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コロナ週報 上伊那10人確認
21日発表の新型コロナウイルス感染症の12日から18日の週報です。
上伊那は10人、全県は126人でした。
全県の患者届け出数は定点当たり1.56人で増加しています。
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上伊那森林組合総代会 今年度事業計画承認
上伊那森林組合総代会が28日、伊那市高遠町の高遠さくらホテルで開かれ昨年度決算などが承認されました。
事業利益は前の年度と比べ約53%の減となっています。
上伊那森林組合の昨年度の事業利益は約2,700万円で前の年度と比べて3,100万円、53%減となっています。
要因は松くい虫対策の国の補助金が減額されたことによるものです。
木質ペレットの販売量は冬に冷え込むことが多かったことから過去2番目に多い4,546トンでした。
昨年度の事業総取扱高は13億8,900万円で今年度は14億7,500万円を見込んでいます。
総代会には役員など約60人が出席し、昨年度決算や今年度の事業計画などが承認されました。
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戦場カメラマン渡部さん講演
戦場カメラマンでフォトジャーナリストの渡部陽一さんの講演会が伊那市の伊那文化会館で21日開かれました。
渡部さんは、20歳の時に訪れたアフリカで内戦で負傷した子供たちを目の当たりにし、戦場の現状を伝えようとカメラマンになりました。
講演で渡部さんは「戦争では幼い命が当たり前のように奪われている」と話し、「2003年のイラク戦争では劣化ウラン弾が使用され、戦後に生まれた子供たちに失明や白血病などの健康被害が出ている。第二の戦争が続いている」と話していました。
講演会は、上伊那の教職員でつくる公益財団法人上伊那教育会の研修会「仰望の日」の中で行われ、およそ800人が訪れました。
会長で南箕輪小学校の校長の松﨑善幸さんは「今年は戦後80年。平和の尊さを忘れず、教師としての人間性や専門性を高めていきましょう」と話していました。
会員発表では美篶小学校の田村栄作さんが、満蒙開拓青少年義勇軍の歴史などについて話をしました。
田村さんは「戦後80年となり、高齢化により遺族会の活動や地域の慰霊碑の管理が難しくなっている。
今だからこそ、戦争歴史や平和の尊さを伝え続ける事が大切だ」と話していました。
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最高気温31.2度 今シーズン初の真夏日
20日の伊那地域は午後2時29分に31.2度を記録し、今シーズン初めての真夏日となりました。
箕輪町のみのわ天竜公園では、親子が水遊びをしていて涼んでいました。
この日の伊那地域は午後2時29分に31.2度となり、今シーズン初めての真夏日を記録しました。
伊那市街地の交差点では、半袖の人や日傘をさして歩いている人が見られました。
長野地方気象台によりますと、あすも最高気温が30度を超えると予想しています。
急に気温が上がり、体が慣れていないため、熱中症などに注意するよう呼び掛けています。
上伊那広域消防本部によりますと、午後3時半現在、熱中症とみられる症状で搬送された人はいないということです。
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田楽座 伊那養護学校で特別公演
伊那市のまつり芸能集団「田楽座」は、去年開いた創立60周年記念公演で協力してくれた伊那養護学校の生徒に感謝の気持ちを伝えようと19日に特別公演を行いました。
19日は、田楽座のメンバー7人が伊那養護学校を訪れ、特別公演を行いました。
田楽座では、去年10月創立60周年記念企画「感謝カンレキあめあられ」を開きました。
その際、当日限定のオリジナルグッズとして、伊那養護学校の高等部の陶芸班の生徒に湯飲みの製作を依頼し販売しました。
湯飲みは、田楽座の十八番演目の「鳥さし舞」のロゴと、田楽座の「楽」というロゴのついた色違いの2種類です。
来場者に好評で、60個つくり、完売しました。
今回はそのお礼をしようと、特別公演を企画したものです。
今日は小学部・中学部・高等部の児童と生徒およそ160人が伝統芸能を鑑賞しました。
