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ボランティアバスパック 長野市へ
台風19号で被災した地域の泥やガレキを片付けるボランティアが30日長野市へ向かいました。
午前6時、伊那市の福祉まちづくりセンターでは、日帰りのボランティアバスパックに参加する40代から60代の12人が受付をしていました。
伊那市社会福祉協議会によりますと、長野市北部ではボランティアの人手が足りない一方、駐車場不足や渋滞などが問題となっているという事です。
市民からの声を受け、社協では上伊那8市町村合同の日帰りのボランティアを計画しました。
出発式をすますと、参加者は早速バスに乗り込み、長野市へ向かいました。
この日は千曲川の決壊により浸水被害のあった長野市の長沼地区で住宅の敷地に入った泥の片付けなどを手伝ったという事です。
上伊那の社会福祉協議会では、11月にも日帰りのボランティアバスパックを計画しています。
定員は30人で10月31日現在11月12日(火)、23日(土)、30日(土)で定員を下回っているという事です。
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県立歴史館 「土偶展 国宝土偶~縄文文化の多様な個性~」
千曲市の長野県立歴史館で国宝の土偶5点を展示する「土偶展 国宝土偶~縄文文化の多様な個性~」が開かれています。
N国宝の土偶5点が一堂にそろうのは、東京とパリの展示会に次ぐ3回目の事です。
初日となった25日は関係者らが出席しオープニングセレモニーが行われました。
笹本正治館長によりますと、この展示会の開催を4年前から準備してきたという事です。
展示解説では笹本館長が茅野市棚畑遺跡からほぼ完全な形で出土した「縄文のビーナス」をはじめ、青森県風張1遺跡の珍しい姿勢を模った「合掌土偶」を紹介しました。
ケースに入った土偶は、360度、様々な角度から眺めることができ、訪れた人たちは縄文時代の造形力や表現力を間近で感じていました。
長野県立歴史館開館25周年特別企画 「土偶展 国宝土偶」は11月10日までです。
期間中には講演会を予定している他11月23日からは後期企画展、「中部高地の土偶」を開催する予定です。
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橋爪さん東日本大震災支援コンサート
伊那市出身のクラリネット奏者・橋爪恵一さんらによる東日本大震災の被災地を応援するコンサートが、27日、伊那市高遠町の信州高遠美術館で開かれました。
伊那市出身の橋爪さんのクラリネットと、ピアノ、バイオリンのアンサンブルコンサートです。
橋爪さんは、妻のしおみ・えりこさんとともに、宮城県石巻市の呉服店で、津波で被災し泥だらけになった着物を使って、3.11の記憶を伝える活動をしています。
被災した着物は、何度も洗ってステージの衣装にリメイクしています。
端切れは、50センチ四方のパッチワーク作品に使われています。
呼びかけに応じて、日本全国や海外からも作品が集まり、2700点を超えたということです。
橋爪さんらは来年完成予定の石巻の文化ホールの緞帳にパッチワークを役立ててほしいと活動しています。
会場では、コンサートの観客が参加するパッチワークの制作も行われていました。
このコンサートの収益金は、活動資金に充てられるということです。
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豚コレラ ワクチン接種が上伊那でも始まる
上伊那地域の養豚場で、豚コレラの感染拡大を防ぐためのワクチン接種が、28日から始まりました。
接種は26日から県内で始まっていて86の養豚場のおよそ7万2,000頭を対象に行われます。
このうち上伊那では28日から始まり、3つの農場が対象となっています。
なお県では、農家の負担にならないよう1頭あたり330円かかる接種費用の初回分を全額免除するとしています。 -
第5次広域計画策定に向け委員会
来年度から5年間の上伊那広域連合や各市町村が円滑に事務処理を行うための指針を示す「第5次広域計画」の策定に向けた委員会の初会合が24日、伊那市のいなっせで開かれました。
会議では、上伊那広域連合代表副広域連合長の唐木一直南箕輪村長から、委員会の上原三知委員長に諮問書が手渡されました。
