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第20回大芝高原まつりポスター完成
南箕輪村の第20回大芝高原まつりのポスターが出来上がった。今後、村内各所に掲示しまつりの雰囲気を盛り上げる。
ポスターは200枚作成。図案は、南箕輪中学校生徒30人が応募した中から選んだ的野真由美さん(2年2組)の作品を採用している。
「にぎやかにしたいと思って花火を入れて描いた」(的野さん)という図案は、村のイメージキャラクターになった「まっくん」がねじり鉢巻に法被姿でうちわや綿あめを持ち、大輪の花火が夜空に咲いている。
祭りムードいっぱいのポスターは、役場庁舎や村内の公共施設、飲食店や企業など掲示する。 -
かいご家たより34
わしづかみのお菓子食べたくて食べたくてしょうがないおじいさん・原さんがいた。
自宅では寝床にまで菓子類を持っていき、布団の中にもぐりこんで食べていたと言う。だから、洋服はいつも食べこぼしでベタベタに汚れていた。服が綺麗な時がなかった。お風呂に入って着替えて、衣類は必ず洗濯。洗濯せずにはいられなかった。夜中であろうと「お菓子を買いに連れて行け」とせがまれる家族は、疲れ果てていた。
かいご家に来てもやはりお菓子には目が無い。すぐに手が出て、袋が破れるかやぶれないかのうちに口に放り込んでいた。それも口いっぱいに。むせてもその手は止まらなかった。昼食もガツガツと口に運びその姿を見ているとそれだけでこちらの食欲がなくなってしまうほど。
「あ縲怩、もうだめじゃん、そんな食べ方体によくないよ。いい加減にして!」とのどまで出かかった。
でも原さんは、自分が大好きなお菓子を食べる時、必ず回りにもすすめていたのも事実。個別に盛らず、皿盛り出だしているから、そんな人の暖かい姿、みんなで分かち合う心を垣間見ることが出来る。原さんにとって、お菓子を食べることは今一番の楽しみ。なるべくその行為を否定しないように心がけた。
ある日原さんを、まだ介助無く一人で歩けた頃に良くお菓子を買いに通っていたお店に連れて行った。ひさしぶりの買物に興奮し、危ない足取りでどんどん菓子袋を商品棚から取り出し抱え込んだ。顔馴染みの店主が「久しぶりだなぁ、元気かい?」と声をかけてくれても本人はろくに返事もしない。目はズラーッと棚に並んだ菓子類に釘付。内心「あー、やぱり連れてこなかったほうが良かったかなぁ、かえって不穏にさせちゃったな」と後悔した。
落ち着かない原さんをなだめるようにして車に乗せた。ドアが閉まるやいやな、買ったばかりの菓子袋をガガーッと取り出す。「あーぁ、もう食べてしまうんだ」と思い、「原さん、家に帰ってから食べようよ」と制止した。しかし彼の行動は止まらず、袋を開けるとわしづかみに菓子をつかんだ。「もう止まらないや」とあきらめると、原さんはそのわしづかみにしたお菓子を私に差し出した。運転しているもう一人のスタッフにも同様に。自分の口に運こぶ前にだ。
思いがけない出来事だった。言葉があまり出ない原さんのありがとうの気持ちがいっぱいつまっていた。どんな高級菓子よりご馳走に感じるつぶれたお菓子だった。買ったお菓子は家に帰るまで原さんの口には入らなかった。
介護の世界はいつもそうだ。私達が何か与えるというより利用者の方からいつも教えてもらい、元気をもらっている。この仕事の最大の魅力である。
かいご家代表 漆戸徳弥 -
第20回大芝高原まつりポスターなど図案入選者表彰式
南箕輪村の第20回大芝高原まつりのポスター・うちわ・パンフレットの図案入選者の表彰式は19日、村役場であった。入選者17人に唐木一直村長が賞状と副賞を手渡した。
南箕輪中の美術クラブ員と希望者の計30人が応募し、6月23日の選定会でポスター、うちわ、パンフレットの最優秀賞各1点、優秀賞4点、佳作10点を選んだ。
最優秀うちわ賞の竹松茂美さん(3年4組)は3年連続の最優秀賞受賞。大芝高原まつりの花火、たらいレース、太鼓など数々のイベントを盛り込んだ作品で、「さすがに3年連続はないと思っていたのでびっくりした。ありがとうございます」と笑顔を見せた。
ポスターの的野真由美さん(2年2組)は「にぎやかにしたいと思って花火を入れて描いた」、パンフレットの清水里音さん(2年3組)は「夏っぽいイメージで金魚やヨーヨーを描いた」と話し、受賞を喜んでいた。
