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関東甲信地方 梅雨入り
気象庁は、5日、関東甲信地方が梅雨入りしたとみられると発表しました。 梅雨入りとなった5日の伊那地域の午後3時現在の24時間降水量は0ミリでした。 関東甲信地方は、平年より3日、去年より5日早い梅雨入りとなりました。 長野地方気象台によると、本州の南岸を進む前線の影響で、湿った空気が流れ込み、県内は、曇りか雨となっています。 ここ一週間は、気圧の谷や湿った気流の影響で、ぐずついた天気が続く見込みです。 市街地では、傘を手にした人の姿も見られましたが、5日の伊那地域は、日中は日が差す時間も多くありました。
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上戸中条井水利組合が水枡検査
伊那市西箕輪の上戸中条井水利組合が農業用水として取水する、塩尻市の奈良井国有林内にある水枡で2日、通水量の検査が行われました。 水枡は、明治8年に奈良井川土地改良区と上戸中条水利組合の間で、筑摩県令の調停により協定が結ばれ、翌明治9年に完成、通水しています。 これは、当時上戸地区と中条地区が水田の干ばつ解消のために、奈良井川の水を分水し、規定量を通水したものです。 上戸中条井水利組合は伊那市側に流れる北沢川の水利権を持っていなかったことから、下流の小沢川の水利権を持つ、荒井や小沢などの了解を取り付け、北沢川から取水できるようになりました。 組合では、奈良井川から取水して、その水を小沢川の源流、南沢川に流し込み、同じ水量を北沢川から取水しています。 この日は伊那市や松本市などから関係者50人が集まり、その水枡の検査が行われました。 検査は枡の9か所の深さを計測、ピンポン玉を流して流れの速さを計測、通水量が計測されました。 今年の通水量は毎秒0.081立法メートルでした。 上戸中条井水利組合では、138年間続いている農業用水の水源を守っていくと話していました。
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新宿の中学生が田植え体験
伊那市と友好提携を結ぶ東京都新宿区の中学生が、5月26日、高遠町小原の田んぼで田植えを体験しました。 伊那市を訪れたのは、新宿区立牛込第一中学校の1年生90人です。 田植え体験は、高遠町の農事組合法人らいふが生産している野菜や米を給食の食材として購入している事が縁で、行われたものです。 指導は、らいふの組合員や地元の農家が行い、コシヒカリの苗を約24aの田んぼに植えました。 生徒らは、裸足で田んぼの中に入り、15センチ間隔で、2、3本ずつ苗を植えていました。 農事組合法人らいふの西村勝雄理事長は、「米はスーパーなどで簡単に手に入るが、農家の苦労などを体験し、感じてもらえたら嬉しい」と話していました。 この日植えた苗は、らいふが管理し秋にはおよそ24俵の米が収穫できるということです。 収穫した米は、牛込第一中学校の給食で提供されることになっています。
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大学ラグビー 慶応義塾大学×同志社大学
伊那市大学ラグビー招待試合が6月1日、伊那市陸上競技場で行われ、慶応義塾大学と同志社大学が熱のこもったプレーでファンを沸かせました。 黄色と黒の慶応大学ラグビー部は、創部115年。紺色とグレーの同志社大学ラグビー部は、創部103年と、今年は、伝統校の対戦となりました。 両チームの関係者によると、慶応と同志社の対戦が最初に行われたのは102年前の明治45年だったということです。 スタンドには、およそ1600人のファンが詰めかけ、東西の人気校の試合を楽しんでいました。 試合は前半、慶応がスクラムから抜け出しトライを決め先制します。 その後は風上にたつ同志社が4連続トライを決め、26対7とリードして折り返しました。 後半は慶応が追い上げますが一歩及ばず、同志社大学が、33対28で勝利しました。 観戦した高校生は「スピード、パワーとも段違い。生で見る事が出来、良い経験になりました」と話していました。
