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国保税負担軽減を求める陳情
伊那市の自営業者や退職した教職員、日本共産党などで組織する、伊那市国保を考える会は9日、国保税の負担軽減を求める1,093人分の署名を伊那市議会に提出しました。 この日は、伊那市国保を考える会の、鈴木正巳代表らが市役所を訪れ、伊藤泰雄議長に、低所得者の負担を軽減する緩和措置を求める陳情書を提出しました。 伊那市は、来年度から被保険者1人あたりの税額を今年度より平均で18.67%上げ、額にして1万2,308円増の7万8,215円とするとしています。 鈴木代表は、「伊那市には年収が200万円に満たない、低所得者が6割近くいる。行政で緩和措置を考えてもらいたい」と話していました。 この件に関しては既に、国保税値上げの中止を求める陳情が出されていて、市議会の社会委員会に付託されています。
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大森英明さん桜写真展
伊那市在住の写真愛好家・大森 英明さんの桜を題材にした写真展が、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 会場には、県内を中心に、十数年間撮りためた作品50点が展示されています。 大森さんは、富士山をテーマにした写真撮影をライフワークとしていますが、同時に桜も撮り続けてきました。 桜をテーマにした個展は初めてです。 会場には写真のほかに、撮影された桜の名前や、樹齢、場所などの紹介文も掲載されています。 偶然撮影したものに謎の飛行物体が写ったという写真もあります。 大森英明さんの桜の写真展は、15日(日)まで伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 それでは天気予報です。
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ALTと国際交流会
伊那市教育委員会のはなまる地域探検隊は、市内の小学校や高校のALTと交流する国際交流会を8日開きました。 交流会には、小学生を中心に20人ほどが参加しました。 ALTは、カナダやアメリカ、ジャマイカ出身の4人です。 日本の「だるまさんが転んだ」に似たゲームやチームに分かれて競うスプーンリレーを全員で楽しみました。 隊長の伊藤元郎さんは、「構えずに海外の人たちと触れ合うことで、子どもたちの視野が広がり一体感も生まれる」と話していました。 お昼には、ALTが持ち寄ったレシピをもとにタコスやパエリヤ、バナナフリッターをつくりみんなで味わいました。 はなまる地域探検隊は、発見、なかま、学び、ルネッサンスを合言葉に今年で14年になります。 交流会には、はなまる探検隊を卒業した大学生や高校生もボランティアにかけつけ、会場の設営ゆ配膳を手伝っていました。
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まもなく4年
3月11日の東日本大震災福島第1原発事故からまもなく4年。 8日は、脱原発を訴える集会とデモ行進が伊那市で行われました。 いなっせ北側広場には、70人が集まり、脱原発を訴えました。 さよなら原発上伊那の会の山本真吾会長は、「福島はまだ終息していない。伊那から発信していきたい。」と参加者によびかけました。 集会では、参加者が、それぞれの思いを発表しました。 集会に引き続き、反原発を訴えるプラカードなどを手にした参加者が、いなっせから伊那北駅までをデモ行進して、脱原発をアピールしていました。
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上伊那和裁連盟 針供養
裁縫針への日頃の感謝を込め、伊那市の常円寺で8日、針供養が行われました。 針供養は上伊那和裁連盟などが昭和40年から毎年行っているものです。 この日はおよそ30人の会員が出席し、裁縫で折れたり曲がったりして使えなくなった200本ほどの針を、感謝の気持ちで供養しました。 本来は2月8日の事始めが針供養の日とされていますが、数年前から寒さの和らぐ3月に行われています。 供養では、針を柔らかいこんにゃくに刺して、手を合わせていました。 上伊那和裁連盟の 福澤幸子会長は「今日は、針に感謝し供養できた。これからも日本の和服や和装の伝承に努めていきたい」と話していました。 針は後日、常円寺の境内にある針塚に納められるということです。
