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行平なべ・おかゆポット贈呈
JA上伊那と上伊那農政対策委員会は、米の消費拡大を願い恒例の「上伊那食卓“愛の運動”」で、上伊那8市町村に行平なべとおかゆポット、お米券を贈る。1日は箕輪町と辰野町に贈呈し、8日までに残り6市町村に配る。
昨年はおかゆポットを贈ったが、一昨年まで贈呈していた行平なべの要望もあったため、本年度は各市町村の希望に沿って2種類を贈る。本年度の贈呈総数は行平なべ115個、おかゆポット1059個、お米券1865枚。
箕輪町には、市川隆男代表理事、荻原省三副代表理事、JA職員の計4人が訪れ、平沢豊満町長に行平なべなどを手渡した。平沢町長は「離乳食におかゆを炊く人が増え、重宝している人も多い。有効に使わせていただく」と感謝した。
町は、離乳食が生後5カ月ころから始まるため4カ月健診の会場で第1子に行平なべ、またはおかゆポットのどちらか、希望者にお米券を配る。 -
南信農業共済組合総会
南信農業共済組合(小坂樫男組合長)は30日、伊那市駅前ビル・いなっせで第8回通常総代会を開いた。約180人が出席し、05年度事業の報告を受け、06年度事業計画を承認した。
昨年度の引受総共済金額は4963億円余。必須事業は前年より約1・4%減の163億円となったが、建物、農機具の任意共済が約0・1%増の4800億円となり、総額自体はほぼ前年並みとなった。
一方、災害に伴う支払共済金は合併以来最も少ない5億3800万円余となった。
本年度事業としては、農機具修理などにかかる費用を支払う農機具損害共済を新たにスタートする。農機具の修理費などを負担する共済はこれまでもあったが、積み立て型で掛け金が高く設定されていたため、掛け捨てで掛け金を低く設定した新しい共済を設け、多くの人が加入しやすい状態を整えた。
加入は7月から受け付けていく。 -
日本墨絵展1日から
日本墨絵会(吉沢玉昌会長)の第9回日本墨絵展が1日、伊那市の県伊那文化会館美術展示ホールで始まる。公募展で153点を展示。墨の濃淡で描く世界が広がる。
公募展になって4年目。飯田市、駒ヶ根市、伊那市、諏訪市、山梨県甲府市の吉沢さんの教室で学ぶ会員と一般が応募。年々応募数は増加し、今年は一般の応募が多かった。昨年に比べ40号から60号の大作が増え、風景画が多い。回を重ねるごとに作品のレベルも上がっているという。
技術力はもちろんのこと、作品に心が入っているか、生きた作品かどうか-を基準に審査し、県知事賞は竹村愛子さん(飯田市)の「夜の貴婦人」が受賞した。伊那毎日新聞社賞は堀米渓石さん(伊那市)の「映峰気韻」。
展示は1日縲・日午前9時半縲恁゚後5時(最終日午後4時)。無料。 -
「現代の虚無僧たち」
竹竹の会in南箕輪3日尺八奏者の集まり「竹竹の会」は3日午後1時半から、演奏会「現代の虚無僧たち」を南箕輪村大芝高原の日帰り温泉施設大芝の湯ロビーで開く。
竹竹の会は、尺八の好きな人が流派を超えて自由に集い、年1回県内を巡回して演奏会をしている。今年で13回目。尺八だけの演奏会は全国でも珍しく、毎回好評を博している。今回は、県内外から24人が参加。伊那谷在住で尺八を吹く外国人3人も出演する。
演奏曲は古典から現代曲、自作曲まで幅広く、独奏が主で、二重奏、三重奏もある。初企画で尺八30本を用意し、音出しチャレンジのコーナーもある。
29日夜は、北殿公民館で三重奏などの練習があり、本番に向け練習にも熱が入っている。会では、「お風呂に入って、お酒を飲んで、尺八を聞いてリラックスしてほしい。古い歴史のある楽器だが、とても魅力ある演奏いっぱいなのでぜひお出かけください」と呼びかけている。
午後1時半縲・時半。入場料・入浴料500円。 -
上伊那広域連合議会
上伊那広域連合議会5月定例会議が31日、伊那市役所であり、報告案件3、人事案件3の計6議案を原案通り可決、承認した。3市町村合併により不在だった正副議長を選出。同市議会議長の下島省吾氏を議長に、中川村議会議長の鈴木信氏を副議長に指名推薦した。
