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高遠城址公園 風の影響ほぼなく観光客がイベント楽しむ
桜の花が満開となり晴天にも恵まれた高遠城址公園は、11日も多くの観光客が訪れ、篠笛の演奏などのイベントを楽しんでいました。 11日の高遠城址公園です。朝から伊那地域は強い風が吹きましたが、桜守の西村一樹さんによりますと園内の桜にほぼ影響はなかったという事です。 先週金曜日に満開となった高遠城址公園は11日、一番の晴天に恵まれました。 中央アルプスとタカトオコヒガンザクラの共演が楽しめる撮影スポットでは、多くの花見客がカメラを構えていました。 伊那市によりますと桜は、天候にもよりますが、今週いっぱいは見ごろだという事です。 園内では、東京都出身の篠笛奏者、大野利可さんの演奏が行なわれました。伊那市でコンサートを開いたのが縁で毎年さくら祭り期間中に演奏を行っていて、市内で篠笛の指導もしています。 三の丸では、11日から伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームの出店も始まりました。 高遠城址公園のタカトオコヒガンザクラの枝で染色した小物や、みはらしファームで採れたイチゴの加工品などオリジナル商品が販売されています。 みはらしファームは17日まで三の丸で出店しています。
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高遠石工の石仏 ライトアップ
伊那市高遠町の建福寺に並べられている西国三十三所観世音菩薩のライトアップが9日に行われました。 ライトアップされたのは江戸時代後期の高遠石工、守屋貞治の最高傑作とされる西国三十三所観世音菩薩です。 観世音菩薩は建家に安置されていて普段正面には格子状の木枠がはめられています。 ライトアップは高遠石工の作品の保存や調査を行っている高遠石工研究センターがその表情などがよく見えるようにと試験的に行ったものです。 訪れた人たちは高遠石工研究センターのメンバーから守屋貞治やその作品について説明を受けていました。 高遠石工研究センターでは建福寺の了承を得る中で通年のライトアップや足場の改善などに取り組みたいとしています。
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ポレポレの丘で高遠町レッツゴー詩吟クラブが詩吟披露
スイセンが見ごろを迎え、「水仙まつり」が行われている伊那市高遠町のポレポレの丘で9日、高遠町レッツゴー詩吟クラブの子どもたちが詩吟を披露しました。 9日はクラブに所属する中学1年生と小学校4年生のメンバー5人が詩吟を披露しました。 一般の前で発表するのは初めてだということです。 9日は仁科五郎盛信と織田軍との戦いを表現した「高遠城の戦い」などを披露しました。
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高遠城址公園 入り込みピーク
天下第一の桜として知られる高遠城址公園。 満開となって初めての週末を迎え、9日は県内外から訪れた花見客でにぎわいました。 高遠城址公園に植えられた1500本のタカトオコヒガンザクラはきのう満開となり、見ごろを迎えています。 公園内には県内外から多くの観光客が訪れ、にぎわっていました。 訪れた人たちは、写真を撮ったり、料理を囲んで花見を楽しんでいました。 三の丸では、ローメンやソースかつ丼、伊那餃子といった伊那の名物が並ぶ伊那のうまいもん大集合」が行われました。 それぞれ100食~200食ほどが販売され、お昼には完売になっていました。 また、高遠高校の生徒が琴の演奏を披露しました。 午後になっても高遠町内は県内外から城址公園に向かう車で渋滞していました。 高遠中学校では、校庭が駐車場として開放され、生徒が観光客をもてなしました。 生徒会とPTAが中心となり、駐車場の案内や、桜茶のサービス、土産物の販売を行っています。 今年は2年1組の生徒がオリジナルのパンフレットを製作し、100円で販売しています。 高遠城址公園では、11日から伊那の旬の食材が並ぶ「みはらしマルシェ」が行われます。 公園を管理する桜守によりますと、見ごろは来週末までだということです。
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天下第一の桜 満開に
天下第一の桜として知られる伊那市高遠町の高遠城址公園のコヒガンザクラが8日満開となりました。 花曇りとなった8日、高遠城址公園には平日にもかかわらず多くの花見客が訪れていました。 1,500本のタカトオコヒガンザクラは、去年より一日早く平年より一週間ほど早い満開となりました。 タカトオコヒガンザクラはこの一帯に植えられた固有種で、長野県の天然記念物にも指定されています。 花はやや小ぶりで赤みを帯びています。 花見客の入り込みは9日、10日がピークと見られます。 今週末から来週にかけて、伝統の高遠囃子の巡行などのイベントや地元の名物が食べられるコーナーも設置されることになっています。
