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15年ぶりに公演 劇団風の庵から
15年ぶりに公演を行う、上伊那地域の演劇愛好者で作る劇団風の庵からは、14日、15日のの本番を前に、練習に熱が入っています。 公演が行われる伊那市西春近のまつり工房です。 今回演じるのはオリジナルの台本「禁断の果実」で、ひきこもりの次男とその家族の物語です。 演出を担当する箕輪町在住の飯島岱さんです。 劇団風の庵からは、飯島さんらが立ち上げ、1998年に1回公演を行いました。 2002年以降活動を休止していましたが、飯島さんが声をかけ、15年ぶりに活動を再開しました。 劇団風の庵からは、役者と観客の距離が近い小劇場にこだわっています。 客席も舞台の一部となり、ドローンも登場します。 飯島さんは、「もう一度自分の芝居を始めた原点に戻りたいと。役者がほんの10センチくらいのところで芝居をやったりする。一番奥の方もせいぜい5.6メートルである。空間はもっと狭い方がいい。狭ければ狭いほど、自分たちのイメージが広がる演技ができる」と話しています。 立ち上げ当初からのメンバーで、まつり工房代表の北原永さんも、今回役者として出演します。 公 演には上伊那地域の演劇愛好者11人のほか、伊那西高校演劇クラブの生徒も出演します。 今回の公演で活動を再開させた「風の庵から」。 いずれは野外での公演も視野に入れ、新しい表現を模索していきます。 飯島さんは、「ゆるやかな構造をもつ劇団である。したがって、どこの劇団をやめてこっちに来るという必要はない。ここで掴んだ体感を、自分の所属している劇団に持って帰って、新しい演劇創造が生まれればいいかなと。第2次 劇団風の庵からの役目だと」と話しています。 公演は14日(土)と15日(日)の午後1時からと午後6時から、計4回伊那市西春近のまつり工房で行われます。 チケットは一般1500円、高校生以下800円です。
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今年度の花育学習始まる
花に親しむことで児童の心の豊かさを育む「花育」の今年度の学習が11日から伊那市内の小学校で始まりました。 この日は、伊那市の東春近小学校で全校児童350人にアルストロメリアの花700本が贈られました。 アルストロメリアは上伊那を代表する花で生産量は年間1,300万本で日本一です。 伊那市ではJA上伊那と連携して、平成26年度から市内の全小学校の児童に花をプレゼントしている他3年生を対象に花の学習を行っています。 贈呈式が終わると、3年生が花の育て方などについて学びました。 JA上伊那花卉部会青年部の橋爪恭治さんは、「花には生産者の気持ちが込もっていることを感じてほしい。」と話していました。 伊那市の他に花育の取り組みは宮田村でも行われていて、今年度から辰野町でも始まります。
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ジオパークガイド養成講座 開講
南アルプスのジオパークを分かりやすく楽しく発信するガイドの養成講座が11日伊那市役所で開かれました。 これは、南アルプスジオパーク協議会が開いているもので6年目です。 講座には、受講生として一般から8人と高遠高校の生徒13人が参加し、すでに認定されているガイドとともに受講しました。 11日開かれた1回目の講座では、南アルプスジオパークの成り立ちやガイドのポイントなどを学びました。 講師を務めた飯田市美術博物館専門研究員の坂本正夫さんは、「親しみやすく興味の持てる言葉で説明することが大切だ」として、「観光客や両親、友人など多くの人を案内し、繰り返し勉強する事で、次第に自分の言葉で説明できるようになります」とアドバイスしていました。 ジオパークガイド養成講座は7回開かれる予定で、次回は高遠町の板山露頭で現地研修をする予定です。
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「短歌新潮社」 伊那市高遠町で歌会
短歌の愛好者が集まり月刊誌を発行している「短歌新潮社」は、会員の作品を紹介し学びあう「歌会」を8日、伊那市高遠町の高遠さくらホテルで開きました。 長野市に本部を置く短歌新潮は、県内のほか、東京、名古屋、長崎などに22の支部があります。 会員は約300人で伊那支部には12人の会員がいます。 昭和28年から、毎年春と秋に歌会を開いていて、伊那市内で開かれるのは今回が初めてです。 長野市に住む中村昭男編集長が、おととし高遠町を訪れ、自然豊かで歴史ある高遠町を歌会の会場に選んだという事です。 短歌は五七五七七の、五句三十一音でつくる歌です。 歌会では、会員が事前に作った短歌を評者が紹介し講評しました。 今回全部で76首の作品が寄せられ、会員同士の投票などによる審査が行われました。 結果、最高賞に、長野支部の北村多喜子さんの作品「枯れ草にみどりが覗く川岸に佇みて聴く春の水音」が選ばれました。 短歌新潮の歌会は、短歌の学習や会員同士の交流などを目的に開かれていて、あすは、高遠町内の史跡めぐりを行う予定です。