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東日本大震災から4年 3.11の今④ 被災地の犬・猫は今
福島県南相馬市で行場を失い保護された猫マーマ 飼育放棄された犬や猫の飼い主探しなど上伊那を中心に救済活動をしているハッピーテールが預かっています。 震災後多くの人々が避難所生活を強いられました。ペットたちも同じです。 当時の報道は人の命、人の生活が優先でした。 その時映像で犬や猫が放浪している姿を見たハッピーテールの福元麻子さん。 「何か自分にできないか」と思い被災地の福島県へ車を走らせました。 福元さんはその後も、被災地へ足を運び犬猫みなしご救援隊が保護した犬13匹、猫3匹を引き取りました。 その後、里親を募集しすべての犬と猫が県内の一般家庭に引きとられました。 震災直後の動物達の様子などを映した一冊の本「鼓動」があります。 この表紙の写真に写っている犬は現在諏訪市にいます。 飼い主の林朱美さんです。 名前はラッキー。福島県で迷っていた所を保護されました。 林さんは「我が家の番犬としてこれからも一緒に生活していきたい」と話していました。 箕輪町北小河内の竹内和之さん宅では、被災地の犬が生んだ子犬を3年前から飼っています。 名前はジュリです。 竹内さんは「せっかくここに来たからずっと可愛がってやりたい」と話していました。 東日本大震災から4年。 家族の元に帰れなかった犬や猫たちは今、新しい家族のもとで新しい生活を送っています。 福元さんは「最後まで大切に育ててほしい」と話していました。
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県議選 伊那市区向山氏事務所開き
任期満了に伴う県議選伊那市区から立候補を表明している現職の向山公人さんの後援会は7日、伊那市内で事務所開きを行いました。 伊那市中央に設けられた事務所には支持者およそ220人が集まりました。 現職4期目で自民党公認の向山さんは支持者を前に「伊那谷に太陽を」をスローガンに住みよい街づくりに取り組みたいと訴えました。 向山さんは「リニアの時代を念頭におきながら道路の整備問題、飯田線の活性化問題、産業、農業そういった地域産業に結びつけて生かしていけるような計画をしていかなければならない。 竜東、竜西を結ぶ幹線道路を整備するには合併をした高遠、長谷を含めて伊那市の一体化のまちづくりに必ず貢献できると思ってますし、そのことが充実した伊那市の活性化につながってくると確信している。 農業をやりたい人たちに農商工を関連づけるなかで所得の確保も合わせてしてあげて農業を営めるような人材育成や後継者育成を図りたい。」と述べました。 後援会は市内全域に30の支部をおいていて今後は支部単位での役員会開催を予定しています。 定数2の県議選伊那市区はこれまでに向山さんのほかに新人の酒井茂さんが立候補を表明しています。
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みはらしファームでチューリップ祭り
伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームで、チューリップ祭りが行われています。 41種類、2,500鉢のチューリップが用意され、訪れた人たちが好みのものを選び買い求めていました。 伊那市美篶の鉢花農家、春日彰さんが育てたもので、卸値の800円で販売されています。 市価の半額程度で購入できるという事で、毎年人気のイベントとなっています。 チューリップ祭りは8日までで、売り上げの一部は東日本大震災の義援金として、岩手県の農業の復興のために寄付するということです。
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伊那ダイヤモンドツインズ 全国大会へ
28日から東京都で開かれる全国ミニバスケットボール大会に、女子の伊那ダイヤモンドツインズが出場します。 6日は、選手15人が市役所を訪れ、白鳥孝市長に出場のあいさつをしました。 結成3年目の伊那ダイヤモンドツインズは、伊那市と南箕輪村の4つの小学校から15人が所属しています。 1月の全国出場を決める大会の決勝リーグで、ダイヤモンドツインズは2点差の接戦をものにするなど、3戦全勝で全国の切符を手にしました。 白鳥市長は「全国でも勝って伊那の名前を広めてきてください」と激励していました。 全国大会は、28日から東京都で開かれます。
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再生可能エネルギー設備設置のガイドライン案まとまる
