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宮下建設 たかずやの里に100万円寄付
伊那市の宮下建設は11日、児童養護施設「たかずやの里」に、100万円を寄付しました
この日は、宮下建設の宮下金俊社長らが、たかずやの里をおとずれ、施設を運営する、たかずや福祉会の埋橋良和理事長に100万円分の小切手を手渡しました。
宮下建設では、15年ほど前から、たかずやの里の建物のメンテナンスを行っています。
今回の寄付は、施設の移転新築が計画されるなかで、地域貢献の一環として行ったものです。
宮下会長は、「微力ではあるが、移転時に役立ててもらいたい」と話していました。
埋橋理事長は「子ども達の為役立つよう、移転に伴う備品購入などに使わせていただきたい」と感謝していました。 -
伊駒アルプスロードルート4案 比較評価示す
伊那市と駒ヶ根市を結ぶ国道153号バイパス・伊駒アルプスロードの4つのルート案の比較評価が20日示されました。
伊那建設事務所が、検討委員会に対し、4つのルートを20の項目で比較し、それぞれの項目でどのルートが優位かを説明しました。
ルートの起点は駒ヶ根市北の原、終点は、伊那市青島の伊那バイパスです。
第1案は、北の原から既存の153号を通り、東春近の大沢川沿いを走り、青島に。
第2案は、北の原から既存の153号を通り、天竜川と三峰川沿岸を走り、青島に。
第3案は、北の原から天竜川右岸にバイパスし、大沢川沿いを走って青島に。
第4案は、北の原から天竜川右岸にバイパスし、天竜川と三峰川沿岸を走り、青島につなぐルートです。
交通渋滞の解消が最も見込まれるのは、第1案。
中央道駒ヶ根ICから伊那ICが通行止めとなった場合、最も交通を分散できるのは第3案。
農地への影響が最も少ないのは第1案。
建設や維持費などコストが最も安いのは第3案で、走行経費や交通事故減少など費用対効果が最も高いのは第1案となっていますが、天竜川左岸地域の安全性が高まるのは、第2案と第4案です。
伊那建設事務所では、10月中旬から関係する地区での住民説明会を開き、希望するルートなどのアンケートを行います。
説明会などの意見を参考に11月中旬に関係する自治体の首長などで作る懇談会でルート案を絞り込み、12月末に委員会が最終ルートを決定する事になっています。 -
伊那発アマランサスラーメン
伊那地域アマランサス研究会のメンバーで伊那市高遠町の製麺会社「株式会社木曽屋」は雑穀アマランサスを生地に練りこんだラーメンを25日から販売します。
麺は、伊那産のアマランサスと上伊那産の小麦粉ハナマンテンを使用しました。
20日は、新商品についての説明会が伊那市の伊那商工会館で開かれました。
また20日は、試食会も行われ、もちもちしていて美味しいと好評でした。
研究会では、伊那商工会議所や信州大学農学部、食品加工などと連携して、アマランサスを活用した地域振興を目指し活動しています。
雑穀アマランサスは、栄養価が高いとされていて、伊那市では、毎月17日を雑穀の日としています。
アマランサスラーメンは、生麺タイプ2人前で税込298円です。
上伊那地域のニシザワグループ12店舗で25日から販売されます。
また来月下旬からはお土産用も販売することになっています。 -
伊那市高遠町荒町長生会 お数珠回しを復活
伊那市高遠町藤沢の高齢者グループ、荒町長生会は、70年近く地区で途絶えていた伝統行事を復活させようと、19日、地域の園児を招いてお数珠回しをおこないました。
この日は、荒町長生会が、地元の高遠第二第三保育園の園児20人を公民館に招き、約70年間荒町で途絶えていたお数珠回しをしました。
荒町長生会では、地域の伝統を復活させ、後世に伝えていこうと園児とのお数珠回しを企画しました。
数珠は、昭和12年、日中戦争で出兵した地区の若者が寄贈したものだということです。若者はミャンマーで戦死しましたが、数珠は長年、地区の観音堂に保管されていました。
地元で生まれ育った昭和2年生まれの伊東厚子さんによりますと、荒町では70年ほど前まで、家族の病気や戦争への出兵など、ことあるごとにお数珠回しを行い、健康や無事を祈っていたということです。
