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高遠高校芸術フェスティバル
高遠高校の芸術コースの生徒による展示会、「高遠高校芸術フェスティバル 美術・書道展」が伊那市高遠町の信州高遠美術館で今日から始まりました。
展示されているのは芸術コースの1、2年生による絵画10点、書道9点です。
展示会は来月2日まで開かれます。
あす17日からは3年生の卒業制作展が伊那文化会館で開かれます。 -
弥生ダンス部 全国大会で初優勝
伊那市の伊那弥生ケ丘高校ダンス部は、1月11日と12日に東京都で開かれた全国大会、「全国高校ダンスドリル冬季大会」で初優勝しました。
優勝したのは、2年生12人のチームです。
弥生ダンス部は、11日と12日に東京都調布市で開かれた、「全国高校ダンスドリル冬季大会」の、ヒップホップ女子部門、10人以上15人未満のミディアム編成に出場しました。
この部門には全国から7校が出場し、これまでの最高順位、4位を上回り、念願の優勝を果たしました。
ダンスのスキルや表現力、フォーメーションなどが審査され、弥生は振りの揃った一体感のある演技が評価されたということです。
ダンス部は、週に1回外部コーチによるレッスンを受け、それ以外は、部長や副部長を中心に振り付けの確認などを行っています。
この日は、1年生の部員も優勝したダンスを見ていました。
赤須部長「最初は実感がわかなかったけれどとても嬉しい。本番は今までで一番楽しく踊れた。今後ももっと上を目指していきたい。」 -
箕輪東小の児童がお年寄りとまゆ玉作り
箕輪町の箕輪東小学校の児童は15日に、地域のお年寄りと一緒にまゆ玉を作りました。
15日は、箕輪東小学校2年生21人が、長岡長寿クラブのメンバー4人と一緒に、まゆ玉を作りました。
米粉にぬるま湯と砂糖、食紅を混ぜてこね、火が通りやすい大きさにしていきました。
箕輪東小学校では毎年、地域の伝統文化を子どもたちに伝えていこうと、小正月に合わせて、地域の長寿クラブに教えてもらい、まゆ玉づくりを行っています。
できあがったまゆ玉は、2年生と、1年生16人が五穀豊穣と山の安全を祈るほんだれ様に飾り付けました。
台座は長岡長寿クラブのメンバーが製作したものです。
ほんだれ様は今週いっぱい学校の玄関に飾られます。
まゆ玉は、1本ずつ家に持ち帰り用の木にも付け、自宅で飾るということです。
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伝統の中曽根の獅子舞
地域の今年1年の安泰を願う伝統の獅子舞が12日、箕輪町の中曽根で披露されました。
中曽根獅子舞保存会のメンバー約30人が集まり中曽根公民館前で獅子舞を披露しました。
中曽根の獅子舞は雌獅子2頭の舞合わせで、箕輪町の無形民俗文化財に指定されています。
公民館前には地域住民が集まり、獅子舞を見物していました。
舞が終わると集まった人たちは獅子に頭を噛んでもらい今年1年の無事を願っていました。
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伊那市西箕輪上戸 大文字建て
家内安全や五穀豊穣を願う、伊那市西箕輪上戸の小正月の伝統行事、大文字建てが14日に行われました。
朝5時。
太鼓が鳴らされると、色紙で作った巾着を持ち寄り、上戸の住民が三ツ辻に集まってきました。
14日朝5時ごろの伊那地域は氷点下5.1度まで冷え込みました。
長さおよそ12メートルの柱を担ぎ出し、飾り付けが行われます。
柱の中ほどには、天下泰平、区内安全と書かれた飾り箱や、区民が持ち寄った巾着。
その上部に酒樽、先端には、色紙で作られた花が飾り付けられました。
太鼓の合図で、柱が建てられます。
上戸の大文字建ては、今年1年の家内安全や五穀豊穣を願う小正月の伝統行事で、上戸南部実行部によると、鎌倉時代から続くとされています。
一度中止したところ疫病が流行ったため、それ以降毎年欠かさず続いているということです。
およそ30分かけて、柱が建てられました。
建て終わると、御神酒を酌み交わし、今年1年の無事を願っていました。
今朝建てられた大文字は20日に下ろされます。
