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園児と小沢花の会が五平もち作り
伊那市の伊那西部保育園の園児が29日、日ごろ交流のある小沢花の会と五平もち作りを楽しんだ。
保育園には毎年、小沢花の会から卒園と入園の時期に花のプランターが贈られているほか、花壇づくりで交流している。
この日は、感謝の気持ちを込めた交流会をしようと、小沢花の会を招待した。
会から女性6人が訪れ、園児が五平もちの作り方を教わった。
園児は、半分ほどつぶしたご飯をラップに包んで丸め、割りばしに刺した。
五平もちはホットプレートで焼き、ごまみそを塗って出来上がった。
小沢花の会の会員は、「子どもたちと一緒に過ごせる時間がうれしい。楽しかったです」と話していた。 -
ガールスカウトの防災マップ入賞
社団法人日本損害保険協会が行っている防災マップのコンクールで、箕輪町のガールスカウトが作ったマップが入賞した。
マップを作成した箕輪中部小学校6年の橋本瑤子さんと、箕輪東小学校の吉沢楓さんが28日、箕輪町役場を訪れ、平沢豊満町長に入賞報告をした。
ガールスカウト長野県第34団では去年から、防災マップコンクールに応募していて、去年に引き続き入賞を果した。
コンクールには、全国の小学生から1235点が寄せられていて、15点の入賞作品が選ばれた。
2人は、町内の用水路をテーマに選び、2日間歩いて取材し、4日かかってマップを完成させたという。
マップでは、質問を開くと回答が出てくる扉を走る電車の上に並べるなどの工夫がされていて、コンクールでも、「質問電車が未来へ向け走っていくようだ」と評価されたという。
受賞について橋本さんは、「調べるのは草が茂っていたりして大変だったが、一生懸命作ったマップが賞をとれてうれしい」。吉沢さんは、「このマップが箕輪町の役に立てばうれしい」と話していた。 -
まんぷさんのポップ文字、イラスト講座開講
伊那市の勤労青少年ホームで27日夜、市内在住の漫画家・橋爪まんぷさんによる講座「POP文字、イラスト講座」が開講した。
同講座は、勤労青少年ホームが冬の講座の一つとして昨年から開講しているもの。この日は5人の受講者が集まり、POP広告を書くために必要な筆遣いを練習した。
POPは、お店の商品をPRするために使われる文字広告のことで、参加者の中には、実際に自分が働いている店でPOP広告を書いている人もいた。
ある女性は「なかなか上手くできないけど、文字を書くときに意識するようになった。読みやすい文字が書けるようになりたい」と話していた。
講座は3月までに7回開かれる予定で、受講者はその間イラストや、似顔絵も学ぶ。 -
153号伊那バイパス工事へ
国道153号伊那バイパス伊那市工区の工事が、来月5日から始まる。
工事が始まるのは、伊那市福島の市道・西田河原線沿い。
現在架け替え工事が進められている新しい天竜橋から、テクミサワ付近まで760メートルを延長するもので、平成22年度の完成を目指している。
現在は、道路を拡幅するため西田河原線の両脇にある側溝を移設する作業が行われている。
153号バイパス工事は、平成9年度に事業に着手し、箕輪町木下地区から南箕輪村まで工事が進められてきた。
総事業費は215億円で、伊那市のナイスロードまで延長7.6キロの道路の建設を目指す。
全幅員は28メートルで、最終的には4車線化を目標としているが、今回の工事は暫定2車線で進められる。
事業着手から10年かかり、153号バイパス工事の伊那市工区がスタートすることになる。
同工区の安全祈願祭・起工式は、2月5日に予定されている。 -
新春囲碁大会
日本棋院上伊那支部の新春囲碁大会が25日、伊那市西春近のサンライフ伊那であった。
今年最初の大会で、会員を中心に箕輪町から中川村までの34人が参加した。
大会は、会員同士の交流を図るとともに、互いの腕前を競う場として開かれている。
この日は3段以上のクラスに19人、2段以下のクラスに15人が参加し、1人5局ずつ、クラス別のリーグ戦で競った。
小中学生も参加し、大人との対局に臨んでいた。
参加した人たちは、一手一手先を読みながら碁を打ち、今年の初碁会を楽しんでいた。
大会の結果、3段以上のクラスは箕輪町の林睦之さん、2段以下のクラスは南箕輪村の太田啓介さんが優勝した。 -
中米研修生が伊那市を訪れる
国際協力機構(JICA)の研修で中米などから日本を訪れている研修生が28日、伊那市手良の農村女性グループ「あいの会」から、農村部の生活改善を学んだ。
この日はグアテマラやパナマなどの8カ国から訪れた研修生17人が、伊那市手良を訪問。「あいの会」から、会が発足した経過や、現在の活動などについて、説明を受けた。
