-
箕輪町で下駄スケート体験会
昭和30年代まで使われていたという、下駄スケートの体験会が23日、箕輪町の上古田スケート場であった。
会場には普段郷土博物館に所蔵されている下駄スケートが用意された。
65年間毎年下駄スケートで滑っているという丸山平治さんが、参加者に履き方などを教えていた。
下駄スケートに挑戦した人たちは、下駄の冷たさや痛さ、不安定さに悪戦苦闘していた。
小学6年生の時以来、50年ぶりに下駄スケートを履いたという坂牧勉さんは、久しぶりの感覚を楽しんでいた。
指導にあたった丸山さんは「今は立派なスケート靴があるが、下駄スケートには独特の良さがある。多くの人に体験してもらいたい」と話していた。
箕輪町郷土博物館では、希望があればいつでも下駄スケートを貸し出す。 -
大寒なのに春の陽気
20日は大寒。1年で最も寒いころとされているが、伊那地域の最高気温は13.7度まで上がり春のような陽気となった。
この時期としては暖かな1日となり、箕輪町福与の福与城址公園には、福与城址を守る会の松崎久司会長と奥さんの仲子さんが訪れていた。
公園内には春を告げる花、福寿草が黄色い花を咲かせている。
福与城址は福寿草が咲く公園として有名で、松崎さんによると、福寿草はここ数日の間にいくつか咲き始めたという。
長野地方気象台の予想ではこの陽気は長続きせず、22日以降は平年並みの気温に戻るという。 -
郷土博物館で羽子板作り
自分たちで絵付けした羽子板で遊ぼうというイベントが17日、箕輪町の郷土博物館で開かれた。
募集定員を上回る20人が集まり、羽子板の絵付けに挑戦した。
これは、郷土博物館が今年初めて企画した。
博物館の庭にあるムクロジの木の実は、昔、羽根つきに使う羽の先端に使われていたことを知り、今回のイベントを企画。羽は、ムクロジの実を使って職員が手作りした。
参加者は、思い思いの絵を描き、色づけをしていた。
中には、自分の子どもを羽子板に描いた父親もいた。
羽子板が出来上がると、早速、試し打ちをしていた。 -
上古田保園児 スケート楽しむ
箕輪町の上古田保育園の園児は18日、近くの上古田スケート場で初すべりを楽しんだ。
年長と年中の園児18人がリンクを訪れ、スケートに挑戦した。
子どもたちは、慣れないスケート靴に苦労しながら、バランスを取って歩いたり、滑ったりして、氷の感触を楽しんでいた。 -
箕輪町国際交流協会新年会
箕輪町国際交流協会の新年会が16日、町文化センターで開かれた。
国際交流協会のメンバーと、町内在住の外国人あわせて90人が参加した。
新年会は、お互いの交流を深めようと、また日本の伝統文化に触れてもらおうと毎年開かれている。
すき焼きが出されたほか、日本舞踊など伝統芸能が披露された。
また獅子舞が登場し、1年の無事を祈願して外国人達が頭を噛んでもらっていた。
ある参加者は「こういった交流の機会は嬉しい。日本の伝統を勉強しながら楽しむことができた」と話していた。 -
北小河内大文字下ろし
箕輪町北小河内の漆戸常会で16日朝、小正月の伝統行事「大文字」の柱を倒す作業が行われた。
朝8時に、漆戸常会の住民が地区内の辻に集まった。
大文字は、五穀豊穣、家内安全などを願うもので、江戸時代から続く小正月の伝統行事。
11日に建てた高さ12メートルの柱を下ろす作業を行った。
下ろした柱は、近くの集会所まで協力して運んだ。
大文字に付けられた紙の花の飾りは家の玄関に飾ると厄除けになるとされていて、住民らは、少しずつ分け合い、持ち帰っていた。
漆戸常会では昨年まで、朝6時に大文字の行事を行っていたが、今年は試験的に、日が出て明るくなった朝8時に行った。
漆戸常会では、「地域の伝統行事を長く続けていくために、少しは形を変えながらも、多くの住民が参加できるものにしていきたい」としている。 -
小河内神社で今年の世相を占うお筒粥神事
