-
クリーンセンター八乙女に1本化
上伊那広域連合は、燃やせないごみなどの処理について、平成29年度から箕輪町のクリーンセンター八乙女に1本化する計画を27日開かれた広域連合議会に示しました。 現在燃やせないごみなどの処理は、伊那市の鳩吹クリーンセンター、伊北環境行政組合のクリーンセンター八乙女、伊南行政組合の大田切不燃物処理場の3か所で行っています。 広域連合では、建設費用の削減や維持管理費の削減を目的に1本化する考えです。 1本化に伴うごみの処理量は、現在の3倍を見込んでいて、適正な処理体制となるよう人員配置や施設整備をしていく考えです。 またこれにあわせ、最終処分場もクリーンセンター八乙女に1本化する考えです。 最終処分場は、平成29年度から整備工事を行い平成30年の10月頃から埋め立てを開始する計画です。
-
権兵衛峠道路開通10周年で記念シンポジウム
伊那と木曽を結ぶ権兵衛峠道路が2006年2月に開通して間もなく10年となります。 26日は、これまでの効果を検証し今後を展望するための記念シンポジウムが、伊那市で開かれました。 伊那や木曽、岐阜県の6つの関係市町村でつくる国道361号改修促進期成同盟会が、権兵衛峠道路開通10周年記念として開いたものです。 この日は、関係者約300人が出席し、この10年の効果を検証し、今後の道路整備の重要性を再確認しました。 権兵衛峠道路は2006年2月4日に開通しました。 約4.4キロの権兵衛トンネルを含む7.6キロで、伊那と木曽を結んでいます。 長野県建設部の油井均さんはトンネル開通後、伊那から木曽、木曽から伊那へ通勤する人の数が平成22年の調査でそれぞれの地域で約65人となっている事など、通勤圏の拡大や、商業、観光エリアの拡大効果があった事を説明しました。 シンポジウムでは他に「権兵衛峠道路の効果と地域の将来像」をテーマにパネルディスカッションが行われ開通効果の実感や今後期待することなどについて意見が出されました。 白鳥孝伊那市長は「御嶽山噴火の時は救急隊が権兵衛トンネルを通って木曽に入って行った。トンネルがなければ別のルートしかない。災害時の効果というのは極めて大きいということを感じた。」と話していました。 川上健夫伊那商工会議所会頭は「国道361号、トンネル、リニアが結びつきそれが誘客につながることに期待している。」と話していました。 パネルディスカッションでは外国の観光ガイドブックに伊那谷の紹介がほとんど出ていないとの指摘があり、さらなる情報発信の必要性が課題としてあげられていました。 ほかに、美篶小学校金管バンドクラブが伊那節や木曽節を演奏し、開通10周年記念のシンポジウムに華を添えました。
-
南部保育園の園児がかいご家の畑で大根を収穫
南箕輪村南部保育園の園児が、田畑の宅幼老所かいご家の畑で24日大根を収穫しました。 24日は年長園児35人とかいご家のスタッフが施設近くの20アールの畑で大根を収穫しました。 地域との交流を深めようとかいご家が園児を招いて毎年行っています。 今年は、8月に園児と一緒に初めて種まきもました。 間引きや草取りなどの手入れはかいご家の利用者が行ってきたということです。 今年はいつもより太く長く育ったということで、園児は苦労して運んでいました。 かいご家では、「利用者の張り合いにもなるのでこれからも交流を続けていきたい」と話していました。 園児は1人2本をお土産として持ち帰りました。
-
信州大学農学部のシクラメンの販売始まる
