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大昆蟲(こんちゅう)食博 話題呼ぶ
伊那市創造館で開催中の企画展「大昆蟲(だいこんちゅう)食博」が話題を呼んでいます。 伊那谷や世界の昆虫食について紹介するもので、今日までに来場者は2,000人を超えました。 会場に入ると、伊那谷の昆虫食文化を代表する、イナゴ、ザザムシ、サナギ、蜂の子がまず目に入ります。 合わせて、世界各地で食べられているカブトムシやサソリなど15種類ほどの虫が展示されています。 関心が高く、12月から始まった展示には、通常の企画展の1.5倍ほどとなる2,066人が3月1日現在までに来場しました。 展示会場には、アンケート用紙があり、市内だけでなく県外からも感想が寄せられています。 展示はだんだんに充実していて詳しい解説が追加されています。 関心の高さから創造館では、展示会に関連したイベントを企画しています。 21日(水)午後1時30分からは「昆虫食を語ろう!」と題して講演会とシンポジウムが開かれます。 また、タイの昆虫スナックや創作昆虫スイーツ「イナゴかりんとう」など昆虫食の試食イベントも同時開催される予定です。
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東春近小4年生りんご学習感謝の会
伊那市の東春近小学校の4年生は、りんご栽培体験学習でお世話になった果樹農家、伊藤一路さん豊子さん夫妻を招き感謝の会を28日、開きました。 東春近小学校では、平成6年から毎年4年生が伊藤さんのりんご畑で体験学習を行っています。 子どもたちは伊藤さんの畑で、余分な花の摘み取りや収穫などの作業を行ってきました。 28日は、1年間体験で学んだことをまとめグループごと劇やクイズで発表しました。 児童は「友達と協力しておいしいりんごがたくさん収穫できました」「食べられるまでの作業が大変でした」などと発表していました。 感謝の会では、伊藤さんのりんごを使って作ったゼリーやケーキを全員で味わいました。 伊藤さんは「一人ひとりが学習を通して成長してくれた。元気な限り活動を続けていきたい」と話していました。 東春近小学校では、今後もりんごの栽培を通して農家の苦労を学んでいきたいとしています。
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伊那地域の最高気温13.7度 4月上旬並み
27日の伊那地域の最高気温は4月上旬並みの13.7度で、春の暖かさを感じる1日となりました。 伊那市ますみヶ丘の牧場では、ポニーも春の日差しを浴びていました。 27日の伊那地域の最高気温は、午後1時45分に4月上旬並みの13.7度を記録し、今年1番の暖かさとなりました。 長野地方気象台では、28日も27日と同じくらい暖かくなる見込みで、1日(木)と2日(金)の日中の気温は少し下がり、3日土曜日と4日(日)は、さらに暖かくなりそうだと予想しています。
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合格祈願 絵馬を奉納
受験シーズン本番を迎え、伊那市の伊那中学校の3年生は学校近くにある春日神社に、合格を祈願する絵馬を26日、奉納しました。 26日は、伊那中学校3年の代表生徒が春日神社を訪れ絵馬を奉納しました。 伊那中学校では、高校受験を控えた3年生128人が美術の授業で合格祈願の絵馬をつくりました。 美術部の生徒が翌年の干支を描いた大絵馬を年末に春日神社に奉納していることが縁で今回初めて合格祈願の絵馬を納めました。 絵馬には、それぞれ決意の一文字とイラストが描かれています。 イラストを見ると縁起が良いとされている富士山が全員の作品に描き込まれています。 裏側には春日神社のご朱印が押されています。 飾り付けが終わると、全員で合格を祈願しました。 伊藤光森神主は「受験当日は今まで努力してきたことを発揮して欲しい」と生徒たちにエールをおくっていました。 県立高校の後期選抜試験は、3月7日、合格発表は3月16日となっています。 絵馬は、今年いっぱい春日神社に飾られることになっています。
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伊那市所蔵の土器が東京国立博物館で展示へ