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諏訪形御柱祭に向け 見立ての儀
七年に一度行われる、伊那市西春近諏訪形の御柱祭に向け、4本の御柱を決める見立ての儀が7日行われました。 朝7時、区内の山林に御柱祭の実行委員23人が集まり、木にしめ縄や立て札を取り付けました。 一の柱は幹の周りがおよそ2メートルのモミの木です。 去年10月に仮見立てを行い、前回の7年前の一の柱よりやや細く、まっすぐな木を選んだということです。 野溝正明副委員長がお祓いをしたあと、全員で手を合わせました。 二、三、四の柱は杉の木で、幹の周りは1メートル20センチから1メートル80センチです。 諏訪形の御柱祭は、7年に1度、諏訪大社と同じ年に行われています。 4本の御柱は、6月12日の斧入れ式で伐採され、9月4日に山出し、10月1日に里曳きが行われ、諏訪神社の四隅に建てられます。
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ジオラマ作家 山本さんトークイベント
伊那市高遠町の信州高遠美術館で開かれているジオラマ展「昭和幻風景」に合わせ、ジオラマ作家の山本高樹さんのトークイベントが3日に開かれました。 会場には、昭和の風景をモチーフにした作品約30点が展示されていて、3日は山本さんが制作過程や作品への思いを語りました。 山本さんは、「建物の質感にこだわり、統一感を出すことで、作品に説得力をもたせています」と説明していました。 東京都のジオラマ作家山本さんは2001年から昭和をテーマにした作品の制作をはじめ、NHKの連続テレビ小説でも使用されました。 山本高樹 昭和幻風景ジオラマ展は22日(日)まで信州高遠美術館で開かれています。
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高遠石工を紹介する映像作品完成
高遠石工の石仏を紹介するDVDとブルーレイディスクが完成し、6日に伊那市役所で報告が行われました。 今日は映像を製作した高遠石工研究センターの代表者二人が市役所を訪れ、白鳥孝市長に完成の報告を行いました。 映像は22分で高遠町を中心に上伊那にある高遠石工の作品およそ70体を四季の風景とともにナレーション付きで紹介しています。 平成27年度の文化庁による文化遺産を活かした地域活性化事業の一環として280万円をかけて制作されました。 DVDとブルーレイディスクはそれぞれ150枚ずつ作られ、今後伊那市を通して上伊那の図書館や小中学校に配布されます。
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こどもの日 箕輪町郷土博物館で無料開放イベント
こどもの日の5日、箕輪町郷土博物館では、親子で気軽に足を運んでもらおうと入館料を無料にした体験イベントが行われました。 博物館前に展示されている電気機関車の内部が公開されました。 こども達は運転席に座り、かつて電気機関車を運転していた国鉄OBのメンバーから操作方法を教えてもらいました。 博物館の中では、電車模型が展示されました。 去年8月に亡くなった伊那市山寺の尾崎晃一さんが作ったもので、博物館では2年ぶりに展示されました。 電車を動かすための配線を尾崎さん以外に誰も知らないという事で、尾崎さんの鉄道仲間の小林哲さんが、自分の持っている機材や部品を使い、試行錯誤しながら今回の展示を完成させたという事です。 箕輪町郷土博物館では「春のふれあい博物館」と題して、大型連休中に地元で楽しめる体験イベントを毎年行っていて、今年で10年目になります。
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保科正之を学ぶ学習会
旧高遠藩主保科正之について学ぶ学習会が4月30日に伊那市の伊那図書館で開かれました。 学習会は伊那市と福島県会津若松市との親善交流企画の一環として開かれました。 保科正之は江戸時代に旧高遠藩主や会津藩主を務め両市にゆかりのある人物です。 講師は、高遠郷土研究会の北原紀孝会長が務め、その生い立ちや、将軍の補佐役としての功績などについて話しました。 北原さんは「今の時代でも参考になるような政策をいろいろ行った人物なのにあまり評価されていないのが残念です。市民にもっと知ってもらえるようこれからも活動していきたい。」と話していました。
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武田勢と戦った8人の武将を祀る記念碑完成
