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ツルツル・ピチピチデー 新そば祭り
地元産の新そばと新鮮な魚が購入できるツルツル・ピチピチデー新そば祭りが28日JA上伊那西春近支所で行われました。
会場では、西春近産のそば粉を使ったそばがふるまわれました。
ツルツルは蕎麦、ピチピチは魚を意味しているということです。
新そば祭りは、地域の人たちの交流の場を作ろうと西春近の住民有志でつくる西春近みんな元気会が行っているもので、今年で3回目です。
そばは蕎麦打ちの愛好家でつくる春近そばの会のメンバーが打ったもので、650食用意されました。
かけそばやもりそばなどがあり、訪れた人は打ち立てのそばを味わっていました。
祭りでは鮮魚の販売や伊那西高校吹奏楽部の演奏などもあり、にぎわいを見せていました。 -
市社協が経営基盤確立計画を策定
伊那市社会福祉協議会は伊那市からの補助金削減への対応など組織の持続的発展を目指す経営基盤確立計画を策定しました。
経営基盤確立計画は、介護保険制度の改正や市の補助金削減など社協を取り巻く経営環境が変化していることから、その経営基盤を確立しようと初めて策定されたものです。
自立した安定的な法人運営を行うため、組織の見直しや市職員の派遣受け入れの廃止のほか、デイサービスの運営について民間を含めた指定管理者の公募化などをあげています。
また現在4億7千万円ほどとなっている繰越活動収支差額の取り扱いについても検討していきます。
市社協は旧伊那市、高遠町、長谷村の3つの社協が平成18年度に合併したもので、昨年度はおよそ3,100万円の黒字でした。
しかし民間の宅老所の増加などにより社協が運営するデイサービスセンターの利用者が減少しているとして今後厳しくなる経営環境に対応していきたいとしています。
経営基盤確立計画では、新たな福祉ニーズの掘り起こしに努めるほか、きめの細かい相談や、支援にも取り組んでいくとしています。
計画の期間は今年度から平成26年度までで、各年度の事業計画の進捗状況を理事会などで管理するほか、見直しが必要な場合は、期間内にも変更を行い実情にあった対応をしていくということです。 -
いなまちハッピーハロウィン
31日のハロウィンにあわせ、いなまちハッピーハロウィンが27日伊那市の中心商店街で行われ、家族連れなどでにぎわいました。
27日は、仮装した子供とその保護者などが参加し、ハロウィンを楽しみました。
いなまちハッピーハロウィンは、中心商店街の活性化にとりくむ伊那まちの再生やるじゃん会などが行っているものです。
スタンプラリーでは、指定された店舗に行くとお菓子がもらえるようになっていて、子どもたちはトリックオアトリートと言って店を周っていました。
他に仮装コンテストも行われ、魔女などの仮装をした子どもたちが商店街を練り歩きました。
ある参加者は、「ゆっくり商店街を歩くと、今まで知らなかった店を発見でき楽しかった」と話していました。 -
上伊那茶道連盟 茶会
上伊那茶道連盟の茶会が28日伊那市の常円寺で開かれました。
この茶会は、茶道の表千家、裏千家、大日本茶道学会が2年に1回合同で開いています。
流派によって茶道具や手前の方法が違いますが、合同の茶会を開くことで茶道の普及と交流の場にしています。
表千家は、濃い抹茶を一つの器で数人が回しのみをする濃茶席という流儀でもてなしていました。
裏千家は、抹茶を椅子の席でいただく流儀で訪れた人たちをもてなしました。
大日本茶道学会は、抹茶を正座でいただく流儀でもてなしていました。
茶会に参加した人たちは、古式にのっとって行われる手前に触れながらゆったりとしたひと時をすごしている様子でした。
上伊那茶道連盟では、「日本独自の文化として、茶道を後世に継承していきたい」と話していました。 -
