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ソフトボール総会 事業計画案承認
長野県ソフトボール協会の役員総会が、伊那市のいなっせで1日開かれ、全日本総合女子選手権など、来年度の事業計画が承認されました。
役員総会には県内の各地区の代表者およそ80人が集まりました。
来年度は、5月に全日本総合女子選手権の長野県大会が、箕輪町で開かれます。
また、9月に北信越一般男子大会と北信越エルデスト大会が、11月に北信越中学校選抜大会が伊那市で開かれます。
総会では表彰式も行われました。
ソフトボール協会の振興と発展に寄与した「協会表彰」では、南信支部上伊那地区の事務局長を務める、箕輪町の山田勝さんら8人が表彰されました。
また「優秀チーム賞」では、去年9月に福井県で開催された「北信越一般男子大会」で優勝した、箕輪町のミノワオールスターと、
同じく9月に新潟県で開催された「北信越ハイシニア大会」で優勝した上伊那の選手でつくる「南信州SSC」など4チームが表彰されました。
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新型コロナ 県内で初の感染
長野県内で25日、新型コロナウイルスへの感染が初めて確認されました。
長野県は25日、松本保健福祉事務所管内で60代の男性1人が新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表しました。
県内で感染が確認されたのは初めてです。
これを受け伊那市では、「新型コロナウイルス感染症対策本部」を立ち上げました。
対策本部は、新型インフルエンザ発生時と同様の対策行動計画に沿って対応を行います。
当面は、会議やイベントの対応や、学校・保育園の休校・休園基準などについて検討することになっています。
また、伊那保健福祉事務所には新型コロナウイルス感染症に関する帰国者・接触者相談センターが設けられています。
伊那保健福祉事務所では、相談の目安を、風邪の症状や37.5度以上の発熱が4日以上、高齢者や持病がある人は2日以上続く場合。強い倦怠感や息苦しさがある場合などとしています。
また伊那市では、発熱や風邪の症状がある場合は学校や会社を休み、外出を控えること、毎日体温を計ること。また妊婦や子どもは重症化しやすいので早めに相談することなどを呼びかけています。
この日開会した市議会3月定例会で、市内中学校の修学旅行の実施について笠原千俊教育長は「国や県の方針や情報をもとに慎重に検討を進めていきたい」と話しました。
市内6校の中学校のうち、春富中学校は3月に、その他の5校は4月に修学旅行を予定していることから、現在学校でも検討が進められています。
箕輪町・南箕輪村の教育委員会でも同様の対応をとるとしています。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、3月5日から伊那文化会館で予定されていた「県芸術文化総合フェスティバル」と、「県水墨画協会南信地区会員展」、4月19日の伊那フィルハーモニーファミリーコンサートの中止が決まっています。
また、伊那中央病院で26日に予定されていた「一般緩和ケア研修会」も中止されました。 -
移住検討者に企業の魅力をPR
首都圏から伊那市への移住・定住を考えている働き盛り世代を対象に、地域に魅力的な仕事があることを知ってもらうイベントが23日、東京都新宿区で行われました。
イベントには、伊那市内のメッキ業や木材加工業、酒造業、飲食業など10社の経営者が参加しました。
伊那市が、移住定住を考えている人に、不安要素のひとつである地域の仕事について知ってもらおうと初めて開きました。
パネルディスカッションでは、参加した経営者らが自社の紹介をしたほか、伊那で働くことの魅力やどんな想いで仕事をしているのかなどを話しました。
㈲スワニーの橋爪良博社長は「アルプスに囲まれた田舎の伊那市にこんな会社があるんですね、と言われます。何をやっているかというと、3Dプリンターを使った造形をやっています」と説明していました。
サン工業㈱の川上健夫社長は「新しいフィールドでも情熱を傾けられるものを見つけられれば、仕事も充実するしいろんな出会いにもつながる」と話していました。
会場には首都圏に住むおよそ100人が訪れ、話に耳を傾けていました。 -