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リニア県民調査 期待は「知名度」と「観光」
長野県世論調査協会が行ったリニア中央新幹線に関する県民意識調査によりますと、開業による伊那谷へのメリットについて、4割を超える人が、知名度アップ、観光客の増えることに期待しています。 これは、長野県世論調査協会が、3月13日から4月8日にかけて、20歳以上の800人を対象に郵送調査で行ったもので、64.8%の回収率でした。 リニア中央新幹線の安全についは、信頼できる・ある程度信頼できるを合わせると45%が安全だと回答しています。 品川~名古屋間の86%が地下トンネルで、運転士は不在であることを知っているは31%で、68.2%が知らないと回答していて、構想が現段階では浸透していないとしています。 開業によるメリットについては、複数回答で、飯田・伊那谷の知名度アップが48.1%、観光客が増えるが42.2%、飯田線など新駅アクセスの交通整備が進むが31.8%となっています。 開業により心配なことについては、新駅周辺のみが発展し既存商店街は沈滞するが43.3%、信州の自然環境が悪くなるが36.8%などとなっています。
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松島信幸さん 伊那谷の成り立ちについて講演
高森町在住で、理学博士の松島信幸さんによる伊那谷の成り立ちについての講演会が23日、伊那市のいなっせで開かれました。 松島さんは高森町在住の理学博士で、元小中学校の理科の教諭です。 かつて伊那谷の段丘の多くは天竜川の侵食でできたものと解釈されていましたが、松島さんの調査で活断層の変動地形だということがわかってきました。 松島さんは「段丘は大地の動き。これを頭に入れながら山を歩くと楽しくなる。伊那市は断層が段丘を造った街」と話しました。 会場にはおよそ120人が訪れ、松島さんの解説に耳を傾けていました。
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美味しんぼ議論にチェルノブイリからの手紙
チェルノブイリ原発事故の被災者を支援する特定非営利活動法人チェルノブイリ救援・中部の理事長で南箕輪村の原富男さんは、事故後にウクライナの子どもたちが鼻血を出して嘆く内容の手紙を公開しました。 チェルノブイリ救援・中部の理事長原富男さんは、1986年のチェルノブイリ原発事故から5年後の1991年に初めて被災地を訪問し、現地の小学校をまわりました。 手紙は、そのお礼に小学校の先生から届いたものです。 絵は、当時12歳の子どもが描きました。 手紙に書かれているのは1991年、チェルノブイリ原発から南西75キロにあるマカレビッチ村の子どもたちの様子です。 「そうです。私の生徒たちは鼻から血を出しています。私が朝学校に行く途中、私の小さな生徒たちは、小雀の群れのように私に向かって飛んできて何か困っていたことを言うのです。あっ私、又鼻血が出たよ。」 福島第一原発を訪問した後に主人公が鼻血を出すなどの場面が描写されいる漫画「美味しんぼ」が議論になっています。 原さんは、「美味しんぼの鼻血の描写部分のみで批判するのは良くない。今回公開した手紙が全てを物語っている。しっかりした取材に基づいた本だ。」と評価しています。
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外来種ブラックバス釣り大会
天竜川での増加が懸念されている北米原産の淡水魚、ブラックバスの生態調査を兼ねたバス釣り大会が18日、辰野町から箕輪町の天竜川で開かれました。 大会には、上伊那を中心に県内外からおよそ40人が参加しました。 ブラックバスは、特定外来生物に指定され、日本の侵略的外来種ワースト100にも選ばれていて、天竜川でも増加しています。 天竜川漁業協同組合によると、アカウオなどの在来種に影響が出ているということです。 大会に参加した釣り客は「バスは、引きが良いので楽しさはあるが、リリースしないなどマナーを守って欲しい」と話していました。 増加の原因は釣りを楽しむための密放流によるものと考えられています。 この日は、バスが産卵期を迎えていて、動きが少ないことや、水温が低いという悪条件ではありましたが、辰野町を中心に全体で80匹、およそ32.5キロのブラックバスが釣り上げられました。 大会の結果、最も多く釣った人で4キロ、最も大きかったバスは42センチでした。 釣り上げられたバスは岡谷市の水産試験場に持ち込まれ、解剖して食性などを調べるということです。