伊那市が所蔵している土器が、7月に東京上野の東京国立博物館で開かれる特別展に展示されます。 展示されるのは、富県の御殿場遺跡から出土した顔面付釣手形土器、小沢の月見松遺跡から出土した顔面把手付大深鉢、南箕輪村の神子柴遺跡から出土した石器群です。 26日に開かれた市議会全員協議会で報告されました。
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伊那餃子会 感謝デー
伊那市内の飲食店でつくる伊那餃子会は、つつむの語呂に合わせた感謝デーを26日行いました。 26日は、ベルシャイン伊那店で餃子の日感謝デーが行われました。 店舗の外にブースが設けられ伊那餃子会に加盟する4店舗の餃子とオリジナル餃子が提供されました。 各店では普段400円から800円で販売されていますが、26日は1人前250円で提供されました。 26日は、およそ1000食が用意され昼時には、訪れた人たちが買い求めていました。 感謝デーは、地元への還元イベントとして平成25年から始まり、毎年2月26日に行われています。 伊那餃子会では花見シーズンに合わせ4月14日と15日に春日公園で餃子まつりを計画しています。
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伊那谷の魅力を発信「スノーフェス」
伊那・駒ヶ根・飯田の3つの商工会議所青年部が主催するイベント「スノーフェス」が伊那スキーリゾートで24日、開かれました。 スノーフェスは伊那谷の冬の魅力を発信しようと開かれたもので日中は、かき氷早食い大会など様々なイベントが行われました。 24日の夜は、伊那スキーリゾートで花火が打ち上げられました。 青年部のメンバーや中ア山麓スキー学校のインストラクターなど50人がたいまつ滑走を行い、ゲレンデは幻想的な光に包まれていました。
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キッズ王国 親子でにぎわう
手作りのあそびが楽しめるイベント「キッズ王国」が伊那市の伊那公民館で25日開かれ、親子連れで賑わいました。 東部中学校の吹奏楽部の演奏や春富中学校の演劇部による発表などでイベントが始まりました。 キッズ王国は、寒い季節でも室内でできる手作りの遊びを楽しんでもらおうと市内9つの公民館でつくる伊那市公民館運営協議会などが開いたもので今年で24回目です。 25日は、体験ブースが設けられ開始前には長い列ができていました。 このうち、洗濯のりや絵の具などを混ぜてつくるスライム粘土は子どもたちに人気でした。 他に、手形や足形をとって作品をつくるブースやボールのプールなどのブースがあり親子で楽しんでいました。 25日は、およそ900人の親子が訪れた他、市内の中学生や高校生らがボランティアで運営の手伝いをしていました。 伊那市公民館運営協議会では「今後も楽しんでもらえるイベントを企画していきたい」と話していました。
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春感じる洋らん展 25日まで
「洋らんの花を楽しむ会」のらん展が、24日から箕輪町の木下公民館で始まり、ひと足早い春の訪れを感じさせています。 会場には、会員37人が丹精込めたおよそ300鉢の洋らんが並んでいます。 洋らんには2万以上の種類があり、会では定番のカトレアやシンビジウムを中心に、黄色やピンク、赤など、30種類ほどの洋らんを展示しています。 今年は冬の冷え込みが厳しかったことから花が咲くのが遅れ、展示会までに花を咲かせるのに苦労したということです。 洋らんの花を楽しむ会の山内喜好会長は「外ではまだ花を咲かせている植物はほとんどない。会場に来てひと足早い春爛漫を楽しんで欲しい」と話していました。 洋らんの展示会はあすまで、箕輪町の木下公民館で開かれています。
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伊那市消防団定期演奏会に向け合同練習
伊那市消防団音楽隊は、3月3日に共演する中学生と18日に合同練習をしました。 18日は、音楽隊のメンバー39人と中学生合わせておよそ200人が春富中学校に集まりました。 演奏会では、伊那・東部・西箕輪・春富・高遠の5つの中学校の吹奏楽部と共演します。 これまでにそれぞれの団体で練習をしていて、合同での練習は初めてです。 伊那市消防団の北原政一団長は、「息の合った演奏を披露すると同時に、防火・減災を呼び掛ける機会にしたい」と話していました。 演奏会では他に、高校野球の応援に使われている曲やCMのテーマソングなどを音楽隊が演奏することになっていて、「子どもからお年寄りまで楽しめる内容になっているので是非足を運んでほしい」と来場を呼び掛けています。 演奏会は、3月3日土曜日の午後1時から高遠スポーツ公園文化体育館で開かれます。
