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伊那市民プール2年ぶりオープン
梅雨の晴れ間となった10日伊那市民プールが2年ぶりにオープンしました。
オープン初日はプールが無料開放され親子連れなどで賑わっていました。
伊那市民プールは新型コロナの影響で去年は営業を見合わせたため2年ぶりとなります。
伊那地域の日中の最高気温は30.4度まで上昇し訪れた人たちは気持ちよさそうに水の感触を楽しんでいました。
伊那市民プールは今月21日までは土日祝日のみでそれ以降は来月22日まで毎日営業しています。
営業時間は午前9時から午後5時までで利用料は大人が500円、小中学生が200円です。
なお高遠町の高遠スポーツ公園プールは今年も営業を中止しています。
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NTPトヨタ信州 消毒スタンド伊那市に寄付
自動車販売店NTPトヨタ信州株式会社は、新型コロナの感染防止対策に役立ててもらおうと、伊那市に足踏み式消毒スタンド10個を6月28日に寄贈しました。
この日は、西田善之助社長らが市役所を訪れ、白鳥孝市長に消毒スタンドを手渡しました。
NTPトヨタ信州は、去年7月にトヨタカローラ南信とネッツトヨタ信州が統合してできた自動車販売店です。
設立1周年を迎えるにあたり、地域貢献をしたいという声が社員からあがり、募金を集めて今回伊那市に消毒スタンド10個を贈ったものです。
白鳥市長は、「こういったものは何個あってもありがたい。大事に使います」と感謝していました。
寄贈品は、ワクチンの集団接種会場などで使用するということです。 -
春富ふくじゅ園 伊那市西春近南小学校に雑巾寄贈
伊那市のデイサービスセンター春富ふくじゅ園は近くの西春近南小学校に手縫いの雑巾を23日、寄贈しました。
23日はふくじゅ園の職員4人が西春近南小学校を訪れ、利用者が手縫いした5・6年生全員分45枚の雑巾を手渡しました。
今年2月に西春近南小学校の児童からふくじゅ園に寄付があったことから、そのお礼にと贈られました。
「コロナで旅行にも行けなく残念だけれど又良い時が来るから頑張って遊んでください」などと、雑巾には利用者からの手紙が添えられています。
ふくじゅ園の職員は、「心を込めて縫ったので学校生活で使ってもらいたい」と話していました。
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近所で連携し消火 5人に感謝状
伊那市美篶で2月に発生した建物火災で地域住民が連携して消火活動を行い、被害を最小限に防いだとして高遠消防署で感謝状の贈呈式が6月26日に行なわれました。
贈呈式では、高遠消防署の三澤毅署長から消火活動にあたった5人ひとりひとりに感謝状が手渡されました。
表彰されたのは、伊那市美篶の山岸武雄さんと妻の美奈子さん。
赤羽利幸さん、赤羽貞一さん、赤羽孝道さんの5人です。
伊那市美篶で2月に発生した建物火災で、5人は協力して通報や消火活動を行いました。
軒から煙が出ているのを発見すると、軒下の一部を壊し、そこから内部に水をかけ延焼を防いだということです。
迅速で適切な行動により、被害を0.96平方メートルに留めました。
三澤署長は「連携した手本のような行動。臨機応変で機転が利いた消火で被害を最小限に防ぐ事ができました。」と感謝していました。
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春日神社が伊那中央病院にマスク寄贈
伊那市西町の春日神社は、新型コロナ対応に尽力している医療従事者に感謝したいと、医療用マスクを伊那中央病院に9日、寄贈しました。
この日は、春日神社の神主の伊藤光森さんらが、伊那中央病院を訪れ、本郷一博院長に医療用マスク2,000枚を寄贈しました。
春日神社では、医療従事者に感謝するとともに、神社ができる社会貢献をしたいと、今回マスクを贈りました。
春日神社の境内です。
狛犬は、新型コロナ収束を願って、疫病退散などと書いたマスクを着けています。
また、新型コロナ鎮静祈願として、アマビエが描かれた紙を頒布しています。
本郷院長は、「マスクはあればあるほどありがたい。職員のために使わせていただきます」と感謝していました。
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伊那駅伝コース一部変更を検討