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南アルプス エコパーク登録へ
文部科学省は、ユネスコの国際諮問機関が南アルプスのエコパーク登録を勧告したと15日発表しました。 文部科学省内にあるユネスコの国内委員会が去年9月に南アルプスのエコパーク登録を申請していました。 エコパークは、生態系の保全と持続可能な自然と人間社会の共生を目的としてユネスコが登録しています。 現在、117か国、621の地域が登録されていて、日本では、志賀高原や屋久島など5か所です。 南アルプスは、長野、山梨、静岡3つの県の10市町村にまたがり、面積は、30万ヘクタールです。 エコパーク正式登録は、6月にスウェーデンで開かれるユネスコの理事会で審議され、正式決定される見通しです。
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新宿の小学生が森で間伐を体験
伊那市と友好都市提携を結んでいる東京都新宿区の小学生が14日、伊那市のますみヶ丘平地林にある新宿の森で間伐を体験しました。 間伐を体験したのは、新宿区の落合第六小学校の6年生23人です。 新宿の森は、伊那市と新宿区との間で締結されている協定に基づき設けられているおよそ4,000平方メートルです。 落合第六小学校は、平成21年から毎年、身近にない自然環境の中で様々な体験をする移動教室を伊那市で行っています。 14日は、ますみヶ丘平地林の手入れなどをしている、NPO法人伊那谷森と人を結ぶ協議会のメンバーから間伐の方法を教わり、ノコギリを使って木を切りました。 高さ10メートルの木が倒れると児童らは歓声をあげていました。 うまく切ることができず、ロープを使って倒す班もありました。 児童らは、2泊3日の日程で伊那市に滞在し、15日は美篶の田んぼで田植えを行うということです。 21日には、新宿区にある他の小学校からも訪れることになっています。
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県にリニアに関する要望書
上伊那広域連合の白鳥孝連合長らは12日、リニア中央新幹線環境影響評価書等に関する要望書を県に提出しました。 12日は上伊那広域連合、南信州広域連合、木曽広域連合の連合長3人が県庁を訪れ山本浩司環境部長にリニア中央新幹線環境影響評価書等に関する県への要望書を手渡しました。 出された要望は環境影響評価書、リニア工事で出る発生土の受け入れ、またJR飯田線に関するものの3項目です。 このうちJR飯田線については乗り換え新駅の建設を想定したリニアとJR飯田線の結節の確保などを求めています。 飯田線との結節についてJR東海では新駅建設は考えていないとしています。 白鳥連合長は「JR東海は交渉などの窓口は長野県だけだとはっきりと言っていますから私たちとしては県に頼るしかない。県にリーダーシップと市町村との連携ということの中できちんと進めてほしいと思っている。 リニアで長野県に来た時にそこから移動するときはバスか電車が多いはずなのでリニア駅と飯田線の結節は最小限あってしかるべき。」と話していました。 県ではJR東海に対し情報公開につとめ住民の不安を払拭するよう求めていくとしています。
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伊那養護と木曽青峰が相撲で交流