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伊那市西町区沢町と竜南保交流
伊那市西町沢のいきいきサロン「いづみの会」に地元の竜南保育園の年長園児が参加し、22日、交流しました。 沢地域センターに年長園児26人が訪れ、交流しました。 いづみの会は、沢地区社協が月に1回、地区住民の交流の場として開いています。 園児との交流は今回初めて開かれました。 園児は、けん玉やコマ回しを披露したほか、歌を歌いながら、いづみの会の参加者の肩をたたきました。
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伊那ロータリークラブ顕彰 つくしんぼ保育園
伊那ロータリークラブの第58回創立記念例会が22日、伊那市西春近のくぬぎの杜で開かれ、地域活動に貢献したとして、つくしんぼ保育園が表彰されました。 この日は、伊那ロータリークラブの立石誠会長から、伊那市御園のつくしんぼ保育園の宮田克思園長に賞状が贈られました。 つくしんぼ保育園は、1969年にアパートの一室を借りて開園しました。 子育てと仕事の両立に悩む保護者の要望を聞き、公立保育園では対応できなかった0歳児保育の受け入れや、午後7時までの延長保育を実施してきたということです。 宮田さんは「助け合いの精神で50年の歳月を重ねてきました。保育事業が市民の皆さんへの恩返しになるようこれからも取り組んでいきたい。」と話していました。 伊那ロータリークラブでは毎年、地域貢献活動を行う個人や団体を顕彰していて、今回で39回目です。
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長谷小と長谷中 地域住民に劇など披露して交流
伊那市長谷の長谷小学校の児童と長谷中学校の生徒は22日、長谷の中尾座で地域住民に演劇などを披露し交流しました。 この日は、長谷小学校の2年生と3年生23人と、長谷中学校の3年生4人が中尾座を訪れました。 交流会は、小中学校に通う子どもがいない中尾地区の住民から子ども達の学校活動の様子が見たいとの声が寄せられ、今回初めて行われました。 長谷小の3年生は、地元に伝わる民話「孝行猿物語」の演劇を披露しました。 腕利きの猟師・勘助が猟で仕留めた親猿を家に持ち帰り、いろりに吊るしていましたが、子猿たちが生き返らせようとしている姿を見て、後悔の念にかられるという物語です。 この演劇は、活動の再開が決まった中尾歌舞伎保存会が4月に行う定期公演の前座で上演する予定です。 長谷中の生徒は、今年度取り組んだ内藤とうがらしの栽培を振り返る映像を上映しました。 交流会を企画した長谷小学校では「今後も機会があれば地域の住民に子ども達の様子を伝える場を設けていきたい。」と話していました。
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信大でジャムの販売
南箕輪村の信州大学農学部の学生が実習で作ったジャムの販売が21日から始まりました。 ジャムを作ったのは植物資源科学コースの2年生50人です。 実習で栽培した果物を加工しジャムにしました。 今年初めて販売する「りんごウメ」ジャムは、ウメの酸味とりんごの甘さの相性がよいということです。 ジャムは、他にブドウやイチゴなど14種類あり、人気のものは1か月以内に売り切れるということです。 価格は1個330円から500円です。 今年は、イチゴ・りんご・山ブドウの3個セットを1500円で販売しています。 21日は、学生たちが訪れ味をみて買い求めていました。 ジャムは信州大学農学部内にある生産品販売所で、平日の午前8時45分から午後5時まで販売しています。
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インフル注意報レベルに