春の高校伊那駅伝実行委員会の総会が6日伊那市のJA上伊那本所で開かれ来年の大会に向けトラックの逆回りや環状南線の使用などコースの一部変更を検討していくことが確認されました。
総会には伊那市や長野陸上競技協会などから約30人が出席しました。
コースの一部変更案は伊那市陸上競技場のトラックの逆回りと新しく開通した環状南線を使用するものです。
トラックの逆回りについては競技場から道路に出る際の角度がゆるやかになりランナーの安全性が向上するとしています。
環状南線をコースとすることについてはこれまでより距離が短くなりますが女子は折り返し地点を延長することで距離を確保するとしています。
一方男子は折り返し地点の延長が困難だとしてこれまで通りのルートとすることが提案されています。
コースの変更については今後幹事会で検討されるということです。
来年の春の高校伊那駅伝は3月20日に開催されます。
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高遠高校ありがとうプロジェクト
不要品を集めて発展途上国の教育支援に役立てる取り組み「ありがとうプロジェクト」の不要品回収作業が、伊那市高遠町の高遠高校で6月25日に行われました。
高遠高校では美化委員会が中心となり全校生徒に呼びかけて、およそ42㎏の不要品が集まりました。
プロジェクトは、伊那市のリサイクル業・リサイクルマートnew伊那店と、南箕輪村の産業廃棄物処理業・有限会社丸中産業、東京都の輸出業・株式会社鈴可が行っているものです。
2016年に活動を開始し、日本のゴミの削減や恵まれない海外の子どもたちへの教育支援などに役立てようと始まりました。
回収された不要品は、トラックに積み込み丸中産業に運ばれました。
伊那市西春近にある丸中産業の倉庫に集められた不要品は毎月2回、提携しているタイの工場へ運ばれるということです。
その後、タイの店舗で商品として販売します。
また売上金の一部をカンボジアの教育支援に役立てる予定だということです。
高遠高校で回収した不要品はタイの工場へ運ばれるということです。
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はしば 島田屋ビル取得
伊那市で飲食店を展開する株式会社はしばコーポレーションは、伊那市駅近くの島田屋の土地と建物を今月取得しました。今後、ホテルやテナントビルとして営業再開を目指すとしています。
はしばコーポレーションが取得したのは伊那市駅近くのこちらのビルです。
6日は、中心市街地の活性化に取り組んでいる商店主や住民でつくる「伊那まちローカルベンチャーミーティング」が市内で開かれ、はしばコーポレーションの八木択真社長が島田屋の取得経緯について説明し、メンバー15人程が活用方法について意見を出し合いました。
八木社長は「地域にとってシンボリックな建物の一つ。何とかしたいという思いで取得をした」と話し「多くの人が利用する建物にしていきたい」と話していました。
参加者からは「ビルの見学ツアーを開くべきだ」「移住や起業を考えている人が活用できる施設になると良い」などの意見が出されていました。
島田屋は伊那市駅近くで衣料品の販売やホテルを経営していました。
八木社長によりますと、島田屋は去年4月からコロナの影響で休業し、9月に破産したと言う事です。
建物は地下1階、地上4階建てで、延床面積は2千2百平方メートルあります。
各フロアの広さはおよそ470平方メートルあり、3階と4階はホテルで客室が22部屋あると言う事です。
土地・建物の取得や改修費はおよそ9千万円だと言う事です。
八木社長は「不安もあるが、みなさんの意見を聞いて楽しみになってきた。色々なアイデアを組みあわせていきたい」と話していました。
今後は消防設備などの改修を行う予定で、営業再開時期は未定だと言う事です。
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伊那市 18歳(高校3年生)ワクチン接種前倒し
伊那市は高校3年生など、今年度18歳となる人を対象にした新型コロナウイルスワクチン接種を前倒しして実施します。
予約は14日から開始し1回目の接種を今月下旬から行いたいとしています。
伊那市によりますと対象となるのは、今年度18歳となるおよそ700人です。
今後、進学のための受験や就職活動などにより県外へ訪問する機会が増えると予想される事から、前倒ししてワクチン接種を行う事にしました。
