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防犯功労者と防犯協会表彰
安全で安心な街づくりに貢献したとして、伊那警察署管内の防犯功労者3人と防犯協会2団体が県防犯協会連合会長表彰を受賞しました。
17日は伊那警察署で表彰伝達式と受賞報告がありました。
個人で受賞したのは、伊那エンジェルス隊に所属する福澤秀美さんと池上啓子さん、伊那少年警察ボランティア協会の関政彦さんです。
団体で受賞したのは高遠・長谷地区防犯協会と辰野町宮木区防犯協会です。
長野県防犯協会連合会長表彰は、長年にわたり地域の安全活動に努め、安心な街づくりに貢献した個人または団体に送られるものです。
高遠・長谷地区防犯協会の伊藤俊規さんは、「高遠長谷地区では、子ども見守り隊などを発足させ地域全体で防犯に取り組んできた。今回の受賞を今後の励みにしていきたい」と話しました。 -
リーダー像の在り方学ぶ
理想のリーダー像について学ぶ「伊那経営フォーラム」が15日、伊那文化会館で開かれました。
会場にはおよそ300人が訪れました。
伊那経営フォーラムは、地域一丸となって経営の在り方を追求していこうと、伊那青年会議所が2005年から毎年開いていて、今年は他団体の協力のもと開催しました。
この日は、伊那食品工業会長の塚越寛さんと、元世界銀行副総裁の西水美恵子さんが「リーダーのあるべき姿」と題して対談しました。
塚越さんは、教育の変化により、現在のリーダー達から責任感が欠如していると話し「自分の目の前にある利益を考えるのではなく、10年、20年先のことを考え、種をまけるような人間性が重要」と説明していました。
西水さんは様々な国で仕事をした経験から「自分ができないことを部下にやらせてはいけない。まずは自分がやってみせること」と話していました。
会場を訪れたある男性は「普段の仕事の中であてはまる事柄が話の中にあった。今回の講演を仕事に活かしていきたい」と話していました。 -
少年消防クラブ制服一新
伊那市内の少年消防クラブの制服が一新されました。
16日は市役所で貸与式が行われ、2つのクラブへ帽子やベストが渡されました。
荒井区少年少女消防クラブと中央区の北町少年消防クラブのクラブ員30人ほどに伊那消防組合長の白鳥孝伊那市長から帽子やベストなどが手渡されました。
少年消防クラブは昭和56年の発足以来法被で活動していましたが、古くなったためより機能性の良い服に更新されました。
荒井区少年少女消防クラブの鹿野又輝邦君は「訓練をがんばって地域のみんなを助けてあげたい」、北町少年消防クラブの長谷川天夢君は「これを着て火災予防の呼びかけをがんばりたい」とあいさつしました。
子ども達は早速ベストなどを身に着けていました。
少年消防クラブには現在50人ほどが所属しています。
ポンプ操法大会や防災施設の見学、防火ポスターの製作などを通じて、子どもたちや地域の防火意識の向上に努めています。 -
伊那中央病院でボランティアコンサート
伊那市の伊那中央病院で11日、入院している患者に楽しんでもらおうと、オカリナなどのボランティアコンサートが開かれました。
出演したのは、塩尻市の福祉施設に勤める越山貴雄さんと伊那市でピアノ講師をしている春日希美さんです。
越山さんは5年前まで、諏訪市にある福祉大学校で教授をしていました。
現在は塩尻市内の福祉施設に勤めていて、年に数回県内の病院や高齢者施設でボランティアコンサートを開いています。
この日は春日さんがキーボードで伴奏をし、越山さんがオカリナとリコーダーを演奏しました。
ふるさと、春の小川、冬景色など10曲を演奏しました。
病院の患者は、手拍子をしたり一緒に口ずさむなどして演奏を楽しんでいました。
越山さんは「目に見えない効果だが、患者の方達に癒しの効果があれば嬉しい」と話していました。
伊那中央病院は、今後もコンサートを開き、患者に喜んでもらいたいと話していました。 -
南ア林道バス フリー乗降導入
伊那市長谷戸台口から、標高2,032メートルの南アルプス北沢峠までを結ぶ南アルプス林道バスが15日、全線運行開始となりました。
今年からより南アルプスを楽しんでもらおうと、希望した場所でバスを降りることができる、フリー乗降サービスが始まりました。
この日は、フリー乗降サービスを使ったバス利用者へのガイドに備え、ジオパーク認定ガイドが、林道沿いの見所を確認していました。
