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秋の味覚を楽しむ会
地蜂愛好家などによる伊那谷の秋の味覚を楽しむ会が、7日夜、伊那市の内の萱公民館で開かれました。 食卓には、クロスズメバチの甘露煮、キイロスズメバチの幼虫や成虫の素揚げなど、この地域ならではの秋の味覚がずらりと並べられました。 7日夜は、地元住民や蜂愛好家など50人ほどが集まりました。 味わう会は、毎年、この時期に開かれていて、会員が持ち寄った食材が並びます。 会の最後には、スズメバチの巣をかけたせりも行われ、参加者が次々に落札していました。
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秋の味覚マツタケ 今年は豊作
秋の味覚マツタケ。 去年と一昨年は不作でしたが今年は豊作のようです。 伊那市高遠町でマツタケ料理を提供している竹松旅館ではマツタケ風呂が好評です。 竹松旅館では、香りを楽しんでもらおうと10年前からマツタケをそのままお風呂に入れたマツタケ風呂を提供しています。 去年と一昨年は不作でマツタケ風呂が出来ず、今年は3年ぶりとなります。 竹松旅館では、毎日マツタケコースの宴会が入っていて、午後3時過ぎから準備に大忙しです。 お寿司にすき焼き、土瓶蒸しなどマツタケ三昧の料理が味わえるということで地元をはじめ県外客からも人気のコースだということです。
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イーナちゃんが街頭活動 投票を呼びかける
ゆるキャラグランプリにエントリーしている伊那市のイメージキャラクターイーナちゃんは7日、JR伊那市駅前で投票を呼び掛ける街頭活動を行いました。 イーナちゃんは、ゆるキャラグランプリに今年初めてエントリーしました。 イーナちゃんは伊那市の語呂にあわせ174位を目指していて、7日は、街頭活動を行い、投票を呼びかけました。 帰宅する高校生たちはイーナちゃんと握手をしたりスマートフォンで写真を撮ったりしていました。 ゆるキャラグランプリには全国からおよそ1200体がエントリーしていて、公式HPによると8日の午前8時現在の順位は358位となっています。 投票期間は11月8日までで、ゆるキャラグランプリ2013のホームページから投票することができます。
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高遠しんわの丘ローズガーデンのバラ見ごろ
12日から14日まで秋のバラ祭りが開かれる、伊那市高遠町の高遠しんわの丘ローズガーデンのバラが見頃を迎えています。 しんわの丘ローズガーデンは休耕田を利用し整備したバラ園で、およそ8,800平方メートルの敷地に172種類、2,160本のバラが植えられています。 ローズガーデンは、高遠町が一望出来る場所にあり、今は香りの強いホワイトクリスマスや、散り終わるまでに花の色がオレンジから赤へと変わる、アンネのバラなどといった種類のバラが、一番の見頃を迎えています。 また、ローズガーデンの一部にはアルプスの山をかたどった花壇が新設されています。 バラを管理する伊那市振興公社では、「バラ祭りを前に今が見頃。台風が迫っているので心配」と話していました。 高遠しんわの丘ローズガーデンの「秋のバラ祭り」は12日から14日までの3日間開かれます。
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笠原渉君 柔道全国大会へ
伊那市の柔道教室、創武館の笠原渉君は、14日に東京都で開かれる日整全国少年柔道大会に出場します。 大会は都道府県対抗で行われ笠原君は長野県の選抜チームに南信で唯一メンバーに入りました。 1チーム4年生以上、5人の団体戦で学年、体重別に対戦します。 笠原君は、東春近小学校の5年生で、1年生の時に2歳上の兄と柔道を始めました。 県大会の個人戦では、去年3位、今年は2位の成績を収め、北信越の強化選手にも選ばれました。 今年掲げた目標は全国大会出場です。 8月から選抜チームの合同練習や北信越合宿に参加しています。 笠原君が得意とする技は大内刈りです。 7日は、仲間とひとつひとつの技を確認したり、代表を務める小沢正幸館長と稽古をしていました。 笠原君が出場する日整全国少年柔道大会は14日に東京都で開かれます。
