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伊那谷の古道展
駒ケ根総合文化センター開館20周年記念事業として駒ケ根市立博物館と駒ケ根郷土研究会は「私たちが探索した伊那谷の古道展竏柱テ道を明らかにし、古人の暮らしを求める」を市立博物館で31日まで開いている。
郷土研究会が現地調査を含め、一昨年から研究に取り組んできた古東山道、令制東山道、春日街道、伊那街道についての豊富な資料が、地図や各地の遺跡から発掘された土器などの資料とともに展示されている=写真。同館学芸員の田中清文さんは「道というのは大切なもの。古道を調べていくことによって当時の暮らしの様子までが分かる」と話している。
田中清文さんによる展示の解説会が10月14日午後1時30分から開かれる。
入場無料。午前9時30分縲恁゚後6時30分。月曜日休館(月曜日が祝日の場合は火曜日)。問い合わせは同館(TEL83・1135)へ。 -
駒ケ根市高齢者クラブ連合会体育祭
駒ケ根市高齢者クラブ連合会(高坂繁夫会長)は11日、第31回体育祭を駒ケ根市東伊那のふるさとの丘アルプスドームで開いた。風船サンドイッチ、運試し、玉入れ、輪投げ、グラウンドゴルフなど全10種目(得点種目は5)が行われ、参加した会員ら約400人が地区対抗で優勝を争った。
「玉送り」は1チーム10人が一列に並び、ボールを脚の間に通したり、頭の上から後ろに送る速さを競うゲーム。出場者らは「早く、早く竏秩vと気持ちはあせるものの体は思うようには動いてくれず、よろけたりしりもちをついたりしながらも懸命にボールと格闘した=写真。中にはボールを落としてしまい、大きくタイムをロスするチームもあったが、応援席からは「あきらめるな」「頑張れ」と声が掛かるなど、競技は和やかな雰囲気の中で行われた。
天気は朝からあいにくの雨だったが「こんなこともあろうと」あらかじめドーム競技場での開催を計画していたため、競技は予定通り実施。少し肌寒い陽気ではあったが、参加者はスポーツの秋を存分に楽しんでいた。
上位チームは次の通り。
(1)上赤須(2)小町屋(3)北割一 -
さわやかウォーク
体育の日の9日、駒ケ根市東伊那ふるさとの丘一帯で「さわやかウォーク」(市教育委員会)が開かれた。雲ひとつない快晴に恵まれ、例年以上の約480人が参加。色付き始めた秋の風景にふれながら、3キロと6キロのコースに分かれてゴールを目指した。
天高くそびえる駒ケ岳、眼下に望む天竜川と雄大な景色を楽しみながら、歩いたり、走ったり。自分の体力と向き合いながら、豊かな地元の秋も実感した。
昨年はあいにくの雨だっただけに、今回は参加者の足どりも心なしか軽やか。気持ち良い風に吹かれ、心も体もリフレッシュしていた。 -
駒ケ岳で女性滑落
8日午後零時45分ごろ、中央アルプス駒ケ岳に向けて西横川地籍を登山中だった6人パーティーのうち、東京都の女性(30)が登山道から約20メートル滑落。両ひざ打撲などの負傷で自力で歩けなくなり、仮設テントを張って1晩様子を見たが回復しないことから9日午前7時45分、駒ケ根署に救助を求めた。女性は出動した消防ヘリコプターで同日午前9時すぎに救助され、病院で治療を受けている。
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駒ケ根市南割区市政懇談会
駒ケ根市の南割区(堺澤清人区長)は6日夜、同区の南割集会所で市政懇談会を開いた。中原正純市長はじめ市の幹部職員4人に対し、出席した住民約30人が市政に関する意見や質問をぶつけた。
「最近、市内にパチンコ店、家電量販店、工場などの大きな建物が建設されているが、景観上の規制はできないのか」との質問に対し職員らは「市の条例には建物の高さなどを規制する項目はあるが、意匠に関する規制はない」として、色彩や形などを規制する条例はないことを明らかにした上で「個別に協力は要請している」と説明した。
