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第18回駒ケ根高原スキー大会
駒ケ根市は26日、第18回駒ケ根高原スキー大会を駒ケ根高原スキー場で開いた。小学生、中学生、一般の各男女の部に県内外から83人が出場し、それぞれ優勝を目指してコースに挑んだ。
天候はあいにくの雨。コースの雪はたっぷりと水気を含み、時折霧がかかって視界をさえぎるなど、コンディションは最悪だったが、出場した選手らは1秒でも速くゴールしようと果敢に旗門を攻め、スピードに乗ってフィニッシュラインを目指していた=写真。
結果は次の通り。
▼小学生以下女子の部(1)清水映名(名古屋市)34秒59(2)高橋知世(飯島町)(3)細田真貴(駒ケ根市)▼小学生以下男子の部(1)小椋裕太(駒ケ根市)27秒12(2)伊藤哲(伊那市)(3)植村公貴(安城市)▼中学生女子の部(1)宮澤夢美30秒02▼中学生男子の部(1)井口大成(駒ケ根市)26秒58(2)加藤浩耀(同)(3)竹村悠斗(同)▼一般女子の部(1)井口奈菜(駒ケ根市)28秒71(2)細田悦子(同)(3)蟹沢ゆかり(伊那市)▼一般男子の部(1)田畑貞良(伊那市)25秒35(2)平沢俊充(松川町)(3)蟹沢安彦(伊那市) -
劇団なんじゃもんじゃ公演
駒ケ根市立図書館(北澤みえ子館長)は26日、幼児から小学校低学年の子どもと保護者を対象にした「春を呼ぶお楽しみ会」を駒ケ根市文化会館で開いた。親子ら150人が集まり、岐阜県の劇団「なんじゃもんじゃ」の楽しい芝居『きずだらけのリンゴ』を楽しんだ=写真。
舞台では、人間をだまして遊ぶのが大好きなキツネのゲンタと、友達になった人間の女の子とが繰り広げる笑いと感動の物語が展開。客席を埋めた親子らは大笑いしたり、時折しんみりしたりながら本格的な芝居を楽しんでいた。 -
市少年剣道大会
駒ケ根市は26日、第25回少年剣道大会を駒ケ根市武道館で開いた。小中学生約90人が出場し、優勝を目指して熱戦を展開した。
上位は次の皆さん。
▼小学1・2年の部(1)澤上怜央(2)田中伶穏(3)酒井皓二郎▼小学3・4年男子の部(1)松村青(2)石沢宇志(3)小林駿▼小学3・4年女子の部(1)竹澤萩野(2)新井詩織(3)田畑野乃夏▼小学5・6年男子の部(1)宮澤圭太郎(2)唐木瞭(3)石澤周▼小学5・6年女子の部(1)澤上かれん(2)清水はるな(3)熊澤洋乃▼中学男子の部(1)下井隼人(2)湯澤卓哉(3)熊澤竜作▼中学女子の部(1)中村佳与(2)長坂明美(3)尾上優香 -
写真展「小町屋女性五人展」
駒ケ根市赤穂小町屋在住の5人の写真愛好家女性らによる写真作品展「小町屋女性五人展パートII」が市役所向かいのアルプス中央信用金庫南支店ロビーで3月20日まで開かれている=写真。藤澤房子さん、多胡善江さん、伊藤ひとえさん、小島千鶴枝さん、山本純子さんが撮影した花や風景などの写真10点が展示され、訪れる人の目を楽しませている。
5人は市内の写真クラブ「彩(いろどり)」と「フォトF」の会員で、互いに近くに住んでいることから親交が深まり「作品制作の励みになれば」と展示会を企画した。
入場無料。 -
県看護大入試
駒ケ根市の県看護大(深山智代学長)は25日、06年度一般入学試験(前期)を同大で行った。会場の指定の席に着いた受験生らはそれぞれ緊張した表情で試験開始を待ち、小論文と面接に取り組んだ。受験したのは志願者78人のうち76人で、定員42人に対し倍率は1・8倍。
3月13日に行われる後期試験は定員8人に対して出願者は60人(男子5・女子55)で倍率は7・5倍。05年度の前期2・7倍、後期12・1倍に比べて「広き門」となっている。
