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西箕輪 重盛さんのりんご園で防鳥ネット張り
伊那市西箕輪の果樹農家重盛正さんは、鳥による食害からりんごを守るための防鳥ネットを、4日に設置しました。
4日は重盛さんのおよそ1.5ヘクタールのりんご園でネット張りが行われました。
付近では、カラスやムクドリがりんごなどの果樹を食べる食害が発生しています。
重盛さん宅では、およそ20年ほど前から防鳥ネットを設置していて、設置後は被害がほとんどないということです。
2、3年に1度ネットを張り直していて、4日は羽広の果樹農家らでつくる羽広くだもの協力隊のメンバーが作業を手伝っていました。
ネット張りは、10月上旬にも行われる予定です。 -
日本山岳写真協会南信支部 写真展
日本山岳写真協会南信支部の、第25回写真展「貌・季節の中で」が、伊那市の伊那文化会館で開かれています。
会場には、県内外で撮影された山岳写真81点が並んでいます。
会員が、1年間撮影した中から、厳選した写真を展示しているということです。
写真展は、16日(月)まで開かれています。
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ルビコン野球部 全国大会へ
社会人軟式野球の全国大会に出場する、伊那市のルビコン株式会社野球部は、大会に向け練習に熱が入っています。
10日夜は、伊那市ますみが丘の西部ルビコングラウンドで野球部員15人が、守備や打撃の練習に汗を流していました。
ルビコン野球部が出場する、天皇杯第74回全日本軟式野球大会は、地方大会を勝ち抜いた全国56チームが優勝をかけて争います。
ルビコン野球部の全国大会出場は2年ぶり6度目となります。
南信地区大会や県大会では、打撃の調子が良く、勝ち上がってきたということです。
田村公利監督は、「地区大会と同様に先制点を取り、守備のミスを少なくし、初戦突破を確実なものにしたい」と話していました。
天皇杯第74回全日本軟式野球大会は、9月13日(金)から18日(火)まで県内8か所の野球場で行われます。
ルビコン野球部の初戦は、14日(土)に、松本市野球場で岩手の北上信用金庫と対戦します。
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AIタクシー・ドローン物流 来年度本格運用
伊那市は人工知能AIによる自動配車タクシーの本格運用と、ドローンによる配送サービスを来年度から実施します。
これは11日開かれた伊那市議会9月定例会の中で議員の質問に白鳥孝市長が答えたものです。
AI自動配車タクシーのサービスは伊那市の西箕輪と西春近地区で行う計画です。
市では11月にそれぞれの地区で実証実験を行い、来年度、地域公共交通の一部に組み込み、本格運用を始めるとしています。
白鳥市長は「ゆくゆくは高齢者や障がい者のニーズをカバーできるよう、整備していきたい」と話していました。
また、ドローンによる商品の配送サービスも伊那市長谷地域を対象に来年度運用を始める計画で、道の駅南アルプスむら長谷を中核に展開していくとしています。
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キャッシュレス決済セミナー
来月の消費税率引き上げに伴う、キャッシュレス化を進めようと伊那商工会議所は事業者を対象にしたセミナーを10日伊那市内で開きました。
セミナーには市内の個人事業主など8人が参加しました。
講師は、塩尻市の中小企業診断士の中村剣さんが務めました。
セミナーではスマートフォンを利用したQRコード決済の種類や必要な機器について話しをしました。
手軽に導入できるものとしては、店舗の情報を印字したQRコードを準備し、客のスマートフォンで買い物金額を入力するとキャッシュレス決済が行えると紹介していました。
中村さんは「レジ導入の補助や、ポイント還元など店、お客にとってもメリットがあるので、まずはトライする事が大切だ」と話しました。
ある参加者は「東京では徐々にキャッシュレス決済が普及していると聞いている。先を見据えて準備しておきたいです」と話していました。
伊那商工会議所では、12月にキャッシュレス決済後の会計や決算処理に関するセミナーを開く計画です。
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石工に思い馳せ 石割り実演
現在の石匠の仕事を見学することで高遠石工の技術に思いをはせてもらおうと、10日伊那市高遠町で講座が開かれ、石割りの実演が行われました。
重さ800キロほどの小黒川の花崗岩です。
伊那市西春近の唐木屋石材工芸会長の唐木一平さんが、石割りを実演しました。