区内の広域農道の一部歩道が建設されていないことについては「通学児童の安全のため、赤穂南小学校開校に当たって当時の区長が市に示した条件は国道への歩道橋新設などの5つだったが、農道の歩道建設の件は含まれていなかった。絶対条件でなく、できるだけ竏窒ニいうものだったが、住民からの要望は強いので今後計画的に進めていきたい」として理解を求めた。 -
緑十字銅章伝達
全日本交通安全協会が交通安全に功績のあった功労者を表彰する緑十字銅章が6日、駒ケ根警察署で管内の5人に贈られた。伝達式は同署で開かれた伊南交通安全協会の会議に先立って行われ、山本修作署長と伊南安協の玉木武春会長が賞状とメダルを手渡した=写真。
受章したのは次の皆さん。
▼交通功労者=林孝子(飯島町本郷)唐沢利明(駒ケ根市赤穂中割)▼優良運転者=芳賀寛運(駒ケ根市赤穂北割二)▼優良安全運転管理者等=飯澤文雄(すいれい豆腐、飯島町七久保)吉澤智弘(飯島セラミック、中川村大草) -
家族旅行村秋まつり
駒ケ根市の駒ケ根高原家族旅行村で秋まつりが9日まで開かれている。スピード太郎とヒッヒーのもちつき、自動車試乗会、吹奏楽団の演奏などが催され、訪れた観光客らでにぎわっている。
晴天に恵まれた8日には熱気球登場体験が野外音楽堂広場で催された。巨大な気球に吊るされたゴンドラに数人ずつが乗り、バーナーに点火すると気球はゆっくりと地上約20メートルまで上昇。搭乗した人たちは「高いな」「気持ちいい」などと歓声を上げながら青空の下で数分間の空中散歩を楽しんでいた=写真。
9日にはちびっこマスつかみ取り大会、クラフト竹笛作りのほか、ケーキバイキングや花、野菜、果物、おもちゃなどを販売するテント市などが催される。
問い合わせは家族旅行村・アルプスの丘(TEL83・7227)へ。 -
中沢小に還暦記念品贈呈
駒ケ根市の中沢中学校を1962(昭和37)年に卒業した同窓生らでつくる三七同年会(小牧一雄会長)は今年還暦を迎える記念として中沢小学校(北原三千生校長)にジェットヒーター1台(約25万円相当)を寄贈した。5日、小牧会長ら8人が同小を訪れ「皆が集まると話題はいつも当時の楽しかった思い出のこと。児童に少しでも喜んでもらえるとうれしい」と述べて北原校長に目録を手渡した=写真。北原校長は「母校を大事にするこの心を子どもたちに教えたい。大切に使います」と礼を述べた。
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消費生活展&環境・健康フェスティバル
「第20回消費生活展&環境・健康フェスティバル」が7日、駒ケ根市の総合文化センターで開かれた。各種団体による展示や体験コーナーのほか、幼稚園・保育園・学校の給食やおにぎりなどの試食コーナー、フリーマーケットやリサイクル品バザーコーナーなどが会場いっぱいに立ち並び、クイズラリーなども行われて、訪れた人たちで終日にぎわった。
健康コーナーでは、食事のバランスチェック、健康度の測定コーナーなどに多くの人が集まっていた。中でも学校給食の試食コーナーは詰め掛けた来場者の順番待ちの行列ができるほどの盛況ぶり=写真。
環境・暮らしのコーナーではごみの減量を訴える展示や環境ポスターや標語などの入選作品が展示されたほか、関心が高まっている地球温暖化についての展示やごみの分別体験コーナーなどに関心が集まっていた。 -
駒ケ根商工まつり
産業や技術、物産などをアピールする第50回駒ケ根商工まつり(駒ケ根市、駒ケ根商工会議所主催)が7、8日の2日間駒ケ根商工会館、三和森広場などで開かれている。企業や商店の製品や商品の展示のほか、体験、試食、販売コーナーなどさまざまなブースが会場いっぱいに設けられ、訪れた家族連れなどでにぎわっている。
商工会議所建設業部会が三和森公園で開いている親子木工教室では、小学生と保護者が本棚やいすなどを製作。市内の大工や建具職人の指導を受けながら真剣な表情でかなづちやのこぎりを振るった=写真。
駒ケ根工業高校は電子おもちゃ製作教室を商工会館で開催。「音の出る電子占い器」を作ろうと集まった小学生に、同校の生徒がはんだ付けや配線などを丁寧に指導していた。 -