合格発表は前期が3月1日、後期は同20日の午前10時から同大に受験番号が掲示されるほか、インターネットでの閲覧もできる。 -
キッズわくわく宿冬バージョン
親子で自然に親しむ共同生活を体験してもらおうと駒ケ根市教育委員会は25日、市内の保育・幼稚園の年中、年長園児と保護者らを対象にした1泊2日の宿泊体験「キッズわくわく宿(じゅく)冬バージョン」を同市東伊那の農林業体験宿泊施設「駒ケ根ふるさとの家」で開いた。22組・44人の親子が参加し、たこ作りや手打ちそばつくり、もちつきなどを通して家族や友達同士のきずなを深めた。
初日、参加者らはたこづくりに挑戦。中村新平さん(71)=伊那市西町=の指導で揚がりやすく、壊れにくいたこを作った。父親らが竹ひごで骨を組んだり紙や糸を切ったりし、子ども達はたこの表に動物や花など好きな絵をマーカーで思い思いに描いて約1時間で完成。参加者らは早速たこ揚げを楽しもうと外に出たが、幸か不幸か穏やかなポカポカ陽気でほとんど無風状態。それでも子ども達は何とかたこを揚げようと元気に走り回った=写真。しばらくするうちに少し風が出始め、子どもたちの「揚がった、揚がった」と叫ぶ興奮した歓声があちこちで響いた。中には10メートルほどに揚がる出来の良いたこもあった。
26日にはもちつきやゲームなどを楽しむことにしている。 -
教育基金講演会
駒ケ根市教育委員会は24日、市内の小学6年生と中学2年生を対象にした教育基金講演会を同市文化会館で開いた。児童、生徒のほか学校関係者や一般など約700人が集まり、京都大名誉教授で、兵庫県立「人と自然の博物館」館長の河合雅雄さんによる「自然が育む豊かな心」と題した講演を聞いた。
小さいころは体が弱く、小学校にも半分ほどしか行けなかったことから「勉強は全然できず、成績が悪かった」という河合さんは「山や川で遊んだり、たくさんの生き物と触れ合ったことで生命や欲望について学んだ。皆さんも動物を飼ったり自然の中で遊んだりして豊かな心を育てていってほしい」と語り掛けた=写真。
河合さんは霊長類研究の第一人者として世界的に知られる。『子どもと自然』『少年動物誌』など著書多数。 -
駒ケ根市06年度当初予算は自主自立創造型
駒ケ根市は24日、06年度当初予算案を発表した。一般会計は総額135億9600万円で、前年度当初比2・3%、3億1700万円の減となった。
歳入面では、全体の約3割を占める市税を、税制改正などによる伸びを見込んで44億9900万円(前年度当初比2・3%増)と見積もったほか、地方交付税として27億2千万円(同2・9%減)を計上した。臨時財政対策債など市債は11億5千万円(同15・3%減)とした。
歳出面では、全体の17・7%を占める人件費に24億700万円(前年度当初比6・7%減)を計上、普通建設事業費は南田市場区画整理事業などの大型事業が収束に向かうことなどから同4・5%減の16億7500万円とした。歳出削減には、行財政5カ年計画などの行財政改革プランの反映により、一般財源で1億2千万円の効果があったとしている。
財源の不足分4億円はふるさとづくり基金を取り崩して対応。その結果、基金の残高は1億5800万円となる。
中原正純市長は「単独自立の道を選択した市が健全財政を堅持しつつ、協働のまちづくりの理念の下に真の改革を目指した『自主・自立、創造型予算』だ」と話している。
特別会計を加えた総計は257億6千万円で前年度当初比1・9%(5億700万円)の減。 -
石塚利徳水墨画展
駒ケ根市出身の水墨画家石塚利徳さん=神奈川県横浜市=による水墨画などの作品展が駒ケ根市の東伊那郵便局(高橋晴彦局長)で3月17日まで開かれている。ほのぼのとした味わいのあるカッパや良寛などを描いた作品7点を展示している。