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第12回まちじゅう美術館 入賞者決定
伊那市内の保育園児や幼稚園児から絵を募集し、市内の商店に展示する「まちじゅう美術館」の審査会が7日、伊那市の伊那商工会館で開かれました。 会頭賞には、 上の原保育園かねこここはちゃんの「洋服屋さん」 竜北保育園たつざわけんとくんの「じてんしゃやさん」 東春近中央保育園はらひよりちゃんの「私の家族」 緑ヶ丘敬愛幼稚園おがさわらわかなちゃんの「だいすきなかぞく」 西箕輪保育園たにつぐみちゃんの「お花屋さん」が選ばれました。 まちじゅう美術館は、伊那商工会議所が、市内の商店街の活性化に繋がるように毎年行っているもので、今回で12回目です。 8月から市内全ての保育園、幼稚園26施設の年長園児を対象に募集をしました。 テーマは「わたしの好きなお店」または「わたしの家族」で、621点の作品が寄せられました。 集まった作品は全て、11月1日(金)から24日(日)まで、市内の商店など39店に飾られます。
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特別養護老人ホームみすず「四恩の家」竣工
社会福祉法人上伊那福祉協会により建て替えが進められていた、伊那市美篶の特別養護老人ホームみすず「四恩の家」が竣工しました。 特別養護老人ホームみすず「四恩の家」は、今年3月に第一期工事、80床の運用を始め、第二期工事の40床が1日に竣工しました。 7日は、現地で竣工式が行われ、社会福祉法人上伊那福祉協会の平澤豊満会長ら関係者およそ90人が完成を祝いました。 施設は、鉄骨2階建て免震構造で、延床面積5,223平方メートル、オール電化で太陽光発電となっています。 総事業費はおよそ13億4千万円で、うち7億7千万円を国と県からの補助金で賄っています。 四恩の家は、10人ずつのグループで生活するようになっていて、およそ30畳の交流スペースの周りに個室10室が並んでいます。 個室はおよそ7畳で冷暖房が完備されています。 風呂は共同で、浴室にはリフトなどがついていて、足腰の悪いお年寄りが安心して入ることができます。 入居は8日からで、120床全て埋まっているということです。
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最高気温29.5度 夏日
7日の伊那地域の最高気温は29.5度で、8月中旬並みの夏日となりました。 伊那市の西春近北保育園の園児60人は、JA西春近支部青壮年部の指導で、5月に植えた白毛餅の稲刈りを体験しました。 園児らは暑い中でしたが、ケガをしないように長袖長ズボンで作業をしていました。 7日の伊那地域の最高気温は29.5度、最低気温は14.3度で、寒暖の差が激しい一日となりました。 長野地方気象台によりますと、8日以降は台風24号の影響で天気が次第に崩れていきますが、気温は平年より5度ほど高く、暑い日が続くということです。
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美篶青島 地区内道路に愛称
伊那市美篶青島では地元住民に地域への愛着を深めてもらおうと地区内の道路に愛称を付けました。 伊那市美篶青島は三峰川沿いに広がる地域です。 伊那市教育委員会が市内の古い地名調査を行っていることから、青島住民の矢島信之さんが地元でも地域の歴史に関心を持ってもらおうと区に提案し役員から了承されました。 愛称が付けられたのは、区内を南北に走る道路8本です。 水害から地区を守るとされる、戸隠様に通じる、「戸隠様通り」。 願かけをして草餅を備える風習が残る、草餅地蔵のお堂がある 「御地蔵様通り」。 地域の信仰の拠点、諏訪社に通じる「宮前通り」。 区内の中央を走り青島交流センターに通じる「中道通り」。 赤穂浪士で知られる吉良上野介の使用人で晩年、僧侶となった理鏡が住んでいたとされる円通庵観音堂がある「円通庵通り」。 道祖神の碑が残る四つ角の「辻通り」。 青島に住む北原姓の人たちの墓がある法華堂に通じる「法華堂通り」。 青島区と境区の境界で用水路「横井」が通る「横井通り」。 これら道路に、それぞれゆかりの名を付けたことで地元の人たちが地域の歴史や文化に関心を持つようになったといいます。 愛称が決まった各道路ですが青島では景観を守るため、あえて看板は立てず区民がその名を呼び合いながら定着を図っていきたいとしています。