第5次広域計画は、来年度から5年間の上伊那広域連合の目標や事務処理の方針を具体的に示し、広域連合や各市町村が適切に事務処理を行うための指針となるものです。
計画では、広域的な観光振興やごみ処理など15項目の今後の方針や施策を定めます。
策定委員会では、計画の素案について審議を行い、来月にはパブリックコメントを募集し、意見を確認して12月中に答申案をまとめる予定です。 -
豚コレラに備え初動対応確認
豚コレラなどの特定家畜伝染病の発生に備えた防疫演習が23日伊那市の伊那合同庁舎で行われました。
演習は、家畜伝染病が発生した場合に備え、農場や周辺地域の消毒など初動対応を確認すると共に危機管理意識を共有しようと行われました。
演習は、上伊那と諏訪地域振興局が合同で行い、市町村関係者などおよそ90人が参加しました。
演習では、防疫服の着脱訓練が行われました。
参加者は防疫服を2枚着用し、ウイルスが隙間から入らないようにガムテープで足元や袖を留めていました。
参加者はお互いに服装を確認しながら着用していました。
今回は特に豚コレラへの対応について重点的に確認しました。
上伊那では今年2月に宮田村の養豚場で豚コレラが確認され、2400頭あまりの豚が殺処分されました。
また、県内では野生イノシシへの感染も確認されていて上伊那では伊那市、宮田村、中川村の養豚場3つが現在、監視対象となっています。
この日は豚コレラの発生に備えた事前準備について参加者がグループディスカッションを行いました。
参加者からは「指揮、命令系統の確立が必要」「豚の処分には重機が必要なので、機械とそれを動かす人員の手配が必要だ」などの意見が出されていました。
上伊那地域振興局によりますと、豚コレラ対策として26日から上伊那の養豚場で飼育されている豚へのワクチン接種が始まるという事です。
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思いをつなぐリレーマラソン
小学生が100メートルずつバトンリレーして42.195キロを走る伊那青年会議所イベント「思いをつなぐ伊那JCリレーマラソン大会」がきょう伊那市陸上競技場で開かれました。
大会には上伊那の小学生88人が参加しました。
400メートルのトラック105周と半分ほどで1人が100メートルずつを5回ほど走りました。
リレーマラソンは子どもたちに挑戦することの大切さを知り、
友だちや親に支えてもらっていることを感じてもらおうと伊那青年会議所が開いたものです。
大会では集まった保護者や伊那青年会議所のメンバーが大きな声援を送っていました。
また子どもと一緒に走る親の姿もありました。
最後のランナーがバトンを受け取ると声援はさらに大きくなりました。
タイムは2時間33分45秒でした。
伊那青年会議所では、地域の未来のために青少年育成事業は不可欠だとして今後も事業展開をしていきたいとしています。 -
高校ダンスフェス 弥生3位 伊那北4位
長野県高等学校ダンスフェスティバルがきょう、伊那市の伊那文化会館で開かれ、県内の25校から600人の生徒が出場しました。
審査の結果、伊那弥生ケ丘高校ダンス部が3位、伊那北高校ダンス部が4位に入賞しました。
上伊那からは、辰野、伊那北、弥生の3校が出場しました。
3位の弥生は、ステップや手の振り、体の使い方など細かな点まで作りこんだダンスを披露しました。
4位の伊那北はジャズとヒップホップダンスで葛藤や喜びをテーマにした踊りを披露しました。
また辰野高校は、大きな動きを意識したヒップホップダンスを披露しました。
高等学校ダンスフェスティバルは技術の向上や交流を目的に毎年ひらかれていて、今年で14回目となります。
今回は、県内の25校のダンス部が出場し、日頃の練習の成果を披露しました。
年々出場校も増えていて、最も部員数が多い松本県ケ丘高校は53人が息の合った踊りを披露していました。
出場した伊那北高校のある生徒は「県内は台風による被害がありましたが、ダンスを通して地域に元気を届けていきたいです」と話していました。
審査の結果、最優秀賞は松本美須々ケ丘高校でした。
上伊那3校の発表をまとめた番組は11月3日から122チャンネルで放送予定です。
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中央道 19日正午頃開通見込み