伊那市は太陽光発電など再生可能エネルギー発電設備の設置に関するガイドラインの案をまとめ6日、伊那市環境審議会に示しました。 市ではこれにより適正な設備設置につなげていきたいとしています。 6日伊那市役所で環境審議会が開かれガイドラインの説明がありました。 それによりますと太陽光発電設備では総容量50キロワット以上、水力、風力、バイオマスについては10キロワット以上の設備を設置する際は市長への書類の提出や市民への説明を求めています。 また災害防止や自然環境に配慮することとしています。 委員からの「配慮するとはどの程度をいうのか」との質問に市は「ガイドラインは努力目標で法的規制はないが設備の適正な設置につなげていきたい。」としています。 他に「規模の小さなものまでガイドラインが必要か」との問いには「設備の設置を把握するため」としています。 また「優良農地を守ってほしい」「設備設置で災害が発生しないか不安」などの意見が出ていました。 市ではガイドラインについて庁内での調整や理事者との打ち合わせにより近く策定するとしています。
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長野県公衆衛生専門学校 12人卒業
長野県公衆衛生専門学校の卒業式が6日行われ、歯科衛生士になるための3年間の課程を学んだ12人が学び舎を巣立ちました。 式では、合木康典校長から卒業生1人1人に卒業証書が手渡されました。 卒業生12人のうち、上伊那出身は7人です。 卒業生12人全員が、県内の歯科診療所への就職が決まっているということです。 在校生を代表して、島﨑美桜さんは「初心忘るべからず、という言葉を胸に歯科衛生士として熟練の域に達しても向上心を忘れないでください」と送辞を述べました。 卒業生を代表して稲原有妙子さんは「これからが本当のスタートだという気持ちで、患者さんに信頼してもらえる歯科衛生士を目指します」と答辞を述べました。 式の最後には卒業生全員で「旅立ちの日に」を歌いました。
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二十四節気「啓蟄」 最高気温11.8度暖かい一日
6日は二十四節気の一つ「啓蟄」です。 大地が暖まり冬眠していた虫が春の訪れを感じ、穴から出てくる頃とされています。 この日の伊那地域の最高気温は11.8度で3月下旬並みの暖かい一日となりました。 長野地方気象台によりますと、7日以降は曇りの日が続き、1週間程は寒気の影響で最高気温が平年より3度~4度程低くなると予想しています。
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就活スケジュール変更後初の企業説明会
就職スケジュール変更後初めての上伊那地区企業説明会が、6日伊那市の伊那市民体育館で開かれ、地元就職を希望する学生が参加しました。 上伊那地区企業説明会は毎年ハローワーク伊那などが開いています。 個別企業説明会には、去年より11社多い上伊那の49社が参加しました。 説明会には既卒者を含め去年より67人多い164人が参加し、人事担当者から会社の概要や製品の説明を受けました。 今回は、5日から市民体育館隣の勤労者福祉センターで開かれている中央アルプスビジネスフェアとの同時開催です。 来年春卒業予定の学生から就活のスケジュールが変わり企業説明会の開催が3月からになったため、スケジュール変更後の上伊那での就職説明会はこの日が初めてです。 上伊那では毎年就活解禁日より2か月程遅れて企業説明会を開催していましたが、早い段階で地元企業への関心を持ってもらい、都市部の学生を地元に誘致しようと今年は解禁と同時期に開催しました。 中央アルプスビジネスフェアの会場では、駒ヶ根市出身の落語家で上伊那就活応援団長の春風亭愛橋さんよる企業ツアーが行われました。 ツアーには71人が参加し、愛橋さんの案内で会場内を周っていました。 主催したハローワーク伊那では「近年は都市部の大手企業の採用が増加しているので多くの学生に地元に帰って就職してもらえるよう参加企業を増やすなどの取り組みをしていきたい」としています。 次回の上伊那企業の説明会は、4月18日に初めて東京都の銀座NAGANOで開かれる予定です。
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高遠城址公園 4月9日開花予想
日本気象協会は6日、今年3回目の桜の開花予想を発表しました。 高遠城公園は4月9日開花と予想しています。 日本気象協会の発表によりますと、今年の高遠城址公園の桜の開花は平年より3日早く、去年より1日遅い、4月9日と予想しています。 満開は、平年より3日早く、去年より2日早い、4月14日と予想しています。 日本気象協会によりますと、長野県の3月から4月前半にかけての気温は、平年並みかやや高めに推移するということです。 画像提供:日本気象協会