戦国時代に武田勢と戦い伊那市狐島で処刑されたとされる8人の武将を祀った記念碑の除幕式が4月29日に行われました。 除幕式には、狐島区や史跡保存会の会員らが出席しました。 記念碑は、高さ1.2メートル、横2.2メートルの塩尻産安山岩の自然石で、武田勢と戦い処刑されたとされる8人の武将の名が刻まれています。 この場所は、蓮台場(れんだいば)と呼ばれ、戦国時代に上伊那を武田勢から守ろうと戦い処刑された8人の武将の史跡として保存されています。 8人の首は、長谷の黒河内の八人塚に行き、蓮台場には頭のない仏像が残されています。 仏像は11体ありますが、3体はだれのものかわかっていません。 記念碑は、貴重な史跡を後世に伝え残していこうと、狐島史跡保存会が寄付を募り建立したもので、195戸から252万円が寄せられました。 蓮台場の入り口には、標柱も建てられました。 関係者は、「武将の頭は長谷に行ったが魂は蓮台場に残っている」と話し、歴史をひもとく史跡としてさらに整備を進めたい考えです。
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伊那市高遠町で保科正之の生誕405年祭
旧高遠藩主で名君とされる保科正之の生誕405年祭が伊那市高遠町の歴史博物館で4月29日に行われました。 生誕祭は、博物館中庭にある保科正之の石像の前で行われ、神事で正之生誕405年を祝いました。 伊那市のほか保科正之ゆかりの福島県会津若松市や猪苗代町からおよそ60人が参加しました。 生誕祭は、NHK大河ドラマ化実現への機運を盛り上げようと毎年行われています。 保科正之は、徳川家3代将軍家光の異母兄弟で、幼少時代を高遠で過ごしました。 高遠藩主となったのちに会津藩主や四代将軍家綱の補佐役を務め、名君と呼ばれています。 大河ドラマをつくる会会長の白鳥孝伊那市長は、「大河ドラマ化の夢に向かって進んでいきたい。 東北の復興も祈念したい」と話しました。 副会長の室井照平会津若松市長は、「保科公の精神を胸に刻んで、街づくり、地域づくりを進めていきたい」とあいさつしました。
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県立長野図書が伊那市創造館で第1回シンポジウム
県立長野図書館などは、これからの図書館の在り方を考えるシンポジウムを2日に伊那市創造館で開き、「図書館における地域課題の解決」をテーマに意見を交わしました。 全国の図書館関係者や一般など約80人が参加しました。 トークセッションでは、図書館と、人・場所をキーワードに意見を交わしました。 県立長野図書館では、今年度、これからの図書館の在り方を地域の人と一緒に考えようと、「信州発 これからの図書館フォーラム」と題して講座や研修会の開催を計画していて、この日はその1回目のシンポジウムを創造館で開きました。 シンポジウムでは他に参加者が伊那市創造館を見学しました。 県立長野図書館では、今後、市町村や学校図書館とも連携しながら地域住民と共に、図書館の果たす役割について考えていきたいとしています。
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科学のおはなし会 音の性質を体感
実験を通して科学の楽しさを体験する科学のおはなし会が30日箕輪町図書館で開かれました。 おはなし会では、全国で科学の楽しさを伝える活動をしているNPO法人ガリレオ工房理事の土井美香子さんらが、音の性質を紹介しました。 太さの違うゴムをはじいたり、水の入ったコップをたたいたりして、音程の違いを聞き比べました。 土井さんは、「ものがゆっくり振動すると低い音が、早く振動すると高い音がでます」と説明していました。 30日は町内がから25人の子どもとその保護者が参加し、楽しみながら科学に触れていました。
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春日公園でわんぱく広場
大型連休初日の29日、伊那市の春日公園で恒例のわんぱく広場が開かれました。 公園内には、ターザンロープやモンキーブリッジといった毎年恒例の人気のコーナーが設けられ、子どもたちは、自然とふれあいながら体を動かしていました。 わんぱく広場は、今回で41回目の恒例イベントです。 ボーイスカウトや伊那青年会議所など8つの団体で組織する伊那市青少年団体連絡協議会が開いています。 子どもたちに遊びを通して伊那市の自然とふれあってもらおうというねらいです。 公園内には趣向をこらした体験コーナーが設置され、子どもたちが楽しいひとときを過ごしていました。 主催者によりますと、この日約700人が公園を訪れたということです。
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中尾歌舞伎春季定期公演