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花見に合わせて 高遠閣で蕎麦販売
伊那市高遠町の高遠城址公園内にある高遠閣では、地元住民による高遠そばの販売が、7日から始まりました。 高遠町内の有志でつくる「そば処高遠」のメンバーが、信州そば発祥の地・伊那をPRしようと、去年から打ち立ての蕎麦を販売しています。 蕎麦は1食800円で、1日300食限定で販売しています。 初日の7日は、県外や外国から訪れた人の姿もありました。 蕎麦の販売は17日(日)まで高遠閣で行われています。
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高遠町文化体育館周辺 桜見ごろ
伊那市高遠町文化体育館周辺のタカトオコヒガンザクラが、見ごろを迎えています。 高遠小学校から高遠町文化体育館周辺には、およそ100本のタカトオコヒガンザクラが植えられています。 高遠城址公園を管理する桜守によりますと、ここの桜が見ごろになってから4、5日後で高遠城址公園の桜が満開になるということです。 桜は、13日頃まで楽しめるということです。
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信州高遠美術館の観桜期特別展「昭和幻風景ジオラマ展」
桜が咲き始めた伊那市高遠町の高遠城址公園に隣接する信州高遠美術館では、観桜期の特別展として東京都在住の山本高樹さんによる昭和をテーマにしたジオラマ作品展が開かれています。 昭和初期の路面電車が走る銀座をテーマにした作品「モダン都市 銀座」。山本さんが作った昭和ジオラマシリーズの第一作で戦前の銀座の風景をイメージしています。 こちらはモノレールが開通した昭和30年代の上野を舞台にした作品です。 会場には、昭和時代の日本の風景をモチーフにした作品を中心に30点が展示されています。 山本さんは東京都在住のジオラマ作家です。 日活芸術学院を卒業後、映画やテレビCMで使用するミニチュアセットを製作する仕事をしていましたが、2001年に独立しジオラマ作家となりました。 粘土で作る人形には様々な表情やしぐさをつけて物語のような情景を表現しています。 建物は本物に近い素材を使って作り、奥行きが出るように配置されています。 東京などの都市部のほかに、長野県飯山市で実際に見た風景を表現した作品もあります。大根が干された軒先で2人の女性が野沢菜を洗っています。 山本さんの作品は2012年放送のNHK連続テレビ小説「梅ちゃん先生」でも使用され、これまで全国20か所で個展を開いてきたという事です。 観桜期特別展「昭和幻風景ジオラマ展」は5月22日まで信州高遠美術館で開かれていて、5月3日と4日には山本さんによるトークイベントも企画されています。
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「い~なガイドの会」 高遠城址公園に観光案内所開設
伊那市の観光ボランティアガイド「い~なガイドの会」の観光案内所が、4日、高遠城址公園に開設されました。 観光案内所は高遠閣隣りにあります。 市内の名物や桜の名所、飲食店などが掲載されたパンフレットが並んでいます。 4日は、早速、福岡から来た観光客に公園内や伊那市、県内の観光情報を紹介していました。 花見最盛期となる6日から20日頃までは10人体制で案内をします。 500円で30分間公園内を案内するワンコインガイドは毎年100団体ほどの利用があるということです。 園内の桜は少しずつ咲き初めていて、観光客が写真に収めるなどして楽しんでいました。 伊那市では10日頃に満開になると予想しています。
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高遠町の桜 オリジナル切手販売
伊那市内の郵便局で、花見シーズンに合わせ、高遠町内の桜を題材にしたオリジナル切手の販売が始まっています。 4日に高遠郵便局の髙橋晴彦局長と伊那東郵便局の井口正弘局長が伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長にオリジナル切手2種類を贈りました。 切手は52円切手と82円切手のそれぞれ10枚つづりで、高遠城址公園など高遠町内の桜を題材にしています。 販売価格は、それぞれ930円と1,230円となっています。 4月1日から伊那市内の郵便局で販売されていて、高遠城址公園でも4月6日 から桜の見頃が終わるまで販売されるということです。 白鳥市長は「今年も素晴らしい出来。高遠石工の切手も作って頂き、桜と一緒にPRできればありがたい。」と話していました。
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高遠城址公園 開花宣言
