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東京芸術大学の卒業生が高遠高校合唱部を指導
25日に行われる伊澤修二記念音楽祭に向け、伊那市高遠町の高遠高校合唱部の生徒が東京芸術大学の卒業生から14日に指導を受けました。
この日は高遠高校合唱部の生徒19人が指導を受けました。
講師は、東京芸術大学大学院音楽研究科を修了し、現在昭和音楽大学講師の黒川和伸さんが務めました。
高遠高校合唱部の生徒は25日に行われる伊澤修二記念音楽祭に出演します。
生徒たちは本番で披露する曲を歌いました。
黒川さんは「言葉一つ一つの発音や意味を考え、伝えることで味わい深くなる」などと指導していました。
伊那市では、高遠町出身の伊澤修二が東京芸術大学の初代校長を務めたことが縁で、交流を行っています。
高遠高校合唱部は、高遠町文化体育館で行われる第1部に出演するほか、伊那文化会館で行われる第2部に市民合唱団として出演します。
第39回伊澤修二記念音楽祭は、25日(土)に行われます。
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伊那谷の所蔵品~阪本天山「題壁」~
伊那ケーブルテレビ放送エリア内の文化施設で展示されている所蔵品を紹介するコーナー、伊那谷の所蔵品。
10日は、高遠町歴史博物館所蔵、阪本天山「題壁」です。 -
高遠中学校2年生 高遠パターンプロジェクト
伊那市高遠町の高遠中学校2年生は、地元の事業者と連携し、パターン模様をデザインして地域の魅力を表現する「高遠パターンプロジェクト」に取り組みます。
8日は、美術の公開授業が行われ、2年2組の21人が、パターンデザインによるPRを希望する、高遠さくらホテルや株式会社仙醸など地元の4事業者を招き、要望を聞きました。
高遠中学校は、昨年度に伊那市のデザイン会社からサポートを受け生徒が主体的に表現することを学ぶデザイン授業を実施しました。
今回の高遠パターンプロジェクトはその発展形として、事業者の魅力、高遠の魅力を繰り返し模様で表現するパターン模様を生徒がデザインします。
デザインした模様は商品のラベルなどとしての活用を目指します。
高遠さくらホテルの従業員からは「高遠をイメージする桜を取り入れてほしい」との要望が出ていました。
仙醸の社員から要望を聞いた生徒はタブレット端末を使ってデザインしていきました。
生徒たちは事業者とメールなどでやり取りを行いながらパターン模様のデザインを完成させるということです。
完成したデザインは来年春の観桜期に販売する商品のラベルなどに取り入れられる予定です。
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秋のバラが見ごろのしんわの丘 ビアガーデン設置
秋のバラが見頃となっている伊那市高遠町の高遠しんわの丘ローズガーデンで、「伊那谷ビアガーデン」が、5日に行われました。
会場では、上伊那地域の4つの醸造所が、クラフトビールなどを提供しました。
伊那谷ビアガーデンは、春だけでなく秋のバラも楽しんでもらおうと、バラ園を寄贈した伸和コントロールズ株式会社が行ったもので、今年で4回目です。
園内では、鹿肉のステーキや自家製のソーセージなどの屋台も出店し、訪れた人はビールと一緒に味わっていました。
園内では現在、中輪系のバラを中心に見ごろとなっていて、今月いっぱい楽しめるということです。 -
元信濃グランセローズ山田夢大さん 母校高遠高校で講演
伊那市高遠町の高遠高校でPTA講演会が2日に開かれ、卒業生で、元信濃グランセローズの山田夢大さんが、後輩たちへメッセージを送りました。
山田さんは現在24歳です。
高遠高校出身で、日本福祉大学を経て去年、信濃グランセローズに投手として入団しました。
去年は開幕投手も務め、 今シーズンは24試合に登板して6勝6敗5ホールドの成績でしたが、先月末にチームを退団しました。
山田さんは、自身の少年時代から現在までを振り返りながら、夢を持ち続けることの大切さを話しました。
質問コーナーでは生徒から、「練習中に意識していることは何か?」と質問が出ました。
山田さんは「答えを先にもとめるのではなく、自分で考えて取り組むことが大切です」と答えました。
山田さんは今後、社会人野球からNPB入りを目指すということです。
