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トイレの心配軽減 講演会
排泄予測デバイス「DFree」の普及を目指す伊那市は、高齢者などのトイレの心配を軽減する骨盤底筋、膀胱訓練に関する講演会を市役所で17日に開きました。
講演会では横浜市内のクリニックの理学療法士、笹岡愛加さんが講師を務め、トレーニングについて紹介しました。
講演会には70代、80代を中心におよそ30人が参加し、実際に体験しました。
トレーニングは、膀胱などの骨盤内の臓器を支えている筋肉骨盤底筋を腹式呼吸に合わせて締めたり緩めたりして鍛えることで、尿漏れや頻尿などの改善につなげるものです。
笹岡さんは「薬を飲むタイミングに合わせるなど1日の中でトレーニングをルーティーン化して毎日動かすことが大切です」と話していました。
伊那市ではトイレの心配を軽減することにより高齢者などの外出機会の創出を目的として排泄予測デバイス「DFree」を活用した実証実験を行っていて、その一環として今回の講演会が開かれました。
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髙木東六さん 生誕120年記念展
作曲家で伊那市の名誉市民の髙木東六さんの生誕120年記念展が伊那市の創造館で開かれています。
7月7日は髙木さんの誕生日で、7日はそれに合わせオープニングイベントが行われました。
オープニングイベントでは、髙木さんが疎開中の伊那で使用していたピアノで演奏が行われました。
訪れた人達はピアノにあわせ、水色のワルツや伊那市の歌を歌いました。
記念展では、髙木さんが作曲した水色のワルツや伊那市の歌、オペラ春香の資料などが展示されています。
髙木さんは、1904年に鳥取県で生まれた作曲家です。
太平洋戦争中の1945年の東京大空襲で家を焼かれ伊那に疎開しました。
伊那では7年間暮らし、オペラ春香や歌謡曲・水色のワルツを作曲しました。
1948年には、伊那にあった3つの高校合同のコーラスグループを作り指導したという事です。
伊那市の古旗功さんは、コーラスグループのメンバーで、髙木さんから直接指導を受けたという事です。
生誕120年記念展は11月4日までの予定で、随時資料を追加していくという事です。
また、伊那市では8月11日に髙木さんの研究者による講演や作曲した曲を歌う「髙木東六先生の功績」をいなっせで開く予定です。
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災害ボランティアセンター設置訓練
伊那市社会福祉協議会は、災害時にボランティアの受け入れを行う「災害ボランティアセンター」の立ち上げ訓練を6日行いました。
訓練には、上伊那の社会福祉協議会の職員などおよそ70人が参加しました。
職員役とボランティア役に分かれ、災害ボランティアセンターを設置した際の流れを実践しました。
職員役の人たちは、ボランティアの受付から、作業内容の指示、しざいの貸し出しなどを行っていました。
伊那市社協では、災害時に、各地から訪れたボランティアを受け入れ活動を取りまとめる災害ボランティアセンターを設置することになっています。
伊那市社協では、6日の訓練を踏まえ、災害時の迅速な対応につなげていきたいとしています。
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伊那西高校 西高祭はじまる
伊那市の伊那西高校の文化祭「西高祭」が6日から始まりました。
初日のオープニングフェスティバルでは、生徒会が製作したステージバックのお披露目や動画が上映されました。
今年で40回目の西高祭のテーマは「キャンバス~私たちの色を重ねよう~」です。
生徒一人ひとりの個性と才能を融合させ、共に素晴らしい作品を作り上げるという思いが込められています。
ステージでは、お箏クラブや2年生と3年生のダンスなどの発表が行われました。
7日は一般公開され、クラス展の他、演劇クラブや書道クラブによる書道パフォーマンスなどが計画されています。
また、40周年記念企画として石川県能登半島地震の復興支援に役立ててもらおうと募金活動も行う計画です。
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絵手紙教室合同「笑楽会」作品展
伊那市荒井の倉科照子さんが指導する4つの絵手紙教室合同の「笑楽会」作品展が、南箕輪村のなごみの樹で開かれています。