「あいの会」は、当時、収入を得る方法がなかった農村の女性らが集まり、20年前に発足。女性たちは、直売所経営や切花販売を通じて、自分たちの収入を得る手段を獲得してきた。
また、現在は地元の子どもたとへの食育活動にも関わっている。
この日は、女性たちが手作りした地域の郷土料理なども振舞われ、研修生たちはさまざまな料理にはしをのばし、その味を楽しんでいた。
コスタリカから参加している女性は「コスタリカでは、依然として男性優位の伝統が残っている。女性たちの活動には、とても興味をもった」と話していた。
研修生は来月25日まで日本に滞在し、日本の農村の生活改善を学ぶ。 -
美篶小の児童が青島の三峰川堤防で桜のせん定
伊那市の美篶小学校の児童は28日、三峰川堤防の桜並木の剪定をした。
この日は伊那市の桜守・稲辺謙次郎さんや、専門的なアドバイスを行っている信大農学部の井上直人教授などの指導で、2年生と6年生の児童が作業をした。
三峰川堤防の桜は、昔の桜並木の復活を願い、H9年に当時の美篶小4年生が植樹を始めたもの。それ以降美篶小では、桜並木に関わる活動を行っている。
現在は堤防の800mに59本の桜が植えられており、一番大きいもので高さ5m程に成長している。
剪定は込み合った枝に害虫が住みつき病気になるのを防ぐもので、今回初めて行われた。
児童らはノコギリを当てる角度や、切った後は消毒をするなどのアドバイスを受けながら作業を進めていた。
ある児童は「思ったより枝が固くてなかなか切れなかったが、大きく育ってきれいな花を咲かせて欲しい」と話していた。
2年生は、この日切った枝を使って人形を作り、春に予定している校内行事で販売するという。 -
JA上伊那農業振興大会
農業生産の拡大のため組合員同士の団結を図ろうと28日、JA上伊那農業振興大会が開かれた。
大会は年に1度開かれているもので、この日は組合員など230人が参加した。
大会で宮下勝義代表理事組合長は、「経済状況の悪化で農業も商工業もひっ迫した状態。一人一人が明確な将来の見通しを立て上伊那の農業振興に尽力してほしい」とあいさつした。
この後、記念講演が行われた。
講師は、関東地区昔がえりの会の小暮郁夫社長が務めた。
昔がえりの会は、30戸の農家がH11年に立ち上た農業生産法人で、農作物の生産、販売、営農支援などを行っている。
小暮社長によると▽農業のみで充分な生計をたてられること▽生きがいのある農業経営竏窒フ2つを目標としいて、それを実現するために▽生産コストの削減▽出荷規格の簡素化▽機械の共同利用▽農地の集積による生産規模の拡大竏窒O底したという。
JA上伊那のH19年度の販売実績は約161億4千万円で、将来的な目標を200億円と定め、生産の拡大、農業振興に取り組んでいくという。 -
縄文の火起こし体験
縄文時代の火起こしの体験や火の話を聞くイベントが25日、伊那市の伊那図書館で開かれた。
イベントでは、縄文式の「きりもみ式発火」の世界記録を持っている福島県のNPO法人森の遊学舎代表理事、大西琢也さんが講師を務めた。
親子など約30人が参加し、火打石の使い方や、火について書いた本の話などを聞いた。
その後、参加者が「きりもみ式」火起こしに挑戦した。
きりもみ式は、木の板に開けた穴に棒を差し込み、両手で回して摩擦を起こし、火種を作る方法。
火起こしは、なかなかうまくできず、参加者は力いっぱい棒を回していた。
火種を、乾燥させたガマの穂に包み、手に持ってぐるぐる回して火起こしに成功すると、歓声が上がった。
大西さんは、「自分の体験を通して感じることが一番。自分で挑戦し、工夫していく経験をしてほしい」と話していた。 -
伊那市、新しい保健センターに上伊那口腔保険センターを移設する方針示す
伊那市は26日、2010年度に開設を予定する新しい市保健センターに、上伊那口くう保健センターを移設する方針を示した。
方針は、この日行われた市議会社会委員会の口くう保健センターの視察に同行した伊藤健保健福祉部長が上伊那歯科医師会に示したもの。
現在口腔保健センターは、伊那市荒井の保健センターに併設されており、上伊那広域連合の委託で上伊那歯科医師会が運営しており、日曜診療や、歯科検診、歯科指導を行っている。
新センターは、現在のセンターと同じ70平方メートルのスペースを設け、有料で貸し出す。上伊那歯科医師会では「歯科単独ではなく、全診療科との連携が必要」として、新しい保険センターとの併設を市に要望してきた。
宮下徹会長は「歯の疾患と全身疾患(しっかん)の関係は切り離せないもの。保健センターと連携する事で地域住民の保健衛生の向上につなげたい」と話していた。