ポスターは200枚作成し、村内の公共施設・飲食店・企業などに掲示。うちわは6千本作り全戸に1本ずつ配る。パンフレットは7千部作る。 -
南箕輪村消防団水難救助訓練
南箕輪村消防団は16日、大芝公園内の村民プールで水難救助訓練をした。団員40人、日赤奉仕団員23人が参加し、事故に遭遇した場合に適切な対応がとれるよう真剣に訓練していた。
講師は伊那消防署職員。プールで事故が起きた場合の応急手当を指導した。おぼれている人を発見した場合、救出と119番通報を同時にする。救出は一番早い方法として飛び込む、または安全にできる方法として棒や服、タオルなど道具を使う方法を紹介した。
人形を使って団員一人ひとりが人工呼吸や心臓マッサージなど心肺蘇(そ)生法も練習した。
団員が実際にプールに入り、おぼれている役の人を救出する訓練にも励んだ。 -
青いカエル見つけた
南箕輪村南殿の小学校3年生・伊藤力斗君(8つ)と、友人たちは16日、近くの畑で青色のアマガエルを発見した。一週間ほど前にも地域住民が青いカエルを見つけていて、近所では「青いカエルは珍しいと聞くがいっぱいいるのか」と、話題になっている。<br> 青いカエルの大きさは、普通のアマガエルと変らない。<br> 力斗君は、サワガニや、カブトムシなど生き物を収集するのが趣味。最近は白いオタマジャクシも発見している。家族も「生き物が好きでよく捕ってきている。水槽もいつのまにか増えてる」と話すほどだ。<br> 近所で青いカエルを見て、自分でも飼いたいと思っていた力斗君は、「まさか、こんな近くにいるとは思わなかった」と喜ぶ。次は、黄色いカエルか、10センチ以上の大きさのヒラタクワガタを見つけたい窶狽ニ、意気込んでいる。<br> 地域住民の間では、突然変異の生き物が多く確認されることで、「今年は何かが起きるのでは」と少し心配する声もある。
◆なぜ青く
信州大学名誉教授で動物生態学に詳しい吉田利男さん(67)=豊科町=によると「カエルが持っている色素胞のうち、体色の色合いをあらわす黄色い色素胞を何らかの原因でもたずに産まれることにより、もう一つの赤い色素胞からの青色の反射光が、人の目に入ってきたときにそのまま見える」。発見は、かなりめずらしいという。 -
シルバー人材センター南箕輪地区環境美化活動
シルバー人材センター南箕輪地区(漆戸智治地区委員)は16日、村役場周辺で環境美化奉仕活動に取り組んだ。草刈りやせん定作業に汗を流し、役場周辺の植え込みなどをさっぱりときれいにした。
環境美化活動は7月と10月の年2回実施している。今回は74人が参加し、せん定や草刈り、除草剤散布などグループに分かれて作業した。
参加者はビーバーで茂った草を刈ったり、サツキなどが植えられた場所の草取りをしたり、庭木を刈り込むなど作業に精を出していた。 -
南箕輪小6年3組総合的な学習
南箕輪村の南箕輪小学校6年3組(35人、関誠教諭)は15日、総合的な学習で西部保育園を訪れ、年長園児とゲームなどをして交流した。<br> 6年3組は5年生のときから、総合的な学習で「ふれあいの輪を広げよう」をテーマに、村内保育園、障害者生きがいセンターひまわりの家、村公民館の高齢者学級「ゆずり葉学級」、校内の仲良し学級の1年生と交流している。<br> 西部保育園での交流で、児童はリコーダーで「さくら」「ラバースコンチェルト」を演奏。園児と名刺交換をしたあと、ジャンケン列車やフルーツバスケット、風船バレーボールなど園児と一緒に楽しく遊んだ。<br> 児童は園児にやさしく声をかけたり、手をつないだり、風船バレーボールでは風船に触れない園児がいないように気を配り、触りやすいように風船を打ってあげるなどしていた。園児は大きなお兄さん、お姉さんとの交流に興奮気味で、歓声を上げてはしゃいでいた。<br> 関教諭は、「人と触れ合って相手の気持ちを思いやったり、年齢が違うので相手に優しくなれる。体験を繰り返すことで学んでほしい」と交流を見守っていた。<br>
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征矢洋文さん(33) 南箕輪村田畑
