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伊那市定住自立圏構想 中心市宣言
伊那市の白鳥孝伊那市長は、市議会最終日の25日、定住自立圏の形成を進めるため、近隣自治体の中心市として取り組んでいく意思を示す「中心市」の宣言をしました。 白鳥市長はこのように宣言し、少子高齢化の急速な進行とともに人口減少社会に突入する中で、時代に合った地域社会の形成を進めていく必要があるとしました。 地域の中心市宣言が出せるのは人口が5万人以上で、昼間の人口が夜よりも多い市です。 密接な関係の近隣市町村が宣言をした中心市に賛同し、協定を締結すれば、ひとつの定住自立圏となります。 伊那市では、協定を締結する相手として、伊那中央病院を運営する伊那中央行政組合の、箕輪町、南箕輪村をまずは想定していて、年内の締結を目指します。 いずれは、上伊那全体に圏域を広げていきたい考えです。 なお、他市町村在住で、伊那市へ通勤通学している人の割合は、駒ヶ根市11%、箕輪町16%、南箕輪村30%、宮田村18%です。 中心市と、協定を締結する市町村は、空き家対策や、公共交通網の強化、人材育成など、それぞれの課題において1対1の協定を結びます。 同じ圏域となれば、対象とする事業に対し、国から8,500万円程度の交付金を受けることができます。 協定の締結には議会の議決が必要です。
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手良在住の島るり子さん陶展
新潟県柏崎市出身で、伊那市手良在住の陶芸家・島 るり子さんの陶展が、伊那市坂下のはら美術で開かれています。 会場には、島さんの作品、400点ほどが並びます。 島さんは、20代のころ、陶芸の修行をし、出産を機に、一時、中断していました。 26年前に伊那に移り住んでから、少しずつ作品制作を再開し、13年前から本格的に活動しています。 鉄を多く含む土に白い化粧土をかけて作る「粉引」を中心に、薪を使って1週間かけて焼き上げる「焼締め」があります。 他に、直接火にかけることができる耐熱の器などを展示しています。 島さんの陶展は、30日(火)まで伊那市のはら美術で開かれています。
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上海からの小学生 伊那市の富県小学校で交流
中国の上海から伊那市に教育旅行に訪れた小学生が、25日、富県小学校を訪れ児童と交流しました。 富県小学校を訪れたのは、「上海市民弁盛大花園小学」の4年生18人です。 自然豊かな場所で教育旅行を行いたいと伊那市を選んだという事です。 私立の花園小学は、普段の授業以外にクラブ活動で書道と絵に力を入れていて、専門の講師を招いて学んでいるということです。 上海の小学生が書道や絵を披露し、富県小の児童が見学しました。 富県小学校では、旅行団を受け入れるための歓迎会を企画しました。 児童会長の北條日和さんは「仲良くなって楽しい思い出を作りましょう」と話しました。 全校児童140人は、日本の歌を歌って歓迎しました。 伊那市観光協会では、県と連携して、海外から教育旅行を受け入れるインバウンド事業を進めています。 中国からの教育旅行団や視察団の受け入れは、7月31日までに15団体が予定されています。
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元日本代表がバスケの楽しさ教える
小学生やその保護者を対象にしたバスケットボール教室「バスケキッズフェスティバル」が伊那市の伊那市民体育館で21日、開かれました。 教室には、上伊那を中心に県内外から小学生やその保護者およそ110人が参加しました。 講師は元日本女子代表の小畑亜章子さんが務めました。 子供達はボールを体の周りを回したり、歩きながら股の間を通したりしてボールの感覚を体で覚えていました。 ボールに慣れてくると、グループ毎に別れ、ドリブルやシュートの競争をしました。 会場ではこの他に、保護者や指導者を対象に、ケガ予防のテーピング講座も開かれました。 この教室は、日本バスケットボール協会と大型スポーツ用品店を展開するゼビオグループがバスケの普及や底辺拡大を目的に3年前から全国で開催しているもので、伊那市では初めてとなります。
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伊那北吹奏楽部 60回定演でOB・OGと合同演奏
