、伊那市の東部中が参加しました。 実行委員会では、「小中学生のうちからソフトボールに親しむことで継続につながる。そうした中から世界大会やオリンピックの強化選手となる子どももいるので、全体で選手を育てていきたい。」と話していました。
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きのこ中毒予防月間で鑑別
キノコ狩りのシーズンです。 長野県の中毒予防月間に合わせて、きのこの鑑別が伊那保健福祉事務所で行われています。 24日は、県から委嘱されたきのこ衛生指導員が、持ち込まれたきのこの鑑別にあたっていました。 連休明けということもあり、次々ときのこが持ち込まれていました。 今年は、雨が多くきのこの当たり年だということです。 持ち込んだ男性は食べられるきのことわかり、喜んでいました。 今年県内では、これまでに食中毒の報告はないということですが、厚生労働省のまとめによりますと、全国では、ここ数年の平均で件数にして47件、患者数140人ほどの事故が1年間に発生しています。 特に間違えやすい3大毒きのこの、クサウラベニタケ、カキシメジ、ツキヨタケです。 伊那地域では、そのうちカキシメジを食べる習慣があるということですが、塩漬けにしたり、煮たりしても毒は抜けないので、決して食べないでほしい」と、関係者は呼びかけていました。 きのこ鑑別相談は、祝日以外の月・水・金の日程で10月下旬まで、伊那保健福祉事務所で開かれています。
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宮崎吾朗監督 母校で後輩と対談
映画監督の宮崎駿さんの長男で信州大学農学部卒業の宮崎吾朗さんは、農学部創立70周年の記念として後輩たちと20日に対談しました。 現在映画監督の宮崎さんは、平成元年に信州大学農学部森林工学科を卒業し、卒業後は、建設コンサルタント、環境デザイナーとして公園緑地や都市緑化の計画・設計に従事しました。 スタジオジブリの美術館建設を機に1998年にジブリに入社。 アニメーション映画ゲド戦記、コクリコ坂で監督をつとめています。 対談では、映画で出てくる建物が、農学部の学生寮中原寮をモチーフにしていることなどの裏話を披露。 学生たちからは、当時の学生生活や授業、アルバイトのことなどに質問が集まりました。 心に残っているのは、南アルプス仙丈ヶ岳の馬の背ヒュッテで1か月アルバイトしたことと答えていました。 宮崎さんは、「成績は良いが役に立たない人が多い。 自分の言葉できちんと伝えることができ、行動力のある人が求められている。」と話し、さらに「学生時代に無駄なものをたくさんつめこんでおいたほうがいい」と後輩たちにエールを送っていました。
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「くらしに生きる手仕事展」 古布リメイク作品を展示販売
古布をリメイクした作品の展示即売会が、17日から伊那市のかんてんぱぱホールで始まりました。 会場には、昔の着物など古布をリメイクした作品約600点が展示販売されています。 出展しているのは、上伊那や諏訪、木曽などに住む作家10人です。 手作り小物を販売するイベントで知り合った仲間で、毎年3月と9月に展示会を開いています。 代表の塀和紀代子さんは「同じものが二つとできないリメイクの魅力を知ってもらいたい」と話していました。 くらしに生きる手仕事展は、23日(水)まで伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
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CS立体図を用いて林業作業道整備促進へ