伊那市は3日、高遠城址公園のタカトオコヒガンザクラの開花を宣言しました。 去年より2日早い開花宣言となります。 3日の午前9時に、高遠町総合支所の小松由和支所長が開花宣言をしました。 今年は去年より2日早い開花宣言となりました。 公園南側は、ここ数日の温かさで花が咲き始めています。 観光客の姿も見られカメラで撮影するなどして楽しんでいました。 桜守の西村一樹さんは「今年は蕾の数も多く綺麗な花が咲きそうです」と話していました。 園内の桜はまだ蕾で、伊那市では10日頃から見ごろになると予想しています。 期間中園内では、さくら茶のサービスや篠笛の演奏、高遠ばやしの巡行などが計画されています。
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高遠町地域自治区が市長に建議書
伊那市・高遠町・長谷村が合併して今年で10年を迎えるにあたり、高遠町地域自治区地域協議会は、今後の地域の在り方について、白鳥孝伊那市長に建議しました。 3月23日は高遠町地域自治区地域協議会の伊藤直人会長らが、市役所を訪れ、白鳥市長に高遠町地域の在り方について建議しました。 ●高遠町総合支所を、支所として引き続き設置し、必要な人員を確保すること●過疎対策事業の継続と地域活動への支援や助言●買い物弱者支援など公共交通の維持継続●保育園の移転新築、保育園維持のための移住・定住者の確保への協力について申し入れました。 白鳥市長は、「合併して財政は健全化され、必要な予算も確保できる。過疎に対する事業は当然継続していきたい」と話していました。
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伊那市消防団 新団長に北原政一さん
平成28年度の伊那市消防団任命式が1日に伊那市高遠町の総合福祉センターで行われました。 新しい団長には高遠町地区から北原政一さんが就任しました。 合併以降旧伊那市以外からの団長就任は初となります。 任命式では、今年度新しく団長に就任した北原政一団長から団員に辞令が手渡されました。 辞令は階級が変更となる団員264人と新しく入団した団員66人に交付されました。 北原団長は、「時代の変化と共に消防団に求められるものも多種多様になってきている。各分団の横の繋がりを一層強め機能的に活動できるようにしなければならない。」と訓示しました。 伊那市の白鳥孝市長は、「方面隊の方式も定着してきた。地域の消防署との連携を極めながら住民の生命財産を守っていってほしい。」とあいさつしました。 最後に全員で火の用心三唱を行いました。
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高遠城址公園でカラーライトアップ 5分咲きまで
さくら祭りが始まった、伊那市高遠町の高遠城址公園。 2日から五分咲きまでの間、夜桜のカラーライトアップと映像投影が行われます。 1日は公園内でライトアップのテストが行われました。 問屋門の上にプロジェクターを設置し、本丸入口付近に桜の映像を投影します。 桜雲橋付近には、20基のLEDライトが設置されました。 舞台用の自由に色が変えられるもので、時間がたつと徐々に色が変わっていきます。 本丸では、通常の照明にカラーフィルターを取り付けました。 カラーライトアップと映像投影は、桜が少ない時期にも公園の雰囲気を楽しんでもらい、夜間の誘客につなげようと今年初めて行われます。 ライトアップは、日没から午後10時まで行われます。 カラーライトアップと映像投影は五分咲きまで、通常のライトアップは散り終わりまでです。
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高遠町藤沢台殿で火災
1日に伊那市高遠町藤沢台殿で物置と下草およそ4400平方メートルを焼く火事がありました。 この火事によるケガ人はいませんでした。 上伊那広域消防本部によりますと午前11時13分に消防に通報があり、午後0時36分に消し止められました。 この火事により物置を全焼、下草およそ4400平方メートルが焼けました。 原因は現在調査中です。 この火事によるケガ人はいませんでした。
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高遠城址公園 公園開き
天下第一の桜として知られる高遠城址公園で1日、公園開きが行われ、さくら祭りが始まりました。 1日は桜雲橋前で公園開き式が行われました。 高遠保育園と高遠第2・第3保育園の園児が歌を披露しました。 伊那市観光協会会長の白鳥孝伊那市長と園児が一緒に橋を渡り、開門を宣言しました。 公園南側では、桜のつぼみが膨らんでいます。 桜守の西村一樹さんによりますと、開花は3日頃、満開は9日頃と予想しています。 高遠城址公園内にはおよそ1500本のタカトオコヒガンザクラが植えられています。 2日から5分咲きまでの間、夜桜のカラーライトアップが行われます。 9日から17日までは、伊那のご当地グルメが楽しめる「伊那のうまいもん大集合」が行われます。 高遠城址公園のさくら祭りは30日までとなっています。