田楽座では、「得手不得手がありながらも一つの目標に進んでいく田楽座と伊那養護学校の子どもたちの作品には共通点がある。今後も身近な存在でありたい」と話していました。 -
カメラリポート 天竜川の通船
明治時代の盃です。
天竜川通船業 迅速勉強
開始披露 と記されています。
天竜川通船を明治時代末期まで行った伊那市坂下の中村奥治郎が、開業を祝い配ったものです。
伊那市坂下の飯田線踏切近くにある中村さん宅。
中村奥治郎の子孫にあたり、今でも大切に当時から伝わる資料を保管しています。
水量が豊富な天竜川では、江戸から明治にかけて、交通・輸送の重要な手段として、舟で人や物を運ぶ通船が行われていました。
天竜川は、岡谷市の釜口水門から伊那谷、愛知県をかすめ、静岡県の遠州灘に注ぐ延長213キロ、日本全国9位の長さです。
下る舟は、川の流れにまかせ、上流に上げるには、帆を張り、人力も使いました。
帆を張って上げるのは、春先から夏ごろまでが多く、下流から吹き上げる風が最もよかったようです。
伊那谷からの下り荷は、米、大豆、漆、柿、酒など、遠州からの上り荷は、砂糖、塩、綿、煮干し、海老、みかんなどでした。
辰野町平出から飯田市時又までの天竜川。
午前7時15分辰野朝日橋を出た舟は、8時35分伊那町大橋着。
時又を目指して南に下っていきます。
午前7時15に辰野を出発した舟が飯田市時又に着くのは、午後3時。およそ8時間の船旅でした。
大洪水があった1904年、明治37年以降孤軍奮闘した中村奥治郎でしたが、1906年、明治39年5月末に通船は途絶えます。
天竜川上流に白帆の影は消え、今では、観光舟による川下りが残るのみとなっています。
天竜川通船の歴史は、江戸時代以来、挑戦、開業、休業、廃業の繰り返しでした。
陸上交通がない時代、遠州まで下る天竜川の存在は、大きな魅力だったにちがいありません。 -
クラフト作家6人による作品展
県内外のクラフト作家6人による「手しごと 春の6人展」が、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場では、伊那市の他、宮田村、安曇野市、飯田市、山梨県北杜市の6人の作家の作品が展示・販売されています。
毎年春と秋の年2回開かれていて、今年で11年目です。
伊那市ますみヶ丘の工房廣兵衛の三沢廣光さんは、色の異なる2つの木を組み合わせた木工作品を展示・販売しています。
木の板を1枚1枚丁寧に貼り合わせて作るため、1つの作品が完成するのに10日ほどかかるということです。
三沢さんは、「種類や技法が異なる6人の作家の作品を同じ会場で見ることができるので、是非多くの人に足を運んでもらいたいです」と話していました。
手しごと春の6人展は、22日木曜日までかんてんぱぱホールで開かれています。
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40代女性500万円詐欺被害
上伊那郡内の40代の女性が500万円相当の暗号資産、仮想通貨をだまし取られる詐欺被害が発生しました。
伊那警察署の発表によりますと
被害にあった女性は去年12月、SNSで知り合った男を名乗る相手から送信された「あなたを旅行に連れて行ってあげたい」「コロナ禍の時に暗号資産を始めて今は儲けがでている」などのメッセージを受信しました。
相手の指示に従い500万円相当の暗号資産「イーサリアム」を購入し今年3月、暗号資産取引用アプリに送りました。
その後アプリ内の暗号資産が失われたため弁護士に相談し被害に気付いたものです。
伊那署ではSNSやインターネットでの儲け話は詐欺を疑うよう呼びかけています。
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新型コロナ週報 上伊那12人感染
14日発表の新型コロナウイルス感染症の5日から11日の週報です。
上伊那は12人、全県は123人でした。
全県の患者届け出数は定点当たり1.52人です。
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JA上伊那 信毎の記事に反論
JA上伊那は、11日の信濃毎日新聞の朝刊が「組合長内部通報を問題視」と報道した記事について、事実に基づかないとして13日に会見を開きました。
13日はJA上伊那本所で西村篝組合長らが記者会見を開きました。