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高遠町出身の小説家、島村利正展
伊那市高遠町出身の小説家、故島村利正さんに関する展示会が、伊那市の高遠町歴史博物館で開かれています。 島村さんは戦後の日本で高く評価された作家で、数々の賞を受賞し、芥川賞候補にも選ばれたことがあります。 生涯で残した作品は長編が4作、短編が50編におよびます。 木曽川を舞台にした、短編作品、蘇水峡の原稿は鉛筆で書かれています。 会場には写真や机など、執筆活動に関するものが多数並べられています。 また島村さんは釣りが大好きで天竜川でもよく釣りをしたそうです。 島村利正さんの展示会は11月10日(日)まで高遠歴史博物館で開かれています。
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少年野球上伊那選手権大会
上伊那の小学生の野球チームが参加する少年野球上伊那選手権大会が伊那市内で5日と6日の二日間開かれました。 6日は伊那市高遠町の高遠スポーツ公園総合運動場で準決勝と決勝、3位決定戦が行われました。 大会には今年の春季大会・秋季大会・辰野大会で上位となった16チームが出場しました。 決勝では紺のユニフォームの伊那市の伊那北スポーツ少年団と白のユニフォームの辰野町の辰野エンゼルスが対戦しました。 試合の結果、4対2で辰野エンゼルスが勝利し、優勝しました。 大会長の今井秀一さんは、「どのチームも春先と比べ、練習を積んで上達している。野球を通じて身体的にも精神的にも成長してほしい」と話していました。
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楠洲流聖楠会 第42回吟道大会
上伊那の5つの詩吟の教室でつくる楠洲流聖楠会は6日、伊那市のいなっせで吟道大会を開き、日ごろの練習の成果を発表しました。 楠洲流聖楠会は、上伊那に150の支部があり、約500人が月に2回から4回の練習を行っています。 吟道大会は、毎年この時期に開かれていて、今年で42回目となります。 この日は、奈良時代から現代までの日本の漢詩などを吟じました。 数人で吟じる合吟では、息のあった吟を披露していました。 楠洲流聖楠会の北原荘洲会長は、「腹の底から大きな声を出し、聞いている人に漢詩を作った詩人の心を伝えていきたい」と話していました。
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NECライティング訴訟 住民側上告せず
NECライティング伊那工場閉鎖に伴い伊那市が支払った補助金などが無駄になったとして市民が伊那市を相手取り、補助金返還などを請求するよう求めていた訴訟で、控訴を棄却した東京高裁の判決をうけて原告の住民側は上告しない事を決めました。 住民側市民代表の市川富士雄さんは「高裁の判決は一審と同じで訴えた内容に踏み込んでおらず上告しても結果は同じではないかと思う。今回は残念だが断念する」と話しています。 今後については「市民の税金を無駄遣いさせない運動に重きをおいて進めたい」としています。 NECライティング住民訴訟は、9月25日、東京高裁が一審の長野地裁の判決を支持し、住民側の控訴を棄却する判決を出していました。
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健康まつりで生活習慣病予防
健康について体験を通して楽しく学ぶ「健康まつり」が6日、伊那市保健センターで行われました。 生活習慣病予防を目的に伊那市や上伊那の医療、健康、食に関する団体が実行委員会をつくり毎年行っています。 今年は30回目の開催を記念して、初めてウォーキング講座が開かれました。 参加者は、伊那市の理学療法士から「あごを引いて姿勢は良く、手は楽にして軽く振る」などのアドバイスを受けながら正しいウォーキング方法を学んでいました。 会場には、簡単な健康診断や体験ブースが設けられました。 骨密度の測定は1時間待ちもでるほどの人気でした。 実行委員会では、「生活習慣病予防のための日ごろの運動や健康管理をしてもらうきっかけになれば」と話していました。