巾着などの飾りは持ち帰り、各家庭の玄関に飾るということです。
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伝統行事 羽広の獅子舞 奉納
伊那市西箕輪羽広に伝わる小正月の伝統行事、羽広の獅子舞が12日、仲仙寺に奉納されました。
また各家庭をまわり獅子舞を披露する戸毎舞が5年ぶりに再開されました。
羽広の獅子舞は、口を閉じている雄獅子と口を開けている雌獅子の2頭の舞い合わせが特徴で400年以上続いています。
午前7時から仲仙寺本堂で奉納されました。
ゆっくりと左右に舞う「肇国の舞」、悪魔を切り祓う「剣の舞」など5つの舞で構成されていて、総称して「阿吽の舞」と呼ばれています。
伊那市無形民俗文化財に指定されていて、区内全戸が会員となる羽広の獅子舞保存会が受け継いでいます。 -
中曽根の獅子舞 12日に奉納
箕輪町の無形民俗文化財に指定されている中曽根の獅子舞が12日に奉納されます。
本番に向けての練習が9日の夜から始まりました。
午後7時前、練習開始を知らせるお囃子の演奏を防災無線で流すと、保存会のメンバーが公民館に集まってきます。
箕輪町中曽根では、小正月の伝統行事として、無病息災や平穏無事を願い、獅子舞が行われています。
9日は、保存会のメンバー14人が公民館に集まり、12日の行事に向けた練習を行いました。
中曽根の獅子舞は、およそ200年ほど前、伊那市西箕輪の羽広の獅子舞から影響を受けて始まったとされています。
雌獅子による舞で「肇国の舞」や「剣の舞」など5つの舞で構成されています。
今年は、初めて獅子頭を担当する人はいません。
去年から獅子頭を務める、山田敦史さん56歳です。
山田さんは、見て動作を確認したりベテランの経験者から体や手の動きなどについて指導を受けていました。
中曽根の獅子舞は12日の朝、区内の八幡社で奉納した後、公民館前などで舞を披露することになっています。
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学校給食で有機米提供
伊那市は持続可能な地域づくりを進めるため有機農業の推進を施策として掲げています。
その取り組みの一環で化学肥料や農薬を使わずに栽培した米、有機米の学校給食での提供が9日から市内小中学校7校で始まりました。
このうち高遠小学校の児童と教職員、約200人が有機米の給食を食べました。
2年生と5年生はランチルームで栽培農家の小川文昭さん、白鳥孝市長と一緒に有機米を味わいました。
有機農業を推進している伊那市の事業として行われたもので市が小中学校に有機米を提供するのは初めてです。
国の交付金を活用して行われたもので今回は高遠小学校など市内7つの小中学校で提供されました。
きょうはほかに栽培農家の小川文昭さんが有機米の栽培について話をしました。
有機米の提供は市内7校で来月末まで行われます。
伊那市では今後、栽培農家と提供する学校を拡大していくことにしています。
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伊那市・箕輪町 小中学校で始業式
冬休みが終わり、伊那市と箕輪町の小中学校9校で、8日から3学期が始まりました。
このうち伊那市の美篶小学校でも8日から3学期が始まりました。
3年1組の教室では、冬休みに書いた書き初めを児童たちが見せてくれました。
学活の時間では、宿題や通知票などを提出していました。
美篶小学校の3学期は8日から46日間となっています。
体育館では、全校児童が集まり始業式が行われました。
式では、5年生が合唱を披露しました。
大日野剛校長は「3学期は一年のまとめを行う大切な学期です。一人ひとりが目標にむかい頑張ってください」と話していました。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、8日は伊那市と箕輪町の小中学校9校で始業式が行われました。
南箕輪村の小中学校3校は9日に行われます。
始業式のピークも9日となっています。
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高遠町地区 二十歳のつどい