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平成18年3月31日の伊那市合併から10年
平成18年、2006年3月31日に、旧伊那市、高遠町、長谷村が合併し新伊那市が誕生して、31日で10年となりました。 平成18年、2006年3月31日、旧伊那市、高遠町、長谷村が合併し、新伊那市が誕生しました。 10年前、伊那市役所で開市式が行われました。 旧合併特例法に基づく県内最後の合併で、上伊那で唯一の合併です。 新伊那市の面積は667平方キロメートルで、県内の市町村では松本市、長野市に次いで3番目に広い面積となりました。 新伊那市の人口は、合併当時、2万6,522世帯、7万3,824人、高齢化率は23.9%、現在は2万7,132世帯、6万9,424人で高齢化率は29.2%となっています。 伊那市ではこの10年、財政の健全化に取り組んできたほか、合併特例債を活用し、保育園や公民館の建て替え、小中学校の耐震化、高遠消防署の整備などを進めてきました。 伊那市では合併10年で、市民の郷土愛を高めさらなる一体感の醸成を目指し、31日に「伊那市民憲章」を制定しました。 合併10年の記念式典は11月3日に行われる予定です。
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地域自治区の設置期限 各総合支所で地域自治区長退任式
合併から10年が経過し、高遠町と長谷地域自治区の設置期限となった31日、各総合支所で地域自治区長の退任式が行われました。 高遠町総合支所では午後3時の年度納め式に続き、地域自治区長の退任式が行われました。 広瀬源司地域自治区長は職員を前に「当たり前に行っていることも先人達の努力があってのことだということを忘れないで欲しい。業務に無駄なことはないのでしっかり取り組んでいってほしい。」と話しました。 長谷総合支所でも午後3時すぎに退任式が行われました。 池上直彦地域自治区長は「長谷には南アルプスと三峰川という大きな財産がある事に誇りをもって欲しい。人口減少対策については、田舎暮らしモデル地域の溝口を手本に住民と協力して進めて欲しい」と話しました。 合併特例法に基づき平成18年3月31日に設置された高遠町と長谷の地域自治区は、31日、設置期限の10年となりました。 これにより市長が任命する、特別職の地域自治区長で総合支所長は廃止となり、新年度からは部長級の市の職員が支所長を務めることになっています。
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中村不折生誕150年記念 特別展
明治から昭和にかけて活躍した書家で画家の中村不折の生誕150年を記念した特別展「己を広げ 己を高め」が、伊那市高遠町の歴史博物館で始まりました。 中村不折は、明治から昭和にかけて書や西洋画で活躍し、幼少期を高遠町で過ごしました。 今年の8月で不折が生誕150年を迎えることから、伊那市では様々なイベントを予定していて、今回の特別展はそのうちの1つです。 この日は、関係者15人が出席し、テープカットが行われました。 会場では、不折の生い立ちを4つのテーマごとに分け、書や掛軸などおよそ70点を展示しています。 こちらは、初公開の絵はがきです。 不折がパリに留学していた時に、母の実家のいとこに宛てて書いたものだということです。
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県道芝平高遠線の通行止め 4月1日から一部解除へ
3月16日に発生した土砂崩落のため全面通行止めとなっていた、伊那市高遠町の県道芝平高遠線は、来月1日から一部通行止めが解除となります。 高遠城址公園近くの県道芝平高遠線では、3月16日に土砂崩落が発生し全面通行止めとなっています。 今週から応急工事としてモルタルを吹き付ける作業を行い、3月中に工事が完了する見込みとなったため、4月1日から通行止めを一部解除するということです。 期間は4月1日から10日までで片側車線のみ通行可となります。 平日は午前9時から午後5時まで、土日は午前6時から午後6時までで、夜間は全面通行止めになります。 11日以降は現場の状況を見て、全ての規制を解除するか判断するということです。 この道路は桜まつり期間中、市内に行く人が利用していて、例年片側の規制が行われています。 伊那建設事務所では、高遠城址公園を出て戻るためのルートは他に2つあるため、大きな混乱が起こることはないとしています。
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高遠第二第三保育園の存続と未来を考える会 定住促進へ