日本ボディービル連盟が主催する日本クラス別ボディービル選手権大会=3日、静岡県島田市=に出場して、ウェルター級(75キロ)で準優勝の栄冠を獲得。今回、県内から出場した選手のなかでは、全階級で、最もよい成績を納めた。
「継続は力なり。ボディービルは、コツコツやっていけば明確に変化が出る。体を鍛えることは、スタミナもつき、運動能力も上がる」と、さわやかな笑顔で語りかける。
県チャンピオン、全日本選手権6位以上入賞者窶狽ネど、実力のある選手にしか出場権が与えられない日本最高峰の大会。全国から同じ階級に5人が参加し、規定7ポーズのほか、音楽に合わせて1分間のフリーポーズを披露した。ボディービルは、全身に付く筋肉の大きさ、バランス、シンメトリー(左右対象)のほか、ポージングの美しさなどが審査される。
この大会には2年振り3度目の出場。前回は6位に終わり、「同じ階級でリベンジしたい」と、体の調整がうまくいっていた今年、100%の仕上がりで再度挑戦した。
「次男が生まれ、頑張らないと、との思いと、パパのかっこよいところを見せたくて」と、理容室を営む、2児のパパは照れる。
2年振りの全国大会だったが、オフシーズンのトレーニングの成果が評価された。自分の名前を呼ばれる瞬間は緊張。下位から3位までには呼ばれず、最後の2人になったとき、手の震えが止まらなかったという。準優勝の結果についても、信じられないほどの出来事だった。
◇ ◇
ボディービルとの出合いは、実家の理容室で仕事をしていた23歳のころ。過労で体を壊した時期があり、妻の「ちょっと体を鍛えれば」の一言がきっかけで、一般的なスポーツジムに通う。少し汗を流す程度のトレーニングから始めたが、日に日に筋肉が付いていくことに快感を覚える。「辰野町トレーニングセンター」で本格的な指導でトレーニングを積み、早速、県大会に出場すると6位の好成績を得た。その後、「松本トレーニングジム」で有名な指導者と出会い、成績は年々伸びていった。
自主トレーニングは毎日、1時間30分ほど。バーベル、ダンベルなどのフリーウェイトを中心に、全身を分割しながら筋肉を鍛える。
「トレーニング中はメンタル面で自分に厳しく、妥協しないようにしている。そのぶん、家族や周りの人に対しては優しくできるんですよね」と、人との接点が多い、自分の仕事の環境に、うまく同調している。
◇ ◇
現在、9月11日に、上田市で開かれる北陸甲信越ボディービル選手権大会に向けてトレーニングに励む。階級は無差別でどんな選手が出場するか分からず、攻略も困難。しかも、先日の大会で自分の仕上がった体を披露し、手のうちを明かしている。全国2位の栄光もプレッシャーにもなる。
「自分の状態をベストに仕上げれば勝てる。今年はボディービルを始めてから節目の10年目。全日本でいい結果が出せたので、続けて」と気合は十分だ。
北陸甲信越大会を終えれば、今シーズンは終了。その後は、家族孝行をする。大会前からの禁酒も解禁するので楽しみだ。
目標は、階級を一つ上げて、ライトミドル級(80キロ)で全日本に挑戦すること。
「今の年齢のうちに、アジアや世界もいってみたいな」と、夢は大きい。
妻と長男、二男との4人暮らし。自宅で「ビーンズ理容室」を営む。 -
大芝公園でサルビア植え付け
南箕輪村花いっぱい推進協議会は16日、大芝高原で赤色と青色のサルビアを植えた。早朝の作業だったが約50人が参加し、公園を利用する人や広域農道を通る人に花を楽しんでもらおうと、丁寧に苗を植え付けた。
協議会に参加している「みちくさの会」、南箕輪村老人クラブ、村商工会青年部と女性部、南箕輪郵便局のほか、一般住民も参加。大芝高原前の広域農道沿いの花壇と公園内「愛の鐘」の花壇の2カ所で、これまで咲いていたパンジーに代わり、秋まで花が楽しめるようサルビアを植えた。
サルビアの苗は2千株を用意。広域農道沿いの花壇には、赤色2列、青色1列の3列に参加者が協力して手際良く植えた。
協議会は、村内を花でいっぱいにしようと、参加者に家の周辺などに植えてもらようにサルビアの苗をお土産に配った。 -
大泉区の「鹿頭祭」