山村の活性化目指すシンポジウム
伊那市の高遠町と長谷の活性化を目指すシンポジウムが、高遠高校で20日、開かれました。
シンポジウムでは、高遠高校の生徒が事例発表をしたほか、東京農業大学の宮林茂幸教授が講演をしました。
高遠高校の2年生6人は、落葉樹クロモジと桜を配合したアロマ製品の製作について発表しました。
生徒たちは、去年の6月からクロモジの油の抽出を行っていて、今年の春から商品化し、「地域活性化に役立たせたい」と話しました。
また、東京農業大学の宮林茂幸教授は、「森林サービス産業の展望」について講演しました。
宮林教授は「森林整備が行われないことで、災害発生や過疎化につながる。
森林資源をいかした商品や施設などができれば、山村の活性化を目指せる」と話していました。
シンポジウムは、森林資源を活用した商品開発を行う「伊那東部山村再生支援研究会」が開いたもので、およそ50人が集まりました。
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前期選抜 389人にひと足早い春
県内の公立高校前期選抜試験の合格発表が18日に行われ、合格した受験生に一足早い春が訪れました。
前期選抜試験は10日に実施され、上伊那の公立高校では585人が受験し389人が合格しています。
後期選抜試験は3月10日に行われ、合格発表は19日の予定です。 -
タイの農協職員ら 伊那市の農家視察
農業視察で日本を訪れている、東南アジア・タイの農業協同組合が18日、伊那市が出荷量日本一の花・アルストロメリアの農家を視察しました。
この日は、タイ北部に位置するチェンマイ県ドイサケット郡の農協職員や農家など10人が、伊那市東春近の花卉農家・川口隆さんのハウスを訪問しました。
ドイサケット郡の農協では、主にコーヒー豆を栽培していますが、マーケティング戦略が不十分で、収益性が低く付加価値の創出が出来ていないということです。
今回、日本の農協がどのような役割を果たしているかを知り、自国の課題解決につなげようと 視察に訪れました。
訪れたメンバーらは、1本の苗からどのくらいの量が出荷できるのか、どういう状態で出荷しているのかなど、川口さんに質問していました。
川口さんは「花をつくる仲間と品質を落とさないように、揃えて出すことで、市場価値を下げないように努めています」と、説明していました。
タイ農業協同組合省 協同組合振興局アチャ・スウォンニタヤ副局長「日本のみなさんの勤勉さがよくわかりました」と話していました。
ドイサケット・パタナ農業協同組合スリヌアン・タイトン組合長は「タイに比べて狭い土地の中で工夫しながらやっているのがわかりました。地元に帰って学んだことを活かしたい」と話していました。
今回の視察は、国際協力機構JICAの協力で実現したもので、メンバーらは、22日まで日本に滞在するということです。 -
親子でふれあいベビーマッサージ
親子でスキンシップをとりながらベビーマッサージを学ぶ教室が、箕輪町の子育て支援センター「いろはぽけっと」で6日、開かれました。
この日は0歳児を中心に8組の親子が参加しました。
指導したのは、伊那市在住のヒーリングセラピストの建石かずきさんです。
建石さんによりますと、「ベビーマッサージは親子でスキンシップをとると共に、赤ちゃんのリンパの流れを良くする効果がある」ということです。
母親たちは子どもの指を伸ばしたり、胸や背中を優しくマッサージしていました。
また、母親たちも体を伸ばしたり、仮眠を取る時間が設けられ、親子一緒にリラックスしているようでした。
この教室は、いろはぽけっとが親子のふれあいの時間を設けようと初めて企画しました。
ある母親は「赤ちゃんがマッサージを気持ち良いと感じているのが伝わってきた。
忙しい育児の中で、自分もリラックスできる貴重な時間でした」と話していました。
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VC長野長田主将 e-TaxをPR
確定申告の受付開始を前に、自宅で申告書が作成できる e-TaxのPRイベントが4日、伊那市荒井の伊那税務署で行われました。
この日は、一日税務署長に委嘱されたVC長野トライデンツの長田翼主将がe-Taxを体験しました。
長田さんは、職員から説明を受け、医療費控除の確定申告書を15分ほどで作成しました。