南箕輪村の信州大学農学部の学生が実習で育てたシクラメンの販売が、18日から始まりました。 販売初日、朝から絶え間なく人が訪れ、好みのものを買い求めていました。 提灯のように垂れ下がって花を咲かす「カムリ」。 花びらが広がって咲く「冬桜」。 今年は定番の白と赤の品種を増やし、18種類、1,200鉢を販売しています。 シクラメンは食料生産科学科の2年生が栽培技術を学ぶための実習の一環で育てたものです。 今年の5月に定植しました。 病気にならないよう無菌の培養土を作ったり、重なった葉を広げて光を当るなど、細かな管理作業を続けてきたという事です。 市価より3割ほど安く購入でき、見栄えがして長持ちすると評判で、毎年楽しみにしている地域住民も多いという事です。 シクラメンの販売は12月中旬まで毎週(水)と(木)に行われています。 価格は一鉢税込み1,200円で、ミニシクラメンは500円となっています。
-
上農生がチェーンソー実習
南箕輪村の上伊那農業高校緑地創造科の2年生は、チェーンソーを使った森林整備実習を、16日と17日の2日間の日程で行っています。 16日は、伊那市富県の金鳳寺の裏山で、実習が行われました。 緑地創造科の2年生40人が8班に分かれて、チェーンソーの扱い方などを学びました。 指導したのは、上伊那林業士会の8人です。 林業士が、デモの伐採で、受け口を作り、予告通りの方向に木を倒すと生徒からは拍手が起きていました。 そのあと、生徒が実際にチェーンソーを操作して、玉切りなどを行いました。 この実習は、上伊那林業士会の協力を得て、10年ほど行われています。 高校生でチェーンソーの扱い方を学べるのは、県内でもあまり例がないということです。 17日も実習が行われ、生徒が伐採や造材について学びます。
-
南信工科短大 前期推薦入学は全員が合格
来年4月に開校する県南信工科短期大学校の前期推薦入試合格発表が11日行われ受験した17人全員が合格しました。 午前9時に来年4月から南信工科短大となる伊那技術専門校の玄関に合格者の番号が張り出されたほか同じ時間にホームページでも公表されました。 合格したのは機械・生産技術科8人、電気・制御技術科9人の合わせて17人で受験者全員が合格しました。 南信工科短大は来年の開校を目指し現在建設工事が進められています。 後期推薦入試は12月19日に予定されています。
-
御射山社史跡で新たに礎石見つかる
南箕輪村神子柴の御射山社史跡で8日、現地調査が行われ鳥居の柱を支える土台の石が新たに見つかりました。 調査は地元有志でつくる神子柴の文化歴史遺産を伝える会が行ったものでおよそ20人が参加しました。 春日街道沿いにある御射山社史跡には碑が建立されているほか鳥居の柱の土台となる石があります。 御射山社は809年に建てられ人々の信仰を集めていましたが1585年の大地震で倒壊したとされています。 鳥居の柱の土台となる石は6基あるとされていてこれまでに確認されていた3基のほかに、今回の調査であらたに2基が見つかりました。 伝える会では「今回の発見は御射山社の歴史を知るうえで貴重な資料となる。」と話していました。 御射山社で行われていた御射山祭は山の神に感謝する諏訪神社の神事で神子柴では今も毎年8月26日に行われているということです。
-
炭撒きで松くい虫被害防止に期待
炭を撒いて土壌改良を行いマツに抵抗力をつけることで松くい虫被害を防ぐ取り組みが南箕輪村神子柴で行われています。 去年炭を撒いたマツは被害にあっていないことが9日確認され関係者は効果に期待を寄せています。 9日は南箕輪村の神子柴区共有財産組合が管理している林で炭を撒く作業が行われました。 組合員はマツのまわりを掘ったあと炭を撒き土と混ぜ合わせていました。 これによりマツに抵抗力がつき病気になりにくくなるということです。 去年炭を撒いたマツは12本で目印としてピンクのヒモが付けられ全て松くい虫被害は確認されませんでした。 炭撒きに関してアドバイスした信州大学農学部の加藤正人教授は「土壌改良によって木が元気になり抵抗力が増す。まだ1年なので効果があると断言はできないがその傾向はでてきている。」と話していました。 一方近くのマツでも撒かれていないものは枯れてしまい伐採する目印の黄色のヒモが付けられていました。 また周りには既に伐採されたあとの切り株も残されていました。 今年はおよそ10本のマツに2年目を意味する2本のピンクのヒモがつけられ組合では今後まわりのマツと比較しながらその効果についてさらに検証を進めていくことにしています。