南箕輪村大泉区に伝わる「鹿頭祭」が17日ある。2年に1度の大祭に向け、地域では15日夜も、太鼓や行列の練習が西部地区館で行われた。<br> 約450年前、雨ごいのために始まり、箕輪町木下の南宮神社に鹿を奉納するこの祭りは、現在は天竜川の西と東の地域が1年おきに受持ち、ほら貝や太鼓の音と共に鹿頭をかぶった稚児行列があり、踊りを奉納する。<br> 大泉区では、鹿頭を作り、昔ながらの奏法に戻した太鼓のたたき方なども熱心に練習して準備してきた。<br> 15日は、役員が集まり最後の総練習。行列は、サカキを持つ文化財会長を先頭に、区長、区長代理、ほら貝の奏者、神社総代、太鼓奏者と続く。役員は一つひとつの動きを確認し、実際にほら貝の音や太鼓の音、さらに「ほーい」という掛け声を響かせて練習した。<br> 稚児は大泉から17人、大泉新田から2人の計19人が参加する。当日は、大泉神社など村内3カ所で奉納舞をし、昼ころに箕輪町の南宮神社に鹿頭行列が到着する予定。<br>
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南箕輪村「パートナーシップを地域で広めるには」学習会
パートナーシップ南みのわ学習会は16日、「男女共に働きやすく、暮らしやすい社会」を目指すための学習会を南箕輪村民センターで開いた。県男女共同参画センター「あいとぴあ」の小松京子さんを招き、約20人の会員が、男女共同参画や地域活動を円滑に進める方法を学んだ。<br> 幅広い取り組みがある男女共同参画は、地域に合った形で、進める必要がある窶狽ニ話す小松さんは「若年層や外国人が多い南箕輪村の場合、こうした人をどう巻き込んでいくかを考えることが必要」と指摘。<br> 一方男性には「男女共同参画」と聞くだけでアレルギー反応を示す人も多く、今後、男性参加の話し合いを進めるためにも"男性視点からの共同参画"を考えることの重要性について話し、実際には取得の難しい男性の育児休業などに触れた。<br>
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南箕輪村と住民の裁判和解案まとまる
不動産総合企画事業の城南物産(本社・南箕輪村神子柴、埋橋常人社長)と埋橋常人氏(70)が、南箕輪村が97年に着工した神子柴自然公園建設工事により井戸水が濁ったとして村を相手に損害賠償を求めていた問題で、東京高等裁判所は13日、最終の和解案をまとめた。原告側は「これ以上長引いては仕事に支障をきたす。やむなく和解する」、唐木一直村長は「できるものなら和解したほうがいい」とし、8年に及ぶ係争が終結する。<br> 97年1月、村が公園建設に着工。原告は同年3月、井戸水が濁った-と抗議し、99年1月に地方裁判所伊那支部に提訴した。02年1月の一審判決で村が全面勝訴し、原告は同年2月に東京高裁に控訴。05年5月末、東京高裁の裁判長から和解勧告があった。<br> 和解案は、▽村が原告側に解決金として450万円の支払い義務を認める▽原告が水道管を自宅まで埋設する許可申請をした場合に村は許可事務を行い、できる範囲内で必要な協力をする-など。<br> 原告は「水道をひく費用は自分持ち。納得いかないがやむなく和解する」と話した。村長は、「裁判所は、井戸水が濁ったのは事実だが因果関係はわからないとしている。村民相手の裁判をこれ以上続けることはどうかと思う。和解勧告の受け入れが妥当と判断した」とした。村は27日の村議会に和解案と解決金450万円の補正予算案を上程する。<br>
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上伊那針灸マッサージ師会が南箕輪老人ホームを慰問
上伊那針灸マッサージ師会は12日、南箕輪養護老人ホーム南箕輪老人ホームを訪問し、お年寄りらに健康になってもらいたいとボランティアで利用者や職員をマッサージした。<br> 何十年も続くボランティアで、会は上伊那郡内の福祉施設などを訪問している。南箕輪老人ホームには年1回訪れており、この日は辰野町、箕輪町、南箕輪村の会員8人とボランティア1人が訪問した。<br> 施設利用者と職員の希望者がマッサージを受け、全身を丁寧にほぐしてもらい、「楽になった」「気持ちよかった」と喜んでいた。会員は午前中いっぱいマッサージをし、「喜んでもらえてうれしい」と話していた。<br>