南アルプス林道沿いには、高山植物の群生地や、地質現象を観察することができるジオスポットなどがあります。
バスを途中で降りることができるようにして、より南アルプスの魅力を感じてもらおうと、伊那市は今年からフリー乗降サービスを導入しました。
ジオパーク認定ガイドの会の小松千里会長は「バスに乗っていると近くで見ることができないが、フリー乗降ができることで間近で動きや音も体感できるのでとても良いサービスだと思う」と話していました。
南ア林道バスの運転手は「南アルプスが山登りだけの場所ではないことを知ってもらいたい。幅広い人に利用してもらいたい」と話していました。
伊那市では「初めての取り組みなので課題が出てくると思うが、利用者の声を聞きながらより良いサービスを提供していきたい」としています。
全線運行開始となった南ア林道バスは、戸台口や仙流荘から北沢峠までの21キロ間を1時間かけて結びます。
去年は、4万5千841人が利用しました。
南アルプス林道バスは、雪が降り始める11月中旬頃までの運行で、料金は仙流荘から北沢峠まで片道1,100円となっています。 -
南ア鹿広域捕獲 両県の猟友会が目標確認
南アルプス林道の長野県側の全線開通に合わせ、15日に北沢峠で山梨県・長野県合同のニホンジカ広域捕獲の打ち合わせ会が開かれました。
この日は長野県側の伊那市から5人、山梨県側から21人の猟友会員と、それぞれの県の職員が集まりました。
南アルプスでは、高山植物をニホンジカの食害から守ろうと、2年前から合同で広域捕獲を行っています。
山梨県側では銃による捕獲、長野県側では罠による捕獲が行われていて、昨年度は山梨がおよそ360頭、長野がおよそ50頭を捕獲しました。
会ではお互いの会長があいさつし、食害を防ごうという目標をそれぞれ確認していました。
山梨県峡中地区猟友会の藤巻光美会長は「捕獲方法は違うが、共同で捕獲を進めていきたい」、伊那市長谷猟友会の北原幸彦会長は「方法や時期をお互いに相談しながら、県と一緒に進めていきたい」と話していました。
今後、山梨県側では10月以降、長野県側では6月下旬から捕獲をしていくということです。 -
通学路で交通安全呼びかけ
小中学校・高校の通学路となっている伊那市荒井の伊那公衆衛生専門学校前の道路で、12日、伊那地域交通安全活動推進委員が、街頭啓発を行いました。
12日は、20人ほどが、下校中の高校生や道行くドライバーに交通安全を呼びかけました。
梅雨の時期は、運転手も雨で見えづらくなるほか、歩行者も傘で視界が悪くなり、通常時の2倍交通事故が発生しているということです。
伊那公衆衛生専門学校前は、カーブがあり、危険が多い通学路だということで、去年に引き続き、今年も啓発活動を行ないました。
配られたのは、夜光反射材のリストバンドと、シールがセットになったチラシです。
ドライバーにも、「通学路なので気をつけて運転してください」と声をかけてチラシが手渡されていました。
地域交通安全活動推進協議会は、交通安全運動期間の狭間の気が緩みがちなこの時期にも繰り返し啓発を行い、事故防止につなげたいとしています。 -
山荘ミルクのバラ見頃
伊那市横山の山荘ミルクでバラが見ごろを迎えています。
山荘ミルクには650本のバラが植えられていて、その他にも1,000種類以上の植物を楽しむことができます。
標高が1,000メートルのこの場所は朝と夜の寒暖の差が大きく、花の発色が良いということです。
山荘ミルクの向山美絵子さんは、「手をかけすぎず、自然に咲く様子を大切にしている。植物そのものの元気さを楽しんでほしい」と話していました。
バラは7月中ごろまで楽しめるということです。 -
高遠町出身の小説家 島村利正の講演会
伊那市高遠町出身の小説家、島村利正に関する講演会が15日高遠町総合福祉センターやますそで開かれました。
文芸雑誌「新潮」の元編集者で、昭和46年から十年間島村利正の担当を務めた岩波剛さんが島村利正について話しました。
島村利正は明治45年高遠町に生まれ、昭和56年に亡くなりました。
昭和32年の「残菊抄」は芥川賞候補となりました。
高遠町の情景が登場する作品を残しています。
現在はほとんどが絶版となっていて、作品は高遠町図書館などで読むことができます。
講演会は、高遠町公民館の公民館講座「高遠町桜大学」の一環で開かれたもので、130人ほどが訪れました。