荒町では、女性のみが数珠を回していたということで、この日も当時と同じように、園児と女性のみが反時計まわりにゆっくりと数珠を回していました。
荒町長生会では、来年以降も、継続して数珠回しを行っていきたいということです。 -
旧井澤家住宅で野点の茶会
伊那市西町の旧井澤家住宅庭園で16日野点の茶会が開かれ訪れた人たちが日本の文化に触れました。
野点の茶会は、旧井澤家住宅を管理運営している伊那部宿を考える会が、開いたものです。
茶会では伊那市山寺でお茶の教室を開いている表千家の福澤登美子さんらが抹茶と和菓子を振舞っていました。
福澤さんは、「お茶の作法を学ぶということは、礼儀を学ぶこと。日本の伝統文化が忘れられないよう、伝えていきたい。」と話していました。
訪れた人たちは、江戸時代の雰囲気を再現した建物の前でお茶を楽しんでいました。
また旧井澤家住宅では、1812年、文化9年から伝わるとされている高遠焼の展示販売が行われていて会場には椀や皿、徳利など100点ほどが並んでいます。
高遠焼は高遠町勝間に登り窯を持つ唐木米之助さんがその技を受け継ぎ伝えています。
高遠焼の展示販売は23日まで行われています。 -
南ア林道 ハイブリッド車導入検討へ
伊那市は環境への取り組みとして二酸化炭素削減をアピールしていこうと、南アルプス林道で、ハイブリッド車の導入を検討しています。
伊那市は19日から家庭で充電できるプラグインハイブリッド車の走行実験を始めました。
実験は、トヨタ自動車から車両を無償で借りて実施します。プラグインハイブリッド車は、家庭用コンセントから充電できるのが特徴で、従来のハイブリッド車より多くの電池を搭載しています。
伊那市では、19日からこの車を南アルプス林道の管理車両として走らせ、日常業務や急勾配での走行データ、二酸化炭素の排出量などのデータ取りを行います。
市では、走行条件が厳しい林道でハイブリッド車を導入する事で、南アルプスの世界自然遺産登録に向け低公害社会への前向きな取り組みをPRしたいとしています。
この日は、林道バス営業所から標高1680メートルの歌宿までの14キロを走りました。搭載しているバッテリーで7キロ走行する事が出来き、普通車に比べおよそ50%のガソリン削減に繋がったという事です。
今回得たデータは、将来的に小水力発電など自然エネルギーで得た電力で電気自動車等の充電を行えるシステム構築の基礎データにしたいとしています。
伊那市では、今回の走行実験の結果をもとに、林道バスについてもハイブリッド化を視野に入れいきたいとしています。 -
竹山流津軽三味線演奏者篠原竹吟さん 演奏会
津軽三味線を全国に広めた竹山流津軽三味線の演奏者篠原竹吟さんの演奏会が15日、伊那市のいなっせで開かれました。
岡谷市在住の竹吟さんは、津軽三味線を全国に広めた盲目の演奏者高橋竹山と40年ほど前に出会い、その演奏に魅せられました。
以来、三味線一筋の人生を選び、昭和53年に「竹吟」の称号を得ました。
演奏会は、師である竹山が作り上げた音色を、1人でも多くの人に聞いてもらおうと全国各地で開かれています。
15日は、津軽じょんがら節などおよそ10曲を演奏しました。
他に、竹吟さんから個人指導を受け「竹祐」の称号を取得した伊那市の高山裕子さんが演奏を披露しました。 -
県内男性最高齢108歳 副知事らが祝う
敬老の日の17日、伊那市は99歳以上の高齢者の長寿を祝って、対象者宅を訪問し、祝い金をおくりました。
伊那市山寺の福澤 總一郎さんは明治37年生まれの108歳。男性では県内最高齢です。
17日は、長野県の加藤さゆり副知事と白鳥孝市長が、福澤さん宅を訪れ、祝い状や祝い金、花束などを手渡しました。
福澤さんは、三女の三重子さんと2人暮らし。1日の大半を居間やベッドで過ごしていますが、歩行器を使ってゆっくり歩くことができます。
食事は3食きちんと取り、好き嫌いは無いということです。
敬老の日を祝って、福澤さんのお宅には4世代20人ほどの家族が集まり、記念撮影などをしました。