初日の24日は、郵便局を訪れた人に石塚さんがその場で色紙に絵を描いてプレゼントするサービスを実施=写真。石塚さんは希望に快く応え、さらさらと筆を動かしてはカッパや犬の絵をたちまち描き上げ、笑顔で手渡していた。
入場無料。問い合わせは同郵便局(TEL83・4218)へ。 -
06年度主要事業
駒ケ根市は24日、予算案発表に併せて06年度の主要事業を発表した。主な新規事業などは次の通り(カッコ内は事業費)。
【地域防災体制などの整備】▽赤穂中管理教室棟、東中体育館耐震診断(850万円)▽中学校、文化センターなどへの自動体外除細動器整備(200万円)
【循環型社会の形成】▽住宅用太陽光発電システム設置補助など新エネルギー対策(200万円)▽常設資源ステーション設置(1100万円)
【アルプスがふたつ映える景観の保全】▽駒ケ根高原トイレ整備(1700万円)▽赤須ケ丘タウン公園整備(2650万円)▽切石公園樹木再生事業(300万円)
【高齢者福祉の充実】▽認知症グループホーム整備補助(500万円)▽宅老所整備補助(750万円)
【介護保険事業の充実】▽介護予防地域支援事業(3730万円)▽包括的支援など地域支援事業(4518万円)
【子育て支援の充実】▽新すずらん子ども交流センター整備事業(200万円)
【農業振興】▽農産加工センター改修事業(300万円)▽農地・水・農村環境保全実験事業(168万円)
【林業】▽森の里親促進事業(200万円)▽森林空間総合整備事業(307万円)
【ときめきの観光】▽もてなしのまちづくり事業(300万円)▽早太郎温泉感謝祭・早太郎生誕700年祭(50万円)
【義務教育の充実】▽文化センター開館20周年記念文化振興事業(300万円)
【文化財保存事業】▽旧木下家改修事業(700万円)
【芸術文化の振興】▽文化センター音響設備更新(1200万円)▽市誌自然編II発刊事業(660万円)
【スポーツ振興】▽北信越国体運営補助事業(200万円)
【開かれたまち】▽協働のまちづくり支援事業(500万円)▽県知事選挙(1500万円)▽県議会議員選挙準備(500万円) -
中学生水泳選手ニュージーランド遠征へ
ISC(アイスク)駒ケ根スイミングクラブ所属の赤穂中学校3年生小松原彩香さん(15)=駒ケ根市赤穂上赤須=は日本水泳連盟が中学生選手の強化を目的に行う2005ジュニアブロック・ニュージーランド遠征の選手に県内でただ1人選ばれた。遠征は3月2日縲・2日にかけて首都ウェリントンなどで行われ、参加選手らは合宿でニュージーランド選手らと練習を共ににするほか、ニュージーランドAG選手権大会にも出場する。「いつかは世界の舞台に立ちたい」と話す小松原さん。大きな夢に向かって第一歩を踏み出す。
小松原さんは2歳上の姉の影響で3歳から水泳を始めた。熱心に練習に打ち込み、めきめきと頭角を現して小学5年生で全国大会に出場。中学生になってからも恵まれた体格を生かしたダイナミックな泳ぎで国体にも出場するなど、逸材として将来を期待されている。進学が既に決まっている赤穂高校でも水泳部に入り、スイミングクラブと並行して練習したいという。「外国は今回が初めてなので言葉など少し不安もあるが楽しみ。大会では目標タイムを達成できるよう頑張りたい」と闘志を燃やしている。 -
福祉を考える企業の会交流会
駒ケ根市内の事業所などでつくる「福祉を考える企業の会」(今井秀臣会長)は22日夜、市内のボランティア団体との交流会を駒ケ根駅前ビル・アルパで開いた。05年度の福祉活動助成事業として「大曽倉ふれんど」(下平恵子代表)と「配食ボランティア福寿草」(青木房枝代表)の2団体に対し、それぞれ10万円の助成金を贈った=写真。04年度の助成団体「こぶしの会」「おでかけママップ」が活動報告を行ったほか、参加者が5グループに分かれて行った分散交流会では、地域の福祉などについてそれぞれの立場から意見を交わした。