ネクスコ中日本は、台風19号の影響で通行止めとなっている中央自動車道八王子JCT~大月IC間を19日正午をめどに通行止めを解除する見込みだと発表しました。
中央自動車道八王子JCT~大月IC間は土砂崩落のため通行止めとなっていますが、ネクスコ中日本は19日正午をめどに開通する見込みだと18日発表しました。
なお、18日の夜から予想されている雨の状況により、開通の時間を変更する可能性があるとしています。
また、国道20号の東京都八王子市と神奈川県相模原市の8.8キロ区間は、12日の午前7時40分から通行止めとなっていましたが、18日午前6時に通行止めが解除となりました。
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成美さんと岡本監督が南箕輪で映画をPR
来年2月に上映を予定している上伊那8市町村を舞台にした映画「霊犬戦士ハヤタロー」に関するトークイベントが14日に南箕輪村の大芝高原研修センターで行われました。
14日は、監督の岡本英郎さんとタレントでプロデューサーの成美さんが映画の制作に至った経緯や撮影の裏話を披露しました。
「霊犬戦士ハヤタロー」は、駒ヶ根市に伝わる「霊犬早太郎」の話を特撮映画化したものです。
成美さんらでつくる信州フィルムパートナーズが、地元企業などから資金調達を行い制作しました。
監督の岡本さんは、ゴジラやウルトラマンなどのデザイナーとして活躍しています。
14日は、主人公ハヤタローのデザインがお披露目されました。
途中、映画に出てくる妖怪が現れ、会場を盛り上げました。
映画は、上伊那8市町村で撮影されました。
成美さんは、「作品を見た人が聖地巡礼で上伊那を訪れてくれればうれしい」と話していました。
完成は来年2月中旬を予定していて、伊那市荒井の旭座から順次全国公開されることになっています。 -
上伊那⁻東京 交通マヒ状態
台風19号の影響で上伊那地域と東京を結ぶ道路や鉄道がマヒ状態となっていて市民生活に影響が出ています。
高速道路です。
中央自動車道は八王子JCTと大月ICの間で土砂崩落の為17日現在、通行止めとなっています。
道路を管理するNEXCO中日本によりますと復旧は20日頃になる見通しです。
また中央道と並行して走っている国道20号は東京の八王子市と神奈川県相模原市の間で同じく土砂崩落の為通行止めとなっています。
国土交通省によりますと18日に通行止めが解除される見しです。
東京方面への高速バスは18日まで終日運休が決まっています。
19日以降の運行計画は未定だという事です。
鉄道です。
東京へ向かう中央本線の特急あずさも17日現在、運休が続いています。
山梨県の大月駅と東京の高尾駅の間で線路に土砂が流入しため、運転を見合わせています。
JR東日本によりますと、復旧は今月下旬頃になりそうだという事です -
南小4年1組 ピザ窯小屋棟上げ
南箕輪村の南箕輪小学校4年1組が取り組んでいるピザ窯用の小屋づくり。
17日は棟上げが行われました。
この日は1日かけて作業が行われ、柱などを設置した後、棟上げを行いました。
棟を上げた後、屋根の骨組みとなる垂木に、子どもたちが順番に釘を打ち付けていました。
ピザ窯は、南箕輪小学校の南校舎と図工室の間の中庭にあります。
完成した後、窯を小屋の中に移動させます。
ピザ窯を雨や風から守るための小屋を作りたいと、3年生のころから取り組み始めました。
建築士会上伊那支部の協力を得て、森林から木を切りだし木材に加工するところから建築について学んでいます。
建築士会からは12人のメンバーが訪れ、子どもたちに釘の打ち方などを指導していました。
この日は、12回ある学習のうちの10回目で、小屋を建て、棟を上げる区切りとなる作業です。
棟上げを祝って、代表児童3人が餅や菓子をまきました。
今後は、屋根や外壁張りを行い、塗装をして完成になります。
11月30日には親子レクを予定していて、完成した小屋を保護者に披露し、ピザ窯でピザを焼くということです。
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伊那北高校卒業50年で同窓会
伊那北高校卒業50年を祝う同窓会が13日、伊那市高遠町の高遠さくらホテルで開かれました。
