-
複数の地点でのアセス想定にない
伊那市の小坂樫男市長は、環境アセスについて施設建設候補地以外の複数の地点で実施することは想定していないとの考えを示した。
9日開かれた一般質問で議員の質問に答えたもの。
議員からは用地選定委員会は環境への影響が大きい排ガスの飛散や大気の流れについて調査項目から外していたとして、候補地としての得点が上位だった複数の候補地でアセスを実施する考えはあるかとただした。
これに対し小坂市長は「県の条例に基づいてアセスを行う。候補地を決め施設規模を想定して実施する。」として複数の地点について実施することは想定していないと述べた。 -
環境アセス学習会
新しいごみ処理施設の建設に必要な環境アセスメントについて学ぶ学習会が8日、伊那市高遠町の上山田区で開かれた。
学習会は、上伊那広域連合が計画している新しいごみ処理施設の建設候補地に隣接する上山田区の対策委員会が開いた。
地区住民およそ60人が集まり、日本環境衛生センターの池本久利技師からアセスの手順や評価方法について説明を受けた。
池本さんは、環境アセスとは、大規模な事業を行う時、それが周辺に与える影響をあらかじめ調査し、環境に配慮した事業にしていくためのものであることを話し、「事業の実施を規制したり、許認可を与えるものではない」と説明した。
参加者からの「アセスの結果、事業が中止になったことはあるのか」という質問に対しては「これまでに関わった事業では、そういった事例はない。ただ、貴重な自然がどうしても壊されてしまう場合などは、中止もあり得るかと思う」と話した。
対策委員会では、環境アセスの実施については上山田区の合意を得てから行ってほしいとする要望を市に提出していて、今後については、協議していく予定。 -
信濃GS木田前監督が伊那市役所を訪問
BCリーグ、信濃グランセローズの木田勇前監督が4日小坂樫男伊那市長を表敬訪問しました。
現在は、球団の地域貢献担当マネージャーを務める木田前監督は、8月中ごろから県内80の市町村をまわり、市町村長らに来シーズンも応援してもらえるようにと協力を呼びかけている。
4日は、中川村から北上し、伊那市は68番目の市町村となった。
木田前監督は、「伊那市は、県内でも集客の多い球場。チームは低迷しているが、期待に応えられるようにがんばりたい」と小坂市長にあいさつした。
木田前監督は、「地域密着はリーグの理念。成績不振で厳しい経済状況の中、来年に向けてあいさつまわりからスタートし、球団としてリスタートと位置づけたい。」と話している。
信濃グランセローズは、3日現在、8勝17敗と大きく負け越していて、上信越地区では3チーム中最下位となっている。 -
上伊那教育財政懇談会
上伊那の教育関係者が県への要望事項について話し合う、上伊那教育財政懇談会が31日、伊那市で開かれた。
会場には、上伊那8市町村の教育委員会や学校長、PTAなどおよそ80人が集まり、地元の県議会議員と上伊那の教育課題について協議した。
懇談会では中学校教諭から「高校の募集定員が少なく、上伊那から他地域の流出する中学生が多くなっている。定員をふやすとともに生徒の実態とニーズにあった魅力ある高校づくりをお願いしたい」と要望が出された。
平成16年度からの通学区の見直しにともない、ここ数年上伊那からは毎年100人余りの中学生が近隣地域の高校へ通っている。
今回協議された内容は、県議の意見を参考に再検討したのち、9月下旬に県の教育委員会などに要望する予定。 -
集落営農組織 法人化セミナー
集落営農組織の法人化について考えるセミナーが2日、伊那市のJA上伊那本所で開かれた。
2日は、上伊那地域の集落営農組織の役員など約180人が参加した。
集落営農組織の法人化は、税制の優遇措置、農地の取得支援などを受けられる他、生産・販売の強化、後継者の確保などがしやすくなる。
セミナーでは事例報告と基調講演が行われた。
事例報告では現在法人化の準備をすすめている、伊那市東春近の集落営農組織の田中哲雄さんが現状などを報告した。
田中さんは法人化に向け検討を始めた理由について、農業をやめて土地を貸したい人が増え、法人化を希望する人とのバランスがとれたことをあげた。
地域からは疑問の声も上がっているということだが、担い手不足の現状も深刻で、田中さんは「地域の農業を守っていくために法人化は必要。」と話していた。
また兵庫県の農林水産技術総合センターの森本秀樹さんが講演した。