紙芝居を上演「たのしいかみしばい」
かみしばいの読み聞かせイベント、「たのしいかみしばい」が28日伊那市のタウンステーション伊那まちで行われました。
28日は伊那公民館の講座kamishibaiの会の受講者など10人が紙芝居を披露しました。
今回読んだ紙芝居は、世界30か国の会員が研究や交流を行っている紙芝居文化の会がすぐれた作品として選んだ作品だということです。
Kamishibaiの会は、紙芝居を楽しんでもらい、地域に紙芝居文化を広めようと今回初めてタウンステーション伊那まちでイベントを開きました。
会場には40種類ほどの紙芝居が展示され、自由に見ることができます。
Kamishibaiの会代表の奥村伸枝さんは、「良い紙芝居を良い演じ手として伝えられるようになりたい」と話していました。 -
信大中原寮に園児招かれる
寮祭が行われている信州大学の中原寮に26日西箕輪保育園の園児が招かれました。
中原寮を訪れたのは、近くの西箕輪保育園の園児100人です。
信州大学の学生は、普段から保育園や小学校と交流しています。
す。
毎年1回、寮祭にあわせて子どもたちを招待していて、今回は、大学のグラウンドで栗やどんぐりなどの木の実探しをしました。
木の実は、寮生が前日にまいておいたもので、園児たちは、夢中になって探していました。
木の実拾いが終わると学生から園児に手作りのクッキーがプレゼントされました。
中原寮では、27日に寮祭のメインイベントとなる寮内開放が行われ、名物の豚の丸焼きが来場者にふるまわれます。 -
信州そば発祥の地をPR
「信州そば発祥の地」として伊那市をPRしようと、西箕輪の農業公園みはらしファームで、27日から新そば祭りが始まりました。
半券を購入すると3種類のハーフサイズのそばを食べ比べることができる「半そば食べ歩き」のイベントには、開始時間から長い列ができていました。
そばとツユだけのシンプルな「半せいろ」、味噌ベースのツユに辛味大根と焼き味噌をのせた「半行者」、松茸をのせた「半松茸そば」と、全て地元産の農産物を使ったそばがふるまわれました。
中には3種類すべてのそばを並べて味比べをしている人たちもいました。
県外から訪れたあるグループは「信州といえばそば。おいしいそばが食べられると思ってきてみた。いろんな種類のそばを食べ比べることができて良かった」と話していました。 -
遭難事故の記憶を後世へ
1913年、大正2年に発生した中箕輪尋常高等小学校の駒ヶ岳遭難事故を後世に伝えようと、当時の資料を展示した特別展が、27日から箕輪町郷土博物館で始まりました。
会場には、手記や新聞など当時の様子を伝える貴重な資料が並んでいます。
中箕輪尋常高等小学校の駒ヶ岳遭難は、1913年、大正2年に当時の校長、生徒合わせて11人が暴風雨に遭い犠牲となったものです。
遭難事故から来年で100年を迎えることから、町では後世に伝えていこうと特別展を企画しました。
この絵(写真)は、青年会員として登山に参加した、有賀義計さんが昭和50年頃に老人福祉施設にいるときに描いたものです。
絵には当時の状況が添えられていて、一人目の犠牲者が出た時には「泣き出す子どもや大声を出す子どもがいて、まるで地獄絵図のようだった」と書かれています。
このほか、当時の登山で身に着けていた衣類なども展示されています。
会場を訪れたある男性は「雨や風が強くなってきたときに引き返すことを考えなかったのか、そんなことを思ってしまうが、頂上近くまでいけばあと少し頑張ろうと思うのが人の性。助かる方法があったのではないかと考えてしまう」と話していました。
特別展「中箕輪尋常高等小学校の駒ケ岳遭難」は11月18日まで、町郷土博物館で開かれていて、入館は無料です。