連合長の小坂樫男市長はごみ処理施設の誘致問題について「検討している複数の場所で学習会や先進地の視察などをして理解を深めてきているが、難しい問題なので慎重に進めたい」と進捗状況を説明。既存2施設の07年4月以降の使用延長は「ほぼ了承が得られる状況になってきている」とした。
伊那市・高遠町・長谷村の合併に伴う、条例の一部改正などの専決処分を承認し、連合会助役、収入役に酒井茂同市助役、白鳥孝同市収入役を選出した。 -
上伊那郡保育協会総集会
上伊那郡保育協会の06年度総集会・部門別研究会は27日、南箕輪村の村民センターであった。6町村の保育士ら約300人が集い、事業計画などを承認し、講演や研究会で学びあった。
本年度事業計画は、必要に応じて開く事務研究会、園長会、年4回の主任保育士会と部門別研究会、専門委員研究会など。講演、講習会、調査研究にも取り組む。予算総額は162万3千円。
上伊那郡町村会の解散に伴い郡保育協会が自主運営となって最初の総集会。古畑康子会長は、「会員の大切な学びの場として会を大切に育ててほしい」とあいさつ。「子どもの尊い命が失われる社会に憤りを感じる。子どもの世界は狭くなり禁止と管理に囲まれている。私たちにできることは安心して遊べる場所、空間を作ること。保育士は社会から大切な宝を預かっている。保育園でいろいろ経験し、友と成長できるよう温かな目で見守り、温かな笑顔で包んであげたい」と話した。 -
JA上伊那の代表理事組合長に宮下勝義さんが就任
任期満了に伴い29日付で役付役員が退任した上伊那農業協同組合(JA上伊那)は30日、理事会を開き、駒ヶ根市中沢の宮下勝義氏(65)を、新しい代表理事組合長として承認した=写真。
宮下組合長は「環境変化にスピーディーに対応できる組織作りに挑戦し、組合員の期待にこたえられるようにしていきたい」として(1)国の新しい方針に対応した担い手、集落営農組織づくり(2)安心、安全に配慮した販売、生産強化(3)女性のJA事業参加促進竏窒ネどに取り組む方針を明らかにした。
宮下組合長は1959年に中沢農協に就職。その8年後、長野県経済連に就職し、関連会社の社長職を務めた01年、退職した。03年5月にJA上伊那の理事に就任し、1期3年を務めた。
任期は3年後の総代会まで。
そのほかの役付役員は次の通り(敬称略)。
◇役付理事▼代表理事専務理事=三澤芳秀▼常務理事=瀬戸義成、春日州一、下島公平
◇役付監事▼代表幹事=小澤國秀▼副代表幹事=牧田弘▼常務監事=白鳥洋司 -
JA上伊那総代会
上伊那農業協同組合(JA上伊那)第10回通常総代会が29日、伊那市狐島の本所であった。約350人が出席。任期満了に伴い、征矢福二代表理事組合長が29日付で退任し、新しい理事者39人を選任した。
1期3年務めた征矢前組合長は70歳。役員推薦会議で、理事者は70歳未満とすることを申し合わせている。新組合長は、30日にある役員協議会で投票し、新理事者39人の中から選任する。
組合員の減少傾向が続く中、本年度(1)作付面積や家畜の頭羽数に応じて徴収していた経営基礎割賦課金を廃止(2)准組合員の賦課額の減額竏窒ノ取り組み、一般の人が組合に加入しやすい環境づくりに努める。賦課金制度廃止で減額となる6900万円は、JA事業の中から捻出していく。
JA上伊那が継承した駒ヶ根市の旧龍水社跡地で環境基準を超えるトリクロロエチレンが検出された問題については、敷地内500平方メートルの土壌が汚染されていることが判明。売主責任として、1億4千万円をかけて土壌浄化を進める。作業は早急するとし、6月には始める予定。 -
県中学校総合体育大会陸上競技大会南信地区予選会
第45回県中学校総合体育大会陸上競技大会南信地区予選会が27日、伊那市陸上競技場であり、県大会出場へ向けて熱戦を繰り広げた。南信地区中学校体育連盟などの主催。
100メートル、1500メートル、4×100メートルリレー、走り幅跳び、棒高跳び、砲丸投げなど計32種目(男子18、女子14)に、39校から総勢707人が参加した。
各種目上位6位の選手(チーム)は7月2日、松本市である県大会へ出場を決めた。