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東日本大震災から4年 3.11の今③ 海苔網がつなぐ絆
2014年12月、いなっせ北側広場。 伊那商工会議所青年部企画のイルミネーションが行われました。 ここで使われたのは、海苔の漁で使う網です。 宮城県の漁師からもらったものです。 宮城県東松島市の海側に位置する、大曲浜地区。 海苔の養殖生産が盛んな地域です。 イルミネーションの網は震災前、ここで使われていました。 伊那商工会議所青年部の高見洋平さん。 今でも大切に網を保管しています。 高見さんは、去年11月、大曲浜を訪れ、漁師と一緒に海苔の漁も体験しました。 復興にむけて頑張っている漁師たちの事を伊那の人にも知ってもらい、東北に目を向けてもらおうと、網を使ったイルミネーションを企画しました。 震災直後、壊滅的な被害を受けた大曲浜。 震災後、漁師たちは、海苔の養殖が盛んな大曲浜を復活させようと奮闘しました。その時にみつけたのが、あの網でした。 大曲浜の海苔漁師、津田大さんは「道具をかき集める事しかできなかった。網一つでも貴重なものだった」と話します。 伊那商工会議所青年部の高見洋平さんは、そんな漁師たちの姿を見てファンなったと話します。「東北に関心を持つ、その事もこれからの復興支援の一つの形なのかな」- 漁師の津田さんは「今は復興の様子を見せたい。元に戻るだけじゃなく、進化した東北を見せる事が皆さんへの恩返し」と話していました。 午前5時半。今日も漁師たちが海へと向かっていきました。 伊那商工会議所青年部では、今月下旬にも義援金を東北に届けに行く予定です。
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東日本大震災から4年 3.11の今② 地域と被災地を本で結ぶ
「地域の情報の発信源として、図書館としては引き続きこういう活動をしているということを皆さんにお伝えしていきたいと思っています」 伊那市荒井の伊那図書館。 年間およそ10万人が訪れるこの図書館は、子どもからお年寄りまで多くの人が利用する、地域になくてはならない存在となっています。 2階の一角には、4年前に発生した東日本大震災後、すぐに設置されたコーナーがあります。 「東日本大震災情報交流ひろば」 震災に関する本や新聞を置き、情報を発信しています。 このコーナーを担当して4年目になる、職員の保科麻衣さん。 震災から3日経った2011年3月14日にこのコーナーを設置しました。 このコーナーには、古本の回収箱が設置されています。 「陸前高田市図書館ゆめプロジェクト」の古本回収ボックス。 津波で大きな被害を受けた岩手県陸前高田市。 大津波が町を襲い、多くの公共施設と同様に図書館も大きな被害を受けました。 建物は全壊。職員7人全員が犠牲となり、置いてあった8万冊の本は全て流されてしまいました。 伊那図書館でゆめプロジェクトを担当している小牧のぞみさん。 ボックスに入っている本を見る度に支援の輪が続いていると感じるそうです。 震災後、上伊那にも多くの人が移住してきました。 離れて暮らしていても故郷のことに目を向けてほしい。地域の人にはあの日の出来事を忘れないでいてほしい。 伊那図書館では、地域と被災地を結ぶ取り組みをこれからも続けていきます。
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富県小2年生 味噌づくりに挑戦
伊那市の富県小学校の2年生が、生活科の授業で5日初めての味噌づくりに挑戦しました。 ゆでた大豆を器具に入れ、ハンドルを回してすりつぶしていきます。 富県小学校の2年生22人は、去年の7月から11月にかけて生活科の授業で大豆を育ててきました。 およそ50キロを収穫し、5日はそのうちの30キロを使って味噌を作りました。 すりつぶした大豆と、麹、塩、水を一緒に混ぜていきます。 児童は、掛け声をかけながら味噌を混ぜていました。 味噌は樽に詰められ、10か月間寝かせます。 100キロほどができるということで、各家庭に配ったり、クラスで食べる計画です。 富県小2年生は来年度、大豆を使って豆腐や醤油作りにも挑戦するということです。
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東日本大震災から4年 3.11の今① 4年目の苦悩と挑戦