伊那市内の今年の長寿祝いの対象者は、99歳が32人、100歳が16人、101歳以上が39人となっていて、それぞれ、市長などが訪問し、祝い金などが渡されました。 -
伊那市でひったくり事件が連続発生
伊那市内で高齢者の女性を狙った、ひったくり事件が連続発生していることから、伊那警察署では買い物など外出する際は、人通りの多い、表通りを歩くようにするなど注意を呼びかけています。
伊那警察署によりますとひったくり事件は8月下旬から
今月16日までの間に4件発生しているということです。
被害にあったのは、72歳から86歳の女性で被害額は1,200円から2万5,000円。
いずれも後ろから自転車で近づいてきた男が手提げバッグを奪ったもので4件の被害合計は5万円ほどになるということです。
伊那署では同様の事件の発生が考えられるとして、外出の際は人通りの多い表通りを歩くようにするなど注意を呼びかけています。 -
機構設立に向け初のシンポジウム
農業を基本に新たな産業づくりを目指す伊那谷アグリイノベーション推進機構設立準備会は18日、伊那市役所でシンポジウムを開き、今後の方向性について意見を交わしました。
伊那谷アグリイノベーション推進機構は、信州大学農学部で行っている研究を活用し、産学官が連携し産業の開発や発展を目指し、平成25年の発足に向けて活動しています。
シンポジウムには、生産者や消費者、行政などからおよそ200人が参加しました。
第1部では伊那市・駒ケ根市、飯田市の市長が「行政からの機構・信大への期待」をテーマに話しました。
白鳥孝伊那市長は「日本のこれから求められるのは教育。保育園の段階から繋がりを持った教育を一環していくためにも大学・学生が絡んでやっていくことが必要」と話していました。
第2部ではソバ・雑穀新種開発をテーマに信大農学部の井上直人教授が取り組みを説明しました。
井上教授は「雑穀は低温に強く伊那谷での生産に適している」などと話していました。
また、雑穀を取り扱っている関係者などが事例や課題について意見を述べました。
アマランサス研究会の登内英雄会長は「雑穀の安定した収量を確保するのが難しい」
野のものを経営する吉田洋介さんは「雑穀をつくる人、栽培する人の負担が米作りとは違い大きい」と話していました。
伊那谷アグリイノベーション推進機構では12月18日に第2回目のシンポジウムを飯田市で予定しています。 -
伊那西高校吹奏楽クラブ定期演奏会
伊那市の伊那西高校吹奏楽クラブによる定期演奏会が16日、伊那文化会館で開かれました。
定期演奏会は日頃の練習の成果を発表しようと毎年この時期に開かれていて今年で9回目です。
演奏会では14曲が披露され、会場に訪れた保護者達は演奏を楽しんでいました。 -
歯の衛生に関する図画・ポスターコンクール
歯の衛生に関する図画・ポスターコンクールの審査会が13日、伊那市西町の上伊那歯科医師会館で開かれ、伊那市の美篶小学校4年の大脇歌歩さんの作品がポスターに採用されることが決まりました。
コンクールには上伊那の小中学校から620点が寄せられました。
大脇さんの作品は、「むし歯ゼロでスマイルアップ」というキャッチコピーと絵がマッチしている点、仕上がりが綺麗な点などが評価されました。
ポスターは300枚用意され、上伊那の保育園や小中学校などに配られることになっています。 -
セジュールオープン
不登校などの悩みを抱えた若者と地域を繋げる拠点施設セジュールが16日、伊那市荒井の通り町にオープンしました。
16日は、テープカットなどをしてオープンを祝いました。
セジュールは伊那市のいなっせ北側の空き店舗を改装しオープンしたもので県の新しい公共の場づくりのモデル事業として助成を受けています。
セジュールは、悩みを抱えた若者を支援する上伊那子どもサポートセンターなど16団体で構成する若者参加のまちづくり協議会が運営します。
1階はドリンクやケーキなどを提供するカフェ、2階は学習支援室や地域の人たちとの交流スペースが設けられています。
この他に、各団体でつくった草木染の靴下やしおり、お菓子なども販売しています。