日本絵手紙協会公認講師の倉科さんは、伊那市で4つの絵手紙教室を開いています。
今回はその生徒ら38人による合同展です。
中国の「あいうえお」にあたる千字文を模写した冊子と、千字文に出てくる四字熟語を使った絵手紙の額装が1人1つずつ展示されています。
倉科さんは「絵だけでなく添えられた言葉にも注目してほしい」と話していました。
絵手紙教室「笑楽会」の作品展は31日まで、南箕輪村のなごみの樹で開かれています。
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トルコギキョウ隔離栽培研究
中部電力やJA上伊那などが協力して、長野県特産のトルコギキョウを病害から守る新たな栽培方法の研究が伊那市で進められています。
新たな栽培方法を研究しているのは中部電力やJA上伊那、長野県野菜花き試験場などで、伊那市東春近で花の生産を行っている株式会社フロムシードのハウスで昨年度から行っています。
5日は関係者が、生育状況などを確認しました。
フロムシードでは年間およそ50万本のトルコギキョウを出荷しています。
長野県が生産量トップを誇るトルコギキョウは近年、土壌の菌から感染する病害によって花が枯れてしまう被害が相次いでいます。
地域農業の課題解決に取り組む中部電力は、JA上伊那などと協力し、土壌の菌の影響を回避するため地面から40センチほど離してコンテナで育てる隔離栽培の研究を行っています。
隔離栽培は環境にも優しく、切り花生産の安定化も期待できるということです。
昨年度は、フロムシードの1棟のハウスで実証実験を行い、病害発生がなくおよそ4000本を出荷したということです。
今年度は、2棟のハウスで隔離栽培を行っています。
昨年の土を使って定植したものは病気に感染して株がしおれたり、また葉が枯れる症状もあり課題も見えてきました。
今後は生産性の向上に向け研究開発を進めていくとしています。
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市民と議会との意見交換会
地域住民と伊那市議会議員が意見を交わす、市民と議会の意見交換会が4日、伊那市の手良公民館で開かれました。
意見交換会には、総務文教委員会の7人と地域住民24人が参加しました。
3つのグループに分かれ、人口減少に伴う新たな地域づくりをテーマに、地区内の移動手段や区の在り方、保育園や小学校、中学校の今後について意見を交わしました。
意見交換会は、市民からの意見や要望を聞き、議会改革を進めていこうと伊那市議会が開いているもので、今回で8回目です。
この日、市民から出された意見や要望は議会としてまとめて、政策提言に活かしていくことにしています。
この意見交換会は今後、市内5カ所で計画されています。
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伊那市特命大使 新たに2人に委嘱
東京都千代田区の日比谷公園内にあるレストラン松本楼社長の小坂文乃さんと、文乃さんの親戚で東京で不動産会社を経営する小坂敬さんが新たに伊那市の特命大使に委嘱されました。
5日に伊那市役所で委嘱式が行われました。
松本楼社長の小坂文乃さんは伊那市繋ぐふるさと大使に委嘱されました。
文乃さんが経営する松本楼ではこれまでに伊那市産の農産物をPRするイベントが開かれています。
銀座で不動会社を経営する小坂敬さんは伊那市心を繋ぐ夢大使に委嘱されました。
文乃さんの父親と敬さんはいとこ同士で先祖は、伊那市西箕輪出身だということです。
伊那市にゆかりのある著名人に魅力をPRしてもらうため特命大使に委嘱しています。
白鳥市長は「伊那市と都市をつなぐパイプ役として魅力発信に尽力してもらいたい」と話していました。
伊那市の特命大使は今回で21人目となります。
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ユウキ食品株式会社 伊那市にレシピ集贈る
東京都に本社を置き、調味料の製造・販売を行うユウキ食品株式会社は、工場がある伊那市にレシピ集を6月27日に贈りました。
この日は、ユウキ食品株式会社の田中秀和社長らが市役所を訪れ、白鳥孝市長に目録とレシピ集を贈りました。
本にはガラスープを使った100のレシピが掲載されています。
春巻きやエビフライのレシピが絵本仕立てで紹介されています。
ユウキ食品は東京に本社を置き、調味料など800種類を超える商品の販売・製造をしています。
伊那市にも工場があり、今年1月末から本格稼働を始めました。