森本さんは法人化のメリットについて「農地の取得、労働力の確保が容易になり、継続性を持った経営ができるようになる。」と説明した。
森本さんは「高齢化などによる担い手不足が進む中、今後さらに法人化が必要になってくる。」と話していた。 -
リニア上伊那期成同盟会総会
リニア中央新幹線の早期建設実現を目指す上伊那地区期成同盟会は、3日、Bルートでの建設実現を県内同一歩調で推進していけるよう、国や県などに要望していくことを決議した。
3日は、上伊那8市町村や経済団体など期成同盟会を組織する34団体の代表らが集まり、総会を開いた。
同盟会の会長を務める上伊那広域連合長の小坂樫男伊那市長は、「JR東海が工事費などを示しているが、積算根拠もデータの開示もなく、納得できるものではない。全員が一丸となり、Bルートの早期実現に向けて決議を頂きたい」と挨拶した。
総会では、「県がリーダーシップを発揮する中で、関係市町村や団体がBルート建設促進に向け、同一歩調で推進活動を展開できるよう、国や県に対し、積極的な運動を展開する」ことなどを決議した。
決議は、総会で毎年行われていて、今年は新たに、県内「同一歩調で」という文言が付け加えられた。
同盟会では、諏訪地域の期成同盟会と歩調を合わせながら、国や、県、県議会に対し、できるだけ早い時期にBルートでの実現について要望を行いたい考え。
なお、総会では、沿線9都府県でも名称が変更されているとして、これまでの「リニア中央エクスプレス建設促進上伊那地区期成同盟会」から、「リニア中央新幹線建設促進上伊那地区期成同盟会」と名称を変更する案が示され、承認されている。 -
上伊那選手権水泳大会
上伊那選手権水泳競技大会が30日、伊那東部中学校で開かれ、選手たちが日頃の練習の成果を発揮した。
今年で19回目を迎える大会には上伊那8市町村からおよそ180人が出場した。
選手の中には全国中学校体育大会やジュニアオリンピックなどに出場した選手もいて、全国レベルの泳ぎを見せていた。
大会は24の大会記録が飛び出す記録ラッシュとなった。 -
リニア説明会
JR東海は1日、県内5地区の期成同盟会を対象に、2025年東京名古屋間の開業を目指すリニア中央新幹線のルート別の試算結果について、3回目の説明会を松本市内で開いた。
説明会は、県の要望で地域との情報共有を目的に開かれ、上伊那や諏訪など県内5つの期成同盟会の関係者約220人が出席した。
今回は、JR東海が7月下旬に公表したリニア開業後の運営の目安となる輸送需要や支出の維持運営費設備更新費の試算結果について説明した。
JRの説明によると、伊那谷を通るBルートは、南アルプスを貫くCルートと比較し60キロ長くなり、年間で290億円維持コストが増し、利用者は1割程度少なくなるという。
終了後に上伊那広域連合長の小坂樫男伊那市長は、「JRからルートについては最終的に法律に基づいて決めるとの説明があり一歩前進したかと思う。しかしJRの説明はCルートありき。Bルートが県内にもたらす経済的効果について検証するよう県に求めていきたい」と話していた。 -
邦楽子どもの集い
伊那三曲協会が主催する第10回邦楽子どものつどいが30日、いなっせで開かれ、箏などの音色がホールに響いた。
上伊那各地の教室で学ぶ子どもたちの発表と研さんの場にしようと毎年開かれていて、今年で10回目を迎えた。
保育園児から高校生までの25人が、箏や三絃、十七絃の演奏を披露した。
保育園児は童謡を、中学生や高校生はより高度な楽曲を弾いた。
「さくら」は15人の合奏で、重厚な音色が響いていた。
伊那三曲協会の伊藤伶鵬さんは、「幼いころから日本の伝統楽器に触れることは幸せ。今後も集いを続け、伝統を継承していきたい」と話していた。 -
衆院選5区加藤学氏初当選
30日投票が行われた第45回衆院選は、県内の小選挙区すべてで民主党が勝利する結果となった。
5区は、新人の加藤学さんが、自民党前職の宮下一郎さんを破り初当選した。
1万5千票余りの差で敗れた宮下さんは、比例での復活もならず、父創平さんと親子で重ねた連勝は、10で止まった。
宮下さんは、伊那市と駒ヶ根市で加藤さんを3200票ほど上回ったが、飯田、上伊那、下伊那で下回った。
5区の投票率は、最も高く79.46パーセント、その中で上伊那は80.26パーセントだった。 -
井月顕彰会が初の講演会
伊那に足跡を残した漂泊の俳人井上井月の業績を文化遺産として顕彰する井上井月顕彰会は、29日いなっせで初めての講演会を開いた。