-
信大農学部 中原寮祭
南箕輪村の信州大学農学部の学生寮、中原寮の寮祭の一般公開が25日行われました。 中原寮祭は、お世話になっている地域の人たちに楽しんでもらおうと毎年この時期に寮祭を行っています。 中原寮祭の名物となっているのが豚の丸焼きで24日の夜10時から焼きはじめ、25日は訪れた人たちに振る舞われました。 また、学生たちの手作りのトムヤムクンやお汁粉なども提供されました。 会場には、長さおよそ10メートルの流しそうめんも用意され、学生が2階の炊事場からそうめんを流し訪れた人たちに好評でした。 寮祭実行委員長の岩田誠さんは「今年も多くの人たちに来ていただき、うれしく思っている」と話していました。
-
運動あそび10周年記念イベント 南箕輪村が開催
親子で楽しむ運動あそびのイベントが、3日、南箕輪小学校体育館で開かれました。 運動あそびは、走る・飛ぶ・投げるなどの運動要素を幼児期から日常生活に取り込み、心と体の成長を促すものです。 イベントは、運動あそびを導入して10周年がたったことを記念して村が企画したもので、親子130組およそ300人が集まりました。 40年間にわたり運動がもたらす効果について研究している松本短期大学の栁澤秋孝名誉教授の他、南箕輪村の運動保育士金井仁美さんが講師を務め「家庭でできる運動あそび」を紹介しました。 村によりますと、運動あそびを取り入れてから子ども達の基礎体力が向上している傾向にあるということです。 村では、「子どもの体力向上はもちろん、親子の絆がより一層深まればうれしい」と話していました。
-
有機質偽装肥料 上伊那にも
秋田市の肥料メーカーが有機質の原料の割合を偽って製造した肥料を長野県などの農家に供給していた問題で、上伊那でもその一部が流通していたことがわかりました。 安全性に問題はないものの、JA全農長野では「有機農産物」などと表示せずに通常の農産物として出荷するよう農家に呼びかけています。 上伊那地域でもこの肥料の一部が流通していたことがわかりました。 問題の肥料を製造したのは秋田市の肥料メーカー「太平物産」で、JA全農が先月上旬、仕入れた肥料を分析したところ、表示と成分が異なることが分かったということです。 このメーカーが製造した726種類の肥料を調べたところ93%にあたる678種類で袋やチラシに記載された有機質の原料が含まれていなかったり足りなかったりしたということです。 JA上伊那によりますと、取り扱っているのはこのうちの4種類で、150人ほどが購入しているということですが、主な肥料として使用している可能性は少なく影響もほとんどないと見ています。 JAでは、購入した人は把握しているので、全員に今回の件を通知したいとしています。
-
来春開校 南信工科短大推薦入試
来年4月に開校する南信工科短期大学校の推薦入学試験が、5日、伊那市のいなっせで行われました。 控室では、1期生を目指す高校生が、担当者から説明を受けたり、参考書を読むなどしていました。 この日は、機械・生産技術科と電気・制御技術科の前期推薦入試が行われました。 前期には、高校の学校長の推薦を受けた中南信を中心とする高校生17人が受験しました。 工業科だけでなく、普通科からの志望もあるということです。 試験は、面接と面接試問で行われました。 前期推薦入試の合格発表は、11日を予定しています。 後期推薦入試は、12月19日、前期一般入試は、来年2月5日、後期一般入試は、3月17日を予定しています。 なお、南信工科短大では、来月5日に、短大予定地の伊那技術専門校で、入試説明会を開きます。