市では新しい保険センタの設計と旧伊那中央総合病院の解体工事を本年度中に終了し、2010年度4月の開設を予定している。 -
女性人材バンクが医療について学ぶ研修会
伊那市女性人材バンクは27日、伊那中央病院を中心とした医療問題について学ぶ研修会を開いた。
女性人材バンクは、女性の積極的な社会参画を促し、活動を発展させることを目的として市が設置しているもので、この日は18人が参加し、酒井茂副市長の話を聞いた。
酒井副市長は、医師不足で中病でも医師の過剰勤務が生じていることなどを説明。
「住民との協働が一番重要になってくる」と話し、コンビニ受診の抑制や、かかりつけ医の利用促進などを挙げた。
酒井副市長は「人の健康が大事。健康都市づくりのためには女性の視点が重要になる。リーダーシップを発揮して市にも提言してほしい」と語った。
参加者の一人は「夜間救急で中央病院の医師と開業医が協力していることに関心した」と話していた。 -
保科正之のNHK大河ドラマ化実現を目指し、「名君保科正之公の大河ドラマをつくる会」などが、NHKに陳情
高遠ゆかりの人物、保科正之のNHK大河ドラマ化実現を目指す「名君保科正之公の大河ドラマをつくる会」などは26日、東京都のNHKを訪れ、保科正之の功績や会の活動などが書かれた要望署を茂手木秀樹制作局長らに手渡した。
同会が、大河ドラマ化実現に向けNHKを訪れるのは8回目。この日は、会長の小坂樫男伊那市長をはじめ、村井仁長野県知事など40人がNHKを訪問した。
大河ドラマ実現に向けた署名の取り組みは、2002年にスタートし、昨年12月に30万人を突破。2011年には保科正之が生誕400年を迎えるため、会ではこの年にドラマ化実現を目指したい竏窒ニしている。
会合は非公開だったが、NHKでは「32万人の署名や全国組織などの活動を大変重く受け止めている。長い目で見て欲しい」と話していたという。
2011年のHNKの大河ドラマは、今年6月に発表される。 -
伊那市観光ボランティアガイド養成講座が開講
県外などから伊那市を訪れる人たちに観光案内をする観光ボランティアガイド養成講座が27日、開講した。
同講座は、観光に訪れた人たちに、市民がおもてなしの心をもって案内出来るようにと市観光協会が開いたもの。
60代縲・0代を中心とする市内の69人が集まった。
第1回目の今日は、伊那の歴史や食文化について学習しました。
講師は毎回、伊那市の歴史や文化に詳しい人が担当。
伊那の食について講師を務めた伊那商工会議所の総務企画課長、伊東久さんは、伊那の名物ローメンとソースかつ丼の歴史などを紹介した。
ローメンについては「お酒の好きな方にはつまみになる。食べれば食べるほど奥の深い味になってくる」と話し、伊那のソースかつ丼については、他の地域と違って「量が多くて肉が厚い」と語った。
また、佃煮などを扱う「かねまん」の店主・池上清人さんは、この地域の珍味「ザザムシ」を紹介。
池上さんは「1979年には年間20トン、ザザ虫がとれた。現在は収穫量500キロ程に減り、高級珍味になっている」と紹介した。
講座は12月まで開かれる。次回は高遠の歴史について学ぶ予定。 -
「ソーラボ」のコンサート
和楽器と洋楽器がコラボレートした邦楽バンド「ソーラボ」のコンサートが24日夜、いなっせで開かれた。
ソーラボは、尺八に琴、ギター、パーカッションと、邦楽と洋楽の融合を目指し、2000年に結成したバンド。
メンバーは伊那市や駒ヶ根市で活動している演奏者5人で、この日は、邦楽にポップスとジャズの要素を組み合わせたオリジナル曲など12曲を披露した。 -
プチカーリング大会開催
プチカーリングの初めての大会が25日、伊那市の伊那西スケート場で開かれた。
スケート場を利用し、冬のスポーツで交流をしてもらおうと、伊那市体育協会スケート部が計画した。
この日は、小学生の部に108人の26チーム、一般の部に44人の11チームが参加した。
プチカーリングは、カーリング競技に使うストーンの代わりに漬物用の重石を使った。
4メートル先にある円をめがけて石を滑らせるように投げ、中心の円の中に入ると20点、外側の円に入ると5点、円の外は1点となる。
4人1組で1人1回ずつ投げ、チームの合計点で競った。
参加者は、石が思うように円に入らず苦戦しながらも、氷の上での大会を楽しんでいた。
参加したある小学生は、「最初は1点しか取れなかったけど、後で円の中に入ってうれしかった」と話していた。 -
文化財保護デーに消火訓練
26日は文化財防火デー。
伊那市高遠町の建福寺では、建物や所有する貴重品を火災から守ろうと、消火訓練が行われた。