21日発表された上伊那の1医療機関当たりのインフルエンザ患者数は27.13人で、警報レベルの30人を下回りましたが依然として注意報レベルの10人を超えています。 県の発表によりますと、上伊那の2月12日から2月18日までのインフルエンザ患者数は1医療機関あたり27.13人でした。 前の週の39.13人からは減少しましたが、依然として注意報レベルの10人を超えています。 学級閉鎖は、きょう現在、箕輪町の小学校で1校2クラス、中学校はなし、伊那市と南箕輪村の小中学校はありません。 伊那保健福祉事務所では、警報基準を下回ったものの完全に終息していないので引き続き手洗いやうがい、不要な外出を避けるなど感染拡大に注意するよう呼び掛けています。
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伊那市西春近 小出島社協が健康づくり講習会
伊那市西春近の小出島社会福祉協議会は、地域住民の健康づくりを進めようと、自宅で簡単にできる筋力トレーニングなどを紹介する講習会を、20日に開きました。 講習会には地域住民約30人が参加しました。 南箕輪村の介護予防指導士、小林治さんが講師を務め、自宅で簡単にできる筋力トレーニングを紹介しました。 参加者は、腕を前に出してそのまま静止し、自分の腕の重さを利用して筋力を高める「自重トレーニング」を体験していました。 小出島社協では年に1度、地域住民を対象にした健康に関する講習会を開いています。 小林さんは「自宅でテレビを見ながらでも簡単にできるので是非続けて習慣にしてください」とアドバイスしていました。
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箕輪中 中学生模擬議会
箕輪中学校の生徒が中学生の視点で町政について考え、白鳥政徳町長に提案や質問をする中学生模擬議会が19日開かれました。 19日は、箕輪中学校の2年生23人が模擬議会に出席し、11人が質問をしました。 唐澤優弥くんは、「予告なしの避難訓練を行ったらどうか」と提案しました。 中学生模擬議会は、議会に興味を持ってもらおうと、箕輪町議会が毎年開いています。 木村英雄議長は、「町の状況を的確に把握した提案をしてくれた。将来この中の一人でも町議会議員になり、良い箕輪町をつくっていってほしい」と話していました。
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平成30年度入学公立高校後期選抜募集人員発表
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イオン箕輪店みのわ~れ ハニートーストが好評
箕輪町松島のイオン箕輪店の「みのわ~れ」のカフェレストランでは、毎月第3木曜日に、パン1斤を使ったハニートーストが提供されています。 こちらが、ハニートーストです。 特殊なオーブンを使って食パン1斤を焼き、パンの上と中には、はちみつが塗られています。 メニューは、ハニー・バナナチョコ・ベリー・プリンの4種類で、1食800円です。 15日も正午近くになると多くの人が訪れ、味わっていました。 1日10食程限定で、この日は午後1時前には売り切れました。 ハニートーストは、毎月第3木曜日にみのわ~れのカフェレストランで食べることができます。 【3日前まで事前予約可能】 みのわ~れ・・・営業時間午前10時~午後5時 電話0265-95-4465
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春の高校伊那駅伝まで1か月
伊那谷に春の訪れを告げる春の高校伊那駅伝まで1か月を切りました。 伊那市では、大会の周知を図ろうと懸垂幕を19日、市役所駐車場などに設置しました。 「激走 春の高校伊那駅伝」と書かれた長さ11メートルの懸垂幕が設置されました。 今年は、男子が121校、女子が69校出場します。
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小平奈緒選手を称える横断幕 設置
平昌オリンピックのスピードスケート女子500メートルで金メダルを獲得した小平奈緒選手の活躍を称える横断幕が、19日、母校の伊那西高校に設置されました。 横断幕は、長さ8メートル80センチ幅80センチで、500メートルで金メダル、1,000メートルで銀メダルを獲得した小平さんの活躍を称えようと教員が手作りしました。 茅野市出身の小平選手は、伊那西高校を平成17年に卒業しています。 18日の夜は、生徒や保護者、同窓生が集まり小平選手に声援を送ったということです。 横断幕は、当面の間生徒玄関に飾られます。 また、活躍を受けて伊那市でも横断幕の製作を進めていて、近日中に完成するということです。