講演会は、高遠高校100周年に合わせ、先輩から後輩へメッセージをつなぐことを目的に開かれました。
会には高遠高校の全校生徒とPTA役員など、およそ250人が参加しました。
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秋の味覚マツタケ ようやくお目見え
暑さの影響で遅れていた秋の味覚、マツタケの時期がようやく到来しました。
伊那市ますみヶ丘の直売所では、9月27日から売り場を開設し、マツタケを販売しています。
今年は暑さや雨が少なかった影響で、2週間ほどシーズンが遅れました。
現在は、1日10キロほど入荷していますが、小ぶりなものが多いということです。
2日は多くの人が訪れ、マツタケを買い求めていました。
この店舗では、サイズや質にもよりますが、1パック3,000円から1万5,000円で販売しています。
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おたっしゃ教室 活動発表会・交流会
高齢者が健康体操を行うおたっしゃ教室の活動発表会・交流会の20周年記念大会が、伊那市高遠町の総合福祉センターやますそで30日に開かれました。
発表会・交流会には、高遠町と長谷地区の8つのおたっしゃ教室と、伊那市内で教室のサポートをしている「いきいきサポーター」合わせておよそ180人が参加しました。
参加者は、歌謡曲やポップスに合わせ体操を披露していました。
今回は20周年記念大会として、伊那市出身のシンガーソングライター湯澤かよこさんを招きました。
湯澤さんの歌に合わせ参加者全員で「信濃の国」の体操を行いました。
おたっしゃ教室は高齢者の介護予防として2005年度から始まり、現在高遠・長谷に12の教室があります。
2006年度からは毎年各教室の参加者が集まり発表会と交流会を開いています。
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伊那谷の所蔵品「台湾総督府」
伊那ケーブルテレビ放送エリア内の文化施設で展示されている所蔵品を紹介するコーナー、伊那谷の所蔵品。
19日は、信州高遠美術館所蔵作品、木版画「台湾総督府」です。
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東高遠諏訪社 こども相撲大会復活
伊那市高遠町の東高遠諏訪社でこども相撲大会が6年ぶりに21日にひらかれました。
こども相撲には、園児や小学生合わせて10人が出場し年齢の近い子ども同士が対戦しました。
東高遠諏訪社伝統のこども相撲は、例祭に合わせ毎年行なわれていましたが、新型コロナと少子化の影響で中止となっていました。
今年6年ぶりに復活したという事です。
勝ち残り戦では、力の入った取組もあり、見ている人たちも声援を送っていました。
地域の人たちが知り合いになろうと、大人による尻相撲も行われました。
取組では夫婦による対戦も行われました。
取組が行われると境内では、声援や笑い声が響いていました。
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高遠高生とが高遠中で合唱指導
伊那市の高遠中学校の生徒は文化祭で行われる合唱祭に向けて、高遠高校の生徒から17日指導を受けました。
17日は高遠高校合唱部の部員20人が高遠中を訪れ1年生と3年生の指導を行いました。
制服を着ているのが高校生、体操着を着ているのが中学生です。
3年生は、文化祭で歌う学年合唱の曲を練習しました。
パート毎に別れると、高校生は、「体を使って声を出すと良い」「笑顔で歌う事が大切だ」などと中学生にアドバイスしていました。
高遠高校による合唱指導は、交流事業の一環で、毎年、高遠中の文化祭の前に行われています。
授業の最後には、中学生と高校生が一緒に歌いました。
高遠中学校の文化祭は26日と27日行われ、合唱祭は一般公開される27日に予定されています。
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高遠北小5,6年生 経木で燈籠づくり
伊那市高遠町の高遠北小学校の児童が、高遠町の建福寺の石仏ライトアップイベントで飾る、経木の燈籠を19日に作りました。
高遠北小学校で5,6年生22人が燈籠を作りました。
児童は、仏像の手本を紙に書き写し、思い思いの色を塗っていました。