上伊那関係分の1位になった選手は次の通り。
【男子】▽1年100メートル=稲見正麻(南箕輪)12秒65▽2年100メートル=加藤一樹(赤穂)11秒75▽3年100メートル=三村瑞樹(辰野)11秒39▽共通400メートル=大野裕紀(赤穂2)53秒49▽2・3年1500メートル=福沢潤一(駒ヶ根東2)4分25秒20▽共通110メートルハードル=森雅貴(赤穂2)15秒67▽共通4×100メートルリレー=赤穂(松尾駿輝、森雅貴、大野裕紀、加藤一樹)47秒08▽共通棒高跳=松澤ジアン成治(春富3)3メートル40▽1年走幅跳=竹松高彬(春富)4メートル59▽2・3共通走幅跳=伊藤好司(西箕輪3)6メートル02▽共通砲丸投=中谷俊貴(辰野3)11メートル38・大会新▽共通4種競技=中塚渓滋(中川3)1823点
【女子】▽1年100メートル=征矢萌唯(箕輪)13秒30▽共通800メートル=青木美智子(駒ヶ根東3)2分24秒83▽共通100メートルハードル=大場沙奈(赤穂3)15秒96・大会新▽共通4×100メートルリレー=赤穂(松井萌、大場沙奈、中村夕貴、赤羽優希)53秒35▽1年走幅跳=大久保萌花(伊那東部)4メートル12 -
県地震対策強化地域連絡協議会が総会
県地震対策強化地域連絡協議会の06年度総会が25日、伊那市役所多目的ホールであった=写真。本年度の事業計画や予算などの3議案を原案通り可決、承認した。
東海地震にかかわる地震防災対策強化地域に指定された県内の25市町村で組織する協議会。市町村相互の連携を図り、地域防災対策の強化を推進することを目的としている。
03年度から2年間を任期とし、下伊那、上伊那、諏訪の順番で会長を交代。会長の小坂樫男同市長は「いつくるか分からない東海地震に備え、常日ごろから地震に対する対策のための研修、予行演習が必要」とあいさつした。
本年度事業計画は、地震防災対策の強化と推進、関係市町村の相互連絡と情報交換、関係各機関との相互連絡調整、地震災害にかかわる研修会等の実施竏窒ニした。
総会後は、神戸市都市計画総局区画整理部の中山久憲部長を講師に招き、「阪神・淡路大震災竏註k災被災地最前線の半年間」とした講演を聞いた。
中山さんは地震の怖さを、同時多発した大規模火災の消火状況、木造建物の全壊率、死亡者の死因別割合などの資料を交えて説明。「災害は忘れたころにやってくる。日ごろからの備えを忘れないで」と、同地震から学んだことを語った。 -
犬のしつけ方教室 実技始まる
県動物愛護会上伊那支部と伊那保健所は21日、県伊那文化会館東側多目的広場で、犬のしつけ方教室の実技講習を始めた。14日に学科講習を終え、実技は6月11日までの全4回を予定している。
この日は11組の受講生が参加。飼い主の横を犬が一緒に歩く方法を家庭犬インストラクター5人から学んだ。最初は犬同士で吠え合ったりと大騒ぎだったが、次第に慣れてくると参加者の指示通りに犬も歩くようになっていった。
コーギー犬の「そら」ちゃん(生後1年)のしつけのために参加している花岡敏彦さん(44)=南箕輪村=家族4人は「散歩の時に跳びついてくるのが激しかったのでしつけを学びたかった。一緒に静に歩けてよかった」と話した。
犬のしつけ方教室は、かみぐせがあるなどで、同保健所へ引き取られる所有権放棄頭数を減らすために1993年から始まり、14年目を迎える。
所有権放棄頭数が106頭だった93年度と比べると、05年度は38頭に減少。飼い主への飼育の指導が徹底されたほか、避妊処置の普及が進んで、子犬の引き取り頭数が減ったのが要因だという。 -
伊水会書展
上伊那を中心とした書道家46人による第27回伊水会書展が26日、伊那市の県伊那文化会館で始まった。漢文などをテーマとした古典的な書から、現代的な前衛作品まで約140点が、訪れた人を楽しませている=写真。28日まで。
額装や軸装などが中心で、うちわに思い思いの言葉を書きとめた作品もある。現代の人にも楽しんでもらえる展示会にしたい竏窒ニ、文字数の少ないものや、日々の日常を綴(つづ)った朗らかな作品なども、多く並べた。