伊那北高校です。
ワクチン接種が早まる事について話を聞きました。
市では、対象者およそ700人にあす8日クーポン券を発送します。
予約は14日の正午からでコールセンターへの電話、インターネット、通信アプリLINEから行えます。
接種は、夜間または土日の集団接種を予定していて、予約の状況によっては医療機関での個別接種も可能だと言う事です。
ワクチン接種を早めた事について伊那市では「強制するものではない」としていて、「保護者と相談し、学業に影響が無いよう予約や接種を行ってほしい」と呼びかけています。
長野県によりますと、18歳へのワクチン接種を早めた自治体は、県内では初めてではないかと言う事です。
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移動知事室 阿部知事と飲食店主が意見交換
阿部守一長野県知事が県内各地を訪れ課題や要望を直接聞く「しあわせ信州移動知事室」が、上伊那地域で6日と7日の2日間の日程で行われています。
6日は、伊那合同庁舎で、伊那市内の飲食店4店舗の店主と意見交換をしました。
飲食店主は、現在の状況について阿部知事に訴えていました。
他に、上伊那の8市町村長と伊那市の株式会社ニシザワと宮田村のタカノ株式会社が出席し人材確保について話をしました。
企業からは「情報を効率的に届けることが課題だ」「県外から就職した人の定着や、製造業での女性の活躍推進にさらに取り組む必要がある」といった意見が出ていました。
阿部知事は「共通の課題は人が出てしまい戻らないことではないか」として、Uターン支援の取り組みについて提案しました。
新型コロナ対策について、市町村長から「ワクチンの安定的な供給を国に要望してほしい」「外国人への対応について充実させてほしい」「子どもへの接種について、県で統一の説明をお願いしたい」といった意見が出されていました。
6日はこのほか、阿部知事が伊那市の新産業技術の取り組みを視察しました。
しあわせ信州移動知事室は7日も行われる予定で、駒ヶ根市や箕輪町などの取り組みを視察する予定です。
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5月有効求人倍率
上伊那の5月の月間有効求人倍率は、前の月を0.07ポイント上回る1.19倍となりました。
5月の月間有効求人数は3,313人、月間有効求職者数は2,792人で、月間有効求人倍率は1.19倍となりました。
全国は1.09倍、県は1.32倍で、上伊那は県内12のハローワーク管内で6番目に高い数字となっています。
雇用情勢については、「一部に弱い動きが続いているものの、改善が進んでいる」として、前の月の判断を上方修正しました。
ハローワーク伊那では「新型コロナワクチン接種が雇用にも明るい影響をもたらすことを期待したい」と話していました。
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境区社協がフードドライブ
伊那市境区社会福祉協議会は新型コロナウイルスの影響による生活困窮者などを支えようと食料を集めて寄付するフードドライブを4日に行いました。
フードドライブは境区公民館で行われ住民たちが米やレトルト食品、カップ麺、缶詰などを持ち寄り寄付していました。
境区社会福祉協議会がフードドライブを行うのは去年に続いて2回目です。
境区のおよそ520世帯に回覧板で食料の寄付を呼びかけました。
去年は50人が寄付に訪れましたが、今年はおよそ25人で、米が120㎏、カップ麺や缶詰なども去年に比べて半分ほどの量だったということです。
境区社協は「境区が伊那市の中でも地区として初めて取り組んだ。他の地区にも広がってほしい」と話していました。
寄付された食料は、伊那市社会福祉協議会へ5日に届け、生活困窮者や子ども食堂に配られる予定だということです。
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環屋が経木に手書きの御城印販売
高遠城跡の御城印を販売している伊那市高遠町の一般社団法人環屋は経木を使った手書きの御城印を販売しています。
御城印は高遠在住の書道家、伊藤佳央さんが一枚ずつ経木に書いていきます。
環屋は現在、印刷された御城印を販売していますが、手書きのものは初めてだということです。
毎週土曜日に販売していて、経木の他に持ち込みの御城印帳にも手書き対応してくれるということです。