伊那北高校吹奏楽部の定期演奏会が21日、伊那市の伊那文化会館でひらかれました。今年は60回を記念し、OB・OGとの合同演奏も行われました。 今年の定期演奏会は、節目の60回目を迎える事から、部員に加えOB・OG約90人による合同演奏が行われました。 伊那北高校吹奏楽部は、昭和30年に野球部が甲子園出場を決めた事をきっかけに作られたのが始まりだという事です。 合同演奏したアルメニアンダンスパートⅡは昭和60年に吹奏楽部が東海大会に出場し初めて金賞を受賞した曲です。 ホルンを担当するOBの松井秀之さんは当時2年生でこの曲は今でも体が覚えているという事です。 指揮をしたOBの春日俊也さんは「60年の伝統は他の高校では例がない。音楽を通して、先輩、後輩、現役生と世代を超えた関係が作れている事を誇りに思う」と話していました。 部長の白鳥菜美さんは、「先輩方が築き上げた伝統を守ると共に、超えていけるよう頑張っていきたい」と話していました。
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伊那市生涯学習基本構想 見直し諮問
伊那市生涯学習基本構想審議会が開かれ、来年度から5年間の計画を定める為、基本構想の見直しが諮問されました。 24日は白鳥孝伊那市長から審議会の唐木孝雄会長に基本構想の見直しが諮問されました。 伊那市生涯学習基本構想は、生涯学習に関する総合的な指針として、平成22年度に策定されました。 策定から5年が経った今年度は、社会情勢やニーズの変化をとらえ新たな5年間の計画をたてるため、基本施策について見直しを行います。 白鳥市長は「少子高齢化や情報の高度化などの社会の変化を捉え、後期基本計画に反映させてほしい」と話していました。 審議会会長の唐木孝雄さんは、「委員の皆さんの協力のもと、責任をはたしていきたい」と話していました。 見直し方法は、市民を対象にしたアンケート調査の結果を基に原案を作成し、来年1月の審議会で答申案をまとめる予定です。
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伊那市 桜のオリジナル婚姻届 7月1日から
伊那市は、結婚に対するイメージアップや人口増加策の一環で作成した桜のオリジナル婚姻届の提供を7月1日から開始します。 婚姻届は市区町村への「届出用」と記念に持ち帰る事ができる「記念用」の2枚1組で提供します。 高遠城址公園のタカトオコヒガンザクラをあしらった桜色のデザインで、「届出用」は全国の市区町村へ届け出る事ができます。 「記念用」は2人の思い出として持ち帰る事ができ、写真を貼ったりメッセージが記入できる欄があります。 窓口では、職員が2人の記念撮影の手伝いもします。 オリジナル婚姻届の作成は県内では初めての取り組みだという事で、婚姻率の向上や市のPRにつなげていきたいとしています。 7月1日から、市民課や出先機関の市民窓口で提供を開始するほか、ホームページからのダウンロードサービスも行う事になっています。
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知事表彰受賞者二人が市長に報告
山岳遭難救助功労者として知事表彰を受賞した唐木眞澄さんと、産業功労者として知事表彰を受賞した藤原儀兵衛さんの二人が、白鳥孝市長に受賞の報告を行いました。 知事表彰を受賞したのは、中央アルプス地区山岳遭難対策協会で去年まで救助隊長を務めた唐木眞澄さんと、50年以上、山の整備や育成につとめ、松茸づくりを行ってきた藤原儀兵衛さんの二人です。 伊那市役所を訪れた二人は、白鳥孝市長に受賞の報告を行いました。 白鳥市長は、「これからも地域のために、後継者の育成に力を貸して欲しい」と話していました。
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県営春近発電所の事故 県とヤマウラ和解
伊那市東春近にある県企業局の県営春近発電所で、平成23年4月に起きた冠水事故の原因について争っていた、長野県と施工業者の㈱ヤマウラは23日に、和解したことを明らかにしました。 和解の合意書によりますと、県はおよそ6億4千万円の損害賠償請求を取り下げ、施工業者の㈱ヤマウラの配管工事に瑕疵はなかったと認めました。 これは平成23年4月に県営春近発電所で発生した冠水事故で、原因について争っていたものです。 県は平成24年3月に、施工業者の㈱ヤマウラに対し、「冷却配管取り替え工事の際、溶接部に瑕疵があった」と主張。 これに対し施工業者の㈱ヤマウラは、「配管の振動による疲労破断で、瑕疵はない」と主張。原因について争っていました。 県は、平成25年以降、再検証を実施し、今年2月、事故は「冷却水配管に生じた振動により、配管溶接部が疲労破壊したことで起きた」と報告。施工業者の㈱ヤマウラに損害賠償責任は問えないとしました。 両者はこの件について、2月県議会以降話し合いを続けてきていて、23日付で、和解が成立したものです。