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南箕輪村北殿
向井松代さん(64)花をいっぱい家に飾ることが夢-。そんな夢のとおりに、本物と見間違えてしまうほど美しく作られたパンフラワーが家中に飾られている。
「作っているときは夢中。どんなお花になるかなと考えながらやるんです。手間はかかりますけど、出来たときはすごくうれしい」
『世界に一つだけの花』の歌が好きで、その歌詞にある“オンリー・ワン”を思いながら花びら1枚1枚に心を込め、1輪の花を作り上げていく。
「生の花もパンフラワーも、いろいろな花がなんでも好き。好きだから楽しいです」。主婦業の合間の制作だが、ついつい夢中になりすぎてしまうほど。1週間はパンの花、次の1週間は庭の花の手入れをする生活だ。
パンフラワーとの出合いは新聞で見た展示会。伊那市荒井区の赤羽弘美さんが主宰する「ルナ・フローラ伊那川北教室」に通い始め13年目を迎えた。
パンフラワーには小麦粘土のパンの花、布と粘土の染の花、本物調のリアルアート・フラワー、陶器風仕上げのラペリスフラワー、ハーブの香りの石けん粘土で作る香りの花石けんなどがある。月2回のレッスンでパンの花と石けんの花を中心に学んできた。
カラー、バラ、マツムシソウ、スイートピー、ジャスミン、キキョウ、野イチゴ、野ブドウ、アケビ…。手掛けた作品は数え上げたらきりがない。専用の部屋に置き、季節ごとに飾る花を変えて楽しんでいる。
最初に作ったのはカラー。伸ばし棒という丸い棒一つで粘土を扱い、花びらの柔らかなカーブを作り出すのだが、「フリルがなかなか出ないんです。難しかった」と振り返る。
花は色、動き、表情を自分で作っていく。生の花や本を見て研究し、つぼみから3分咲き、5分咲き、満開などさまざまな表情を作り出す。ツタを作るときは本物の葉で葉脈を模ったり、濃淡や陰影、つやなどを何色もの絵の具で表現する。
普通は1種類の花を数本作る程度だが、海外旅行で見たホテルのロビーに飾られた豪華な花のイメージから、「だんだん花の数が増えちゃう」。今制作中のガーベラも、わずか1週間で20数本を作り上げた。
手間と根気のいるパンの花。完成すると嬉しさのあまり、帰宅する家族皆にお披露目するのだという。
「家族の協力がなければここまで出来なかった」。車の免許を持っていないので、夫がレッスンの送り迎えをしてくれる。都合がつかないときは、娘夫婦が運転手を務める。「本当にお陰様でやらせてもらっています」
花と旅は夫と共通の趣味。以前は体が弱く大病もしたが、今は丈夫になり、夫婦で海外旅行にも出かける。「元気でいることが幸せ。花からパワーをもらって頑張っています。健康でないと旅もパンの花も、何もできないですもんね。本当に健康に感謝です」
染の花や陶器調の花を作ってみたい、孫娘のためにお嫁入りのときのブーケのセットも作ってあげたい-と夢は膨らむ。
村内の銀行ロビーで初の個展を開いたばかり。教室の作品展「パンの花 ルナ・フローラ展」(8月6-17日、かんてんぱぱホール)にも出品する。 -
おはなしドキドキぱーくin大芝公園
850冊の絵本をのせた自動車「おはなしぱけっと号」がやってくる、おはなしドキドキぱーくin大芝公園は10日、南箕輪村大芝公園の屋内運動場であった。親子連れが大勢訪れ、絵本を読んだりゲームや工作などを楽しんだ。村教育委員会内みなみみのわ実行委員会主催。<br> 「おはなしぱけっと号」の絵本は、自由に好きなだけ読むことができ、子どもたちはたくさんの絵本の中からお気に入りを見つけ、お母さんに読んでもらったり、自分でページをめくって読んだり、本に親しんでいた。<br> 運動場内は、イベントブースがいっぱい。読み聞かせ・紙芝居・パネルシアターや「ゴンベエ・ワールド」のバルーンアートを楽しんだり、丸木を切って名札を作ったり、ぬり絵をしたり、お手玉やけん玉、ゲームにも挑戦。子どもたちはブースを次々と回って遊んでいた。<br>
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七夕灯ろうまつり