営業時間は午前11時から午後3時までとなっていて水曜日と日曜日が定休日となっています。 -
写真展なんじゃもんじゃ
上伊那地域の写真愛好家の写真展「なんじゃもんじゃ」が、14日から、伊那市の伊那図書館で開かれています。
この写真は、アケビコノハと呼ばれる蛾の幼虫が3匹並んでいたところを写したものです。
会場には、会員60人の作品60点が並んでいます。
写真展なんじゃもんじゃでは、腕を競うのではなくこれはなんだろうと思わせるような、自分が気に入った作品を展示します。
年齢も10代から80代までと幅広いのも特徴の1つです。
最年少で小学3年生の上原裕司くんの作品は、友人と遊んでいる際に撮影したものです。
なんじゃもんじゃ写真展は、23日日曜日まで、伊那図書館で開かれています。 -
坂下でガス漏れ騒ぎ
14日午後10時頃、伊那市坂下の住宅に乗用車が突っ込み、周囲にLPガスが漏れ出す騒ぎがありました。
14日午後10時頃、伊那市坂下の住宅に乗用車が突っ込み、家の外にあった50キロ入りのLPガスの缶からガスが漏れ出しました。
周囲には、ガスの臭いが立ち込め、一時騒然となりました。
ガス缶を除去する作業のため、事故直後に警察と消防があたり一帯を封鎖しました。
このLPガスを取り扱っている業者によりますと、30キロ以上が周囲に漏れたと見ています。
車が突っ込んだ住宅には、93歳のお年よりがひとりで暮らしていましたが、無事でした。
事故からおよそ1時間後、破損したガス缶と住宅内に充満していたガスの除去が終了し、封鎖は解かれました。
車の運転手、地域の住民にけがなどはありませんでした。 -
たかずやの里建て替えへ 支援本格化
上伊那広域連合などが協力して建て替えが予定されている児童養護施設たかずやの里への、支援活動が本格化しています。
15日には伊那市のベルシャイン伊那店で募金箱の設置セレモニーが開かれ、たかずやの里の埋橋良和理事長と上伊那広域連合長の白鳥孝伊那市長が(株)ニシザワの小池和広副社長に募金箱を手渡しました。
募金箱は、竹を切って作られたもので、たかずやの里の子ども達も作製に協力しました。
たかずやの里の埋橋良和理事長は「少しでも募金箱を見てもらって、子どもたちの気持ちを感じ取ってもらえたら」と話していました。
児童養護施設たかずやの里は、昭和27年に虚弱児施設高烏谷保養園としてスタートし、昭和49年に現在の場所に施設が建て替えられました。
建設から40年近くが経過し、老朽化していることや耐震化が必要なことから移転新築が予定されています。
事業費はおよそ3億7千万円で、そのうち国や県の補助を除いた1億7千2百万円は、上伊那8市町村で負担することにしています。
6月からスタートした、たかずやの里整備支援基金には、14日現在、法人、個人合わせておよそ950万円が集まっています。
白鳥連合長は「いろんなところで支援が動き出している。上伊那8市町村の人たちにも活動を見てもらい、参加してもらえるようアピールしていきたい」と話していました。
この日は、ベルシャイン伊那店の入口で募金活動や募金を呼びかけるティッシュ配りも行われました。
株式会社ニシザワの小池副社長は「これからを担っていく子ども達のために精一杯協力したい」と話し、伊那店以外の店舗でも募金活動に協力したいとしています。 -
第58回全日本総合男子ソフトボール選手権大会
全国の実業団などが参加する第58回全日本総合男子ソフトボール選手権大会が伊那市で行われています。
大会には、北海道から沖縄まで全国各地の予選を勝ち進んだ実業団やクラブチーム32チームが参加しています。
大会は今年で58回目で、伊那市で開かれるのは昭和54年の25回大会以来33年ぶりです。
長野県からは、オール伊那クラブが出場しています。
15日は、市内の4球場で1回戦16試合が行われ、全国の舞台で白熱した勝負が展開されていました。
大会は、16日に2回戦と準々決勝が、17日に準決勝と決勝が行われます。 -
上農とトマトの木 コラボレーションでメニュー開発