盆栽と山野草展
盆栽の愛好クラブ「一鉢会」(飯田光晴会長)は「第30回盆栽と山野草展」を7、8日の2日間、駒ケ根市の駒ケ根駅前ビル・アルパ3階多目的ホールで開いている。約20人の会員が丹精込めて育てた盆栽とさまざまな山野草100点以上を展示しているほか、作品を格安で販売するチャリティコーナーもある。訪れた人たちは「見事なもんだ」「手入れが難しいだろうな」などと話しながら、一つ一つの作品にじっくりと見入っている=写真。チャリティ販売の売上は後日、市社会福祉協議会に寄付する。
入場無料。午前9時縲恁゚後6時(8日は午後4時)。 -
サンポーが道路クリーン作戦
不動産・建設業サンポー(本店・駒ケ根市、北村武夫社長、従業員50人)は3日、秋の道路クリーン作戦として社屋周辺のごみ拾いや草取りを行った。駒ケ根市の本店では県道駒ケ岳公園線の馬場交差点縲恂k原交差点までの約600メートルの区間の歩道などで実施=写真。従業員がたばこの吸殻、ペットボトルなどのごみを丁寧に拾い集めた。集まったごみなどは12袋にもなった。
同社は毎年春、夏、秋にクリーン作戦を実施している。 -
青年海外協力隊第2次隊入所式
JICA(国際協力機構)駒ケ根青年海外協力隊訓練所(加藤高史所長)は5日、06年度第2次隊の派遣前訓練入所式を開いた。全国から応募して試験に合格した候補生199人が正式隊員を目指して70日間の訓練を開始した。加藤所長はあいさつで「協力隊は世界80カ国に2万8千人以上を送り出してきたが、先輩たちは創意と工夫を凝らして自然環境、文化、言葉の違いを克服してきた。任国での困難に耐える力をつけるため、訓練に精いっぱい励むことを期待する」と激励した。候補生を代表し、ミクロネシア派遣予定の相嶋達也さんは「初心を忘れず訓練に取り組み、晴れて任国に旅立てるよう精進することを誓う」と宣誓した=写真。
青年海外協力隊の派遣前訓練は昨年度まで年3回、それぞれ79日間行われていたが、今年度からシニアボランティアを対象とした集団合宿研修も同訓練所で行うことなどから70日間に短縮された。07年度からは訓練、派遣も年4回に増やすことにしている。 -
男女共同参画講座で調理実習
駒ケ根市教育委員会は5日夜、06年度男女共同参画推進講座の第3回として「ヘルシークッキング調理実習」を市保健センターで開いた。講座生61人のうち約30人が参加し、5班に分かれて料理に挑戦した=写真。メニューは▽サンマのおろししょうゆかけ▽黒豆ごはん▽ジャガイモと小松菜のみそ汁▽カブのゆかり漬け竏窒フ4品。男性講座生は慣れない手つきながらも楽しそうに包丁やフライパンと格闘。和気あいあいの男女共同を体現していた。「男性のためのヘルシークッキング教室」のOBらも応援に駆けつけ、料理の指導に当たった。
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【記者室】何様のつもりだ竏茶eレビ局
昔、あるコンサートに行った。指定の座席に座るとテレビカメラやマイクを抱えた数人がどやどやとやって来て当方の席の真ん前で機材のセッティングを始めた▼大きなカメラを据え付ければ真後ろの席の者の邪魔になる、と普通は考えるが一向にそんな様子もなく、申し訳ありません竏窒フ一言もない。その傍若無人な態度に腹が立ったので「そこに置かれてはステージが見えません」と抗議したが「こっちは仕事なんだよ」「テレビ局だぞ」などと偉そうな物言いだ▼その時は勢いにのまれてつい引いてしまったのだが、今思えばもっと突っ張るべきだった。時は流れ、今は自身が取材で皆さんに迷惑をおかけする立場だが、こんなことのないようによくよく自戒したい。(白鳥記者)
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駒工強歩大会
駒ケ根市の駒ケ根工業高校(本間秀明校長)は4日、第43回強歩大会を行った。全校生徒約330人が参加し、男子は34・0キロ、女子は29・5キロのコースを走ったり歩いたりしてそれぞれの体力の限界に挑戦した。
