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若い女性の流出について考える
上伊那地域からの若い女性の流出について考える講演会が13日、伊那市のニシザワいなっせホールで開かれました。
講演会では上伊那広域連合の唐澤直樹さんと少子高齢化対策などについて研究している株式会社ニッセイ基礎研究所の天野馨南子さんがデータをもとに話をしました。
唐澤さんは上伊那出身で東京都など関東で暮らし、働く20歳から33歳までの女性50人にアンケートを行った結果を報告しました。
それによると女性がUターンしなかった理由で最も多いのは「県外に働きたい職場があった」で18人。
2番目は「県外での生活が便利」で17人、3番目が「県外の職場の方が給料が良かった」で15人でした。
この結果を受けて天野さんは「雇用者が令和時代の若者を惹きつけるための主役になっている」と話しました。
上伊那広域連合によりますと県外に進学後、県内へUターンする人は約4割だということです。
講演会は若者に地元に戻ってきてもらうためにはどうすればよいのかを考えようと若者人材確保事業実行委員会が開いたもので、会場には約100人が集まったほか70人がリモートで話を聞きました。
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全県「インフルエンザ注意報」発表
長野県はインフルエンザの患者数が増え今後流行の拡大が懸念されることから、昨シーズンより1か月早く、今シーズンはじめてのインフルエンザ注意報を12日発表しました。
県の発表によりますと3日から11日までの全県の1医療機関あたりの患者数は、11.51人で基準となる10人を超えたことからインフルエンザ注意報を発表しました。
注意報の発表は昨シーズンより1か月早くなっています。
上伊那地域の1医療機関あたりの患者数は12.13人となっています。
県では、手洗い、うがいをこまめに行い、症状がみられる場合は学校や職場を休むなど、感染拡大防止を呼びかけています。
なお放送エリア内の小中学校では、11日伊那市の4校で5クラスが、12日箕輪町の2校で2クラスが学級閉鎖となっています。
南箕輪村はありませんでした。
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伊那市小沢で畳を焼く火事
10日午後6時40分頃、伊那市小沢の住宅で、畳や障子を焼く火事がありました。
この火事によるけが人はいませんでした。
火事があったのは伊那市小沢の田畑秀明さん宅です。
木造2階建ての住宅で、畳や障子、衣類、カセットコンロを焼きました。
火は5分後の10日午後6時45分に消し止められました。
伊那警察署では屋内から出火したものとみて調べを進めています。 -
長谷小 創立50周年
伊那市長谷の長谷小学校が今年度で創立50周年を迎え、記念式典が10月31日に校内で行われました。
記念式典には長谷小の全校児童65人の他に長谷中の生徒や来賓、保護者が出席しました。
長谷小学校は昭和51年(1976年)に旧伊那里小学校と旧美和小学校が統合し開校しました。
福永佐枝子校長は「開校以来地域に支えられてきました。これからも地域全体で学校を作り上げていきたいです」と式辞を述べました。
記念式典のあとは小中合同音楽会が開かれました。
長谷中3年の南アルプス太鼓のオープニングで始まりました。
児童・生徒は劇や合唱を学年ごとに披露し、50年の節目を祝いました。 -
秋の火災予防運動 開始式
9日から始まっている、秋の火災予防運動の開始式が伊那市の上伊那広域消防本部で10日に行われました。
開始式には上伊那の消防署員や本部職員などおよそ30人が出席しました。
上伊那広域消防本部の中村晃消防長は「地域住民が安心安全に暮らせるように火災予防を周知してほしい」と訓示しました。
秋の火災予防運動は、火災発生の防止を呼びかけ、地域住民に防火意識を高めてもらおうと毎年行われています。
開始式の後、消防車両が出発し、上伊那全域で予防広報を行いました。
上伊那広域消防本部によりますと今年は、管内で9日までに73件の火災が発生していて、去年の同じ時期と比べて17件増加しているということです。
秋の火災予防運動は15日(土)までとなっています。
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上伊那地域障害者雇用相談会
上伊那地域の障害者を対象にした雇用相談会が伊那市のいなっせで10日に開かれました。
相談会には求職者およそ100人が参加しました。