伊那市高遠町地区の二十歳のつどいは2日に高遠町総合福祉センターやますそで開かれました。
高遠町地区は48人が対象で、式には34人が出席しました。
北原秀樹教育長職務代理者は「可能性を信じて充実した人生を築くことを祈っています」と式辞を述べました。
式には中学校時代の恩師2人も出席し、当時の思い出を振り返っていました。
出席者を代表して石川志音さん「それぞれが未来を切り開く一歩を踏みだし、寄りよい社会の発展に貢献していきたい」と話しました。
式の最後には記念撮影が行われました。
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高校入試 第2回予定数発表
長野県教育委員会は、令和7年度の高校入学志願者を対象に行った2回目の予定数調査をまとめきょう発表しました。
辰野普通は、前期59人、後期87人です。
商業は、前期26人、後期28人です。 -
箕輪町小中学校の将来像を考える懇話会
箕輪町教育委員会は、町内小中学校の将来像について高校生などから意見をもらい考える懇話会を、20日に町文化センターで開きました。
20日は初めての懇話会が開かれ、公募から選ばれた高校生6人や小中学校のPTA、学校関係者など16人が参加しました。
町では、来年度「箕輪町の学校の将来像ビジョン」を策定します。
懇話会では、参加者が自由に意見を出し合い、教育委員会が取りまとめます。
どんな小中学校ならよかったかという質問に対し「いじめのない学校」、「自分の勉強する気持ちを引き出してほしかった」などの意見が出されていました。
懇話会は全3回を予定していて、ほかに小学校区ごとの地区懇話会も予定しています。
2025年5月には審議会を設置し、出された意見をふまえ方向性を検討していくとしています。
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上農 測量実習
南箕輪村の上伊那農業高校の生徒は、長野県測量設計業協会南信支部から指導を受け、測量実習を5日に行いました。
この日は、上伊那農業高校里山コースの2年生20人が4班に分かれて測量実習を行いました。
実際に現場で使われている機器を使って実習が行われました。
光を利用した測定器で、角度と距離が分かります。
また、ドローンを使った測定方法も教わっていました。
測量実習は、建設業に興味を持ってもらおうと、県測量設計業協会南信支部と伊那建設事務所が開いたものです。 -
高遠出身の小説家「島村利正」の作品とその世界 講演会
伊那市高遠町出身の小説家「島村利正」の作品とその世界についての講演会が、11月30日、伊那市高遠町総合福祉センターやますそで開かれました。
講演したのは島村利正研究の第一人者で、長野吉田高校教諭の六川 宗弘さんです。
生涯学習の教室、高遠町桜大学の講座の一環で講演しました。
島村利正は、大正元年(1912)に高遠町の商家に生まれ昭和56年(1981)まで活躍した小説家です。
芥川賞候補となったほか、読売文学賞を受賞しています。
小説「城址のある町」では、高遠町に存在する道路や建物が登場します。
六川さんの島村研究のきっかけも実在の風景と小説をリンクさせることから始まったということです。
六川さんは、「島村の小説は、ヒーローが活躍するものではないが、等身大の主人公が困難な状況でも生き抜こうとする姿に感動がある」と話していました。
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赤穂高校 学校名の継承に向けて手続きを進める考え
赤穂高校の服部靖之校長は18日、県立高校の再編により総合学科になったあとの学校名について、「新校になっても受け継いでいくのが妥当」だとして、今のまま存続させたい考えを示しました。
18日に開かれた赤穂高校の将来像を考える準備委員会の中で、
服部校長は、学校名の継承に向けて手続きを進める考えを示しました。
単独で総合学科に転換する赤穂高校は、学校名・校章・校歌の3つを変更するべきかどうか、すべての生徒と教員合わせて674人を対象にアンケートを実施していました。