傾斜や凹凸を色で表し地形を立体的にとらえることができるCS(シーエス)立体図を活用し、森林整備につなげるための研修会が、3日、伊那市長谷の鹿嶺高原で行われました。 等高線で表した従来の地形図です。地すべり地形と深層崩壊跡、崩壊地が地図内にありますが、等高線だけを手掛かりに、判別するのは困難です。 こちらが同じ場所のCS立体図です。急傾斜は暗く、緩い傾斜は明るい色で表現されているほか、尾根は赤、谷は青で色分けされています。地すべり地形や、深層崩壊跡の判読が容易になりました。 3日は、このCS立体図を 開発した長野県林業総合センターの戸田 堅一郎さんらが講師を務め研修会が開かれました。 研修会は、長野県森林整備加速化・林業再生協議会が開いたもので中南信地域の林業事業者や関係団体など50人ほどが参加しました。 CS立体図を活用して、作業道をどこに整備すればよいかなどを具体的に学びました。 見学したのは鹿嶺高原で、新宿区が森林整備を進めている一帯です。これから間伐作業を進めることになっていて、現在作業道が通されています。 作業道は、複雑な地形を避けて作られていて、参加者は、地図と現地を見比べていました。 こちらの地図では、災害発生前から、浅い窪地ができています。その窪地で崩壊が発生していることから、こういった危険か所を避けて作業道を通すことが肝心で、CS立体図では、こういったサインを見落としにくいということです。 CS立体図は、治山や砂防事業など防災の観点からも活用が期待されているということです。
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長野県議会総務企画警察委員会が「ご当地土産」視察
長野県議会総務企画警察委員会は、回すと花びらが開くコマ「サクラコマ」などを製造している伊那市のグループ、「伊那発!製造業ご当地お土産プロジェクト」の取り組みを、27日視察しました。 この日は、県議会総務企画警察委員会のメンバーが、伊那市山寺の障害者社会就労センター「輪っこはうす・コスモスの家」を訪れました。 社会就労センターは、ご当地お土産プロジェクトのメンバーで、サクラコマなどの組み立てを行っています。 プロジェクトでは、完全地産をキャッチコピーに地元企業で製造から販売までを手掛けています。 新たな仕事を創出し、ものづくりの環境を作っていこうと活動しています。 委員からは、「製品が小さく紛失してしまいそう。子どもが遊ぶことを考えればもう少し大きいほうがいいのではないか」といった意見が出ていました。 長野県議会総務企画警察委員会では、27日・28日の2日間かけて、木曽警察署など中南信地域5か所を視察しています。
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二胡の音色 震災被災地へ
諏訪市を中心に中南信地域で中国の伝統的な弦楽器、二胡の教室を開いている劉鉄鋼さんと生徒有志は、10月に東日本大震災の被災地宮城県石巻市でボランティアコンサートを開きます。 7月26日、ボランティアコンサートに向けた練習がスタートしていて、月にほぼ2回のペースで当日に向け仕上げていきます。 教室を指導しているのは、中国ハルピン出身の二胡奏者、劉鉄鋼さん。 生徒のひとり、山田寿子(としこ)さんが、震災で父親を亡くしたことを知り、2013年に石巻で初めてコンサートを開きました。 東日本大震災発災から5年が経過し、風化が進む中で、被災地の人たちを忘れないよう、疲れた心を癒してもらおうと3年ぶりのコンサートを計画しました。 ボランティアコンサートには、諏訪や伊那、飯田の教室で学ぶ生徒の有志40人が参加することになっています。 現地では、2日間にわたり小学校や高齢者の福祉施設でコンサートを行う計画です。 コンサートは、10月2日と3日に行われます。 参加者たちは、現地の復興の様子も見てくる計画です。
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鋳造技術で自在な形に「アルミアート花器展」
小諸市在住の工芸作家長崎隆雄さんの「アルミアート花器展」が伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 長崎さんは、発泡スチロールと砂で作った型に、溶かしたアルミを流し込む、鋳造の技術を使い作品を製作しています。 鋳造の技術を用いる事で、木の葉の模様や曲線など簡単に作り出せ、金属とは異なる質感が表現できるという事です。 アルミアート花器展は17日まで開かれています。
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御嶽山の捜索に参加した隊員が連合長に活動報告