ユウキ食品は今年8月に創業50周年を迎えることから、レシピ集を製作しました。
このガラスープのメイン工場が伊那市にあるため今回レシピ集が贈られました。
白鳥市長は「この本を見ながら家族で作ってみてほしい」と話していました。
レシピ集は100冊贈られ、市内の保育園や小中学校に置くほか、図書館でも貸し出しをする予定です。
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伊那地域34.8度 今季最高気温
5日の伊那地域は34.8度まで上がり今季一番の暑さとなりました。
伊那市役所のせせらぎ水路では、子どもたちが水遊びをしていました。
5日の伊那地域は午後1時57分に34.8度を記録し今年一番の暑さとなりました。
長野地方気象台によりますと、最も暑い時期を上回ったとしています。
週末にかけて暑い日が続くとして、こまめに水分をとり、熱中症に注意するよう呼び掛けています。
上伊那広域消防本部によりますと、5日午後4時半現在、熱中症とみられる症状で搬送された人はいません。
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商店街の魅力を動画で発信
伊那市の中心商店街の魅力を動画で発信する高校生を育てる、伊那まち映像クリエイター講座が9日、伊那市内で開かれました。
講座には地元の高校生11人が参加し、先月新しくオープンした駄菓子などを販売する店「本と駄菓子と、、、それぞれ」を訪れました。
講座は高校生の感性で伊那市中心商店街の魅力を発信してもらおうと伊那商工会議所が開いたものです。
講師は伊那市地域おこし協力隊の石田健祐さんが務め撮影の基本などについて指導していました。
高校生はスマートフォンを使って店内に並べられた商品などを撮影していました。
撮影した映像は専用のアプリを使って編集し、インスタグラム「伊那まち街人」に投稿する予定です。
最長で90秒の動画を想定していて来年2月まで月に1本のペースで制作する予定です。
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前田さんの論考が片岡安賞の佳作に選ばれる
一般社団法人日本建築協会の論考コンクール「第7回片岡安賞」の佳作に伊那市西春近の前田朋子さんの論考が選ばれました。
賞の名前がついた片岡安は、大阪を中心に活躍した建築家で日本都市計画研究の先駆者として知られています。
前田さんは「中古住宅に住まう幸せ 空き家賃貸のススメ」と題して論考を書きました。
前田さんは兵庫県出身で信州大学農学部を卒業後に地元に戻りましたが、15年前に伊那市に移住しパートで働いています。
2020年度に県から信州暮らしパートナーに委嘱され2年ほど上伊那を中心に移住相談を行ってきました。
論考では、賃貸の一軒家を探す移住希望者が多いこと、空き家の活用についてなど相談を通して感じたことをまとめたということです。
コンクールでは全国から12作の応募があり、前田さんは片岡安賞に次ぐ佳作に選ばれました。
論考は日本建築協会の会誌に掲載されています。
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安田大サーカス 団長安田さん伊那市で番組収録
8月に放送予定のお笑いトリオ安田大サーカスの団長安田さんが出演するBSテレ東の番組収録が3日伊那市内で行われました。
収録では安田大サーカスの団長安田さんが自転車に乗り伊那市内を巡りました。
三峰川のサイクリング・ジョギングロードでのロケが公開されました。
番組では、国道361号を活用したサイクルロード「361サイクル街道」を取り上げています。
国道361号は岐阜県高山市が起点で木曽町を通り、伊那市高遠町を終点とするルートです。
番組では高山市を出発し、およそ135キロを自転車でめぐり、グルメや石仏、景色などを楽しみます。
伊那市と株式会社テレビ東京ダイレクトが締結している地域の魅力発信による地域活性化を目指す包括連携協定に基づき、サイクル街道のPRにつなげようと行われました。
今回収録された番組「いいね!じゃぱん」は8月4日、11日の午後10時30分からBSテレ東で放送予定です。
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深妙寺であじさい見頃迎える
あじさい寺として知られる伊那市西春近の深妙寺では現在、花が見頃を迎えています。
およそ4,000坪ある敷地には200種類、2,500株のあじさいが植えられています。