卒業50年を迎えたのは、伊那北高校の21回生で、現在68歳・69歳になります。
この日は、学年293人のうち、83人が集まりました。
会では、21回生のメンバーから伊那北高校の同窓会に寄付金が送られました。
また懇親会では、当時E組の副担任だった春日輝海さん93歳が「これからは、残りの人生をどう過ごしていくのか考えながら過ごしてみてください」と話し、乾杯の音頭を取りました。
21回生は293人の内、女子生徒が11人だったということですが、きょうはそのうち8人が集まりました。
実行委員長の米山明廣さんは「これまでの半世紀、それぞれの立場で活躍してきたと思う。これから先の人生を見据えて絆を深め、あすからの活力にしたい」と話していました。 -
台風19号 倒木や果樹被害
大型で非常に強い台風19号は12日の夕方から夜にかけ、長野県南部に最接近し倒木や果樹の落下などの被害がありました。
13日は早朝から伊那消防署や伊那市消防団が河川などを巡視していました。
12日の夜から出されていた避難指示・避難勧告・避難準備情報は13日の午前7時30分にすべて解除されました。
台風19号は、12日の夕方から夜にかけ県南部に最接近しました。
長野地方気象台は、12日の午後3時30分に伊那市に警戒レベル5の大雨特別警報を発令しました。
大雨特別警報が発令されるのは今回が初めてです。
伊那市では、午後3時45分に土砂災害の危険があるとして、伊那市高遠町の荊口・山室地区に避難勧告。
長藤・藤沢地区に避難準備・高齢者等避難開始を発令しました。
午後8時には天竜川や三峰川の水位上昇により氾濫のおそれがあるとして東春近・西春近・上新田・下新田・境の川沿いの地区に避難指示を出しました。
伊那市によりますと避難情報にともない開設された8つの避難所には、244世帯657人が避難したということです。
台風の影響で伊那市・箕輪町・南箕輪村で倒木による被害が相次ぎ各市町村で取りまとめをしています。
けが人はいないということです。
伊那市西箕輪のぶどう園では、棚が倒壊する被害がありました。
農業被害等についはJA上伊那で取りまとめています。
交通機関にも乱れがありました。
運転を見合わせていたJR飯田線は、午後1時過ぎから運転を再開しました。
また、中央道の小仏トンネル付近で土砂崩落により通行止となっていて高速バスは、12日と13日の東京方面がすべて運休となっています。
伊那市長谷で13日予定されていたふるさと祭りは中止となり14日に花火大会が行われます。
長野地方気象台では、これまでの大雨で地盤が緩んでいるところがあり、引き続き土砂災害に注意するよう呼び掛けています。
また13日は、県の要請を受け上伊那8市町村の職員が台風被害の大きかった上田地域に食料などの物資を届ける作業が伊那市役所行われました。
物資は13日、上田市に送られました。
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年賀はがきの搬入始まる
来年用の年賀はがきの搬入が伊那市の伊那郵便局で11日から
始まりました。
午前10時頃、306箱、119万6千枚が到着し職員が搬入作業に追われていました。
年賀はがきは上伊那地域28の郵便局に振り分けられます。
令和2年の年賀はがきは東京オリンピック・パラリンピックのエンブレムや来年の干支、ねずみがデザインされたものなど11種類です。
価格は消費税増税により去年の62円から63円に上がっています。
年賀はがきの販売は11月1日、受付は12月15日からとなっています。
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県書道展 あすから
第72回県書道展が、あすから伊那市の伊那文化会館で開かれます。伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、南箕輪村の唐澤如香さんが最高賞の特選に選ばれています。
唐澤さんの作品は墨の濃い部分とかすれた部分のバランスが良く、色紙を使い全体的に上品に仕上がっている点が評価されたという事です。
会場には、公募で寄せられた伊那地区の一般、小中高校生の作品のほか、特選を受賞した巡回作品合わせて980点ほどが並んでいます。
県書道展は県内10会場を巡回して行われているもので、今年で72回目になります。