今井会長はあいさつで「これからは介護や子育てなどの支援をどうしていくのか、企業も共に考えていかなければならない。住み良い、思いやりのある市になるよう皆で力を合わせていこう」と述べた。 -
清掃用具寄贈
駒ケ根530(ゴミゼロ)運動推進連絡会(新井徳博会長)はこのほど、市内の全7小中学校と13保育・幼稚園に対し、総額35万円相当の清掃用具を寄贈した。23日、新井会長が東伊那保育園を訪れ、すみれ組(年長)園児らにほうきやはたき、くまでなどの清掃用具15本を手渡した=写真。新井会長が「みんな掃除の手伝いをしているかな? このほうきやはたきを使って、これからも保育園をきれいにしてください」と呼び掛けると、園児らは「はーい」と大きな声をそろえて返事をしていた。
同会は97年度から市内の全小中学校に対し、それぞれ希望の清掃用具を寄贈。03年度からは私立を含む全保育・幼稚園にも寄贈している。 -
ミュージカル「不思議の国のアリス」主演 久保田優香さん(17)
4日間にわたって行われた駒ケ根市民と劇団昴との共同で主役のアリスを演じた。
一般公演に先立って公開されたプレビュー公演の舞台が跳ねた後、一息つこうとロビーに集まっていた関係者の面前で演出の河田園子さん(劇団昴)に「今日のあなたのアリスは応援したくなるアリスじゃない。全然だめ!」と思わぬ厳しい叱責を受けて立ちすくんだ。
家に帰って一人で泣いた。どうしたらいいのか分からず、公演のプログラムを手に取ってぼんやり眺めていると、スタッフや出演者のコメントが目に入ってきた。「読んでいるとこの公演に懸けるみんなの思いがあらためて伝わってきて、気持ちが少し落ち着いた。冷静になって振り返ってみると、今日は意気込みが空回りして自分一人だけ突っ走っていたような気がしてきた」何とか眠れそうだ。「明日は落ち着いてやろう…」自分の中で何かが変わったと感じた。
翌日夜の一般公演初日。満員の観客の前で精いっぱいのアリスを演じ切った。舞台が終わってほっとした時、背後から「優香」と河田さんに呼び止められた。はっとして振り返りざま、反射的に「すみません!」と頭を下げてしまったが、返ってきた言葉は予想とは違っていた。「今日は本当に頑張った。よくやったね」と満面の笑顔でやさしく言われ、しっかりと抱きしめられた。うれしかった。この役を演じられてよかった竏窒ニ心から思えた瞬間だった。
◇ ◇
オーディションではダンス、歌、台本読みが課せられた。「学芸会や高校のクラブ活動で主役を演じたことはあるけど、性格のせいなのか男の役ばっかり。だから今回もアリスのことなんて全然頭になかった。主役に決まった時は本当にびっくりして頭の中はもう真っ白」夢かと思って腕をつねってみた。何度も何度も…。翌日、腕にはあざができ、興奮のあまり熱が出たほどだった。
大舞台での主役も初めてなら、昼と夜の1日2回公演も初めての経験だった。体調には十分気を付けていたが極度の緊張とストレスからか、3日目になるとのどに違和感を感じ、全身が重くなっていた。夜の公演前、河田さんに「へばってる?大丈夫?」と聞かれたくらいだった。だが、観客はその時々で違う、その舞台だけ悪いというわけにはいかない竏窒ニ気持ちを奮い立たせ、集中して臨んだ。「今思うとあの時の舞台が一番出来が良かった。元気なアリスのキャラクターに引っぱってもらったのかも」
◇ ◇