会場には上伊那の企業15社がブースを設け求職者に企業説明を行いました。
障害者の雇用促進を図ろうとハローワーク伊那が毎年この時期に開いているものです。
ハローワーク伊那管内の障害者雇用の状況は去年6月1日現在610人です。
参加した求職者は「気になる企業と直接話が出来て良かった」と話していました。
企業の採用担当者は「求職者の求めていることや悩みなどを聞きながら話を進めることが出来た」と話していました。
昨年度、ハローワーク伊那を通じた就職件数は224件で過去最高だということです。
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酒気帯び運転の疑い 20代男逮捕
伊那警察署は、伊那市の20代の男を、酒気帯び運転の疑いで8日午前8時23分に逮捕しました。
伊那警察署の発表によりますと、逮捕されたのは、伊那市狐島のアルバイト従業員、渕井虎太郎容疑者22歳です。
渕井容疑者は、酒気を帯びた状態で、8日午前6時50分頃、箕輪町の町道で車を運転した疑いです。
交通事故の通報を受けて駆けつけた警察官が職務質問をした結果、酒気帯び運転が判明し、逮捕したということです。
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戦後80年展 創造の翼を広げる作家たち
戦争を体験した作家などの作品が並ぶ「戦後80年展 創造の翼を広げる作家たち」が伊那市高遠町の信州高遠美術館で開かれています。
会場には、戦時中から現代までの作家16人の、絵画や立体作品48点が展示されています。
信州高遠美術館では、戦後80年の節目に、戦中・戦後の創作活動を振り返るとともに、平和への願いを込めた現代作家の作品を見てもらおうと企画しました。
戦時中に創作活動をしていた10人の収蔵作品と、上伊那地域の現代作家6人の作品が並んでいます。
「戦後80年展 創造の翼を広げる作家たち」は、来年1月30日(金)まで、信州高遠美術館で開かれています。
入館料は、一般500円、高校生以下および18歳未満は無料です。
1月10日には、学芸員と現代作家6人によるギャラリートークが予定されています。
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箕輪町郷土博物館「アジア・太平洋戦争と箕輪」
箕輪町から戦地に赴き亡くなった人の遺品などが並ぶ、戦後80年特別展「アジア・太平洋戦争と箕輪」が、町郷土博物館で開かれています。
会場には、博物館が所蔵する軍服や靴、防空頭巾、出征旗など120点が並んでいます。
博物館では、戦後80年の節目に、戦争の歴史と町の関わりを知り、戦争について考えるきっかけにしてもらおうと、特別展を企画しました。
会場では、遺影や家族に宛てた手紙、死亡通知書など、遺族が所蔵する、16歳から34歳までの8人の遺品も展示されています。
箕輪町遺族会が発行した、戦没者名簿「英魂録」も展示されています。
博物館では、英魂録をもとに、戦没者の年代や死因などをまとめ、グラフで紹介しています。
特別展「アジア・太平洋戦争と箕輪」は、11月24日(月)まで開かれています。
入館料は無料です。
11月3日と15日には、学芸員による展示解説や講座が開かれる予定です。
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安協の4人が緑十字銅章受章
交通安全の推進に尽力した人に贈られる交通栄誉章緑十字銅章の表彰伝達式が伊那市の伊那警察署で9日行われました。
4人が受章し、式に出席した3人が、駒津一治署長から表彰状を受け取りました。
緑十字銅章を受章したのは、伊那交通安全協会幹事の漆戸健治さん。
箕輪町交通安全協会女性部長の細井成子さん。
箕輪町交通安全協会副女性部長のルーカス尚美さん。
箕輪町交通安全協会監事の向山敏晴さんです。
駒津署長は、「管内は地道な交通安全活動が実を結び事故は減少傾向にある。今後も気を緩めずに活動していきたい」と話していました。
受章者を代表して漆戸健治さんは「安協の役員だという認識を持ち、交通安全私からという意識で取り組んでいきたい」と謝辞を述べました。
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90代女性が通帳をだまし取られる
上伊那郡内の90代女性が預金通帳をだまし取られる特殊詐欺被害が発生しました。
伊那警察署の発表によりますと被害にあったのは上伊那郡内の90代の女性です。