長田さんは「指示に従って入力するだけで金額も算出されるので、便利だし、誰でも簡単にできて良いと思います」と話していました。
「e-Tax」は、税に関する手続きを国税庁のホームページで行うことができるシステムです。
2019年から、スマートフォンでの申告も始まっています。
2019年まではスマートフォンで申告ができなかった、2か所以上の給与所得がある人や年末調整が済んでいない人も、今年からは利用できるようになりました。
伊那税務署の篠原和幸署長は「パソコンを持っていなくてもスマートフォンがあれば誰でも簡単にできるのでぜひ活用してもらいたい」と話していました。
伊那税務署の平成31年・令和元年分の確定申告は、2月17日から伊那市のいなっせで始まります。
土日・祝日を除く午前9時から午後4時までとなっています。 -
伝統文化公演 各地の踊りを披露
県内各地の伝統芸能を披露する「伊那谷伝統文化公演」が、伊那市のニシザワいなっせホールで2日開かれました。
伊那市富県を拠点に活動している「歌舞劇団田楽座」は、塩尻市に伝わる踊りなどを披露しました。
「信濃の国」を演奏し、観客も手を叩きながら歌を口ずさんでいました。
下伊那郡阿南町で活動している「和合念仏踊り保存会」は、お盆の期間中にあの世から呼び戻した死者と一緒に過ごせる喜びを表現した踊りを披露しました。
この踊りは、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
伊那谷伝統文化公演は、伝統芸能の継承と普及を目的に、NPO法人伊那芸術文化協会が毎年開いています。
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第51回信州フラワーショー開催
県内各地から冬を代表する花々が集まる「信州フラワーショー ウインターセレクション」が30日、伊那市のJA南信会館で開かれました。
会場には冬を代表するアルストロメリアやアネモネなど、およそ380点の花が集まっています。
フラワーショーはJA全農長野が毎年夏と冬に開いています。
品評会では、最高賞の農林水産大臣賞に 伊那市の有限会社末広農園が育てた、アルストロメリアのピンクティアラという品種が選ばれました。
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東京五輪・パラ五輪 記念貨幣引き換え
東京オリンピック・パラリンピックの開催を記念して発行された記念貨幣の、第三次発行分の取り扱いが、28日から金融機関で始まりました。
今回発行された貨幣は、オリンピック種目の自転車競技、カヌー、アーチェリーの3種類と、パラリンピック種目の陸上とアーチェリーの2種類です。
裏面には東京オリンピック、パラリンピックのエンブレムがデザインされています。
1枚につき100円で引き換えができます。
八十二銀行伊那北支店でもこの日から取り扱いが始まり、引き換えに訪れる人がいました。
記念貨幣は去年から今年にかけて4回発行されているもので、今回が3回目になります。
引き換えに訪れた女性は「日本での開催は生きているうちに何度もあるものじゃない。記念になればと思って引き換えしました」と話していました。
八十二銀行では、全店舗138店合わせて1種類につき7千900枚を取り扱うということで、在庫が終わり次第引き換え終了になるということです。 -
中央アルプス 国定公園化へ
環境相の諮問機関「中央環境審議会」は、中央アルプスを国定公園に指定するとした諮問通り、27日に即日答申しました。
これにより、年度内に中央アルプスが国定公園に指定される見通しです。
国定公園は、国立公園に準ずる優れた自然の風景地として定められた地域で、都道府県が管理します。
中央アルプスは、カールなど優れた氷河地形や渓谷地形があること、固有種のヒメウスユキソウなどの植生や高山帯特有のチョウなど貴重な生態系があり、優れた風景地であることが指定理由となっています。
指定されると、公園内は保護規制計画の対象となり、5種類にゾーン分けして植生などを保護するとしています。
対象は駒ヶ根市を中心に13市町村に渡る3万5千ヘクタールとなっています。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、伊那市の一部、西駒山荘周辺が指定されています。