岩波さんは、「島村さんのモチーフは故郷と戦争。明治から昭和まで大変な時代を小説家として生き抜いた人物だった」と話していました。 -
“井月さん”入門講座開講
幕末から明治にかけて伊那谷を放浪した俳人、井上井月を学ぶ“井月さん”入門講座が15日伊那市のいなっせで開講しました。
一回目の15日は30人ほどが参加し、井上井月顕彰会副会長の竹入弘元さんが井月の概略について話しました。
井月さん入門講座は伊那市生涯学習センターがセンター開設10周年を記念して企画したものです。
地元の人に井月を知ってもらおうと井上井月顕彰会の会員を講師に招き、9回にわたり開かれます。
竹入さんは、「井月は30年もの間伊那谷を渡り歩いた。農民も俳句に親しんでいたり寺子屋が多くあるなど、伊那谷は農村でありながら文化的に開けていた。井月にとって心地良い場所だったのでは」と話していました。
次回の講座は29日土曜日に開かれます。 -
茶道裏千家淡交会 普通会員がおもてなし
茶道裏千家淡交会長野県支部南信分会初心者会員が16日伊那市西町の旧井澤家住宅で客をもてなしました。
16日は会員80人ほどが参加しました。
これは、普通会員と呼ばれる初心者の会員が実際に客をもてなす研修会の一環で開かれました。
茶道裏千家淡交会長野県支部南信分会では年に2,3回お茶会を開いていますが、普通会員が点前を体験できるのはこの時だけだということです。
16日は小学生から60代までの普通会員がお茶をたてたり、お菓子を運ぶなどしておもてなしを学んでいました。
ある会員は、「実際にお客さんの前でお茶をたてるのは初めて。緊張したけれど勉強になった」と話していました。 -
「はるかのひまわり」富県小で種まき
伊那市の富県小学校の6年生は、東日本大震災の被災地、岩手県大船渡市の吉浜中学校からもらったひまわりの種を14日校庭西側にまきました。
ひまわりの種は、富県小が贈った本のお礼にと吉浜中学校からもらいました。
児童たち20人が校庭西側の花壇にまきました。
富県小の今の6年生は、震災被災地を支援しようと自分たちで育てた米を売って吉浜中学校の生徒が希望する本を購入。
今年2月、市役所の職員に本を届けてもらいました。
吉浜中学校の村上洋子校長。
村上校長の自宅は、岩手県陸前高田市にありましたが、震災で家を流されました。
そんなとき、一冊の絵本と出会います。
「はるかのひまわり」。
阪神・淡路大震災で亡くなった子どもと明るく咲いたひまわりの姿を重ねた作品で、実話に基づいています。
作者の指田さんから村上校長に絵本とともにそのひまわりの種が届けられたのです。
富県小学校に届けられた種は、阪神淡路大震災・東日本大震災の2つの大災害を経験しました。この種は、日本各地に広がっています。
ひまわりが咲く7月末頃、富県小の6年生は、夏休みを利用して吉浜中学校を訪れることにしています。 -
花の苗無料配布に行列
伊那市振興公社恒例の花の苗の無料配布が14日西町のウエストスポーツパーク管理センターで行われました。
午後2時からの配布を前に60人ほどが列を作っていました。
配布されたのは、サルビア・マリーゴールド・せんにちこう千日紅の苗で1人15本ほどです。
この無料配布は15日も午後2時から行われる予定で伊那市振興公社では、2日間で500人分を用意しました。
花の苗は近くのビニールハウスで育てられていますが、今年は天候不順で苦労したということです。 -
今シーズン最高の32度 暑い1日
14日の伊那地域の最高気温は今シーズン1番となる32度まであがり真夏日となりました。
伊那市の手良小学校では、今年初めての水泳の授業が行われました。
手良小学校では、気温20度、水温22度以上で水泳の授業を実施します。
今朝は7時の時点で気温24度水温23度となりました。
5時間目の授業では、6年生24人が水の感触を確かめながら初泳ぎを楽しんでいました。
長野地方気象台によりますと、あすは雨が降りやすく気温はあがらないということですが、来週の半ばにかけて30度以上の日が続くとみています。 -
西春近南保育園たけのこ堀り
伊那市の西春近南保育園の園児60人が13日、たけのこ堀りに挑戦しました。
たけのこ堀りをしたのは、西春近下牧(しもまき)の加納義晴さんが管理する広さ30アールの保育園近くの竹藪です。
園児がたけのこ堀りをするのは今年で4年目です。
たけのこは、大きいもので120cmありました。