学校によりますと、アンケートに回答した全日制の生徒472人のおよそ9割が3つとも現状維持に賛成したということです。
「校名は今のままで良い」と答えた主な理由には、「100年以上の歴史の重みを引き継ぎたい」「地域に馴染みがある」などが挙がりました。
また、同窓会も現状のままを望む意向を示しました。
在校生やOBらの声を踏まえ、服部校長は、校名の継承を望む考えを県教育委員会に申し出るとし、校章と校歌も今のままにする考えを示しました。
新校の校名は、県議会の議決を経て正式に決まります。
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来年1月13日に伝統文化体験イベント
伊那市のまつり芸能集団、田楽座や地元有志でつくる、NPO法人ふるさと芸能研究所は、伝統文化を体験できるイベントを来年1月に行います。
19日は、田楽座の稽古場で、主催するふるさと芸能研究所がイベントをPRしました。
伝統文化おやこ体験フェスタは、来年1月13日(月・祝)に伊那市のいなっせで行われます。
イベントでは、5種類のワークショップと、2団体の公演が予定されています。
ワークショップでは、田楽座による、和太鼓・獅子舞・玉すだれ体験のほか、伊那市美篶の郷土料理伝承家、酒井さつきさんによるまゆ玉かざり作り、飯田市の染物職人による染め付け体験ができます。
公演では、田楽座のほか、伊那市長谷のざんざ節保存会が「ざんざ節」と「キンニョンニョ」を披露します。
このイベントは、子どもから大人まで幅広い世代に、伊那谷の伝統文化を身近に感じてもらおうと、NPO法人ふるさと芸能研究所が行っていて、今回で4回目となります。
伝統文化おやこ体験フェスタは、来年1月13日(月・祝)にいなっせで行われます。
参加費は、高校生以上1,500円、小中学生1,000円です。
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防犯ポスターコンクール 知事賞2人
長野県防犯協会などが開いた今年度の防犯ポスターコンクールで、伊那警察署管内から2人が最高賞となる知事賞を受賞しました。
18日は伊那警察署で表彰伝達式が行われました。
知事賞を受賞したのは、箕輪中部小学校5年の種山葵さんと、伊那北小学校6年の小松愛実さんです。
種山さんの作品は、防犯ブザー使用の大切さを呼びかけています。
小松さんの作品は、帰宅時は玄関の鍵をすぐに閉めることの大事さを呼びかけています。
防犯ポスターコンクールは県防犯協会などが開いたものです。
今年度は県内の小中学生からおよそ6,500点の応募がありました。
そのうち最高賞となる知事賞には3人が選ばれています。
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ニシザワ文芸コンクール 最優秀賞 宮澤さん(高遠小3年)
株式会社ニシザワが主催する読書感想文のコンクールの表彰式が7日伊那市創造館で行われました。
7日は、受賞者19人にニシザワの荒木康雄社長から賞状が贈られました。
最高賞の最優秀賞には、小学校低学年の部で高遠小学校3年の宮澤柚希さんが、高学年の部で宮田小学校6年の河井祥太郎君が、中学校の部で赤穂中学校2年の谷本幸音さんがそれぞれ選ばれました。
このうち宮澤さんは「ぎょうれつのできるケーキやさん」の感想文を書き、登場する虫や動物の様子を優しい文章でまとめた点が評価されました。
コンクールには、上伊那の小中学校51校から1,337点の応募がありました。
ニシザワの荒木社長は、「本は生き方や考え方を教えてくれます。これからも時々で最適な本を選び、読んで下さい」と話していました。
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新しいリズムと振り付けの伊那節が完成
伊那節を次世代に継承していこうと、伊那芸術文化協会が提案する新しいリズムと振り付けの伊那節が完成しました。
17日は伊那北高校ダンス部2人が新しい伊那節を披露しました。
新しい伊那節は、与地の伊那節を中川村出身のシンガー、横前恭子さんがジャズ風に曲をアレンジし、伊那北高校ダンス部が振りつけを担当しました。