「ブレちゃうのよね。ここにいたら福島の話題ゼロ。忘れていってしまう。でも忘れてはいけない。」 東日本大震災による福島から自主避難した果樹農家佐藤浩信さん。この時期は、リンゴの剪定作業に励んでいます。 佐藤さんは特色ある果樹栽培とビジネス戦略で福島を代表する農家として知られていました。佐藤さんが作る商品は、高級果物ギフトを扱う百貨店や老舗の果物店などで販売されてきました。 しかし、東日本大震災が発生。 福島第一原発事故により自主避難した佐藤さんは、被災直後の4月に西箕輪に再起をかけ移り住んできました。 佐藤さんは、移住してすぐに、桃とさくらんぼを西箕輪の畑に植えました。 去年の夏、4年目を迎え、4メートルほどに成長した桃が、初めての荷を迎えました。「まだ、納得の味じゃない…」 今回は、地元の直売所に出荷しました。 佐藤さんは、現状を打破する突破口を模索して、動き続けています。 月に2~3回は、福島に戻り、日曜日は、東京で商談会。2月は福島の農業者の代表として香港に。ニュージーランドの農業研修にも1週間、参加しました。 香港では、小売店でどのように日本の商品が扱われているか、その現状を確認しました。「福島がダメだってことはわかってはいたけど。福島の商品ぜんぜん売れない。どうしたらいいかわかんない。本当に全然わかんない」 福島の商品が売れない。この現実は佐藤さんに重くのしかかります。 佐藤さんの果物栽培。それは戦いだといいます。 福島県民が長野の地で、挑み続けて作り出す味を、ふるさと福島の再起のために役立てたい。 佐藤さんはその一貫した思いを、責務として自分に課して、戦い続けます。
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ブダペスト・フィルハーモニー管弦楽団 6月に伊那で公演
6月に伊那文化会館で開かれる、ブダペスト・フィルハーモニー管弦楽団の公演チケットの販売が始まっています。 ハンガリーの歴史ある名門楽団、ブダペスト・フィルハーモニー管弦楽団は、6月に日本公演を予定していて、伊那文化会館での公演はそのツアーの一環です。 伊那での公演では、唯一、ピアニストの清水和音さんとの共演が行われます。 35年前、伊那文化会館の宮澤敏夫館長が大阪フィルハーモニー交響楽団のコントラバスの奏者だった頃、一緒に清水さんと演奏していた事が縁で実現しました。 演奏されるラフマニノフ作曲のピアノ協奏曲は伊那で聴ける貴重な機会だということです。 チケットの販売は、伊那文化会館で始まっています。 公演は6月9日(火)午後7時から、伊那文化会館大ホールで行われます。
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柘植伊佐夫さん初の個展
伊那市出身でNHK大河ドラマで人物デザインを担当した柘植伊佐夫さんによる初めての展示会「UNITY」が3日から伊那市の伊那図書館で始まりました。 初日の3日は、柘植さんが伊那図書館を訪れ、オープニングセレモニーが行われました。 ヘアメークや衣装などを総合的に行う人物デザイナーとして活躍する柘植さんは、平成24年に伊那市の芸術文化大使に委嘱されています。 展示されているのは舞台やテレビドラマ、映画のデザイン画や脚本などおよそ500点です。 柘植さんが人物デザインを担当したNHKの大河ドラマ「龍馬伝」「平清盛」に使われた衣装を間近で見ることができます。 中には、柘植さんが伊那中学校時代に製作した作品も展示されています。 今回の展示は、柘植さんが描いた絵を伊那図書館に寄贈することがきっかけで、これまでの活動を見てもらおうと初めて開かれたものです。 柘植伊佐夫の世界展「UNITY」は、22日まで伊那図書館で開かれていて入場は無料となっています。 14日の午後4時30分からは柘植さんによるトークセッションが伊那図書館で開かれることになっています。
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県議選告示まで1か月 伊那市区はこれまでに2人が出馬を表明
任期満了にともなう県議会議員選挙の告示まで1か月となりました。 これまでに出馬を表明している立候補予定者を表明順で紹介します。 定数2の伊那市区にはこれまでに現職1人新人1人の、合わせて2人が出馬を表明しています。 現職4期目で西町の向山公人さん。72歳。議会会派の県政ながの会長です。 無所属新人で東春近の酒井茂さん。62歳。前の伊那市副市長です。 伊那市区では共産党を含む市民グループが候補擁立を検討していて今月中旬までには態度を明らかにするとしています。 県議会議員選挙は4月3日告示。12日投開票となっています。