書いた絵を経木に貼り付けて、筒状にしてライトにかぶせて完成です。
経木の燈籠づくりを企画したのは、伊那市観光協会と、高遠石工ガイド会です。
4年前から高遠小学校で行われていて、高遠北小学校では今回が初めてです。
材料のアカマツの経木は、伊那市の株式会社やまとわのものです。
完成した燈籠は、22日から行われる、建福寺の秋の石仏ライトアップで、山門前の石段に飾られます。
ライトアップは午後5時半からです。
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旧陸軍伊那飛行場米田所長の長女主美さん 山寺の下宿先を訪問
伊那市上の原にあった旧陸軍伊那飛行場で所長だった米田主登さんの長女、主美さんが16日に伊那市を訪れ、米田所長の下宿先だった山寺の福沢勉さん宅を訪問しました。
米田主美さん、埼玉県熊谷市在住の80歳です。
高遠町歴史博物館の塚田博之館長が発見した文書から伊那飛行場の米田主登所長の長女とわかり、今回の伊那市訪問につながりました。
山寺の福沢勉さん宅です。
主美さんが保管している父主登さんのアルバムには、下宿先の写真も残されていて、松や池、庭の眺めから福沢さん宅と特定されました。
当時、主登所長のお世話をしていたというよしさんの仏壇に手を合わせ、感謝の気持ちとともに父の生活に思いをはせます。
主美さんは、創造館で開かれている伊那飛行場に関する展示も見学しました。
訓練用の複葉機、赤とんぼの整備兵だった城倉肇さんとも対面し、展示資料を見ながら当時の話に耳を傾けました。
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高遠北小学校で運動会
伊那市高遠町の高遠北小学校の運動会が13日に開かれました。
13日は、全校児童およそ60人が紅組と白組に分かれて競いました。
高遠北小学校では、夏休み明けから運動会の練習をしてきたということです。
4・5・6年生は、竹を陣地まで協力し合い引っ張りあう竹引きを行いました。
1・2・3年生は、ダンスや音楽に合わせて布を広げる演目を披露しました。
高遠北小学校では「練習の成果を発揮できて、児童の生き生きとした姿が見られてよかった」と話していました。
13日は途中で雨が降りましたが、予定していた17プログラム全てを行ったということです。
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企画展「記録された戦争の時代」
戦後80年を迎え、資料から戦争の記録を振り返る企画展「記録された戦争の時代」が13日から伊那市高遠町の高遠町歴史博物館で開かれています。
会場には、日露戦争からの戦争資料およそ180点が展示されています。
満蒙開拓青少年義勇軍に関する資料も展示されています。
今回の展示は、戦後80年を迎え、戦争の語り部が減ってきていることから、戦争の記録に注目し当時の人がどう生きてきたのか、平和とは何かを改めて考えるきっかけにしてもらおうと企画したものです。
企画展「記録された戦争の時代」は12月14日まで高遠町歴史博物館で開かれています。
入館料は、一般は400円、18歳以下は無料です。
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10月に仁科五郎テーマの公演
戦国時代の高遠城主、仁科五郎盛信に焦点を当てた舞台公演「足跡に、花筏」のリハーサルが6日、伊那市のニシザワいなっせホールで開かれました。
リハーサルでは役者が衣装をつけてセリフや動きの確認を行っていました。
公演は高遠城址公園開園150周年記念事業実行委員会が行うものです。
舞台に立つのは伊那市を中心に活動している社会人劇団咲花座のメンバーです。
内容は高遠城を攻めた織田軍を迎え撃つ高遠城主、仁科五郎盛信の姿を描いたものでオリジナル作品です。
咲花座は「繰り広げられるチャンバラアクションを楽しんでもらいたい」と話していました。
舞台公演「足跡に、花筏」は来月11日土曜日の午後6時から12日日曜日の午前11時からと午後3時からの3回行われ、入場は無料です。
また高遠城の歴史を学ぶ場として市内の小学5・6年生の希望者を招待しています。
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江戸時代の女中 絵島の法要