箕輪町南小河内の小河内神社で15日、今年の世相を占う小正月伝統のお筒粥の神事があった。
午前5時、鋳物のカマに米2升5合と水、21本の葦を束にしたものが入れ、楢の薪で火を炊き始めた。
地元の人によると、小河内神社のお筒粥の神事は数百年にわたり続けられており、曜日に関係なく毎年15日の早朝に行なわれている。
神社総代8人が交代で火の番をしながらカマをかき混ぜ、葦の中にどれだけ米が入るかで占うため、水の量や火加減に注意を払って行う。
炊き初めてから2時間、あたりが明るくなる午前7時過ぎに炊きあがった。
宮司がカマから取り出した葦は本殿に運ばれ、外には見えないようにご神託を仰ぐ。
占いの結果、水稲は中から中の上、野菜は白菜が上の上、ごぼう、ナス、ささげが上、果樹などは梨が中の上、りんごとトマトが下となっています。
穀類では、大豆、トウモロコシが中の上で、世の中は、6分5厘だった。
樋口忠文宮司は、「がんばらないといけない年。一生懸命に努力して良い年にしましょう」と話していた。 -
平澤町長が町長の給料や議員報酬額の改定を審議会に諮問
箕輪町の平澤豊満町長は15日、来年度の町長の給料や議員報酬の額の改定を審議会に諮問した。委員からは減額を求める声が相次いだ。
審議会の委員は金融機関や税理士などを含む各種団体の代表10人。
平澤町長が辞令を交付し、「町民の目線で審議をお願いしたい」と白紙諮問した。
今年度の給料は町長が条例で定められている83万円を10パーセント抑制して74万7千円、副町長は60万3千円、議会議長は、3パーセント抑制し、30万7,490円などとなっている。
委員からは、「厳しい経済情勢を鑑み、強いリーダーシップを発揮してもらうためにも相当な減額をすべき」「経済動向を見て、抑制を強めるべき」などと、減額を求める声が相次いだ。
また、「議会に対し提案権を持つ町長の意向を伝えてもらわないと審議しずらい」とする声もあり、審議会の柴要会長は、平澤町長に対して、考え方を提示してもらうよう働きかけたいとしている。
次回の審議会は27日、答申案をまとめ、2月上旬に答申の予定。 -
09年の交通事故、火災発生件数まとめ
伊那警察署管内の2009年の交通事故件数がまとまった。
交通事故での死者は2人で、昭和30年以来54年ぶりの最も少ない数字となっている。
伊那警察署のまとめによると、昨年の伊那署管内の交通事故件数は467件で、前の年に比べて5件の減となっている。
死者は3人減の2人で、昭和30年以来54年ぶりの最少の数字となった。
けがをした人は594人で、10人増加している。
高齢者の事故は20件増の167件で、全体の35.8%を占める。
また、自転車の事故が5件増の35件、歩行者の事故が9件増の57件となっていて、交通弱者がからむ事故が増加傾向にある。
伊那警察署では、「54年ぶりの死亡者2名は、喜ばしいことではあるが、本来はゼロが目標。今年は、更にそれを下回る数字を目指して、交通弱者対策を中心に取り組みたい」としている。
また伊那消防署管内の09年の火災発生件数がまとまった。
伊那消防署管内の09年の火災発生件数は42件で、前年と比べ14件の減となっている。
内訳は建物火災が18件で14件減、林野火災が8件で6件の増、車両火災が2件で8件の減、その他が14件で2件の増となっている。
また、放火・放火の疑いのある火災は4件で7件の減となっている。
林野火災が増加した原因としては、例年より雪が少なかったことなどが挙げられるという。
伊那消防署によると、ここ数年火災発生件数は減る傾向にあるということだが、これから火災の多いシーズンが続くとして、火の元には充分に注意するよう呼びかけている。 -
【カメラリポート】劇団「歩」稽古に熱
箕輪町文化センター付属劇団「歩」の新春特別公演「夕鶴」の舞台稽古。
