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三峰総が南大東島児童にパンフレット寄贈
沖縄県南大東島と伊那市民との交流の動きが広がっている。国土交通省三峰川総合開発工事事務所(榎村康史所長)は5日、島民を伊那祭りに招く実行委員会(小林史麿代表)の要請に応えて、南大東島の小中学生(4年生以上)に同事務所発行のパンフレット「はじめての三峰川探検」を145冊寄贈した。
パンフレットは100頁カラーで、三峰川の歴史・自然・人の生活などが分かりやすく解説されている。実行委員会に参加した矢島信之さん(伊那市美篶在住)や丸山宏一さん(高遠町西高遠在住)らが、「渓流を見たことのない島民に伊那に来てもらうのだから、日本を代表する渓流・三峰川のことを知ってもらわなければ」と、三峰総などに働きかけた。
パンフレット寄贈のほかにも、8月初めの伊那谷訪問時に、美和ダムや周辺施設の見学も受け入れることになった。
榎村所長は「川を見たことがない島の人に、三峰川の自然の豊かさ、水の美しさを見てほしい」と話した。
伊那市内の大手製造会社に勤めた経験のある男性が島で作る青パパイアが縁で広がった交流。8月の伊那まつりにあわせて南大東村助役の仲田建匠さんを団長に38人の訪問団が伊那谷を訪れる。5日には伊那市教育委員会共催の島唄コンサートが開かれるほか、6日の伊那踊り、7日の遊ingゾーンなどでも物産販売や島唄披露が行われる予定。
既に伊那西小が同島小学校に交流のための手紙などを送っているほか、通り町商店街や伊那節の愛好者の中からも、交流を求める動きが始まっている。
詳しくは同実行委員会(TEL74‐5351グリーンファーム・小林、72‐2650井地)まで。 -
北小を考える会が要望
箕輪町立箕輪北小学校の「北小を考える会」(会長・浦野金治沢区長)は6日、平沢豊満町長に学校施設改善などの要望書を手渡した。同じ要望書を井内吉彦町教育委員長あてにも届けた。
同会は年1回、教育活動などのため要望事項を協議し、町に要望書を提出している。
浦野会長、副会長の北川新一大出区長と武井皓一八乙女区長、北小の長田伊史校長が役場を訪れた。
要望は▽中校舎西側外壁の修繕▽職員室西側に外来者受付用窓口の設置▽児童玄関全面に屋根の設置▽南校舎2階西端に非常階段を-など7項目。
平沢町長は要望項目の内容を聞き、「検討したい」と答えた。 -
新規採用教員の初任者研修
伊那教育事務所は5日、05年度新規採用教員の初任者研修を箕輪町の箕輪東小学校を会場に開いた。初任者26人は、6年生の授業や帰りの会をメモを取りながら参観し、指導法などを熱心に学んだ。<br> 初任者研修は1年間を通して計画されている。今回は、授業参観や授業研究会を通して専門職としての基礎的研修をし、実践的指導力の向上を図る目的で開催。テーマは「子どもと共に創る小学校の授業から学ぶ」。上伊那地区の公立小・中学校の24人と自律学校小中学部所属の2人が参加した。<br> 名越朝介教諭が授業する6年生の社会科(歴史)は、源頼朝が弟の義経を自害に負い込んだことについて児童が感想を発表。「なぜ自害に負い込んだのか」という疑問から学習問題を作り、答えを予想。学習問題を調べる方法を明確にしたあと、各自が調べ学習に取り組み、分かったことを発表した。<br> 初任者は、児童の発言を基に授業が組み立てられ進んでいく様子を参観し、調べ学習をする児童の様子も興味深く見ていた。<br> 初任者研修は年14回ある。今後は、夏にレポートを持ち寄っての研修、秋はコミュニケーションやカウンセリング、来年1-2月には初任者自身が授業を提案して学ぶ予定。<br><br>
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かいご家たより33
かいご家で働いている看護師は私も含め5人。宅老所で5人の看護師がいるなんて、本当に貴重としかいいようがない。だって、募集しても看護師はなかなか見つからないのが現状だから……。
他の事業所からは「いいね」なんて羨ましがられている。
個性豊かなナースたちだから年功序列なんて関係なく、お互い言いたい放題。でも、基本的な理念はしっかりもっていて看護師である前に人として本当にいいケアをしてくれている。