伊那養護学校の児童生徒と木曽町の木曽青峰高校相撲部が、7日、相撲で交流をしました。 以前伊那養護学校に勤務していた職員と、木曽青峰高校相撲部の前の監督が知り合いだったことがきっかけで、相撲の交流が始まり、今年で10年目です。 この日は、伊那養護学校の主に寄宿舎の児童生徒39人と、木曽青峰高校相撲部の生徒5人が、土俵で組み合いました。 体格のよい相撲部の生徒を相手に、養護学校の子ども達は何とか土俵の外に出そうと、果敢に勝負を挑んでいました。 途中、1人では勝ち目がないとわかると、2人がかりで挑む姿もありました。 伊那養護学校寄宿舎指導員の下島慎司さんは、「相撲の楽しさを体験すると同時に、礼儀作法を学んでほしい。競技に触れて、親睦を深めてもらいたい」と話していました。
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伊那産赤松炭 ブランド展開
伊那産のアカマツの炭を原料にしたダイエットサプリメントが4月から販売されています。 そのアカマツの炭は、伊那赤松妙炭としてブランド展開しています。 サプリメントの原料となる伊那赤松妙炭。 箕輪町にある伊那炭化研究所で生産されています。 代表の井上芳樹さん。 良質な炭づくりにこだわっています。 炭の原料は、伊那産の赤松で、間伐材を有効活用しています。 燃料用の炭は、ナラや樫など硬い木を使用しますが、食用の炭は、赤松や唐松など柔らかい木が適しています。 やわらかいぶん、密度が低く、汚れを取り込む面積が多くなります。 マツクイムシ被害の拡大で大量に排出される赤松の有効活用も考えました。 この炭に目をつけたのが、横浜のサプリメント販売会社で中央アルプスビジネスフェアがきっかけでした。 アルプス、ゼロ磁場、長寿の伊那をブランド化して、伊那赤松妙炭として売り出しました。 無数にあいている炭の穴に有害物質やガスなどの不要物を吸着させる効果があるとしています。 サプリメントには、4割の炭が使われていて、90粒入りで3,600円です。 インターネットの直販サイトで販売されています。 5月下旬には、伊那赤松妙炭を使った炭茶の販売も計画されています。
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南ア・ジオパークの鳥瞰図 伊那市に寄贈
北海道に本社を置く北海道地図㈱は、南アルプスジオパークの認知度アップや地域振興に役立ててもらいたいと南アの3D鳥瞰図を、8日、伊那市に寄贈しました。 8日は、北海道地図㈱の小林 毅一専務らが、伊那市役所を訪れ、南アの鳥瞰図を白鳥 孝市長に寄贈しました。 寄贈されたのは、タペストリー2枚とポスターです。 地図は、伊那市世界自然遺産推進室と南アジオパーク協議会が、北海道地図の協力を得て制作しました。 黄色に囲まれた部分がジオパークです。 地図では、標高を1.5倍に強調して山々を3D化していて、中央構造線が、南アルプスをどのように貫いているかなどがはっきりとわかります。 こちらが、遠州灘付近の上空4万3千mから30度の角度で眺めた鳥瞰図です。 富士山や日本海と、南アルプスの位置関係などが分かります。 こちらは、静岡県掛川市の上空5万3千mから45度の角度で南アルプスを中心とする狭い地域を鳥瞰した地図です。 伊那市では、6月下旬まで、タペストリーとポスターを伊那市役所市民ホールで展示します。 また、24日の南ア国立公園指定50周年記念式典や、9月に予定されている日本ジオパーク南アルプス大会でも活用していくということです。 なお、ポスターは、1枚1,100円で、伊那市創造館などで販売されています。
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信越花便り 飯山城址公園の桜見頃
長野と新潟エリアのケーブルテレビ局から旬な花の情報をお伝えする信越花便り。 24日は、飯山からの情報です。 飯山市の飯山城址公園の桜が開花し、見ごろを迎えています。飯山城址公園では、16日にぼんぼりの設置が行われました。 飯山商工会議所によりますと、飯山市の桜は17日に開花したということです。 この日、飯山城址公園では小学生が元気に遊ぶ姿が見られました。 飯山城址公園の桜は現在見頃を迎えていて、5月4日まで桜まつりが開催されているという事です。
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お酒は二十歳になってから