南箕輪村の上伊那農業高校の生徒が考案した雑穀や地元野菜を使ったメニューが、21日から、伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームにあるトマトの木で、期間限定で提供されます。
期間限定で提供されるのは、みはらしファームのリンゴと上伊那産の小麦ハナマンテンを使ったピザ、トマトとアマランサスのパスタ、ブルーベリーのパウンドケーキなど9品です。
13日は、トマトの木でコラボレーションレシピの試食会が開かれ、上農高校の生徒4人の他、企画したJA上伊那や伊那地域アマランンサス研究会の関係者などおよそ40人が集まりました。
試食会は、トマトの木を経営するJA上伊那が、地産地消と地元野菜の普及を進めようと、上農高校の生産環境科作物班に呼びかけ実現したものです。
生徒らは、今年3月からレシピを考え、6月からは福島靖店長と話し合いを重ねてきました。
提供されるメニューは、福島店長らがアレンジを加えたということですが、雑穀を使ったカレーはほぼ生徒のアイディア通りということです。
試食の後参加者らは、味や見た目、食感などの感想をアンケートに書いていました。
生徒が考案したメニューは、21日からおよそ1か月の期間限定で提供されます。 -
伊賀焼陶芸家坂本俊人さんの作品展
「高遠藩学の祖」とされている阪本天山の子孫で伊賀焼陶芸家の坂本俊人さんの作品展が、伊那市のベルシャイン伊那店で開かれています。
会場には、茶碗や花瓶など坂本さんの作品およそ80点が並べられています。
坂本さんは、三重県在住の陶芸家で、文武両道の気風を築き高遠藩学の祖と称された天山の子孫です。
伊賀焼は、どっしりとした重量感と、釉薬を用いずガラスの様な緑色を浮き出させるのが特徴です。
ガス釜を使わず、松の木を燃やして作るということで、1つの作品を焼くのに5日ほどかかり、その間ほとんど寝ずに釜の様子を見続けます。
坂本さんは、伊賀焼に釉薬を塗った作品作りに15年ほど前から取り組んでいて、ここ2縲・年でようやく形になってきたと話します。
坂本俊人さんの作品展は、18日火曜日までベルシャイン伊那店で開かれています。 -
ディズニー魔法の教室 長谷小で出前授業
千葉県の東京ディズニーリゾートを運営する企業の従業員の出前授業「魔法の教室」が14日、伊那市の長谷小学校で開かれました。
魔法の教室は、東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドが関東の小学校を対象に開いているものです。
今年から長野県でも実施されるようになり、南信地域では長谷小学校で初めて開かれました。
14日は、ディズニーリゾートでアトラクションの仕事をしている斎藤隆幸さんと、清掃の仕事をしている土屋美菜子さんが、「思いやりの魔法」と題し、ゲームを交えながら話をしました。
スプーンを使ってお手玉を隣りの人に渡すゲームでは、「どうやったら相手がお手玉を取りやすいかを考える、これが思いやりです。普段の生活でも相手の立場に立って物事を考えるようにしましょう」と話していました。 -
伊那北高 合唱コンクール
伊那北高校伝統の合唱コンクールが14日伊那文化会館で開かれ、澄んだハーモニーが会場に響きました。
毎年恒例の合唱コンクールで、審査によって最優秀の金賞などが決まります。
今年は、1年から3年まで全20クラスが始業時間前や放課後に練習してきた成果を発表しました。
発表を聞いた音楽教諭は、「3年生は特に豊かなハーモニーで合唱に深みが出ていた。」と話していました。
審査の結果、最優秀賞の金賞には、3年E組が選ばれました。 -
伊那市西箕輪地区 戦没者追悼式
伊那市西箕輪地区の戦没者追悼式が、12日、西箕輪羽広の仲仙寺で行われました。
仲仙寺にある招魂碑の前で追悼式が行われ、遺族や地区関係者など50人が参列しました。
追悼式は、日清戦争から第二次世界大戦までに戦死した人の霊を慰め、平和を祈念しようと、西箕輪社会福祉協議会が毎年行っています。
西箕輪社協の小林光豊会長は、「国のために命を捧げた戦没者のためにも、平和な国家を受け継ぐことが私たちの使命」と式辞を述べました。