江戸時代中期に起きた絵島生島事件で、高遠に流刑された絵島を偲ぶ第285回忌の法要が、6日、墓のある伊那市高遠町の蓮華寺で行われました。
この日は、蓮華寺の裏にある絵島の墓に、伊那市と東京都三宅村の関係者が花を手向け、手を合わせました。
絵島生島事件は、江戸時代中期、大奥の女中だった絵島と、歌舞伎役者の生島新五郎の遊興で1500人が処罰された一大スキャンダルです。
発覚後、絵島は江戸から高遠に、生島は三宅島に流されました。
蓮華寺によると、絵島は、高遠に流されて生涯を終えるまでの31年間、信仰のため囲み屋敷から蓮華寺に通ったということです。
その際に、使用したという駕籠が、本堂に残されています。
絵島生島の縁で、毎年、伊那市と三宅村の関係者が集まり法要が行われています。
伊那市の白鳥孝市長は、「過去の皆さんの延長に我々がいることを感じる。この縁を大切にしていきたい」
三宅村の山高 亜紀子村長は、「海と山を越え生島の思いを連れて、法要を重ねていきたい」と話していました。
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第53回高遠城下まつり賑わう
伊那市高遠町の高遠城下まつりが高遠町商店街ご城下通りで6日行われステージ発表や地元の飲食店によるグルメフェスで賑わいました。
ステージ発表では、歩行者天国となったご城下通りで、高遠北小学校の高学年の児童が孤軍高遠城を披露しました。
孤軍高遠城は戦国時代の高遠城主、仁科五郎盛信が織田軍に攻められ討ち死にする様子を表した踊りです。
ステージでは高遠小学校おはやしクラブが高遠ばやしを演奏しました。
まつりでは地元の飲食店によるグルメフェスも行われました。
このうち信州高遠ジビエは鹿肉の串焼きなど、ジビエ料理を提供し人気を集めていました。
高遠城下まつりは、旧高遠町で行われていた絵島まつりが前身で今回で53回目となります。
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高遠高校 11月に能登半島地震の被災地へ
伊那市高遠町の高遠高校の生徒は、11月に能登半島地震の被災地に行き、美術作品の寄付や交流を行います。
4日は、美術専攻の生徒が、支援に向けた準備をしていました。
美術専攻の総合的な探究の時間で、美術を通して被災地支援ができないかと考え、被災地に行くことになりました。
生徒は、11月6日、7日の2日間、石川県穴水町に行き、仮設住宅で暮らす人たちと交流します。
折り鶴を使ったモザイクアートや、桜の花びら入りの入浴剤を贈るほか、現地の人と一緒に作品を作る予定です。
高遠高校では、「被災地の実態を知るだけでなく、防災の意識を高めてもらいたい」と話していました。
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高遠町の陶芸家 林秋実さんの作陶展 9日(火)まで
伊那市高遠町の陶芸家、林秋実さんの作陶展が、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場には林さんの作品およそ200点が展示されています。
作陶展のタイトルは「触れてこそ器 使ってこそ器」で、日常的に使うことが出来る皿やカップなどが中心に展示されています。
わらや木の灰で出来たうわぐすりを使い、焼き上げた後で生薪を投げ入れる、燻技法で作られていて、独特の色合いが特徴ということです。
林さんは高遠町で培窯という窯を開いていて、器の販売なども行っているということです。
作品展は9日火曜日まで開かれています。
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オアシス高遠 防犯講習
伊那市高遠町の特別養護老人ホーム、オアシス高遠で職員を対象にした防犯講習が6日に行われました。
6日は飯島進施設長を含めた職員8人が講習を受けました。
高遠町出身で元警察官、現在は防犯防災アドバイザーの原明徳さんが講師を務めました。
職員は、原さんが開発した刺股の使い方の説明を受けていました。
先端が開閉式で相手の胴体を囲むと身動きが出来なくなります。
また、不審者に襲われたことを想定し護身術の講習を受けていました。
去年5月に開所したオアシス高遠では、2016年に神奈川県の知的障害者施設で起きた殺傷事件などを教訓に初めて防犯講習を受けました。
