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暑さもどり土用の丑の日
土用の丑の日の24日は、伊那市内の飲食店やスーパーなどで、うなぎのかば焼きが提供されました。 久しぶりに暑さが戻り、売れ行きも好調のようです。 24日の伊那地域は、32度近くまで気温が上がり、久しぶりに真夏の日差しが照りつけました。 伊那市上新田にあるつかはら。 川魚やイナゴ、ザザムシなどの珍味を扱っていますが、毎年この時期はうなぎの注文に追われます。 店主の塚原慎也さんは、午前4時から午後7時まで、休むことなくうなぎを焼き続けます。 今日一日で、1,200人分の注文をさばきます。 取材中も注文の電話がひっきりなしにかかってきていて、従業員もてんてこまいです。 ずらりとはられた注文票。 かば焼きは、一人前1,800円です。 夏バテ防止にうなぎのかば焼きを食べるという土用の丑の日。 気象台によりますと30度を超える暑さは、もうしばらく続きそうだということです。
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旅づくり塾 観光ルート案出し合う
上伊那の観光を考える上伊那観光連盟の旅づくり塾は、17日最終回を迎え、検討したルート案をそれぞれのグループが発表しました。 「旅づくり塾」には、市町村などの行政関係者や観光、宿泊、飲食などの事業者約30人が参加しています。 今回も含め全3回の日程で開催し、5~6人のグループごと、 ワークショップを行い、地域の観光資源の見直しなどを行ってきました。 最終回の今回は、4グループが地域特性を活かした1泊2日のルートを考えました。 上伊那観光連盟では昨年度、リクルートグループのじゃらんリサーチセンターに委託し、地域資源や観光資源について認知度と関心度を調べ、今後力を入れていくべき資源を洗い出すGAP調査を実施。 今年度は調査結果を基に、上伊那地域の誘客戦略を練ります。 今回出されたルート案は、連盟で絞込を行い、旅行雑誌じゃらんに掲載する計画です。
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みはらしファームに新施設建設
伊那市は、西箕輪の農業公園みはらしファームに最大200人規模で様々な体験をすることができる交流促進施設を新たに建設します。 交流促進施設は、みはらしファームの第2駐車場に1億1,000万円をかけ建設されます。 木造平屋建てで、延床面積は524平方メートル。 そば打ち体験やおやきづくり、草木染め体験などの各種体験が最大200人規模で対応が可能となります。 雨天の時などに収容できる場所が欲しいとの要望に応えました。 17日は、JA西箕輪支所で安全祈願祭が行われました。 伊那市や建設業者、みはらしファーム関係者らが出席し、神事で施設の無事完成を祈りました。 みはらしファームは、国道361号伊那木曽連絡道路が開通した2006年の69万人をピークに年々訪れる人は減少傾向にあり、去年は過去最低の49万人でした。 交流促進施設には、そうした状況に歯止めをかけようという期待もかかります。 白鳥孝市長は、「農業と食、観光を結び付け展開できる」とあいさつしました。 交流促進施設は、来年1月に完成、4月オープンを予定しています。 国の農村活性化支援事業として、事業費の半分は、補助金があてられます。
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保護取り締まりほぼ昨年並み
高山植物等保護対策協議会南信地区協議会の総会が3日に開かれ、平成26年度の踏み荒らしなどの保護取り締まり件数などが報告されました。 平成26年度の保護取り締まり件数は、25年度と比べ166件減り302件でしたが、保護指導の従事者が減ったため、ほぼ横ばい状況とみられます。 内容は、踏み荒らしと禁止区域への侵入が76%を占めています。 今年度は、高山植物の写真を使い、英語や韓国語、中国語で動植物保護を啓発するカードを作成します。 協議会会長で南信森林管理署の花村健治署長は、「近年、若者や外国人登山客が増加傾向にある。高山植物保護の必要性を理解してもらわなければならない」とあいさつしました。
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中国の小学生が伊那市で交流