-
信大ジョナゴールドのりんごジュース販売開始
南箕輪村の信州大学農学部の学生が栽培したりんご・ジョナゴールドのジュースの販売が、5日から始まりました。 信州大学農学部の生産品販売所には、先月23日に学生が実習で収穫したしぼりたてのりんごのジュースが並んでいます。 りんごジュースは、食料生産科の2年生が実習の一環で栽培しました。 1000ミリリットル入りで1本450円です。 ジョナゴールド100%のジュースは珍しく、1か月ほどで売り切れてしまうということです。
-
南箕輪村南部小学校 どんぐりから育てた苗木を植樹
南箕輪村の南部小学校の4年生は、1年生の時に拾ったどんぐりから育てた苗木を、5日、大芝高原みんなの森に植えました。 4年生34人がみんなの森で植樹を行いました。 苗木は1年生の時にここで拾ったどんぐりを発芽させたもので、1年間育てたものを信大農学部に預けました。 3年経って70センチから1メートルほどに成長し、この日40本を植樹しました。 大芝高原のみんなの森の一部は、松くい虫対策などで針葉樹から広葉樹への樹種転換が進められています。 その活動を子供たちにも体験してもらおうと4年前から毎年ドングリ拾いを行っていて、今回初めて植樹が行われました。 この日は、信大農学部の小林元准教授や、ボランティアで環境整備を行っている大芝高原親林自然保護の会のメンバーが指導しました。 この日植えたコナラやクヌギは8年ほどで7~8メートルほどに成長するという事です。
-
恩徳寺で大イチョウ見ごろ
南箕輪村沢尻の恩徳寺でイチョウが見ごろを迎えています。 恩徳寺の境内には樹齢およそ400年のイチョウがあります。 太さ3.5メートル、高さは20メートルで、村の天然記念物に指定されています。 恩徳寺によりますと、見ごろは1週間ほどだということです。
-
南箕輪小1年生が大芝高原でどんぐり拾い
南箕輪小学校の1年生は4日、大芝高原みんなの森でどんぐりを拾いました。 4日は南箕輪小の1年生およそ120人がクヌギやコナラのどんぐりを拾いました。 南箕輪村は、大芝高原の松くい虫対策として、広葉樹への樹種転換を計画しています。 広葉樹の種となるどんぐりを児童に拾ってもらい、森に親しんでもらおうというもので、今年で4年目です。 子どもたちはしゃがみこんでどんぐりを探していました。 拾ったどんぐりは来年信州大学農学部に植え、大きくなったら大芝高原に移殖される予定です。 5日は、4年前に拾ったどんぐりの苗が初めて大芝高原に植えられます。
-
伊那消防署通常点検 南箕輪村の唐木村長が点検
伊那消防署の通常点検が2日に行われ、管轄する自治体の理事者を代表して南箕輪村の唐木一直村長が署員の服装や規律を点検しました。 伊那消防署の署員と上伊那広域消防本部の署員40人が参加し、唐木村長の点検を受けました。 規律や、服装に汚れや乱れがないか点検するもので、消防活動の基礎となります。 広域消防本部発足後、伊那消防署の通常点検は2回目です。 伊那消防署は、伊那市と南箕輪村を管轄しています。 1回目は5月に行われていて、白鳥孝伊那市長が点検しました。 点検終了後、唐木村長は、「広域消防本部発足から7か月。地域の安全をしっかり守り、地域住民の期待に応えてほしい」と挨拶しました。 11月9日から秋の全国火災予防運動が始まります。 運動期間中、上伊那広域消防本部では、15日(日)に庁舎を見学できる「ふれあい消防広場」を実施するほか、消防車両で火災予防を呼びかける啓発活動を実施します。
-
箕輪町と南箕輪村の文化祭始まる