JA上伊那は、無資格での運送業務白ナンバー営業を行っていたことが3月末に発覚し、3月27日に謝罪会見を開いています。
信毎は白ナンバー営業に関する記載のある、去年10月の委員会の会議録を入手し取材を進めていました。
11日の記事では、西村組合長が「特定の人しか知りえない情報が外に出ており非常に遺憾」などと全職員を対象とした朝礼で発言し、内部通報を問題視したと報道しました。
JA上伊那はこの記事に対し、「白ナンバーの情報が外に漏れていたことを問題視しているのではなく、委員会の会議録そのものが信毎に渡されていることが判明したため、機密情報漏洩について問題視する発言をした。11日の記事は事実ではない」と反論しました。
JA上伊那では、記事により名誉を棄損されたとして反論の記者会見を開いたとしています。
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県シニア大学伊那学部49人が入学
長野県シニア大学伊那学部の入学式が、伊那市の伊那合同庁舎で9日に行われました。
今年度は48歳から90歳の49人が48期生として入学しました。
シニア大学は、シニア世代の仲間づくりや社会参加のきっかけにしてもらおうと、県長寿社会開発センターが県内10か所で行っているものです。
式辞で伊那保健福祉事務所長の須藤恭弘学部長は「多岐にわたる講座を受講していただきます。その間、学びと喜び、温かな友情が得られるものと確信しています。」と挨拶しました。
新入生を代表して伊那市西箕輪の桑名節子さんは「みなさんと一緒に学ばせていただきながら成長していきたい」と抱負を述べました。
シニア大学では、これからの2年間、趣味・健康・地域づくりなどの講座を通じて学びを深め、生涯にわたる仲間づくりを進めていきます。
今年度、特殊詐欺の手口を実際に体験する講座が初めて計画されています。
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42事業5,749万円分 内定
長野県地域発元気づくり支援金で今年度要望があったうち上伊那地域の42事業、5,749万円分が内定し8日発表されました。
このうち伊那市の団体などからは森林(もり)での学びデザイン事業に169万円、地域の魅力を発信する交流拠点の設置事業に149万円などとなっています。
箕輪町ではゼロカーボンみのわ推進事業に404万円、多言語型窓口ごみ案内用動画制作委託事業に79万円などとなっています。
南箕輪村では、みなみみのわ森の音楽祭に252万円、ペダルのない自転車に乗るランバイク体験に232万円となっています。
上伊那では今年度、35団体から45事業6,094万円の要望があり42事業5,749万円分が内定しました。
長野県は8日現在、2次募集は予定していないということです。
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写真や人形 7人の女流作家展
写真や人形などの作品が並ぶ、いとう岬と7人の女流作家展が伊那市のアートギャラリーミヤマで開かれています。
会場には伊那市のほか県外の作家7人の作品約40点が並べられています。
このうち伊那市の鈴木妙子さんは桜をテーマにした写真を出品しています。
群馬県の作家、小林とむぼさんは粘土で作った人形を出品しています。
作品展は障害者の就労支援を行っている伊那市のいとう岬さんが、自らの体験などをまとめた本「空語選集」の発刊に合わせて開いたものです。
いとうさんは「創作活動で繋がった女ともだちの合同展です。簡単に顔を揃えることのできない中身の濃い作品を楽しんでもらいたい」と話していました。
いとう岬と7人の女流作家展は12日まで伊那市のアートギャラリーミヤマで開かれています。
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大雨に備え美和ダム管理演習
大雨に備え、関係機関への情報伝達などを行うダム管理演習が8日に、伊那市長谷の美和ダムなどで行われました。
管理演習では、大雨でダムの水量が増えたことを想定し、水位の調整作業のシミュレーションを行いました。
演習は出水期に備え、毎年この時期に行われています。
ダムの水を放流する前には、関係機関への情報伝達が行われます。
天竜川上流河川事務所や天竜川ダム統合管理事務所、行政など22の機関に、電話やFAXで連絡をしていました。