この講座は、現在の石匠の仕事を見学することで、高遠石工の技術に思いをはせようと高遠町公民館が開いたもので、40人ほどが参加しました。
石にくさびを打ち込み、ハンマーでたたいて割っていきます。
この仕事を続けて52年になるという高遠町東高遠の北原石材店店主の北原多喜夫さんです。
ノミを使って石に穴をあけていきます。
現在ではハンマードリルを使いますが、昭和20年代まではこの方法が使われていたということです。
割った断面を手作業で平らにする技術も実演されました。
唐木さんは、「石は一度削ってしまうと修正することができない。機械のない時代に繊細な作品を仕上げていた高遠石工はとても高い技術を持っていた」と話していました。
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伊那地域33.6度 真夏日
10日の伊那地域の最高気温は、午後2時28分に33.6度を記録し、真夏日となりました。
高気圧に覆われ全国的に気温が高くなっているということです。
上伊那広域消防本部によりますと、午後5時現在、伊那市の80代の女性が熱中症とみられる症状で搬送されました。
命に別状はないということです。
伊那市美篶上川手では稲刈りをする人の姿が見られました。
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県議が現地機関と意見交換
9日と10日の2日間、長野県議会農政林務委員会は、南信地域の現地調査に訪れていて、10日は伊那合同庁舎で現地機関との意見交換を行い、豚コレラを中心に質疑応答が行われました。
意見交換会で、長野県伊那家畜保健衛生所の小林良人所長は、上伊那の豚コレラに関する感染状況などを報告し、農政林務委員会の委員と質疑応答を行いました。
委員からの「野生イノシシ同士の感染を防ぐために、今後はどのように対策していくのか」との質問に、小林所長は「ワクチンの継続接種を行い、これ以上感染の範囲を広げないように努めたい」と答えました。
また、「野生イノシシから豚への感染を防ぐための今後の対策」については、「監視対象外の養豚場も、周辺に野生イノシシの侵入を防ぐ柵を設置したり、周囲の消毒を行うようにしたい」と答えていました。
長野県によると、2月22日から9月9日までに上伊那で発見された死んだ野生イノシシは47頭で、豚コレラ感染の検査が完了したうちの12頭から豚コレラの感染が確認されたということです。 -
笑いヨガ 参加者同士リフレッシュ
笑いとヨガの呼吸法を組み合わせた「笑いヨガ」の体験カフェが10日、伊那市のケアセンターいなで開かれました。
体験カフェには、上伊那在住の60代から80代までの女性10人が参加しました。
笑いヨガは、笑いながら体を動かし、ヨガの呼吸法を取り入れる健康体操です。
笑うことで血流が良くなり、体に多くの酸素が取り入れられ心身共にリフレッシュする効果があるということです。
参加者は、体全体を動かして笑いヨガを楽しんでいました。
体験カフェは、健康増進を目的に、上伊那医療生活協同組合の健康づくり委員会が開いたものです。
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最高気温33度 真夏日続く
9日の伊那地域の最高気温は、午後2時2分に33度を記録しました。
9月に入り30度を超える真夏日となったのは、4日目です。
長野地方気象台では、10日も高温が予想されるため暑さを避け、水分をこまめに補給するなど十分な熱中症対策をとるよう呼び掛けています。
上伊那広域消防本部によりますと、午後4時現在、熱中症とみられる症状で搬送された人はいないということです。
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薪を背負い 西駒山荘目指す
中央アルプス将棊頭山山頂直下にある西駒山荘に薪を運ぶ登山レース「西駒んボッカ」が8日に行われました。
スタート地点となっている伊那市の鳩吹公園では、受付を済ませた選手が薪をリュックに詰めていました。
薪は一束が3キロで、3キロ部門は1束、15キロ部門は5束をリュックに詰めていました。
準備を済ませた選手たちは午前6時30分の合図で一斉にスタートしました。
今年のレースには男性154人、女性59人のあわせた213人がエントリーしました。
スタートからおよそ5キロ地点の桂木場です。
トップの選手はスタートから30分後にここを通過し、登山道へと入っていきました。
西駒んボッカは、西駒山荘の建て替えに必要なレンガを運ぶ大会として平成25年に始まりました。
レンガ数が目標に達したことから3年前から薪を運ぶ大会にリニューアルしました。
参加者たちは薪を背負い、ゴールの西駒山荘までのタイムを競いました。