期間中には学芸員による展示解説も予定されています。 -
伊澤修二記念音楽祭
伊那市高遠町出身で初代東京芸術大学校長の伊澤修二の功績を称える伊澤修二記念音楽祭が27日伊那市内で行われました。
第一部は高遠町文化体育館で行われ、750人ほどが訪れました。
伊澤修二記念音楽祭は毎年行われているもので、今年で26回目です。
第一部では高遠町の中学生や高校生らが合唱などを披露しました。
東京芸術大学の学生は、弦楽4重奏を披露し、来場者は思い思いの場所に座り演奏に耳を傾けていました。
東京芸術大学の佐野靖教授は「生徒たちのパフォーマンスから勇気をもらった。この音楽祭の記憶を大切にしてもらいたい」と話していました。
伊那文化会館で行われた第2部の模様は、11月にご覧のチャンネルで放送します。 -
まちじゅう美術館表彰式
園児が描いた絵を伊那市内の商店に飾るまちじゅう美術館の受賞者の表彰式が27日伊那商工会館で行われました。
式では向山公人会頭などから受賞者に賞状とトロフィーが手渡されました。
会頭賞には、竜西保育園のねつ ゆずきちゃん、竜南保育園のあみの せなくん、緑ヶ丘敬愛幼稚園のかわぐち れんくん、緑ヶ丘幼稚園のなとり はるかちゃん、手良保育園のうらの ゆうなちゃんが描いた5つの作品が選ばれました。
まちじゅう美術館は、園児の絵を通じて市街地の活性化を図ろうと伊那商工会議所が行っているものです。
今年は市内すべての保育園・幼稚園から665点の応募がありました。
集まったすべての作品は、11月1日から25日まで市内の商店など45店舗に飾られます。 -
中央道で事故 39人病院搬送
27日午後0時35分頃、中央自動車道の駒ヶ根インターと伊那インター間の上り線で、大型トラックが観光バスに追突する事故がありました。
この事故により、バスの乗客など39人が伊那市と駒ケ根市の病人に搬送されました。
警察などの発表によりますと、27日、午後0時35分頃中央自動車道の上り線、伊那市小沢川の高架橋付近で、大型トラックが観光バスに追突する事故がありました。
バスは、大阪から軽井沢に向かう途中で乗客乗員合わせて40人が乗っていました。
この事故により、乗客など39人が伊那市と駒ケ根市の病院に搬送されましたが、いずれも怪我の程度は軽いということです。
事故当時、現場付近では別の場所で発生した事故により渋滞していて、徐行運転していたバスに後ろから来たトラックが追突したという事です。
警察ではこのトラックの運転していた東筑摩郡山形村の男を自動車運転過失傷害の容疑で現行犯逮捕しました。
この事故により、中央自動車道の上り線は、駒ケ根ICと伊那ICの間が、午後1時頃から午後7時40分まで通行止めとなりました。 -
中尾歌舞伎 本番に向け衣装合わせ
11月4日の中尾歌舞伎秋季公演に向け23日は、出演する役者が、本番で着る衣装を身にまとい、伊那市長谷の中尾座で稽古を行いました
着付けを担当するのは、復活以来、20年以上にわたり裏方として舞台を支える地元の女性2人です。
初舞台となる役者に対しては、着る順番や帯の位置などを確認しながら衣装を着けていました。
秋季公演の演目は、「義経千本桜 鮨屋の段」です。
源平合戦に敗れた、平家の大将、平維盛をかくまった鮨屋を舞台に、親子関係などを描いた悲話です。
中尾歌舞伎は、江戸時代からの歴史がありますが、太平洋戦争中に一時途絶えました。
戦後、40年のときを経て、昭和61年に地域の若者が、お年寄りの指導を受けて復活させ、今年で27年になります。
中尾歌舞伎秋季定期公演は、11月4日に伊那市長谷の中尾座で開かれます。 -
伊那愛石会 水石展
天竜川水系の自然石を集めた伊那愛石会の第52回水石展が27日から伊那市の坂下公会堂で開かれます。
会場には、山などの風景を連想させる石や模様が浮き出たような石など32点が並んでいます。