女性は今月上旬、警察官を名乗る男から電話やSNSのビデオ通話で「あなた名義で新しく口座が作られています」「事件捜査のため今持っている口座が凍結されてしまうかもしれない」「警察官が近くの見回りをしているので通帳を玄関前に置いてください」などと言われ、自宅敷地内に通帳を置き、だまし取られたものです。
その後、相手と連絡がとれなくなったことを不審に思い、警察に相談し、被害に気付いたものです。
きょう午後4時現在現金が引き出される被害は確認されていないということです。
伊那署では、警察官が事件の捜査名目でSNSを利用して通帳や現金などを要求することはないとして、被害防止を呼びかけています。
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まっくんバス 運行見直し案示す
南箕輪村は、村内巡回バス「まっくんバス」の運行ついて、従来の巡回バスを廃止し、通学通院支援バスへと変更し、運行を見直します。
これは、16日に役場で開かれた地域公共交通会議で示されたものです。
村内巡回バス「まっくんバス」は、現在朝から夕方まで、2台のバスで村内4つのコースを運行しています。
新たな運行案では、高校生や高齢者などに重点を置き、従来の巡回バスから通学通院支援バスに変更する計画です。
これまで1日を通して運行していたものを、朝と夕方の時間帯に限定し、従来の4コースから2コースに減便します。
高校生の通学を支援するため、朝夕1回ずつ上伊那農業、伊那北、伊那弥生ケ丘高校にも停まります。
また、電車で通う生徒も利用できるよう、JR飯田線の時刻表に合わせた運行にするということです。
通院支援では、伊那中央病院や村内の病院なども停留所となり、朝の診察開始時間に合わせた運行を計画しています。
運行見直しに伴い、福祉移送サービスの拡充や、タクシー券の枚数を増やすなど、これまで日中に利用していた人への対策も検討しています。
まっくんバスの利用者は、コロナ禍前は年間1万3,000人程度でしたが、昨年度は1万人ほどで、1便当たり2.4人でした。
村では、12月までにルートを確定し、住民や高校への説明を行い、来年4月の運行開始を目指すということです。
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特殊詐欺被害防止を呼び掛ける啓発活動
11日から始まる全国地域安全運動を前に、特殊詐欺被害防止を呼び掛ける啓発活動が、10日に伊那市のベルシャイン伊那店で行われました。
10日は、伊那警察署の署員や伊那防犯協会連合会、防犯ボランティア団体「伊那エンジェルス隊」のおよそ10人が買い物客に啓発のチラシとグッズを配りました。
伊那警察署管内では、今年に入り9日までに電話でお金詐欺被害が19件発生していて、被害総額はおよそ6,270万円です。
去年1年間では、7件で被害総額はおよそ2,100万円でした。
SNS型投資・ロマンス詐欺被害は9日までに14件発生していて、被害総額はおよそ1億5,500万円です。
去年1年間では、6件、被害総額はおよそ8,600万円でした。
啓発活動は、11日から始まる全国地域安全運動を前に行われたもので、買い物客に特殊詐欺被害防止を呼び掛けました。
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上伊那郡内50代男性 305万円詐欺被害
上伊那郡内に住む50代の男性が、305万円をだまし取られる詐欺被害が発生しました。
伊那警察署の発表によりますと、被害にあったのは上伊那郡内に住む50代の男性です。
男性は、7月中旬SNSで見つけた投資関連の広告にアクセスしたところ相手から株式投資をすすめられ送信された「利益が400パーセント以上を超える可能性があります」などのメッセージを受信しました。
相手の指示に従って投資用のアプリケーションをダウンロードするなどして8月上旬から複数回に渡り指定された口座に合計305万円を振り込みました。
伊那署では、儲け話を鵜呑みにしないなど、被害防止を呼び掛けています。
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上伊那広域消防 林野火災想定の合同訓練
上伊那広域消防本部は、長野県消防防災航空隊と合同で、林野火災を想定した連携訓練を3日に箕輪町で行いました。
訓練は、箕輪町の箕輪ダム周辺で行われ、管内6つの消防署から署員合わせて31人が参加しました。
この訓練は、県の消防防災ヘリコプターとの連携体制を確認し、災害時に円滑な活動が行えるよう、年に1度行われています。
現場では、防災ヘリが到着すると、署員が誘導を行い、消防車から延ばしたホースを使って、空中消火用バケットに200リットルの水を給水しました。