加納さんが管理する竹藪のたけのこは太く、あくが少ないということです。
保育士がくわなどを使って根本を折ると、園児は両手で抱えていました。
加納さんは「珍しい体験をして思い出になってもらえれば嬉しい」と話していました。 -
小黒川スマートIC 供用めざし地区協設置
中央自動車道の小黒川パーキングエリアのスマートインターチェンジについて、白鳥孝伊那市長は、実施計画の決定機関となる地区協議会を今年中に立ち上げ、できるだけ早期の供用開始を目指したいとの考えを示しました。
これは、13日開かれた伊那市議会の一般質問の中で、議員の質問に答えたものです。
地区協議会は、国、県、伊那市、ネクスコ中日本など関係機関で組織され、実施計画を決定、申請手続きを行う組織です。
平成21年から関係機関と勉強会を開いてきましたが、国の方針転換により一旦計画が休止されていました。
平成24年に検討が再開され、今月までにあわせて5回の勉強会が開かれています。
ETCを搭載している二輪車から長さ12メートル以下の大型車までが、上下線ともに24時間出入りできるスマートインターチェンジの整備を、現在検討しているということです。
白鳥市長は、「観桜期の大型バス、災害時の大型車両が通行できるような利用形態を検討している。新しい伊那消防本部や、リニア中央新幹線へのアクセスの利便性など果たす役割は非常に大きく、地域経済、企業活動、観光などへの効果も期待される」と話していました。
中央自動車道小黒川スマートインターチェンジは、平成27年度の供用開始を目指します。 -
長衛荘が南ア発信 PV制作
伊那市観光(株)が運営する南アルプス北沢峠の山小屋・長衛荘は、南アの魅力をPRするプロモーションビデオを制作しました。
制作したのは、安曇野市で山岳の映像を中心に手がけるビデオプロダクションです。
長衛荘管理人の竹元 直亮さんが、インターネットを見てその映像にほれ込み、3年前にプロモーションビデオの制作を依頼。
1年間かけて製作し、このほど、20分間の映像が完成しました。
20分間の映像は、春夏秋冬の季節ごとに構成されていて、洗練された作りとなっています。
長衛荘では、このプロモーションビデオの上映会を15日に、長衛荘で予定しています。
宿泊客は同時に開かれるビュッフェスタイルのパーティにも無料で参加できます。
【問い合わせ】長衛荘 電話090-3023-9030 -
ポレポレの丘でプレーパーク
自然の中で子どもたちが工夫して遊び場を作るプレーパークが9日、伊那市高遠町のポレポレの丘で行われました。
このイベントは、子どもたちに自然の中で想像力を養ってもらおうと開かれたもので今日は、およそ80人の親子が参加しました。
プレーパークは、もともとヨーロッパで始まったとされていてブランコや鉄棒などがある遊び場とは違い、子どもたちが想像力で工夫して遊び場を作り出すというものです。
会場には、ロープや木材などが用意され、ロープを使ったブランコを楽しんだり、ノコギリを使ってオリジナルのおもちゃを作っていました。
参加したある母親は「親子一緒に夢中になって楽しめました。」と話していました。
プレーパークのイベントは7月にも予定されています。 -
木村内科医院のバラ見頃
伊那市荒井にある木村内科医院のバラが見ごろを迎えています。
木村内科医院の駐車場には、20株のバラが植えられています。
平成19年に開院した時に育て始めたもので、すべて違う種類のものだということです。
木村内科医院によりますと、バラは7月初旬まで見ごろだということです。
長野地方気象台によると、台風3号の勢力が弱まりつつあることから、県内への台風の影響はないものとみています。 -
写真展「なんじゃもんじゃ」
「これはなんじゃ」というユニークな写真展、なんじゃもんじゃが7日から伊那市の伊那図書館で始まりました。
写真展なんじゃもんじゃは、伊那市境のカメラのキタハラに集まる写真愛好家が開いています。
今年で12回目で、今回もユニークな写真が集まりました。
60人が1人1点ずつ出しています。
事務局の向山さんによりますと、なんじゃもんじゃとは、「なんじゃもんじゃの木」から命名していて、これはなんじゃという写真を集めて展示します。
今回は、会員からそれぞれの家の雑煮の写真を募って展示しました。
各家庭で違いがあり面白いと今年の正月、雑煮を食べる前に写真を撮ってもらい、特に特徴のある12作品を飾りました。