大芝の夜を灯ろうで飾る七夕灯ろうまつりが10日、大芝高原多目的広場であった。園路に並んだ239個の灯ろうはまるで天の川のようで、幻想的な明かりが園内を包んだ。<br> みどり塾有志、上伊那農業高校、村開発公社(大芝荘・大芝の湯)、青少年育成村民会議の主催。4年前から大芝の湯周辺に灯ろうを飾っている。<br> 村内保育園、南箕輪小学校と南部小学校の各5年生、村社会福祉協議会、JA上伊那などが灯ろうを作って参加。灯ろうに保育園児は自分の顔や「パン屋さんになりたい」などの願いごと、小学生は「くらいよる きれいにひかる とうろうが」などの俳句などを書いた。<br> 参加者は、灯ろうに使う蜜ろうキャンドルを大芝屋内運動場で作り、辺りが暗くなるまで「水のひろば」周辺でミニミニコンサートを楽しんだ。<br> 灯ろうに火がともると、広場には柔らかな光の道ができ、子どもたちは自分の灯ろうを探したり、キャンドルが照らし出す灯ろうの絵や文字を眺めて楽しんだ。<br>
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信大外国人留学生、地域支援者との交流会
南箕輪村の信州大学農学部で11日、外国人留学生と、その支援者との交流会が開かれた。行政や学校関係者、団体など、地域の人80人と、アジアを中心とした留学生約20人が参加し、自国の話題をしながら交流を深めた。
現在農学部の留学生は59人。国費留学生以外にも、財団などから奨学金を受けている私費留学生も多い。また、慣れないこの地で生活する留学生にとって、地域支援者の助けは精神的にも大きな支えとなっているという。
農学部は、地域支援者と留学生の関係を深めるための交流会を毎年開いている。
留学生は自己紹介の後、自国の話や日本でのエピソードを披露。90・ス以上がイスラム教徒だというバングラディッシュ出身のマハムド・エムディ・アリフさんが「日本で食事をする時は、おいしそうなものでも豚肉が入っていれば食べられないのでがっかりする」と話すと、会場から笑いがおきた。
その後、留学生らが手作りしたお国料理などを並べて懇親会が開かれた。地域からは、伊那市そば打ち名人の会が留学生にそばを振舞った。 -
ファミリークッキング
南箕輪村食生活改善推進協議会と村役場保健福祉課は9日、小学生と保護者を対象にファミリークッキングを村保健センターで開いた。子どもたちは進んで包丁を使ったり、洗い物をして楽しんでいた。
小学生14人と大人7人が参加。メニューは、子どもたちも楽しくできるように丸める、切る、煮るなどいろいろな作業行程を入れ、ファミリーにちなんだ「親子巻き」、野菜たっぷりの「ミネストローネ」、デザート「かぼちゃ入り白玉」の3品を作った。
子どもたちは、お母さんや食改の会員らに教わりながら、包丁を握り“猫の手”で野菜を切ったり、ピーラーでニンジンなどの皮をむいたり、薄焼き卵を作った。
大泉区の清水博美さん(南箕輪小4年)、幸希君(同2年)姉弟は母ゆみ子さんと一緒に参加。保育園のころから包丁を持っているとあって、「料理は好き。楽しい」と、慣れた手付きで調理していた。 -
大芝荘ロビーに大型模型
南箕輪村大芝高原の大芝荘ロビーの壁に、村イメージキャラクターの「まっくん」と、カブトムシ、クワガタムシの大きな立体模型が登場し、利用客を迎えている。<br> 夏の盛りを間近に控え、大芝高原の中で「まっくん」がカブトムシやクワガタムシと仲良く遊んでいるイメージで飾っている。<br> 模型は、発泡スチロール製。「まっくん」は身長1メートル、カブトムシとクワガタムシは体長70センチといずれも大きい。箕輪町木下の看板業「アトリエとんぼ」の小林正利代表が制作した。<br> 大芝荘では、「オオシバアントニオカブトムシ」「コウゲンオオクワガタ」と、それぞれに名前も付けている。「大芝高原ではこれからカブトムシやクワガタムシが捕れるので模型を飾った。都会から来る子どもたちにも楽しんでほしい」と話している。<br>
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伊那飲食店組合の大腸菌検査の判定会