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伊那おやじの会 警察署員から交通安全学ぶ
伊那公民館の男性講座「伊那おやじの会」は、交通安全についての学習会を23日、伊那公民館で開きました。 講座には、50代から90代の会員およそ50人が参加しました。 講座は高齢者に多い交通事故に気を付ける意識を仲間同士で高めてもらおうと今回初めて開かれました。 講師は伊那警察署の北原経夫交通課長が務めました。 北原さんは「夜光反射材は腕につけたりタスキにするより靴につけた方が動きが出て運転手の目につく。高齢者は暗い色の服を着る傾向があるが、夜間はなるべく白っぽい色の服を着て外出することを心がけてください」と話しました。 主催した伊那公民館では「会員同士声をかけ合って、講座やサークルに楽しく参加してもらいたい」と話していました。
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石室築100年の西駒山荘 荷揚げ
去年改築工事が完了し、今年で築100年を迎える中央アルプスの将棋頭山頂上直下にある西駒山荘への荷揚げが、23日に行われました。 荷揚げは、来月9日の営業開始に向けて、食料や燃料などを吊り上げたヘリコプターが鳩吹公園を出発し、数回に分けて山荘に運びました。 西駒山荘は、1913年大正2年に中箕輪尋常高等小学校の登山隊が集団で遭難し11人が死亡した事故を受けて、2年後の1915年大正4年に地元の住民らにより石室が建てられました。 石室は現在もほぼ当時のまま残されています。 建物の老朽化に伴い2年間かけて改築工事が行われ、去年8月に工事が完了しました。 運営する伊那市観光㈱によりますと、去年山荘を利用した人は74日間で537人だったということです。 今年で3回目を迎える、レンガを背負って山道を駆け抜ける「西駒んボッカ」は9月6日に予定されています。 この他に、今年は築100年を記念して8月25日と26日に1泊2日で、中箕輪尋常高等小学校の登山隊が辿ったルートを歩く「聖職の碑」完全トレースが予定されています。
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バリアフリー教室
バスの運転手を対象としたバリアフリー教室が23日、伊那市長谷の南アルプス林道バス営業所で初めて行われました。 これは、バスの運転手が高齢者や障がい者の利用客に対しスムーズにサポートできる体制をつくろうと伊那市社会福祉協議会が開いたものです。 教室には南アルプス林道バス営業所の運転手や伊那市観光株式会社の職員18人が参加しました。 サポート体験では社協の職員から、特徴を教わると、乗る役とサポート役にわかれ、リフトに乗車させました。 林道バス営業所には、10台あるバスのうち1台に車いす用のリフトが完備されていて年に利用するのは2回ほどだということです。 社協の職員は、「車いすのブレーキをすること」「声掛けをし、ハンドグリップを持って乗車させることが大切」と説明していました。 南アルプス林道バス営業所では「障害者や高齢者の皆さんにも山を楽しんでもらえるようサービスに務めていきたい」と話していました。
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ロボットスーツ来月運用へ