未成年者飲酒防止キャンペーンが11日上伊那地域5か所で行われ、学生たちに飲酒防止をよびかけました。 このうち、JR伊那市駅前では、小売店や税務署、警察署員ら15人が参加して、通学途中の高校生に飲酒防止をよびかけました。 この活動は、県内の小売酒販組合が、社会貢献活動の一環として行っているものです。 4月の未成年者飲酒防止強調月間にあわせ、「みんなでつくろう明るい飲酒環境」がテーマです。 伊那小売酒販組合では、「お酒は二十歳になってから。今はやるべきことをやって、成人したらおいしいお酒を飲んでほしい」と話しています。
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高遠城址 今週末へ入り込み期待
高遠城址公園の17日までの入園者数は、13万8,412人で、今後どれだけ伸ばすかが注目されます。 伊那市が今年度算出した公園管理の年間収支の黒字確保の基準は、21万人で関係者は、今後の人出に気をもんでいます。 満開宣言から3日目となった高遠城址公園。 18日も多くの花見客で賑わっていました。 伊那市は、収支を明確にした上でさくら祭りに取り組もうと、去年初めて公園の収支見込みを算出しました。 去年の入園者は、22万3,000人で、入園料収入は、1億237万円、駐車場収入は、1,823万円で合計1億2,385万円でした。 これに対して支出総額は、公園管理やシャトルバスの運転委託料などで1億2,319万円でした。 今年度は、管理経費の見直しを行い黒字ラインを21万人としています。 伊那市によりますと、17日現在の入園者数は、9日間で13万8,412人となっています。 開花宣言により、9日から入園が有料となり、満開となった16日は、今シーズン最高の2万6,460人が訪れました。 今週末で6万1,588人を越えると20万人を突破、7万1,588人を超えると21万人を達成します。 花見の波及効果はどうでしょうか。 今日の高遠城址公園です。 宿泊先を訪ねると、松本、安曇野、白馬、松代、諏訪など、伊那以外が大半を占めています。 こうした状況を打破するため、伊那市は、今年夜桜で宿泊につなげようと大都市圏に売り出しました。 その効果は、高遠地区とは反対の西箕輪の愛和の森ホテルでも現れていました。 一方で、ある旅館経営者は、「足がなく夜桜をあきらめる宿泊客も多い。シャトルバスや直通バスなどの充実を期待したい」と話しています。 毎年花見は、天候や花の咲くタイミングに左右されます。 公園内の売店で話を聞きました。 観光のスタイルが変わり、情報が豊富になった今、高遠城址公園を訪れる人をいかにこの地域にとどまらせ、お金を落としてもらえるか。 ニーズを見定めた対応が今後のかぎとなりそうです。
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南ア ジオパーク サポーター制度導入へ
世界自然遺産登録を目指す、南アルプス中央構造線エリア、ジオパーク協議会の総会が16日、伊那市創造館で開かれ、今年度の事業計画案などについて話し合いが行われました。 協議会は南アルプスに接する市町村や関係機関などで組織され、この日はおよそ30人が参加しました。 平成26年度の事業計画には、今年度初めて、サポーター制度の導入と、学校教育カリキュラムに合わせたプログラム作成が加わりました。 サポーター制度は、おもてなしの質の向上に繋げようと、飲食業者や宿泊業者などが、伊那市を訪れた観光客などに、最低限の情報を提供し魅力を伝えるものです。 協議会では今後、ホテルや旅館などから参加者を募集して、簡易講座を開き、サポーター認定をして行く考えです。 他に、地域の子どもたちの、郷土教育に南アルプスの授業を取り入れるため、教育のプログラムを作成するほか、修学旅行生などのツアーに組み込むことで、魅力を伝えていく考えです。 協議会は、「サポーターについては、今年9月に予定されている、日本ジオパーク南アルプス大会に間に合わせたい」と話していました。
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信越花だより