オアシス高遠には現在、入居者が29人、ショートの利用者が6人います。
オアシス高遠では、危機意識、防犯意識を高めていきたいとしています。 -
高遠高校3年生 音楽通し園児と交流
伊那市高遠町の高遠高校の生徒が7月22日に保育園実習で高遠保育園を訪れ、音楽を通して園児と交流しました。
高遠高校芸術文化コース音楽専攻の3年生9人が訪れました。
生徒たちは、幼児教育音楽の授業を選択していて、園児に楽しんでもらうための曲選びや小道具づくり、歌の練習を4月から行ってきました。
生徒と園児は手遊び歌を一緒に歌って交流しました。
ほかに、生徒による演奏と合唱で、アニメの主題歌などを披露しました。
幼児教育音楽の授業では、冬にも高遠の別の保育園で実習を行います。
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若手作家展覧会 ふうけいのまにまに
伊那市高遠町の信州高遠美術館で県内の若手アーティスト展「ふうけいのまにまに」が開かれています。
会場には県内で活動する作家4人の油彩や立体彫刻などの作品およそ130点が並んでいます。
津田翔一さんの作品「往路」「復路」は生まれ育った地元長野市の「道」をイメージしているということです。
松本市在住の蛭田香菜子さんは彫刻の世界でミクロの質感を表現しています。通常の彫刻では排除される産毛などが作品では強調されています。
星野郁馬さんは高遠町在住で題名のない油彩画や、拾ってきた流木に顔を掘った彫刻を展示しています。予定調和ではなく素材から立ち現れるものを表現しているということです。
茅野市出身で仙台市在住の細萱航平さんは高遠石と桜をモチーフにしていて、「石葩散る」は薄く削った高遠石で制作しています。美術館のガラスに花びらが散る様子を表現しています。
信州高遠美術館では2015年から地元で活動する若手作家の応援事業として若手アーティスト展を開いていて、今回で8回目です。
若手アーティスト展ふうけいのまにまには10月5日まで、信州高遠美術館で開かれています。
入館料は一般500円、高校生以下・18歳未満は無料です。
10月4日、5日は作家・細萱航平さんによるワークショップが予定されています。 -
高遠高校創立100周年でCD製作
伊那市高遠町の高遠高校創立100周年記念として作られるCDの校歌や応援歌などの歌入れが28日いなっせで行われました。
合唱部の生徒など21人がCDに収録する歌を歌いました。
創立100周年記念として高遠高校同窓会が企画しCDを作ることになりました。
校歌や応援歌など11曲を収録し1000枚作る予定です。
高遠高校では10月18日に100周年記念式典が開催されCDは式典参加者や在校生などに配られるということです。
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開園150周年 高遠城址公園フェス
伊那市高遠町の高遠城址公園開園150周年を記念したフェスが26日現地で開かれました。
オープニングセレモニーでは訪れた子どもたちが開園150周年を祝い150個の風船を飛ばしました。
このイベントは高遠城址公園を楽しみながら、歴史や文化的価値を見直してもらおうと150周年記念事業実行委員会が開いたものです。
公園内には様々なコーナーが設けられ、高遠城グッズ販売コーナーでは150周年記念の御城印を訪れた人たちが買い求めていました。
人気アニメのキャラクターの看板を設置したフォトスポットでは家族連れが記念撮影をしていました。
また高遠石工の石仏にちなみ石に絵を描くストーンアートワークショップも設けられました。
高遠閣では150年の歴史を振り返るパネルやポスターが展示されていました。
高遠城址公園は政府の方針により明治5年1872年に高遠城は廃城となり、明治8年1875年に公園化されました。
その後桜が植樹され桜の名所となっています。
公園内には地元のグルメを味わえる屋台が並んだほか、ちんどん屋の練り歩きが行われ、訪れた人たちが夏の高遠城址公園を楽しんでいました。
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進徳館夏の学校
伊那市高遠町の高遠藩の藩校「進徳館」で、夏休み中の小学生が対象のイベント「進徳館夏の学校」が行われています。