夕鶴は、民話「鶴の恩返し」にもとづく作品で人間の持つ、純粋な愛情とお金に対する欲が描かれている。 -
中曽根で伝統の獅子舞
地域や区民の今年一年の安泰や無病息災を願う伝統の獅子舞が10日、箕輪町の中曽根で披露された。
保存会のメンバー約40人が、区内の神社で舞を奉納した後、区長の自宅や区内の辻など4カ所で伝統の獅子舞を披露した。
中曽根の獅子舞は、町の無形民俗文化財に指定されていて、約200年前から地区に伝わる小正月の伝統の行事。
舞は、地域の安泰や五穀豊穣、無病息災を願うもので、「肇国の舞」や「剣の舞」など五つの舞で構成されている。
保存会会長の伊藤一彦さんは「願いのこもった良い舞が披露できた。一年の良いスタートが切れた」と話していた。
舞が終わると、集まった人達は、獅子に頭を噛んでもらい、今年一年の無事を願っていた。 -
箕輪町武道関係専門部が鏡開き
箕輪町公民館の武道関係の専門部が11日、鏡開きをして初稽古に励んだ。
箕輪町公民館の武道など5つの専門部およそ80人が武道館に集まった。
専門部は柔道、剣道、空手、なぎなた、フェンシングの5つ。日頃は、週1回から2回、武道館や町民体育館る練習している。
初稽古に臨んだ部員たちは、元気な声を出して基本練習に取り組んでいた。
町公民館の柴一貫館長は、「武道は礼に始まり礼に終わる。礼を大事にして稽古に励んでください」と激励していた。
稽古の後は、松島コミュニティセンターでお汁粉会が開かれ、部員たちはお汁粉を食べながら決意を新たにしていた。 -
南宮神社お筒粥の神事 今年の世相は「5分8厘」
今年1年間の世の中を占う、恒例の「お筒粥の神事」が9日、箕輪町木下の南宮神社で行われ、今年の世相は昨年より2厘下がり「5分8厘」という結果だった。
お筒粥の神事は、南宮神社の初祭りの中で行われる占いの神事。
境内に用意された釜に、葦の茎を37本束ねた物といっしょに米と小豆を入れる。
約2時間、釜を煮立て、葦の茎の中に入った米や小豆の数が占いの結果となる。
占いの結果、今年一年の世相を表す世の中は、昨年より2厘下がり「5分8厘」となっている。
農作物では、ソバやニンジン、ネギなど5品目で極上。気候は、秋が上で春と夏が中、冬が下となった。
南宮神社の唐沢克忠宮司は「占いでは、去年より良くない結果が出たが、一人一人の努力で、良い方にもっていってもらえれば」と話していた。 -
消防出初式
上伊那各地で10日、消防の出初式が行われた。
伊那市では、消防団や赤十字奉仕団、消防署など、総勢875人が参加した。
JR伊那北駅から伊那市駅までの中心商店街を分列行進し、伊那橋では小坂樫男市長や伊藤仁消防団長の観閲を受けた。
分列行進には、各分団のポンプ車など60台も参加し、沿道は家族連れなどの見物人で賑わっていた。
行進前に行われた式典には、村井知事も出席し、「安心・安全に暮らせる社会実現の一翼を担ってほしい」と団員たちを激励した。 -
北小河内漆戸で大文字
箕輪町北小河内の漆戸常会で11日、今年1年の五穀豊穣などを願う「大文字」が地区内の辻に立てられた。
大文字は、江戸時代から続く小正月の伝統行事で、五穀豊穣、家内安全を願って行われる。
朝、住民が辻に集まり、手作りした花の飾りや松の枝などを大文字に取り付けた。
飾り付けが終わると、掛け声に合わせて大文字を立てた。
大文字は高さ約12メートルほどになる。
住民は、無事に建てられた大文字を見て、今年の五穀豊穣と家内安全を願っていた。
この大文字は16日に倒され、飾りは各家庭で持ち帰り厄除けにするという。 -
ブラジル人学校再出発
生徒数の減少で昨年12月に閉校となった箕輪町のブラジル人学校「コレージオ・ピタゴラス長野校」が12日、長野日伯学園として再スタートした。
ブラジル人学校ピタゴラス長野校は昨年の末に生徒数の減少により閉校した。