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坂下神社で天神様
学業成就を願う天神様の祭りが28日、伊那市の坂下神社で行われました。 この日は坂下区の小学生や坂下神社の氏子およそ20人が集まりました。 天神様の祭りは菅原道真を学業の神様として祀ったもので、坂下区では坂下神社氏子総代会と坂下子供育成会が毎年この時期に行っています。 代表の児童が玉ぐしを奉納し、学業の成就を祈りました。 お参りが終わると、子ども達は絵馬に願い事を書いていました。 神官の伊藤光森さんは「神様はみなさんを見守っていてくれます。ここを通りかかったらお参りをして神様に顔を見せてください」と話していました。
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ひな祭り 飾り巻き寿司教室
女性を対象に健康や趣味、子育てなどをサポートするwee+は3日、ひな祭りのイベントとして、飾り巻き寿司を作り教室を開きました。 イベントはwee+が初めて開いたもので、上伊那から15人が参加しました。 講師は、飯島町在住の飾り寿司インストラクターの上原弘子さんがつとめ、巻き寿司で桃の花の作り方を指導しました。 巻き寿司の中身は、鯛の身に味付けをした、おぼろと、卵焼き、きゅうりです。 一緒に参加した子どもは完成が待ちきれず、見本の巻き寿司をほうばっていました。 参加者は指導を受けながら、20分ほどで巻き寿司を完成させていました。 この日作った巻き寿司は、家へ持ち帰り、夕食で家族と味わうということです。
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炭焼き窯完成で火入れ式
伊那市上牧の住民グループ上牧里山づくりの炭焼き窯がこのほど完成し1日、火入れ式が行われました。 炭焼き窯は地元の里山整備を行っている住民グループ上牧里山づくりがその活動の一環で作ったものです。 窯の中は縦170センチ、横が150センチ、高さ110センチほどでそのまわりをコンクリートと石などで固めています。 火入れ式には区の役員などおよそ15人が参加し窯の完成を祝いました。 かつて上牧では炭焼きがおこなわれていたということですが、次第に途絶えていったということです。 地区住民から復活させようという声があがり伊那市富県の「たかずや炭の会」の協力でおよそ80万円かけて窯を作りました。 里山整備で出た間伐材を燃やし炭をつくる計画で出来た炭は区民に配られるということです。 上牧里山づくりでは「炭焼きは里山の営みの原点。多くの区民に山に親しんでもらいたい。」と話していました。
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認定子ども園 市が支援へ
伊那市山寺にある私立の伊那緑ヶ丘幼稚園は3歳未満の子どもをあずかることができる認定子ども園として移転新築する計画です。 子育て世代の支援に力を入れている伊那市は2日開会した3月議会に移転新築を支援する予算案を提出しました。 緑ヶ丘幼稚園には現在およそ45人の園児がいます。 幼稚園では3歳未満の子どもをあずかることができませんが受け入れ可能となる認定子ども園に県から今月中にも認可される見通しです。 これにともない伊那市西町の小黒川パーキング西側に移転新築する計画で定員は120人、このうち未満児は42人を予定しています。 現在子どもをあずかる時間は午前7時半から午後6時までですが認可されれば午後7時まで延長されます。 またスタッフも10人ほど増員するとしています。 市内で緑ヶ丘幼稚園とすでに認定こども園に認可されている敬愛幼稚園を運営している宮原光生理事長は「働く母親を支援したい。」と話します。 平成23年に認可された敬愛幼稚園は現在97人ほどの園児がいてそのうち31人が未満児だということです。 子育て世代の支援に力を入れる伊那市では認定子ども園としての移転新築におよそ2億2,000万円を補助する予算案を市議会に提出しました。 新しい緑ヶ丘幼稚園は来年4月の開園を予定しています
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NEC長野閉鎖で波紋広がる