信越花便りのコーナーです。 県内と新潟エリアのケーブルテレビ各局から旬な情報をお伝えします。 諏訪市の高島公園で14日、桜の開花が宣言されました。 高島公園にはソメイヨシノなど90本の桜の木があります。 14日、午前11時半に諏訪市の山田勝文市長らが桜の開花状況を確かめて開花宣言をしました。 平年より4日遅く去年より9日遅い開花です。 春の陽気に誘われて高島公園にも多くの人が訪れていました。 今週末が満開の見頃になりそうです。
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諏訪ー伊那峠のサミット
歴史や文化をキーワードに、伊那地域と諏訪地域の交流がスタートしました。 13日は、伊那市と茅野市の境にある国道152号の峠の茶屋で、諏訪―伊那峠のサミットキックオフミーティングが開かれました。 諏訪地域からは、25人、伊那地域からは15人が参加しました。 峠の茶屋の展望台で、八ヶ岳山麓を望み鳥獣たちの成仏を祈る神事 原山遥拝です。 平安時代から江戸時代に至るまで、諏訪地域には、狩猟と肉食に関する免罪符的なものがあり、その神事を再現しました。 特に鹿は、特別な存在で、ある神職は、「鹿なくては御神事すべからず」とまで書き残しています。 神にささげた鹿の供物。 伊那市長谷ざんざ亭の長谷部晃さんが、独自の解釈で作り奉納しました。 内容は、鹿肉のローストと脳みそ、パテ、レバーペースト、血のペーストです。 これを参加者が味わいました。 さらに、キーワードとなる鹿肉を使った弁当を参加者が味わいました。 鹿肉のそぼろ、レバーペースト入りのキッシュなど、鹿肉の風味を活かしながら臭みを感じさせない仕上がりになっていました。 今回の峠のサミットは、伊那地域の高遠ぶらりプロジェクトと諏訪地域の歴史を研究しているスワニミズムなどが開いたもので、両地域の地質や信仰についても理解を深めました。 前の高遠高校校長で、この春諏訪清稜高校の校長に就任した石垣正志さんは、「伊那を知らずして諏訪は理解できないし、伊那を掘り下げれば必ず諏訪に突き当たる」と話しています。
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中尾歌舞伎春季定期公演中止に
中尾歌舞伎保存会は、4月29日に予定していた春季定期公演を中止にすることを10日決定しました。 中尾歌舞伎の稽古と発表の場所となっている伊那市長谷の中尾座です。 4月29日の春季定期公演もここで行われる予定でした。 保存会では、指導者の西村清典さんの死去により、春季定期公演の実施について検討を重ね、実施する方向で進めていました。 しかし、会の大きな柱で指導者だった西村さん急逝の影響は大きく、本番までに仕上げられないとの判断からやむなく中止を決断しました。 保存会では、11月の秋季定期公演で、西村さんが亡くなるまで指導に携わり春の公演で予定していた演目「一谷嫩軍記 熊谷陣屋の段」を披露する予定です。
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高遠城址公園 いよいよ本番
県内外に桜の名所として知られている伊那市高遠町の高遠城址公園への花見客の入り込みが本番を迎えています。 11日は、平日にもかかわらず、団体客や家族連れなどが花見に訪れていました。 桜雲橋がある公園中心部の二の丸付近は、まだ咲き始めです。 それでも咲いている花を見つけると顔を近づけたり、写真を撮ったりしていました。 公園南側です。 全体が赤みを帯びています。 伊那市観光協会によりますと、南側は、5分咲きだということです。 公園内には、樹齢130年を越える老木も含め、1,500本のタカトオコヒガンザクラがあります。 天下第一の桜と称され、県の天然記念物に指定されているほか、平成2年には、日本さくらの会のさくら名所百選に選ばれています。 満開は、来週の15日火曜日前後になりそうです。 その高遠城址公園で、500円で説明が受けられるワンコインガイドが好評です。 のべ40人のボランティアガイドが22日まで公園に待機しています。 今日も、そろいのジャンパーを着たガイドが花見客を案内していました。 去年は、さくら祭り期間中に75組が利用しました。 今年は100組以上を目指しているということです。
