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北海道犬による野生獣追い払い事業 来週にも会見
伊那市の委託事業で北海道犬による野生獣追い払い事業を進めてきた元北海道大学助教授の鈴木延夫さんは、この事業計画について伊那市との間に見解の相違がある事から、来週にも会見を開くことを明らかにした。
この事業は北海道犬を使ってイノシシやサルなどを追い払おうという取り組みで、鈴木さんが責任者となって進めてきた。
この事業について伊那市では1年間の事業だとして、今後は民間に犬を飼ってもらうことで事業を継続するとしている。
一方、鈴木さんは取材に対し、3年がかりの事業であり、市も認めたものだと話している。
双方の間で話が食い違っていることから鈴木さんは来週にも会見を開き、これまでの経緯などについて説明する。 -
宮下芳夫さん 剣道ねんりんピック出場挨拶
60歳以上のねんりんピックに剣道で出場する、伊那市の宮下芳夫さんが21日、伊那市役所を訪れ小坂樫男市長に出場挨拶をした。
宮下さんは70歳で、剣道は高校2年生の頃から続けている。
以前は子どもの指導にあたっていたが、現在は一般の指導者を対象に指導していて、伊那市体育協会の剣道部長も務めている。
ねんりんピックには県の剣道連盟の推薦を受けての出場で今回が5回目。長野県チームの副将として試合に挑む。
大会でのこれまでの勝率は5割だということで、宮下さんは「まずは予選リーグ突破が目標。1本でもリードをとって、大将につなげる試合をしたい」と意気込みを話していた。
宮下さんが出場するねんりんピックは10月25日(土)から、鹿児島県で開かれる。 -
みはらしの湯で生け花教室
伊那市のみはらしの湯で15日、生け花教室が開かれた。
みはらしの湯では、空きスペースを有効利用しようと、今回初めて教室を開いた。
伊那市羽広に住む生け花の師範、重盛栄子さんが講師を務め、上伊那から参加した14人が指導を受けた。
今回は初心者向けの教室となっていて、重盛さんは、高さや配置などを丁寧にアドバイスしていた。
生け花に使ったのは、リンドウや菊など秋の草花で、参加者は、花の大きさや特徴を良く見ながら、思い思いに生けた。
みはらしの湯では今後、好評であれば、生け花教室以外にもカルチャー教室を設ける計画で、お風呂と一緒に趣味も楽しんでもらいたいと考えている。 -
【カメラリポート】女子小学生ソフトボールチーム
「アルプスイーナちゃんクラブ」小学生の女子児童を対象にしたソフトボールクラブ「アルプスイーナちゃんクラブ」。毎週土曜日に伊那市美篶の六道原運動場で練習に励んでいる。
現在、部員は伊那市内を中心に約30人。
取材に訪れた日も、入部希望者がグラウンドを訪れていた。
練習は、まずボールに慣れること。この日は、キャッチボールに続いて守備やバッティング練習が行われ、子どもたちが練習に汗を流していた。
ある選手は「新しい友達ができて楽しいし、ボールも怖くなくなったのでやってみてよかった。選手になりたいというわけではないけれど、もっと上手くなって、いい試合ができるようになりたい」と話す。 -
リニア中央新幹線3ルート いずれも工事可能
JR東海は21日、南アルプスをトンネルで貫くCルートを含めたリニア中央新幹線の3ルートについて、いずれも工事が可能との調査結果を発表した。
長野県によると、JR東海は20日、自民党リニア特命委員会に南アルプスの地質や断層の調査により、想定される3つのルートについて、いずれも工事が可能との結果を報告したという。
リニア中央新幹線はJR東海が全額自己負担で建設し2025年に首都圏から中京圏の開通を目指していて、事業費は5兆1千億円を見込んでいる。
ルートは木曽を通るAルート、諏訪・伊那地域を通るBルート、南アルプスをトンネルで貫くCルートが想定されている。
ルートについてJR東海は南アルプスを直線で貫くルートを想定しているが、伊那地域の自治体などは伊那谷を通るBルートを要望している。
JR東海は21日、調査結果を国土交通省に報告し、今後はルートなどについて、地元との調整をすすめていくという。 -