価格は税込み500円です。
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伊那市の2団体に警察連名表彰
交通事故防止や安全啓発活動などの功労で伊那市の2団体に6月17日に長野県警察本部長・長野県交通安全協会長連名表彰が授与されました。
6月17日は伊那市西部交通安全協会の湯沢文雄会長と損害保険ジャパン株式会社 長野支店南信支社の伊藤基克支店長が伊那警察署を訪れました。
湯沢会長には土屋秀夫署長から表彰状が手渡されました。
伊那市西部交通安全協会は高齢者の交通事故防止と啓発活動、交通安全教室の実施が功績として認められました。
一方、伊藤支社長には感謝状が手渡されました。
損害保険ジャパン株式会社長野支店南信支社は社員が毎朝自宅で通勤前にアルコールチェックを実施しています。
朝礼での交通安全の意識づけや社員が国道の清掃活動を行っている点が認められました。
例年、表彰式は伊那交通安全協会の総会で行っていますが、新型コロナの影響で規模を縮小し伊那署での伝達となりました。
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伊那谷産のアカマツでDIY講座
伊那谷産のアカマツを活用したDIY講座が4日伊那市の産業と若者が息づく拠点施設alllaで開かれました。
講座には小学生から一般まで11人が参加しアカマツを使ってミニテーブルを作りました。
講師は地域の木材の活用に取り組む伊那市の合同会社ラーチアンドパイン代表の木平英一さんが
務めました。
参加した人たちは伊那谷産のアカマツを加工しミニテーブルを作っていました。
講座は地域の森林資源の活用について考えるきっかけにしてもらおうとalllaを運営する連絡会が開いたものです。
木平さんは「伊那市は面積のおよそ82%を森林が占めている。これを活かす取り組みは国連が提唱する持続可能な開発目標SDGsと関連してくる」と話していました。
講座は来月8日にもalllaで開かれテーブルとベンチのセットを作る予定です。
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三峰川堤防復旧完了 通行可能
去年6月30日から7月1にかけての豪雨で被災した伊那市美篶の三峰川堤防の本復旧工事が終わり3日の午前9時から通行可能となりました。
去年7月の豪雨で伊那市美篶下県の三峰川の堤防がおよそ120メートルにわたり崩落しました。
河川を管理する天竜川上流河川事務所が去年7月から復旧工事を進めてきました。
これまで通行止めが続いていた三峰川サイクリングロード・ジョギングロードは今日の午前9時から通行が可能となりました。
天竜川上流河川事務所によりますと今回の復旧により旧堤防より深いところまで護岸の根継ぎを行い、堤防の安全性が向上しているということです。
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2年ぶり 伊那北高校ペン祭
2年ぶりとなる、伊那市の伊那北高校の文化祭「ペン祭」が行われています。
今年のペン祭のテーマは「キタ充」です。
コロナ禍の中でもリアルを充実させ、上を向こうという思いが込められています。
今日は体育館で部活動の発表が行われました。
書道部は、曲にのせて、書道パフォーマンスを披露しました。
去年のペン祭は、新型コロナの影響で中止となったため2年ぶりの開催です。
今年は一般公開はありませんでしたが、発表の様子は、保護者向けにインターネットでライブ配信されました。
ペン祭は4日までで、4日はクラブ発表と閉祭式が行われます。
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伝統芸能体験フェスタ開催へ
伊那市の歌舞劇団田楽座や地域住民でつくるNPO法人ふるさと芸能研究所は、盆踊りや人形芝居など6種類の伝統芸能を体験できるイベント「伊那谷地域伝統文化おやこ体験フェスタ」を7月31日にいなっせで開きます。
2日は田楽座でふるさと芸能研究所の中山ねむか理事長がイベントについて説明をしました。
伝統文化体験フェスタは、新型コロナにより地域の祭りや行事が中止となる中で、子ども達が伝統文化に触れる機会を作ろうと開かれます。
田楽座による太鼓や獅子舞、伊那節振興協会による盆踊り、箕輪町の古田人形芝居保存会などが開く6つのワークショップで指導を受ける事ができます。