また、「十七帆を書く」をテーマに、東信の時代の書家・王義之の叢書を写した臨書も展示する。
文字の形を崩すことで、その言葉の意味を表現する前衛作品には、抽象芸術を思わせる面白い作品が多い。
伊水会の主宰・千葉耕風さんは「墨の濃淡まで楽しめる展示会。作品を通して作者の思いを感じてほしい」と話していた。
入場無料。午前10時縲恁゚後5時半(最終日は午後3時半まで)。 -
上伊那教育会総会
上伊那教育会は24日、06年度定期総集会を伊那市の県伊那文化会館で開いた。06年度事業計画の報告や会員発表があり、信州大学工学部の遠藤守信教授の講演「創造力を育む」を聞いた。
本年度は、博物館的な施設としての活用を目指す旧上伊那図書館の具体的な検討を伊那市教育委員会などと共に始める。また、老朽化の進む上伊那郷土館にある所蔵品をデータベース化し、目録・考察をまとめた本を出版する取り組みを進める。
内外に開かれた教育を促進するため、地域住民に対して教育会イベントへの参加も促していく。
諏訪博会長は「急速な社会の変革に伴い、子どもたちも多様化している。画一的な指導ではなく、子どもたちの良さを見出して伸ばしてあげるよう取り組みが求められている」と語った。
会員らによる合唱もあり、参加者を楽しませた。
本年度の役員は次のみなさん。
◇会長=諏訪博
◇副会長=保科勇
◇議長=酒井照明
◇副議長=高橋緑
◇監事=白鳥彰政、赤羽康徳 -
降雹で七久保、片桐地区を中心に農作物被害
24日午後6時過ぎころ、飯島町七久保、中川村片桐を中心に、各地で降雹(ひょう)があり、農作物被害が発生した。上伊那農協の調べ(第1報)では上伊那5市町村で約24ヘクタール、総額9780万円にのぼる。
##本文
25日午前までに分かった被害額は、果樹9300万円、花き485万円、野菜3万円。今後被害が増える可能性があるという。
最も被害が大きかったのは飯島町で、七久保地区でナシ13ヘクタール、リンゴ8ヘクタール、鉄砲ユリ2ヘクタール余。減収や品質低下で概算5200万円。中川村は片桐上前沢、前沢洞を中心に、リンゴ18ヘクタール、梨6ヘクタール、桃0・2ヘクタール、梅2ヘクタールで総額3300万円。
24日夜は、上空5千メートルに零下18度の冷たい空気が流れ込み、大気の状態が不安定になった。飯島町の降雹は午後6時40分から5分間、10分後、さらに5分間にわたり、5ミリ大の雹が降った。
飯島町は25日早朝、7班編成で全町で被害を調査。七久保の高遠原、針ケ平、新屋敷で果樹の90%以上、上通り、北街道、柏木、荒田で50%の被害を確認。急きょ、町議会総務産業委員協議会を開いて対応を協議し、被害の実態調査をした。
二十世紀梨、幸水梨の果樹園では葉はちぎれたり、大きなが穴が開き、最終摘果後で、1花叢に1つ残した幼果は傷つき、ほぼ壊滅状態の園も見られた。
針ケ平の宮下求さんは「またたく間に真っ白になった。一昨年は凍霜害で、今年は雹でだめになった」と肩を落としていた。 -
箕輪町文化センター付属劇団「歩」 公演に向け練習
箕輪町文化センター付属の劇団「歩」は23日夜、6月の第3回定期公演に向け、舞台けいこを始めた。今までの中で上演時間が最も長い2時間の作品に挑戦。それぞれ学業や仕事に従事する団員らは、公演前日までの連夜に及ぶけいこに熱中している。
02年の結成以来、上演してきた作品は03年「夕鶴」、05年「銀河鉄道と夜」で、それぞれが1時間ほどの劇。今回は長めにやりたいと、15本ほどの作品を読み合わせた中、「おもしろ」と団員らの意見が一致した喜劇「パレード旅団」(鴻上尚史作)を披露する。
作品は、いじめにさらされている少年らと、崩壊にさらされている家庭の2つの世界が、交差していくあらすじ。演出家の飯島岱さん(62)=箕輪町上古田=は「一人2役を演じる役者らが、同時進行するこのドタバタ劇をどのように演じきるかをご覧ください」と魅力を語る。
団員数は結成から参加している高校生や社会人のほか、新入団員など上伊那の12人。