中国重慶市の樹人(じゅにん)鳳天(ふぉんてん)小学の小学生28人が10日伊那市の西春近小学校を訪問し、ゲームなどで交流しました。 7月は、台湾や中国から34団体、1,130人の訪日教育旅行生が長野県を訪問し、小中学校や高校を訪れます。 このうち重慶市の樹人鳳天小学は、6日から15日までの日程で来日していて、10日は、伊那市の西春近南小学校を訪問しました。 児童会長の井口大瑛(たいよう)君は、「楽しみにしていました。今日一日楽しく過ごしてくれたらうれしいです」と歓迎のあいさつをしました。 これにこたえ中国のマー・ホウセイ君は、「日本はどこもきれいで中国がもっとも学ぶべきところ。短い時間だが、友達になりたい」とあいさつしました。 西春近南小からは、てまりがプレゼントされ、中国からは、人を育てるには100年かかるという意味の学校目標を書いた書が手渡されました。 2年生は、簡単な中国語もまじえた歌や合奏を披露し歓迎しました。 児童会主催のじゃんけん大会では、くやしがったり喜んだりと楽しそうに交流していました。 このあと、給食の配膳の様子を見学したり、清掃も一緒に行うなどして、市内のホームステイ先へとむかいました。 10日は、高遠北小学校や新山小学校でも旅行団との交流が行われました。
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坂口登山フェスティバル はじまる
昭和53年の第33回長野国体登山競技で審判長をつとめた坂口三郎さんにちなんだ第13回坂口登山フェスティバル仙丈ヶ岳大会が10日から始まりました。 10日が前夜祭、11日登山が行われ、12日に下山し解散します。 フェスティバルには、全国各地、北は福島南は大分から120人が参加します。 参加者たちは、受付をすませると伊那市のイメージキャラクターいーなちゃんと写真撮影をしていました。 大会の名称にもなっている坂口さんは、第33回長野国体の登山競技の審判長をつとめたことから長野の登山愛好者との交流が始まり、日本山岳協会会長引退の折りに親睦登山を行ったのがフェスティバルの始まりです。 毎年、長野県内の各地でフェスティバルが開かれていて、第8回は、中央アルプスが会場でした。 前夜祭の10日は、仙流荘で講演会が開かれました。 南アルプスの開拓者を偲ぶ長衛祭の元実行委員長の唐木勉さんが講師をつとめ、竹沢長衛の人柄や実績を参加者に話ました。 11日は、仙丈ヶ岳コースや小仙丈ヶ岳コースなど4つのコースで登山がおこなわれることになっています。
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高遠高校でアウトリーチ授業
高遠高校芸術コースの音楽専攻と合唱部の生徒は8日、東京芸術大学の学生3人による演奏会形式の授業を受けました。 高遠高校と東京芸術大学は、高遠町出身の伊澤修二が東京芸術大学の初代校長を務めたことが縁で、交流を続けています。 授業は演奏会形式で行われ、受講した生徒18人は、芸大生の演奏に聞き入っていました。 指導した学生のうち相良夏美さんは、諏訪清陵高校の出身です。 相良さんが、母校で教育実習を行なった際、前の高遠高校校長で現在諏訪清陵高校の石城正志校長からアウトリーチ授業のことを聞き、今回訪れました。 相良さんは、「声は喉や鼻の奥にある空間を使い音を響かせている」「鍛えることは難しいが毎日の訓練で声量が増す」などとアドバイスしていました。 アウトリーチは、劇場や美術館、大学などが外で行う芸術活動です。
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県老人クラブ連合会会長に池上さん就任
伊那市高齢者クラブ連合会の池上弘祥会長は、今年度長野県老人クラブ連合会の会長に就任したことを、白鳥孝市長に報告しました。 この日は、県老人クラブ連合会会長に就任した池上さんが伊那市役所を訪れ、白鳥市長に就任の報告をしました。 池上さんは平成23年から4年間、長野県老人クラブ連合会の副会長をつとめ、今年4月、会長に就任しました。 県老人クラブでは、会員の増強運動を実施していて、平成26年度は目標値に対して達成できたのは、県全体で6市村だけでした。 伊那市老人クラブは、108人増の目標に対し209人で、目標人数を101人上回り、達成しています。 池上さんは、「65歳から入会できるので多くの人たちに入ってもらいたい」と話していました。
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東京オリンピックで上伊那産のアルストロメリアを