この他に田楽座による公演もあります。
会場ではまた、伊那ケーブルテレビが制作した地域のイベントをまとめたビデオも上演される予定です。
伊那谷地域伝統文化おやこ体験フェスタ」は今月31日にいなっせで開かれます。
参加費は親子一組3千円で、予約が必要で、ワークショップの申し込みは先着順となっています。
申し込み電話78-3063(9時~午後5時) -
深妙寺あじさい見ごろ
あじさい寺として知られる伊那市西春近の深妙寺では、花が見ごろを迎え訪れた人たちの目を楽しませています。
深妙寺には青や紫のあじさい、およそ200種類2500株が植えられています。
今年は例年より1週間早い先月15日頃に咲き始め、現在は見ごろとなっています。
あじさいは、今の住職の母親が多くの人が訪れる寺にしようと40年ほど前に挿し木で増やし始めたのがはじまりだということです。
2日は、あいにくの雨となりましたが、市内外から訪れた人たちが傘を差して花を楽しんでいました。
また、飯田市から着物で訪れた女性3人の姿もありました。
境内から裏山にかけて33体の観音像が建立されていて、観音像に寄り添うように花が咲き誇っています。
例年、見ごろに合わせて行われているあじさい祭りは、新型コロナウイルスの影響で去年に引き続き中止となり湯茶のサービスは行わいということです。
深妙寺では「今年も綺麗な花が咲いたので人との距離を保ちながら楽しんでほしい」と話していました。
深妙寺のあじさいは、20日頃まで楽しめるということです。
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高校野球長野大会3日開幕
夏の甲子園出場をかけた高校野球長野大会が2年ぶりに3日に開幕します。
上伊那の8チームは、それぞれ調整に入り大会に備えています。
伊那市の伊那スタジアムでは2日、夏のシード権を獲得した高遠高校が諏訪清陵高校と練習試合を行いました。
高遠は、去年の秋季大会で初戦で敗退して以降、公式戦で勝つために、自分たちでメニューを考え練習を行ってきました。
今年の春の県大会では、選抜出場の上田西を破るなどの快進撃でベスト4に入りました。
3日は、ひとつひとつのプレーを確認しながら午後9時頃まで試合を行いました。
試合後には、高重陽介監督からレギュラーの選手一人ひとりに背番号が手渡されました。
高遠高校は、7日の午前11時30分からしんきん諏訪湖スタジアムで阿智高校と池田工業高校の勝者と対戦します。
3日の開会式の模様は、午後7時から122chで録画放送します。
地元校の放送時間は伊那ケーブルテレビのHPをご覧ください。
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伊那文化会館 ケヤキ撤去
伊那市の伊那文化会館は倒木のおそれがあるとして建物のまわりに植えられているケヤキ12本の撤去作業を始めました。
1日は撤去を委託された専門業者がチェーンソーを使って作業を行っていました。
ケヤキは伊那文化会館がオープンした1988年昭和63年に植えられたもので樹齢は30年以上だということです。
現在木の皮が腐り、手でさわるとすぐにはがれるようになっています。
近年は暖かくなると虫が大量発生し会館職員を悩ませていたということです。
また根が成長したため敷石が盛り上がり歩くことが危ない状態となっています。
伊那文化会館ではこのままでは倒木の恐れもあるとして撤去を決めました。
作業は今月いっぱい続く計画で木を撤去したあとは敷石でフラットにする予定です。
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伊那市64歳以下の基礎疾患のある人の予約開始
伊那市の64歳以下の基礎疾患のある人を対象にした新型コロナワクチンの予約受付が今日から始まりました。
伊那市役所1階には、インターネット予約代行の部屋が設けられ、職員が配置されていました。
基礎疾患のある人のワクチン接種は、医療従事者、65歳以上の高齢者に続き接種順位は3番目です。
呼吸器や心臓病などの慢性の疾患がある人や、BMIが30以上の肥満の人が対象で、事前に申請したおよそ2,300人にクーポン券が発送されています。
1日は、午後3時現在、およそ1,600人が予約を完了したということです。
予約画面では、希望する場所か日時かを選んで、状況を確認して予約を行います。
基礎疾患のある人のワクチン接種は5日から始まります。