旗上げ当初から出演している高校1年の堀口沙耶さん(16)=箕輪町=、高校3年の浦野美樹さん(18)=同町=はいずれもテスト、受験勉強の合間をみての練習。堀口さんは「中学1年生からやってきた成長した演技を見せたい」と意気込んでいる。
伊那西高校で演劇部に所属していた倉田恵理さん(18)=辰野町=は、卒業後の今年、憧れの「歩」に入団。「初作品になる公演を思い出になるよう頑張りたい」と練習に一番乗りし、けいこに励んでいる。
第3回定期公演は6月3、4日の2日間、箕輪町文化センターである。入場料は大人千円、高校生以下500円。開演は3日が午後7時(開場6時30分)、4日が午後4時(開場3時30分)。問い合わせは、同文化センター(TEL70・6601)へ。 -
第3回大芝高原マレットゴルフまっくん大会
第3回大芝高原マレットゴルフまっくん大会(旧名・大芝高原マレットゴルフ選手権大会)が24日、南箕輪村の大芝高原マレットゴルフ場であった=写真。信州大芝高原マレットゴルフ親交会(北原忠義会長)の主催。
同大会は本年から村のイメージキャラクター「まっくん」にちなんで名称変更。これまで大芝高原中南信大会として10年、同選手権大会として2年の通算13回目を迎える恒例大会だ。
上伊那や岡谷市、諏訪市、塩尻市などから愛好者153人(男性97人、女性56人)が参加し、赤松、ひのきの両コース、計36ホール(パー144)で優勝を競った。
あいさつに立った北原会長は「セラピーロードに指定された大芝高原の中で、マレットが出来ることは幸せなこと。今後も自然を大切にしながらプレーしましょう」と話した。 -
上伊那地区障害者スポーツ大会
第34回上伊那地区障害者スポーツ大会が21日、伊那市陸上競技場などであった。障害者約260人とスタッフ、ボランティアなど計約360が集まり、スポーツを通じて自立と社会参加の促進を目指した。上伊那福祉事務所などでつくる実行委員会の主催。
60メートル、100メートル走や、ソフトボール投げ、立ち幅跳び、ボウリング、フライングディスクなどの12種目や、レクリエーションの大玉送りなどをして体を動かした。
3人一組で対戦する「ペタンク」は、目標ボール目掛けて、双方がどれだけ多く自分のボールを近くに転がせたかを競うスポーツ。見た目は地味なものの、相手ボールを跳ね除けるなどの戦略を練り、手に汗握る熱戦を展開した。
400メートルリレーでは、試合中の選手らも手を止めて応援。最終走者がコーナーを曲がりゴールテープを切ると、競技場は歓声に沸いた。 -
楽しく美しく歌声響かせ 南信合唱祭・21グループ交流
第62回南信合唱祭が21日、県伊那文化会館大ホールであった。特別ゲストを含む21グループが、会場に澄んだ美声を響かせた。南信合唱連盟の主催。
本年は新伊那市誕生、権兵衛トンネル開通を記念して市内などで活躍するグループをゲストに招き開催。「出逢(あ)い」をテーマにそれぞれが曲を選曲し、同じ会場で発表する機会を楽しんだ。
音の厚みを考え2つの合唱団が合同参加した駒ヶ根女声コーラス、アンサンブル飯田や、来年創立50周年を迎え、記念演奏会に向けてさまざまなジャンルの曲に取り組んでいる伊那混声合唱団などが魅力ある歌声を披露した。
ゲストの岐阜大学コーラスクラブは約70人の大所帯で「学園天国」など3曲を続けて合唱。学生らは看護服、サッカーユニホーム、浴衣、作業着などの衣装を着て、手振りや動作を交えて、観客を盛り上げた。会場からは手拍子が巻き起こり、アンコールの要求にも答えた。 -
伊那おやこ劇場・大芝でイベント
伊那おやこ劇場は21日、南箕輪村大芝高原研修センターで「おやこまつり縲怩ツくろう!はしろう!あげよう!縲怐vを開いた。伊那市西箕輪の、みはらしファーム内「工房Coo」の佐野博志代表から凧作りを学び、5月の青空に飛ばした。
伊那市、南箕輪村などの上伊那から、園児や小学校低学年を中心に50人の子どもと、保護者の計約100人が集合。ビニール袋やわりばし、紙などの材料で縦横50センチほどの大きさの凧を作り、表面にはオオカミ、ウサギなどの動物、家族の顔などの絵を描いた。