伊那愛石会は、上伊那地域の60代を中心に18人の会員がいて、自慢の逸品を持ち寄っています。
天竜川水系の中でも三峰川は、石の種類も豊富で全国的にも有名な河川だということです。
会員が投票で各賞を決め、伊那ケーブルテレビ賞には、伊那市東春近の河野三千昭さんが出品した水溜石が選ばれました。
沢渡の天竜川で見つけた巣立真黒石と呼ばれる種類だということです。
この道40年以上という会長の中村章さんは、「気に入った石を探し当てた時の喜びはひとしお。山や岩、滝などを石の中に見つけ出し、連想して楽しんでほしい」と話しています。
伊那愛石会の水石展は、27日と28日の2日間、伊那市の坂下公会堂で入場無料で開かれます。 -
竜西保育園で収穫祭
伊那市の竜西保育園で25日、収穫祭が行われ手づくりランタンに火が灯されました。
25日は、園児とその保護者の他、野菜作りでお世話になった地域のお年寄りなど260人が集まりました。
収穫祭では、手づくりのランタンに火が灯され、幻想的な雰囲気を味わっていました。 -
伊那小児童がカボチャの提灯づくり
伊那市の伊那小学校の児童が今日、27日に行われる「いなまちハッピーハロウィン」に向けカボチャの提灯を作りました。
25日は伊那小の4年生と5年生60人ほどが提灯を作りました。
カボチャの提灯150個が作られ、27日に中心商店街で行われるいなまちハッピーハロウィンで飾られます。
中心商店街のハロウィンは11年前に八幡町を中心に行われるようになり、現在は商店街の活性化に取り組んでいる伊那まちの再生やるじゃん会などが企画しています。
児童は、カボチャの中身を取り除き、思い思いの顔の形にくりぬいていました。
ある児童は、「手や服がべたべたになったけれどうまくできてたのしかった」と話していました。
いなまちハッピーハロウィンは27日に伊那北駅北広場などで行われます。
カボチャの提灯は全部で300個作られることになっていて、当日は午後5時に点灯式が行われます。 -
まほらいな市民大学同窓会総会
伊那市のまほらいな市民大学同窓会の総会が22日にいなっせで開かれました。
総会にはおよそ130人が出席しました。
まほらいな市民大学は、生涯学習の場として伊那市が開いているもので、その卒業生が同窓生として活動を行っています。
平成24年度の事業計画案では、一泊二日の研修旅行や、年3回会報を発行することなどが示され、了承されました。
平成24年度の予算はおよそ60万円となっています。
また、総会に合わせ、同好会の作品展示発表会が行われ、1年間の活動の成果、150点ほどが展示されました。 -
木のおもちゃプレゼント
伊那市は、木育事業の一環として来月から、生後6か月の子供に5千円相当の木のおもちゃをプレゼントする、ウッドスタート事業を始めます。
24日は伊那市役所で、定例記者会見が開かれ白鳥孝市長は、ウッドスタート事業のねらいについて、「伊那の木、伊那の職人が作ったおもちゃで遊び、自然への意識を高めてもらい、木工産業の振興につなげていきたい」と話していました。
プレゼントされるのは、積み木や、写真たて、離乳食用の食器など全部で6種類あり、市内の木工職人グループが制作したものです。
使われているのは、山桜や、カエデ、ナラなどの木材で、多くが伊那市内から出たものだという事です。
市では、来月からの6か月児相談で、絵本3冊か、木のおもちゃ1種類のどちらかを選んでもらい、希望した物を保護者に贈る事にしています。
伊那市では、平成22年度から、保育園などに木のおもちゃをプレゼントする木育事業を進めています。
市によりますと、伊那市では年間に600人あまりの子供が生まれているという事で、木のおもちゃが、広く使われる事により、木工産業の振興を図っていきたいとしています。 -