芸術の秋、文化祭のシーズンです。箕輪町と南箕輪村の文化祭が、31日から始まりました。 箕輪町公民館が主催する2015みのわ町民文化祭では、町発足60周年企画として開祭式で参加者全員による合唱が行われました。 文化祭初日の31日は、音楽の広場と題したステージ発表が行われ、町内で活動している音楽サークル12団体が出演しました。 このうち、みのわ太鼓保存会とみのわ太鼓ジュニアは、38年間代表をつとめ今月26日に亡くなった三澤興宣さんに捧げる曲を披露しました。「萬岳の響き」という曲は三澤さんが好きだった曲だという事です。 みのわ町民文化祭は4日間の日程で行われ、11月1日は踊りのステージ発表やフリーマーケットが開かれます。 作品展示会は、11月3日まで箕輪町文化センターで開かれています。
-
権兵衛トンネルで防災訓練
国道361号伊那木曽連絡道路の権兵衛トンネルで全面通行止めにしての防災訓練が30日に行われました。 訓練は、伊那側から300メートル付近で、トラックが対向車線にはみだし乗用車と正面衝突したとの想定で行われました。 この事故での重傷者1人、軽傷者は3人。 上伊那広域消防本部からレスキュー車がかけつけ、けが人を運び出し、木曽広域消防本部の救急車で病院へ搬送しました。 権兵衛トンネルの訓練は、消防・警察・道路管理者の長野県が合同で行っていて、今回で10回目です。 去年は御嶽山の噴火で実施できず2年ぶりとなりました。 関係する7つの機関から74人、25台の車両が参加しました。 けが人の救助・搬送訓練が終わると消火訓練も行われました。 車両から漏れた燃料に引火したとの想定です。 伊那木曽連絡道路は、来年2月に開通10年となります。 1日の平均利用台数は、4,087台。 10月1日現在の累計は、1,400万7,920台ですが、これまでに重大交通事故の発生はありません。 上伊那広域消防本部の田畑公徳消防長は、「トンネル内の事故は予測できず、統一された指揮の中で、臨機応変な対応が求められる」と講評しました。
-
南箕輪村郷土館が「戦争と村人たち」
南箕輪村郷土館所蔵の戦争に関する資料を展示した特別展「戦争と村人たち」が10月31日から始まります。 館内に入ってまず目を引くのが、海軍の戦闘機用の400リットル入りの燃料タンクです。 写真資料は35点。 戦争当時の様子を今に伝えています。 軍服や防毒マスクなどの遺品は20点あり、今では普段目にする機会のないものばかりです。 南箕輪村郷土館では、戦後70年の節目にあわせて、管内の所蔵品を一般公開する特別展を企画しました。 郷土館では、これをきっかけに家に眠っている戦争遺品の提供も呼びかけています。 特別展「戦争と村人たち」は、10月31日から11月4日までひらかれます。
-
上農 牛山勇太さんが 農業鑑定競技で最優秀賞
南箕輪村の上伊那農業高校の牛山勇太さんは、10月20日から22日にかけて群馬県で開かれた、日本学校農業クラブ全国大会の農業鑑定競技農業土木で最優秀賞を受賞しました。 最優秀賞に選ばれたのは、緑地創造科3年の牛山勇太さんです。 農業クラブ全国大会は、日頃の活動の成果を発揮する場として開かれていて、上農からは11人と1グループが参加しました。 牛山さんが出場した農業鑑定競技は、農業に関する筆記や計算の問題が40 問出題され、その得点を競います。 農業土木には全国から約70人が出場し、牛山さんは最優秀賞となりました。 上伊那農業高校ではこのほかに、プロジェクト発表・意見発表・農業鑑定競技で6人と1グループが優秀賞を受賞していて、過去最高の成績だということです。
-
信大農学部生栽培のお米販売開始