伊那市と南箕輪村の飲食店でつくる「伊那飲食店組合」(平沢希柾組合長、加盟380店)は7日、市内の飲食店で数日前に実施した大腸菌検査の判定会を開いた。加盟店と非加盟店の467店分の検体を、衛生部を中心とした役員約20人がじっくりと確認し、食品衛生の意識を高めた=写真。<br> 検体は、5日に各店舗のまな板や調理師の手から検出した細菌を、専用の検査薬を使って調べ、菌の数を4つのランクに判定。20日、同組合の役員会で、検査結果を伝達する。<br> 平沢組合長は「自主検査を相互で励まし合いながら実施することが、組合員の食品衛生に対する意識の向上につながる。食品の取り扱いについても、組合で勉強会を開き、安心な食の提供をしていきたい」と話す。<br> 同組合では、国の食品衛生法に基づき、年間6回以上の自主検査を以前から実施。今年は、大腸菌検査4回、ブドウ球菌検査4回を交互に、計8回の細菌検査をする。
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南箕輪村農業委員会
南箕輪村農業委員会の任期満了(19日)に伴う委員一般選挙は5日告示し、無投票で選挙委員10人が決まった。11日、村役場で当選証書を付与する。<br> 農業委員は今回から定員を5人削減し21人から16人になった。選挙委員は15人が10人。選任委員は議会が5人が4人、上伊那農協は従来通り1人、新たに土地改良区から1人。改選後の第1回農業委員会は21日に開く予定。<br> 選挙委員10人は次の皆さん。<br>▽宮下勝美(60)大芝▽清水愛三(65)南殿▽清水宏和(47)南原▽有賀鉄志(59)沢尻▽毛利猛(60)神子柴▽木下尊英(51)久保▽藤沢久人(64)田畑▽田中実(50)大泉▽倉田晃(68)北殿▽征矢紀之(65)塩ノ井<br>
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かいご家たより33
かいご家で働いている看護師は私も含め5人。宅老所で5人の看護師がいるなんて、本当に貴重としかいいようがない。だって、募集しても看護師はなかなか見つからないのが現状だから……。
他の事業所からは「いいね」なんて羨ましがられている。
個性豊かなナースたちだから年功序列なんて関係なく、お互い言いたい放題。でも、基本的な理念はしっかりもっていて看護師である前に人として本当にいいケアをしてくれている。
私からみれば総婦長的なKは、ホントに良く気がついて、入浴前や食事前後のトイレ誘導は見事なもの。よく似合う短パン姿で入浴介助も颯爽とこなし、汗にまみれたお化粧も抜け目なくサッと直すのを見ると、さすがKさんって感じ。そして、いつも自家製の美味しいお漬物をもってきてくれるので利用者さんやスタッフからもホントに喜ばれているお母さん的な存在だ。
次の大御所はI。以前外科で働いていたこともありテキパキと仕事をこなす。どうしても入浴が嫌という利用者さんもIの妖艶なお誘いにかかってしまうと何故かすんなりと入ってしまう程、不思議な力を発揮してくれる。また、時には厨房担当で美味しいお料理も作ってくれたり。万能選手っていってもいいかもしれない。
看護師の中では、一番若くて天然ボケも入っているW。利用者さんからすると孫のような存在で可愛がられている。就職した当初はホントに大丈夫かなぁと心配になってしまう面もあったが、今ではそんな心配も一切ない。常に利用者さんと同じ目線で接しているのを見ていると、この仕事が好きなのがよくわかる。いろんな事を経験しながらWがどんな風に育っていってくれるのかこれからが楽しみだ。 そして、他県からたった一人でこの地にきて頑張ってくれているO。おっとり型の性格が功を奏してか健康チェックしながら利用者さんの話にじっくりと耳を傾け、聞き上手になっている。最初のころは土地のことも解らずどう会話して良いのか戸惑い悩んだらしいが今ではしっかりなじみの関係になり、娘の様に思われ世話を焼かれている姿もチラホラ。W同様、天然ボケも入る。とことん追求していく姿をこれからも持ち続けてくれたらと思う。
皆、看護師という専門的な分野を持ちつつも介護スタッフと同じ目線で同じ気持ちで仕事ができていることを誇りに思っている。
専門的であるがゆえに責任という重圧も決して欠かすことはできないが、かいご家のスタッフとして一人ひとりの心のケアを一番大切にできる看護師であって欲しいし、私自身そうありたいと思う。