私からみれば総婦長的なKは、ホントに良く気がついて、入浴前や食事前後のトイレ誘導は見事なもの。よく似合う短パン姿で入浴介助も颯爽とこなし、汗にまみれたお化粧も抜け目なくサッと直すのを見ると、さすがKさんって感じ。そして、いつも自家製の美味しいお漬物をもってきてくれるので利用者さんやスタッフからもホントに喜ばれているお母さん的な存在だ。
次の大御所はI。以前外科で働いていたこともありテキパキと仕事をこなす。どうしても入浴が嫌という利用者さんもIの妖艶なお誘いにかかってしまうと何故かすんなりと入ってしまう程、不思議な力を発揮してくれる。また、時には厨房担当で美味しいお料理も作ってくれたり。万能選手っていってもいいかもしれない。
看護師の中では、一番若くて天然ボケも入っているW。利用者さんからすると孫のような存在で可愛がられている。就職した当初はホントに大丈夫かなぁと心配になってしまう面もあったが、今ではそんな心配も一切ない。常に利用者さんと同じ目線で接しているのを見ていると、この仕事が好きなのがよくわかる。いろんな事を経験しながらWがどんな風に育っていってくれるのかこれからが楽しみだ。 そして、他県からたった一人でこの地にきて頑張ってくれているO。おっとり型の性格が功を奏してか健康チェックしながら利用者さんの話にじっくりと耳を傾け、聞き上手になっている。最初のころは土地のことも解らずどう会話して良いのか戸惑い悩んだらしいが今ではしっかりなじみの関係になり、娘の様に思われ世話を焼かれている姿もチラホラ。W同様、天然ボケも入る。とことん追求していく姿をこれからも持ち続けてくれたらと思う。
皆、看護師という専門的な分野を持ちつつも介護スタッフと同じ目線で同じ気持ちで仕事ができていることを誇りに思っている。
専門的であるがゆえに責任という重圧も決して欠かすことはできないが、かいご家のスタッフとして一人ひとりの心のケアを一番大切にできる看護師であって欲しいし、私自身そうありたいと思う。
かいご家 看護主任 田本真喜子 -
食べたよ!青パパイア(5)
私は食いしん坊で、実家に帰るといつも母(井地千代子さん)が作るパパイア料理を楽しんでいたんです。味噌汁に入れたりサラダにしたりしているうちに、もっといろいろ使えないかなって思ったんですよ。肌もつやつやしてくるみたい。
弟が亡くなってかなり落ち込んでいた母も、青パパイア料理に出会って、やっと何か打ち込める物を見つけ、立ち直った感じでした。平安山さんたちのおかげだと思っています。ありがとうございました。
【ボロジノ・ヨーグルト】
(1)青パパイアを1センチ角のさいの目に切り、水・砂糖で煮る。南大東島特産黒糖を使うと気分もバッチリ。最後に香りつけにブランデーを少々。島で生産が始まった黒糖ラム酒でも良いでしょう。煮えたら冷ます。大きさや味付けはお好みで。
(2)市販のヨーグルト(もちろん自家製でも可)を器に盛り、煮た青パパイアをトッピング。イチゴやオレンジなど好みのフルーツを添えても良いです。
(3)後は食べるだけ。青パパイアはナタデココのような食感で、繊維質も多いし、煮ても壊れない特殊なビタミンCも豊富だそうです。
※ボロジノは南大東島の別名
【パパイアフライ】
(1)青パパイアは皮を剥き、縦に2つに割って種を取ってから、約1センチ幅にスライス。
(2)普通にフライを揚げる要領で衣を着け、やや低めの温度からじっくりと揚げます。最後は高温でカラっと。
(3)油を切ったら、盛り付けて、飾りの緑を少々。ウスターソース、トンカツソース、ほかにおろし酢醤油なども合います。 -
南箕輪村農業委員会
南箕輪村農業委員会の任期満了(19日)に伴う委員一般選挙は5日告示し、無投票で選挙委員10人が決まった。11日、村役場で当選証書を付与する。<br> 農業委員は今回から定員を5人削減し21人から16人になった。選挙委員は15人が10人。選任委員は議会が5人が4人、上伊那農協は従来通り1人、新たに土地改良区から1人。改選後の第1回農業委員会は21日に開く予定。<br> 選挙委員10人は次の皆さん。<br>▽宮下勝美(60)大芝▽清水愛三(65)南殿▽清水宏和(47)南原▽有賀鉄志(59)沢尻▽毛利猛(60)神子柴▽木下尊英(51)久保▽藤沢久人(64)田畑▽田中実(50)大泉▽倉田晃(68)北殿▽征矢紀之(65)塩ノ井<br>