レース総合1位となったのは安曇野市の別府総平さんでタイムは1時間59分55秒でした。
15キロの部の優勝争いは接戦となりました。
薪をリュックから全て出した時点でゴールとなります。
結果は、2位でゴール地点に到着した群馬県の亀里幸雄さんが逆転し、1秒差の2時間58分52秒で優勝しました。
運ばれた薪は西駒山荘に設置された薪ストーブで使用することになっています。 -
女性が働きやすい職場学ぶ セミナー
女性が働きやすい職場環境を学ぶセミナーが29日、伊那市の伊那商工会館で開かれました。
講師は元内閣府男女共同参画局政策企画調査官の船木成記さんです。
船木さんは「日本人特有の仕事に対する高すぎるモチベーションは、時代の流れと共に変える必要がある」と話し、「管理職と社員が意見を共有し、各企業ごとに最適な働き方を見つけてほしい」と話しました。
製造業に勤務している、ある女性は、「子育てで急用ができた時にも仕事が共有できれば、早退をして子どものために時間を使える」と話していました。
今回のセミナーは、伊那商工会議所の女子会プロジェクト委員会が主催したものです。
セミナーには、市内の企業の管理職など、およそ50人が出席しました。 -
伊那美術展特別企画 作品について語り合う
伊那市の伊那文化会館で開かれた、第95回伊那美術展で入賞した高校生と伊那美術協会の会員が語り合う特別企画が7日、行われました。
会場に美術協会の会員が集まり、高校生の入賞者3人から制作に関する話を聞きました。
ジュニア大賞を受賞した伊那西高校の城生ことりさんは、「日長石の青年」を制作しました。
城生さんは、「特に色にこだわって作りました。濁らないようにしながら、原色をあえて残すように工夫しました。」と話していました。
ジュニア準大賞を受賞した伊那北高校の宇田川紗登美さんは、「備忘録」を制作しました。
宇田川さんは、「幼いころの純粋さと未来への希望を感じられるような作品にしました。」と話していました。
また、同じくジュニア準大賞を受賞した高遠高校の米森翔さんは、「本音」を制作しました。
米森さんは、「自分の本音を聞き出そうとする他人がいびつに見えました。作品ではそれを表現したかった。」と話していました。
特別企画は、次世代育成を目的に、伊那美術協会が開いたもので、協会は、「若い人にできるだけ美術に触れてほしい」と話していました。
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伊那北高校合唱コンクール
伊那市の伊那北高校の第52回合唱コンクールが6日伊那文化会館で行われ、2年A組と3年D組の2クラスが金賞に選ばれました。
伊那北高校の合唱コンクールでは、例年金賞に選ばれるのは1クラスですが、審査の結果同点だったとして、今回2年A組と3年D組の2クラスが選ばれました。
音楽の兒玉智紀教諭は「2クラスが選ばれるのは初めてではないか」と話していました。
コンクールには1年生から3年生までの18クラスが参加し、練習の成果を披露していました。
音楽会の模様は10月にご覧のチャンネルで放送します。
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シードル・地ビールで乾杯 泡フェス
伊那谷のシードルや地ビールなどを味わう「泡フェス!信州・伊那谷シードル&クラフトビアヌーヴォー」が、7日と8日の2日間、伊那市のセントラルパークで開かれました。
2日目の8日は、午前11時にイベントが始まりました。
会場には、伊那谷を中心に県内10社のシードル20銘柄と、4社のクラフトビール8銘柄が会場に並びました。
また、地元産の食材を使ったカレーやガレットなど、伊那谷の飲食店9店も並びました。
泡フェスは、伊那谷の飲食店や酒造店などでつくるアスタルシードルクラブが主催しています。
イベント責任者の渡邊竜朗さんによると、イベント初日のきのうは、開始わずか1時間で去年のイベント来訪者数400人を上回る盛況ぶりで、1日で1200人以上が訪れたということです。 -
残暑続く9月 真夏日3日目
7日の伊那地域の最高気温は、午後2時34分に31.9度を記録し、9月に入り3回目の真夏日となりました。
長野地方気象台によりますと、7日の県内は広く高気圧に覆われ晴れ間が広がり、伊那地域の最高気温は31.9度と真夏日となりました。
伊那市西春近のかんてんぱぱガーデンです。
日陰に入り暑さをしのぐ観光客の姿も見られました。
8日も気温が高くなる見込みで気象台では、暑さを避け、水分をこまめにとるなど、熱中症に十分注意するよう呼び掛けています。
なお、晴れ間が広がるのは8日までで、9日からは大風15号の影響などで雨の予報となっています。
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台殿防災計画策定へ ワークショップ