「将来どんな仕事に就くにしろ、演劇はずっと続けていきたい。けいこはつらいです。何でこんな苦しいことやってるんだろうと思うことも度々。でも一度舞台に立ったらもうやめられない。たくさんの人たちとの出合いと関わりの中で一つのものをつくり上げていく満足感、達成感を味わえるから竏秩B演劇って私にとっては麻薬みたいなものですね」 (白鳥文男) -
環境審議会
駒ケ根市は22日、05年度の第1回環境審議会を市役所南庁舎で開いた。委員12人が出席し、資料に基づいて市の環境基本計画やごみ減量行動計画、地域新エネルギービジョンなどについて市担当者から説明を受けた。審議に先立ち、会長には廣瀬昭夫さんが、副会長には木下眞さんが選出された。
審議会の設置は市条例に基づいたもので、委員は学識経験者と公共的団体の代表者らで構成される。任期は環境基本計画が策定される07年2月ごろまでの予定。諮問、答申などは行われず、示される素案について審議する。
委員は次の皆さん。
▽会長=廣瀬昭夫▽副会長=木下眞▽委員=林芳人、竹村寿彦、鈴木忠良、林富代、小林正明、佐藤珠美、北原和明、竹沢誠、倉澤公則、佐々木正博 -
小学生のデザイン画ごみ収集車に描く
産業廃棄物処理業の那須屋興産(池上幸平社長、伊那市西春近)は22日、ごみ収集車の側面などのデザイン画を依頼した西春近北小学校(伊那市)と東伊那小学校(駒ヶ根市)を訪れ、児童たちに完成車両を披露した。
デザインしたのは西春近北小4年「からたち組」「けやき組」、東伊那小4年生。それぞれ「環境保全とリサイクル」をテーマに、ごみのない環境の中で人間と動物が共存する様子などを表現した。
那須屋興産はリサイクルの重要性を地域住民に知ってもらおう竏窒ニ、昨夏、ごみ処理課程を見学に訪れた3クラスに依頼。昨年12月にデザイン画を受け取り、新車(4トン)に絵を描いて1週間前に完成した。
車の左半面と後方のデザインを担当した西春近北小では、2クラス合計37人が完成車両と対面=写真。児童は自分がデザインした場所を眺めて「紙に描いたデザインよりかわいくなってる」と満悦顔。皆で車の前に並び、記念撮影もした。
小学生にデザイン画を依頼したのは4年前に続いて2回目(2台目)伊那市を中心に資源回収に走る。 -
中沢で市政懇談会
中沢高齢者クラブと中沢公民館は21日、市政懇談会を中沢公民館で開いた。クラブ会員のほか区長など約70人が参加し、市から出席した原寛恒助役と滝沢修身企画財政課長にさまざまな質問や要望などを出した=写真。
「新中学校建設の見通しは」との質問に対し原助役は「市の単独自立が選択され、見込んでいた合併特例債の利用ができなくなったことから、早急に建設できる状況にない」と回答。「人口減少が進む中沢地区に若い世代の定着を促す施策はあるか」に対しては「竜東地区振興策の一つとして宅地造成が議論されてきたが、現在までのところ実施に至っておらず、今後の具体的な計画もない」と回答した。「いくつかの企業が市に進出してきたが、移転に伴って従業員も付いてきた。地元の雇用促進対策にもっと手をつけてほしい」との要望に対し原助役は「景気の回復とともに求人が増え、企業間では人の取り合いが始まっていると聞く。雇用状況は良くなっている」と述べるにとどまった。 -
観成園安全祈願祭
建物の老朽化により移転新築することになった駒ケ根市の特別養護老人ホーム観成園(福島紀六園長)の建設工事開始に当たり22日、安全祈願祭が赤穂北割一区の現地で行われた。工事関係者や施設を運営する伊南福祉会の関係者ら約80人が出席し、祭壇に玉ぐしをささげるなどの神事を行って工事の安全と施設の無事完成を祈願した。