このバケットには最大で900リットルの水が入るということです。
給水を終えたヘリコプターは、バケットを吊り下げてダム湖に向かい、上空から放水を行いました。
上伊那広域消防本部によりますと、今年は10月2日までに4件の林野火災が発生しているということです。
また、県消防防災航空隊に出動を要請したのは、2021年4月に西箕輪で発生した林野火災が直近だということです。
講評で上伊那広域消防本部の中村晃消防長は「訓練を活かし、今後も迅速な対応が可能となるように、体制の強化に努めてほしい」と話していました。
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富県郵便局で強盗訓練
伊那市の富県郵便局で、強盗犯が押し入ったことを想定した訓練が9月24日に行われました。
伊那警察署員が扮する強盗が、刃物を手に郵便局に押し入りました。
女性客を人質に取り、金を要求しました。
金を奪うと、犯人は外に逃走しました。
通報を受け警察官が駆け付けると、職員が犯人の特徴を伝えていました。
伊那署では、犯人の特徴を複数人で記録することや犯人が触ったものや足跡など証拠の保存を行うようアドバイスしていました。
この日は、電話でお金詐欺被害防止の声掛け訓練も行われました。
警察官から300万円を用意しないと逮捕すると電話を受けた男性が窓口に来たという想定で行われました。
対応した局員は、詐欺を疑い事情を聞きながら男性を落ち着かせていました。
伊那署によりますと、今年に入り偽警察官からの電話による詐欺被害が増えてきているということです。
訓練は、上伊那の郵便局で毎年行われています。
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50代男性1,155万円相当詐欺被害
伊那市内に住む50代の男性が仮想通貨約1,155万円分をだまし取られる詐欺被害が発生しました。
伊那警察署の発表によりますと男性は7月中旬、SNSを通じて知り合った女を名乗る相手から「投資のスペシャリストの知り合いがいる。この人の指示に従って暗号資産イーサリアムで外貨取引をすれば必ず儲かる」など投資を勧めるメッセージを受信しました。
男性は複数回に渡り、暗号資産イーサリアムを購入して相手から指定された送金先に、合計1,155万円分を送りました。
その後投資分の金を出すことができず知人に相談し、被害に気付いたということです。
伊那署では、SNSやインターネットでの投資話は詐欺を疑うなど、被害防止を呼び掛けています。
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少年の塔慰霊祭
太平洋戦争中、上伊那から満蒙開拓青少年義勇軍として満州へ渡り命を落とした青少年の慰霊祭が、伊那市の伊那公園で20日行われました。
慰霊祭には、上伊那の教員の他、戦後80年の節目として退職した教員も含め約40人が参加しました。
少年の塔は、鍬を持ち大陸から望郷の念にふける少年の像で、上伊那教育会や義勇軍の遺族会が昭和36年に建立しました。
上伊那教育会の松﨑善幸会長は「戦後80年を過ぎ、教育会の負の遺産を風化させることなく後世に伝えていくことを約束します」と追悼の言葉を述べました。
元上伊那教育会長の矢澤静二さんの講話も行われ、「過去に目を閉ざすことなく心を引き締めることで、戦後80年が戦後のままでいてほしいという願いにつながります」と話していました。
満蒙開拓青少年義勇軍は、満州開拓のために国策として進められ、上伊那では教育会が中心となって募集し、800人が海を渡ったということです。
慰霊祭は、義勇軍の悲劇を伝えていこうと上伊那教育会が毎年行っています。
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みのわの未来ギャラリー
箕輪町は町発足70周年記念事業の一環で、町内の園児や小中学生から募集した作品を町文化センターで展示しています。
会場にはおよそ700点の絵画や立体作品が展示されています。
町では町発足70周年記念事業の一環で、町内の保育園や、小中学校に今の箕輪町の好きな場所や未来の箕輪町をイメージした作品を募集しました。
会場には、みのわ祭りの花火や、赤そばの里を書いた作品がありました。
展示は29日(月)まで町文化センターで、10月1日から11月3日まではみのわBASEで行われます。
箕輪町では20日に町発足70周年記念式典が行われます。 -
伊那地区戦没者追悼式
伊那地区戦没者追悼式が伊那市の福祉まちづくりセンターで18日行われました。