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諏訪と伊那 交流 キックオフイベント13日に
諏訪と伊那谷の自然、くらしと文化の源流をたどる交流プロジェクト、SUWA-INA峠のサミット キックオフミーティングが、13日(日)に、茅野市の峠の茶屋で開かれます。 キックオフミーティングは、伊那と諏訪を結ぶ杖突峠の頂上付近にある峠の茶屋で実施を予定しています。 ミーティングを行う部屋からは、諏訪地域が一望できます。 10日は、伊那市の伊那図書館に関係者が集まりました。 古地図などに現在地を表示することができ、歴史や文化についての情報もまとめたアプリ「高遠ぶらり」を制作するプロジェクトと、諏訪地域を中心に日本の古い信仰について研究しているグループ「スワニミズム」が、初めて開くイベントです。 諏訪と伊那の自然や、文化、歴史を掘り下げようというもので、当日は杖突峠からの景色を眺めながら、諏訪地域の地質や地形、遺跡や神社についての解説があります。 ほかに、伊那図書館の平賀研也館長と、前高遠高校校長で、現在は、諏訪清陵高校の校長をつとめる石城 正志さんによる対談なども予定されています。 また、江戸時代後期の博物学者 菅江 真澄が記した諏訪大社の御頭祭での鹿肉などの供物の絵を、伊那市長谷ざんざ亭の長谷部晃さんが、独自の解釈で再現した料理も披露されます。 料理は、鹿の脳を使った和え物や、鹿のロースト、パテなどが提供される予定です。 諏訪伊那峠のサミットでは、このキックオフミーティングをきっかけに、それぞれの文化や歴史などのルーツに迫る交流が生まれることに期待しています。 諏訪伊那峠のサミットは、13日(日)に、茅野市の峠の茶屋で開かれる予定です。
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信越花便り
長野と新潟エリアのケーブルテレビ局から旬な花の情報をお伝えします。 10日は、上田の桜と千曲のあんずです。 8日、上田市の上田城跡公園のソメイヨシノが開花しました。 平年に比べ、1週間遅い開花となりました。 櫓門(やぐらもん)前のシダレザクラは、9日現在5分咲きです。 上田城跡公園内の桜の見ごろは、14日月曜・15日火曜ごろとなる見込みで、混雑のピークは、12日(土)・13日(日)になりそうです。 ※画像:上田ケーブルビジョン
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信越花だより 飯田市大宮通り
お花見シーズン到来を告げる、飯田市大宮通りのソメイヨシノの標準木で1日開花が観測されました。ヒガン桜などでは満開を迎えた桜もあります。 飯田市大宮通りの中部電力前交差点近くにある標準木のソメイヨシノが開花しました。 日本花の会南信支部の寺沢さんがこの桜を見に来ていました。 開花は桜の花が5~6輪以上咲いた状態を指します。 大宮通りの桜は平年より3日早く、去年より6日遅い開花となりました。 満開は、開花から5日から1週間後といわれているため、今週末から来週にかけて見ごろとなりそうです。
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無事故願い 白いタヌキ展示
去年12月に高遠町の国道152号で事故にあい倒れていた白いタヌキを剥製にした、富士見町在住の樋口誠さんが27日、高遠町総合支所を訪れました。 事故がなくなることを願って4月下旬まで白いタヌキの剥製を展示しています。 樋口さんが去年12月に仕事で駒ヶ根市に向かう途中、国道152号でひかれているタヌキを見つけ、それが希少なアルビノ白タヌキだったということです。 アルビノ白タヌキは数万分の1の割合で生まれ、「全ての幸運を呼ぶ」とも言われて縁起物として珍重されているということです。 樋口さんはこれまでに原村で3匹のタヌキの事故に遭遇していて、そのなかの白いタヌキを剥製にしたところ幸運が訪れたと話していました。 高遠町総合支所によりますと、高遠町での動物事故の連絡は年間30件ほどあるということです。 剥製は、平成23年に原村でひかれていた白いタヌキと併せて2体が今月末まで高遠町総合支所に展示されます。 4月からは、お花見客にも見てもらえる高遠町歴史博物館などに展示することになっています。