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飯田線ワークショップ 最終回でまちづくりを考える
JR飯田線の駅の利活用や周辺の地域活性化について考えるワークショップが最終回を迎えました。6日は、これまでの総まとめとして、これからの街づくりについて考えました。 駅の無人化を受け今年2月に発足したワークショップは、6日に7回目の最終回を迎え、これまでの総まとめとしてグループに分かれてこれからの街づくりについて考えました。 ワークショップでは今年7月、出された意見がきっかけとなり、伊那市駅周辺のごみ拾いをするなどの活動も行ってきました。 地元の高校生や住民、のべ200人から出た意見の集約として▽伊那市駅は、伊那市の顔としてふさわしい駅「パノラマステーション」として、パネル展示など情報発信を行う ▽伊那北駅は飯田線の魅力を発信する「賑わいステーション」として、交流スペースを整備する▽沢渡駅はキレイで安心して使える駅「彩りステーション」として駅舎の壁面絵画や花の植栽などをするとした提案がまとまっています。 ワークショップでは、まとめた意見を近く、白鳥孝伊那市長に報告することにしています。
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春日神社秋の例大祭
伊那市西町の春日神社で秋の例大祭が5日と6日の二日間行われ、地域住民でにぎわいました。 春日神社の祭は4月、10月、11月と年3回行われていて、今回開かれた秋の例大祭は豊作を祝うものです。 子ども神輿では、小学生150人ほどが集まり、金と銀の神輿を担いで西町を練り歩きました。 境内に設置されたステージでは奉納演芸としてカラオケ大会が開かれました。 上伊那から16人が参加し、演歌や歌謡曲を歌いました。 審査も行われ、第1位には伊那市の中島(なかじま)竹(たけ)敏(とし)さんが選ばれました。 この奉納カラオケ大会の模様は、11月にご覧のチャンネルで放送します。
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地域づくりと道路網整備について考えるシンポジウム
地域づくりと道路網整備について考えるシンポジウムが、5日、伊那市の伊那文化会館で開かれました。 国道153号の整備の重要性を再認識してもらおうと沿線市町村でつくる「国道153号改良期成同盟会」が開きました。 会場には、およそ270人が集まりました。 シンポジウムは2部構成で開かれ、1部では国土交通省中部地方整備局道路部長の上坂克己さんが「地域づくりと道路網の在り方」をテーマに話しました。 上坂さんは、リニア中央新幹線の開通について「飯田市から日帰りで行き来することのできる地域が、現在の6都道府県から25都道府県になる。飯田駅からの乗降客をいかに拾い上げるかが重要」と話しました。 さらに「リニアを使わなければ、飯田駅に停車する本数が減っていくという悪循環が生まれる。まずは飯田駅までの所要時間の目標をたて、地域が一体となって整備していくことが必要」として、今後の道路整備の在り方について話しました。 パネルディスカッションでは、有識者4人が話をしました。 このうち信州大学工学部の高瀬達夫准教授は「国道153号は交通量が多く、生活交通と通過交通が混ざっていることが問題。今後高齢ドライバーが増えていくなかで、道路の拡幅やバイパス工事などの対応を考えていかなければならない」と話していました。
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まちの文化祭 各地でイベント盛り上がる