建設地は広域農道沿いで、昭和伊南総合病院や介護老人保健施設フラワーハイツなどの南側。敷地面積は約9400平方メートル。計画によると建物は鉄筋コンクリート2階建てで延べ床面積は4670平方メートル。現在の2人・4人部屋からすべて個室とし、定員も25人増の80人となるなど、より充実したケア体制を目指す。しゅん工は10月31日を見込む。伊南福祉会は年内の開所を目標に準備を進めたいとしている。 -
中沢小学年対抗大縄跳び大会
駒ケ根市の中沢小学校(北原三千生校長)は22日、学年対抗大縄跳び大会を開いた。5分間にできるだけ多くの回数を跳び、2回行う競技のうち良い方の結果を昨年の記録と比較。上回った回数の多い順に順位をつける。
休み時間などを利用して練習を重ねてきた児童らは緊張した表情で合図を待ち、審判の合図で各学年が一斉に競技開始。タイミングを合わせて次々に縄に飛び込み、励まし合いながらそれぞれの記録に挑戦した=写真。
熱戦の結果、各学年それぞれが練習の成果を存分に発揮し、全学年とも昨年の記録を上回った。優勝は6年生。628回を跳び、昨年の記録442回を186回上回った。2位は同じく83回上回った5年生、3位は41回上回った1年生だった。6年生は1秒に2回以上のハイペースで跳び続けたことになる。 -
赤穂東小防犯教室
低学年児童を狙った事件などが各地で多発していることから駒ケ根市の赤穂東小学校(熊谷正校長)は22日、1・2年生を対象にした防犯教室を開いた。同小を訪れた駒ケ根警察署生活安全刑事課の署員らが児童らの前で声掛けの実演などを見せ、路上で声を掛ける不審者への対応などを教えた。
男性署員が不審者役となり、小学生に扮(ふん)した女性署員に「飼っているカメがいなくなっちゃった。一緒に探して」などと声を掛け、後ろから女性署員に襲いかかると、見詰める児童らから悲鳴が上がった=写真。署員は「後ろは見えないから、知らない人に背中をむけちゃだめだよ」などと分かりやすく説明した。
不審な自動車が近づいてきた時は車の後方に逃げると良い、手がかりになる車のナンバーや不審者の人相、服装などをできるだけ覚えること竏窒ネどを教えられた児童らは「はーい」と元気な声で返事をしていた。 -
【記者室】信号無視で御用
伊那市の国道を車で走っていた時のこと。前方の交差点の信号が黄色に変わったのが見えた。直前を走っていたトラックは当然のごとくそのまま直進。筆者も一瞬続こうとしたが、まあ止まっておくか竏窒ニ思いとどまった▼直後、脇道で見張っていたパトカーが赤色灯を点灯してダッシュ。あわれトラックは信号無視で御用となった。見ていたこちとらはまったく冷や汗もの。止まって良かった竏窒ニ心から思ったが、その理由は捕まると損だから…▼よく考えてみれば交差点は事故の確率が高い危険地帯だ。仕事柄、時間に追われて車を走らせることが多いのだが、運転にはゆとりが大切と反省させられた。事故で人生が変わってしまわないよう、皆様もどうか安全運転を。(白鳥記者)
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赤穂南小社会見学
駒ケ根市の赤穂南小学校3年生約100人は21日、社会見学で市内の伊南行政組合消防本部北消防署と駒ケ根警察署を訪れた。警察署でパトカーの前に案内された児童らは「すごい」「かっこいい」と口々に言いながら、目を輝かせて運転席をのぞきこんだり「スピードはどれくらい出るんですか」などと警察官に質問したりしていた=写真。
総務課の土橋豊係長は警察官の仕事について「駒ケ根警察署の警察官は交番や駐在所も含めて全部で60人。事件があれば夜中でも出動します」などと説明。児童らは持参したノートにメモしながら真剣な表情で聞いていた。知らない人から声を掛けられた時の対応についても、ビデオの視聴や警察官らの実演を通じて学んだ。