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作家デビュー 東さんサイン会
伊那市在住で5日にデビュー作の文庫本「ひぐらし神社、営業中」が発売になった東朔水(あずま・さくみ)さんのサイン会が21日に伊那市のTSUTAYA伊那店で開かれました。 「ひぐらし神社、営業中」は、ユーモラスで心温まる内容の文庫本で5日にポプラ社から発売されました。 東さんは、伊那北高校の卒業生で伊那市高遠町在住です。 サイン会には、多くの人が列をつくり、握手をしたり、一緒に写真を撮ったりしていました。 中には、中学時代の同級生や高校時代の恩師もかけつけ、東さんを激励していました。 本は、一冊620円(税抜)で、TSUTAYA伊那店などで購入できます。
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JR飯田線 活性化を
リニア中央新幹線とのアクセスや観光資源としての活用も見込まれるJR飯田線の活性化に取り組んでいこうと、JR飯田線活性化期成同盟会が28日発足しました。 28日駒ヶ根市のアイ・パルいなんで開かれた設立総会には、上伊那地域や飯田下伊那地域の市町村や県、経済団体の関係者などが参加しました。 JR飯田線活性化期成同盟会は、リニア中央新幹線のアクセス路線としてや伊那谷を縦断する貴重な観光資源としての活用も見込まれる飯田線の活性化に取り組んでいこうと、沿線自治体や商工会議所が発起人となりました。 設立総会で、会長には、白鳥孝伊那市長が選任されました。 白鳥市長は、「リニアが通るチャンスを活かしたい。2つのアルプスがある伊那谷を走る魅力を存分に活かして地域一丸となって取り組みたい。」とあいさつしました。 期成同盟会では来年度フォーラムやシンポジウムの開催、国やJR東海への要請活動、利便性向上に関する調査・研究、電車通勤の促進などの事業を行います。
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ジオパーク南ア大会実行委員会 初会合
今年9月に伊那市で開かれる日本ジオパーク南アルプス大会を前に24日、伊那市創造館で実行委員会の初会合が開かれ、実施計画などについて説明がありました。 実行委員会は国や県の関係機関や市町村長などで組織され、およそ30人が参加しました。 会議では、日本ジオパーク南アルプス大会の日程や実施計画、目的などについて確認していました。 日程は9月27日から30日までの4日間で、初日は伊那文化会館周辺を主会場に講演会やレセプションが計画されています。 2日目はいなっせ周辺を主会場に教育や防災などの分科会、3日目は伊那市、飯田市、富士見町、大鹿村のジオ見学ツアー、最終4日目は、仙丈ヶ岳の登山が計画されています。 委員会では県内外から2,900人の集客を見込んでいて、訪れる多くの人に、ジオに関わる魅力を伝え、残していくことを目指していくとしています。 参加者は閉会後、それぞれの計画に向けた意見交換をしていました。
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伊那中央病院に腫瘍内科と腎臓内科 設置
伊那中央病院は4月から新たに腫瘍内科と腎臓内科を設置し地域医療の中核病院としての機能を充実させます。 24日伊那市役所で伊那中央行政組合議会が開かれ、新しい科の設置に関する条例改正案が可決されました。 新たに設置されるのは、腫瘍内科と腎臓内科です。 腫瘍内科は伊那中央病院の医師が専門医としての資格を取得したことから設置されるもので、高度ながん治療が行われます。 地域がん診療連携拠点病院に指定されていて満足度の高い、がん医療の提供が期待されています。 腎臓内科は信大病院から専門医が派遣されることから設置されるもので伊那中央病院では上伊那の中核病院としての役割を果たしていきたいとしています。