園児がアマランサス味わう
伊那市の富県保育園で20日、雑穀アマランサスの実が入ったおにぎりを園児達が味わった。
富県保育園では今年6月に伊那地域アマランサス研究会からもらった苗を保育園近くの畑で栽培してきた。
10月の初めにアマランサスの実2キロを収穫した。
この日はおやつの時間に、苗を提供した研究会のメンバーを招待し、一緒に味わった。
またアマランサスの花は天ぷらにし振る舞われた。
研究会によるとアマランサスの実は栄養価が高く、特にタンパク質やカルシウムを豊富に含んでいるという。
園児達は、美味しいと話しながら楽しいおやつの時間を過ごしていた。
富県保育園では、今後アマランサスを使ったおやつ作りを計画しているほか、来年には収穫した種をまく予定。 -
伊那商工会議所が緊急経済対策を要望
事業者の経済状況の悪化を防ぐため伊那商工会議所は21日、伊那市に緊急経済対策の実施を要望した。
これは、円高株安による金融危機へ対応するもので、向山公人会頭など4人が伊那市役所を訪れ、小坂樫男市長に要望書を手渡した。
要望は▽伊那市経営安定化資金の条件緩和▽融資制度の利率引き下げ▽融資制度を利用する上での保証料の自己負担の当面の免除▽公共工事の前倒し発注と支払の早期決済竏窒フ4項目となっている。
これを受け小坂市長は、「検討して出来るだけ応えていきたい」としている。
伊那商工会議所では独自の対応として21日から緊急金融特別相談窓口を設置した他、11月6日には特別相談会を予定している。 -
米の道権兵衛峠を歩こう
総勢300人が参加伊那から木曽へと馬で米を運んでいた時代をしのぶイベント「米の道・権兵衛峠を歩こう」が19日、伊那市で行われた。県内のほか首都圏・中京圏の参加者総勢300人ほどが、伊那や木曽の権兵衛峠周辺を歩いた。
このイベントは、権兵衛峠を通り米を運んだ江戸から明治時代にかけての様子を再現しようと行われている。
背中に米俵を背負った馬が先頭を歩き、それに続いて参加者が歩いた。
天候に恵まれ、参加者は峠の頂上を目指すコース、頂上を越えて木曽まで行くコースなど、自分にあったコースを汗をかいて歩きながら、紅葉などを楽しんでいた。 -
上伊那郡市育樹祭
森林の大切さを知ってもらおうと20日、上伊那郡市育樹祭が伊那市のますみヶ丘平地林で行われた。林業関係者や地元の伊那西小学校児童など約200人が集まり、枝打ちや間伐作業をした。
ますみヶ丘平地林の一帯は県が6年前の植樹祭でクヌギやコナラなどの広葉樹を植えた場所で、その時に植えた木は高さ5、6メートルに成長している。
それに伴い、森林内が込み合ってきたため、間伐作業を行うことにした。
参加者はのこぎりやチェーンソーを手に、生育が悪い木を切り倒したり、枯れた枝を取り除く作業に励み、汗を流していた。
間伐を実施した面積はおよそ1ヘクタール。間伐前は1ヘクタール当たり2千本から2500本の木が生えていたが、今回およそ1500本になるよう間伐をした。
伊那西小学校の児童は「林間学校で間伐作業をしたことはあったが、今回は木が多くて大変だった」と話していた。 -
行者そば祭り
秋空の下で舌鼓昔、行者が置いていったとされる「行者そば」を味わう祭りが19日、伊那市荒井区内の萱で行われた。市内外から多くの人が訪れ、秋空の下でそばを味わった。
行者そばは、昔、修行に向かう途中の行者が内の萱でもてなしを受けたお礼に置いていった種を、内の萱の住民が大事に守り育てたものだと言われている。
内の萱では、この地域を行者そば発祥の地として活性化させるため祭りを開き、今回が22回目。
現在では、地区内でソバを作る人も減り、祭りでは広く伊那地域でとれたソバを使っている。
祭りには、およそ2千食を用意した。
転勤で伊那市に来ているという家族は、「紅葉を見ながら、外で食べるそばはとてもおいしいです」と話していた。 -
第24回新山まつり
伊那市新山の秋祭り「新山まつり」が19日開かれ、多くの人でにぎわった。
祭りは、新山小学校と新山集落センターの2か所を会場に行われた。