個性的な作品が並ぶ写真展なんじゃもんじゃは、16日まで伊那市の伊那図書館で開かれています。 -
伊那西高3年3組 文化祭で地元野菜のカレー提供
伊那市の伊那西高校3年3組は、7月に行われる文化祭で地元の野菜を使ったカレーセットを提供します。
10日は東京調理師専門学校の講師からカレーの作り方を教わりました。
3年3組は、去年の文化祭で東京調理師専門学校と協力し、みはらしファームのいちごを使った手作りのジャムを販売しました。
それがきっかけで、今年も専門学校と協力し、地元の野菜を使ったカレーを提供します。
これまでに生徒の中でメニューのオーディションを行った結果、カレー、サラダ、ゼリーのセットを提供することになりました。
地元野菜の味を生かし、低カロリーに仕上げるため、なるべく市販の調味料を抑え、ルーから手作りします。
生徒は数種類のルーを作り、味を比べていました。
伊那西高校の文化祭は来月6日と7日に行われます。 -
第89回伊那美術展 武田さん協会賞受賞
第89回伊那美術展が伊那市の伊那文化会館で開かれ、最高賞となる伊那美術協会賞に伊那市上の原の武田登さんの作品が選ばれました。
受賞したのは、武田さんの「作品2013鳩のいる庭」です。
武田さんの作品は、質感や重みがあり、見栄えがするところが評価されました。
伊那美術展には、日本画、洋画、彫刻、工芸の4部門の作品があり、会員や一般から募った作品、196点が出品されています。
ジュニア部門では、上伊那の3つの高校から35点が出品され、伊那西高校2年生の坪木愛美(つぼきあみ)さんの作品「皮手袋のいのち」がジュニア大賞を受賞しました。
伊那西高校の生徒がジュニア大賞を受賞するのは3年連続となります。
第89回伊那美術展は、16日日曜日まで伊那文化会館で開かれています。 -
環状南線 飯田線とは平面交差
伊那市が、平成32年度の完成を目指す環状南線の西への延伸について白鳥孝伊那市長は、飯田線との交差は、平面交差とする考えを12日、改めて示しました。
これは12日開かれた、市議会一般質問の中で、議員の質問に対し答えたものです。
環状南線は、現在、国道153号線とT字に交差しているナイスロードを西に延伸し、市道原田井1号線に接続させるもので、伊那市では平成32年度の完成を目指しています。
環状南線の事業費は、飯田線と踏切による平面交差にした場合27億円、高架橋による立体交差にした場合37億円になると、伊那市は試算しています。
市では、費用対効果や飯田線の運行本数から、平面交差で検討を進めてきました。
しかし、JRでは維持管理や安全面から、新たな踏切の設置や、現在ある踏切の拡幅を認めていないという事です。
市では、地域の人が昔から線路を横断している踏切のない通り道・6か所を閉鎖し、新たな踏切の設置を、担当者レベルで協議しているいという事です
白鳥市長は「平面交差と比較し、立体交差では、コストが10億円も上回り財政健全化にも影響を与えかねない。
JRと高度な交渉を続け、解決の糸口を見つけたい」と話していました。 -
メガソーラー規制検討必要
伊那市の白鳥孝市長は、企業が売電を目的に設備する、メガソーラーシステムについて、周辺環境への影響を考え「市独自の規制など何らかの検討が必要」との考えを示しました。
これは12日、開かれた市議会一般質問の中で、議員の質問に答えたものです。
太陽光発電事業については、国が許認可をしていて、市では、市民からの相談が無いと、設備について把握できない状況です。
白鳥市長は、山林の開発による雨水対策や、住宅地との適切な距離などの点から「企業が設備するメガソーラーについて、課題はある事は認識している」と答え、「国や県の動向を見ながら、市独自の条例制定を含め、何らかの検討が必用」と答えました。 -
JA上伊那青壮年部がTPP参加反対チラシ配布
JA上伊那青壮年部は5日伊那市などで市民にTPP参加反対のチラシを配りました。
このうちJA上伊那本所前では、TPPに関して理解を深めてもらおうと青壮年部のメンバーがTPP参加反対のチラシを配りました。
JA上伊那では、TPP参加によって食料自給率が低下し、食べ物を自国で賄えなくなるなどのおそれがあるとしています。
青壮年部では、「内容を知らないまま賛成している人も多い。これを機会に理解を深めてほしい」と話していました。
5日は上伊那農政対策委員会の総会も開かれ、TPP断固反対の特別決議がされました。 -