関係者は「漢字、かな、調和体などバラエティーに富んだ個性豊かな作品を楽しんで欲しい」と来場を呼び掛けていました。
県書道展はあすから13日まで伊那文化会館で開かれます。
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県議会連盟が伊那市でわなセンサーを視察
長野県議会山岳環境保全対策議員連盟に所属する議員が、10日、伊那市で行われているICTを活用した有害鳥獣対策のくくりわなセンサーを視察しました。
この日は議員連盟に所属する8人が、くくりわなセンサーが設置されている伊那市横山の山林を視察しました。
伊那市の職員や、伊那猟友会の牧田文男会長が、わなセンサーについて説明しました。
センサーは、安価で省電力な通信方式を利用するもので、伊那市が開発を推進しています。
わなに鳥獣がかかるとピンが抜け、自動的にメールが配信されるというものです。
わなは、1日1回見回りをする必要がありますが、センサー設置により労力の削減につながります。
伊那市は、地方創生交付金など1,200万円を活用し、230台の端末を購入し、市内に5か所の受信基地を 設置しました。端末は猟友会員に貸与されています。
今年6月から40台のセンサーが設置され、ニホンジカなど40頭がすでに捕獲されています。
牧田会長は、「見回りが大変だったので、ずいぶんと楽になった」と話していました。
議員連盟では、ICTを活用した鳥獣対策の技術の普及を支援する補助金制度を来年度予算に盛り込むことなどを、県に対し要請していきたいとしています。 -
伊那谷の味を高級ラーメンで
伊那谷で獲れた自然の恵みをふんだんに使った1杯2,000円のラーメン「南アルプス中華そば」が8日、東京銀座NAGANOで販売されました。
伊那市で獲れた鹿の肉や、上伊那産の小麦「ハナマンテン」とそば粉を使った麺で仕上げたラーメン、野菜やキノコをワンプレートにして添えた「南アルプス中華そば」です。
価格は1杯2,000円、100食限定で販売されました。 -
伊那バス 100周年感謝で寄付
15日で創業100周年を迎える伊那市の伊那バス株式会社は、地域への感謝を込めて上下伊那の10市町村に総額180万円を寄付しました。
8日は藤澤洋二社長ら3人が各市町村をまわりました。
伊那市役所では、白鳥孝市長に寄付金50万円を手渡しました。
伊那バスは、大正8年、1919年の10月15日に創業しました。
開業当初は、6人乗りの乗り合いバス3台で、伊那町から高遠町までの9キロを運行しました。
その後貸し切りバスや高速バス、タクシー事業や観光事業などを開始し、10月15日には100周年を迎えます。
白鳥市長は、伊那バスの100周年を記念して作られた冊子を見ながら、説明を受けていました。
藤澤社長は「地域のみなさんのおかげで100周年を迎えることができた。これからもみなさんのお役に立てるよう頑張っていきたい」と話していました。
伊那バスは伊那市の他、上伊那7市町村と大鹿村、松川町にも寄付金を手渡したということです。 -
CATV杯ミニバス大会 駒ヶ根アベックV
第17回ケーブルテレビ杯争奪ミニバスケットボール選手権大会が伊那市のエレコム・ロジテックアリーナで6日開かれ、男子・女子とも駒ケ根市スポーツ少年団が優勝しました。
大会には県内から20チームが出場し、トーナメント戦を戦いました。
女子の決勝戦は、白のユニホーム箕輪北ミニバスケットボール教室対、黒のユニホームの駒ケ根の対戦となりました。
駒ヶ根は試合序盤から積極的なディフェンスでボールを奪い得点を挙げリードします。
前半を終え51対3と駒ヶ根が大きくリードします。
後半に入ると、箕輪北の4番の唐澤優衣さんと、5番の登内蒼空さんの6年生2人が、シュートを立て続けに決め追い上げます。
しかし、前半リードした駒ヶ根が逃げ切り、71対41で2年ぶり3回目の優勝を果たしました。
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外国人との共生社会実現へ
外国人との共生社会を実現するための長野県日本語交流員養成初期研修会が6日伊那市のいなっせで開かれました。
日本語交流員は外国人が安心して生活できるよう日本語習得や地域に溶け込むサポートを行うものです。
研修会は長野県が開いているもので住民およそ20人が参加しました。
講師を務めたのは武蔵野大学言語文化研究科准教授の神吉宇一さんです。