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箕輪町地域づくり懇談会始まる
箕輪町の地域づくり懇談会が5日、始まった。第4次振興計画に盛り込んだ町内15地区の区ごとの地域づくり計画を具体化し実践していくため、8月末まで地区をまわって各区役員らと懇談するもので、第1回は北小河内地区で開いた。<br> 今回の懇談会は、各地域の課題解決や地域づくり計画の施策展開などが主な内容。町は、振興計画の実施計画ローリングの参考にもしていく考え。<br> 北小河内公民館での懇談会には、町から総務課長をはじめ政策企画室職員や北小河内区を担当する支援スタッフら、区からは地域づくり特別委員会(古田敏夫委員長)の役員らが出席した。<br> 同委員会は地域づくり計画策定後、会議を重ね今回が3回目。事業計画は、住宅居住地の誘致など計画的な土地利用、県道の安全対策、生活用水の水量確保、防災組織の立ち上げ-など9項目ある。懇談で事業計画を説明し、区長は「役場の人に計画を理解してもらい100%実行できるよう協力をお願いする」と要望した。<br>
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伊那西高校・伊那弥生ヶ丘高校文化祭
伊那市の伊那西高校と伊那弥生ヶ丘高校は、今週から来週にかけて文化祭を開催し、9、10日に一般公開する。
今年で21回目となる伊那西高校の西高祭のテーマは「Heartbeat縲恁ニ風の中で縲怐v。
今年は、2日目のステージで、1年2組が沖縄の伝統芸能エイサーの一つで、「みんなでにぎやかにやろう」という意味がある「ヒヤルガヘイ」を踊るほか、1年6組がチアリーディングを披露する。
もともとおとなしいクラスだった6組は、チアの練習を通して自分を出せるようになり、授業中も声が出るようになってきたという。
そのほかにも、インターハイ4年連続出場の新体操部の模範演技があったり、「どうしてソースカツ丼が駒ケ根市の名物なのか」などを調べた社会クラブの展示などもある。
9日は午後1時縲恁゚後3時半、10日は午前9時半縲恁゚後3時。
伊那弥生ヶ丘高校の弥生祭は46回目。「弥生ってるよね2005」をテーマに、今年もクラス展示や屋台などが並ぶ。
今年は、本部企画「平和について考えよう」という取り組みがされている。平和とは何か窶狽lえた結果、「人への思いやりが大切なのでは」ということになった。
そこで今回、生徒809人一人ひとりの写真を撮影。その横に、それぞれが大切に思っている人に当てたメッセージを書き込んだ。それら全ては廊下に展示し、その近くには、来場者も思いを書き込める短冊を用意するという。
公開は9日が午前11時縲恁゚後4時。10日が午前10時縲恁゚後3時30分。 -
伊那中央病院七夕おやつバイキング
楽しみながら食事をすることで食欲を高めてもらおう窶狽ニ7日、伊那中央病院4階ラウンジで、七夕に合わせたおやつバイキングが行われた。4階東・西棟の、食事制限のない入院患者52人が、思い思いのデザートを楽しんだ。
これまでも、バイキング形式で食事を楽しんでもらうことはあったが、おやつは今回が初めて。病室からラウンジまで付き添いが必要な患者もおり、普段より多くの看護士が必要となるため、今回は子どもや妊婦の多い4階のみで行った。
デザートは、フルーツやケーキなど10種類の中から好きなものを選べるようになっており、出歩けない人にはワゴンサービスが行われた。
ラウンジに集まった患者らは、デザートを味わいながら、院内学級の子どもたちが作った紙芝居を見たり、七夕の歌を歌ったりして楽しんでいた。
今後はアンケートに基づき、取り組みの継続も検討していく。 -
伊那市でイラクの現状講演会
戦火にさらされ続けたイラクの現状を多くの人に知ってほしい窶狽ニ、湾岸戦争などで使用された劣化ウラン弾被害について語る「イラクの人たちは今…森住卓、西村陽子講演会」が8月20日、伊那市民会館で開かれる。
湾岸戦争で使用された劣化ウラン弾によってばら撒かれた放射能原子は、広島に落とされた原爆の1万4千倍から3万6千倍に及ぶという。放射能汚染された環境は、10年以上経過する現在も、白血病や奇形児出産、ガンなどの病気をもたらしている一方、不安定な情勢が続く国内は、慢性的な医薬品不足になっており、治療を受けられないまま死んでいく人も多い。