7月29日から8月6日まで行われた御嶽山の行方不明者の捜索に参加した上伊那広域消防本部の隊員が、10日、白鳥孝連合長に活動を報告しました。 隊員4人が伊那市役所をれ、白鳥上伊那広域連合長に捜索活動の報告をしました。 4人は御嶽山の剣ヶ峰山荘付近の捜索を行いました。 多い所で80センチほどの灰が積もり、硫黄のような臭いがしていたという事です。 捜索活動3日目に一眼レフカメラを発見し、それが行方不明者の物だと分かりました。 原秀一隊長は、「隊員の安全確保をしながら捜索した。全ての行方不明者を見つけられなかった事は悔しい」と話していました。
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太田国土交通大臣がリニア駅予定地視察
太田昭宏 国土交通大臣が、5日飯田を訪れました。 リニア長野県駅の設置場所、上郷飯沼を視察しました。 5日午後4時半ごろ、リニアの長野県駅が設置される、上郷飯沼地区を訪れた太田大臣。JR東海が測量を終えた リニアの中心線の上で、県の担当者や牧野市長から、今後の駅周辺整備などについて説明を聞きました。 説明を受けたあとは、地元の代表者とも言葉を交わしました。 滞在時間、およそ15分で太田大臣は、次の目的地へと移動しました。
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アニメ究極超人あ~る 場面再現したサイクリングイベント
アニメ「究極超人あ~る」の場面の一部を再現したサイクリングイベントが25日、JR飯田線田切駅から伊那市駅までの沿線で行われました。 今年で4回目となるイベントには、アニメファンや自転車愛好者など県内外からおよそ100人が参加しました。 アニメ究極超人あ~るは、1980年代に少年漫画雑誌で連載されたもので、イベントは、ストーリーの中に出てくる“田切駅から伊那市駅までを1時間で駆け抜ける”という場面を再現しようというものです。 参加者は、午後4時30分にJR田切駅をスタートし、ゴールの伊那市駅を目指しました。 午後5時30分を過ぎると参加者は次々とゴールし、記念のスタンプを押していました。 参加者の中には、犬をかごに乗せて走った人や好きなアニメのコスプレをした人など、思い思いにイベントを楽しんでいる様子でした。
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伊那市の新山地区 人口増加策を県が支援
移住・定住策を地域で進めている伊那市の新山地区が、県の「集落 再熱 実施モデル地区」に指定されました。 今年度は100万円を上限に、来年度は300万円を上限に、県から補助金が交付されます。 県が行っている集落 再熱 実施モデル地区支援事業は、市町村と住民が一体となって取り組んでいる人口増加策を支援するもので、県内ではこれまで8地区が指定されています。 指定1年目の新山地区には、今年度、ビジョン策定期間として、地域の調査や講演会の開催、視察などの活動に、100万円を上限に補助金が交付されます。 来年度はビジョンを具体化するための実証実験に必要な経費が、300万円を上限に補助されます。 県では、モデル地区を支援する事で、その成果を検証し、各地域への取り組みの広がりを期待しています。
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暑さもどり土用の丑の日
土用の丑の日の24日は、伊那市内の飲食店やスーパーなどで、うなぎのかば焼きが提供されました。 久しぶりに暑さが戻り、売れ行きも好調のようです。 24日の伊那地域は、32度近くまで気温が上がり、久しぶりに真夏の日差しが照りつけました。 伊那市上新田にあるつかはら。 川魚やイナゴ、ザザムシなどの珍味を扱っていますが、毎年この時期はうなぎの注文に追われます。 店主の塚原慎也さんは、午前4時から午後7時まで、休むことなくうなぎを焼き続けます。 今日一日で、1,200人分の注文をさばきます。 取材中も注文の電話がひっきりなしにかかってきていて、従業員もてんてこまいです。 ずらりとはられた注文票。 かば焼きは、一人前1,800円です。 夏バテ防止にうなぎのかば焼きを食べるという土用の丑の日。 気象台によりますと30度を超える暑さは、もうしばらく続きそうだということです。
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旅づくり塾 観光ルート案出し合う