伊那市長谷の伝統芸能「中尾歌舞伎」の春季定期公演が29日中尾座で行われました。会場は満席で、名場面ではおひねりが飛んでいました。 今回の演目は「人情噺 文七元結」です。 江戸時代の義理と人情を描いたコミカルな芝居です。 ばくち好きの男・長兵衛の娘・お久が、父の借金を返すために自ら吉原に身売りしました。 長兵衛は吉原からの帰り、身なげをしようとしている文七に出あい、そのお金を渡してしまいます。 中尾歌舞伎は江戸時代に旅芸人が神社で演じたのが起源とされています。 しかし、太平洋戦争で一旦は途絶えましたが昭和61年に地域の若者が中心となって復活させました。 芝居の最後は、長兵衛に命を救われた文七が長兵衛の家を訪れ、お久を嫁に貰う事となり、ハッピーエンドで幕を閉じます。 春季定期公演の模様は、伊那ケーブルテレビ(121チャンネル)で5月3日午後2時、5日午後3時から放送します。
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中尾歌舞伎 29日の定演に向け稽古
中尾歌舞伎保存会の春季定期公演が29日に行われます。 本番を間近にひかえ会員らは稽古に熱が入っています。 26日は伊那市長谷の中尾座で稽古が行われました。 今回の演目は「人情噺 文七元結(にんじょうばなし ぶんしちもっとい)」です。 ばくち好きの男、長兵衛とその娘で父の借金を返すために身売りするお久など江戸時代の町民の気質と人情が表現されています。 中尾歌舞伎は江戸時代にはじまり地域の人たちにより、伝えられていましたが、太平洋戦争で一旦途絶えてしまいました。 しかし地元の若者が昭和61年に復活させ平成18年に伊那市無形民俗文化財に指定されています。 中尾歌舞伎の春季定期公演は今月29日金曜日、午後1時30分から伊那市長谷の中尾座で行われます。 伊那ケーブルテレビでは公演の模様を122チャンネルで生中継します。
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東部中学校 信州型コミュニティースクール発足
伊那市の東部中学校で22日、地域・生徒・保護者が一体となって学校づくりをすすめる「信州型コミュニティースクール」の発足会が開かれました。 発足会には、東部中の生徒とボランティア支援員19人が出席しました。 東部中学校は、県がすすめる信州型コミュニティースクールで、市内で唯一中学校のモデル校として2年前に指定されました。 信州型コミュニティースクールは、地域・学校・保護者が一体となって学校づくりを進めるもので、東部中では、読み聞かせや食育、部活動などの6分野で地域の人が支援員として配置されます。 地域コーディネーターの武田登さんは「地域の人も皆さんの人生の先輩です。様々な人と触れ合い体験しながら部活動や学力向上の指導を受けてください」と話しました。 生徒会長の城倉優雅さんは「受験生としてとても心強く思います。常に感謝の気持ちを忘れずに勉強や部活動を頑張りたいです」と話していました。
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元青年海外協力隊橋本さん講演会
元青年海外協力隊のメンバーでシリアに派遣されていた橋本幸江さんの講演会が、19日に伊那市のいなっせで開かれました。 講師を務めた橋本さんは現在46歳で飯田養護学校の教諭です。 平成14年から1年8か月の間シリアに派遣され、現地で知的障害者の指導に当たってきました。 講演では「シリアで出会った人々と生活」をテーマに、イスラム教徒の断食の時の町や礼拝堂の様子、一夫多妻制であることなど文化の違いについて紹介しました。 橋本さんは、「シリアは親日国で出会った人達みんなに親切にしてもらった。向こうでの生活を通して、日本の素晴らしさを再認識し、日本人であることへの誇りが生まれた」と話していました。 講演会はまほらいな市民大学の講座の一環で開かれ、およそ120人が話を聞きました。
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十沢地蔵尊例大祭
箕輪町長岡の十沢地蔵尊の例大祭が24日に行われ、多くの人が訪れました。 このお地蔵さま。自分の悪いところをさわるとご利益があるとされていて、訪れた人たちは、しきりに足や腕をさすっていました。
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長谷小学校 1年生と友達になる会