保護者から、存続を望む声が多かったことからピタゴラス長野校の元職員が運営を引き継いだ。
新しく開校した日伯学園は、ピタゴラスの校舎や備品を利用し1月6日から保育の必要な子供の受け入れを開始した。
12日からは、小・中・高生の授業を再開した。
学園には31人が入学し、このうち29人がピタゴラス長野校で学んでいた。
日伯学園は、保育園児、小学生、中高生の3つに分けて、職員6人が指導する。
このうち、中高生のクラスでは1時間目、グループに分かれて自己紹介をした。
学校の運営を軌道に乗せるには約120人の生徒が必要ということで、生徒数を増やす努力を続けていきたい竏窒ニしている。
授業料は、ピタゴラスに比べ1万円ほど安い1カ月3万5千円。
教員は当面ボランティアで指導するということで、長野日伯学園では自治体や企業などに支援を求めたい竏窒ニしている。 -
上伊那生協病院の元課長使い込みで懲戒解雇
箕輪町の上伊那生協病院の元医事課長が、電子カルテを不正に操作して医療費を着服し、懲戒解雇されていたことがわかった。
懲戒解雇されたのは、上伊那生協病院の元医事課長で、30代の男性。
病院によると、元課長は、2007年7月から昨年11月にかけて、電子カルテを不正に操作し、患者が支払った医療費の一部を着服していたもので、その額は1千万円以上に上るという。
元課長は、その金を趣味の車などに使っていたということだが、全額弁済済みで社会的制裁も受けたとして、病院側は刑事告訴はしない方針。
上伊那医療生協では昨年末、2万人の組合員に謝罪文書を送っていて、再発防止に万全を期したい竏窒ニしている。 -
上古田スケート場 9日オープン
箕輪町上古田の町営スケート場が9日オープンする。
上伊那地域では数少ない天然リンクで、氷の厚さが10センチを超え、予定通りのオープンを迎える。
9日は、午前7時から10時まで、平日は、午後6時からナイターも楽しめる。
昨シーズンは、1月15日から29日までの11日間滑走可能となり、のべで2,177人が利用した。
今シーズンは、地元の箕輪西小学校が授業で使用するほか、町郷土博物館による下駄スケートの体験会も計画されている。 -
箕輪町振興計画審議会
後期基本計画素々案示す平成17年度から平成26年度までの箕輪町のあり方を示す第4次振興計画の、平成22年度以降の後期基本計画素々案が6日、示された。
箕輪町役場で振興計画審議会が開かれ、前期基本計画の策定に携わった有識者や住民代表ら約30人が出席した。
後期基本計画では、平成22年度から平成26年度までの町づくりについて、7項目に分けて目標を掲げている。
具体的には▽協働のまちづくり事業に町税の1%を投資して推進をはかること▽運動遊び、英語遊びなど町独自の一味違う子育てを推進すること竏窒ネどが挙げられている。
平澤豊満町長は「活力ある箕輪町づくりのために、充実した基本計画にしてもらいたい」と話していた。
今後は、項目毎に審議を行い2月末に平澤町長に答申する予定で、町では、町議会3月定例会に報告したい考えだ。 -
箕輪町で仕事始め
市町村など地方自治体では、4日から仕事が始まっている。
箕輪町役場では仕事始め式が行われ、平澤豊満町長が約110人の職員を前に年頭のあいさつした。
平澤町長は「今年は安全安心な町づくりのためセーフコミュニティーの認証取得に取り組みたい。また、一味違う箕輪の子供育成事業では読書教育・読育を推進していきたい」と話し町民のために精一杯頑張って欲しいと職員に呼びかけた。 -
萱野高原で「初日の出」
箕輪町の萱野高原では、1日、初日の出を見るイベントが行われた。
この日は、早朝から、約40人が、萱野高原に集まり初日の出を拝んだ。
参加者は、「初日の出のように景気よく良い年になって欲しい」「寒かったけれど、初日の出がきれいだった。国語の勉強が出来るようにとお願いしました」などと話していた。 -