6月初めから咲き始めて、現在見頃を迎えています。
3日は多くの人が花を見に訪れていました。
あじさいは今の住職の祖母がおよそ45年前に寺に親しんでもらおうと植え始め株を分けて増やしてきたということです。
裏山には三十三観音もあり、この時期には花に囲まれた観音も見ることができます。
7日まで、あじさい祭りが行われていて、無料でお茶を飲むことができるということです。
7月27日には花摘みを行うということで、それまで花を楽しむことができます。
深妙寺では「今年もきれいに咲いたので、しっとりと咲く花で心を癒してほしい」と話していました。
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富県と東春近の一部で倒木による停電
3日午前8時3分頃、伊那市富県と東春近の一部、およそ450戸で倒木による停電が発生しました。
倒木があったのは伊那市東春近です。
この倒木により、3日午前8時3分頃、富県と東春近の一部、およそ450戸で停電が発生しました。
停電は午前9時35分に復旧しました。
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伊那地域の最高気温 30.9度 熱中症なし
3日の伊那地域の最高気温は午後1時10分に30.9度を記録し真夏日となりました。
上伊那広域消防本部によりますと、午後4時30分現在、熱中症とみられる症状で搬送された人はいないということです。 -
東春近小学校で七夕の飾りつけ
伊那市の東春近小学校1・2年生は、3日に七夕の飾りつけを行いました。
東春近小1・2年生は、七夕飾りに使う竹を学校近くの竹林に取りに行きました。
竹林は、老松場の丘・古墳公園整備委員会が管理していてクラス分の4本を提供しました。
東春近小学校では毎年、竹をもらって飾りつけを行っているということです。
竹は、児童たちが学校まで持って帰りました。
教室では、短冊にそれぞれの願い事を書きました。
書き終わると短冊や飾りを竹に結んでいきました。
七夕飾りは廊下に立ててみんなが見れるように14日頃まで飾っておくということです。
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可視化から始める脱炭素
企業の二酸化炭素排出量削減に関するセミナーが26日、伊那市の産学官連携拠点施設inadani seesで開かれました。
セミナーでは東京都に本社を置くe-dash株式会社の甲斐綾乃さんが講師を務めました。
e-dashは企業の二酸化炭素排出量削減に向けた取り組みを支援している会社です。
甲斐さんは「地球温暖化は人間の経済活動による二酸化炭素の排出が原因の一つで、その削減が急務となっている」としたうえで「排出量の可視化により削減目標を設定しクリーンエネルギーへ切り替えていく必要がある」と話していました。
セミナーは八十二銀行伊那支店と長野銀行伊那支店が開いたもので、省エネに関す補助金制度についても説明がありました。
会場には上伊那の企業などから約30人が集まり話を聞いていました。
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伊那VALLEY映画祭 7月26日から
伊那VALLEY映画祭が伊那市のかんてんぱぱ西ホールで7月26日から開かれ、3日間で14本の映画が上映されます。
28日は伊那VALLEY映画祭実行委員の矢島信之さん宅で記者向けに概要が説明されました。
映画祭は7月26日から3日間開かれ、1日目はふるさと・民俗、2日目は戦争の記憶、3日目は教育をテーマにした映画や番組が上映されます。
上映後には製作者のトークショーも行われます。
映画祭の初日には伊那ケーブルテレビが制作した3作品も上映されます。
第6回伊那VALLEY映画祭はかんてんぱぱ西ホールで開かれ、3日間とも入場無料です。 -
ウエルシュ菌食中毒注意報 発出
長野県は、初めての「ウエルシュ菌食中毒注意報」を1日全県に発出しました。
長野県は、先月ウエルシュ菌による食中毒が3件、合わせて200人が症状を訴える状況が発生したことから、「ウエルシュ菌食中毒注意報」を昨日発出しました。
高温でも死滅せず生き残るのが特徴で、カレーやシチューなどの煮込み料理で発生しやすく、大量に調理し常温で置いておくと菌が増えやすいということです。
長野県では、前日調理は避けなるべく早く食べること、加熱調理をしたときは菌が増えやすい45度前後を長く保たないようにすること、温め直すときは食品の中心部が75度以上になるまでよく温めることなど、食中毒予防を呼びかけています。