井上井月顕彰会は、一般社団法人として、去年12月1日に設立された。
漂泊の俳人井上井月や門下の俳人たち、また、井月を支えた人たちの業績を文化遺産として顕彰することを目的としている。
今回が初めての講演会で、井上井月と近世文学の流れの演題で、清泉女学院大学で近世文学・俳諧史を教える玉城 司教授が講演した。
玉城さんは、立派な井月像とみすぼらしい井月像を切り口にして、井月には、2つの面があったと説明した。
明治時代に政府からゆるされた教育者として、また一方で、そうした生き方を否定し、漂泊の俳人として行脚する生き方。
玉城さんは、「井月は、いつも両者のはざまで葛藤し続けたのではないか」と分析していた。
会場には、井月の映画化に意欲をみせる俳優の小椋一郎さんをはじめ多くの井月ファンがつめかけ、講師の話に耳をかたむけていた。 -
衆議院総選挙街頭啓発
30日の衆議院議員総選挙を間近に控え、長野県選挙管理委員会は、28日県下一斉に投票を呼びかける街頭啓発を行った。
上伊那地域では、宮坂正巳上伊那地方事務所長らが管内の企業などに出向いて、啓発活動をした。
南箕輪村のルビコン株式会社西駒工場では、通勤する社員らに投票日が書かれたティッシュを手渡していた。
長野県選挙管理委員会では、30日は、棄権することなく投票するよう呼びかけている。
尚8月17日現在の上伊那地域の有権者数は、男性74,609人、女性78,493人の153,102人となっている。
前回平成17年9月のいわゆる郵政選挙の衆議院議員選挙の投票率は、上伊那地域は、76.15%だった。 -
上伊那 求人倍率11ヵ月ぶりに増加
ハローワーク伊那は28日、上伊那の7月の月間有効求人倍率を公表した。
有効求人倍率は0.3倍で、11か月ぶりに増加に転じた。
県の平均は0.39倍で、過去最低の数字となっている。
ハローワーク伊那によると、上伊那の7月の有効求人倍率は0.3倍で、前の月の0.27倍より0.03ポイント増加した。
回復に転じたのは11か月ぶり。
企業の新規求人数は782人で、前の月の653人より2割ほど増加している。
これまで求人数が極端に少なかった製造業などで回復が見られることから、ハローワーク伊那では、これまで各企業が行ってきた在庫調整などが進んだ結果、わずかながら、人を雇える余裕が出てきたのではないかとみている。
新たに職を探している新規求職者数は918人で、前の月の994人より76人減少した。
求職者数は3カ月連続で減少している。
今回、有効求人倍率は増加に転じたが、依然として県平均の0.39倍より0.09ポイント下回っていて、県内では上田に次いで、二番目に低くなっている。
また、実際に就職した人の数は218人で、前の月の255人より37人少なく、回復の兆しは見えるものの、厳しい状況にある。
ハローワーク伊那では、「状況は厳しいが、これまでは悪くなる一方だった。今は今後に期待できる状況」としいる。 -
市長会リニアBルート採決見送り
27日大町市で開かれた県の市長会総会で、リニア中央新幹線の県内ルートについて、伊那谷を通るBルートで推進すべきとする提案に対し、時期尚早とする意見があったため、採決は避け、意見として県にリーダーシップを求めることになった。
同行した伊那市の職員によると、伊那市を含む9つの市が、リニア中央新幹線の県内ルートについては、Bルートで推進すべきとして共同で提出した議案に対し、飯田市の牧野光朗市長と、小諸市の芹沢勤市長から、状況を見極めるべきで時期尚早などとする意見があったという。
共同提案に対し、異なる意見があったとして、この議案については採決せず、正副会長に一任された。
これにより、リニア問題については、意見として県にリーダーシップを求めていくことになった。
尚、リニア新幹線のルートは、県ではBルートに決定していて、飯田市などの今後の対応が注目さる。 -
上伊那農工商連携等推進会議 発足
農工商が連携し、上伊那地域の資源を活用した地域の振興につなげようと、連携を推進するための組織が、27日発足した。
この日は、県や上伊那8市町村、農林業関係者、商工業関係団体など19団体が参加し、組織が発足した。
宮坂正巳上伊那地方事務所長は、「付加価値の高い魅力ある商品を開発し、上伊那を支える産業を育成していくため連携が必要」と挨拶した。
この会議は、去年、農商工等連携促進法が制定された事を受け、県内10ヶ所で組織されている。