伊那市の伊那中央病院は、歩行訓練などで体につけて使うロボットスーツの運用を来月から始めます。 本格運用を前に、事前講習会が23日、行われました。 伊那中央病院で1年間、レンタルで運用するロボットスーツHALです。 これは筑波大学の教授が設立したベンチャー企業サイバーダインが開発・製造しているものです。 全国170施設で400台、県内では2つの施設で運用されていて南信地域では、伊那中央病院が初めてです。 伊那中央病院では、脳卒中の後遺症に悩む人を中心に、リハビリに活用しようと導入するものです。 23日は、理学療法士と作業療法士17人が機器の取り扱いを学びました。 筋肉を動かそうとする際に生じる「生体電位信号」をセンサーで皮膚から読み取り、関節部のモーターを動かす仕組みです。 装着した人と一体になって動き歩行などの動作を助けます。 動く幅や強さ、早さなどをパソコンで制御できます。 脳卒中後の後遺症など歩行が困難な人が繰り返し装着すると脳から手足に通じる神経が強化され機能の改善に役立つということです。 講習会では、実際に理学療法士がロボットスーツを身に着け立ったり歩いたりする動作を体感していました。 ロボットスーツは7月1日から2台を導入し運用を始めることになっています。
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深妙寺あじさい 観光客楽しむ
あじさい寺として知られる伊那市西春近の深妙寺では、県内外から多くの人が訪れ花を楽しんでいます。 寺の裏山にはおよそ200種類2500株のあじさいが植えられています。 現在は5分咲きということですが23日も地元を始め県内外からの観光客が訪れ散策をしながら花を楽しんでいました。 境内には33体の観音像を巡りながらあじさいを楽しむことができます。 あじさいは、今の住職の母親が多くの人が訪れる寺にしようと30年ほど前に植えたのが始まりです。 今年は、咲き始めがいつもより1週間ほど早いということです。 早い種類の花は、今見ごろとなっていて訪れたアマチュアカメラマンたちは、ポイントを探して撮影していました。 深妙寺では、「ゆっくりあじさいを楽しんで欲しい」と話していました。 あじさいは、7月の中旬まで楽しめるということです。
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クライミングジムオープンで競技人口拡大に期待
伊那市福島に本格的なクライミングジムが25日にオープンします。 身近にジムがオープンすることで関係者は競技人口の拡大に期待しています。 21日はクライミングジム・アチーブを会場に長野県クライミング大会、県国体山岳競技予選会が開かれていました。 山岳スポーツのひとつクライミングは技術と体力で岩の壁を登るものでこちらのジムでは人工的に作った壁を登ります。 室内ジムとしては県内最大規模ということで国体の予選会が伊那市で開かれるのは今回が初めてです。 21日は大会の様子を見ようと多くの愛好者が集まりさかんに声援を送っていました。 伊那市在住で県山岳協会会長の 唐木真澄さんもジムオープンによる山への関心の高まりに期待を寄せています。 伊那市福島のクライミングジムアチーブは25日木曜日オープンを予定していて「クライミングを身近なスポーツにしていきたい。」と話しています。
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涙活でストレス解消
涙を流すことで心を落ち着かせストレス解消につなげる涙活イベントが21日伊那市で開かれました。 涙活とは意識的に泣くことでストレス解消を図る活動をいいます。 このイベントは伊那商工会議所青年部が開いたもので会場にはおよそ40人が集まりました。 話しをしたのは元長野放送アナウンサーで感涙療法士として活動する西村容子さんと菓匠Shimizuの清水慎一さんです。 西村さんは「感動の涙は副交感神経が作用しリラックスや安静を促す効果がある」と話し早稲田大学ラグビーが涙活を実践している例を紹介していました。 菓匠Shimizuの清水さんはスタッフや両親との仲がうまくいかなかった時、祖母から「自分以外の誰かのためにがんばれる男になりなさい。」と言われた話を紹介しました。 イベントではほかに家族の絆をテーマにしたビデオが流され集まった人たちの涙を誘っていました。
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子育て応援プレミアム商品券 先行販売始まる
伊那市の子育て世帯を対象にした子育て応援プレミアム商品券の先行販売が22日から伊那市役所で始まりました。 伊那市では子育て世帯の支援としてプレミアム商品券の先行販売を22日から市役所内子育て支援課特設窓口で始めました。 対象となるのは18歳以下の子どもが2人以上いる世帯で市内およそ3,800世帯のうちこれまでにおよそ2,500世帯からの申し込みがあったということです。 子育て応援プレミアム商品券は12,000円分を1セット限定6,000円で購入することができるもので6月1日現在441の店や事業所で利用が可能となっています。 販売初日の22日窓口には小さな子どもを抱えた母親が訪れ商品券を買い求めていました。 子育て支援課では商品券購入の申請を受け付けていて販売期間は7月1日までとなっています。 12,000円分を10,000円で1人10セットまで購入できるプレミアム商品券は7月4日と5日に販売されます。