警察署見学に先立って児童らは北消防署を訪れて消防車や救急車の役割などについて署員の説明を受け、人命を守る仕事の大切さについて理解を深めた。 -
東伊那小綱引き大会
駒ケ根市の東伊那小学校(小川清美校長)は21日、伝統の校内綱引き大会を行った。全校児童が赤、青、緑、黄の4チームに分かれ、それぞれのチームの低学年、高学年同士が対戦する総当りリーグ戦で勝敗を競った。
試合前、児童らはチームごとに円陣をつくって「絶対優勝するぞ」と気合を入れたり、床に置いた塗れ雑巾を踏んで靴の底を湿らせるなどしてそれぞれの試合に臨んだ。試合開始の合図とともに児童らは体を思い切り後ろに倒し、顔をゆがめながら力の限り綱を引き合った=写真。ほとんどの対戦は数十秒で勝負がついたが、中には制限時間の1分が過ぎても互いに譲らず、時間切れで引き分けになる大熱戦もあった。見詰める児童からは「頑張れ」「もっと体を低くしろ」などと大きな声援が送られていた。 -
ニシザワが図書寄贈
ベルシャイン、ニシザワショッパーズなどを展開するニシザワ(荒木康雄社長・本社伊那市)は、子どもたちの読書意欲を高める助けになれば竏窒ニ上伊那の養護学校を含む全小学校37校に対し、それぞれの学校が希望した図書を寄贈する。20日、皮切りとして荒木社長が駒ケ根市の赤穂小学校を訪れ、図鑑13冊(約4万円相当)を寄贈した=写真。児童らを代表して受け取った読書大好き委員会の正副委員長は「大切に使います。みんなでしっかり勉強したい」と礼を述べた。赤穂小以外の学校には2月中に最寄のスーパーの店長などが届けることにしている。
同社は前身が本屋だったこともあり、昨年創業80周年を迎えた記念事業として上伊那の養護学校を含む全小学校に対して80万円相当の図書を寄贈した。学校関係者から感謝の声が多く寄せられたことなどから今年も81万円相当の寄贈を決めた。荒木社長は、できれば来年以降も続けていきたいとしている。 -
マルトシでロボットがデモ
駒ケ根市のスーパー・マルトシ(小林寿之社長)店内で18日、富士通オートメーションが開発した二足歩行ロボット「HOAP(ホープ)竏・」のデモンストレーションが行われ、訪れた来店客らの注目を集めた=写真。HOAP竏・は「みなさん、こんにちは」とあいさつしたり、前後左右に自在に歩いたりして高性能をアピール。さらに足元のボールをけったり相撲のしこを踏むなど、微妙なバランスが必要な動作を披露すると、見つめる来場者から「おおー」「すごい」と大きな歓声が上がった。小さな5本の指を器用に使って、子どもたちとじゃんけんや握手などのサービスもしていた。
HOAP竏・は05年7月に発表された。身長60センチ、質量8・8キロで、価格はオープンだが実勢価格は約630万円前後。日本ロボット学会の04年実用化技術賞を受賞している。ロボット技術向上のため研究開発を目的に製作されたが、一般の反響も見てみたい竏窒ニの意向で同店でのデモンストレーションが実現した。スーパーでのデモは全国初という。同社員と小林社長が知人だったことから話が決まった。
デモは19日も行われる。時間は午前9時30分、11時、午後1時30分、3時、4時30分、6時からで、いずれも10分間。無料。 -
障害者スキー教室
障害者水泳支援センター駒ケ根サンスポートと県障害者福祉センターは18日、小学生以上の障害者を対象にしたスキー教室を駒ケ根市の駒ケ根高原スキー場で開いた。伊那、飯田の養護学校などから障害者約20人と保護者らが参加し、明るい晴天の下でスキーやソリを楽しんだ。
参加者は習熟度などにより5グループに分かれ、それぞれ障害者スポーツ指導員やボランティアらの指導を受けた。車いすの利用者らはバイスキーと呼ばれる下肢障害者用のスキーに乗り、介助者らの手を借りながら動く歩道でゲレンデ中ほどまで登ると、かなりのスピードでさっそうと滑り降りて周囲を驚かせていた=写真。