男子は学校を、女子は上赤須集会所を午前9時にスタート=写真。一路中沢を目指し、吉瀬から大曽倉、東伊那、下平を経て学校へと戻るアップダウンの激しいコースを息を切らしながら完走・完歩を目指した。途中4カ所のチェックポイントが設けられ、規定時間内に通過できないと落伍扱いとなるため、生徒らは時計を見ながら懸命に歩いていた。 -
東小交通安全教室
駒ケ根市の赤穂東小学校(熊谷正校長)は4日、全校児童を対象にした交通安全教室を校庭で開いた。駒ケ根警察署員と伊南交通安全協会駒ケ根支会の役員ら約10人が同校を訪れ、自動車で人形をはねる実験などを行った=写真。衝突を目前で見た児童らは恐怖の悲鳴を上げて事故の恐ろしさを実感。「飛び出しは絶対にしません」と誓っていた。
横断歩道の正しい渡り方や自転車の安全な乗り方、自動車の死角などについての講習も行われた。駒ケ根署の渋谷保人交通課長は「駒ケ根市では子どもの事故が増えている。学校の行き帰りになどに事故に遭わないよう、ルールをしっかり守ってください」と呼び掛けた。 -
昭和伊南病院防災訓練
駒ケ根市の昭和伊南総合病院(千葉茂俊院長)は3日夜、火災に備えて年に1回の消防・防災訓練を行った。職員、消防のほか、周辺の北割一区の住民など約350人が参加し、患者の非難誘導や初期消火などの訓練に当たった。
「地下の食堂湯沸し室付近から出火、病棟に延焼の恐れあり竏秩vとの想定で訓練開始。首に「骨折」「肺炎」「ぜんそく」などと書かれた札を下げた患者役の職員らが救助袋を使い、4、5階から3階バルコニーに次々に降下=写真。住民らの助けを受けながら、さらに非常階段、滑り台を使って1階までスムーズに避難していた。参加した職員は「救助袋は垂直に降りるので怖かった。使わなくてもいいように、絶対に火災を起こさないように注意しなければ」と話していた。 -
駒ケ根郵便局に年賀はがき搬入
07年用のお年玉付き年賀はがきが4日、駒ケ根市の駒ケ根郵便局(等々力勉局長)に搬入された。トラックで到着したはがきはダンボール754箱・301万6千枚。待ち構えた約10人の局員らの手でコンテナから局内に次々に運び込まれた=写真。
はがきは18日にも搬入され、無地、インクジェット、絵入り(寄付金付き)などの年賀はがきの枚数は駒ケ根市と飯島町、中川村の特定局の分も含め合計921万6千枚になる。昨年の943万2千枚に比べ21万6千枚、率にして2・3%少なくなった。
年賀はがきの発売は11月1日、差し出し受け付けは12月15日から。 -
駒ケ根市教育委員辞令交付
駒ケ根市は2日、前任者の任期満了に伴う新任の教育委員に塩澤京子さん(49)=同市上穂栄町=を任命した=写真。任期は1日から4年間。塩澤さんは「子育ては一段落して一線から退いたつもりでいたが、母親の立場として教育にかかわってきて感じたことを生かし、母親の悩みを聞いて行政に少しでも反映させていきたい」と抱負を語った。中原正純市長は「一番若い委員。女性の立場から市の教育の向上のために力を尽くしてほしい」と期待を寄せた。
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ペットボトル貯金など寄付
「世話になった恩を地域に返したい」と駒ケ根市の会社員工藤恵治さん(56)=中沢中割=が2日、駒ケ根市社会福祉協議会(竹内正寛会長)を訪れ、ペットボトルに貯めた現金約9万円やタオル60本などを寄付した=写真。現金は買い物のつり銭や「一杯飲んだつもり」の小銭などを少しずつ貯めて3年間で1リットルのペットボトル3本になった貯金のほか、アルミ缶の回収などで得たもの。タオルは贈答などで自宅に貯まった未使用品。工藤さんは5年前にも同様の寄付をしている。
寄付金は市社協の善意銀行に積み立て、タオルなどは市内のデイサービスセンターで使う。 -
駒ケ根市民ゴルフ大会チャリティ募金寄付