集落センターでは、お菓子を投げる宝投げや、地元産のマツタケなどが当たる景品付き打ち上げ花火などがあった。
宝投げが始まると、会場では多くの人が集まり、お菓子を受け取っていた。
また会場では、存続が難しくなっている新山保育園の保護者会が、募金活動をした。
募金は、子どもたちにより深い思い出作りをさせたいと、その資金集めのために行った。
集まった人たちは、「頑張ってね」などと声をかけながら募金していた。
保護者会では、花壇作りや古い遊具の整備などにあてたい竏窒ニしている。 -
名君保科正之公大河ドラマ実現へ向け、県議署名わたす
長野県議会の向山公人議員は20日、伊那市役所を訪れ、名君保科正之公の大河ドラマ実現を願う1万8千287人の署名を「大河ドラマをつくる会」会長の小坂樫男伊那市長に手渡した。
県議会では今年7月、保科正之のNHK大河ドラマ化に協力しようと、議員全員で応援する会を発足した。
この日は、それぞれが地元で集めた署名1万8千287人分を小坂市長に手渡した。
向山議員は「今後も、県議会として協力出来るところは積極的にサポートしていきたい」と話し、ドラマ化実現へ向けエールを送った。
小坂市長は「これまで集まった署名と合わせ、29万人を超え、30万人への弾みがついた」と話していた。
伊那市観光協会によると、大河ドラマ実現に向け集まった署名は、20日現在29万503人分となっている。 -
ボイス81上伊那地域会議開催
市町村と県の地域懇談会ボイス81上伊那地域会議が20日、伊那合同庁舎で開かれた。
ボイス81は、市町村の声を県政に生かし、活力ある地域づくりを推進していこうと開かれている。
20日は、村井仁長野県知事や上伊那8市町村の市町村長らが参加した。
意見交換では、さまざまな分野についての要望が出され、このうち上伊那がかかえる医療問題については、全ての市町村長が医師確保が課題竏窒ニ県に訴えた。
特に産科医や小児科医の医師不足は深刻で、「子育て支援策を講じても、基本となる子供を産み育てることができなければ、片手落ちの政策となる。県としても、積極的に医師の確保を行ってほしい」と要望した。
村井知事は、「県も、医学生への奨学金制度や県外の医師を連れてくるなどして長期・短期的な観点から対策を取っている」と説明していた。 -
「伊那谷森と人を結ぶ協議会」発足
地域の森づくりに携わる住民を増やしていこうと、NPO法人「伊那谷森と人を結ぶ協議会」がこのほど発足した。
20日は、伊那市振興公社の桜守で「伊那谷森と人を結ぶ協議会」の代表を務める稲辺謙次郎さんが伊那市役所を訪れ、小坂樫男市長に設立の報告と今後の協力を要望した。
先月24日に発足した伊那谷森と人を結ぶ協議会は、ますみヶ丘平地林など伊那市の所有する森を拠点に、草花を楽しむ講座や間伐作業、木材の利用方法などを指導し、より多くの市民が森に親しめるように活動する。
メンバーは、上伊那の林業関係者や森林ボランティア団体で構成され、これまで個々に行ってきた活動をより大きな輪にしていくねらい。
稲辺代表は、「市民が森で遊び、学習し、整備もしていけるよう、住民と行政の橋渡し役になっていきたい」と抱負を話した。
また小坂市長は「森に対する市民の関心も高まってきている。専門のノウハウを活かして一緒に伊那市の森を守って欲しい」と今後の活動に期待していた。
会として初めての活動は、来月16日に伊那市が、ますみヶ丘平地林で行う「森と親しむイベント」で森林セラピーや森づくりに関する講座を計画している。 -
伊那サンフラワーズOGが全国大会出場
50歳以上の女性ソフトボールチーム「伊那サンフラワーズOG」は24日から山形県で開催される全国大会に出場する。
キャプテンの野溝和子さんや選手の代表など4人がこのほど伊那市役所を訪れ、小坂樫男市長に全国大会出場の挨拶をした。
伊那サンフラワーズOGが県代表として出場するのは、全国から50歳以上の女性チームが参加する「全日本エルデストソフトボール大会」。
去年は伊那市を会場に行われサンフラワーズも出場したが、2回戦で敗れた。
野溝キャプテンは「サンフラワーズのモットーはヒマワリのように明るく強く。チームの団結力を活かして、まずは初戦突破を目指したい」と話していた。