自分のお気に入りの凧は、近くの運動場で上げた。子どもたちは周りの友達には負けまいと、汗だくになって走り回ると、その活力に大人らは少し疲れた様子だった。
凧づくりの前には、伊那おやこ劇場の会員有志でつくるサークル・きらっぴー親子劇団が、おなじみの昔話「さるかにむかし(合戦)」を上演し、喜んだ。 -
環境ピクニック、今年も開催
上伊那・下伊那の95事業所が参加する「天竜川水系環境ピクニック」が21日、6地区10カ所の天竜川水系河川であり、4180人が河川一斉清掃に取り組んだ。上伊那の民間企業でつくるリサイクルシステム研究会など主催。
企業などが個々に取り組んできた清掃活動を連携して行うことで、一層の環境向上を図ることを目的とした活動で13回目。上伊那は62事業所から2785人が参加した。家族連れや地域住民の参加が多く、ごみは年々減少しているという。
参加者は、それぞれの担当区域のごみを収集。川辺の在来植物の生育に深刻な影響を与えるアレチウリの駆除にも取り組んだ。
この日集まったごみは空き缶3454個、空きびん1323個、ペットボトル2千個で、どれも昨年より大幅に減少したが、伊那地区は、6地区の中でも最も多くのごみが集まった。 -
上伊那地区PTA指導者研修会
小中学校のPTA本年度役員などを対象とした上伊那地区PTA指導者研修会が21日、伊那市東春近の春富中学校であった。約200人が参加し、PTA活動に臨む心構えや各校のPTA活動などについて意見交換をした。
新しく役員になった父兄の不安解消や資質向上などを目的とした研修会。前年度PTA役員を経験した保護者によるオリエンテーションやテーマごとに分かれた分科会が行われた。
「PTA活動について語ろう!」と題したオリエンテーションでは、4人のパネラーが活動を通して感じたことや課題などについてディスカッションを展開。パネラーからは「PTA活動は役員のためのものではなく子どもたちのためにあるもの。活動を楽しんでいる姿を見て、子どもたちも育つ」といった意見を始め、前向きにPTA活動を楽しむ姿勢が大切であることを訴える声が多く挙がった。また、一人でやるわけでなく、地域や仲間と共に作り上げていく大切さが語られた。
分科会では、「各校の取り組み」「子どもと読書」など、さまざまなテーマに分かれて意見を交わし、それぞれへの見識を深めた。 -
リトルシニア春季大会
06年度全日本リトル野球協会リトルシニア信越連盟春季大会兼第21回読売新聞社杯争奪大会(全日本野球協会リトルシニア信越連盟主催)が21日、伊那市、駒ケ根市など4会場で始まった。県内2地区と新潟県の地区予選を勝ち抜いた16チームが出場。トーナメントの1・2回戦12試合を行った=写真。中南信代表の駒ケ根、伊北はいずれも初戦で敗退した。準決勝に進出したのは佐久、新発田、柏崎、上田南。準決勝、決勝は28日に行われる。
上伊那関係チームの結果は次の通り。
【1回戦】駒ケ根1竏・新潟東、伊北2竏・佐久 -
自己記録に挑戦 上伊那小学生陸上競技大会
第23回上伊那小学生陸上競技大会(兼第39回上伊那春季記録会)が20日、伊那市陸上競技場であった。小中学生、一般(高校生含む)の計約1300人がトラック22種目、フィールド12種目で力を競った。上伊那陸上競技協会、伊那毎日新聞社など主催。KOA協賛。
全17種目あった小学生陸上では1種目で大会記録を更新。女子1000メートルで松下花歩ちゃん(高遠6年)が3分19秒64の新記録で優勝した。
花歩ちゃんは前大会でリレーに参加し、1000メートルは初挑戦。大きな大会にも出場したこともないというが、大会新記録に「うれしい」と微笑んでいた。
心配された天候は午後に入って一時強く雨に降られるなどしたが、選手らは自己記録更新を目指して力を発揮。自分の子供の頑張る姿を見ようと駆け付けた親や、応援する友だちの「頑張れ」の声援に答えるよう、熱戦を繰り広げた。
各種目上位5人(チーム)は県大会(6月25日・松本市)へ出場する。
小学生陸上の全17種目の各1位の選手は次の皆さん。