上伊那広域連合長の白鳥孝伊那市長は「中アの国定公園化で、伊那谷は国立公園と国定公園が両側にある地域になる。これは強み。これまで以上にうまく連携してやっていく必要がある。もちろん上伊那だけでなく木曽地域との連携も必要になってくる」と話していました。
今後、3月に告示され、正式に指定される見通しです。 -
県ソフトボール協会70周年記念
長野県ソフトボール協会の創立70周年を迎えた記念式典が、伊那市高遠町の高遠さくらホテルで25日、行われました。
式典には、協会関係者などおよそ100人が出席しました。
長野県ソフトボール協会は昭和24年に発足し今年で70年目を迎えました。
現在180チームが所属していて、このうち南信はおよそ50チームが所属しています。
県内ではここ10年で、女子中学生の長野選抜が都道府県対抗中学生女子大会で優勝したほか、女子の実業団チーム「大和電機工業株式会社」が全日本実業団女子選手権大会で優勝するなどの成績を修めています。
協会会長を務める伊那市の白鳥孝市長は「今年開催されるオリンピックをきっかけに、ソフトボールへの関心がより高まっていってほしい」と話していました。
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邦楽を身近に! まちなかJapan+
東京で活動する和楽器演奏家と上伊那の邦楽愛好者によるコンサート「まちなかJapan+」が26日、伊那市荒井のニシザワいなっせホールで開かれました。
コンサートでは、邦楽の魅力を伝えようと東京を中心に活動する「まちなかJapan」のメンバーと、上伊那の邦楽愛好者およそ20人が演奏を披露しました。
この日は、ドラマの主題歌メドレーや、筝をテーマにしたアニメの主題歌など、邦楽を知らない人でも親しみやすい曲が演奏されました。
まちなかJapanのメンバーが伊那市でも指導を行っていることが縁で毎年行われていて、今年で3回目になります。 -
大学入試センター試験
18日と19日全国一斉に行われている大学入試センター試験は
18日に信州大学松本キャンパスで英語リスニングの不具合が1件ありました。
19日午後4時現在県内の会場でトラブルなどの報告は入っていないということです。
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エレキテル橋本さんら 番組収録
12日に行われた伊那ケーブルテレビの番組「松尾アトム前派出所のりんご長者の旅」の収録に、だめよ~ダメダメの決め台詞で一世を風靡したニッポンエレキテル連合の橋本小雪さんが加わりました。
伊那市坂下区のどんど焼きは、12日に坂下神社境内で行われました。
番組は、そのどんど焼きに参加して、地域の人たちとコミュニケーションをとりながら楽しむ様子を収録したものです。
伊那ケーブルテレビが放送している「松尾アトム前派出所のりんご長者の旅」は、松川町のリンゴ農家でお笑い芸人の松尾さんが地域を回り物々交換を繰り返していく番組です。
今回は、松尾さんと同じ芸能事務所に所属するニッポンエレキテル連合の橋本さんと瞬間メタルの前田ばっこーさんが収録に加わりました。
普段出演しているのは松尾さんのみですが、橋本さん前田さんともに番組内でナレーションなどを担当していて、今回はスペシャル版となります。
3人は、餅つきも体験させてもらい、つきたてを味わっていました。
今回収録した番組は、2月にご覧のチャンネルで放送します。 -
高校入学志願予定数 弥生291人
長野県教育委員会は、来年度の高校入学志願者を対象に行った2回目の予定数調査をまとめ、7日に発表しました。
募集人員が40人減となった伊那弥生ケ丘高校は200人に対し291人が志願しています。
辰野普通は、前期65人、後期83人です。
商業は、前期23人、後期25人です。
上伊那農業は、生物生産、生命探究、アグリデザイン、コミュニティデザイン一括で、前期136人、後期169人です。 -
アルストロメリア 出荷ピーク
上伊那が日本一の生産量を誇る花「アルストロメリア」の出荷作業が、年末年始の需要期に向けて本格化しています。
伊那市東春近の花卉農家、酒井弘道さんの家では、年末の出荷作業がピークを迎えています。
午前中は収穫作業を行い、午後は選別と箱詰めが行われます。
上伊那では、夏場涼しく、冬場晴天の日が多いことから、年間を通じてアルストロメリアの栽培が行われています。