伊那市遺族会の赤羽要会長は追悼の辞で、「悪夢のような戦争から67年、日本の繁栄は多くの犠牲の上に築かれている。犠牲者に感謝の誠を捧げ、冥福を祈ります」と話していました。
仲仙寺の招魂碑には、日清、日露戦争の犠牲者10人、太平洋戦争の犠牲者163人、満蒙開拓の犠牲者37人の名前が刻まれています。
日露戦争後の明治39年に建立された招魂碑は、第二次世界大戦後、戦争に関するものを排除していた進駐軍との摩擦を避けるため、一度、住民によって土の中に隠されましたが、昭和29年に再び掘り起し、改めて建立されたということです。
参列者は、招魂碑の前で手を合わせ、犠牲者の冥福を祈っていました。 -
伊勢神宮奉納画 披露展覧会
下伊那郡高森町で活動する松尾隆康さんによる伊勢神宮奉納画 披露展覧会が伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場には、伊勢神宮の社殿の建て替えに伴い奉納する作品2点を含む50点ほどが展示されています。
奉納する作品のうち、絹織物に描いた「舞楽 蘭陵王図」は伊勢神宮の神に捧げる舞をイメージして描かれたものです。
「豊穣図」は、朱色に染まる伊勢の景色と黄金に輝く稲穂が表現されています。
伊勢神宮奉納画披露展覧会は17日(月)まで、かんてんぱぱホールで開かれています。 -
みはらしファームぶどう狩り今日から営業
伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームで、12日からぶどう狩りが始まりました。
今シーズンの営業開始となった12日、岐阜県から会社仲間で訪れた女性グループと家族連れ
が、ぶどう狩りを楽しんでいました。
みはらしファームには、農家8戸でつくる、みはらしぶどう生産組合の2.5haのぶどう園があります。
今の時季は、糖度の高いノースレッドや、粒が大きい藤稔(ふじみのり)が食べ頃で、今月下旬からは、ナイヤガラやピオーネが旬を迎えます。
今年は、夏に雨が少なかった影響で品種によっては少し粒が小ぶりですが、気温が高かったため、糖度が高く出来は良いということです。
みはらしファームのぶどう狩りは、入場料が小学生以上1,000円で、営業は10月31日までとなっています。 -
学校給食異物混入問題 対応を報告
今年6月から7月にかけて伊那市内の学校給食用のパンやソフト麺に異物が混入していた問題で、伊那市教育委員会は、加工業者に対し衛生指導などを行い、今後も対策を徹底していくことを、12日に開かれた伊那市議会総務委員会協議会で報告しました。
この問題は、今年6月に伊那市の春富中、西箕輪小、伊那西小、伊那中の学校給食用のパン にゴム片や髪の毛などの異物が混入し、7月には、伊那東小のソフト麺に塗料の一部などが混入していたものです。いずれも食べる前に発見されていて、子供への被害はありませんでした。
伊那市教育委員会では、問題発生後、伊那市内の加工業者の視察を行い、伊那保健福祉事務所、県学校給食会などを通して衛生管理指導を行ったということです。
これらを受け加工業者は、従業員への衛生教育の徹底、清掃、点検作業の強化などをおこなっているということです。
議員からは、異物の混入が連続した業者には厳しく指導し、迅速な対応と報告を求める意見などが出ていました。
久保村清一教育長は、「学校は、安心安全であるべき場所。その最たるものが給食。皆さんの意見を聞きながらさらに対策を進めていきたい」と話していました。 -
オリンパス油流出事故 「玄米に油含まれず」
伊那市西町のオリンパス伊那事業場の解体工事を請け負う宮下建設は、油の流出事故により西春近の水田から基準値を上回る油が検出された問題について、6か所で玄米を調査したところ、いずれも、鉱物油は含まれていなかったと発表しました。
宮下建設は、油の流出事故により調査した西春近の水田139か所のうち、小出島から沢渡地区の26か所で、油の含有量が基準値を上回った事を受けて玄米の調査を行いました。
今月3日に、小出島・沢渡・表木・下牧の対象地域・6箇所で稲の坪刈りを行い、日本食品センターに分析を依頼、12日、全ての結果が届きました。
それによると、6箇所全ての検体から、鉱物油は検出されなかったということです。