アップテンポな曲調に、両手を斜め上にあげる動きなどこれまでの伊那節を取り入れ、ヒップホップ風に仕上げました。
伊那芸術文化協会が若い世代にも伊那節に親しんでもらおうと、制作を依頼しました。
この日は、この新しい伊那節を体験してもらおうと、伊那市の東部中学校でワークショップが開かれました。
東部中学校の生徒2人が、伊那北高校ダンス部から振り付けを教わりました。
ダンスの経験がない2年生の工藤百恵さんと、ダンス歴4年で1年生の伊藤杏美さんが教わりました。
この日は伊那節の1番のダンスを覚えていました。
ワークショップは23日にも開かれます。
若い世代の参加を受け付けています。
また、新しい伊那節は、来年2月2日に開かれる「第18回伊那谷伝統文化公演」でも披露されます。
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伊那北小学校4年生 炭の窯出し作業
伊那市の伊那北小学校4年生は、上牧の炭焼き小屋で17日に、窯出し作業と炭焼きの準備を行いました。
この日は伊那北小学校の4年生およそ50人が、11月に仕込んだ炭を窯から取り出しました。
上牧の里山で伐採した1,000キロのコナラから、205キロの炭ができました。
児童たちは、鑑賞用の炭「花炭」も作りました。
鉄製の缶を開けると、松ぼっくりや竹がそのままの形で炭化していました。
なかには、鉛筆を入れた児童もいました。
次の炭焼きの準備も行いました。
伊那北小学校では、各学年が上牧里山づくりと協力し、近くの里山で学習をしています。
4年生では毎年、炭焼きを体験しています。
炭焼きの準備が終わると、児童たちは足湯に浸かりました。
この足湯は、上牧里山づくりが整備したものです。
焼きマシュマロも楽しみました。
今回の炭焼きでは、上牧里山づくりが茶道で湯を沸かすための炭作りに初挑戦します。
上牧にある日本茶教室から依頼があり、クヌギとコナラを原木で60キロ用意しました。
うまくいけば、断面が菊のような模様の炭が出来上がるということです。
炭はきょうから1週間焼き、来年の1月に取り出すということです。
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総合技術新校 開校2035年度以降に
上伊那総合技術新校の再編実施計画懇話会が16日夜オンラインで開かれ、開校を2035年度以降とする再編実施基本計画案が示されました。
上伊那総合技術新校は、辰野高校商業科、箕輪進修高校工業科、上伊那農業高校、駒ケ根工業高校の4校を再編統合するものです。
懇話会では、長野県教育委員会から、上農高校を校地として活用し、開校年度を2035年度以降とする再編実施基本計画案が示されました。
これまで開校時期は2032年度以降の早い時期としていましたが、総合技術新校の施設整備は大掛かりなものになり時間がかかるとして、開校時期が延期となっていました。
先行する高校の事例を踏まえ施設整備に必要な期間を8年から10年程度と想定し、開校を2035年度以降としました。
基本計画案は、今月開かれる県教育委員会定例会で決定し、来年の2月県議会で同意を得たいとしています。
県教委では、来年度、施設整備基本計画の作成を支援する業者をプロポーザル方式で決定し、設計に着手したいとしています。
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読書大賞に「汝、星のごとく」
上伊那の高校生が選ぶ読書大賞の投票が15日伊那市のいなっせで行われ凪良ゆうさんの「汝、星のごとく」が大賞に選ばれました。
この作品は、瀬戸内の島を舞台に同じ悩みを抱える高校生の男女が互いに惹かれていくというストーリーです。
作者の表現が物語に感情移入できる点が評価されました。
読書大賞は本を通して各校の交流を深めようと上伊那高等学校図書館協議会が2009年度から行っているものです。
毎年テーマを決めていて、今年は「恋愛」がテーマです。
各校から推薦図書を出し合い選ばれた5つの候補作を全員が読み、投票で大賞が決定しました。
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歌で偏見のある社会を変える