こうした惨状を撮り続けている報道写真家、森住さんの写真は、時には目を背けたくなるほどの衝撃的なものもあり、多くの人に戦争の残酷さを訴えている。
森住さんの活動に衝撃を受けた伊那市東春近の畑春彦さんら有志が今回の講演会を企画。森住さんの活動を通して、大人から子どもまで多くの人にイラクの実情を知ってもらい、戦争について考えてほしい窶狽ニ、参加を呼びかけている。
また当日は、湾岸戦争以降、イラクの小児病院に薬を届けている「アラブの子どもとなかよくする会」を通して病気に苦しむ子どもたちの支援を続けている長野県出身の西村さんも講演する。
講演会は午後2時から伊那市民会館である。前売り券は大人千円、中高生500円。(当日は大人1500円、中高生800円)。収益は「アラブの子どもとなかよくする会」に寄付する。
現在、講演会の運営を進めてくれる実行委員や、チケット・チラシを預かってくれる店なども募集している。
問い合わせはイラク講演会実行委員会(・ス090・7252・1100)畑さんへ。 -
スタンプラリークイズ抽選会
伊那市の「ローメンズクラブ」(伊藤和弌会長)は7日、伊那商工会館でスタンプラリークイズ抽選会を開いた。当選者35人が決まり、7月中旬までに食事券(8月31日まで有効)を郵送する。
6月の「ローメン月間」に合わせたクイズは、加盟する2店舗以上で食べた人が対象で、ローメンに使うめんの種類を当てるもの。34店舗に応募箱を置いたところ、上伊那をはじめ、東京都、兵庫県など老若男女を問わず520枚の応募があり、全員が「蒸しめん」で正解した。
正副会長、理事の5人が抽選し「蒸しめん賞」(食事券3千円分)5人、「マトン賞」(2千円分)10人、「キャベツ賞」(1千円)20人を決めた。
伊藤会長は「ローメンを食べて、暑い夏を乗り切って」とPRした。
蒸しめん賞は次の通り(敬称略)。
西村治子、清水敏明(以上西箕輪)赤羽由里子(美篶)宮下公彦(境)竹村千明(駒ケ根市) -
孫育て講座
伊那市は6日、乳幼児の子どもを持つ祖父母を対象にした孫育て講座を市役所で開いた。初回は祖父母ら23人が参加し、孫との上手な付き合い方を聞いた。
講師は、飯田児童相談所の小木曽計男さん。親・子の自立の難しさ、地域社会とのつながりの希薄化などに触れながら「子どもは一人ひとり違う。常識や価値観をいろいろな角度から見ることが大事な要素」と子育てに正解がないことを強調。乳幼児期の子どもと接するとき、こころの満足感を味わうことができる親子関係の和や、からだの基礎づくりなどの大切さを話した。
そのあと、市側から生活リズムや食事など子育て事情、子育てサークルの紹介もあった。
講座は4年目の取り組み。子どもを取り巻く環境が変化する中、孫との接し方などを学ぶ場として開いている。2回の日程で、次回(21日)は子どものおやつと歯の手入れなどを学ぶ。 -
みのわ祭りポスター完成
2005みのわ祭りのポスターが完成した。1200枚作成し、今後、町内の公共施設や店舗などに掲示して祭りを宣伝する。<br> ポスターの図案は、6月に実施したコンクールで選考した箕輪中学校2年中村友紀さんの図案を採用している。コンクールには、箕輪中の生徒から29点の応募があった。<br> チラシは8500部制作し、7月の町の広報と一緒に全戸配布した。うちわは、4500本作り、祭りイベントの参加者に配る。<br>
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南箕輪村母子(父子)寡婦福祉協議会総会
南箕輪村母子(父子)寡婦福祉協議会総会
南箕輪村母子(父子)寡婦福祉協議会(倉田加代子会長)の05年度総会は1日、赤松荘であった。本年度事業計画案などを承認し、総会後は会食しながら楽しく交流した。
事業計画は、母子福祉研修会(おかや総合福祉センター)、県母子寡婦福祉大会(岡谷カノラホール)、母子部交流会、寡婦交流会など。年間を通してボランティア活動にも参加する。
上伊那郡市母子寡婦福祉大会は今年は南箕輪村が会場で、24日午後1時から式典と講演が村民センターである。