企業で仕事始め
年末年始休みも終わり上伊那の多くの民間企業で5日から、仕事始めとなった。
このうち、電子部品の製造販売を行っている伊那市のルビコンは、本社で行われた始業式で、約450人の社員を前に登内英夫会長が年頭のあいさつをした。
登内会長は「去年の暮れは、一昨年の暮れと比べると受注件数が好調。例年12月から2月3月にかけては厳しい時期だが今回は逆の状況になっている。今年もみなさん一丸となってこの1年間を戦い抜いて欲しい」と社員に呼びかけた。
ルビコンによると現在、去年の倍の受注を抱えていて、薄型テレビをはじめとする電子機器の好調な売れ行きがその要因と話している。
また、箕輪町で抵抗器の製造販売を行っているKOAの向山孝一社長は、「徹底的なコスト削減や効率化など全社一丸となった結果、今期中間決算では営業利益、経営利益ベースで黒字を確保することができた。環境をはじめとする新たな有望分野において5年先、10年先を見据え顧客に対して的確な提案を行い、一層の信頼を勝ち得ていかなければならない。経済的に逆境な今こそが、その大きなチャンス」とのコメントを発表している。 -
警察犬嘱託書交付
警察犬の嘱託書交付が5日、伊那警察署で行われた。
箕輪町のドッグスクールタカギ代表の高木のり子さんに、長野県警察本部長からの警察犬嘱託書が伝達された。
嘱託されたのは、10歳のオスと3歳のメスのシェパード2頭。2頭とも昨年に引き続いての嘱託で、行方不明者の捜索や犯罪捜査などに協力するという。嘱託期間は1年間。 -
箕輪町特産品「まつぶさわいん」完成
箕輪町の特産品「まつぶさわいん」。今年産のまつぶさわいんの完成お披露目会が22日、箕輪町内で行われた。
箕輪町内でまつぶさの実を生産している生産者や、関係者らが集まり、出来上がったばかりのワインを味わった。
まつぶさわいんは、箕輪町が特産品として10年以上前から売り出している。
健康効果が高いと言われるマツブサの実を醸造していて、今年は7人の生産者で840キロを収穫した。
アルコール度数は4%ほどで、果実のような甘さがあるため、女性にも飲みやすいワインに仕上がっているという。
今年のまつぶさワインは1本500ml入りで1850円、箕輪町内の酒屋などで販売されている。 -
箕輪町 長時間保育の料金を引き下げるよう答申
箕輪町保育料審議委員会は、25日、10年ぶりに長時間保育の料金を改定するよう、平澤豊満町長に答申した。
25日は審議委員会の加藤壽一郎委員長が平澤町長のもとを訪れ、答申書を手渡した。
1ヶ月前、白紙諮問をされた審議会では、町の保育料について検討してきた。
審議会は、景気低迷や雇用情勢の悪化など厳しい経済状況を受け、子育て家庭の負担軽減を目的に、10年ぶりに長時間保育の料金を引き下げるよう求めている。
例えば、今の体系では、4階層以上の人が、午後4時から6時まで長時間保育を利用した場合の額料金は6,000円ですが、答申では、5,500円とするよう求めている。
2階層は2,400円、3階層は3,600円とこれらの階層の長時間保育の料金は、既に軽減されている事から、妥当な料金として据え置きとしている。
答申を受けた平澤町長は「十分尊重したい」と話していた。 -
富田区誌完成祝賀会
箕輪町富田区の歴史をまとめた区誌が完成し、富田公民館で20日、完成祝賀会が開かれた。
祝賀会には、地元区民約50人が出席し区誌の完成を祝った。
区誌は地域の歴史を後世に残していこうと区民13人が、5年前から区内の歴史や文化など調査、研究してきた。
完成した区誌はB5版270ページで、富田区の自然や地名の由来、史跡や神社の歴史などが紹介されている。
明治時代に使っていた除草機や牛や馬を使っての代かきなど富田区の農業の様子が写真で紹介されている。