伊那市とJA上伊那は3日、2020年に東京で開催される東京オリンピックで、上伊那産のアルストロメリアを活用してもらえるよう、国へ要望しました。 2日は、白鳥孝市長と御子柴茂樹組合長が農林水産省を訪れ、皆川芳嗣事務次官に要望しました。 アルストロメリアの生産量は、上伊那地域が日本一で、年間に1300万本程栽培されています。 1998年の長野オリンピックでは、上伊那産の花を各会場に飾り、好評だったということです。 白鳥市長と御子柴組合長は、アルストロメリアは暑い夏でも花持ちがいいのでぜひ使ってもらいたいと話していました。 皆川事務次官は「この提案を活用していきたい」と話していました。 午後は財務省を訪れ、長野5区選出の衆議院議員で財務副大臣の宮下一郎さんにも協力を求めました。 白鳥市長は「認められれば上伊那のアルストロメリアを世界に発信できる」と話していました。
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今年も新宿高野で伊那産のブルーベリーフェア
京都新宿区にある老舗のフルーツ専門店新宿高野で、今年も1日から伊那産のブルーベリーを使ったフェアが始まり、多くの人で賑わっています。 これは、伊那市とJA上伊那が協力して伊那市をPRしようと開かれたもので、今年で2年目です。 3日は、フェアを中心となって進めてきた伊那市とJA上伊那の職員でつくるプロジェクトチームが販売促進を行っていました。 新宿駅東口にある新宿高野は創業から130年の老舗で、全国各地の高級フルーツのギフトや加工品などを扱っています。 新宿高野で使われているブルーベリーは、伊那市高遠町勝間などで生産されたものです。 甘みの強いブルーレイと酸味があるブルークロップを使ったショートケーキやタルトの他、サラダも並びました。 また、高野が監修し、伊那市とJA上伊那が共同で開発した果実ゼリーが先行販売されました。 地元では7月中旬から販売されることになっています。 また3日は、フルーツ教室が行われブルーベリー生産者が講師を務めました。 教室では、参加した主婦たちが伊那産のブルーベリーを使ったデザートなどを味わいながら話を聞いていました。 新宿高野のブルーベリーフェアは今月15日まで開かれています。
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信大でミツロウキャンドルづくり
南箕輪村の信州大学農学部環境ISO学生委員会は、3日のキャンドルナイトで使うミツロウキャンドルづくりを26日に行いました。 ミツロウキャンドルは、芯となるタコ糸に、溶かしたミツロウをつけていきます。 ある程度の太さになってから真ん中で切ると2本のキャンドルが完成します。 信大農学部の環境ISO学生委員会は、東日本大震災が起きた翌年の2012年から毎年夏にキャンドルナイトを行っています。 これまでは、キャンドルを購入していましたが、学生委員会の2人が作り方を学び今年は手作りします。 この日は、学生や一般10人ほどが構内にあるゆりの木資料館に集まりキャンドルづくりをしました。 ガラス製のキャンドルホルダーで灯をともす卓上タイプのものもつくりました。 ミツロウキャンドルをともすキャンドルナイトは、3日午後7時から信州大学農学部で行われます。
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県営春近発電所の事故 県とヤマウラ和解
伊那市東春近にある県企業局の県営春近発電所で、平成23年4月に起きた冠水事故の原因について争っていた、長野県と施工業者の㈱ヤマウラは23日に、和解したことを明らかにしました。 和解の合意書によりますと、県はおよそ6億4千万円の損害賠償請求を取り下げ、施工業者の㈱ヤマウラの配管工事に瑕疵はなかったと認めました。 これは平成23年4月に県営春近発電所で発生した冠水事故で、原因について争っていたものです。 県は平成24年3月に、施工業者の㈱ヤマウラに対し、「冷却配管取り替え工事の際、溶接部に瑕疵があった」と主張。 これに対し施工業者の㈱ヤマウラは、「配管の振動による疲労破断で、瑕疵はない」と主張。原因について争っていました。 県は、平成25年以降、再検証を実施し、今年2月、事故は「冷却水配管に生じた振動により、配管溶接部が疲労破壊したことで起きた」と報告。施工業者の㈱ヤマウラに損害賠償責任は問えないとしました。 両者はこの件について、2月県議会以降話し合いを続けてきていて、23日付で、和解が成立したものです。
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山寺元信大教授 直根の重要性語る