南大東小の児童17人来伊
青パパイヤが縁で伊那市と市民レベルの交流を続けている沖縄県南大東島の子どもたちが今日、伊那市役所を訪れました。
24日は、南大東小学校の5・6年生17人が、市の職員にに挨拶をしました。
伊那市と南大東島では、青パパイヤが縁で、市民レベルの交流を、6年前の平成17年から続けています。
今回の訪問では初めて、5年生が、伊那市内の企業6社で2日間にわたり職場体験を行う計画です。
また、6年生は、伊那西小学校の児童と交流を行う計画です。
5年生の代表児童は「いろいろな事を学んで島に帰りたい」、6年生の代表児童は「友達と思い出をいっぱいつくりたい」と話していました。
挨拶を済ませると、子供たちは、早速、市の担当者や、受け入れ企業の担当者に、手作りの名刺を配りPRしていました。 -
特別展「砲術家 阪本天山」
砲術家で「高遠藩学の祖」とされる阪本天山の直筆の書や、天山が発明した大砲の模型などを展示した、特別展が、伊那市立高遠町歴史博物館で24日から始まりました。
会場には、1778年に天山が世界に先駆けて発明した、角度を変える事ができる大砲「周発台」の模型や、当時使われていた火縄銃、火縄銃用の火薬入れなど85点が展示されています。
今回の特別展は、砲術家としての阪本天山に光をあて再評価しようと企画されたものです。
阪本天山は、1745年に高遠藩の家に生まれ、大阪で砲術を、江戸で儒学を学びました。
文武両道の気風を築いた高遠藩学の祖と称され、幕末に欧米の軍隊と唯一互角に戦う事ができたとされる和式砲術を発明しました。
オープニング式典では、白鳥孝伊那市長や、多くの資料を寄贈した天山の子孫の坂本悠紀子など4人が、テープカットを行い、特別展の開催を祝いました。
特別展は112月16日まで開かれています。 -
安心安全な地域づくりへ 意識高める
暴力や犯罪、事故のない安全な社会を目指す、暴力追放・地域安全伊那市民大会が20日、伊那市のいなっせで開かれました。
この日は大会に先駆けて、音楽を通じて消防団活動をPRしている伊那市消防団音楽隊が4曲を演奏しました。
大会には、消防団や交通安全協会などおよそ300人が参加しました。
白鳥孝伊那市長は「伊那市をあげて、暴力追放・地域安全を推進していきたい」とあいさつしました。
大会では、伊那警察署から事件や事故に関する報告があったほか、伊那市防犯協会女性部による朗読劇が披露されました。
夜間の自己防衛として、誰でもできる安全な服装の例を紹介していました。
最後に、暴力追放、犯罪や事故の防止に努めるとする大会宣言を確認し、参加者が「がんばろう」を三唱して意識を高めていました。 -
下県かっぽれくらぶ 保育園で踊り披露
伊那市美篶下県の有志でつくる下県かっぽれくらぶは23日、美篶保育園を訪れ、踊りを披露しました。
23日は、孫が保育園に通っているくらぶのメンバー5人が、「下県かっぽれ」を披露しました。
かっぽれは、宴会や祝い事などのおめでたい席で披露される踊りです。
下県かっぽれくらぶは、30年ほど前に発足し、年に10回ほど地域のイベントなどで踊りを披露しています。
今回は保育園からの要望に応え初めて行われました。
メンバーらは、踊りの振り付けを教え、園児と一緒に踊っていました。
他に、歌に合わせて踊りを披露すると、園児からは笑いが起きていました。
下県かっぽれくらぶの北原正男会長は、「地域の伝統を守るのと同時に、集落の繋がりを大切にしていきたい」と話していました。 -
上伊那の業況 先行き不透明
アルプス中央信用金庫の伊那谷経済動向調査によりますと7月から9月の業況について業況感を表す指数はマイナス41.0で前期より7.1ポイント悪化していることがわかりました。