はらぺこの園児が五平餅作り
伊那市東春近にあるNPO法人山の遊び舎はらぺこで、4日、園児が五平餅作りをしました。
この日は、宮田村の朝田節子さんが園児に五平餅の作り方を教えていました。
朝田さんは、はらぺこに孫が通っていたことがきっかけで、毎年五平餅の作り方を教えに訪れています。
4日は園児18人と保護者が、クルミと山椒をすってタレを作り、ごはんを潰して丸めていました。
はらぺこの小林成親さんは「みんなで協力して作ることや地域の伝統の味を感じることを大切にしていきたい」と話していました。 -
上伊那地域の消防広域化重点地域への指定 知事に要望
上伊那消防広域化協議会の白鳥孝会長は11日県庁を訪れ、上伊那地域の消防広域化重点地域への指定を、阿部守一知事に要望しました。
上伊那地域は、早ければ7月中に指定される見通しです。
11日は白鳥会長が県庁を訪れ、阿部知事に要望書を手渡しました。
重点地域に指定されると、国や県の支援を優先的に受けることができます。
今後、十分な消防体制が確保できない恐れがある地域や広域化の気運が高い地域を対象に、県知事が指定するものです。
事務局によりますと阿部知事は「できるだけ早い時期に指定できるよう準備したい」と話していたということで、早ければ7月中に指定される見通しです。 -
常和の命水 モンドセレクションで最高金賞を受賞
伊那市富県の有限会社いすゞが販売する「常和の命水」は、品質評価国際機関が審査する今年度のモンドセレクションで最も栄誉ある最高金賞を受賞しました。
11日は、織井常和社長が伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に受賞を報告しました。
常和の命水は、10年前に織井社長が自宅の飲料水として使う為に掘った深さ100メートルから湧き出る井戸水です。
この水を飲んだ近所の住民から「元気がでる」「風邪をひかなくなった」などと好評だったことから、平成23年9月からスーパーやインターネットなどで全国販売を始めました。
モンドセレクションは、品質評価国際機関モンドセレクションが行っている審査で、常和の命水は最も栄誉のある最高品質最高金賞を受賞しました。
織井社長は、先月スウェーデンで行われた受賞式の様子などを紹介していました。
織井社長は「この水を使ってそばを打つとねばりの強いそばになることが信州大学の研究で分かった」と話すと白鳥市長は「最高金賞をとった水を使った信州そばというのも面白い。協力して新商品の開発に取り組みたい」と話していました。 -
長野ケンウッド都内に移転へ
カーナビゲーションやオーディオ機器などの生産や開発をしている伊那市西箕輪の長野ケンウッドは、年内に生産開発などを東京都八王子市にあるグループの事業所に移転させることが解りました。
10日、東京都で開かれたJVCケンウッドの合同労使協議会で八王子にあるグループの事業所に移転する事が決まりました。
伊那市西箕輪にある長野ケンウッドは神奈川県横浜市にあるJVCケンウッドの子会社として1990年6月に設立されました。
長野ケンウッドには従業員およそ120人がいてカーナビやオーディオなどの生産や開発を行っています。
従業員の9割が上伊那在住で占めていて、早期退職の募集は行わず、引き続き移転先の八王子で雇用することにしています。
13日から従業員と個人面談を行い年内には移転したいとしています。
長野ケンウッドの社屋については、このまま残し商品の倉庫に使用したりカーナビ関係の品質チェックなどに活用していくということです。 -
数多くのハッチョウトンボ確認
伊那市新山のトンボの楽園では例年に比べ数多くのハッチョウトンボが確認されています。
日本一小さなトンボと言われているハッチョウトンボの体長はおよそ2センチです。
今年は先月19日に羽化が確認され、11日は、会のメンバーがトンボの楽園を訪れハッチョウトンボを観察していました。
トンボの楽園は、地元有志でつくる新山山野草等保護育成会が平成17年度に県の支援金を受け整備をしてきました。
11日は市内から訪れる人の姿も見られ、散策しながらハッチョウトンボを見ていました。
ハッチョウトンボ以外にも、アジアイトトンボやシオヤトンボなど様々なトンボを観察することも出来ます。
11日は、オニヤンマが羽化する所もみられました。
7月7日には、ハッチョウトンボの観察会が予定されています。