上伊那地方事務所主催の森林の防災・減災講座が19日開かれ、元信州大学教授の山寺喜成さんは、直根の重要性を訴えました。 森林の防災・減災講座は、山地災害が多発するこの時期に、防災・減災に役立ててもらおうと県内3か所で開かれるものです。 自然修復学が専門で元信州大学教授の山寺喜成さんが山地崩壊のメカニズムや地下深くに根をはる直根の大切さについて話ました。 南木曽や広島での土砂災害も独自の視点から分析しました。 山寺さんは、地域により異なる災害形態に対し、全国一律的な基準が適用されていることや自然科学的な研究の遅れを指摘し、森林自体の強靭化対策をベースに山地防災対策を推進することや、ハザードマップに崩壊危険個所を加えることなどを提言していました 会場には県職員や防災関係者など50人が訪れ、講師の話に耳を傾けました。
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ギター製作の大屋さん オープンハウスを計画
伊那市西箕輪中条の古民家を改築し、ギター製作をしている大屋建さんは、住宅を開放するオープンハウスを7月に計画しています。 オープンハウスは、いろいろな人が集まる場として大屋さんが計画しています。 去年は、2日間で60人余りの人が訪れました。 大屋さんは、家を無料で開放し、それぞれが持ち寄りで集まります。 伊那の友達や東京、名古屋から美術関係者などが集まりました。 大屋さんは、妻の美那さんと2002年から伊那市西箕輪中条の古民家を改築し暮らしはじめました。 大屋さんは、ホンダでガスタービンエンジンの研究をしていましたが、35歳の時、自分の手でギターを作りたいとギター製作の道に入りました。 妻の美那さんは、国立西洋美術館で学芸員の仕事をしていましたが、2013年の6月、急性骨髄性白血病で亡くなりました。 伊那でオープンハウスをしたいというのが2人の夢で、亡くなって1年後に開かれたオープンハウスは、美那さんを偲ぶ意味合いもあったということです。 いろいろな人が集い語らい、好みのスタイルでゆっくりと過ごしてほしいと大屋さん。 人と人とのつながりの場として今年も計画しています。 今年のオープンハウスは、7月11日土曜から12日日曜までの2日間の計画です。
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ICT 戦争証言記録の取り組みで優秀賞
300人を超える戦争体験者にインタビューをするなど、一連の戦争証言を記録する取り組みが評価され、伊那ケーブルテレビジョン(株)は、日本ケーブルテレビ連盟が主催するケーブル・アワード2015ベストプロモーション大賞で優秀賞を受賞しました。 ケーブル・アワード2015第8回ベストプロモーション大賞の贈賞式は、10日、東京国際フォーラムで行われました。 贈賞式では、伊那ケーブルテレビの伊藤秀男放送部長が、優秀賞の盾を受け取りました。 ベストプロモーション大賞は、様々な地域で展開されている広告や、メディアミックス、地域貢献などの優れたケーブルテレビ事業を表彰するものです。 伊那ケーブルテレビは、2008年から、毎週1人の高齢者に戦争についての体験談を聞いていています。 去年10月に300人を超えたことなど、一連の活動が、「番組制作に対する強い意志を感じる」と評価されました。 ベストプロモーション大賞には、全国から122作品の応募があり、13作品が入賞しました。 伊那ケーブルテレビは、そのうち8団体が選ばれた優秀賞を受賞しました。
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子どもの夢時計を表彰
子どもたちから夢の時計のアイディアを募集し展示する「こんな時計があったらいいな!アイディア展」の表彰式が7日伊那市西箕輪の登内時計記念博物館で行われました。 4月からの募集に対し、工作の部に43点、絵画の部に315点が寄せられました。 絵画の部金賞には、下諏訪町の小池由華さん11歳の作品が選ばれました。 作品は、天気を変えることができる腕時計です。 工作の部金賞には、箕輪町の川田千鈴さん8歳の作品が選ばれました。 作品は、おやつなどの時間を知らせてくれる時計です。 登内時計記念博物館は、平成10年6月10日にオープンし、今年で17年になります。 アイディア展は、記念イベントとして、毎年6月10日の時の記念日にあわせて開かれていて、今回で6回目になります。 ルビコン会長で、博物館館長の登内英夫さんは、「時間について考えることは、将来の役に立つと思います。」と話し、応募に対し感謝していました。 なお、10日の時の記念日は、博物館の入館料が無料になります。
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大学ラグビー 明治が同志社下す