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下小沢あかりの会 草もち味わう
伊那市小沢の住民で作る下小沢あかりの会は6月27日に小沢地域交流センターで、作った草もちを味わいました。
この日は会員20人が集まり、交流会が開かれました。
草もちは、会員が作ったもち米や、地元のヨモギが使われています。
朝7時から餅をついたということです。
ほかにも、水餃子や漬物が並びました。
下小沢あかりの会では、地元住民の交流の場として毎年交流会を開いています。
会では今後、花壇づくりなどの活動を行っていくということです。
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長谷総合支所 開庁式
新しく完成した伊那市長谷総合支所の開庁式が2日に現地で行われました。
開庁式には白鳥孝市長など50人が出席しました。
建て替えられた長谷総合支所は木造平屋建てで、延床面積はおよそ690平方メートルです。
庁舎には地元産のヒノキやカラマツが使われています。
JA上伊那のATMも設置されました。
太陽光発電や自家発電設備も備え、災害時には地域の防災施設として使用します。
前の長谷総合支所は、1959年に旧長谷村役場として建設され、2022年7月に老朽化のため解体工事が始まりました。
同じ場所に今年5月、新庁舎が完成しました。
開庁式では、ざんざ節保存会が踊りを、長谷中学校3年生が南アルプス祝太鼓を披露して完成を祝いました。
新庁舎には南アルプス課、農林建設課、総務課、市民福祉課があり、1日から業務が始まっています。
職員は25人ほどが常駐します。
伊那市商工会長谷支所の窓口も設けられました。
受付時間は午前8時30分から午後5時15分です。
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救急搬送中に脱輪
伊那広域消防本部は、けが人を救急搬送中の救急車が脱輪し搬送の遅れが発生したと1日発表しました。
6月30日午後8時頃、伊那市西春近の市道で救急搬送中の救急車が左折時に道路左側の側溝に左後輪タイヤを脱輪させました。
運転手と乗員2人、搬送中の70代女性1人の、合わせて4人が乗っていましたがこの事故によるけが人はいませんでした。
事故後、別の救急車に女性を乗せ換え市内の病院におよそ16分遅れで収容しました。
収容先の医師によりますと事故で搬送が遅れたことによる、女性の容態への影響は無いということです。
上伊那広域消防本部では「傷病者をはじめ関係者の皆様に深くお詫び申し上げます。
今後は緊急走行中の安全確認の徹底について職員に指導し再発防止に努めてまいります。」とコメントを出しています。
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就職希望の高校3年生 産業視察
ハローワーク伊那などは、就職を希望する高校3年生を対象にした産業視察を5月27日に行いました。
産業視察には、上伊那地域を中心に、就職を希望する高校3年およそ400人が参加しました。
18グループに分かれ、製造業や小売業など36事業所を視察しました。
このうち、伊那市に本社を置く株式会社ニシザワのベルシャイン伊那店には、35人が訪れました。
はじめに、担当者が会社の概要や小売業の仕事について説明をしました。
大正13年に創業し、今年で100周年を迎えるニシザワでは、スーパーマーケットや飲食事業など4つの事業を行っています。
このうち、スーパーマーケットの事業は、会社の売り上げの70%を占めるということで、「小売業は、地元の人の生活を支える、必要不可欠な業種です」と話していました。
ベルシャインの視察ではほかに、売り場やバックヤードの見学もしました。
高校生の就職活動は、7月1日から始まり、内定が出るのは9月16日からとなっています。
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交通死亡事故多発警報を受け伊那署が取り締まり
6月12日に全県に交通死亡事故多発警報が発令されたのを受け、伊那警察署は交通指導取り締まりを19日行いました。
19日は伊那警察署の交通課署員7人が伊那北駅前交差点付近の市道で通行禁止違反の取り締まりを行いました。
この市道は、伊那小学校の通学路として使われていて、午前7時半から9時まで車の通行が禁止になっています。