倉田会長は、「あなたという個性は歴史上の唯一の存在だからこそ、あまりに尊い」という言葉を引用し、自ら作った「千の蔵より子は宝、万の手、億の手かけましょう。子どもに過ぎたる宝なし、愛の手、知恵の手かけましょう」という詞を紹介し、「私たちの存在、生きていく指針にしたい」とあいさつした。 -
箕輪町防災会議
箕輪町防災会議は1日、町役場であり、現在策定中の町地域防災計画の見直し案を審議した。
町は、地域防災計画を98年に策定。その後、中越地震の発生などさまざまな状況があり、04年11月から計画の見直しをしている。
策定中の計画は、▽風水害対策編▽震災対策編▽その他事故災害対策編-に分かれ、これまでに実施した住民とのワークショップや各課から出された課題なども反映。電気施設、ガス施設、通信・放送施設の災害予防計画、電気施設や鉄道施設の応急活動なども新たに盛り込んでいる。
防災会議は平沢町長が会長を務め、上伊那地方事務所、伊那建設事務所、伊那保健所、伊那警察署、箕輪消防署などの関係者10人の委員で構成する。今後、町が示した計画案をそれぞれの立場から確認し、修正や追加などがある場合は今月中旬までに町に意見を寄せてもらい、今月末には計画を決定する予定。 -
松島分館フリースクール
箕輪町公民館松島分館のフリースクールは2、3日、木下一の宮のパカパカ塾でワイルド体験教室をした。初の宿泊を盛り込んだ企画で、参加した子どもたちは乗馬や食事づくりなど皆で協力して楽しく過ごした。
小学1年から5年までの児童15人が参加。今回は松島区以外からも参加している。パカパカ塾に到着すると早速、ポニーの乗馬を体験。春日幸雄理事長から「馬は後ろから近付かない。馬の名前を呼びながらやさしく、大きな声を出さない」と注意点を教わり、塾生にサポートしてもらってポニーにまたがった。
参加者の約半分は乗馬経験があるが、最初は皆少し緊張した表情。しかし、馬場を3周、4周とするうちに余裕も出てきて、周りで見守る大人に手を振る姿もあった。
乗馬初体験だった唐沢なつき君(箕輪中部小2年)は、「馬に乗ったらすごく高くてびっくりした。ちょっと怖かったけど、後で楽しくなった」。興奮して馬場を猛スピードで走ってしまったポニーに乗った塩沢青空君(同)は、「ちょっと泣いたけど、でも楽しい」と話していた。
夕食は班ごとにカレーを作って食べ、夜はゲルに泊まった。 -
就農10年、田畑と虫を見つめ続けて
伊那市西箕輪吹上 農業 瀧沢郁雄さん「見てください。マメシジミって小さな貝なんです。自分の田んぼで始めて見つけたんですよ」
伊那市西箕輪吹上。築100年にもなろうかという古い農家造りの家で、顕微鏡を差し出して語り始めた。身近にある素材を生かした「有機農法」を営むかたわら、水田や畑に集まる小動物の観察を続ける「ひと・むし・たんぼの会」のメンバーだ。
自身では1町2反(1万2000平方メートル)の畑で露地野菜をつくり、3反(3000平方メートル)の水田で米を作る。土地は基本的に借地。毎週1回約40人の顧客に野菜を詰めて発送する。顧客との間で結んだ栽培契約が収入源。顧客は、県内の茅野市から飯島町までの間に約3分の1、残りは名古屋・東京だという。
「10年やって、理解あるお客さんにも恵まれ、ようやく形が出来てきたという感じですかね。まだ独り者なので、なんとか、食べていかれるぐらいにはなって来ました」
「まだまだいろいろ悩んでいるんですよ」と言うが、水田を増やし、家畜を何頭か飼育して、その糞尿を肥料に利用する「有畜複合経営」に踏み出すことが当面の目標だ。ともに働き暮らす、パートナーを見つけることも。
茨城県ひたちなか市出身。信大農学部森林科学科を卒業後、1年間、埼玉県小川町の農家に住み込みで有機農法を修行した。どこで就農するか迷ったが、信大卒で同じような志向を持つ先輩農家が多い伊那を選んだ。
「大学を出る頃には社会的にいろいろな問題があり、会社員は会社の利益のためにはなんでもしなければならないし、する存在に思えた。そういうのは嫌だったんですよ」とふり返る。
農業に強く惹かれたのは、修業先の農家で最初にキャベツを育てた時。水やりや換気など、「人には億劫だ思われることが、自分はキャベツの命のために働けて楽しいと感じている」と気付いた時だったという。