進徳館夏の学校には高遠小と高遠北小の児童およそ60人が参加しました。
素読の時間には古代中国の思想家・孔子像の前で、高遠町公民館の矢澤淳館長に合わせて論語を読みあげました。
期間中、高校生や中学生が学習のサポートを行います。
進徳館は江戸時代の終わりに開校した高遠藩の藩校で、当時の建物が活用されています。
イベントは25日から30日まで、4日間あり夏休みの宿題や、論語の素読、体験学習を行います。
体験学習の時間には、高遠町歴史博物館を学芸員の福澤浩之さんの案内で見学しました。
福澤さんは「地域で大事にされてきた歴史に関心を寄せてほしいです」と話していました。
体験学習は日替わりで、石磨きや化石のレプリカ作りを行う他、30日には地元グループによる軍事郵便を題材にした劇「入野谷郵便」を観覧します。
この劇は午後0時15分から高遠閣で行われ、一般の人も観覧できるということです。 -
伊那谷の所蔵品~大仏開眼供養記図~
伊那ケーブルテレビ放送エリア内の文化施設で展示されている所蔵品を紹介するコーナー、伊那谷の所蔵品。
18日は、信州高遠美術館です。
「大仏開眼供養記図」 -
戦後80年 福澤家親子の日記
今年は、太平洋戦争の終戦から80年の節目の年です。
伊那市高遠町の高遠町歴史博物館には、去年山寺の福澤家から見つかった戦時中に書き溜めた日記が保管されています。
保管されているのは、山寺の福澤定衛さんと息子の文雄さんが満州事変後の昭和7年から太平洋戦争末期の昭和18年にかけて書き溜めた日記およそ10冊です。
去年9月、家の解体工事のため家族が遺品を整理していたところ、日記が見つかったものです。
これらの遺品を研究に役立ててもらおうと、遺族が高遠町歴史博物館に寄贈しました。
福澤家から見つかった日記は、9月に開催を予定している企画展で展示されることになっています。
高遠町歴史博物館では、遺品整理などで今回のような日記やアルバムが出てきた際は、処分する前に1度相談してほしいと呼びかけています。
電話94-4444 -
芝平山絵図 虫干し
伊那市無形民俗文化財に指定されている、芝平山絵図の虫干しが、13日に伊那市高遠町上山田の芝平集会施設で行われました。
この日は、高遠の芝平、御堂垣外、荒町、北原、栗田、四日市場の区長や総代らが集まり、虫干しを行いました。
芝平山絵図は、今から317年前、江戸時代中期の1708年に作られたものです。
当時、高遠側の6つの村と諏訪側の12の村で山の所有権を巡る争いがありました。
絵図はその争いを収めるために幕府が境界を決めて双方に渡したものです。
絵図の虫干しは、年に1度高遠の6地区が持ち回りで行っていて、今年は芝平が担当しました。
資料を確認した後、絵図を木箱に仕舞うと各地区の判が押されました。
来年は御堂垣外が担当するということです。
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高遠高校 兜陵祭
伊那市高遠町の高遠高校の文化祭「兜陵祭」が11日と12日の2日間行われています。
文化祭実行委員長の開祭宣言に合わせて、全校生徒およそ240人が風船を飛ばしてスタートしました。
今年のスローガンは「繋がり~100年の集結~」です。
高遠高校が今年の10月に創立100年を迎えることや、繋がりを大切にしたいという想いが込められています。
初日の11日は体育館で、開祭式や各クラスのステージ発表が行われました。
校舎内ではクラスや部活による展示が行われています。
12日は午前10時から一般公開が行われ、食品販売やクラス企画、ステージ発表が行われるということです。 -
暑中信州寒晒蕎麦 19日提供開始
江戸時代に高遠藩が徳川家に献上していた、暑中信州寒晒蕎麦が19日から高遠そば組合加盟5店舗で提供されます。
10日は伊那市高遠町の高遠そば華留運でメディア向けに試食会が開かれました。
寒晒蕎麦は江戸時代、享保7年1722年から高遠藩が徳川将軍家に献上していたことが文献に残っています。
高遠そば組合では当時の味を再現しようと、毎年寒い時期に蕎麦の実を川に浸し、乾燥させています。
そうすることで苦み成分が抜け、甘みと弾力が増すということです。
この日は伊那市地域おこし協力隊で、蕎麦の魅力を広める活動をしている下平彩楓さんも試食をしました。
暑中信州寒晒蕎麦は19日から高遠そば組合に加盟する5店舗で数量限定で提供されます。