南箕輪村の信州大学農学部の学生が育てた低農薬有機栽培のお米の販売が、29日から始まりました。 販売が始まったのは、低農薬栽培のコシヒカリです。 それぞれ10キロの値段で、乾燥機で乾燥させたものが3,900円、はざかけ米は4,500円です。 信大農学部では、毎年学生の実習の一環で付属農場の水田で稲を育て、収穫した米を販売しています。 育苗から田植え、稲刈りから脱穀まで、一連の流れを実習で学んでいます。 10年以上前から、除草剤を減らすために除草機を使い、2.5ヘクタールの田んぼで有機栽培しています。 今年は例年並みの13.2トンを収穫しました。 販売初日、友人に贈るため早速買い求める客の姿がありました。 信州大学農学部のコシヒカリは、生産品販売所の主力商品の一つで、県外からの注文もあるということです。
-
鳥インフルエンザを想定した演習
高病原性鳥インフルエンザのまん延を早期に防ごうと上伊那地方事務所と伊那家畜保健衛生所は、防疫演習を27日、行いました。 演習は、鳥インフルエンザ発生を想定し関係機関が対応を確認するもので、JAや市町村担当者など40人が参加しました。 実技訓練では、大型車両を使った発泡消毒が行われました。 タイヤに付いた細菌に対して消毒液を霧で噴出した場合、除菌率が70%に対し発砲消毒では97%と高い除菌率があるということです。 また、泡が車両などに長時間付着し作用時間が長くなることや泡状になっているので消毒状態が目に見えるのが特徴だということです。 他に、処分した鶏を埋める掘削の方法についての演習も行われました。 上伊那地方事務所によりますと上伊那地域では、採卵用の鶏を中心に98戸で20万羽が飼育されています。 長野県内では、これまで鳥インフルエンザウイルスは検出されていないということです。
-
南箕輪村西部保育園の園児がハロウィン用のかぼちゃ収穫
南箕輪村西部保育園の園児は、ハロウィンで飾るためのかぼちゃを26日、保育園近くの畑で収穫しました。 この日は、南箕輪村西部保育園の園児が、保育園近くの唐澤俊男さんの畑でハロウィン用のかぼちゃ40個を収穫しました。 収穫したかぼちゃはアトランティックジャイアントという品種で、大きいもので直径30センチから50センチ程に成長しました。 園児は協力してかぼちゃをトラックまで運んでいました。 保育園では早速、かぼちゃをくり抜いていました。 西部保育園では今週中にハロウィンパーティーを開く予定で、この日収穫したかぼちゃは中に火を灯してランプとして飾るということです。
-
上農祭で米粉使ったスイーツ提供
10月下旬となり文化祭シーズンが始まっています。 25日は学校や地区の文化祭が行われ賑わいました。 南箕輪村の上伊那農業高校の文化祭「上農祭」の一般公開が25日行われました。 今年初めて生産環境科の1年生が米を使ったスイーツを提供するカフェをオープンしました。 スイーツは、生産環境科1年の瀬戸拓真君の実家で収穫した米と上農高校で収穫した野菜や果物を使って作ったものです。 伊那市富県のカフェと辰野町の菓子店にそれぞれ商品の製造を依頼し販売しました。 米粉スイーツはりんごを使ったシフォンケーキに玉ねぎ入りのフォカッチャなどおよそ400個を用意しました。 訪れた人たちは、飲み物とセットで購入し味わっていました。 上農祭では他に、生徒たちが授業の一環で育てた野菜や果物の販売も行われ長蛇の列が出来るほどの人気でした。 また、同窓会館では生徒や同窓生たちの陶芸や水墨画などの作品およそ90点が展示されました。 25日は、天候にも恵まれ多くの人が文化祭を楽しんでいました。
-
南部小学校 開校20周年記念式典
南箕輪村の南部小学校の開校20周年記念式典が24日行われました。 南箕輪村の太鼓グループに所属する南部小OBユニットが演奏し、式典に花を添えました。 南箕輪村の南部小学校は、平成8年4月に開校しました。 開校するまでは、神子柴の一部・沢尻・南原の児童は村の中心部まで遠かったことから、村外の伊那小学校に通っていました。 すべての児童が村内の小学校で教育を受けられるようにしようと、南部小学校が建てられました。 「銀河旅行」と題したこの作品は、両校の交流を深めるシンボルとして、右半分は伊那小へ、左半分は南部小へ開校時に飾られました。 式典では、作品が20年ぶりに1つに合わせられました。 両校の児童会長が「これからも仲良くしていきたい」とあいさつし、絆を確認しあいました。 倉田健郎校長は、「南部小学校が児童一人ひとりの心のふるさとであり続けてほしい」と話していました。