神吉さんは「経済政策の一環で国は外国人の受け入れを進めている。日本に来た外国人が言葉や文化を理解できないと本人たちだけでなく、私たちも困る」と話していました。
長野県によりますと現在県内には
およそ3万5,000人、伊那市には1,700人の外国人が暮らしているということです。
研修会は5回開催され外国人をとりまく地域の特性や歴史的背景、生活事情などについて学びます。
研修を終えた参加者には修了証が渡され県の要請で外国人の支援活動を行うことになっています。 -
上伊那教職員OB・OG美術展
上伊那の教職員OB・OGが制作した美術作品の展示会が、伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。
会場には、21人の絵画・彫刻・陶芸の作品が並んでいます。
数年前までは、上伊那の元教職員でスケッチ旅行に出かけ、仕上げた作品を展示する美術展を2年に1回開いてきましたが、会員の高齢化などの理由から2018年1月の美術展で最後となりました。
地元の人に作品を見てもらい、また自分たちの生きがいづくりの場を増やそうと、今回有志が呼びかけ初めて開かれました。
現役を引退した60代前半から80代後半の人が出品していて、美術以外の元教職員も日々制作活動に励んでいるということです。
第1回上伊那教職員OB・OG美術展は、6日(日)まで伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。 -
8月の月間有効求人倍 1.49倍
上伊那の8月の月間有効求人倍率は、7月を0.03ポイント下回る1.49倍でした。
月間有効求人数は3,895人、月間有効求職者数は2,609人で、8月の月間有効求人倍率は1.49倍でした。
県は1.57倍、全国は1.59倍となっています。
雇用情勢についてハローワーク伊那では「堅調に推移している」として、前の月の判断を据え置きました。 -
女性合唱団 演奏会に向け練習に熱
女声合唱エーデルワイスは、20日に開かれる初の単独コンサートに向け練習に熱が入っています。
9月30日夜は伊那市のいなっせで、本番で歌う曲を練習していました。
女声合唱エーデルワイスは、より高いレベルの合唱を求めて活動している、上伊那の音楽教諭や合唱経験がある主婦など20人でつくる合唱団です。
東京藝術大学卒業で、東京国際音楽コンクール指揮者部門第2位の経験を持つ横山奏さんが指揮者を務めていて「ひと言目をはっきり発音するように」などと指導していました。
コンサートでは、「うみ」や「あかとんぼ」など20曲ほどの童謡唱歌をアレンジした「日本・四季の旅」を披露することになっています。
北澤理光代表は「女声合唱ならではの美しい歌声と、地方でも本格的な合唱が聞けるというところが見どころ。是非聞きに来てほしい」と話していました。
女声合唱エーデルワイスのコンサートは20日(日)の午後2時~、いなっせ6階のニシザワいなっせホールで開かれます。
チケットは全席自由で、一般2,000円、高校生以下1,000円となっています。 -
中山間地域再生へ 鯉を試験養殖
伊那市高遠町藤沢の住民有志は、中山間地域再生の取り組みとして、水田での鯉の養殖を検討しています。
30日は、今年度行った試験養殖の結果が報告されました。
30日は、地域住民らが集まり、今年7月に放流した鯉の生育具合などを確認しました。
中心となって取り組んでいる藤沢の小池守雄さんは、鯉の養殖を中山間地域再生の切り札にしようと、今年度2アールの水田に鯉の稚魚44匹を放流しました。
半数がアオサギに食べられたり自然死したりしたということですが、81日後の今月27日に23匹水揚げできたということです。
このうち15匹を計測したところ、5センチほどだった稚魚は平均で26.6センチ、重さ308グラムに成長しました。
淡水魚の養殖に長年に渡り携わり今回の取り組みにも関わった桐生透さんは、「水がきれいで豊富なため、食べても泥臭さがほとんどないと思う。十分に可能性がある」と話していました。
鯉は、水田わきの飼育池に移し養殖を続けます。
来年度は、およそ100匹の稚魚を放流する他、冬を目途に地域住民を集めて試食する計画です。
地域にこの取り組みをどのように広げていくかが課題だということで、将来的には近隣の料理店への出荷を目指します。 -