伊那市長谷の長谷小学校で22日、1年生と友だちになる会が開かれました。 今年度、長谷小学校には12人が入学しました。 6年生の児童会を中心に2週間程前から会の計画を立ててきました。 始めに、1年生の自己紹介が行われ、「長谷小学校では勉強や歌を頑張りたい」など、1人ずつ抱負を発表しました。 その後、学校に関するクイズや、フラフープを使ったゲームなどが行われました。 酒井謙一校長は「長谷小学校には楽しいことがいっぱいあります。早く全校のみんなと仲良くなって楽しい学校生活を送りましょう」と一年生に呼びかけました。 長谷小学校では、5月に全校児童が参加するよもぎ採りが行われる予定です。
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華道家元池坊伊那支部創立70周年記念花展
華道家元池坊の伊那支部創立70周年を記念した花展が22日から伊那市の伊那商工会館で始まりました。 会場には伊那支部の会員の作品115点が展示されています。 「立花砂之物」というこの作品は、桜やつつじ、祝い事の時に用いる松などを使い、伊那谷の春の風景を表現しています。 池坊伊那支部は昭和22年に発足し今年創立70周年を迎え、上伊那におよそ400人の会員がいます。 展示初日の今日はたくさんの人が会場を訪れ作品を鑑賞していました。 華道家元池坊伊那支部創立70周年記念花展は25日まで伊那市の伊那商工会館で開かれています。 なお、24日からは作品が入れ替わり、前後半合わせて230点の作品が展示されます。
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伊那西小でキノコの菌打ち体験
伊那市の伊那西小学校の児童が18日にキノコの菌打ちを体験しました。 キノコの菌打ち作業には伊那西小学校の全校児童64人が参加しました。 伊那西小学校は、平成元年から自然と触れ合い環境への理解を深めるみどりの少年団の活動を行っています。 毎年初めにキノコの菌打ち作業があり、今年も児童は慣れた手つきで作業を行っていました。 二木栄次校長は「自然の中で仲間と一緒に生活し、これからもいろんなことを学んでほしい。」と話していました。 伊那西小学校では、今年は全国植樹祭やみどりの少年団の交流会への参加を予定しています。
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イタリアのオペラに参加する高校生が指揮者と初練習
5月21日に伊那文化会館で上演されるイタリアのオペラに南信の高校生が合唱団として出演します。 17日、本番で指揮を行う高関健さんとの練習が行われました。 伊那北高校、伊那弥生ヶ丘高校、伊那西高校、高遠高校など伊那市や南信地域の高校生、約80人が合唱団としてオペラに参加します。 本番で指揮をする高関さんは、今回のオペラのオーケストラ、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団の指揮者をつとめています。 オペラ「カヴァレリア・ルスティカーナ」は田舎の騎士道という意味で、2組の男女の愛憎劇を描いた作品です。 1幕、およそ1時間の作品で、初めてオペラを鑑賞する人にもわかりやすいよう、舞台上のスクリーンに物語に合わせた映像を投影し日本語の字幕も出ます。 オペラ「カヴァレリア・ルスティカーナ」は5月21日に伊那文化会館で上演される事になっていて、現在チケットを販売中です。
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はらぺこでみそづくり
伊那市東春近の野外保育園山の遊び舎「はらぺこ」で、みそづくりが行われました。 20日は、園児と保護者40人ほどが参加してみそづくりが行われました。 はじめに、去年作ったみそで、キュウリを味わいました。 山の遊び舎はらぺこでは、毎年、自分たちで味噌を作っています。 21日に煮た大豆を、すり鉢に入れて、子どもたちがつぶしていきました。 つぶした大豆は、塩と麹と混ぜてみそ玉にし、1週間ほど寝かせた後、樽に仕込みます。今年は11キロ弱を仕込みます。 はらぺこでは、「一昔前はどの家庭でも味噌を作っていた。生活のリアリティを子どもたちにも感じてもらいたい」と話していました。 みそは来年2月ごろ完成する予定で、おやつやおかずにして味わうということです。
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新山小 交通安全教室
伊那市の新山小学校で交通安全教室が開かれ、児童が通学路の歩き方や自転車の安全な乗り方について教わりました。 20日は全校児童28人が参加しました。 1・2年生は学校周辺を歩き、道路の渡り方などを教わりました。 交差点や横断歩道では、自動車が来ないことを確認したら、道を渡る事などを警察官や地域の人達に教わっていました。 校庭の模擬コースでは、3年生から6年生が、自転車の乗り方を教わりました。 指導した市の職員は、自転車に乗る前にヘルメットは必ずかぶりブレーキがきくか確認して下さいと話していました。 髙見真実校長は「交通安全教室をきっかに、普段の生活から意識して実践してほしいです」と話していました。