栽培に適していることから、日本一の生産量、1,300万本を出荷しています。
アルストロメリアを出荷するときに栄養剤と殺菌剤を入れた袋を一緒に入れることで長持ちさせています。
年末年始の出荷作業は24・25日がピークで、酒井さんのハウスでは、2日間で1万本を出荷するということです。
酒井さんは「今が一番忙しい時期。年末年始は花屋も花の数が欲しい時期なのでなんとかしたいと思います」と話していました。
年内の作業は25日までで、再開するのは年明けだということです。 -
県が「交通死亡事故多発警報」発表
長野県は、ここ1週間の内に県内で4件の交通死亡事故が発生したことから、22日に「交通死亡事故多発警報」を発表しました。
箕輪町でも16日に死亡事故が発生しています。
県では、ドライバーや歩行者に注意を呼びかけています。 -
新体操クラブ ポーラ☆スター発表会
伊那と塩尻地域のジュニアの新体操クラブ「ポーラ☆スター」の発表会が、22日、伊那市のロジテックアリーナ(伊那市民体育館)で開かれました。
伊那教室は28回目、塩尻教室は26回目となる合同発表会です。
ポーラスターには、年少園児から高校生まで、合わせて120人が通っています。
一般の生徒が通うコースは、週に1回練習していますが、週に5回練習を重ねる選抜選 手もいます。
発表会では、園児が保護者と一緒に踊りを披露する場面もありました。
保護者によると、衣装のラメやスパンコールの縫い付けなども保護者が行っているということです。
代表を務めている橋爪みすずさんは、「新体操を通して心を磨く大切さを子どもたちに伝えてきた」としています。
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美和・小渋ダム記念シンポジウム
小渋ダム完成から50年を記念するシンポジウムが、8日、中川村で開かれました。
シンポジウムでは国土交通省中部地方整備局勢田昌功局長は「ふたつのダムの治水・発電など様々な機能を継続的に維持するよう務めていくことを約束したい」とあいさつしました。
伊那市の美和ダムは昭和27年に工事着手、総工費31億6千万円で昭和33年に完成した重力式コンクリートダムです。
一方、中川村・松川町にある小渋ダムは昭和38年に工事着手、総工費83億3千万円で昭和44年に完成しました。
天竜川水系初のアーチ式コンクリートダムです。
両ダムとも洪水調節・かんがい用水・発電の役割を持つ多目的ダムです。
シンポジウムでは伊那市出身の切り絵作家・浦野栄一さんの作品を焼き付けた陶板が披露されました。
陶板はそれぞれのダムに設置されます。
シンポジウムは、節目の年にダムの役割を再認識し、過去の水害や今後の対策について学ぶことで防災意識の向上を図ろうと、天竜川統合ダム管理事務所、三峰川総合開発工事事務所などで作る実行委員会が開いたもので、およそ250人が出席しました。
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聖火リレー 西町から御園 2.3km
東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会は、聖火リレーの実施市町村ごとの走行ルートの詳細を17日に発表しました。
発表されたうち伊那市のルートは、西町から御園までほぼ直線の2.3キロとなっています。
出発地点は西町の春日公園下交差点です。
春日公園下交差点を出発したランナーは、北へ向かい、伊那市駅前や中心市街地を抜けていきます。 -
美和ダム60年・小渋ダム50年
美和ダム完成から60年、小渋ダム完成から50年を記念するシンポジウムが、8日、中川村で開かれました。
シンポジウムで国土交通省中部地方整備局勢田昌功局長は「ふたつのダムの治水・発電など様々な機能を継続的に維持するよう務めていくことを約束したい」とあいさつしました。
伊那市の美和ダムは昭和27年に工事着手、総工費31億6千万円で昭和33年に完成した重力式コンクリートダムです。
一方、中川村・松川町にある小渋ダムは昭和38年に工事着手、総工費83億3千万円で昭和44年に完成しました。
天竜川水系初のアーチ式コンクリートダムです。
両ダムとも洪水調節・かんがい用水・発電の役割を持つ多目的ダムです。