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定住促進対策 新山にキットハウス建設
伊那市は、田舎暮らしモデル地域の新山地区で、定住促進対策として取り組む、キットハウス建設の地鎮祭を22日、行いました。 地鎮祭には、白鳥孝伊那市長や地域関係者、建設関係者など、30人が出席しました。 キットハウスは、上伊那産の木材をプレカットし、同一規格の設計・施工により、価格を安価に抑え、必要に応じて室内の間仕切りを変えることができるものです。 キットハウスが整備されるのは、標高およそ900メートルに位置する伊那市新山上新山です。 伊那市が借り受けた1700平方メートルの敷地に、延床面積およそ90平方メートルの木造2階建て住宅を建てるものです。 建設費用はおよそ1,250万円で、総事業費は1,500万円となっています。 白鳥孝市長は、「新山地区は全国的にも注目をされている。地域の人達と一緒に良いモデルケースを作っていきたい」と挨拶していました。 伊那市では、キットハウスの完成は11月中で、建設中は見学者の受け入れもしていくとしています。 完成後のキットハウスは、新山の地域おこし協力隊の活動の拠点となるほか、見学会やお試し宿泊できる場所として活用していくということです。
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伊那市観光株式会社 約3,600万円余りの赤字
市内の日帰り入浴施設や宿泊施設などを運営している伊那市観光株式会社の平成26年度の決算は、約3,600万円余りの赤字である事が、18日に開かれた株主総会で報告されました。 伊那市の高遠さくらホテルで開かれた株主総会で前年度の決算が報告されました。 平成26年度の売上高は8億9千万円で、経常損失は約3,600万円余りの赤字となっています。 前の年度の赤字額1,300万円と比べ約2,200万円の損益増となりました。 主な要因として、消費増税や夏の天候不順、御嶽山の噴火、10月の台風などによる利用者の減少をあげています。 営業利益の赤字額が一番大きかった施設は入野谷で1,900万円、次いで仙流荘の1千万円、さくらの湯の900万円の赤字となっています。 入野谷と仙流荘については、1月から3月の間に20日程度臨時休業日を設けて経費節減をしたものの客離れの原因になっているとしています。 山小屋関係では、天候不順などで利用者が999人減少した北沢峠 こもれび山荘が、営業損益167万円で初めての赤字決算となりました。 代表取締役社長の白鳥孝市長は「仙流荘、入野谷は冬の間のどちらかの閉鎖を考えていかなければならないと思っている。来年は山の日が施行される事も合わせて、山での集客を図っていきたい」と話しました。
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消防ポンプ操法 小型・手良 自動車・伊那 優勝
伊那市消防団のポンプ操法とラッパ吹奏大会が21日伊那市役所駐車場で開かれました。 小型ポンプ操法の部は中部方面隊手良分団第一部、ポンプ自動車操法の部は 西部方面隊伊那分団第二部が優勝しました。
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芸大生が中学生に演奏指導
東京芸術大学音楽学部の学生が伊那市内の中学生に演奏指導をする器楽講習会が21日伊那市のいなっせで開かれました。 器楽講習会は伊那市高遠町出身で東京芸術大学の初代校長を務めた伊沢修二の縁で毎年開かれています。 市内5校の吹奏楽部からおよそ250人が集まり楽器の種類別に指導が行われました。 パーカッションの指導では学生が姿勢やスティックの扱い方などについて説明していました。 金管楽器の指導には伊那中学校出身の宮島優哉さんがあたっていました。 宮島さんは中学時代に芸大生から教わった経験があります。 中学生は「芸大生から指導を受けるのは貴重な体験」と話していました。
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夏至を前に商店街でキャンドルナイト