伊那市高遠町の「高遠第2・第3保育園の存続と未来を考える会」は、来年度、移住者向けの冊子の作成やさらなる空き家の確保など、定住対策に向けた活動に取り組みます。 22日は荒町公民館で今年度の総会が開かれ、来年度の事業計画などについて報告がありました。 来年度の高遠第2・第3保育園の園児数は、休園となる23人を下回る見込みでしたが、考える会の活動により25人を確保できる見通しとなり、保育園の存続が決まりました。 考える会では、移住定住を推進することで園児の確保をすすめていて、高遠第2・第3保育園の来年度の園児の半数以上が移住定住者の子どもだということです。 考える会では、会の名称を「高遠第2・第3保育園と地域の未来を考える会」に改め、2つの部会を設けて定住対策に取り組むとしています。 「空き家部会」では、移住希望者と空き家の大家の仲介を進め、空き家の確保数増に取り組むということです。 現在3軒の空き家を確保していて、そのうち1軒では、1家族が今月から生活を始めています。 また「広報部会」では、移住定住希望者向けの冊子を作成する計画です。 冊子には、保育園や小学校の情報、実際に移住してきた人の紹介ページも設け、1,000部作成する予定です。 冊子の完成は4月中を目指していて、市役所の窓口などに置く予定です。
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高遠の町並みの遷り変わり 映像講演会
「古い写真でみる高遠の町並みの遷り変わり」と題して、デジタル化した明治から平成までの写真を紹介する映像講演会が、12日に伊那市高遠町の総合福祉センターで開かれました。 講師を務めたのは伊那市高遠町在住で郷土史研究家の矢澤章一さんです。 88歳になる矢澤さんは、「自分にとってはこの前のことのようだ。」と、当時の出来事を振り返りながら、高遠駅や、町並みなど、明治から平成にかけての写真を紹介していきました。 会場には地元を中心に約170人が集まり、ときおりうなずきながら、興味深そうに講演に耳を傾けていました。 今回紹介された写真は、伊那市が今年度から進めている、紙焼きの写真やネガフィルムなどをデジタル化して保存するデジタルアーカイブ事業によって映像化されたものです。 伊那市教育委員会では、今後も継続して古い写真のデジタル化を進め、多くの人が活用できるよう取り組んでいくとしています。
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高遠城址公園 桜の開花予想4月6日
日本気象協会は6回目の全国の桜の開花予想を23日に発表しました。 それによりますと高遠城址公園の開花は4月6日と予想されています。 日本気象協会では、今年の開花は去年より1日遅く、平年より6日早い4月6日と予想しています。 満開は去年より3日遅く平年より5日早い4月12日と予想しています。 日本気象協会は、今週から来週にかけての冷え込みで少し開花が足踏みするが、それでも平年より早く開花するとコメントしています。
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高遠消防署に新車両導入
高遠消防署に新しい消防車が導入され、18日に上伊那広域消防本部で入魂式が行われました。 白鳥孝上伊那広域連合長はじめ、関係職員およそ40人が出席しました。 これまで使用していた照明車が老巧化したため、照明機能も備えたポンプ車が入れ換えで配備されました。 5人乗りで、消防ホースを10本積める電動ホースカーを積んでいることなどが特徴です。 これまで高遠消防署にはポンプ車が配備されていなかったため、消火活動は、広域消防本部の他の消防署に応援を要請していました。 今回の配備で、より迅速な消火活動にあたれるようになります。 なお、伊南北消防署には救助工作車が入れ換えで配備されました。
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いきいきサポーター高遠 コンテストで最優秀賞受賞
伊那市高遠町で介護予防の体操指導を行っているいきいきサポーター高遠は、6日に麻績村で開催された「しあわせ信州ご当地体操コンテスト」で、最優秀賞を受賞しました。 いきいきサポーター高遠は、月に2回伊那市高遠町の総合福祉センターやますそで定例会を開いている他、高遠町内12のおたっしゃ教室に出向き、介護予防の体操を指導しています。 現在、サポーターは50代から80代の75人です。 6日に麻績村で開かれたコンテストには、県内の7チームが参加しました。 いきいきサポーター高遠はコンテストでオリジナル曲に合わせて体操を披露しました。 筋肉と脳のトレーニングをバランス良く取り入れている点などが評価され、1位にあたる最優秀賞を受賞しました。 また、同じく伊那市から出場したいきいきサポーター伊那は、特別賞にあたる麻績村長賞を受賞しました。
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石工の道具 使い方学ぶ