シンポジウムでは伊那市出身の切り絵作家・浦野栄一さんの作品を焼き付けた陶板が披露されました。
陶板はそれぞれのダムに設置されます。
シンポジウムは、節目の年にダムの役割を再認識し、過去の水害や今後の対策について学ぶことで防災意識の向上を図ろうと、天竜川統合ダム管理事務所、三峰川総合開発工事事務所などで作る実行委員会が開いたもので、およそ250人が出席しました。
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県・市高齢者クラブ会長池上さんに県知事表彰
長野県や市の高齢者クラブ連合会の会長を務め、長年にわたる尽力に功績があったとして、県知事表彰などを受賞した、伊那市の池上 弘祥さんが、12日白鳥孝伊那市長に受賞を報告しました。
伊那市上新田の池上弘祥さん84歳は、平成22年から9年間伊那市高齢者クラブ連合会の会長を、平成27年から4年間、長野県老人クラブ連合会の会長を務めました。
会員の拡大に取り組むなど、その功績が認められ、このほど、長野県知事表彰の「社会福祉功労者表彰」、全国老人クラブ連合会会長表彰、長野県老人クラブ連合会感謝状の3つの賞を受賞しました。
現在県内で、クラブに加盟している人は7万1千人ほど、伊那市内では2760人いて、人口の割合での加盟率は、伊那市は県内でもトップクラスだということです。
白鳥市長は、「活動を盛んにしていただき行政としても助かっている。お年寄りは元気が一番だ」と話していました。
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自分の手打ちそばで年越しを
自分で打ったそばで新しい年を迎えようと、伊那市高遠町ではそば打ち講座が3日に開かれました。
この日は高遠城址公園内にある高遠閣でそば打ち講座が開かれ、県内外から訪れた15人が、伊那そば振興会やそば打ち愛好会のメンバーから教わりました。
伊那市産のそば粉を使い、少しずつ水を入れながら混ぜ、塊を大きくしていきます。
講座はそば打ちを覚えてもらい、自分で打った年越しそばで新しい年を迎えてもらおうと開かれました。
ある参加者は「自分の打ったそばで年越ししたいという想いと、県外から高遠に来た人に魅力を伝えられるよう講座に参加しました。食べるのは一瞬だが、打つのは本当に大変です」と話していました。
指導にあたった伊那そば振興会の飯島進会長は「自分で汗水流して打ったそばは、どんな形であれ一番おいしい。そういうそばで年越ししてもらえるのは本当にいいことではないかと思う」と話していました。
講座は12月中にあと2回、来年1月中に2回予定されています。
まだ空きがあるということで、参加したい方は高遠町公民館(94-2557)にお問い合わせください。 -
「遠隔医療」実証へ 車両を公開
伊那市が、MONET Technologies株式会社と今年度から来年度にかけ行う、遠隔医療の実証実験で使用される車両が26日、東京都内でお披露目されました。
写真の車両が公開された、伊那市の遠隔医療の実証実験で使用される移動診察車です。
この日は東京都内で関連企業の戦略発表会が開かれ、その場で車両が発表されました。
トヨタ自動車とソフトバンクの共同出資会社、 MONET Technologies株式会社と伊那市は、医療に特化した遠隔サービス「モバイルクリニック」の実証を行い、実用に向け連携・協力していくための協定を今年5月に結びました。
発表された車両を活用し、今年度から来年度にかけて伊那市で実証実験を行います。
伊那市では、12月12日にMONETとモバイルクリニック分野で提携する医療機器大手の株式会社フィリップス・ジャパンとも連携協定を締結する予定です。
伊那市の白鳥孝市長はこの日の戦略発表会に出席し「自宅にいながらにして医薬のサービスが受けられる環境を構築し、将来的には社会的課題にもなっている医師不足や医療を受ける機会の確保など、医療側と患者側の両面から貢献できるものと考える」とコメントを発表しています。 -
リニア新幹線開通へ JR飯田線高速化を
リニア中央新幹線の2027年の開業にむけ、上伊那地域では、JR飯田線の高速化を要望していくことなどが確認されました。
21日は、リニア中央新幹線建設促進上伊那地区期成同盟会の正副会長会が伊那市役所で開かれ、今年度の事業計画などが承認されました。