食文化と地域の活性化を目的としたイベント「まちの文化祭2013」が、5日、伊那市の中心市街地で行われました。 5日は、伊那北駅前広場、セントラルパーク、いなっせ北側広場、タウンステーション伊那まちの4か所で様々なイベントが行われました。 伊那北駅前では、伊那の語呂に合わせ17メートルのジャンボのり巻きを作りました。 まちの文化祭は、伊那総合物産展示会・商工祭に変わるイベントで、今年で2年目です。 ジャンボのり巻き作りは、今回初めて参加した山寺活性化協議会が中心となって企画しました。 参加者およそ50人は、用意された酢飯70合に、玉子焼きや桜でんぶなどをのせ、掛け声に合わせて巻きました。 セントラルパークでは、日本珠算連盟伊那支部の会員によるそろばん体験のブースが設けられ、園児や小学生が計算方法を教わっていました。 会場では、伊那商工会議所青年部による振舞いそばの他、中高生によるブラスバンド演奏や書道パフォーマンスなど、食と文化の様々なイベントが行われました。 いなっせ北側では、ローメンやソースカツ丼、ジビエ料理などの出店も並び、昼時になると家族連れなどで賑わっていました。
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カトリック伊那教会で敬老会
伊那市西町のカトリック伊那教会で5日、教会の敬老会が開かれ、お年寄りの長寿を祝いました。 敬老会はカトリック伊那教会が毎年開いているもので、地域のお年寄りや教会関係者など30人が参加しました。 5日は「脳生き生き出前講座」として、笑い療法士の城取茂美さんが講師をつとめ、会場には笑い声が響いていました。 城取さんは「健康は笑ったりして声を出すことが大事」と話していました。 講座の途中、懐メロなども披露し、お年寄りも一緒になって合唱していました。 5日は、カトリック伊那教会のダンスチームによるダンスや健康運動指導士、倉沢美智恵さんによる、「いきいき体操」が披露されました。
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坂下神社例大祭で子ども神輿
伊那市の坂下神社で秋の例大祭が5日から始まり、子ども神輿が地区を練り歩きました。 子ども神輿は、地元の坂下神社の例大祭を盛り上げようと、坂下子供育成会が毎年宵祭りに行っています。 小学生やその保護者およそ70人が参加して、天狗に扮した子供を先頭に、太鼓と笛の音に合わせ、区内を回りました。 坂下神社例大祭は、5日の宵祭りと6日の本祭りの2日間で、6日は、女子児童による浦安の舞いが奉納されるほか、有志による神輿も繰り出す予定になっています。
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「人と暮らしの伊那谷遺産」 新たに10件を追加
先人たちの足跡を後世に伝える「人と暮らしの伊那谷遺産」に新たに10件が追加されました。 伊那ケーブルテレビ関係分では、▽伊那市高遠町から静岡県の秋葉神社まで続く古道、秋葉街道▽秋葉街道の峠のひとつで重要な交通路だった伊那市長谷の分杭峠▽江戸時代、物資を運び、諏訪大社への信仰の道として使われた伊那市高遠町の杖突峠▽伊那谷から木曽へ米を運んだ南箕輪村の権兵衛峠が追加されました。 「人と暮らしの伊那谷遺産」のこれまでの登録件数は、今回追加された10件を含めて89件となっています。選定委員会では、選定数100を当面の目標としていて、候補となる遺産を募集しています。
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安全運転推進の功績者2人を表彰
伊那交通安全協会副会長の春日昇さんと、高遠地区交通安全協会中央支部理事の森本光洋さんが、関東管区警察局長、関東交通安全協会連合会会長の、連名表彰を受賞しました。 9月20日は伊那警察署で連名表彰の伝達が行われました。 春日さんと森本さんは、運転者の模範となり優良運転者として長年安全運転の推進に努めたことなどが評価されました。 受賞者を代表して、春日さんは、「これからも地域の安全安心を守るため、交通安全に携わっていきたい」と謝辞を述べました。 また、伊那警察署の青木辰夫署長は、「全国秋の交通安全週間が始まるので、力を貸して欲しい」と話していました。 県内で表彰を受けたのは、2団体、1事業所、20人となっています。 9月20日はこの他に、交通栄誉章緑十字銅章の伝達が行われ、交通安全功労者など15人が表彰を受けました。
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伊那署が交通死亡事故抑止緊急対策