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伊那市で「暮らしに生きる手仕事&アンティーク展」
着物をリメイクした洋服や陶芸作品などの展示販売会「暮らしに生きる手仕事&アンティーク展」が伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 会場には、伊那市や南箕輪村のほか佐久や木曽などの作家7人の作品、約700点が展示されています。南箕輪村神子柴の塀和紀代子さんは、昔の着物をリメイクした洋服や小物などを展示しています。 伊那市高遠町山室の市川敏則さんは陶芸作品を展示しています。 釉薬は高遠城址公園のタカトオコヒガンザクラの枝から作っています。剪定で出た枝を燃やして灰になったものを10数年前に譲り受けたという事で、それを少しずつ大切に使っているという事です。 このほか、木工作品や骨とう品、和小物などが展示されています。 代表の塀和さんは「昔の物や自然の物のよさを手にとって感じてもらいたい」と話していました。 「暮らしに生きる手仕事&アンティーク展」は、21日(水)までかんてんぱぱホールで開かれています。
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春を呼ぶフルートアンサンブルコンサート
上伊那地域を中心としたフルート愛好家でつくる伊那フルートアンサンブルのコンサートが18日に、伊那市のいなっせで開かれました。 今年設立20年を迎え、コンサートも15回を数えます。 節目の今回は、新たな一歩を踏み出すような前向きな曲を選んだということです。 伊那フルートアンサンブルでは、「発足当初と比べるとメンバーは倍以上に増えた。今後も、多くの人に聞いてもらえるよう定期演奏会やボランティア演奏などを企画していきたい」と話していました。 コンサートでは、総勢30人による合同演奏も行われました。
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伊那養護学校の製品販売で総文祭をPR
伊那市の伊那養護学校の高等部の生徒が作業学習で制作した製品の販売が17日ベルシャイン伊那店で行われました。 会場には全国高校総合文化祭・信州総文祭の実行委員も参加し、総文祭をPRしました。 ベルシャイン1階時計台広場では、伊那養護学校高等部の生徒およそ30人が、作業学習で製作した陶芸や木工、手芸品を販売しました。 信州総文祭の実行委員3人も参加し、販売を手伝いました。 品物と一緒に総文祭をPRするチラシとティッシュを袋に入れていました。 全国高校総合文化祭・2018信州総文祭は、今年8月に県内各地で行われます。 特別支援学校部門は8月に松本市で行われ、製品の販売やステージ発表を行います。 信州総文祭特別支援学校部門は8月9日と10日の2日間、松本大学を会場に行われます。
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大工がリフォームをアドバイス 空き家見学ツアー
伊那市への移住を検討している人たちが、地元の大工からリフォームについてアドバイスをもらいながら空き家をめぐるツアーが17日行われました。 ツアーには、東京都や大阪府など都市圏から8組18人が参加し、伊那市内の空き家3件を見学しました。 ツアーには伊那市日影の福澤建築所の大工 福澤雅志さんが同行し、参加者にリフォームのアドバイスをしました。 見学した東春近の空き家は築16年ほどの物件で、壁紙の張り直しなどについて質問が出ていました。 伊那市では今年度、移住を検討している人たちに実際に訪れてもらい伊那での生活をイメージしてもらおうとツアーや体験会を開催しています。 これまでに5回開かれ、のべ26組、57人が参加しました。 そのうち1組が伊那市に移住したということです。 伊那市では、来年度も移住希望者向けのイベントを行い、誘致を図っていきたいとしています。
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「二・四事件」 伊藤校長の日記初公開