6月12日に全県に交通死亡事故多発警報が発令されたのを受け、伊那署が取り締まりを行ったものです。
伊那警察署によりますと、今年に入って管内で発生した交通死亡事故は、6月9日に伊那市日影の国道361号で発生した単独事故の1件だということです。
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親子で6メートルの巻き寿司づくり
伊那市山寺区公民館のイベントで地区の親子が長さ6メートルの巻き寿司づくりを29日に伊那市のきたっせで行いました。
巻き寿司づくりには、親子10組などおよそ25人が参加しました。
山寺の八幡寿司が酢飯や具材を用意し、作り方を教えていました。
具材には卵焼きやかんぴょう、エビなどを入れていました。
入れ終わると長さ6メートルの寿司を参加者が息を合わせて巻いていきました。
出来上がった巻き寿司は、その場で食べたほか、家に持ち帰ったということです。
巻き寿司づくりは、山寺区公民館のイベントとして行ったもので、2023年は5メートル60センチをつくり、今回は新記録の6メートルだったということです。
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伊那北高校文化祭 ペン祭始まる
伊那市の伊那北高校の文化祭「第70回ペン祭」が28日から3日間の日程で始まりました。
文化祭はコロナ前の形で5年振りに通常開催となりました。
28日は全校生徒およそ700人が体育館に集まり開祭式が行われました。
はじめに生徒会が制作した動画が上映されました。
今年のペン祭のテーマは「ペン祭とは、1%の理性と99%の狂気である」です。
理性を吹き飛ばし楽しみつくしてほしいという思いが込められています。
開祭式では、軽音楽部による演奏や全校生徒でダンスを踊りました。
最後は、全校生徒で製作したモザイクアートがお披露目されました。
モザイクアートは、縦2m50cm横5mで、全校生徒がマスにカラーテープを貼り、つなぎ合わせたということです。
今年は5年振りにクラス出店が行われ、3年生がかき氷やフランクフルトなどを販売しました。
29日・30日は、一般公開されクラス展の他、ダンス部や合唱部などの発表が予定されています。 -
伊那市議会6月定例会閉会
伊那市議会6月定例会は新たに提出された議員提出議案など6議案を含む11議案全てを原案通り可決し28日に閉会しました。
議員提出議案のうち、国の地方自治法の一部を改正する法律が成立したことを受け、衆参両院の総務委員会の付帯決議を十分にふまえた制度運用を求める意見書提出について賛成19、反対1の賛成多数で可決されました。
今定例会に提出された11議案は全て原案の通り可決されました。
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ミクロネシア児童ら 高遠小で交流会
ミクロネシア諸島の児童や生徒24人が28日に伊那市高遠町の高遠小学校を訪れ児童と交流しました。
これは国立信州高遠青少年自然の家の交流事業で行われたものです。
体育館で交流会が開かれ、ミクロネシアの児童・生徒は地域の伝統的な踊りを披露しました。
23日の土曜日に来日して東京都に滞在し、前日国立信州高遠青少年自然の家に到着したという事です。
高遠小学校の児童は校歌を披露しました。
国立信州高遠青少年自然の家での受け入れはコロナ禍以来4年ぶりだということです。
ミクロネシアの児童・生徒たちは国立信州高遠青少年自然の家での自然体験や、ホームステイを行い、7月2日に帰国するという事です。 -
市内の小中学校給食で有機米を導入へ
伊那市は有機農業を促進するため、市内の一部地域の小中学校の給食で有機米を導入します。
27日は有機農業専門委員会が発足し、初会合が市役所で開かれました。
委員は有機農業に取り組む農家や流通関係者などの21人が務めます。
国の交付金を活用して伊那市では来年の1月から2か月間を目安に、高遠・長谷・新山・美篶の小中学校で有機米の導入を予定しています。
今年度は取り組みやすい稲作から始め、来年度以降は有機野菜も検討するということです。
委員会では有機米の基準や技術支援について検討する他、今年度内の有機農業実施計画の策定を目指します。
委員長には高遠町の農家などで作るLURAの会代表の宇野俊輔さんが選ばれました。
宇野さんは「安定した収量が確保できるかが課題だ。多くの意見をもらい、進めていきたい」と話していました。
委員の任期は2026年度末までで、今年度はあと3回委員会の開催を予定しています。