伊那警察署は、1日に発生した交通死亡事故で、今年の死亡事故が5件5人に達したことから交通死亡事故抑止緊急対策を4日から実施しています。 1日に起きた事故現場付近の伊那市西春近の国道153号では、4日スピード取締りが行われました。 伊那警察署は、今年に入ってからの死亡事故が5件5人に達したことから、1日から8日までの5日間を緊急対策期間と定め、交通取締りのほかパトカーによるパトロールを強化するとともに、安全協会と連動した街頭啓発活動を展開します。 去年の同時期、死亡事故の状況は、5件6人で1人マイナスですが、伊那署では、年末を控え、事態を重く受け止めています。 三澤謙司交通課長は、「緊急対策で漫然運転防止につなげたい」としています。さらに薄暮時にも注意するよう呼びかけています。 交通死亡事故抑止緊急対策は、8日までの5日間実施されます。
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電機商業組合がお年寄り宅無料点検
伊那市内を中心とした電気店でつくる電機商業組合伊那支部は、一人暮らしのお年寄り宅をまわり、電気の配線で危険がないかを確認する無料点検訪問を行っています。 9月24日は伊那市役所で出発のセレモニーが行われました。 訪問点検は、組合の全国安全点検月間にあわせて去年から行っているもので、今年で2年目になります。 9月24日は、伊那支部の12人が民生委員と共に市内の高齢者宅を訪れました。 テレビ周り、電子レンジ周りはたこ足配線になっていないか、家電が正しく使用されているかなどを確認しました。 組合のメンバーは「必要でなかったら二股コンセントは、はずしてください」と、アドバイスしていました。
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三六災害伝承のためのプロジェクト 来年度設置へ
土木、自然、暮らしにまつわる先人たちの足跡を後世に残していこうと活動している「人と暮らしの伊那谷遺産プロジェクト選定委員会」は、三六災害にまつわる資料をデータ化し保存、公開するためのプロジェクトを来年度立ち上げます。 3日、駒ヶ根市内で4回目の会議が開かれ、「語り継ぐ 濁流の子プロジェクト」を来年度発足させることを決めました。 「濁流の子」は、昭和36年に伊那谷を襲った三六災害で被災した子供たちの作文をまとめたものです。 プロジェクトでは、この「濁流の子」を災害伝承のシンボルとして活動を展開していきます。 実施主体は、飯田市と国土交通省が共同で運営している天竜川総合学習館かわらんべ、信州大学附属図書館、天竜川上流河川事務所です。 濁流の子を含む、三六災害に関わる本や写真、映像、行政の資料などを収集し、デジタル化して公開します。 委員からは、「市町村の図書館や博物館と一緒に活動する仕組みが必要」、「教育委員会と連携して防災教育に活用するべき」などの意見がありました。 プロジェクトは、来年度から平成30年度までの5か年計画で、次回の委員会で、具体的な行動計画を策定することになっています。
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伊那中学校吹奏楽部13日定演に向けて練習
伊那市の伊那中学校吹奏楽部の3年生は、13日(日)に開かれる定期演奏会に向けて、練習に励んでいます。 3日は飯田市で打楽器の教室を開いている渡辺光さんを招いてパーカッション演奏の練習をしました。 演奏会で引退する3年生は、机やデッキブラシを使って音を出すパーカッション演奏を披露します。 生徒役と教師役に分かれて、数学の授業や給食など学校生活を表現します。 渡辺さんは「恥ずかしがらずに、堂々とかっこよくやりましょう」とアドバイスをしていました。 ある生徒は「皆のリズムが合うと快感ですごく楽しい」と話していました。 定期演奏会では、パーカッション演奏のほか、部員全員でポップスやクラシックなどを演奏する予定です。 伊那中学校吹奏楽部 第10回定期演奏会 10月13日(日)午後2時開演 場所:伊那文化会館大ホール
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来年用の年賀はがきが到着