連携推進会議は、地域で活用できる農産物などの資源を発掘し、農林業と中小企業が共同で、新たな事業や商品開発を行うことを目的としている。
長野県中小企業振興センターから上伊那地方事務所に専属の職員が一人配置され、それぞれの団体の連携を図るほか、資源の発掘を行っていく。
この日は、意見交換が行われ、伊那テクノバレー地域センターからは、「これまでも様々な商品を開発しているが、嗜好品には限界がある。米以外の主食になるような大きなテーマで取り組む必要がある」といった意見や、伊那商工会議所からは、「アマランサスなどの取り組みを行っているが、商工業から農業への接点が少ない」などの意見が挙がっていた。
上伊那農工商連携等推進会議では今後、連携を強化し、新商品の開発などを目指す。 -
県議会危機管理委へ要望
上伊那広域連合は26日、現地調査に訪れた長野県議会危機管理建設委員会(7人)に、道路整備などを要望した。
広域連合長の小坂樫男伊那市長は、南信は国道や県道の整備が遅れているとして▽権兵衛トンネルの開通により交通量が増加した西部広域農道の改良整備▽国道153号伊那バイパス、伊南バイパスの建設促進▽伊北インター付近の渋滞緩和対策竏窒≠゚た。
また、河川関係では戸草ダム建設の推進、砂防関係では地すべりや急傾斜地の崩壊対策の促進、住宅関係では老朽化した県営住宅の建て替えを要望した。
これらに対し清沢英男委員長は、「地元選出の議員と相談しながら、委員会審査の中で検討していきたい」と答えていた。 -
新型インフルエンザ集団発生 上伊那の事業所
県は24日、上伊那で2例目となる新型インフルエンザの集団発生が確認されたことを発表した。
発生場所は上伊那郡内にある製造業者。今月18日に発症を確認し、22日に新型インフルエンザと確定された。 -
上伊那地域安全安心システム導入
上伊那広域連合は本年度新たに、災害が発生した位置などをインターネット回線を通じて地図情報として共有できるシステムの導入を目指す。
24日開いた上伊那広域連合議会8月定例会で提案された。
システムは、上伊那情報センターの地図情報シスンテムを利用し、特別なプログラムを用い、「住所」や「地番」「建物」の位置情報を上伊那の8市町村で連携し活用できるようにする。
これにより、地震や水害などの災害が発生した場合、被災地の情報収集や情報提供、要救護者の支援に活用することができる。
システム導入の事業費は、約9500万円で、全額国からの補助金で行われ、本年度末までに導入される見込み。 -
衆院選 期日前投票始まる
18日に公示され、今月30日に投票が行われる衆議員選挙の期日前投票が19日から始まった。
伊那市役所1階市民ホールに設けられた投票所には朝から多くの人が訪れ、票を投じていた。
伊那市の選挙人名簿登録者数は17日現在で5万6938人、内訳は男性2万7597人、女性2万9341人。前回、平成17年の衆院選で期日前投票をした人は、旧伊那市の数字で6206人、全体の12・6%だった。
箕輪町の登録者数は2万133人で男性9990人、女性1万143人。前回の期日前投票者数は2443人で全体の12・3%。
南箕輪村の登録者数は1万1019人で男性5447人、女性5572人。同じく前回は1175人で全体の11・1%。
期日前投票は市役所のほか各役場で29日まで、また高遠町総合福祉センターと長谷総合支所では26日から投票が可能となり、時間は午前8時半から午後8時まで。 -
県議会農政林務委員会に要望
上伊那広域連合は19日、県議会農政林務委員会に地域が抱える農林業の課題について、改善に向けた支援を要望した。
伊那合同庁舎で開かれた会合で上伊那広域連合長の小坂樫男伊那市長は、地域の農林業について、後継者不足や耕作放棄地の増大、木材価格の低迷など課題が山積みしていると委員に訴えた。
そのうえで小坂市長は農業について、農業生産の維持を目的に交付金を出す中山間地等直接支払制度が本年度で終了することから、この事業を継続することなどを要望した。
上伊那地方事務所によると、上伊那地域は65歳を超える農家が70・6%と県平均の63・9%を上回り、ほかの地域と比べ高齢化が進んでいるという。
会合では林業について、林道整備や治山事業について計画的推進と予算の確保などを要望したほか、有害鳥獣による農作物の被害防止についても補助を求めた。
これらを受け農政林務委員会の高見沢敏光委員長は「要望については慎重に検討するとともに、検討結果については報告していきたい」と返答した。 -
車上狙い多発!