伊那市で初めての地区単位での防災計画策定に向け、伊那市高遠町台殿で3回目となるワークショップが、5日夜に行われました。
この日は台殿地区の住民30人ほどが台殿公民館に集まりました。
兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科の阪本真由美准教授が講師を務め、自分たちの生活と照らし合わせた災害時の行動を確認しました。
参加者は、午後3時に大雨警報、午後5時に避難所開設、午後7時に避難勧告が出されたとの想定で、自分がどのような行動をとるのか確認していました。
その後、災害の想定に合わせて地区としてどのような行動をとるか考えていました。
阪本真由美准教授は「行政が出している情報がすべての地区のみなさんにあてはまるわけではない。その地区のみなさんが集めた情報や判断がまず一番」と話していました。
自主防災組織の北原隆一会長は「みんなで話し合い、意見をまとめて防災計画にしていきたい」と話していました。
年内を目処に方向性をまとめる予定で、台殿区では、来年の防災訓練などで策定した防災計画に沿った動きを確認したいとしています。
台殿区は市の防災モデル地区に指定されていて、伊那市では「ほかの地域にも、こうした取り組みを広げていきたい」としています。 -
クラスが団結 弥生音楽会
伊那市の伊那弥生ケ丘高校の音楽会が5日伊那文化会館で開かれ3年D組が最優秀賞に選ばれました。
3年D組が歌った「群青」という曲は東日本大震災のあとに福島県の中学生の言葉を歌にしたものです。
音楽会はクラスごとのコンクール形式で行われ最優秀賞に選ばれた3年D組がアンコール演奏をしました。
音楽会の模様は21日土曜日午後2時からご覧のチャンネルで放送します。
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電話応対コンクール
日本電信電話ユーザ協会が主催する電話応対コンクールの伊那・駒ヶ根地区大会が伊那市のかんてんぱぱホールで6日、開かれました。
コンクールは、電話でのコミュニケーション能力の向上を図ろうと毎年開かれています。
今年は伊那・駒ヶ根地域の製造業や金融業など6社8事業所から20人が参加しました。
競技は、1人3分の持ち時間で、模擬の相手と電話で応対します。
取引先の客から不在の担当者を指名する急ぎの電話を受けます。
客は担当者へメールを送ったが返信がないため不安になって電話をかけてきたという設定です。
最初と最後の印象、声の大きさや話すスピードなど100点満点で審査されます。
審査の結果、佐川急便株式会社信越支店伊那営業所の山口春香さんが優勝しました。
上位3人は10月11日に長野市で開かれる県大会に出場することになっています。
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上下水道事業運営審議会 答申
伊那市上下水道事業運営審議会は、令和4年度まで上下水道料金を据え置くとする諮問の通り、白鳥孝市長に5日、答申しました。
この日は、審議会の岡野哲郎会長が白鳥市長に答申書を手渡しました。
改定案は、令和2年度から4年度まで、現在の上下水道料金を据え置くとしています。
水道事業では、水道設備の維持管理費などに一般会計から1億円の出資金を補填することで、現行の料金が維持できるということです。
伊那市の一般家庭の水道料金は、ひと月平均3,210円で令和2年度以降も月額の水道料金はおおむね同額となる見込みです。
岡野会長は「人口減少による水の需要の低下や、それに伴う事業経営の悪化が深刻化している。
中長期的な経営見通しを設定して改善してほしい」と話していました。
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協力隊「アクティビティガール」に松元さん
伊那市は、女性をターゲットに、自然を活用した観光に力を入れていこうと、新たに1人の地域おこし協力隊を任命しました。
新たに地域おこし協力隊に任命されたのは、鹿児島県出身の松元麻希さん34歳です。
9月2日に伊那市役所で委嘱式が行われ、白鳥孝市長から委嘱書が手渡されました。
松元さんは山岳雑誌の出版社に勤めていた経験があり、南アルプスなどにもよく来ていたということです。
伊那市では、女性目線での山岳観光やアウトドアを通じた地域の魅力発信する「アクティビティガール」として松元さんを協力隊に任命しました。
松元さんは「自然好きな人にはたまらない自然があるのが伊那市。女性目線で発信していきたいです」と話していました。
白鳥市長は「得意とするアウトドアを、女性の視点から盛り上げていってもらいたい」と話していました。