上伊那の観光を考える上伊那観光連盟の旅づくり塾は、17日最終回を迎え、検討したルート案をそれぞれのグループが発表しました。 「旅づくり塾」には、市町村などの行政関係者や観光、宿泊、飲食などの事業者約30人が参加しています。 今回も含め全3回の日程で開催し、5~6人のグループごと、 ワークショップを行い、地域の観光資源の見直しなどを行ってきました。 最終回の今回は、4グループが地域特性を活かした1泊2日のルートを考えました。 上伊那観光連盟では昨年度、リクルートグループのじゃらんリサーチセンターに委託し、地域資源や観光資源について認知度と関心度を調べ、今後力を入れていくべき資源を洗い出すGAP調査を実施。 今年度は調査結果を基に、上伊那地域の誘客戦略を練ります。 今回出されたルート案は、連盟で絞込を行い、旅行雑誌じゃらんに掲載する計画です。
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みはらしファームに新施設建設
伊那市は、西箕輪の農業公園みはらしファームに最大200人規模で様々な体験をすることができる交流促進施設を新たに建設します。 交流促進施設は、みはらしファームの第2駐車場に1億1,000万円をかけ建設されます。 木造平屋建てで、延床面積は524平方メートル。 そば打ち体験やおやきづくり、草木染め体験などの各種体験が最大200人規模で対応が可能となります。 雨天の時などに収容できる場所が欲しいとの要望に応えました。 17日は、JA西箕輪支所で安全祈願祭が行われました。 伊那市や建設業者、みはらしファーム関係者らが出席し、神事で施設の無事完成を祈りました。 みはらしファームは、国道361号伊那木曽連絡道路が開通した2006年の69万人をピークに年々訪れる人は減少傾向にあり、去年は過去最低の49万人でした。 交流促進施設には、そうした状況に歯止めをかけようという期待もかかります。 白鳥孝市長は、「農業と食、観光を結び付け展開できる」とあいさつしました。 交流促進施設は、来年1月に完成、4月オープンを予定しています。 国の農村活性化支援事業として、事業費の半分は、補助金があてられます。
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保護取り締まりほぼ昨年並み
高山植物等保護対策協議会南信地区協議会の総会が3日に開かれ、平成26年度の踏み荒らしなどの保護取り締まり件数などが報告されました。 平成26年度の保護取り締まり件数は、25年度と比べ166件減り302件でしたが、保護指導の従事者が減ったため、ほぼ横ばい状況とみられます。 内容は、踏み荒らしと禁止区域への侵入が76%を占めています。 今年度は、高山植物の写真を使い、英語や韓国語、中国語で動植物保護を啓発するカードを作成します。 協議会会長で南信森林管理署の花村健治署長は、「近年、若者や外国人登山客が増加傾向にある。高山植物保護の必要性を理解してもらわなければならない」とあいさつしました。
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中国の小学生が伊那市で交流
中国重慶市の樹人(じゅにん)鳳天(ふぉんてん)小学の小学生28人が10日伊那市の西春近小学校を訪問し、ゲームなどで交流しました。 7月は、台湾や中国から34団体、1,130人の訪日教育旅行生が長野県を訪問し、小中学校や高校を訪れます。 このうち重慶市の樹人鳳天小学は、6日から15日までの日程で来日していて、10日は、伊那市の西春近南小学校を訪問しました。 児童会長の井口大瑛(たいよう)君は、「楽しみにしていました。今日一日楽しく過ごしてくれたらうれしいです」と歓迎のあいさつをしました。 これにこたえ中国のマー・ホウセイ君は、「日本はどこもきれいで中国がもっとも学ぶべきところ。短い時間だが、友達になりたい」とあいさつしました。 西春近南小からは、てまりがプレゼントされ、中国からは、人を育てるには100年かかるという意味の学校目標を書いた書が手渡されました。 2年生は、簡単な中国語もまじえた歌や合奏を披露し歓迎しました。 児童会主催のじゃんけん大会では、くやしがったり喜んだりと楽しそうに交流していました。 このあと、給食の配膳の様子を見学したり、清掃も一緒に行うなどして、市内のホームステイ先へとむかいました。 10日は、高遠北小学校や新山小学校でも旅行団との交流が行われました。