8月13日から18日にかけて、駐車中の車のガラスが割られ、カーナビなどが盗まれる被害が連続発生しているとして、伊那警察署などが注意を呼びかけている。
伊那警察署によりますと被害があったのは伊那市、南箕輪村などのアパート駐車場に止めてあった車で13日から18日午後5時現在で被害件数は7件にのぼっている。
犯行は車のガラスを割りカーナビ等を盗むもので、手口が似ていることから伊那署では同一犯の可能性があるとみて、捜査を進めている。 -
伊那市と箕輪町でお盆成人式
今年度から、公民館単位での開催となった、旧伊那市内の成人式が14日、15日の2日間、市内各地で開催された。
このうち、トップを切って手良地区成人式が、14日に手良公民館で行われた。
手良地区では、毎年8月14日に成人の集いを開いていて、式典は集いに合わせ行われた。
今年から旧伊那市内の成人式は公民館単位の分散型で開催され、今年度対象となったのは、昭和63年4月2日から平成元年4月1日までに生まれた787人。
このうち、手良地区は、地元出身者など23人が対象で、式には20人が出席した。
式の中で伊那市の北原明教育長は「創造力と行動力を発揮し、新しい社会を造る推進力となり、可能性を信じ人生を歩んでほしい」と市長メッセージを代読した。
新成人を代表して酒井勝悟さんは「景気の悪化や環境問題など困難な社会状況にあるが、若さと情熱で乗り越え、育ててくれた地域に恩返ししていきたい」と誓いの言葉を述べた。 -
衆院選 18日公示
衆議院議員総選挙が18日公示され、30日の投開票に向けて12日間の選挙戦に突入した。
長野5区からは前職1人と、新人4人の合わせて5人が立候補した。
届け出順で、共産党で新人の三沢好夫さん(65)、幸福実現党で新人の原山幸三さん(47)、民主党で新人の加藤学さん(40)、社民党で新人の池田幸代さん(37)、自民党で前職の宮下一郎さん(51)。
衆議院議員選挙は今月30日に投票が行われ、即日開票される。 -
選挙ポスター掲示板設置
8月18日公示、30日投票の衆議院議員総選挙のポスター掲示板の設置作業が11日、伊那市役所付近などで行われた。
設置掲示板は8区画用意されている。
市内では13日までに伊那地区234カ所・高遠43カ所・長谷20カ所の合わせて297カ所に設置される予定。
期日前投票は市内3会場で行われることになっていて、伊那市役所では8月19日から29日まで、高遠町総合福祉センターやますそと長谷総合支所では8月26日から29日まで。 -
日系人対象就職準備セミナー
上伊那の有効求人倍率が過去最低の0.27倍と、厳しい雇用情勢が続く中、日系人をはじめとする外国人労働者はとりわけ厳しい状況にあるとして、7日、日系人を対象とした就職準備セミナーが開かれた。
これは、外国人労働者を取り巻く雇用環境が厳しい中、再就職に必要な知識を身につけてもらおうとハローワーク伊那が開いたもの。
外国人労働者の多い伊那管内独自の取り組みで、今回が初。
7日は、中南米出身の日系人で、日本語で概ね会話ができる、21人が参加した。
参加者は、再就職にあたっての心構えや、履歴書の書き方、面接について、指導を受けた。
参加者は、「とても勉強になった。今日から練習したい」などと話していた。
ハローワーク伊那によりますと、去年の冬頃から派遣など非正規労働者の雇い止めなどにより、新規求職者が急増した。
現在、雇い止めや解雇により職を失う外国人の数は減っていますが、再就職を出来た外国人はほとんどいない。
ハローワーク伊那では、今後もこの就職準備セミナーを月1回開き、外国人の就職支援を行っていく考え。 -
反核・反戦・平和のつどい
長野県教職員組合上伊那支部主催の「反核・反戦・平和のつどい」が6日、伊那市のいなっせで開かれた。
同支部が27年前から開いているもので、上伊那支部執行委員長の浦野 憲一郎さんは、「教え子を再び戦場におくるなという不朽のスローガンのもと、平和への誓いを新たにしたい」とあいさつした。