伊那市坂下の伊那郵便局に4日、来年用の年賀はがきが到着し、社員が搬入作業に追われていました。 午前10時、伊那郵便局に、北は辰野町の小野郵便局、南は宮田村の宮田郵便局まで28局の初回分として、年賀はがき454箱、181万6千枚を積んだトラックが到着しました。 このうち伊那郵便局で販売するのは60万8千枚で平年並みになっています。 無地のインクジェット紙が8割を占め最も多くなっています。人気のアニメキャラクターの絵入りはがきも種類を増やし充実させました。 郵便局では、「年始の挨拶をメールで済ませる人も多いが、年に一度は疎遠になっている知人や友人などに年賀はがきを送って欲しい」と話していました。 年賀はがきは11月1日から全国一斉に販売される予定です。
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栄村応援の歌舞劇 県内5団体が上演
伊那市の田楽座や葦笛工房など県内5つの劇団や芸人は、栄村を応援するための公演「イワトとびらをひらけ」を今月19日から、県内12箇所で上演します。 3日は、キャストらが伊那市富県の田楽座で、仕上げの稽古を行っていました。 2011年3月12日に、震度6強の地震が襲った栄村を支援しようと、長野県子ども劇場おやこ劇場協議会の仲介で、5つの団体は、栄村で季節ごとに順番に公演を行なってきました。 そのことが縁で、5団体が共同で作品をつくり、栄村を応援したいという話になり今回の劇「イワト」を上演することになりました。 「イワト」は、日本の神話「天岩戸」をベースにしたオリジナル作品で、岩戸に隠れてしまったアマテラスオオミカミを芸能の力で外に出そうするというストーリーです。 参加するのは、伊那市の歌舞劇団田楽座と笛を使った大道芸の葦笛工房、松本市から人形芝居燕屋・高森町から創作和太鼓の吟遊打人、飯田市から道化師のましゅ&Keiです。 それぞれの団体の得意ジャンルの芸能を生かした歌あり、踊りありの劇となっています。 作・演出のくすのき燕さんは「本来は芸能で岩戸から出てくるが、栄村の人たちと接する中で、ストーリーがかわっていった。栄村の被災者、生活者の力強さで岩戸が開いていきます」と話していました。 「イワト」は、19日の長野市を皮切りに、来年1月まで栄村を含み県内12会場で行われます。 伊那文化会館での公演は、20日を予定していて、チケットは、前売り券で一般2500円となっています。
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鳥インフルエンザ発生を想定し上伊那で初の訓練
上伊那で鳥インフルエンザが発生したとの想定で、蔓延を防ぐための初動体制を確認する訓練が3日、伊那合同庁舎で行われました。 訓練は、駒ヶ根市の養鶏農場で、高病原性鳥インフルエンザに感染した鶏が見つかったとの想定で、まん延を防ぐための初動対応から対策本部設置までの流れを確認しました。 上伊那地方事務所などが初めて行ったもので市町村の担当職員など60人が参加しました。 対策本部となる伊那合同庁舎には、発生現場からデジタルカメラで撮影した画像がスマートホンを通してリアルタイムに送られてきました。 防疫措置として移動規制の対策も検討されました。防疫班が発生農場から半径10キロ以内に出入りする畜産関係の車両に行う消毒ポイントの設置場所を地図上で確認します。 午後は、鶏の殺処分の実技演習が行われました。現在上伊那で鶏などの鳥を飼育している農家は95戸あり、20万羽近くが飼育されています。 本格的な渡り鳥のシーズンを前に上伊那地方事務所では、市町村や関係団体、農家との連携を密にし、充分な対策をとっていきたいとしています。
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高校演劇 伊那西高が県発表へ
上伊那地区高校演劇合同発表会が22日、伊那文化会館で開かれ伊那西高校が県の発表会の出場校に選ばれました。 上伊那の発表会には伊那西高校、伊那弥生ヶ丘高校、箕輪進修高校、辰野高校の4校が参加しました。 このうち県の発表会への出場を決めた伊那西高校は人間社会を風刺した「おとぎ話 ネズミとneco」を演じました。 劇では新しいエネルギーシステムが制御できず人間が慌てる場面があり社会が抱える矛盾を動物の目線から皮肉を交えて表現しています。 伊那西高校が出演する県の発表会は10月18日と19日に伊那文化会館で開かれます。