新たに計画に加わったのは、JR飯田線の高速化に関する取り組みと、残土処理などを含めた建設推進の協力に関する取り組みです。
JR飯田線の高速化では、現在、豊橋駅から飯田駅まで運行している特急伊那路を、岡谷駅まで延伸することや、JR中央東線と飯田線の連携の向上についてJRに要望していくことを確認しました。
上伊那広域連合長の白鳥孝伊那市長は、「2027年には、自動運転が日常化し、インバウンドは今以上に進んでいるのではないか。そのような未来を想像しながら取り組みを進めていきたい」と話していました。
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正月飾りづくり 最盛期
正月を迎える準備が本格化しています。
箕輪町の信州縁起物製作所では、正月飾りの製作作業が最盛期を迎えています。
乾燥させた稲わらを、専用の機械に入れて動かすと、正月飾りをつくる上で重要な、三つ編みができあがります。
箕輪町沢にある信州縁起物製作所では、現在飾りづくりが最盛期を迎えていて、19日は従業員10人が作業にあたっていました。
信州縁起物製作所では、中南信地域の大型店から個人商店まで70店舗と取引をしています。
使う稲わらは箕輪町内で自社で栽培していて、300坪の田んぼ4.5枚分に相当するということです。
つくっている飾りは全部で 10種類以上ありますが、大槻清子代表によると、同じ長野県内でも地域によって人気のある飾りが違うということです。
大槻代表は「塩尻、大町、明科の方面は三つ編みにした稲わらから数本下に出たタイプのもの。上伊那地域は飾りのたくさんついた派手なもの。飯田地域はシンプルなものなど違いがある。今年はわらの出来も良いので良い物ができている。必死でつくりたいと思います」と話していました。
12月中旬までは大型店向けの、その後は個人商店向けの飾りづくりが行われ、作業は年末まで続くということです。 -
伊那小4年春組 被災小学校を支援
台風19号の影響で千曲川が決壊し、浸水被害を受けた長野市立長沼小学校を支援しようと、伊那市の伊那小学校・4年春組は、雑巾をつくって送ることを決めました。
29日は春組の児童35人が家庭から持ち寄ったタオルを使って雑巾をつくりました。
児童らは、二重にしたタオルを習ったばかりの手縫いで、雑巾にしていました。
雑巾を送る長野市立長沼小学校は、台風19号による千曲川の決壊で、一時は170センチほどまで浸水したということです。
校舎の復旧の目途は立っておらず、現在、学校に通うことができる児童のみ近くにある別の小学校に通っているということです。
春組では、同じ長野県内の小学生が被害を受けて苦労していることをニュースで知り、今回支援することを決めました。
担任の髙木政志教諭に、小学校で必要としているものを確認してもらい、復興作業に使う雑巾を長沼小の全校児童93人分送ることにしました。
発案した唐木莉彩さんは「同じ長野県の小学生が大変な思いをしているのを知って少しでも支援したいと思って雑巾を送ることにしました」と話していました。
髙木政志教諭は「最初は物を送ろうと話し合っていたが、子どもから「本当に必要なものを送ろう」という意見があり雑巾を送ることになりました。相手のことを本当に思いやる活動になることを強く願います」と話していました。
春組では、30日も雑巾づくりを行うことにしていて、今週中の発送を目指しています。 -
橋爪さん東日本大震災支援コンサート
伊那市出身のクラリネット奏者・橋爪恵一さんらによる東日本大震災の被災地を応援するコンサートが、27日、伊那市高遠町の信州高遠美術館で開かれました。
伊那市出身の橋爪さんのクラリネットと、ピアノ、バイオリンのアンサンブルコンサートです。
橋爪さんは、妻のしおみ・えりこさんとともに、宮城県石巻市の呉服店で、津波で被災し泥だらけになった着物を使って、3.11の記憶を伝える活動をしています。
被災した着物は、何度も洗ってステージの衣装にリメイクしています。
端切れは、50センチ四方のパッチワーク作品に使われています。
呼びかけに応じて、日本全国や海外からも作品が集まり、2700点を超えたということです。
橋爪さんらは来年完成予定の石巻の文化ホールの緞帳にパッチワークを役立ててほしいと活動しています。
会場では、コンサートの観客が参加するパッチワークの制作も行われていました。
このコンサートの収益金は、活動資金に充てられるということです。