伊那サンフラワーズOGが出場する「全日本エルデストソフトボール大会」は24日から、山形県酒田市で開催される。 -
田中清子さん文化刺繍展
伊那市の田中清子さんによる文化刺しゅう展が、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。
会場には鮮やかな刺しゅう糸で描かれた風景画や人物画など65点が展示されている。
全日本文化刺繍協会教授などの肩書を持つ田中さんだが、今年、文化刺繍を始めて35年が経つことから、その集大成を多くの人に見てもらおうと個展を開くことにした。
展示作品の一つ「奥入瀬渓谷」は、秋の奥入瀬渓谷をテーマとした大作。紅葉した木々の間を流れる渓流の様子が、色鮮やかに映し出されている。
田中さんは「文化刺しゅうの華やかな魅力を知っていただければ」と話していた。
作品展は19日まで。 -
とんぼの楽園にあずまや完成
日本一小さいとんぼ「ハッチョウトンボ」の生息地、伊那市新山のとんぼの楽園に、あずまやが完成した。
あずまやは、楽園を管理する新山山野草等保護育成会が建てたもので、3.6m四方で、高さおよそ4m。ヒノキや松で作られていて、材料の一部を伊那市が調達したほかは、会員が協力し手作業で作り上げた。
17日は、関係者などが出席して、あずまやの竣工式が行われた。
新山山野草等保護育成会の中山智会長は、「さまざまな人の協力で念願のあずまやが完成したことに、心から感謝している」とあいさつ。
小坂樫男伊那市長は、「日ごろの整備に感謝している。楽園を後世に伝えていけるようこれからも頑張っていただきたい」とあいさつした。
育成会では今後、歩道の延長や駐車場の拡張など、さらに整備を進めていきたいという。 -
台湾出荷分の南水を箱詰め
昨年度台湾に出荷した上伊那産のナシ「南水」が現地で高い評価を受け、今年度は出荷量を増やすことになった。
箕輪町のJA箕輪果実選果場では18日、台湾に出荷する2千ケース分のナシの箱詰め作業が行われた。
台湾に出荷されるのは、伊那市や箕輪町などで作られたナシの主力品種「南水」。主に南信地方で作られている品種で、ごつごつした形と糖度が高いのが特徴。
JA上伊那によると、上伊那産「南水」の出荷は、ナシの国内市場が下がっていることなどから、ナシの消費がある台湾へ昨年度から出荷を始めているという。
昨年度、1200ケースを出荷したところ評判が良く、台湾から出荷量を増やしてほしいとの要請があり、今年度はおよそ8千ケースの出荷を予定している。
JA上伊那の職員は、「台湾では気候が温暖で甘いナシが作れないことから、日本の甘いナシの消費量が増えているのではないか」と話していた。
また、箱詰め作業の手伝いに訪れていた「南水」の生産者、小川守一さんは、「今年は特に値段が低迷した。海外でも南水をおいしく食べていただければ、作るのに張り合いが出てくるので頑張りたい」と話していた。
18日箱詰めされた「南水」は翌日出荷され、大阪の市場で検疫を受け、台湾に送られるという。 -
伊那東小児童が新しい校庭で運動会
伊那市の伊那東小学校で18日、新しい校庭での初めての運動会が開かれた。秋晴れのもと、全校児童およそ700人が、新しくなった校庭を駆け回った。
伊那東小では、校舎の老朽化などで2年前から新しい校舎の建設が進められ、今年3月に校舎が完成した。
新しい校舎の建設に伴って校庭も造成され、これまでよりも広い、およそ7千平方メートルの校庭が完成した。
山本一夫校長は、「少し遅れての運動会となったが、今までよりも広くなって、子ども達がのびのびできているし、保護者がゆったりと見られるようになった」と話していた。 -
日中友好卓球交流大会
中国・河北省から選手団を招いての日中友好卓球交流大会が18日、伊那市の勤労者福祉センター体育館で開かれた。
大会は長野県と河北省の友好提携25周年を記念して開かれた。
河北省の選手団は、16日から伊那市を含む県内5地域で試合をしている。
河北省からは代表選手6人の中学生が訪れていて、伊那市からは選考会で選ばれた12人が出場した。