当然のように、就農してからも田畑の虫や小動物の命を大切にしてきた。農薬は極力使わず、生態系の豊かな田畑を作ることをめざした。田で見つけた蝶を写真に取り、畑で目にしたヘビのことを文章にして、顧客に送る通信にまとめてきた。
その甲斐あってか、04年から自身の水田にイトミミズが大量発生。イトミミズは土を食べ糞として排泄するが、その糞が大量に堆積して雑草の芽を覆い尽くし、除草剤は何も蒔いていないのに、雑草1つ生えていない田んぼになっているのだという。
「生き物を大切にすれば、いつか報われることがあるというのはこういうことを言うんでしょうかね」という瀧沢さん。「本当は晴耕雨読の生活したかったんですけど、そうはいきませんよね」-笑って、雨の田んぼに出ていった。※瀧沢さんが参加する「ひと・むし・たんぼの会」の企画展は伊那市立図書館で14日まで開催中 -
洪水バイパストンネル試験運用開始
美和ダム土砂流入抑制長谷村美和ダムへの土砂流入を抑制するために設置された洪水バイパストンネルが5日、初めて試験運用され全長4300メートルのトンネルに水が通った。
午前11時にゲートが開けられ、まず毎秒10トン、続いて同20トン規模で水が流された。ダム下の排水口対岸に集まった国土交通省三峰川総合開発工事事務所(三峰総)の職員や関係者など約50人が見守る中、開門約20分後コンクリートを溶かしたような灰色の水が勢い良く流れ出した。午後も試験運用され、午後5時に終了した。
トンネルは、ダム上流の大規模な分派堰・貯砂ダムとセット。洪水時に美和ダムに流れ込む土砂のうち粗い土砂は貯砂ダムで止め、細かい土砂は分派堰でせき止めてバイパストンネルに迂回、ダム下に放出する。01年1月に着工、4年の歳月をかけて05年5月に完成した。総工事費は170億円。
三峰総によれば、美和ダムには三六災害や72‐73年の大出水を始め毎年大量の土砂が流入し、ダムに溜まった土砂は(堆砂)は02年までに約2000万立方メートルにも及んだ。その一部500万立方メートルはは砂利資源や盛土材として利用したが、恒久的な堆砂対策なしには美和ダムの機能維持が難しいとして、多目的ダムでは全国初の同施設の建設となった。
今後は、流入量が毎秒100トンを超える時には、この堆砂システムを運用して、ダム上流からダム下に直接水を流す予定。当面2年間は試験期間とされているが、実質的には運用開始といえる。美和ダムでの状況を見て、小渋ダムでも同様の施設建設を進めるとされており、170億円をかけたシステムの効果がどう出るか注目される。 -
「まっくん」村のイメージキャラクター認定
「まっくん」村のイメージキャラクター認定
南箕輪村の大芝高原イメージキャラクター「まっくん」が、11歳の誕生日の5日、村のイメージキャラクターに認定された。村役場の村長室で認定証を受け取り、「村のイメージアップができるように一生懸命頑張りたい」と村民にメッセージを送った。
「まっくん」は94年7月5日生まれ。“まつぼっくりから生まれた赤松の妖精”で、大芝高原の林の中の秘密の家に住んでいる。身長約190センチ、胴回り310センチ。これまで高原のPRや大芝高原まつりの手伝いをしてきたが、今後は高原ばかりでなく村全体を村内外に積極的にPRする仕事をしていく。
「まっくん」は、大芝高原から、自分自身の絵が描かれた村内巡回まっくんバスに乗って役場に到着。唐木一直村長が、村のイメージキャラクター認定証を手渡した。「認定証をいただき、すこしドキドキしています」とまっくん。検討中のグッズができたときには「ぜひ買ってくださいね」と宣伝も忘れなかった。 -
みのわ祭り7月30日
箕輪町の夏を彩る「箕輪町発足50周年記念みのわ祭り」は30日、153号線バイパスで開催する。4日、町役場であった第2回実行委員会で詳細を決定した。
本祭りイベントと納涼花火大会を30日の土曜日に1日間で開催。町発足50周年記念の交流イベントで、東京都豊島区の「東京よさこい」、静岡県浜松市庄内地区の「む筒会」の手筒花火を招致する。
会場は十沢線交差点からアルファまで。祭り本部は赤玉第2駐車場の北。小雨決行。
開幕は午後12時半。オープニングパレード12時45分~鼓笛隊、子ども長持ち、長持ち、大道芸、子どもみこし、みこし。みのわ太鼓演奏2時、記念イベント東京よさこい2時半、ワクワクダンシング4時、みのわ太鼓演奏5時、箕輪天竜音頭民踊流し5時半。フリーマーケット、店舗売出しは12時半-9時。