伊那市の大学ラグビー招待試合が7日、伊那市陸上競技場で行われ、明治大学と同志社大学が熱のこもったプレーでファンを沸かせました。 紫紺と白の明治大学ラグビー部は、創部92年。紺とグレーの同志社大学ラグビー部は、創部104年と、伝統校の対戦となりました。 明治大学ラグビー部は、「重戦車」と呼ばれる強力フォワードを軸に、前へ前へと突進するラグビースタイルが特徴です。 同志社大学ラグビー部は、場面展開に応じた、ボール回しのラグビースタイルが特徴です。 スタンドには、およそ1600人のファンが詰めかけ、東西の人気校の試合を楽しんでいました。 試合は前半、明治がスクラムから抜け出しトライを決め先制し、3連続トライなどでリードします。 その後は風上にたつ同志社もトライを決め、前半は26対14と明治がリードして折り返します。 後半は同志社が連続トライで26対28と逆転しますが、ラスト、同志社の反則で、認定トライを許し、33対28で明治が勝利しました。 ある観覧者は、「同志社を応援していたので、最後は残念だった」と話していました。
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イオンで県産シカ肉販売開始
長野県内のイオン11店舗で、5日から県産のシカ肉の販売が始まりました。 箕輪町のイオン箕輪店です。 一階の精肉冷凍品コーナーの一角にはシカ肉の販売コーナーが設置され生肉などが売られています。 信州産シカのロース肉やモモ肉、ジャーキーや缶詰、ソーセージなど14品目です。 県と包括連携協定を締結しているイオンが、シカ肉の活用を進めようときょうから通年販売を開始しました。 シカ肉は、県内の市町村で駆除されたものを認証を受けた処理加工施設が供給します。 イオンでは、「信州ジビエのブランド化に向け、長野県を応援したい。信州産シカ肉の新しいおいしさを提案していきたい。」としています。 この取り組みは、県などが進めているもので、ニホンジカの有効活用に向けて一歩前進しました。 しかし、供給体制はどうでしょうか。 イオンが販売する14品目のうち、生肉は、南箕輪村の処理加工施設「信州ジビエかとう」など3社が供給します。 南箕輪村の信州ジビエかとうでは、市町村の鳥獣被害対策実施隊からシカを仕入れ、食肉用に加工しています。 一頭駆除すると7,500円が隊員に捕獲奨励金として支払われることや肉の良質な状態を保つよう指導する厳しいガイドラインがあるため、山で埋設処理する場合も多く、加工業者に届く肉は、そう多くないというこです。 ジビエかとうでは、「高品質のシカ肉を年間を通して供給できるか心配だ」と話し、駆除隊と加工業者間のルールづくりなど県に対し積極的な関与を求めています。
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JR飯田線でサイクルイベント開催へ
伊那市は飯田線の活性化策として自転車を列車に積み込み伊那市駅から好きな所に行くことができる、サイクルトレインを実施します。 3日は伊那市役所でJR飯田線活性化期成同盟会の総会が開かれ、今年度の事業計画が承認されました。 「サイクルトレイン」はJR飯田線の飯田駅から列車内に自転車を持ち込んで移動し、伊那市駅で下車して市内の観光を楽しんでもらうものです。 利用者には、チェックポイントを回ってもらい、地元の特産品やお土産を配布するほか、商工会議所などと協力して商店街で使えるクーポン券の作成も計画しています。
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シャクヤク見ごろ
伊那市西箕輪与地の遊休農地を活用した畑で、シャクヤクが見ごろになっています。 このシャクヤクは、岡谷市の農業生産法人が栽培しているもので、300坪の畑2か所で数千株が今見ごろになっています。 シャクヤクの種は、大手製薬会社に出荷されているということです。 栽培は今年で6年目になります。 今年は気温が高いため、咲き出したのが早く今がちょうど見頃です。 園内では、余分な花のつぼみを取り除く作業が行われていました。 伊那市与地の国道361号北側にひろがるこのシャクヤク畑。 あと1週間は、楽しめるということです。
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マレーシアからプレス招き誘客狙う
マレーシアの新聞や雑誌記者を無料で招待し、誘客につなげるプレストリップの一行が29日伊那市のみはらしファームを訪れました。 みはらしファームを訪れたのは、マレーシアの新聞や雑誌記者など4人です。 4人は、みはらしファームの名人亭でそば打ちを体験しました。 この取り組みは、日本政府観光局の事業で、長野県が行いました。 そばといちご狩りをしたいとの要望に、伊那市観光協会が連携し受け入れたものです。 国の調査によると、去年長野県に宿泊した外国人は、46万9,000人で、そのうちマレーシアからは、4,970人でした。 年々増加傾向にあるものの、岐阜や山梨にはもっと多くの人が訪れていて、県では、昨年度からマレーシアへの取り組みを本格化させています。 4人は、そば打ち名人の会の矢島清さんから説明を受けながらそばを打っていました。 そばは、100%上伊那産のそば粉を使った二八そばで、打ちたて、ゆでたてを味わいました。 一行は、みはらしいちご園でいちご狩りも楽しみ帰途につきました。