戦時中の昭和8年国内世論の統一を目的として、長野県内で反政府的な意見を持つ教員などが多数弾圧された「二・四事件、教員赤化事件」について学ぶ講座で、新たな資料として当時の伊那尋常高等小学校校長の伊藤泰輔さんの日記が初めて公開されました。 17日は伊那市のいなっせで「二・四事件と関係者の生き様に学ぶ」をテーマに講座が開かれ講師は上伊那郷土研究会の矢澤静二さんが務めました。 矢澤さんは、新たな資料として今回遺族から公開の許可を得た伊那尋常高等小学校の伊藤校長の日記を紹介しました。 日記の中には事件当時の学校の様子が記されています。 二・四事件は教員赤化事件ともいわれ1933年(昭和8年)2月4日から半年あまりの間に起こった弾圧事件です。 反戦運動などに関わった教職員や農民、労働者、学生などが一斉に検挙・起訴されました。 検挙されたのは県全体ではおよそ600人で、そのうち2割にあたる140人が教員で、上伊那でも多くの教職員が検挙されました。 治安維持法により国の政策に反対できなくなり、その事が満蒙開拓青少年義勇軍へ長野県から多くの子ども達を送り出した結果につながっていると紹介しました。
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園児が地域の人たちを招き感謝祭
園児が日ごろお世話になっている地域の人たちに歌などを披露する感謝祭が16日、伊那市の上の原保育園で開かれました。 感謝祭には地域住民でつくる上の原保育園を育てる会のメンバーと民生委員10人が招かれました。 園児らは現在開催中の平昌オリンピックにちなんで作った国旗を振りながら歌を披露していました。 上の原保育園を育てる会では園で行う餅つきやカレーパーティーなどの行事や畑づくりを手伝い交流を深めています。 16日は感謝の気持ちをこめて園児が手づくりしたカレンダーをプレゼントしていました。 ほかには相撲大会が開かれ力のこもった取り組みを披露していました。 育てる会のメンバーは「みんなと過ごす時間は楽しかったです。もうすぐ卒園する年長さんは立派な小学生になってください。」 と話し園児のもてなしを喜んでいました。
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小黒川スマートIC 機器トラブルで一時閉鎖
16日午前7時35分からおよそ1時間、小黒川スマートICが機器の故障により閉鎖となりました。 中央自動車道を管理するネクスコ中日本によりますと午前7時35分頃から午前8時55分まで上下線とも閉鎖になりました。 原因は遠隔操作用の機器のトラブルだという事です。 閉鎖からおよそ1時間後の午前8時55分に復旧し、閉鎖は解除されました。
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天竜川水系で渓流釣り解禁
天竜川水系で16日から渓流釣りが解禁となりました。 天竜川本流では解禁初日から50センチの大物が釣れていました。 宮田村の天竜川本流では一般の釣人のほか天竜川漁業協同組合の関係者が川の状況や釣れ具合を確かめていました。 漁協理事の伊藤伸一さんは体長50センチほどのイワナとニジマスを釣り上げました。 伊藤さんは魚に出会うまでのプロセスが楽しみだということで釣った魚は川に帰します。 解禁初日の16日はこの日を待ちわびた愛好家が釣りを楽しんでいました。 漁協では今日の解禁を前に上伊那の主な渓流に7200匹、600キロ分のあまごを放流してきたということで「これから徐々に暖かくなり水量が増えてくると魚が動き出し釣果が期待できる」と話していました。 渓流釣りができるのは9月30日までで遊漁料は年間券6600円、1日券1100円、中学生券300円で小学生以下は無料となっています。
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いなっせで確定申告受付スタート
16日から全国一斉に平成29年分の確定申告の受付が始まりました。 伊那税務署が管轄する辰野町から中川村の住民が対象となる申告会場は、伊那市のいなっせに開設されています。 午前9時から申告が始まり9時半には100人ほどが訪れたという事で多くの人が順番を待っていました。 確定申告は、自営業者や給料が2千万円を超えるサラリーマンなどが対象となります。 会場では、伊那税務署の職員が申告書の作成などをサポートしていました。 申告会場のいなっせは連日込み合うため、伊那税務署では国税庁のHPを使った申告書の作成を呼びかけています。 平成29年分の所得税と贈与税の確定申告は来月15日までで、いなっせでの受付は土日を除く午前9時から午後4時までとなっています。