平和のつどいでは、赤穂中学校の生徒が、詩の朗読や平和に関する歌の発表をした。
また、チェルノブイリ原発事故の被害が残る地域で救援活動を行っている、松本市在住で日本チェルノブイリ連帯基金事務局長の神谷さだ子さんが講演した。
神谷さんは、ロシアとポーランドの間にあるベラルーシ共和国での写真を見せながら現状を説明した。
白血病に似た病気により子どもを亡くした女性のほか、現在のチェルノブイリ原発の写真を見せ、事故後も復旧が進んでいない様子を紹介していた。
神谷さんは、「日本の原子力発電施設も老朽化が進んでいる。原発の処理をどのように行っていくのか見ていきたい」と話していた。 -
全県に今年初の食中毒注意報
長野県は5日、今年初めての夏期食中毒注意報を全県に発令した。
県では、気温・湿度とも高い条件が続いて食中毒の原因になる細菌が非常に増えやすくなっているとして、調理の前には石鹸で手を洗う、購入した食材はすぐに冷蔵庫に入れる、調理するときは中まで充分火を通すことなどを呼びかけている。 -
森元総理が伊那でフォーラム
伊那市で4日、森善朗元総理大臣、伊那食品工業の塚越寛会長、長野県第5選挙区の宮下一郎支部長による自民党フォーラムが開かれた。
会場となった伊那市西春近の、くぬぎの杜には約600人が集まった。
フォーラムで森元総理は、都心を中心に地域社会が崩壊しているとして、人と人との結び付きの重要性を強調した。
なごやかな雰囲気の中おこなわれたフォーラムでは森元総理が町長だった父親と自らを比較して会場を沸かせていた。
フォーラムでは他に塚越会長が「政権が変わっても簡単に日本はよくならない。地域のことをよく理解し思いを継続させることが必要だ」と話した。
他に宮下支部長が「世襲のことを言われることがあるが、受け継ぐべきことは受け継ぎ、変えるべきは変えて、伊那谷の未来を切り開いていきたい」と訴えていた。 -
スイートコーン出荷最盛期
南箕輪村のJA上伊那広域選荷場では、スイートコーンの出荷が最盛期を迎えている。
今年は、日照不足の影響で例年より、サイズは小さ目となっている。
上伊那地域は県内でも有数のスイートコーンの産地で、4日も朝から生産農家が箱やコンテナに入ったスイートコーンを車で選荷場に運び込んでいた。
主力は白色の粒がまざったバイカラーコーンで、JA上伊那によりますと今年は10キロ一箱でおよそ23万箱の出荷を計画しているという。
今年は、日照不足の影響で例年より、ひと回り小さいが、味は甘味があって充分という。
また全国的にもスイートコーンの出荷量が少なく値段は例年より一箱300円あまり高いという。
JA上伊那によりますと、伊那広域選荷場に運ばれているトマトやきゅうりなどの野菜も長雨の影響で色つきや伸びが悪く出荷量が少ないという。
スイートコーンは名古屋や大阪を中心に出荷されお盆までピークが続く。 -
6月の求人倍率 0.27倍で5月と変わらず
6月の上伊那の月間有効求人倍率は、5月の有効求人倍率と変わらず0.27倍で、4ヶ月続いていた過去最低の更新は止まった。
ハローワーク伊那によりますと、6月の求人倍率は5月とかわらず0.27倍となった。
県平均は0.39倍、全国は0.43倍で、上伊那は、上田の0.26倍に次いで、県内で2番目に低い数字となっている。
新規求職者数は994人で、去年12月から4月まで続いていた1000人台は下回り、落ち着きを見せ始めていますが、継続して職を探している月間有効求職者数は、5,664人で、前の月の5,671人とほとんど変わりがない。
また、依然として、求人数は伸び悩んでおり、月間有効求人数は5月より34人少ない1521人となっている。
ハローワーク伊那では、製造業の状況が他の業種にも影響を与えているとして、「数字的には下げ止まっているが、このまま落ち着くのか先がよめない」としている。