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梅宮アンナさんが参加
23日、南箕輪村で行われる経ヶ岳バーティカルリミットにファッションモデルでタレントの梅宮アンナさんが出場します。 伊那谷初のトレイルランニングの大会で、939人が出場します。 経ヶ岳山頂で折り返す21キロのロングコースと4合目で折り返す12キロのショートコースがあり、梅宮さんは、ショートコースにエントリーしているということです。 23日は、大芝高原多目的広場発着で、ロングコーススタートが午前10時30分、ショートコーススタートは、午後1時で表彰式は、午後4時頃の予定です。
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済州島仮面劇「トゥルナヌム」来伊
韓国済州島の農村芸能の仮面劇グループ「トゥルナヌム」が22日伊那市を訪れ、歌舞劇団田楽座と交流しました。 トゥルナヌムは、幸福と楽しさを分かち合うという意味です。 韓国の仮面劇は、農民が厳しい日常生活のなかでも、笑いを忘れずに伝えてきた伝統芸能で、高い芸術性も持っているということです。 打楽器を中心にセリフとパントマイム、伝統的な衣装と仮面をつけて演じられます。 今回来日したトゥルナヌムは、韓国外国語大学のサークルで仮面劇を継承し公演してきたメンバーが中心です。 松本公演のため来日しましたが、日本と韓国との友好親善を続けているグループが中心となり伊那での文化交流を実現させました。 トゥルナヌムは、農夫と牛、鳥と猟師が登場する伝統的な仮面劇を披露。 会場は、そのユーモラスな動きに笑いに包まれていました。 今回は、済州島の小学生でつくるグループも伝統の踊りを披露し拍手に包まれました。 一方、田楽座は、日本各地に伝わる民族芸能を披露しました。 トゥルナヌムのメンバーは、迫力のある演奏に引き付けられた様子で、リズムをとったり手拍子をしていました。 交流の世話人をつとめた唐木達雄さんは、「日本と韓国の友好・親善を築いていくためには、こうした市民レベルの交流が大切だ」とあいさつ。 トゥルナヌムのシム・キュホさんは、「交流できて涙が出るほどうれしい。次回は済州島でお会いしましょう。」と今回の交流を喜んでいました。
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映画「ほかいびと 伊那の井月」 ヨーロッパで好評
漂白の俳人井上井月を題材にした映画「ほかいびと 伊那の井月」がヨーロッパで上映されました。映画関係者は、現地の反響が大きかったと上映会の成功を報告しました。 21日、井上井月顕彰会が、ヨーロッパ上映について報告会を開きました。 映画「ほかいびと 伊那の井月」は、4月21日と25日にフランスで、27日にドイツで、今月19日には、イタリアで開催されているミラノ万博で上映されました。 フランスとドイツの上映会には、北村皆雄監督も出席し、映画について現地の人の生の声を聞きました。 日本政府が運営するパリの日本文化会館での上映会に携わった現地の職員からは、「世界各国の日本文化会館で上映したいので英語の字幕版を作ってほしい」との依頼があったということです。 英語字幕版は現在制作中で、来月始めにはパリへ送るということです。
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弥生 春季北信越大会出場逃す
第132回北信越地区高校野球長野県大会の準々決勝が18日、諏訪市と飯田市で行われ、1回戦を勝ち上がった伊那弥生ヶ丘高校は、春の選抜で甲子園出場の松商学園と対戦し、11対1、7回コールドで敗れました。 伊那弥生ヶ丘高校は、春の選抜で甲子園出場経験を持つ、強豪、松商学園と春季北信越高校野球大会の出場権をかけて、戦いました。 伊那弥生ヶ丘は、1回の表に2点を先制されると、4回まで毎回得点を許し、7回には11対0とされます。7回の裏、弥生も1点を返しますが、11対1、7回コールドで松商学園に敗れました。 松商学園を含む、この日勝ち上がった4校は、6月6日から9日に長野オリンピックスタジアムと上田県営球場で行われる春季北信越大会の出場が決まりました。