辰野町を拠点に音楽活動をしている伊東麗奈さんのライブ、レイナミュージックフェスティバルが15日、南箕輪村の村民センターで開かれました。
ライブはレイナミュージックフェスティバル2024実行委員会が開いたものでレイナさんが所属する辰野町の音楽教室、チームKSCのメンバーがバックバンドを務めました。伊那市在住のレイナさんは現在19歳。
LGBTQ性的少数者であることを公表しています。
障害のある弟がいてライブでは偏見のある社会を変えていこうとするパフォーマンスを繰り広げていました。
ライブには約250人が集まりアンコールを含めて22曲が披露されました。
ライブを終えたレイナさんは「自分がやりたいことはこれだと感じた。音楽活動の幅を広げていきたい」と話していました。
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追及したい知識の専門性を高める
主体性を引き出し、それぞれが追及したい知識の専門性を高める「探求塾グレートアカデミー」が来年1月18日に開塾します。
2日は伊那市の産学官連携拠点施設inadani seesでプレ授業が行われ地域住民約20人が参加しました。
塾を開くのはinadani seesを拠点としている、一般社団法人ひつぐまる共同代表の笠井成樹さんと妻の笠井貴代さんで今年3月に東京都から移住してきました。
子どもがいる笠井さん夫妻は総合学習が充実している伊那市の教育環境に惹かれたということです。
笠井さんはこれまでに主体的・対話的で深い学びの手法「アクティブラーニング」について研究してきたということです。
塾では社会人や学生を対象に芸術や文学のほか哲学、歴史、科学といった幅広い分野で追求したい知識の専門性を高めていくということです。
探求塾グレートアカデミーは来年1月18日に開塾します。
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南宮神社の山車飾りに4つの舞台
来年1月に箕輪町木下の箕輪南宮神社で行われる初祭りに向け、山車飾りの制作が進められています。
12日は木下山車飾保存会のメンバーが箕輪南宮神社で山車の制作をしていました。
保存会では今回4つの舞台を作ります。
こちらは「川中島の戦い 武田信玄・上杉謙信の一騎打ち」です。
上杉謙信が武田信玄の陣地に馬で乗りこんで来た様子を再現しています。
「老婆に怒られる水戸黄門」です。
農家の老婆が、殿様に献上する米俵の上に座った水戸黄門を棒でたたこうとする様子です。
制作途中のこちらの山車は「2024パリオリンピック女子柔道金メダリスト角田夏美の巴投げ」です。
こちらは来年の干支にちなんだ、「羽つきをする白蛇」です。
山車飾りは明治28年に始まったとされ箕輪町の無形民俗文化財に指定されています。
先月11日から制作が始まり、木下山車飾保存会のメンバーが週に5日集まり作業を進めてきました。
山車飾りは来年1月11日と12日の箕輪南宮神社の初祭りで奉納されます。
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古田人形芝居 伝承三百年祭
箕輪町上古田に伝わる伝統芸能、古田人形芝居の定期公演「伝承三百年祭」が、7日町文化センターで行われプロの団体「淡路人形座」が出演し、節目に華を添えました。
伝承三百年祭には、古田人形芝居保存会や箕輪西小学校古田人形クラブ、箕輪中学校古田人形部、プロの団体「淡路人形座」が出演し7演目を披露しました。
古田人形芝居保存会は、盲目の娘とその恋人との悲恋を描いた物語「生写朝顔話宿屋の段」を披露しました。
古田人形芝居は、1700年代に淡路や大阪方面で始まった人形芝居が伝わったと言われ、発祥から300年となります。
県の無形民俗文化財に指定されていて、保存会の会員およそ15人で活動しています。
淡路人形座は、神事として豊作や家内繁盛などを祈り古くから伝わる「戎舞」を披露しました。
メンバーが毎年、箕輪町を訪れ人形の使い方などを教えているという事です。
「古田人形芝居定期公演 伝承三百年祭」のもようは、新年に伊那ケーブルテレビ121chで放送する予定です。