試合は5ゲームマッチシングルスの団体戦で行われた。
どの試合も河北省の選手が圧倒する展開となり、卓球の本場、中国の選手たちの強さが際立っていた。
河北省の選手と対戦した伊那市の中学生は、「球が速いし、ラケットに当たると重い感じがする。すごく強かったけど良い経験になった」と話していた。
河北省の選手団は19日以降、松本市、上田市、須坂市で試合を行い、24日に帰国する予定。 -
田楽座稽古場公演
伊那市富県の歌舞劇団「田楽座」のけいこ場公演が18日、行われた。昼と夜の2回公演で、昼の部「おやこまつり」は会場を埋めた親子連れらが楽しんだ。
けいこ場公演は、日頃お世話になっている地元の人達に見てもらおうと毎年開いていて、今年で17回目になる。
公演では、和太鼓を力強く打ち込んで音色を響かせたり、三味線の演奏に合わせたダイナミックな「津軽おはら節」の踊りなどがあった。
観客も一緒に踊る盆踊り体験もあり、「春駒」という踊りを子どもも大人も皆で覚えた。
見ている人も元気に掛け声をかけて座員と観客が一体となって盛り上がっていた。 -
エアロビチーム「キャッツ愛」が全国大会へ
エアロビックの全国大会に出場する伊那市のチームが7日、北原明教育長のもとを訪れ、出場のあいさつをした。
チームは、伊那市内の20代から40代の主婦3人でつくる「キャッツ愛」で、監督やコーチと市役所を訪れた。
そのうち最年長の池田啓子さんは、「今まで練習してきた力を十分に出し切り、長野県を代表して踊ってきたい」と話した。
キャッツ愛はスポーツクラブ「アファス伊那」の利用者でつくるチームで、去年7月の県予選と今年4月の最終選考を勝ち残り、県代表に選ばれた。
3人が出場する第21回全国スポーツ・レクリエーション祭のエアロビック種目には、全国から40チーム以上が出場する。
3人は実際に大会で行う演技を披露。
演技を見た北原教育長は「動きがダイナミックで若々しい。ぜひ上位を目指して頑張ってきてほしい」と話した。
全国大会は19、20日に滋賀県の米原市で開かれる。 -
ごみ焼却施設学習会
上伊那広域連合が建設を計画している新しいごみ中間処理施設に関する学習会が18日、伊那市の富県ふるさと館で開かれた。
学習会には、候補地の富県や隣接する美篶の地区住民など、およそ70人が参加した。
この中で、社団法人全国都市清掃会議で技術顧問を務める寺島均さんは、国内にある施設の実績や環境対策、安全対策について話した。
寺島さんは、「一般的にごみ焼却施設から出る排ガス中に含まれるダイオキシンの量は、国が定める環境基準の3千分の1とされている。環境や人体への影響は心配しなくていい」と話していた。
また、耐震性を高く設定し設計されているので、地震などの災害に強いという。
講演終了後の質疑応答では、参加者から「候補地が山に囲まれ排ガスが滞留しないか心配」「健康を心配する」などの質問が出ていた。 -
童謡・唱歌教室~秋編~
秋の童謡・唱歌を楽しむ教室が17日、伊那市のいなっせで開かれた。
教室は、オルガンの演奏に合わせて季節に合った歌を歌うもので、この日は秋にちなんだ13曲を歌った。
集まった人たちは、歌の背景などの解説を聞きながら、季節の歌を楽しんでいた。
次回は11月14日に開かれる予定で、冬にちなんだ歌を歌う。 -
古流松應会伊那支部が「いけばな展」
古流松應会伊那支部のいけばな展が17日から、伊那市通り町の西沢デパートで始まった。20日まで。
古流は、江戸時代から続く生け花の流派で、伊那支部は、伊那市を中心に13の教室があり50人が学んでいる。
いけばな展は2年に1回で、今回が22回目。秋の花がテーマ。
会場には、古典的な生け花と自由な発想で生けるものの2種類があり、支部長の大石理峯さんは、「その違いを楽しんでほしい」と話している。
一角には、会員全員で製作した合作があり、竹と柿のコンビネーションが楽しめる。
竹の葉は青々として瑞々しく、柿の色とのコントラストが美しい作品に仕上がっている。 -
高遠城址公園の花見客消費額は560円