【男子】▽5年100メートル=宮脇常嘉(中沢)15秒04▽6年100メートル=田中敦啓(東春近)13秒73▽1000メートル=小林侑樹(伊那東6)3分14秒64▽80メートルハードル=湯澤圭(東春近6)15秒05▽走り高跳び=白川翼(長谷6)1メートル25センチ▽走り幅跳び=村田涼(南箕輪6)4メートル33センチ▽ソフトボール投げ=北原稜(赤穂東6)60メートル65センチ
【女子】▽5年100メートル=武井祐里香(宮田)14秒90▽6年100メートル=唐沢美香(箕輪中部)14秒53▽1000メートル=松下花歩(高遠6)3分19秒64・大会新▽80メートルハードル=小澤優奈(辰野西6)15秒10▽走り高跳び=新井彩夏(赤穂6)1メートル17センチ▽走り幅跳び=北野まき(美篶6)3メートル67センチ▽ソフトボール投げ=松崎葵(伊那北6)49メートル97センチ
【リレー】▽男女混合=南箕輪A(永井舞香、金山文佳、中島諒、平澤涼)60秒84▽男子=南箕輪(倉田諒、唐澤玄、崇島晃介、加藤雅也)56秒73▽女子=伊那東(梅垣里沙、杉本美玲、伊藤愛、黒川侑貴)59秒24 -
天竜川流域の合同巡視始まる 出水期に備え危険箇所確認
国土交通省・天竜川上流河川事務所(天上)と流域の市町村や関係者でつくる天竜川上流水防連絡会は19日から、梅雨や台風などの出水期に備えて、河川の重要水防箇所や水防倉庫などの点検をする合同巡視を始めた。
初日は辰野町、箕輪町、南箕輪村の3町村で実施。南箕輪村では、北殿の天竜川右岸から伊那市の新水神橋付近までを、村役場、伊那建設事務所、伊那署などの関係者約15人が巡視した。
参加者らは天竜川の右岸堤防を下流に迎いながら、重要水防箇所を回って堤防の断面や高さ、水衝・洗掘の様子などを確認した。村の加藤久樹助役は「台風などの発生で被害が出ることを心配している。危険箇所の確認などして被害が出ないようにしたい」と話した。
合同巡視は6月1日まで、天竜川流域の16市町村で実施し、26日は宮田村、駒ヶ根市、29日は飯島町、中川村、6月1日は伊那市である。 -
三峰川みらい会議 風力発電施設・建設反対を決める
三峰川みらい会議(織井秀夫代表)の総会が19日夜、伊那市役所であり、三峰川源流域に予定されている、大規模風力発電施設建設に反対することを決めた。
同会議では風力発電施設建設について勉強会を開き、3月上旬の会員アンケートの結果を決議書にまとめた。
同書には「化石エネルギーに変わるクリーンなエネルギーが期待される風力発電には共鳴する会員も少なからずいたが、建設工事に伴う山岳地域の環境変化、それに関連する三峰川水源域などの環境悪化を危ぶむ声が大半を占めた」と説明されている。
織井代表は「環境にかかわる市民団体の意思表示は重要なもので、重みもある」と強調。三峰川みらい会議では今後、該当する建設会社や県、市などの対して決議書を送付し、意思を伝える。
総会では06年度事業計画、予算などの計8議案を原案通り可決した。 -
信州ゆめフォーラム、若林氏に知事選出馬を要請
青年会議所OBなどでつくる信州ゆめフォーラムは17日、箕輪町商工会館で集会を開き、同フォーラムの幹事で公認会計士の若林健太氏(42)=長野市=に知事選への出馬を要請する文書を渡した。
夏の知事選に向けて新しい候補擁立を目指してきた同団体は、各地で開いたミニフォーラムで信州ゆめフォーラム賛同者の過半数から、若林氏を候補として推すことへの同意を得たため、正式に要請を決めた。
若林氏は「要請をいただいたことはありがたいこと。職場の同僚など、お世話になった人に相談したい」とし、近日中に出馬の意向を明らかにするとした。
要請書を手渡した伊藤弥生代表幹事は「信州ゆめフォーラム設立以来、悩んだ時期もあったが今日こうしてお伝えできたのはうれしいこと。私たちは受けていただけると考えている」と若林氏出馬への期待を語った。
若林氏は、04年に日本青年会議所北陸信越地区長野ブロックの会長を務めている。 -
「上伊那地区更生保護女性の会」の総会
女性保護司らでつくる「上伊那地区更生保護女性の会」は16日、伊那市駅前ビルいなっせで総会を開いた=写真。会員約150人が出席し、06年度事業計画や歳入歳出予算、2年任期満了による役員改選などの4議案を可決した。