伊那市の次の接種対象は、60~64歳の人と、訪問ヘルパーなどの施設従事者3,300人で、8日から予約受付が始まります。
7月下旬からは教職員や保育士、警察職員などおよそ2,000人の予約受付が始まります。
それ以外の16~59歳、およそ2万9,000人については、7月下旬にクーポン券が発送され、段階的に予約受付が始まるということです。
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南ア塩見小屋へ ヘリで荷揚げ
南アルプスの標高3,047mの塩見岳にある塩見小屋への荷揚げがきょう行われました。
1日は、伊那市長谷浦のヘリポートから、食料や燃料などの荷を吊るしたヘリコプターが飛び立ちました。
塩見小屋は、伊那市観光㈱が運営している山小屋です。
この日は、1回に600キロほどの荷物、合わせて3590キロを、6往復して山小屋に運びました。
先月28日から、荷揚げのタイミングを見計らっていましたが、天候によりヘリコプターは飛べませんでした。
雲が切れ、塩見岳の山頂が見通せたため荷揚げを行いました。
塩見小屋の営業は、今日から始まり10月15日までとなっています。
なお、新型コロナ対策をとって定員の半分ほどの受け入れとなっています。
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伊那市長谷浦 新たなヘリポート
伊那市長谷浦に山小屋への荷揚げや山岳救助などに活用できる新たなヘリポートが完成しました。
伊那市長谷浦に作られたヘリポートです。
広さはおよそ1000平方メートルあります。
ここは、南アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会の前の救助隊長の西村和美さんが整備しました。
もともとこの場所は、建設業を営んでいた西村さんが資材置き場として使っていました。
塩見小屋へのヘリでの荷揚げは、これまで大鹿村から行っていました。
陸路で運搬に時間がかかる事から、伊那市観光株式会社はヘリポートの整備を西村さんに相談し、今シーズンから利用する事になりました。
30日は、このヘリポートを初めて利用し塩見小屋へ荷揚げを行う予定でした。
ヘリも到着し待機していましたが、雲が多いためきょうの荷揚げは中止となりました。 -
伊那市民プール 7月10日オープンへ
7月10日のオープンを前に伊那市民プールの清掃が30日に行われました。
昨年度は新型コロナの影響で開場できなかった為、2年ぶりとなります。
30日は、市や振興公社の職員、およそ10人がプール清掃を行いました。
水を抜いたプールには、オフシーズン中に泥や落ち葉がたまっていて、職員らはデッキブラシやスポンジを使って取り除いていきました。
今年は新型コロナの感染防止対策をしての営業となり、施設内は職員が定期的に消毒を行うとしています。
今シーズンの開場期間は7月10日から8月22日までです。
7月10日から21日までは土日祝日のみで、それ以降8月22日までは無休です。
利用料は大人が500円、小中学生は200円です。
伊那市民プールは、7月10日のオープンで、初日は無料開放されます。
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企業版ふるさと納税制度活用し寄付
伊那市に事業所をおく伸和コントロールズ株式会社は企業版ふるさと納税制度を活用し伊那市に3,500万円を寄付しました。
29日、幸島宏邦会長が伊那市役所を訪れ白鳥孝市長に目録を手渡しました。
企業版ふるさと納税は地方自治体が行う地方創生に関連する事業に対し寄付すると税額が控除される優遇制度です。
今回の寄付は伊那市の持続可能な農業・林業の育成事業などに活用されます。
伸和コントロールズは神奈川県川崎市に本社をおく半導体製造装置のメーカーで1984年に伊那市高遠町に事業所を開設しました。
幸島会長は「お世話になっている地域に恩返しをしていきたい。」と話していました。
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伊那市50年の森林づくり植樹祭
伊那市が進める50年の森林ビジョンに基づく植樹祭が29日、伊那市長谷の鹿嶺高原で行われ、長谷小学校の児童や協賛企業の社員など120人がミズナラの苗を植えました。
鹿嶺高原内の伊那市が保有する3ヘクタールの山林で植樹が行われました。