駒ケ根アマチュアゴルフ協会(北原功会長)は9月に信州駒ケ根カントリークラブで開い第10回駒ケ根市民ゴルフ大会で集まったチャリティ寄付金3万7500円を市社会福祉協議会に寄付した。2日、北原会長らが市役所を訪れ、中原正純市長に寄付金を手渡した=写真。中原市長は「ありがたいこと。皆さんの意を踏まえて大切に使わせていただく」と礼を述べた。
85人が出場した同大会では特別ルールとして16番ショートホールで1オンできなかった出場者に500円以上の寄付を募った。 -
【「アルプホルン駒ケ根」代表 福沢勇次さん】
心を癒す音色に魅せられた上伊那在住の男女9人でつくるアルプホルン駒ケ根。今年4月に発足し、千畳敷での中央アルプス開山祭でデビューを飾った。牧歌的な響きが高原のさわやかなイメージに合うためか、あちこちのイベントに引っ張りだこだ。
「今年になってもう13回も演奏している。うれしいんだけど、演奏には最低5人ぐらいは必要だから、それぞれ都合をつけるのがけっこう大変になってきてね。できればこれから20人ぐらいまで増やしたいんだ。興味のある人はぜひ一緒にやりましょう」
◇ ◇
5年前、大桑村でアルプホルンを演奏しているのをテレビで偶然見た。
「音も魅力的だったけど、聞けば楽器は演奏者一人ひとりが自分で作るんだっていうじゃないか。日曜大工は趣味でやっていたし、工芸が好きだったこともあってどうしてもアルプホルンを作ってみたくなってね。毎週土日曜日に木曽まで通って、教えてもらいながら夢中で作った」
ところが、ようやく出来上がった自分だけの楽器だが、いざ吹いてみても音が出ない竏秩B
「中学の時にトランペットをちょっといじったことがあるくらいで楽器はやったことなかったからね。いろいろと工夫してやっと音が出た時はうれしかったな」
だが、周りにアルプホルンを持っている人などいるはずもなく、独りだけの練習にもだんだん飽きて、しばらく放ったらかしになっていた。
ある時、駒ケ根市民吹奏楽団のホルン奏者ら数人がアルプホルンに興味を持ち、自分たちにも教えてくれ竏窒ニ言ってきた。
「さすがに楽器に慣れている人たちだから上達は早い。たちまちうまくなったね。楽器の作り方は教えたけど今度は自分が演奏を教えてもらうことになったよ」(笑)
5人で同好会をつくり、大桑村のグループと合同でイベントで演奏しながら、独立に備えて腕を磨いてきた。
◇ ◇
「アルプホルンは一つ一つが手作りだから音色は微妙に違う。全員の音が和音になって響き合うと本当に気持ちが良いね。魅力はね、ああいう音だから割と気楽に吹けることかな。聴く方も堅苦しくならないのがいい」
「日本中のアルプホルンのグループを集めて中央アルプスをバックに演奏できたら素晴らしいと思いませんか。そんなイベントをやってみたい。いや、夢なんかじゃなくて、そのうちにやれると思いますよ」
(白鳥文男)
問い合わせは福沢さん(TEL83・2282)へ。 -
駒ケ根で重傷交通事故
2日午後5時45分ごろ、駒ケ根市赤穂南田市場土地区画整理事業区域の国道153号線伊南バイパスの下市場信号交差点で豊丘村の会社員の少年(17)が運転するオートバイと駒ケ根市赤穂市場割、パート従業員米山さつきさん(46)が運転する軽自動車が出会い頭に衝突した。少年が右大腿骨を骨折するなどの重傷、オートバイに同乗していた駒ケ根市の会社員の少年(16)が顔に打ち身などの軽傷を負った。米山さんにけがはなかった。
駒ケ根署の調べによると、信号待ちをしていた米山さんが信号が青に変わったのを確認して交差点を直進したところ、少年のオートバイが左から直進してきた。同署はさらに原因を調べている。 -
駒ケ根市長に小中学生が質問
ケーブルテレビのエコーシティ・駒ケ岳の企画で2日夕、駒ケ根市内の小中学生代表者7人が市役所を訪れ、中原正純市長に市政について質問した=写真。初めて市長室に入った小中学生らは緊張した様子だったが、収録の準備の間に市長のいすに座らせてもらったり、飲み物を飲みながら市長と歓談するうちに少しずつ緊張がほぐれ、笑顔を見せるなどリラックスした表情に竏秩B本番ではビデオカメラの前であらかじめ用意したテーマについて「東中学校は今後どうなるんですか」「中心商店街にもお客さんが集まる工夫は」などと堂々とした態度で質問していた。