竜西中央道ベルトに10,080個散布
野生イノシシによる豚コレラの感染を防ぐため餌に混ぜて与えるワクチンを集中的に散布するワクチンベルトのうち伊那地域の西部、竜西中央道ベルトには1万80個が散布されます。
これは県が27日発表したものです。
ワクチンベルトは県内5か所が指定されていて散布地点は1,800か所、数量は3万6,000個です。
このうち伊那西部地域の竜西中央道ベルトは散布地点、数量とも
最も多い504か所、1万80個です。
散布は松本市安曇地籍で30日から始まり順次他の地域でも行われます。
県によりますとワクチンは国の食品安全委員会で人体に安全と評価された成分や食品からできているということです。
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安協会員らが安全運転呼びかけ
秋の全国交通安全運動が21日から始まりました。
24日は伊那市役所前に交通指導所が設置され、啓発活動が行われました。
この日は、白鳥孝伊那市長や交通安全協会の会員、伊那警察署の署員らが、交通安全を呼びかけるチラシなどを配りながら安全運転を呼びかけました。
秋の全国交通安全運動は、21日から30日までの10日間で、長野県では「通学路・生活道路などの安全確保と歩行者保護の徹底」を運動の重点にしています。
伊那警察署管内の23日までの交通死亡者数は、去年の同じ時期と同数の3人で、人身事故は去年より47件少ない148件となっています。
伊那署では「日が落ちるのが早くなり事故が増える。早めの点灯をお願いします」と注意を呼びかけています。 -
強風の影響伊那地域でも
23日に温帯低気圧に変わった台風17号により、伊那地域では強い風が吹きました。
収穫期を前に、りんごや梨などの果樹が落下する被害が出ています。
長野地方気象台によりますと、伊那市では23日、午前11時頃、最大瞬間風速20.7メートルを記録しました。
箕輪町大出のりんご園では、風により多くのりんごが落下していました。
中には風の影響で根から倒れてしまっている木もあります。
被害を受けたりんご農家は「収穫を前に大きな被害です。あと何回台風が来るのか、頭が痛い」と話していました。
JA上伊那では、被害を受けた一部のりんごを加工用に受け入れます。
JA上伊那果実担当の兼子敦さんは「収穫前のシナノドルチェは皮に傷がつきやすい。品質低下の被害がありそう。今回被害を受けたものについては中生から晩生まで加工品を中心に受け入れます」と話していました。
受け入れは30日の午前7時からを予定しています。
このほか、伊那市では倒木があり、午後3時半現在、被害状況をまとめています。
箕輪町と南箕輪村ではけが人や物損などの被害報告は入っていないということです。 -
Musical Gifts初の定演
上伊那出身の音楽好きな若者たちでつくるミュージカルギフツの
第一回定期演奏会が22日、伊那文化会館で開かれました。
演奏会では2019年度全日本吹奏楽コンクールの課題曲など
10曲が披露されました。
ミュージカルギフツは団長で指揮者の柴成哉さんの呼びかけにより去年12月に結成された吹奏楽団です。
上伊那を中心に40人ほどのメンバーがいて演奏会への参加や依頼演奏を行っています。
演奏会では童謡「あんたがたどこさ」をアレンジした曲も披露されました。
メンバーはその多くが中学、高校で吹奏楽部に所属していたということで「音楽を通して知り合った仲間と活動を続けていきたい。」と話していました。 -
第一美術長野県支部展
全国公募展の第一美術展に出品された作品の長野県支部展が、伊那市の伊那文化会館で開かれています。
会場には、亡くなった2人を含める58人の絵画や工芸62点が並べられています。
5月下旬から6月上旬にかけて東京都で開かれた第90回第一美術展に出品した長野県内の作家の展示会です。
県支部展は、県内各地持ち回りで開いていて、上伊那地区では2年に1度開催されています。
第90回展には県内から5人が入賞しました。
上伊那地域からは3人が入賞し、文部科学大臣賞に、伊那市の原和男さんの作品「NET」。
会員奨励賞に、南箕輪村の加藤博美さんの作品「再誕」。
準会員優秀賞に伊那市の小坂洋一さんの作品「今年も良い事あるわよ」が選ばれました。
この第一美術長野県支部展は23日(月)まで伊那市の伊那文化会館で開かれています。