22日の夏至を前に、伊那市荒井の通り町で20日キャンドルナイトのイベントが行われました。 キャンドルナイトは、電気を消してキャンドルのあかりのもと思い思いの夜を過ごそうという取り組みで、通り町では平成24年から行われています。 今年は、市街地の活性化につなげようと、「伊那のツナガリ」をテーマに夜だけでなく1日を通してイベントが行わました。 昼の部では、ミツロウを使ったキャンドル作りが行われました。 家具店では伊那の間伐材を使った製品の展示や、カンナの薄削りの実演が行われた他、雑貨店では手作りのメモ作りが行われました。 夜の部では、商店街でミツロウキャンドルを灯された他、信大生によるジャズの演奏が行われました。
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鮎の友釣り解禁
辰野町から中川村までの天竜川で20日から、鮎の友釣りが解禁となりました。 午前6時に解禁となり、朝から多くの釣り人が釣りを楽しんでいました。 20年近く毎年解禁日に来ているという群馬県の男性は、3時間ほどで魚籠いっぱいの鮎を釣っていました。 友釣りは、縄張り行動をとる鮎の性質を利用した釣り方で、オトリの鮎に針をつけ体当たりしてきた別の鮎にその針がかかるというものです。 天竜川漁業協同組合では、先月2日に8センチほどの稚魚およそ50万尾を放流していて、釣り人らは15センチほどに成長した鮎を次々と釣っていました。 鮎の友釣りは、9月いっぱいまでは楽しめるということで、年間券が8,800円、1日券が2,200円となっています。
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竜東九条の会設立準備会が学習会
伊那市の竜東地区の住民有志でつくる竜東九条の会設立準備会は、会の設立に向け、初めての学習会を20日伊那公民館で開きました。 20日は会員およそ20人が参加し、旧陸軍伊那飛行場に詳しい久保田誼(よしみ)さんから話を聞きました。 竜東九条の会設立準備会は、一年ほど前から準備を進めていて会員は現在86人です 学習会は今回初めて開かれました。 久保田さんは、太平洋戦争末期の歴史などを話し、「伊那飛行場では、特攻兵の養成などが行われていた。戦争が長引いていれば、伊那にも爆撃があったかもしれない」と話していました。 その後行われたフリートークでは、参加者から「今後身内だけでなくどれだけ幅の広い運動ができるかが課題」などといった意見が出ていました。 竜東九条の会設立準備会は、今後も学習会などを開き、正式な設立を目指していきたいとしています。
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山寺元信大教授 直根の重要性語る
上伊那地方事務所主催の森林の防災・減災講座が19日開かれ、元信州大学教授の山寺喜成さんは、直根の重要性を訴えました。 森林の防災・減災講座は、山地災害が多発するこの時期に、防災・減災に役立ててもらおうと県内3か所で開かれるものです。 自然修復学が専門で元信州大学教授の山寺喜成さんが山地崩壊のメカニズムや地下深くに根をはる直根の大切さについて話ました。 南木曽や広島での土砂災害も独自の視点から分析しました。 山寺さんは、地域により異なる災害形態に対し、全国一律的な基準が適用されていることや自然科学的な研究の遅れを指摘し、森林自体の強靭化対策をベースに山地防災対策を推進することや、ハザードマップに崩壊危険個所を加えることなどを提言していました 会場には県職員や防災関係者など50人が訪れ、講師の話に耳を傾けました。
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シャトルバス利用以外は300円徴収へ
伊那市は、パワースポットとして人気の分杭峠で、シャトルバスを使わない人からは1人300円の協力金を徴収する考えです。 全国的にパワースポットととして知られる伊那市長谷と大鹿村境の分杭峠には、毎年2万5,000人から3万人の人が訪れています。 今年は、分杭峠の気場発見から20周年にあたることから、800万円をかけ、身障者用の駐車場やベンチを設置するなどの環境整備を10日から進めています。 分杭峠の気場へは、粟沢の無料駐車場からシャトルバスを使うのが原則で、運賃の650円から協力金が支払われています。 しかし、15%ほどの人は、シャトルバスを利用していないため、その人からは300円を協力金として徴収するものです。 徴収をはじめるのは、環境整備工事が終了する7月18日からの予定です。