ほとんどの参加者はスキーの経験があるというだけあって、雪の感触に慣れるとともにスムーズにスキーを操ってゲレンデを滑り降りていた。
駒ケ根サンスポートと県障害者福祉センターは障害者がスキーに親しむ機会として毎年教室を開いている。 -
高齢者クラブ連合会作品展
駒ケ根市高齢者クラブ連合会(池上重雄会長)は第31回作品展を駒ケ根駅前ビル・アルパで20日まで開いている。会員133人が出品した陶芸、書道、手芸、絵画、写真などの力作282点が展示されている=写真。訪れた人たちは作品に顔を寄せて見詰め「なかなか大したもんだ」などと感心しながらじっくりと鑑賞していた。
19日午前9時縲恁゚後4時、20日午前9時縲恁゚後2時。入場無料。 -
海外協力隊語学交流会
駒ケ根青年海外協力隊訓練所(加藤高史所長)は派遣前訓練中の候補生の語学学習の一環として18日、来日中の外国人研修員ら約60人を招いての語学交流会を同訓練所で開いた。候補生らは語学クラス別に外国人研修員とグループをつくり、互いの国の文化などについて紹介し合った。ネイティブスピーカーとの生きた会話ができる貴重な機会を無駄にすまいと、候補生らは日々の語学訓練の成果を発揮して身振り手振りも交えながら懸命にコミュニケーションを図っていた。
初顔合わせでの候補生と外国人研修員は共に多くが普段着姿だったが、中にはそれぞれの民俗衣装を着込んで登場する人もあり、あいさつもそこそこに互いの服装の紹介などの話題をきっかけにたちまち意気投合するグループもあった=写真。 外国人研修員はJICA(国際協力機構)の招きに応じて日本を訪れ、先進国の専門技術や知識を自国の発展に役立ようと研修を行うアジア、アフリカ、中南米など開発途上国の行政官や技術者、研究者ら。
19日はシルクミュージアムの見学などを予定している。 -
観成園起工間近
建物の老朽化に伴う駒ケ根市の特別養護老人ホーム観成園(福島紀六園長)の移転新築に伴う建設工事が22日始まる。移転先は赤穂北割一区の広域農道沿いで、昭和伊南病院や介護老人保健施設フラワーハイツなどの南側。約9400平方メートルの敷地は土地の造成が終わり、13日に行われた一般競争入札で建設業者が決定して建築工事を待つばかりとなっている=写真。
計画によると建物は鉄筋コンクリート2階建てで延べ床面積は4670平方メートル。現在の2人・4人部屋からすべて個室とし、定員も25人増の80人となるなど、より充実したケア体制を目指す。しゅん工は10月31日を見込む。施設を運営する伊南福祉会は年内の開所を目標に準備を進めたいとしている。
落札した工事請負業者は次の通り(カッコ内は請負金額)。
▽建築本体=窪田建設・石田建設・小沢建設共同企業体(6億8145万円)▽機械設備=丸福久保田組・中沢木材・石田建設共同企業体(2億6250万円)▽電気設備(新井電気・小林電気工事商会特定建設工事共同企業体(1億3125万円) -
県看護大出願状況
駒ケ根市の県看護大(深山智代学長)は06年度一般入学試験の最終出願状況を15日付でまとめた。試験は前・後期があり、前期は定員42人に対して出願者は78人(男子8・女子70)で倍率は1・9倍。後期は定員8人に対して出願者は60人(男子5・女子55)で倍率は7・5倍。05年度の前期2・7倍、後期12・1倍に比べて「広き門」となった。出願者は前後期共に県内が約6割を占めている。
試験は前期が25日に、後期は3月13日に同大で行われ、いずれも小論文と面接が課される。合格発表は前期が3月1日、後期は同20日の午前10時から同大に受験番号が掲示されるほか、インターネットでの閲覧もできる。