上伊那地区内で7月から9月の業況について良かったとする企業は7.8%、悪かったとする企業は48.8%で業況感の指数はマイナス41.0と4月から6月に比べ7.1ポイント悪化しました。
アルプス中央信用金庫では、円高や海外経済の減速などに加え中国との関係悪化が予想され、先行きが不透明な状態となっていると見ています。
業種別では卸売業を除いたすべての業種でマイナスとなっています。
特に、小売業は28.1ポイント大きく悪化しました。
10月から12月の業況については5.5ポイント改善となると予想しています。 -
い~な伊那プレミアム商品券 早めの利用を
今年7月1日に発売された「い縲怩ネ伊那プレミアム商品券」の有効期限は10月31日までとなっています。
昨日現在の利用率はおよそ90%となっていて伊那商工会議所では早めの利用を呼び掛けています。
い縲怩ネ伊那プレミアム商品券は1万円で1万1000円分の買い物が出来る商品券で総額は2億2千万円が販売されました。
事務局の伊那商工会議所によりますと10月22日までに精算された商品券の換金状況はおよそ1億9700万円で、率にしておよそ90%となっています。
内訳は大型店が8100万円で41%。
JAが4400万円で22%。
商店などが7100万円で37%となっています。
商品券は市内の加盟店440店舗で利用することができ、期間は10月31日までとなっています。
伊那商工会議所では早めの利用を呼び掛けています。 -
果樹の収穫最盛期 今年は豊作
ぶどうやリンゴなど果樹の収穫が最盛期を迎えています。
今年は天候にも恵まれたことから出来は上々で豊作だということです。
伊那市西箕輪の、みはらしぶどう園。
ここでは、ぶどう狩りが楽しめる他、全国各地への発送も行って今が収穫の最盛期です。
夏、気温が高かったことや、ここ最近の朝晩の冷え込みで甘味が増し出来は上々だということです。
一方みはらしリンゴ生産組合長の笠松悟さんのリンゴ園。
笠松さんのリンゴ園では色が鮮やかで酸味があるジョナゴールドが収穫の最盛期を迎えています。
笠松さんは「玉伸びも良く甘さも十分」と話していました。
JA上伊那によりますと「今年は、病害虫の被害もなく、台風の影響なども少なかったことから果樹は全体的に豊作の年」と話しています。 -
新ごみ中間処理施設の建設候補地の地元、桜井区が学習説明会
上伊那広域連合が進めている新しいごみ中間処理施設の建設候補地の地元、伊那市富県桜井区は、21日、環境影響評価・環境アセスメント準備書の学習説明会を開きました。
21日に開かれた学習説明会には、桜井区にある4つの常会から80人が参加しました。
上伊那広域連合が進めている新しいごみ中間処理施設の建設候補地の地元、桜井区では、一昨年「新ごみ中間処理施設桜井区対策委員会」を立ち上げ、去年からは、年3回を目途に区が主催する学習説明会を開いています。
昨夜の学習説明会では、今月4日に公告された環境アセス準備書について、上伊那広域連合の説明を聴きました。
住民からは、「調査で出された数値は何年担保されるのか」「アセスを実施したのに、建設後問題が発生したという事例はあるのか」などの質問や、「桜井区を通る一般車両が何台増えるのか予測する必要があるのではないか」などの意見が出されていました。
桜井区では、新しいごみ処理施設について、区民全員で学習し考えていくために、今後も区主催の学習説明会を開催していくということです。 -
伊那市手良でトラクター事故
伊那市手良の60代男性が運転するトラクターが、近くを流れる川に転落する事故がありました。
事故があったのは、伊那市手良の棚沢川です。
60代後半の男性が運転していたトラクターが、川に転落しました。
午後1時5分に伊那警察署に通報がありました。
知人の話によると、男性は午前中に、田んぼを掘り返す作業をし、昼食をとりに帰る途中に転落したのではないかということです。