宮下建設では、「玄米に被害はなく安全が確認できた」としています。
なお、宮下建設では、稲を刈り取ったあとも、該当する田んぼに油が含まれていないか調査するとしています。 -
Jアラート 上伊那2件トラブル
全国瞬時警報システム「Jアラート」の自動放送等の初の一斉試験放送が今日、全国の自治体で行われました。
伊那ケーブルテレビの調べによると、上伊那8市町村では宮田村と中川村で一部放送が流れないトラブルが発生しました。
Jアラートは、大規模な自然災害や弾道ミサイル攻撃などの際に国民保護に必要な情報を人工衛星を介して国が地方公共団体の防災無線などで住民に瞬時に伝えるシステムです。
この日は、国によるシステムの訓練が午前10時と10時半の2回行われました。
このうち、伊那市では、国からの情報を受信すると、防災無線や防災ラジオから訓練を知らせる放送が自動で流れました。
上伊那8市町村では箕輪町以外が防災無線などと連動するシステムを導入していていますが、宮田村と中川村では、2回目の訓練で放送が流れないトラブルが発生したという事です。
メールによる自動配信は、伊那市のみ行っていて、情報受信から、一回目が10分後、2回目が5分後に自動配信されました。
市では、メールでの情報伝達に時間がかかっている事から、今後システムの確認を行い、スピードアップに努めたいとしています。 -
阪本天山ゆかりの品 15点寄贈
「高遠藩学の祖」とされる阪本天山の子孫で、伊賀焼陶芸家の坂本俊人さんが11日、白鳥孝伊那市長を訪ね、天山直筆の砲術の免許などの歴史資料15点を市に寄贈しました。
三重県在住の坂本さんは、4年前に市内で個展を開いたのがきっかけとなり、伊那市を訪れるようになりました。
進徳館や高遠町歴史博物館など、天山に関する資料を見て、「天山が今でも尊敬され、自分のルーツもこの地にある」と感じ今回の寄贈を決めたという事です。
寄贈された品を前に、白鳥市長は「天山を再び評価し、再び認識できる良い機会になる」と話していました。
阪本天山は、1745年に高遠藩の砲術家の家に生まれ、大阪で砲術を、江戸で儒学を学びました。
文武両道の気風を築いた高遠藩学の祖と称され、幕末に欧米の軍隊と唯一互角に戦う事ができたとされる和式砲術を発明しました。
今回寄贈された品は、砲術に関する免許や伝書など15点で、最も古い物は、1794年に天山が弟子の岡村八(おかむらはち)弥(や)に出した免許です。
高遠町歴史博物館によりますと、天山直筆の免許を確認したのは初めてで、他に砲術の動きを記したマニュアルとなる目録もあり、天山の教えを知る貴重な資料をいう事です。
高遠町歴史博物館では、10月24日から阪本天山の特別展で、寄贈された15点を公開する予定です。 -
美篶地区運動会
伊那市美篶の地区運動会が9日美篶小学校で開かれました。
運動会には美篶区民およそ800人が参加し、12区の対抗戦で行われました。
運動会は公民館が毎年開いているもので、今年で40回目になります。
自転車のリールまわしやラグビーボール蹴りなどをしながらたすきをつなぐリレーでは、住民らがボールなどの扱いに苦戦していました。
今年は初めて○×ゲームが行われ、「美篶地区の第一回運動会は昭和48年に開催された」など、地域に関係する問題が出されていました。
赤羽仁公民館長は、「皆さんから地区を一生懸命盛り上げようという気持ちを感じた。地域の絆が一層強まった」と話していました。 -
子育て支援センターでハーモニカ演奏
伊那市の上の原子育て支援センターで11日元保育園園長によるハーモニカ演奏が行われました。
11日は、元保育園園長の松崎政恵さんと下島典子さんが支援センターを訪れ、ハーモニカを演奏しました。
支援センターでは、親子で楽しめる場を設けようと子育て講座を毎月開いていて、楽器の演奏や読み聞かせなどを行っています。
下島さんと松崎さんは退職してから趣味でハーモニカを始めたということで、今日は童謡など10曲ほどを演奏しました。
松崎さんは、「子供がリズムを取ったりしていて、楽しみながら聞いてくれて嬉しい」と話していました。