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御嶽海母校 木曽青峰と伊那養護相撲交流
伊那養護学校の児童生徒と木曽町の木曽青峰高校相撲部が、18日、相撲で交流をしました。 以前伊那養護学校に勤務していた職員と、木曽青峰高校相撲部の前の監督が知り合いだったことがきっかけで、相撲の交流が始まり、今年で11年目です。 過去には、今年3月の大阪場所でプロデビューを果たした、御嶽海も訪れています。 この日は、御嶽海の後輩にあたる相撲部の6人が伊那養護学校の生徒40人と土俵で組み合いました。 体格のよい相撲部の生徒を相手に、養護学校の子ども達は何とか土俵の外に出そうと、果敢に勝負を挑んでいました。 中には、力強く押し切って飛び跳ねて喜ぶ生徒の姿もありました。 伊那養護学校寄宿舎指導員の熊崎武志さんは、「礼儀作法を学び、競技に触れて、親睦を深めてもらいたい」と話していました。
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うたごえ温泉インたかずや鉱泉
季節の料理を味わいお風呂もある「うたごえ温泉インたかずや鉱泉」が17日開かれ、参加者たちは、楽しいひとときを過ごしました。 伊那市富県のたかずや鉱泉です。 20年間続けられているうたごえ温泉。 普段は、夜行われていますが、今回は、20周年記念の春の巻スペシャルバージョンとして午前10時から午後3時までの日中に行われました。 歌声コーディネーターとギターの伴奏により、懐メロや童謡、フォークソングからロシア民謡まで、なつかしのメロディーが響いていました。 伊那市を中心に40人が参加したうたごえ温泉。 お昼になるとたかずや鉱泉自慢の料理を弁当で味わい、お風呂でくつろぐ人もいました。 うたごえ温泉は、今後夏と秋、冬に予定されていて、夏は、8月26日に計画されています。
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台風6号は温帯低気圧に 引き続き大雨と強風に注意
強い台風6号は12日午後6時頃温帯低気圧に変わりましたが12日夜遅くから13日未明にかけて県内に最も接近し南部を中心に大雨になる見込みです。 長野地方気象台では、土砂災害や河川の増水などに注意を呼びかけています。12日の伊那地域は、最大瞬間風速19.4メートルを記録する強い風が吹きました。 県内には12日夜遅くから13日の未明にかけて最も接近する見通しです。 13日午前6時までの24時間に降る雨の量は南部で70ミリと予想されていて南部を中心に1時間に40ミリの激しい雨が降る所もありそうです。 また、夜遅くにかけて13メートルの強い風も吹く見込みです。 長野地方気象台では、土砂災害や河川の増水に注意するよう呼びかけています。
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「個人消費緩やかに回復しつつある」
アルプス中央信用金庫は1月から3月の伊那谷経済動向、中小企業景気レポートをまとめました。 それによりますと個人消費については緩やかに回復しつつあるとしています。 経済動向はあるしんが、取引先211社に対し調査したものです。 景気が良いと感じている企業の割合から景気が悪いと感じている企業の割合を引いた業況判断指数はマイナス22.8で前期より2.4ポイント悪化しています。 個人消費は消費税引き上げに伴う駆け込み需要の反動が見られるものの緩やかに回復しつつあるとしています。 あるしんでは来期の業況判断指数は消費税引き上げで景気が落ち込んだ平成26年6月期のマイナス32.3を下回るマイナス33.3と予想していて悪化幅が拡大する見通しだとしています。
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小中学生が将棋で真剣勝負
全国小学生、中学生将棋選抜選手権大会の南信予選が10日、伊那市のいなっせで開かれました。 大会には、上伊那を中心に諏訪や下伊那などから、小中学生21人が出場しました。 大会は、小学生の低学年の部と高学年の部、中学生の部の3つのブロックに分かれ行われました。 参加者はブロックごとに総当たり戦で対局し、上位2人が県大会出場の切符を手にします。 対局が始まると、子供たちは、真剣な眼差しで将棋盤を見ては、慎重に自分の駒を動かしていました。 また、会場では、プロ棋士、佐藤(さとう)秀司(しゅうじ)七段による指導対局が行われました。 佐藤さんは、対局を終えた子供達や保護者等、一度に6人を相手に将棋をさし、状況にあったさし方などを教えていました。 全国小学生、中学生将棋選抜選手権大会、長野県大会は、5月24日(日)に松本市で開かれることになっています。