用意された600本のミズナラの苗を、穴を掘って1本ずつ植えていきました。
植樹祭は市が50年後の森林のあり方や市民との関りを定めた「50年の森林ビジョン」の一環で2019年に始まりました。
去年は新型コロナの影響で中止となり今回が2回目となります。
ミズナラの根が地中深くまで伸びることで保水力が高まるということです。
この市有林には以前はカラマツが植えられていましたが、ミズナラの木に転換させることで災害に強い山林にしていきたい考えです。
白鳥孝伊那市長は「みなさんが植えたミズナラの木は50年後に立派な木となります。成長した木をまた見に来てください」と小学生に呼びかけていました。
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西澤デパート歴史に幕
伊那市の総合小売業、株式会社ニシザワが通り町で営業してきた西澤デパートが28日閉店し半世紀にわたる歴史に幕が下ろされました。
午後6時過ぎ、閉店を惜しむ買物客が訪れていました。
西澤デパートは地上6階、地下1階ですがここ数年は1階のフロアーのみで営業し、衣料品や化粧品などを扱っていました。
今の建物となる前の1924年大正13年に書店として創業し1967年昭和42年に百貨店として生まれ変わりました。
屋上には観覧車がおかれるなど上伊那唯一の百貨店として賑わいました。
約半世紀にわたり営業してきましたが建物の老朽化により取り壊すことになりました。
営業最終日は荒木康雄社長をはじめ役員らが最後の客を見送りました。
閉店した西澤デパート一帯には再開発事業があり近隣の伊原商店とさかや正藤は8月に移転するほかあびえんとは今月30日で閉店しセジュールは3月で閉店しています。
一帯は今年の秋に建物を取り壊し新たに4階建ての賃貸マンションが建設され1階はコンビニエンスストアが入る予定です。
完成は再来年の春頃を計画しています。 -
フードバンクいな 7月1日から
伊那市社会福祉協議会は、食品ロスの削減を目的に、企業や市民から寄付された食料を必要としている人たちに無償で提供する「フードバンクいな」を7月1日から開始します。
29日は本格運用を前に、伊那市の子育て支援課から社協の職員が食品を受け取りました。
食品は市の職員や来庁者が持ち寄ったもので、段ボール1箱分です。
伊那市社会福祉協議会は、伊那市の委託を受け、集まった食料を必要な人に提供するフードバンクいなを立ち上げます。
福祉まちづくりセンター内に専用の部屋を設け、食品を保管します。
フードバンクいなでは、市内の子ども食堂で使う食料の管理、提供を行います。
そのほか必要な世帯への直接配布や、配布会を開催し広く提供していきたいとしています。
また、食料提供の呼びかけを企画したい人への支援も行っていくということです。
食料の受付・提供は7月1日から始まります。
受け付ける食材は賞味期限が明記されていて、2か月以上あるものなどの条件があります。
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東ティモール五輪事前合宿 伊那市7月13日から受け入れ
東京オリンピックで東ティモールのホストタウンとなっている伊那市は、選手の事前合宿について、来月13日から20日までの日程で受け入れることを、28日に明らかにしました。
28日は、定例記者会見が市役所で開かれ、白鳥孝市長が事前合宿の概要を説明しました。
実施期間は、来月13日から20日までで、13日に伊那市を訪れ14日から19日まで練習を行い、20日に東京の選手村に向かう日程です。
訪れるのは、競泳の50mに出場する男女それぞれ1人ずつと、陸上の1,500mに出場する男子選手の合わせて3人です。
他に、コーチ4人と役員4人も来日します。
練習場所は、競泳の選手2人が高遠町の高遠スポーツ公園プール、陸上の選手が陸上競技場と伊那公園屋内運動場となっています。
宿泊場所は、高遠さくらホテルです。
新型コロナの感染防止対策として、2階と3階を貸し切る他、一般客と選手団の入り口を分ける計画です。
また、選手団はワクチンを2回接種し、接種後2週間経過してから来日するとしています。
伊那に来てからは、選手団全員が毎日検査を受ける他、接触頻度に応じて日本人スタッフに対しても検査を実施します。
当初予定していた交流事業は中止とし、白鳥市長と選手団の懇談はリモートで行うとしています。
万が一関係者の感染が確認された場合は、伊那保健福祉事務所と協力して対応するとしています。