-
上農生が重機の操作学ぶ
南箕輪村の上伊那農業高校で建設系の学科を専攻している生徒を対象にした重機操作実習が19日、校内の農場で行われました。 実習は建設産業への理解を深めてもらおうと長野県建設部などが行ったもので上農緑地創造科環境エンジニアコースの2年生22人が参加しました。 官民協働により人材確保につなげようという取り組みで4年目になります。 実習では民間の建設業者が動かし方を指導し生徒がレバーを操作していました。 生徒は「レバーを少し動かしただけでもショベルが大きく動くので難しかった。」と話していました。 県建設部では実習を通して建設業へ関心を持ってもらうとともに就労の促進につなげていきたいとしています。
-
伊那地域定住自立圏連絡協議会が発足
伊那地域定住自立圏連絡協議会が、22日に発足し、伊那市、箕輪町、南箕輪村で、空き家対策、地域公共交通、人材育成を3本柱に連携して取り組む協定事項が確認されました。 伊那市の白鳥孝市長、箕輪町の白鳥政徳町長、南箕輪村の唐木一直村長が出席し、1回目の協議会が開かれました。 今年6月、伊那市は中心市宣言を行いました。 これに賛同する近隣市町村と共にひとつの定住自立圏を形成すると、対象事業に国からの交付金を受ける事ができます。 この日は連携して取り組む事項について非公開で検討が行われました。 連携して取り組む事項は、3市町村が協同して情報発信を行う「空き家対策」、伊那中央病院を核として3市町村をまたがる「地域公共交通網の整備」、市町村職員の「人材育成」の3本柱で進めていく事が確認されたという事です。 白鳥市長は「いずれは上伊那広域に広げていきたい」と話しました。 白鳥町長は「町単独でできない事が広域でできるのは有意義な事」と話し、唐木村長は「制度を活用しながら地域が発展する事を期待したい」と話しました。 12月の各市町村の議会での議決を経たのち、来年1月に定住自立圏の協定を締結する計画です。
-
大芝高原でフラダンスの練習
伊那市狐島を拠点に活動しているフラダンス教室「レフア・マカ・ノエ フラスタジオ」は、11月の発表会に向けて、南箕輪村の大芝高原で全体練習を18日に行いました。 フラには、自然をたたえ、人を思いやる意味があるということで、自然の中で気持ちを一つにしようと屋外で練習が行われました。 レフア・マカ・ノエ フラスタジオは、伊藤紀子さんが主宰するフラダンス教室で、11月14日に駒ケ根市文化会館で発表会を開きます。 教室には、小学1年生から70代までの女性60人が学んでいて、発表会は2回目です。 主宰の伊藤さんは、ハワイの師匠から本格的なフラを受け継いでいるということです。 発表会は、11月14日午後1時から駒ケ根市文化会館大ホールで入場無料で開かれます。
-
大舞踏会in南箕輪
県内の社交ダンス愛好家が集まる大舞踏会in南箕輪が村民体育館で19日に開かれました。 大舞踏会には、県内の社交ダンス愛好家およそ200人が参加しました。 南箕輪村教育委員会が公民館活動でダンス教室を始めてから今年で30年の節目を迎えることから、南箕輪わくわくクラブの社交ダンスクラブこまくさが記念行事として開いたものです。 こまくさによると、南箕輪村では昭和30年代後半の盆踊りの際に民謡や フォークダンスのほか、社交ダンスが踊られていたということです。 ダンスタイムでは、次々に曲がかかり、参加者が自由に踊っていました。 ある参加者は、「社交ダンスは非日常の雰囲気が魅力で、踊ると元気になれる。ずっと続けていきたい」と話していました。