中川村の小渋ダムと映像共有の確認も行われました。
美和ダム管理支所では「演習は、職員の技術向上につながる。安心安全なダムの管理をしていきたい」と話していました。
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天竜川水系整備計画を協議 伊那市三峰川総合開発事業対策協議会
戸草ダム建設など、天竜川水系の整備計画について協議する、伊那市三峰川総合開発事業対策協議会が市役所でこのほど開かれました。
協議会では、治水機能の増強のための新設ダムの検討調査実施等について天竜川上流河川事務所などが説明しました。
天竜川上流河川事務所の吉田桂治所長は今年度新設された開発調査課で、上流部の治水機能について調査、新設ダムについての検討を行うとしています。
長谷地域対策協議会の中山晶計会長は「何十年も調査を行ってようやくダム建設開始、ということでは地域住民が不安なまま過ごすことになってしまう。できるだけ早期に実施するという目標の中で進めてほしい。」と発言しました。
吉田所長は「地域住民が水害を心配に思う気持ちは承知している。なるべく早く調査を進めて次に何をするかを示していきたい。」と回答しました。
会長を務める白鳥孝伊那市長は、「調査検討が早期に行われて、戸草ダムはどうしても必要だという方向にもっていってほしい。」と話していました。
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3月の有効求人倍率 1.24倍
上伊那の3月の月間有効求人倍率は、前の月を0.03ポイント上回る1・24倍となりました。
3月の月間有効求人数は3,428人、月間有効求職者数は2,765人で、月間有効求人倍率は1.24倍となりました。
全国は1.26倍、県は1.30倍となっています。
雇用情勢については「求人が求職を上回っているものの、求人が鈍化傾向にあるなど弱い動きとなっている。物価上昇等が雇用に与える影響を注視する必要がある」として11ヵ月連続で判断を据え置いています。
また、新規高校卒業者の就職内定率は3月末現在98.6%で、前の年の同じ時期と比べ0.2ポイント低くなっています。
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上伊那郡内80代女性300万円被害
伊那警察署は先月23日、上伊那郡内の80代女性が300万円をだまし取られる電話でお金詐欺の被害が発生したと2日発表しました。
伊那署ではお金に関する不審な電話があったら警察に相談するなど注意を呼びかけています。
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業況 悪化傾向強まる
アルプス中央信用金庫が四半期に一度発表している伊那谷・経済動向中小企業レポートによりますと1月から3月の業況は、悪化傾向が強まった状況だとしています。
レポートはアルプス中央信用金庫が取引先185社に対し四半期に一度調査を行っているものです。
今年1月から3月の今期の業況を良かったとする企業は12.6%、悪かったとする企業は48.9%で業況判断指数はマイナス36.2となっています。
去年10月から12月の前期よりマイナス11.8ポイントで悪化傾向が強まった状況だとしています。
また、特別調査で、今年中に賃金の引上げを実施すると回答した企業は、全体の57.4パーセント、引上げないと回答した企業は42.6パーセントとなりました。
引上げを実施すると回答した企業が多かった業種は、製造業で73.8パーセントとなりました。 -
第96回メーデー伊那中央大会
5月1日は労働者の祭典メーデーです。
伊那市内でも自営業や農業、医療従事者の労連系による第96回メーデー伊那中央大会が開かれました。
大会はメーデー伊那中央大会実行委員会が開いたもので労働組合連合会の13団体、約140人が参加しました。
市中行進では「大幅賃上げを勝ち取ろう」「非正規労働者への差別をなくそう」などとシュプレヒコールを上げながら中心商店街を歩きました。
伊藤公一実行委員長は「働くものの団結で、生活と権利を守り、平和と民主主義、中立の日本を目指していきたい」と話していました。
大会では、長時間労働の是正、安定した雇用などを求めるメーデー宣言が採択されました。