追悼式には伊那地区遺族会の会員や、各地区の社会福祉協議会の役員などおよそ30人が出席しました。
出席者は、太平洋戦争などで犠牲になった伊那地区出身の戦没者564人の冥福を祈り、献花を行いました。
主催した伊那地区社会福祉協議会の宮原勝会長は「これからも力を合わせ、誰もが心豊かに暮らせる世の中の実現に全霊を尽くします」と式辞を述べました。
伊那地区遺族会の有賀昭洋会長は「戦争を二度と繰り返さないよう活動を続けていきたい」と話していました。
遺族会では語り部活動を継続し、戦争を知らない世代へ経験を伝えていきたいとしています。 -
鎌倉国光さん山岳写真展
駒ヶ根市のアマチュア写真家鎌倉国光さんの山岳写真展が伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで18日から始まりました。
会場には鎌倉さんが15年以上前に撮影した、中央アルプスの写真38点が飾られています。
鎌倉さんによると現在は15年前に比べて積雪量が減り、紅葉の色付きも悪くなったということです。
鎌倉さんはおよそ40年前に転勤を機に山岳写真を撮り始めたということです。
写真展は23日(火)までいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。 -
地価調査 南箕輪村の住宅地2年連続上昇
長野県は、土地の価格を算定した「地価調査」の結果を16日に公表しました。
上伊那では、南箕輪村の住宅地が2年連続の上昇で、他はすべて下落となっています。
地価は、各基準地の1平方メートル当たりの標準価格を判定したものです。
住宅地は県内275地点で調査が行われ、96地点で上昇、30地点で横ばい、149地点で下落となりました。
平均変動率は、伊那市は1%の下落、箕輪町は0.8%の下落、南箕輪村が0.5%の上昇となりました。
南箕輪村は2年連続の上昇です。
商業地は県内111地点で調査が行われ、37地点で上昇、13地点で横ばい、61地点で下落となりました。
平均変動率は、伊那市が1%の下落、箕輪町は1.8%の下落、南箕輪村は1%の下落となっています。
また、長野県の住宅地の平均変動率が29年振りに0.2%上昇、商業地が33年ぶりに0.4%上昇しました。
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50代男性が50万円詐欺被害
上伊那郡内の50代男性が50万円をだまし取られる電話でお金詐欺被害が発生しました。
伊那警察署の発表によりますと被害にあったのは上伊那郡内の50代の男性です。
8月下旬、被害者の携帯電話に警察官を名乗る男から電話があり「詐欺グループの振り込み先にあなたの名義の口座があった」「あなたに詐欺事件の逮捕状が出ている」などと言われ相手から指定された口座に50万円を振り込みました。
相手とのやり取りを不審に思った被害者が警察に相談し被害に気付いたものです。
伊那署では「知らない電話番号や非通知の電話には出ない」など被害防止を呼びかけています。
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箕輪町で多文化防災ワークショップ
外国人と日本人がともに地域防災を考える「多文化防災ワークショップ」が7日箕輪町の産業支援センターみのわで開かれました。
ワークショップには、ブラジルやベトナム、インドネシアなどの箕輪町に住む外国人およそ20人と、日本人、あわせて50人が参加しました。
参加者は8つのグループに分かれ、災害の備えが書かれたカードを確認し、実際に取り組んでいる人には「ナイス」のカードが贈られるゲーム形式のワークショップに挑戦しました。
箕輪町では、去年から、年2回、外国人向けの防災ガイダンス実施していて、今年は日本人住民とともに、楽しみながら防災を学べる場として企画されました。
箕輪町では「外国人住民にも災害時に適切な行動がとれるよう知識を身に着けてほしい」と話していました。
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台風15号 交通機関に影響
台風15号の接近に伴い、5日の伊那地域は、雨となり
交通機関にも影響が出ました。
長野地方気象台によりますと台風15号は太平洋側を東へ進み、県内には5日の昼前から昼過ぎにかけて最も接近しました。
4日の降り始めから5日の午後1時までに降った雨の量は伊那地域で113.5ミリとなっています。
台風の影響で交通機関に影響がありました。