松元さんの任期は、9月1日から1年更新で、最長で2022年9月1日までの3年間となっています。 -
町の縁側まちあるき
伊那市社会福祉協議会は、地域の魅力の発見や人が集える場所の掘り起こしをしようと、「まちの縁側まちあるき」を5日伊那市の中心市街地で行いました。
まち歩きには、長野県シニア大学の学生やOB、一般のほか、伊那中学校の1年生など約60人が参加し、4つのグループに分かれ行いました。
伊那合同庁舎を出発し、地域の人から町の歴史について話を聞いたり、縁側に認定されている場所を見学しました。
このうち荒井にある理容カラキの唐木寛武さんは、「昔は客が順番待ちの間に将棋を指したりして交流の場になっていた」と当時の様子を話していました。
まち歩きは、人と人が緩やかにつながる居場所づくりの取り組み「まちの縁側」の視点で町を歩くことで、地域の可能性を掘り起こしていこうと、伊那市社会福祉協議会が初めて行いました。
伊那合同庁舎に戻ると、歩いて気づいた街の良かったところや問題点、人が集うためのアイデアなどを書き出しました。
それぞれのアイデアや感想をグループごとに発表していました。
まちの縁側は、縁側のような場所を地域に広げる取り組みで、平成27年度から始まり現在市内50か所が認定されています。
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上の原で事故 意識不明の重体
4日午後9時30分頃、伊那市上の原の市道で乗用車が歩行者をはねる事故がありました。
はねられた伊那市の40代の男性は、意識不明の重体です。
伊那警察署の発表によりますと、意識不明の重体となっているのは、伊那市美篶のパート従業員 伊藤辰永さん43歳です。
4日午後9時30分頃、市道を南から北へ向かっていた伊那市の会社員貝瀬将哉さん21歳が運転する普通乗用車が、道路を横断していた伊藤さんをはねたものです。
この事故で、伊藤さんは頭を強く打ち意識不明の重体となっています。
事故現場には横断歩道や信号機はありませんでした。
伊那署では事故の原因について調べを進めています。
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市長 100歳長寿者訪問
伊那市の長寿者訪問が4日から始まりました。市内で今年100歳になる人は、男女合わせて28人です。
4日は、白鳥孝市長が東春近の下平繁さん宅を訪れ、祝い状や肖像画を贈りました。
下平さんは、大正8年5月28日生まれの100歳です。
現在は次女と2人で暮らしています。
下平さんは、旧制伊那中学校、現在の伊那北高校出身で、13期生です。
昭和16年12月から、現在の富岡製糸場に勤め、翌年は太平洋戦争で戦地に赴きました。
終戦後の昭和21年5月に伊那に帰ってきたということです。
その後、29歳から30年間高校教師として県内の高校で主に生物の教師を務め、昭和54年3月に飯田風越高校の校長を最後に、定年退職しました。
定年退職後は、市の教育委員となり、教育委員長を務めました。
現在は、ひ孫の成長を見るのが一番の楽しみと話していました。
白鳥市長は、「来年は東京オリンピックもあり、その7年後にはリニアが開業予定です。これからも長生きしてください」と話していました。
伊那市で今年度100歳になるのは男性3人、女性25人のあわせて28人で、男性の最高齢は104歳、女性は106歳となっています。
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はらぺこ保護者ら山散策イベントの下見
伊那市東春近の野外保育園山の遊び舎はらぺこの保護者は4日、来月開かれる山を散策するイベントの下見を行いました。
この日は、伊那市の自然観察指導員の大村洋一さんを招いて、はらぺこ近くの山を散策しながら、下見をしました。
山の散策は、来月5日に予定されている「子育てを考える集い」のプログラムの一つです。
親子で自然に触れる機会をつくろうと、企画しました。
指導員の大村さんは、山で見つけたトンボの生態や、食べると舌が痺れる毒をもつ木の実を説明していました。
山の散策は、秋の昆虫や植物を探すコースになっていて、当日は虫取り網で虫を捕まえたりして楽しめるということです。
「子育てを考える集い」は毎年はらぺこが開いていて、今年で12回目です。
今年は10月5日(土)に予定されています。
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飲み歩きイベント 抽選会
飲み歩きで地域活性化を図ろうと、先月行われた伊那商工会議所の「COME ON いな人のみ屋さん」の特典の抽選会が28日、伊那市の伊那商工会館で行われました。
伊那市の飲食店177店が参加しました。