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地域づくり支援金 要望45件
長野県が市町村などの自主的な取り組みを支援する「地域発元気づくり支援金」の今年度の上伊那の要望件数は昨年度を5件下回る45件となっています。
1日、伊那市の伊那合同庁舎で選定会議が開かれました。
今年度は市町村と公共的団体から昨年度の50件、8,156万円を5件2,062万円下回る45件6,094万円の要望が出されています。
今年度の上伊那の予算額は5,757万円となっています。
採択事業は8日木曜日に公表する予定です。
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伊那小売酒販組合などが20歳未満の飲酒防止など呼びかけ
伊那小売酒販組合などは、20歳未満の飲酒防止を呼び掛ける啓発活動を、14日に、伊那市のJR伊那北駅前で行いました。
14日の朝は、上伊那地域の酒販店などでつくる伊那小売酒販組合の組合員のほか、伊那税務署、伊那警察署の署員らが、通勤・通学する人に20歳未満の飲酒防止と飲酒運転の撲滅を呼び掛けました。
啓発活動は、4月の県の強調月間に合わせて毎年行われているものです。
参加者は、啓発標語が書かれたポケットティッシュを配った他、のぼり旗を持って20歳未満の飲酒防止などを呼び掛けていました。
伊那小売酒販組合の征矢進理事長です。
県内では、4月8日から街頭啓発活動が始まり、JR伊那北駅前を含む17か所で行われました。 -
第96回上伊那地区メーデー
労働条件の改善などを訴える、第96回上伊那地区メーデーが、伊那市内で29日に行われました。
メーデーには、上伊那地域の連合系の労働組合からおよそ830人が参加しました。
デモ行進は、伊那文化会館を出発し中心市街地まで歩き、労働条件の改善などを訴えました。
今年は、「働く者の連帯で『ゆとり・豊かさ・公正な社会』を実現し、自由で平和な世界をつくろう」のスローガンに加え、特別スローガンとして「戦後80年、核兵器廃絶と世界の恒久平和実現!」を掲げました。
北島政光実行委員長は、「全ての働く仲間が団結し、安心して暮らせる国を目指しましょう」と話していました。
式典では、「働くことを軸とする安心社会の実現を目指す」などのメーデー宣言が採択されました。
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コロナ週報 上伊那15人確認
4月30日発表の新型コロナウイルス感染症の4月21日から27日の週報です。
上伊那は15人、全県は195人でした。
全県の患者届け出数は定点当たり2.41人で減少しています。
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上伊那吹奏楽祭 20団体が演奏
伊那地域の小学生から一般の吹奏楽団体による第14回上伊那吹奏楽祭が27日、伊那市の伊那文化会館で開かれました。
上伊那吹奏楽祭は上伊那吹奏楽連盟が開いたもので20団体が出演しました。
伊那市の春富中学校吹奏楽部は演奏に動きを加えたマーチングを披露していました。
一般では、伊那市消防団音楽隊と伊那市民吹奏楽団が初めての試みとして合同で演奏を披露しました。
上伊那吹奏楽連盟の小林孝行会長は「小学生から大人まで地域の吹奏楽団体がほぼ全て参加するというスタイルは全国的にも貴重なもの。震災やコロナといった大きな障害あったことを心に刻みつつ続いてほしい」と話していました。
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天竜川漁協 鮎の稚魚放流
鮎釣り解禁を前に、南箕輪村の天竜川で稚魚の放流が24日に行われました。
この日は、天竜川漁業協同組合の組合員が、南箕輪村で鮎の稚魚を放流しました。
鮎は主に琵琶湖産で、全長およそ10センチ、重さ10グラムです。
ホースを使って100キロを放流しました。
成長すると、全長25センチほどになります。
今シーズンは6月上旬までに、1.2トンの鮎の稚魚を放流する計画です。
放流をしていると、鮎の匂いにつられ、イタチの姿も見られました。
天竜川漁協では多くの人に鮎釣りを楽しんでもらおうと、去年からルアー釣りを全面解禁しています。
この日は他に、伊那市の天竜川でも鮎の稚魚を放流しました。
天竜川水系の鮎釣りの解禁日は6月21日の午前6時です。