男性は意識があり、腰が痛いと話していたということで、伊那市の伊那中央病院に搬送されました。
伊那警察署によりますと、22日の事故をあわせて、今年は2件の農機具の事故が発生しています。
JA上伊那では、「秋起こしが始まる時期なので、農機具を使うときは充分注意して欲しい」と呼びかけていました。 -
西春近北小児童が山林で枝打ち作業
伊那市の西春近北小学校の児童が近くの山林で枝打ち作業を行いました。
22日は財産区議員の指導のもと、5年生と6年生60人ほどがヒノキの枝打ちを行いました。
枝打ち作業は、山の整備作業を通して森林の役割を学び、ふるさとの自然を大切にする心を育ててもらおうと毎年西春近北小と財産区が行っているものです。
22日作業が行われたのは、西春近柳沢のモチクイ平の山林で、児童たちは、のこぎりを使い、木材にするヒノキの枝を切り落としていました。
25日には西春近南小学校も藤沢川上流で枝打ち作業を行うことになっています。 -
語り継ぐ戦争 少年の塔慰霊祭
太平洋戦争中、満蒙開拓青少年義勇軍として満州に渡り命を落とした青少年の霊を慰める「少年の塔慰霊祭」が22日、伊那市の伊那公園で行われました。
22日は出席者およそ30人が少年の塔の前で黙祷を捧げました。
慰霊祭は今年度、公益社団法人となった上伊那教育会が毎年行っているものです。
少年の塔は、鍬を持ち、遠い大陸から望郷の念にふける少年の像で昭和36年に建立されました。
22日は、大陸に渡ったまま再び古里の土を踏むことなく、亡くなった10代の少年たちの霊を慰めようと出席者が少年の塔に花を手向けていました。
満蒙開拓青少年義勇軍は戦時中の満州開拓事業の一環として組織されたもので、教育会が中心となり奨励していました。
しかし敗戦後、飢えや寒さ、病気で犠牲者が続出し、上伊那出身者で義勇軍となったおよそ800人のうち91人が命を落としています。
上伊那教育会では「若くして犠牲となった少年たちの記憶を風化させず語り継いでいかなげればならない。」と話し平和への誓いを新たにしたいました。 -
信州ねんりんピック作品展で県知事賞
9月に開催された信州ねんりんピック長野県高齢者作品展で伊那市の北原友子さんの作品が最優秀賞にあたる県知事賞を受賞しました。
22日、伊那市の伊那合同庁舎で賞状の授与式が行われました。
授与式では洋画の部で県知事賞を受賞した伊那市高遠町の北原友子さんをはじめ入賞者に賞状が渡されました。
北原さんの作品「記念日」は50号の大作で、審査員から生きる力が溢れ出すように表現されていることなどが評価されました。
北原さんは今年還暦を迎えたことから自分を励ます意味でこの絵を書いたということです。
信州ねんりんピック作品展は、60歳以上のアマチュアを対象にしたものです。
洋画のほか日本画や彫刻など6つの部門に全県から314点の応募があり、70人が入賞。
上伊那からは7人が入賞しています。 -
田原の耕作放棄地でイモ掘り
昨年度から耕作放棄地の解消に向けた取り組みを行っている伊那市東春近田原の住民は、新宿区の住民を招いて、焼酎用のサツマイモを21日収穫しました。
20日と21日の2日間、新宿区の住民およそ20人が田原を訪れ、きのこ狩りや郷土料理づくりなどの農村体験を行いました。
21日は、6月に植えた焼酎用のサツマイモ「黄金千貫」を収穫しました。
田原では、国の補助金を活用し昨年度からの2年計画で16ヘクタールの耕作放棄地の解消に取り組んでいて、今年6月に造成工事が完了しました。
新宿区との交流は、関係者だけでなく地区外の人を巻き込んだ取り組みにしようと行われているもので、今年で2年目です。
参加者は、イモを折らないよう慎重に収穫していました。
収穫したイモは、焼酎にして後日参加者に贈られるということです。