高遠石工守屋貞治の調査・研究をしている高遠石工研究センターは、19日勉強会と調査報告会を伊那市のいなっせで開きました。 高遠石工の流れをくむ高遠町の北原石材店店主北原多喜夫さんです。 北原さんは、貞治が愛した高遠産の青石を持参し、のみやつちなど石工の道具の使い方を紹介しました。 調査報告会では、三重県志摩片田にある貞治作の延命地蔵菩薩を訪れた時の様子を高精細な4K映像で紹介しました。 この地蔵は、明治政府の廃仏毀釈の中、地元の庄屋の尽力で伊勢から片田に運ばれ、津波の塚の守り神として願いをかなえてくれる伝説の石仏として今も大切にされています。 映像では、近くの海女が手を合わせていました。 今後は運ばれた経緯などを詳しく調査するとしています。 さらに研究センターでは、高遠町の建福寺の三十三観音を貞治の最高傑作と位置づけました。 関係者は、「調査を進めるにつれて、高遠には優れた作品が多く残っているということが改めてわかった。」と話しています。
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高遠城址公園近くで発生した土砂崩落 「花見客に影響ほぼ無し」
伊那市は、今月16日に発生した高遠町の高遠城址公園の近くの土砂崩落について、花見客への交通の影響はほぼ無いとの見解を今日示しました。 これは、18日伊那市役所で開かれた市議会全員協議会で報告されたものです。 土砂崩落は、今月16日に発生しました。 現場は高遠城址公園の近くで、さくら祭り期間中、一般車両が高遠城址公園から市内へと向かう経路になっていることから、花見客への影響が心配されていました。 花見客の交通については、高遠城址公園からループ橋を通って市内へ向かうルートがあるため、影響はほとんど無いとしています。 道路を管理する伊那建設事務所では、きのうから地質調査を始めていて、来週からコンクリートを吹き付ける仮復旧を行うということです。 高遠城址公園の公園開きが4月1日に予定されていることから、工期は3月末までを予定しているということです。 伊那市では「花見に来た人が安全で楽しめるよう努めたい」としています。
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高遠町で土砂崩落 復旧のめどたたず
16日午前7時40分頃、伊那市高遠町の高遠城址公園の近くの県道で土砂崩落が発生し現在も通行止めとなっています。 この崩落によるけが人はいませんでした。 伊那建設事務所によりますと土砂崩落が発生したのは伊那市高遠町の県道芝平高遠線です。 崩落現場では、幅10メートル、高さ12メートルにわたり法面が崩れ20立方メートルの土砂が道路を覆っています。 この崩落により、殿坂交差点から白山橋交差点が16日の午前8時頃から通行止めとなっています。 現場近くに住む西村博さんは、きのうから異変があったと話します。 伊那建設事務所では、さらに崩落が発生する恐れがある事から、土砂を取り除くなどの復旧作業は当面行わないという事です。 この場所はさくら祭り期間中一般車両が高遠城址公園から市内へと向かう経路となっていて、伊那市では県からの報告をうけ交通規制の対策を検討するとしています。 復旧のめどはたっていません
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上伊那初 さくらの湯が木質ペレットを使ったボイラーの運用開始
伊那市高遠町の日帰り温泉施設さくらの湯は、木質ペレットを燃料に使用したボイラーの運用を15日から始めました。 木質ペレットは、間伐材を細かく砕いて粉状にし、固めたものです。 上伊那森林組合が作った「ピュア1号」で、日本木質ペレット協会から全国第1号の認証を受けています。 機械は、電源スイッチを押すと外のタンクから自動でペレットが運ばれ燃焼し、温められたお湯が配管を通って温泉設備や給湯に送られます。 さくらの湯では、これまで灯油ボイラーを使っていましたが、老朽化により機械を替える際に、環境に配慮したペレット燃料の導入を決めたということです。 さくらの湯では、ペレット燃料のPRとして、4月中旬からゴールデンウィーク前まで、小学生の入浴料金300円を100円にするキャンペーンを行います。
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高遠中学校がさくらの里に車椅子寄付
伊那市高遠町の高遠中学校は、福祉活動の一環として車椅子を特別養護老人ホームさくらの里に贈りました。 14日に贈呈式が高遠中学校で行われました。 式では、生徒から、目録と車椅子の写真パネルがさくらの里の西村安司施設長に贈られました。 生徒会長の林龍之介くんは、「先輩方から引き継いできた活動が地域に役立っていることが嬉しい。」と話しました。 高遠中学校では、年に3回町の人たちからアルミ缶を回収し、それを換金したお金で車椅子をさくらの里へ贈っています。 学校では、今後もこの活動を続け、町の福祉に貢献していきたいとしています。 さくらの里からは、お礼に図書券2万円分が贈られました。