記念イベントみのわ手筒会と庄内地区「む筒会」の共演は7時からみのわ天竜公園。納涼花火大会8時。
マスつかみ大会は午前9時半~みのわ天竜公園。まちづくり同友会の「みのわ御棒サ50!里曳き競争」は会場北で4時から。商工会青年部のミニこども広場は赤玉第2駐車場で12時半から。
今年は、まつり当日に町内巡回「みのちゃんバス」を特別運行する。コースは東・西・南コース。通常バス時刻表通りに運行する。交通規制は午前11時-午後10時半。十沢線・農免道路の交通規制は午後6時半-10時。 -
西春近表木の男性死体の身元が判明
4日、伊那市西春近表木の農道脇で近くの女性が発見した男性の死体について、伊那署は6日までの捜査で、市内の無職の男性(30)と判明した。
身元は、新聞記事を見た家族から「帰宅しない息子ではないか」と警察への連絡があり、身体の特徴などから断定した。
伊那署では、検死の結果などから、自殺とみて捜査を継続している。 -
伊那市やまびこリーグ結果
◆伊那市やまびこソフトボールリーグ(6日・富士塚スポーツ公園)
▽インターフェアーOB23‐1東クラブ -
JA上伊那七夕飾り設置
蒸し暑いこの季節、涼しさを感じ、夏を乗り切ってもらおう窶狽ニ、上伊那農業協同組合は、金融などの窓口がある伊那市室町の伊那支所2階で、6縲・日の間、七夕キャンペーンとして七夕飾りを設置し、浴衣を着用した女性職員が窓口対応をしている。
JA上伊那が、昨年から始めた取り組みは、来店者にから好評だったため、今年も実施することにした。
窓口には短冊が用意されており、待ち時間などに願い事を書き込むことができる。家族の安全や健康を願った短冊が、多数つるされていた。
期間中は、窓口を訪れた人全員に、花火をプレゼントするサービスもしている。 -
フォトクラブ光影の写真展「自然のひとこま」
駒ヶ根市を中心とした、30窶・0歳代の写真愛好家らでつくる「フォトクラブ光影」(講師=太田秀男、22人)の写真展「自然のひとこま」は20日まで、伊那市中央区の中部電力伊那営業所ギャラリーで開いている=写真。入場無料。
毎年恒例の展示で、会員19人が、四つ切りサイズ(ワイド四つ切りを含む)をはじめとした、一人ひとり1点を出品。県内の山や川などの風景を中心に、撮影者がそれぞれの感性でとらえた自然の1コマに、来場者の関心が向けられている。
塩尻市の高ポッチ高原からの北アルプスの朝焼け、緑色の青々とした葉に黄色い花の色が鮮やかな霧ケ峰の高原、タンポポの花とシャボン玉を写した可愛らしい作品などがある。
同クラブは、赤穂公民館の「初心者カメラ講座」終業生の有志らで発足し、今年で10年目。同公民館での月例会を主体に、クラブ内コンテストや撮影会のほか、昭和伊南総合病院などで展示会も開いている。
棚田二郎代表(73)=駒ヶ根市赤穂=は「移りかわる自然をとらえた写真を見てもらい、『こんな所もあるんだ』と、感じてもらえれば」と話している。
土日、祝祭日は休館。午前8時30分から午後5時10分まで。 -
トイレについて考える
人間が生きてゆく上でなくてはならないトイレ。最近は水洗化が進み快適に用事が済まされるようになった。
水洗化はいいが、便器一つをとっても研究、開発となると底知れない苦労が積み重なった技術の集積の塊なのだ。さしずめ婦人用洗浄器のビデなどの開発には、うら若い女性が恥も外聞も気にせず、実際に座ったりして使ってみて(人前ではばかることもなく下着一枚になって使い勝手を研究する姿をテレビで見たが)大変な苦労が目に見えた。ことに最近ではある雑誌に(米タイムス誌)よると「この秋は座ることが最高の時間となるだろう…」という記事を載せている。記事の中で『贅沢な椅子』として2つの椅子を紹介した。1つは英ヴァージン・アトランティク航空のアッパークラスのシート。もう1つが日本の便器メーカーTOTOの「ネオレストSD」という高級洋式便器である。便器が単に排泄のためでなく、安息と快適さを提供する器具として考えられている象徴であろう。そしてさらに、水の音がしない、臭わない、掃除不要といった便器が開発されている。
我が家もまもなく水洗にしたいと思っているが、お金と相談で贅沢な椅子を調達できるかどうか。 -
箕輪東小校内音楽会