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伊那市公園管理収支 1,700万円の赤字に
伊那市は、今年の花見客の入場者数の落ち込みで、高遠城址公園などの公園管理収支は、1,700万円の赤字となる概算の収支見込みを19日市議会に報告しました。 19日開かれた伊那市議会経済建設委員会協議会に市側が報告しました。 収入は、高遠城址公園の入園料が83.1%を占めています。 今年は、悪天候だったことやツアーバスの貸切料金の値上げなどがひびき、去年より8万人少ない17万人で、7千215万円でした。 駐車場利用料などを含めた収入の合計は、8千688万円でした。 一方、支出は、高遠城址公園の管理委託料や清掃業務委託料、シャトルバス委託料など1億400万円で、収支は、1,700万円の赤字と見込んでいます。 去年は、2,000万円の黒字で、収入が3,700万円減りました。 伊那市では、黒字となる20万人を目指しており、来年は、御柱との相乗効果などに期待しています。
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南箕輪小2年2組にヤギが仲間入り
児童が自発的に課題学習に取り組む総合的学習の一環で、南箕輪小学校の2年2組に、19日新しい仲間が入りしました。 仲間になったのは、生後3ヶ月で体長およそ70センチのメスのヤギです。 ヤギを飼育するのは南箕輪小学校2年2組の児童33人です。 4月にクラス全員で伊那市の産直市場グリーンファームに行った際、生まれたばかりだったこのヤギに餌をあげたことがきっかけだということです。 2組の児童は、4月から何度もヤギを飼うための話し合いを重ねたということです。 「ヤギが他のクラスの児童に怪我をさせたらどうするか」、「休みの餌やりはどうするか」など、自分たちでできることを考えたということです。 ヤギが来る前教室では、今の心境を発表していました。 新たに仲間になったヤギに、児童らは代わる代わる餌をあげていました。 ヤギにはまだ名前がなく、これから世話をしながら考えていくということです。 ヤギは、来年2月か3月まで飼育して、その後グリーンファームに返されることが決まっています。
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伊那ケーブルテレビジョン㈱新しい社長に向山賢悟さん就任
伊那市西町の伊那ケーブルテレビジョン株式会社の第31期株主総会と取締役会が19日伊那市内で開かれ、向山賢悟常務取締役が代表取締役社長に就任しました。 新しく社長に就任した向山賢悟さんは、伊那市西町の41歳です。 明海大学を卒業後1999年にNECネッツエスアイに入社し、2007年に伊那ケーブルテレビジョンに入社しました。 取締役総務部長と常務取締役を歴任したほか、伊那青年会議所理事長や日本青年会議所長野ブロック協議会会長を務めています。 向山さんは「戸惑いや不安をいち早く自信に変えて地域の目線、加入者の目線に立って全力投球で取り組んでいきたい」と挨拶しました。 社長を退任し取締役会長に就任した向山公人さんは「各市町村や関係者の支援を頂き地域密着型の事業を展開してこれたと思う。さらに技術の革新と幅広い展開が予想される業界であり、今後とも皆様の支援をお願いします」と挨拶をしました。
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伊那市振興公社が花の苗無料配布「花いっぱいの伊那市に」
伊那市振興公社が毎年行っている花の苗の無料配布が19日、ウエストスポーツパーク管理センターで行われました。 伊那市振興公社では市内を花でいっぱいにしてもらおうと昭和63年から毎年花の苗を無料で配布しています。 3月から育ててきたサルビアやマリーゴールドなど1人20本、19日と20日の2日間合わせて500人分を用意しています。 今年は4,500本を目標に育てたペチュニアが500本しか用意できず、それを知った市内在住者がアスターを2,000本譲ってくれたということです。 また数量限定で希望者にチューリップの球根も配布しています。 市振興公社の職員は「花を家族同様に育ててもらい、庭先から花いっぱいの伊那市にしていただきたいです」と話していました。 無料配布は20日も午後2時から行われる予定で、無くなり次第終了となります。