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全国学力テスト 上伊那でも
全国すべての小学6年生と中学3年生を対象にした全国学力テストが19日、実施されました。 このうち伊那市の伊那北小学校では、6年生79人がテストに臨みました。 全国学力テストは、平成19年度から文部科学省が行っています。 県内では小学校と中学校合わせて555校で実施され、伊那ケーブルテレビ放送エリア内すべての小中学校でも行われました。 19日は、国語と算数・数学のテストが行われました。 全国学力テストは、各市町村の教育委員会が学校別に成績を公表できますが、伊那市・箕輪町・南箕輪村の教育委員会ではこれまで学校別の公表はしていません。 テストの結果は文部科学省が夏頃にまとめる予定です。
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台湾の高校生が伊那西高校の生徒と交流
台湾の高校生が19日、修学旅行の一環で伊那市の伊那西高校を訪れ、部活動などで交流しました。 この日は、台湾の2つの高校から53人が伊那西高校を訪れました。 伊那西高校が台湾の生徒を受け入れるのは今回が初めてです。 この日は授業や部活動で交流しました。 去年、インターハイで優勝した新体操クラブには5人が参加し、リボンを使った技に挑戦しました。 台湾では、新体操を専門に行っている部活動はほとんどないということで、今回体験した5人も初めての経験となりました。 また書道部の教室では、自分の名前や好きな食べ物を中国語や日本語で書きました。 中には「今日のディナー」と伊那西高校の生徒に説明しながら蕎麦を書いた生徒もいました。 主催した一般社団法人信州・長野県観光協会では、毎年台湾の高校生との交流を積極的に勧めていて、去年は県全体でおよそ40校の受け入れがあったということです。 20日は伊那弥生ヶ丘高校でも受け入れが予定されています。
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伊那市山寺に伝わるやきもち踊り奉納
上伊那各地で春の例大祭が行われています。 伊那市山寺に伝わる「やきもち踊り」が17日、白山社八幡社合殿で行われました。 やきもち踊りは、伊那市山寺に伝わる祭りで、県の無形民俗文化財に指定されています。 正確な起源は分かっていませんが、今からおよそ200年前には行われていたということです。 やきもち踊りは例大祭で奉納されるもので、地元住民でつくる保存会の会員30人が踊り手となり披露します。 踊りは前踊り、中踊り、後踊りの3回で、合間にアユの塩焼きを食べながらどぶろくを飲み、キセルで刻み煙草を吹かします。 どぶろくの酔いが回り足元がおぼつかなくなると、観客から冷やかしの言葉を浴びていました。 3回目の踊りが終わると、踊り手は鳥居の外に逃げ、遅れた人には厄がつくとされています。 歌の終わりが近づくにつれて、踊り手は鳥居のそばに集まり、終わると一斉に鳥居の外に飛び出しました。
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東春近田原の白山社で例祭 演芸奉納
100年以上続くとされる伊那市東春近田原の白山社の例祭が16日に行われ、お囃子や獅子舞などの演芸が奉納されました。 午後5時に、田原の住民が田原囃子を奏でながら、白山社まで練り歩きました。 園児は山車をひいて、小学生と大人は笛や太鼓を鳴らし、祭りの開幕を住民に知らせます。 東春近田原の白山社例祭は毎年4月に行われていて、その歴史は100年以上だと言われています。 囃子方が到着すると、住民が神楽殿に集まってきました。 神楽殿では、こども囃子の演奏や、田原囃子保存会による獅子舞など、およそ20の演芸が奉納されました。 白山社氏子総代によりますと、近年田原では、結婚や出産の機会に白山社を訪れて報告をする若者も増えているということで、これからも地区全体で白山社を守っていきたいということです。
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伊那東大社で浦安の舞奉納
伊那市の伊那公園内にある伊那東大社の例大祭が16日に行われ、小学生が浦安の舞を奉納しました。 浦安の舞を奉納したのは、伊那東大社の氏子となっている 中央・日影・境・上新田・下新田・上の原の6つの区から選ばれた小学6年生の児童16人です。 巫女は中学2年の4人が務めました。 浦安の舞は、戦前の昭和15年から毎年欠かさず奉納されていて、世界の平和と地域の繁栄・五穀豊穣を願っているということです。 児童は3月からおよそ1か月かけて練習を重ねてきました。 伊藤光宣宮司は「それぞれの地域に伝わる伝統文化を後世に伝えていってもらいたい」と話していました。