箕輪町立箕輪東小学校(宮沢義人校長)で2日、校内音楽会があった。各学年、学級が1カ月以上かけて練習してきた歌や合奏を精一杯披露し、心の込もった演奏で会場を包んだ。
合唱奏やオペレッタ、二部合唱や三部合唱、合奏など、練習の成果をステージで発表。口を大きく開けて元気いっぱいに歌う姿や、難しいメロディーを真剣に演奏する姿など、保護者は我が子の姿を写真やビデオに収め、児童の頑張りに大きな大きな拍手を送った。
2年目の実施となる全校合奏は、ベートーベン作「トルコマーチ」。昨年はモーツァルトの「トルコマーチ」を演奏しているが、同じ曲名の2作品に親しんでほしい-と選曲。お昼の放送で曲を流し、学年ごとに練習。全体練習はわずか数回だったが、全校が心を一つにした素晴らしい演奏を披露した。 -
西箕輪マレットゴルフクラブ定例会結果
西箕輪マレットゴルフクラブ定例会(5日)
▽男性 ・ス宮島英雄88・ス西村亮造89・ス佐藤一男91・ス原吾一92・ス堀内久光93・ス小松徳成、白鳥秋雄94
▽女性 ・ス原清子95・ス浦野富美子98・ス桐野ハル子100・ス唐沢和江102・ス清水ちえ子106・ス小坂君子107
▽ホールインワン 原吾一、清水利夫、唐沢己喜男 -
長野県陶芸展
県内25人の陶芸家による「第26回長野県陶芸展」が2日から伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれ、それぞれの個性が際立つ陶芸作品約600点が訪れた人々を楽しませている。
同会場で、この陶芸展が開かれるのは、今年で2回目。
長野県は、もともと陶芸が盛んではなかったが、25年ほど前から、豊かな自然環境や、窯を持つのに適した山間地が多いこの地に魅了され、県外から多くの陶芸家が移り住むようになった。
そんな中「県内陶芸家同士が交流し、作風の違う互いの作品を批評し合ったり、若い作家がアドバイスを受けられる場をつくろう」と、陶芸家篠田義一さんら長野県陶芸作家協会を設立。以降26年間、この陶芸展は続いており、県内陶芸家の約6、7割が過去に出展している。
篠田典明会長は「陶芸有数の地で技術を習得してきた各作家の作品は、それぞれの良さがある。昨年も見てくれた人は、各作家、1年間の変化も楽しんでほしい」と話していた。
入場無料。10日まで。
##(写真よこ)
##(了) -
社会保障フォーラム開催
箕輪町産業会館で2日、上伊那社会保障推進協議会などが主催する社会保障フォーラムが開かれた。日本高齢者運動連絡会の篠崎次男事務局長をパネラーに招き、6月22日に国会で可決した介護保険見直し法案の問題点について議論を交わした。
篠崎氏は、現在介護給付の約5、6割を占める軽度者を、一律に予防給付対象とする今回の法案は、難病の人なども介護給付対象外になってしまう可能性があることを指摘。また、在宅利用者との負担差をなくすために、施設での食費や居住費を全額自己負担にするとしている点も、経済的理由から利用できない人が増加するといった問題を訴えた。
その上で「国の基準はモデルケース。私たちは、一つ一つ細かい点を明らかにしつつ、自治体交渉でこうした問題点を許さないよう、各市町村に働きかけてかなくてはならない」と話した。
##(写真よこ)
##(了) -
子どもの水難事故救急救命講習会
小さな子どもの水難事故対処方法を学ぼう窶狽ニ4日、伊那市の生涯学習センターで子どもネット伊那が主催する「水の事故から子どもを救う救急救命法講習会」が開かれた。10組ほどの親子が集まり、水まわりで子どもを遊ばせるときの諸注意や、緊急時の対処方法を学んだ。
海水浴やプールなど、水に接する機会が多くなると同時に、子どもの水難事故も多くなるこの時期、8歳までの子どもを対象とした救急救命法講習が少なかったため、伊那消防署の協力を得て、昨年から講習は行われている。
乳幼児や幼児を連れた母親らは、小さい子どもに多い事故とその予防方法や、乳幼児の人口呼吸方法などを学んだ後、実際に人形を使って人口呼吸などの応急手当を実践。
指導に当たった消防署職員は「事故は予防が第一。乳幼児の場合、子どもの視点に立って、細やかな気遣いでさまざまな見直しを行い、事故防止に努めることが必要」と話した。
##(写真よこ)
応急処置を施す母親
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