午後3時現在、JR飯田線は、愛知県の新城駅から駒ヶ根駅間で始発から運転を見合わせていましたが、天竜峡駅から駒ヶ根駅間は、午後2時30分に運転を再開しました。
駒ヶ根駅間から辰野駅間は、始発から運転を行いましたが一部列車に遅れが出ました。
学校関係では、この影響で伊那北高校と伊那弥生ケ丘高校は、終日オンライン授業となり、その他の上伊那の高校は休校となりました。
なお、上伊那農業高校は、もともと休みでした。
午後3時現在、台風の影響で伊那市西箕輪の林道沿いで倒木が2件確認されました。
箕輪町・南箕輪村で、被害の報告は入っていません。
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台風15号 5日夕方から夜にかけて長野県に最接近
台風15号は4日午後3時現在、九州の南およそ80キロにあって、長野県には5日の夕方から夜のはじめごろに最も接近する見込みです。
長野地方気象台によりますと、長野県では、台風15号の影響で、4日の夜のはじめ頃にかけてと、5日明け方から夕方にかけて、雷を伴った激しい雨の降る所があるということです。
県の南部では、5日の午後6時までに多いところで140ミリの雨が降ると予想されていて、最大風速10メートルのやや強い風が吹くということです。
気象台では、4日から5日の夜遅くにかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意するよう呼び掛けています。
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7月の有効求人倍率 上伊那1.19倍
上伊那の7月の月間有効求人倍率は、前の月を0.07ポイント上回る1.19倍となりました。
7月の月間有効求人数は3,220人、月間有効求職者数は2,706人で、月間有効求人倍率は1.19倍となりました。
全国は1.22倍、県は1.28倍となっています。
雇用情勢については「求人が求職を上回っているものの、求人が鈍化傾向にあるなど弱い動きとなっている。物価上昇等が雇用に与える影響を注視する必要がある」として15か月連続で判断を据え置いています。
また来年3月卒業の新規高校卒業者の求人数は726人で前の年と同じです。
求職者数は352人で前の年に比べて4.1%減少し、求人倍率は2.06倍と前の年の同じ時期を0.08ポイント上回りました。
企業の選考・内定開始のスケジュールは9月16日からとなっています。 -
天竜川上流河川事務所が農業用水供給に排水ポンプ車派遣
天竜川で農業用水を引くための箕輪町三日町にある堰が破損したことを受け、天竜川上流河川事務所は、排水ポンプ車を派遣しました。
派遣されたのは、天竜川上流河川事務所の排水ポンプ車1台です。
毎分最大30立法メートルのポンプ能力があります。
この場所では、農業用水路の取水口まで水位を上げるための堰が破損し、22日以降取水できなくなっていました。
箕輪町が天竜川上流河川事務所に派遣を依頼し、26日からポンプ車での供給が行われています。
ポンプ車での水の供給は9月5日までの予定です。
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伊那市西春近で物置小屋が半焼
23日午後3時ころ伊那市西春近で物置小屋を半焼する火事がありました。
この火事によるけが人はいませんでした。
伊那警察署の発表によりますと火事がったのは伊那市西春近の北原勇さん方の物置小屋です。
火は午後3時18分に消し止められましたが物置小屋が半焼しました。
けが人はいませんでした。
伊那署では火事の原因について調べを進めています。
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天竜川のゴム製の堰が破損
田んぼに水を引くため箕輪町の天竜川に設置されている、ゴム製の堰が破損していることが分かりました。
24日、堰を管理している上伊那郡伊那土地改良区の篠田貞行理事長が状況を確認していました。
篠田さんによりますと堰はゴム製で中に空気が入っていて、22日の午後2時以降に破損しているのが見つかったということです。
天竜川の水をせき止め用水路の取水口まで水位をあげるため設置されていますが、破損部分から水が流れ溜まらない状態となっています。
篠田さんは「破損については調べる必要があるが経年劣化が原因ではないか。応急措置として農業用水の取水口付近に土砂を置き、水を溜めることを検討している」と話していました。
篠田さんによりますと、伊那市、箕輪町、南箕輪村の農家約950人がここからの水を使っているということです。