番組は行政1チャンネルで17日午後7時縲・4日午後3時まで1日8回放送される。 -
上伊那郡市バレーボール選手権大会
06年度秋季上伊那郡市バレーボール選手権大会(高校の部)が1日、駒ケ根工業高校と赤穂高校であった。結果伊那北高校がアベック優勝した。
男子は7チームが参加し、A、Bブロックに分れ、予選リーグ、決勝トーナメントで優勝を目指した。
女子は5チーム参加し、予選リーグ、決勝トーナメントで白熱戦を展開した。
結果は次の通り
▽男子・優勝=伊那北(2)赤穂(3)伊那弥生ケ丘(4)駒工
▽女子・優勝=伊那北(2)辰野(3)赤穂(4)伊那弥生ケ丘(5)高遠 -
第22回駒ケ根市混合バドミントン選手権大会
駒ケ根市社会体育館で1日、第22回駒ケ根市混合バドミントン選手権大会(市バドミントン協会主催)があった。上級、中級、初級に合わせて54ペアが出場、実力伯仲で白熱戦を展開した=写真。
結果は次の通り(敬称略)
◇上級・優勝=平林貴志・黒河内恵子(フェニックス)(2)高橋弘行・前沢沙綾香(フェニックス・ホワイトウイングス)(3)北山智教・名倉里美(空さわぎ)池ケ谷・林祥子(フェニックス)
◇中級・優勝=正木秀幸・北山志保(空さわぎ)(2)北原智之・鈴木美和子(ホワイトウイングス)(3)今井和芳・秋山恭子(ホワイトウイングス)、相馬洋介・毛涯みどり(ホワイトウイングス)
◇初級・優勝=松原大和・松原由美子(赤穂中学校)(2)竹上晴香・林千昌(赤穂中学校)(3)小田切浩樹・酒井文代(LBC・メイエンジェルス)、渡部信行・阪口繁美(LBC) -
ふるさと史跡探訪に30人
駒ケ根市の赤穂公民館・駒ケ根青年会議所共催のふるさと史跡探訪が1日あり、30人が参加し、北は宮田村の北の城公園、南は中川村の大草城址公園まで伊南4市町村6カ所を巡り、各施設の専門講師の話を聞き、郷土の歴史に理解を深めた。
このうち、飯島陣屋では代官しか入れなかった玄関から上がり、書役の部屋で、学芸員の丸山浩隆さんは「陣屋の掟では展示物は手で触れてお確かめ候となっている」と説明。 参加者は早速、江戸時代の長持ちや文箱のふたを取って、中身を見たり、5つ玉のそろばんをはじくなどした。
また白州では「お芝居の白州よりも狭い」と感想を。責め道具「せめ板」に座り「痛い、痛い」と悲鳴を上げるなど、江戸時代にタイムスリップして、陣屋を楽しんだ。 -
雨の中、スイセン1万球を植え付け
駒ケ根市の北割2区光前寺参道で1日、スイセンの植え付け作業があった。北割2区農政組合(清水丈明組合長)や中山間地域農業協定(小原俊文代表)、育成会など園児から高齢者まで160人が参加、小雨の中、「花の咲くのを楽しみに」1万球を植え付けた。
びくやつるはし、トンガなどを持って集まった参加者は、4班に分かれ、参道周辺の田の畦に植え穴を開け、5センチ間隔で、黄色のラッパスイセンとアイスフォーリスの2種類の球根を植え付けた。
不安定な土手の上とあって、参加者は足元に注意を払いながら、作業を進めた。
清水組合長は「光前寺のしだれ桜とともに、参道のスイセンが花の名所として有名になり、観光客も増えている」。小原代表は「今年は8アールに菜の花を作付けした。来春はスイセンと菜の花ではすばらしい景観になるのでは」と期待した。 -
5匹の子獅子を従え、和やかに獅子舞い
珍しい、楽しい、子沢山のしし舞-。五穀豊じょうと地域の安寧を祈願する駒ケ根市中沢本曽倉の御坂山神社の秋祭りが30日、にぎやかに行なわれた。
御坂山神社の氏子でつくる保存会が、本曽倉と原地区内を、親ししと小学生が操る5匹の子ししが練り歩き、辻辻では笛や太鼓に合わせ、親子のスキンシップや勇壮なしし舞を披露した。道中では新築や新婚の家では、悪魔払いを行い、家内安全や子孫繁栄を祈願した。
保存会によると、親子獅子の練歩きは県内では同神社のみとか。