各店舗でスタンプを押してもらい、3つ集めた人がディズニーランドのペアチケットか、1万円分の食事券の抽選に応募しました。
ペアチケットは10組分、食事券は70人分です。
抽選には市外や県外からの物も含め、425人から応募がありました。
イベントを企画した伊那商工会議所地域資源活用委員会の飯島松一委員長は「スタンプを集めるパンフレットは、5000部中4000部が売れ、目標部数を達成できた。
イベント参加の呼びかけと見やすいパンフレットの作成が、イベント成功につながったと思う」と話していました。
当選者には9月10日(火)までにチケットが発送されることになっています。 -
老松場古墳 南信最古か調査
伊那市東春近の老松場古墳群で第3次調査が始まっています。
これまでの調査で前方後円墳であることが分かっていて、関係者らはこれが南信地方最古のものである確証を得たいとしています。
調査は、伊那市教育委員会と関西大学文学部考古学研究室が3年計画で行っているもので、今年で3年目です。
老松場古墳群は、東春近小学校の北側にあり、7基の古墳が確認されています。
最も大きい1号墳は、これまで二つの円形がつながった双円墳であると考えられていました。
しかし、平成27年に古墳について調べていた当時の東春近小学校の6年生が「前方後円墳」ではないかという疑問を持ち、測量の結果その可能性が高まりました。
これを受け、教育委員会と関西大学が本格的な調査を始めました。
昨年度までに古墳の一部を掘り、でてきた「葺石」と呼ばれる古墳の周りを覆っていた石の積み方から、前方後円墳であることが分かっています。
今回の調査では、後円部の表面を扇形に削り、作られた時期の特定を進めています。
教育委員会の他に、関西大学の考古学研究室の学生ら12人が、8月上旬から伊那を訪れ調査にあたっています。
調査は9月いっぱい行われます。
7日土曜日には、現地説明会が開かれます。 -
地元産の「泡」楽しもう! 泡フェス
地元産の素材を使ったりんごの発泡酒シードルやクラフトビールを楽しむことができる「泡フェス」が、7日、8日の2日間、伊那市荒井のセントラルパークで開かれます。
3日は、伊那市荒井の飲食店・ビストロなかしょくで記者会見が開かれました。
イベントでは、伊那谷を中心に県内10社のシードル20銘柄と、4社のクラフトビール8銘柄が一堂に並びます。
また、地元産の食材を使ったガレットやパスタ、シードルやビールに合う和食など、伊那谷の飲食店9店の食事も味わうことができます。
渡邊竜朗代表は「全国でも有数の生産地となっている南信州のシードルと、新進気鋭のクラフトビールを楽しめるイベント。地元の資源を囲んで地元のみなさんと乾杯したい」と話していました。
イベントは、南信州の飲食店や酒造店、酒屋や農家でつくるアスタルシードルクラブが、これまで4回にわたり開催してきたシードルイベントをリニューアルしたものです。
イベントでは6枚綴りで1,500円のチケットが販売され、シードルとビールを飲むことができます。
泡フェスは、7日は午後5時から、8日は午前11時から伊那市荒井のセントラルパークで開かれます。 -
故・宮下源明さん 思い出作品展
去年5月に83歳で亡くなった伊那市西箕輪の宮下源明さんの思い出作品展が、みはらしの湯で開かれています。
会場には、生前宮下さんが描いた水墨画などおよそ30点が展示されています。
宮下さんは、平成8年に仕事中の事故により右足を切断し、以後義足生活を余儀なくされました。
リハビリの一環として絵を描くようになり、平成14年からは市内の水墨画教室に通いました。
平成17年からは毎年展示会を開いていて、これまでに9回開催してきました。
しかし体調を崩した宮下さんは、10回の節目を前に83歳で亡くなりました。
今回の展示会は、妻の花子さんら家族の他、水墨画教室で知り合った仲間が故人のために最後の作品展を開こうと企画しました。
会場には、初めて賞を受賞した作品や、晩年に好んで描いた墨彩画などが展示されています。
宮下源明さんの思い出作品展は、30日月曜日までみはらしの湯で開かれています。 -
豚コレラ 経口ワクチン緊急散布
長野県は、上伊那での野生イノシシの豚コレラの感染拡大を受け、3日、経口ワクチンの緊急散布を実施しました。
トウモロコシと米ぬかを混ぜた餌と一緒に山地にまきます。
緊急散布を行ったのは、伊那市西春近、西箕輪、横山と、宮田村の20か所で、合計400個の経口ワクチンを散布しました。
上伊那でのワクチン散布に7月29日に続き2回目で、県や伊那市、宮田村の職員や、猟友会の会員などが行いました。
伊那合同庁舎の正面入り口では、参加者がワクチン散布の注意事項の確認を行いました。
長野県によると、3日に、松本市で初めて豚コレラに感染した野生のイノシシが確認され、新たに6つの養豚場が監視対象となりました。