伊那市が消費増へ検討高遠城址公園に訪れる花見客が使う金額は、入園料とは別に一人あたり560円であることが伊那市が行なったアンケート調査でわかった。
伊那市では、予想以上に少ない結果と受け止めていて、来年に向け対策を検討している。
これは、伊那市が今年花見シーズン中に行なったアンケートの分析結果から明らかになった。
さくらまつりは、以前から「30万人訪れるが経済効果は少ない」と言われてきたが、それを裏付ける結果となった。
さらに、公園を訪れる花見客が食べる弁当は、ほとんどが市外の業者により調達されていることもわかり、その数は10万食に上るものとみられている。
伊那市では、この分析結果から、さくらまつりは、伊那市にとっての経済効果は薄いとして、来年に向けて戦略を練っている。
白鳥孝副市長をリーダーに、行政改革推進チームが具体策を検討していて、周遊ルートのプラン作りを進めている。
魅力ある食事スポットや観光ポイントを盛り込んだ周遊ルートを的確に花見客に紹介することで伊那市での滞在時間を長くし、消費を増やしてもらうという狙い。
また、改善して欲しいことの1位になったトイレ問題については、設置場所の見直しも含め、効率的に配置するよう検討が進められている。 -
【カメラリポート】シベリアの友へ 菊に込められた想い
伊那市小沢の国道361号線沿いでは、今年も見事な菊が咲いている。
伊那市の辻本武良さん、83歳。
終戦後、シベリアの抑留生活で多くの仲間を亡くした。
「シベリアで死んでいった仲間たちに花を手向けたい」
そんな思いから、毎年丹精込めて手入れをし、自宅近くの田んぼの脇にきれいな菊の花を咲かせる。
今年もそのかいあって、辻本さんの菊は今、ちょうど見ごろを迎えている。 -
保育園入園説明会で新山保育園入園児募集
園児数が20人に満たない場合来年度休園を予定している伊那市の新山保育園について、市は、市内全域からの入園を呼びかけている。
16日から始まった来年度の保育園入園説明会で、新山保育園への入園を募集するチラシが、参加者全員に配布された。
新山保育園は現在、園児数が全体で10人で、このままいくと来年度休園となる。
伊那市は、休園の理由として、少人数では集団生活の中での社会性を身につけることが難しいこと、効果的な保育園運営が難しいことを挙げている。
地元から存続を求める活動も起きる中、市も新山保育園のあり方を模索していて、今回、市内全域から園児を募集することになった。
もともと保育園は、市内のどの地域の園にも通うことが可能だが、こうした呼びかけをするのは異例のこととなる。
伊那市の保育園の入園の受付は11月からの予定。 -
伊那西町クラブソフト全国大会出場へ
伊那市の65歳以上の男性でつくるソフトボールチーム「伊那西町クラブ」は、18日から山口県で開かれる全国大会に出場する。
16日、西町クラブの伊藤易明監督、矢澤広人キャプテン、三澤幸栄コーチの3人が市役所を訪れ、酒井茂副市長に全国大会出場の報告をした。
出場するのは、65歳以上の選手が参加するハイシニアの全国大会。
西町クラブは7月に行われた県大会で優勝し、3年連続の全国大会出場を決めた。
チームの持ち味は、県大会ではほとんどエラーがでなかったという守備力の高さ。
初戦は、東京と岡山の勝者と対戦することになっていて、強豪チームとの初戦が予想されることから、伊藤監督は、「まずは1勝を目指している。全国のチームと交流することも楽しみ」と話していた。
酒井副市長は、「ソフトボールの街・伊那市をPRしてきてください。よい結果を期待しています」と激励した。 -
伊那北高校2年知久俊彦君
全国高校総合文化祭で文部科学大臣賞今年の全国高校総合文化祭の写真部門で、伊那北高校2年の知久俊彦君が最高賞を受賞し日本一になった。
知久君は、伊那北高校写真部に所属し、高校に入学してから本格的に写真を撮り始めたという。
今回、最高賞となる文部科学大臣賞を受賞した作品は、昨年の夏、帰宅途中の神社でさい銭箱の上にいる猫を写したもの。
審査では、カメラの方を見つめる表情や目の力、構図、色彩などのバランスが取れ、全体が一枚の絵画のように見える点が評価されたという。