2月27日に発表のあった、伊那市のNEC長野の閉鎖は、地域に波紋を広げています。 2日に開かれた市議会全員協議会で白鳥孝市長はNEC長野の閉鎖の発表に「驚いた」と話し、「今後空き工場にならないようにNEC幹部と話を進め、企業誘致に積極的に取り組みたい」と話ました。 NECは、車載機器などを開発・生産している、伊那市のNEC長野、(長野日本電気株式会社)の機能を、平成28年度末までに東京の、NECプラットフォームズ株式会社に移管すると2月27日に発表しました。 NECは、平成26年7月にハードウェア開発・生産子会社4社を統合して、NECプラットフォームズを発足。ものづくりの顧客価値創造に向けたグローバル情報体制の拡充を進めているとしています。 NEC長野の閉鎖は、こうした取り組みの一環で、各拠点が強みを有する、ものづくり技術を融合すると共に集中投資を行うことで、グローバル競争力のある製品の創出を図るとしています。 NEC長野は、190人の従業員は、削減しない考えで、平成28年度末までに、NECプラットフォームズの各事業所に移すとしています。 家庭や諸事情などで異動が困難な人については、今後労働組合と話し合いを行い、早期退職も受け入れていくということです。 伊那市では、当面動きを見守る考えですが、ハローワークと連携して、従業員の雇用先の確保につとめていきたいとしています。
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第50回長野県ロードレース伊那大会
第50回長野県ロードレース伊那大会が3日、伊那市の市営野球場を発着に行われました。 大会には22の都府県から838人がエントリーしました。 県ロードレース伊那大会は、伊那市や長野陸上競技協会が毎年開いているものです。 一般の部、高校の部、40歳以上の壮年の部、女子の部、中学男子の部に別れ5キロから16キロのコースを走ります。 ある参加者は、「50回の記念に参加しました。雨の中ですががんばります」と意気込んでいました。 沿道には住民が応援に駆け付け、参加者に声援を送っていました。
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県議選伊那市区 酒井氏事務所開き
任期満了に伴う県議選伊那市区から立候補を表明している新人の酒井茂さんの後援会は1日、伊那市内で事務所開きを行いました。 伊那市上新田に設けられた事務所には支持者およそ100人が集まりました。 新人で前の伊那市副市長の酒井さんは支持者を前に「健やかな地域づくりに取り組んでいきたい」と訴えました。 酒井さんは「定住促進、人口減少に歯止めをかけるということから働く場を確保していく。 それには農業振興、観光振興を図って働く場というものを安定的にしていかなければならない。 また女性の皆さんが定住したい住み続けたいというような、まちづくりを行うために子育てや介護の場から女性の負担を軽減し女性を尊重する施策も進めていかなければならない。 リニアの開通を見据えた観光振興あるいは153号伊駒アルプスロードの整備といった基盤整備も計画的に進めていきたい。」と述べました。 後援会は市内竜東地区を中心に支部を設置していて今後はミニ集会を予定しています。 定数2の県議選伊那市区はこれまでに酒井さんのほかに現職の向山公人さんが立候補を表明しています。
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雛飾りに囲まれ雅楽の演奏会
伊那市西町の旧井澤家住宅で、雅楽の演奏会が1日に開かれました。 演奏したのは、東京都と埼玉県在住の演奏家3人です。 これは3日まで行われている雛飾りの展示に合わせ、行われたものです。 演奏会には90人が訪れ、雅楽の調べに耳を傾けていました。
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巣立ちの春 上伊那の高校で卒業式
3月に入り、卒業式シーズンを迎えています。 1日は、上伊那の3つの高校で卒業式が行われ、生徒達は慣れ親しんだ学び舎を後にしました。 上伊那のトップをきって、辰野高校、高遠高校、赤穂高校で卒業式が行われました。 このうち、高遠高校では今年度92人が卒業を迎え、新井正紀校長から、各クラスの代表に卒業証書が手渡されました。 新井校長は「人生の明確な志を持ち、一度や二度の失敗を恐れず自分の知恵と努力で未来を切り開いてほしい」と式辞を述べました。 卒業生を代表して平岩誉之さんは、高校生活を振り返りながら新たな道へ踏み出す決意を述べました。 式の後、各クラスでは最後のホームルームが行われました。 3年C組では、担任の宮下翔教諭から一人一人に卒業証書が手渡されました。 証書を受け取ると、生徒はクラスメートに感謝の言葉を伝えていました。 高遠高校では、47人が大学や専門学校などへ進学、33人の就職が決まっています。 就職希望者のうち、31人が県内、2人が県外企業に内定しているという事です。 上伊那地域のこの他の高校では、3日から7日に卒業式が行われます。