本年度事業は「県更生保護大会」(10月27日・大町市文化会館)、県主催の「女性の集い」(11月8日・松本市)への参加や、更生施設視察研修の実施竏窒ネどとした。
協議後、箕輪町の明音寺住職の上野徳明さんの「出逢いと別れ」と題した講演に耳を傾けた。
同会は女性の保護司、民生児童委員、調停委員ら365人でつくる上伊那保護司会の協力団体。女性の立場から犯罪者の更生を支援することを目的に活動している。
新役員に選ばれた皆さんは次の通り。
▽相談役=上野多加衣(箕輪町)▽会長=豊島フミ子(伊那市高遠町)▽副会長=山岸道子(伊那市)城田幸子(駒ヶ根市)荻野芳江(辰野町)▽会計=日戸陽子(南箕輪村)▽監事=宮下美穂子(伊那市長谷)有賀喜志子(伊那市)▽理事=吉澤雅子(飯島町)北條裕子(箕輪町) -
13流派のいけばながそろう
上伊那華道会(加藤弘子会長、331人)の「諸流2006年いけばな展」が19日から、伊那市通り町のニシザワデパート4階で始まった。池坊、小原、草月、古流など13流派の教授者166人が季節の花を中心に生けた作品が並ぶ。22日まで。
「いけばな展」は年1回、各流派の親ぼくや華道を極める場として開催。前・後期に分けて各83点を展示、21日に作品を総入れ替えする。
ピンクのアンスリューム、ランなど洋物が多くなったというものの、アジサイ、カキツバタなど庭に咲く花や、ナツハゼ、イボタマサキの木ものなど各流派の特徴を生かし、季節感を出した作品がそろう。
初日から訪れる人が多く、近寄ったり、離れたりしながら、一点ずつに見入った。
加藤会長=辰野町=は「恵みの雨を受けて、生き生きと5月の草花が生けられている。1つの花、1枚の葉、1本の木の輝きを見ていただきたい」と話している。
開館は20・22日が午前10時縲恁゚後5時、21日が6時まで。入場は200円。 -
好記録への期待大きく 上伊那陸上
第23回上伊那小学生陸上競技大会、兼第39回上伊那陸上競技春季記録会が20日、伊那市陸上競技場である。上伊那陸上競技協会、伊那毎日新聞社など主催。KOA協賛。
小学生4生縲・年生、中学生、一般(高校生含む)の男女、合計1327人がエントリー。100メートル走、3千メートル走、4×100メートルリレー、走り幅跳び、砲丸投げなど34種目で競う。
大井初巳大会総務によると、小学生競技は近年好記録が出ている80メートルハードル、走り高跳び、ソフトボール投げに注目。特にハードルについては、器具がこれまで中学女子用(76センチ)を使用していたが、本年から小学生用(70センチ)が用意できたため、全体的に記録が伸びることが期待できる。
中学生では5月上旬にあった県陸上伊那大会の棒高跳びで、大会記録を20センチ上回る3メートル80センチを樹立した松澤ジアン成治君(春富中3)。同時期にあった県市町村対抗駅伝で区間新記録を達成した宮脇千博君(3年)も所属する駒ヶ根東中勢の長距離種目に目が離せない。
午前8時20分から開会式。競技開始は8時45分から。雨天決行。 -
馬込勇ファゴット奏法セミナー
ファゴット奏者の馬込勇さんによるファゴット奏法セミナーが14日、伊那市の県伊那文化会館であった。高校生と大学生14人が指使いや姿勢など基本から指導を受け、セミナーの最後には玄関ホールでアンサンブル曲の演奏を披露した。
ファゴットは吹奏楽でも重要な役割を担う楽器だが指導者が少ないため、伊那文化会館が年2回、世界的に活躍し後進指導にあたっている馬込さんの指導を受けて技術の向上を図ろうとセミナーを開き13回目。
信州大学の学生1人、県内の高校7校から13人が参加。馬込さんのドイツ留学時代に共に学び、長野市で馬込さんのセミナーを主催している須坂商業高校教諭の福田伸幸さんも初めて訪れた。
受講生のファゴット歴は1年から9年とさまざま。楽器の状態の確認から始まり基礎を中心にアドバイスを受けて練習に励んだ。
最後は、モーツァルトのアンサンブル曲を馬込さん、福田さん、受講生で演奏。玄関ホールに16本のファゴットの音が響き、思いがけず居合わせた来館者は演奏に拍手を送った。