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学びの取り組み実践 箕輪町の小中学校が選ばれる
長野県教育委員会は、子どもが自らの学び方を選び、自己表現できる取り組みを始める実践校に70校を選定しました。
実践校には箕輪町の小中学校6校も選ばれています。
県教育委員会は、公立学校の子ども1人ひとりの特性にあわせた学びの環境を整えるため、取り組みを始める学校を募集していました。
126の小中学校から応募があり、「ウェルビーイング実践校TOCO―TON」として12市町村の70校が選ばれました。
このうち、箕輪町の小学校5校と中学校も選ばれています。
小学校では、県内の保育園で行われている自然体験学習のやまほいくを低学年に導入するほか、中学生と5・6年生が箕輪学と遊び、学びの融合、地域連携に取り組むとしています。
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加納さん寺の梁の装飾彫り作業
2025年1月から、伊那市西春近の法音寺の本堂建て替え工事が始まります。
西春近の工芸家、加納義晴さんは本堂で使う梁の装飾を彫る作業を行っています。
6日は、作業場で長さ1.7メートルの梁に花と葉の模様を彫っていました。
梁の彫刻は、法音寺の建て替えを行う、建築会社が工芸家の加納さんに依頼したものです。
加納さんは8月に図案を描き、9月から彫り始めたということです。
木槌と20種類のノミ、彫刻刀を使いわけて作業をしています。
法音寺の本堂は、建てられて250年経つということです。
2025年1月に取り壊し2026年12月の完成を予定しています。
梁のほかにも、入口に取り付ける飾りの彫刻も行っています。
現在の飾りには鳳凰が彫られていて、それを見本にしながら、大きさは倍の長さ1.8メートル、幅80センチのものを2年かけて彫り上げるということです。
加納さんは本堂に使われる、15本の梁に装飾を彫る予定です。
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南箕輪村 中学生模擬議会
南箕輪中学校3年生による中学生模擬議会が11がつ28日に役場で開かれました。
この日は、3年生5人が、村に質問や提案をしました。
清水こはるさんは「子どもたちが遊べるような施設ができれば、より多くの人が村に足を運んでもらえると思う、例えばトランポリン施設はどうか」と提案しました。
藤城村長は「雨でも子どもたちが遊ぶことができ、保護者がゆったりと見守ることができる施設を作りたいとは考えている」と話しました。
他にも「豊かな自然をアピールするために景色を見渡せる高台や展望台を設置してみてはどうか」「イベントの開催情報が子どもたちに届いていない」などの提案や意見が出ていました。
中学生議会は、議会や村政に関心を持ってもらうとともに、意見を参考にしようと村議会が開いたものです。
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文化功労者の髙木さんが書道指導
今年度の文化功労者に選ばれた、書家で大東文化大学名誉教授の髙木聖雨さんによる書道の授業が4日に、伊那市高遠町の高遠高校で行われました。
開講式では、書家の髙木聖雨さんが揮毫を行いました。
高木さんは、文化の向上発展に顕著な功績があったとして、今年度の文化功労者に選ばれています。
4日は、芸術文化コース書道専攻や音楽専攻の生徒などおよそ60人が参加しました。
中国の古代書体で「解衣」という文字を書き上げました。
開講式では、音楽専攻の生徒が合唱を披露して歓迎しました。
教室では、書道専攻の生徒が書いた作品の添削指導が行われました。
高遠高校は、今年度の文化庁「文化芸術による子供育成推進事業」の実施校に選ばれました。
事業は、功績が顕著な芸術家を学校に派遣し、子どもたちに質の高い文化芸術を鑑賞・体験する機会をつくり、豊かな想像力や思考力などを養うことを目的としています。
髙木さんは、手本を示して生徒にアドバイスを送っていました。
髙木さんは、この事業で、これまで小中学校で指導を行ってきましたが、高校生を指導するのは今回が初めてだということです。