区長の向山智充さんは、「立派な区誌が完成し感無量。昔と今の姿と照らし合わせ、これからの生活・文化の発展につながればうれしい」とあいさつした。
また編集委員長の向山正俊さんは、「この一冊が区民の人達の郷土史を理解する上での一助になれば」と話していた。
同日は、スライドを使って区誌完成までの経過なども紹介された。
区誌は富田区約200戸に全戸配布されるほか、町内の小学校や図書館、郷土博物館などにも置かれる。
また1部千円で販売もするという。 -
伊那ファイターズ卒団式
中学生の硬式野球チーム「伊那ファイターズの卒団式が20日、箕輪町の伊那プリンスホテルで行われた。
卒団式には、チームの関係者や保護者ら約100人が出席し、11人を送り出した。
伊那ファイターズ代表の登内英夫さんは、「チームで学んだ精神を忘れることなく、これからの人生を歩んでほしい」とあいさつし、一人ひとり卒団証書を手渡した。
また浦野博監督は、11人との思い出を振り返りこれからの野球人生にエールを送っていた。
卒団生を代表して前主将の宮原雄太君は、「厳しい練習があったからこそ今の自分がある。皆さんの協力があって好きな野球が出来た」と感謝の気持ちを話していた。 -
ファミリーフットサルフェスティバル開催
箕輪町サッカー協会などが主催するファミリーフットサルフェスティバルが20日、箕輪町民体育館で行われた。
この大会は、フットサル人口の底辺の拡大につなげようと開かれたもので、今年で2回目。
大会には町内をはじめ伊那市などから8チーム参加し熱戦を繰り広げた。
ファミリーフットサルは、小学生が中心となりチーム内に20歳以上の男性と女性を入れるのがルール。
大会は2つのブロックに分かれ4チームの総当たり戦で試合が行われた。
子ども達は、体育館を走り回り大人顔負けのプレーを見せていた。
参加したお父さんたちも子ども達に負けまいと必死にボールを追いかけていた。
大会の結果、優勝は箕輪町「チームレジェンド」、2位が伊那市「暴レンボーローズ」、3位が箕輪町の「TOPSAL jr」となっている。 -
木下山車飾り制作追い込み
来年1月9日、10日に行われる箕輪町南宮神社の初祭りに飾られる山車飾りの制作が、追い込みに入っている。
南宮神社境内にある祭典準備室には、初祭り用に制作されてきた人形がずらりと並んでいる。
来年披露されるのは、JR木下駅前に加藤清正と虎、境内東舞台に決戦川中島、社務所前には平家の滅亡、北舞台には今回特別参加する中部小学校5年3組のおむすびころりん、そして子どもの山車飾りグループ「スマイル山車クラブ」のさるかにがっせんなど6つの舞台で、干支にちなんで虎の縁起物も登場する。
箕輪南宮神社の山車飾りは、明治の初め頃から始まり、一時は、各商店が自分の店先などに飾るなど規模も大きくなったが、戦後衰退。
昭和54年、山車飾り復活を願い保存会が結成され、昭和63年に町の無形文化財に指定された。
南宮神社の初祭りは、来年1月9日、10日で、舞台の飾りつけは6日に完了する予定。 -
師友会「師と友」出版を祝う会
箕輪国民学校初等科の卒業生でつくる師友会はこのほど、会の歩みをまとめた冊子を出版し18日、会員が箕輪町内で「出版を祝う会」を開いた。
師友会は昭和17年に中箕輪国民学校初等科を卒業した同年生の集まりで、会員の多くが今年80歳の節目の年を迎えた。
会は高齢化などを理由に活動を終えることにしていて、今回これまでの活動をまとめようと「師と友、師友会のあゆみ」を出版した。
冊子には会の発足の頃や会員らの写真などが39ページにまとめられている。
会長の藤田隆美さんは「同じ学校に入学以来70年あまり。会の活動を通して、絆を深めることができた」とあいさつした。
会では全国にいる同年生に、この冊子を郵送することにしている。
また会の活動は終えるが、今後も互いの交流は続けていくという。