かいご家 看護主任 田本真喜子 -
「まっくん」村のイメージキャラクター認定
「まっくん」村のイメージキャラクター認定
南箕輪村の大芝高原イメージキャラクター「まっくん」が、11歳の誕生日の5日、村のイメージキャラクターに認定された。村役場の村長室で認定証を受け取り、「村のイメージアップができるように一生懸命頑張りたい」と村民にメッセージを送った。
「まっくん」は94年7月5日生まれ。“まつぼっくりから生まれた赤松の妖精”で、大芝高原の林の中の秘密の家に住んでいる。身長約190センチ、胴回り310センチ。これまで高原のPRや大芝高原まつりの手伝いをしてきたが、今後は高原ばかりでなく村全体を村内外に積極的にPRする仕事をしていく。
「まっくん」は、大芝高原から、自分自身の絵が描かれた村内巡回まっくんバスに乗って役場に到着。唐木一直村長が、村のイメージキャラクター認定証を手渡した。「認定証をいただき、すこしドキドキしています」とまっくん。検討中のグッズができたときには「ぜひ買ってくださいね」と宣伝も忘れなかった。 -
南箕輪村母子(父子)寡婦福祉協議会総会
南箕輪村母子(父子)寡婦福祉協議会総会
南箕輪村母子(父子)寡婦福祉協議会(倉田加代子会長)の05年度総会は1日、赤松荘であった。本年度事業計画案などを承認し、総会後は会食しながら楽しく交流した。
事業計画は、母子福祉研修会(おかや総合福祉センター)、県母子寡婦福祉大会(岡谷カノラホール)、母子部交流会、寡婦交流会など。年間を通してボランティア活動にも参加する。
上伊那郡市母子寡婦福祉大会は今年は南箕輪村が会場で、24日午後1時から式典と講演が村民センターである。
倉田会長は、「あなたという個性は歴史上の唯一の存在だからこそ、あまりに尊い」という言葉を引用し、自ら作った「千の蔵より子は宝、万の手、億の手かけましょう。子どもに過ぎたる宝なし、愛の手、知恵の手かけましょう」という詞を紹介し、「私たちの存在、生きていく指針にしたい」とあいさつした。 -
3級造園技能検定
南箕輪村の上伊那農業高校で2日、厚生労働省認定国家検定の造園技能検定3級の試験があった。上農生24人を含む30人が受験し、制限時間内に竹垣などを作成する作業試験や樹木の名前を答える要素試験に臨んだ。
上農高緑地工学科の24人、南安曇農業高農業土木科の4人、造園業界の一般2人が受験。作業試験は標準時間2時間、制限時間2時間半の中で、決められた区画内に竹垣を作成し、縁石と敷石を敷設する。寸法や水平かどうかなどの正確性、丸太や竹の使い方、作業態度、出来映えなど細かく審査する。
上農高は緑地工学科緑地コースの3年生を対象に授業の一環として受験し、4年目になる。検定に向け2年の後半から垣根結びを覚えた。3年になると実技練習を始め、多いときで週10時間、今回の試験に向けた実技練習も5回実施するなどして準備してきた。
生徒たちは真剣な眼差しで作業に取り組み、一つ一つの行程を確認しながら竹垣を作り、石を敷設した。審査員は「2時間、私語もなく汗だくになって働く姿は感動する」と話していた。
今月31日に岡谷技術専門校で学科試験がある。合格発表は8月。 -
南箕輪村助役就任式
4カ月間空席になっていた南箕輪村の助役に1日、前総務課長の加藤久樹氏(56)=塩ノ井=が就任した。唐木一直村長が辞令を手渡した。
職員が集まった就任式で加藤氏は、「責任の重さ、職務の大切さを痛感している。村づくりに向け厳しいときだが、職員として立場が変わっても住民のために働く基本姿勢は変わらない。機構改革で組織が変わっても職員の意識が変わらなければうまくいかない。住民のための行政、住んでよかったと言われる村づくりに職員一丸となって進み、職責を全うしたい。ご支援をお願いする」とあいさつした。
唐木村長は、「4課の課長を歴任し、行政経験が豊富。職務内容を熟知し、性格も温厚。経験と人柄で調整を図ってもらい、村政発展のためご努力をお願いする。事務方のトップとして各プロジェクトにかかわり村政推進に努め、職員の能力アップにも努めてほしい」と歓迎した。 -
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