遊魚料は年間券が1万1,000円、1日券が2,750円です。
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映画「鹿の国」 25日から旭座で上映
諏訪信仰をテーマにした映画「鹿の国」が25日から伊那市の旭座で上映されます
20日は伊那市出身で「鹿の国」のプロデューサーの北村皆雄さんが伊那市内で会見を開きました。
「鹿の国」は、諏訪大社の四季の祭礼を追った作品です。
豊作を願い鹿の頭を捧げる、鎌倉から室町時代に行われていた祭礼と諏訪信仰の謎に迫るドキュメンタリー映画です。
2021年からおよそ3年かけ、儀式の再現も含め県内で撮影されました。
1月から全国の45館で上映され、観客動員数は2万6千人だという事です。
映画「鹿の国」は25日から伊那市の旭座で上映され、時間は午前10時半からです。
26日には弘理子監督の舞台挨拶が予定されています。
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コロナ週報上伊那27人確認
23日発表の新型コロナウイルス感染症の14日から20日の週報です。
上伊那は27人、全県は246人でした。
全県の患者届け出数は定点当たり3.04人で増加しています。
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県内116社が協力 絵本を寄贈
長野県内の116社が協力し、県内の児童養護施設と乳児院に絵本など366冊を22日に贈りました。
この日は伊那市東春近の児童養護施設たかずやの里で贈呈式が行われました。
協賛企業代表で株式会社キタノヤ電器の北原國人会長が、一般社団法人長野県児童福祉施設連盟の西村武副会長に絵本を手渡しました。
取り組みは今年で16回目を迎え、県内の企業116社が協力しました。
贈られた絵本など366冊は、県内21か所の児童養護施設と乳児院に配られます。
たかずやの里には17冊が贈られました。
今回は、長野市在住の児童文学作家、丸田かね子さんが、各施設に2冊ずつ自身の絵本を贈りました。
北原会長は「絵本を読み、思考力・表現力を豊かにしてほしい」と話していました。
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フリーキッズ 里親支援事業
高遠町商店街です。
里親養育包括支援機関、上伊那フォスタリング機関「こごみのねっこ」の拠点があります。
里親に興味を持ってもらうリクルート活動を行います。
里親は、事情により家庭で暮らせない子どもたちを自分の家庭に迎え入れて、養育するものです。
上伊那地域には3月末現在、19世帯の里親がいますが、まだまだ足りない状況です。
里親制度には、週末だけや3か月ほどの短期など種類も多くあり、制度を知ってもらうこと、そして里親を増やすことを目的に、長野県からの委託を受け活動しています。
こごみのねっこにはスタッフ2人が常駐していて、制度について話を聞くことができます。
この場所は、午前9時30分から午後6時30分まで開いています。
里親相談のほか、子どもたちが集まれる場所にもしていきたい考えです。
奇数月の第3日曜日と、偶数月の月末の金曜日には、実際の経験を聞くことができる里親カフェを開きます。
また、こごみのねっこでは、26日(土)に伊那市保健センターで同様のイベントを開きます。
詳しくは、こごみのねっこ、電話070-3239-5530にお問い合わせください。
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天上 伊那流域治水出張所を設置
天竜川上流河川事務所は、4月1日付の組織改正で、伊那出張所と三峰川砂防出張所を統合し、伊那流域治水出張所を伊那市西町に設置しました。
15日は関係市町村長などが出席し、西町で開所式が行われました。
開所式では、新しい看板がお披露目されました。
伊那流域治水出張所の庁舎は、伊那市西町の旧伊那出張所を使用します。
河川工事を行っている伊那出張所と、砂防工事を行っている三峰川砂防出張所を統合し、天竜川上流の流域治水を進めていきます。
出張所を一つにすることで、人員が強化され、危機管理体制の充実が図れるということです。
高遠町の三峰川砂防出張所は、当面は工事の拠点として使用されます。
統合は1日付で行われていて、伊那流域治水出張所には4人の職員が常駐します。