訓練には、この寺の住職や関係者、高遠消防署の署員など約10人が参加した。
訓練は、焚き火が風にあおられ、近くの木が燃え、建物に燃え広がる危険があると言う想定で行われた。
訓練では、この寺の唐木正紀住職や関係者が消防に通報した。
その後、消火器を使った初期消火、文化財を安全な場所へ運び出す手順などを確認した。
到着した消防隊員らは、田んぼや建物へ放水していた。
「文化財防火デー」は、昭和24年の1月26日、法隆寺で火災が発生し、金堂の壁画が焼けて壊れたことを受け、災害から文化財を守ろうと、昭和30年に定められた。
建福寺は、国の指定重要文化財の狩野派の画家、狩野興以の絵画や、市の指定文化財2点を所有している。
唐木住職は「災難は自分には来ないと思いがち。訓練を通して、危機感を持つことができた」と話していた。
高遠消防署の蟹澤昭二署長は、「伊那市には、国指定の有形文化財などが7カ所ある。これら文化財を住民や管理する施設などと協力し、災害から守る体制を作っていきたい」と話していた。 -
市議会社会委員会が看護体験
伊那市議会社会委員会は26日、伊那市の伊那中央病院で看護師の仕事を体験した。
委員会では、医師や看護師不足が問題となる中、医療現場の現状について理解を深めよう竏窒ニ、今回初めてこの研修会を行った。
委員8人が、口の洗浄やオムツの交換、診療の補助などを体験。看護師から、一つの処置が終わったら手を消毒してから次の処置をすること、患者のとり違いがないよう名前の確認をすることなどの指導を受けていた。
研修を終えた委員は、「体力的にも大変だが、一人ひとり病状が違う患者さんを間違いのないよう看護するのは、とても神経を使うことだと思った」と話していた。
社会委員会では、今回体験したことを今後の活動に幅広く活かしていくという。 -
障害者施設の自主製品カタログ完成
販路を広げ工賃アップを図ろうと、NPO法人長野県ヘルプセンター協議会と上伊那にある8つの障害者福祉施設が、自主製品をPRする「自主製品カタログ」を作成した。
カタログには、伊那市のアンサンブル伊那、ゆめわーく、コスモスの家など、上伊那にある8施設の自主製品が掲載されている。
商品はクッキーやケーキ、小物入れ、お茶などさまざまで、値段や注文方法を各ページに載せている。
複数の施設の製品を掲載したカタログは、県内でも初めての試みになる。
障害者就労支援センターなどの利用者は、普段、各施設で製品作りをしている。
しかし、それを販売して得られる収入は極端に低く、時給に換算すると100円程度だという。
カタログは120部作り、今後、各市町村の窓口や企業に配布する。増刷も予定している。 -
陶房木賊 陶芸展
個性豊かな陶芸作品が並ぶ陶房木賊の陶芸教室作品展が24、25日の2日間、伊那市のいなっせで開かれている。
会場には伊那市を中心とする会員100人が、教室活動で作ってきたオリジナルの作品約500点が並んでいる。
教室ではテーマを決めず自由に作品づくりをしていて、湯のみ茶碗から動物をモデルにした置物までさまざまな作品が並んでいる。
この作品展は25日午後6時まで。希望があれば、ろくろを使った陶芸体験もできる。 -
伊那東小PTA講演会
伊那東小学校で23日、PTA講演会が開かれ、ストレスケアカウンセラーの中垣寿彦さんが、子どもとのかかわり方をテーマに講演した。
講演会は伊那東小学校のPTAが毎年行っているもので、この日は保護者や一般などおよそ100人が集まった。
中垣さんは松本市在住で、カウンセラーとして40年近く悩みを抱える親子の相談に応じてきた経験から、一方的に叱ったり責めたりする家庭教育は、子どもにはプラスにならないことを話した。
また、世の中がめまぐるしく変化する現代、子どもたちを取り巻く環境にはさまざまなストレスがあり、想像以上に子どもたちが疲れていることを話し、「子どもの中に潜んでいる聞こえない声に耳を傾け、子どもの心に届くような言葉で語り合える能力が必要」と話した。 -
せいの神
みはらしファームで伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームで22日、県下有数のどんど焼き「せいの神」が行われた。
園内にある畑には、竹やダルマ、西箕輪羽広区の家庭から集められた正月飾りなどが15メートルほどの高さに積み上げられた。
NPO法人森の遊学舎代表理事で、テレビ東京の番組TVチャンピオンで初代野人王に輝いた大西琢也さんが火を起こし、地区住民などが積み上げられた正月飾りに点火した。
火はみるみる燃え上がり、見物していた人たちから歓声が沸き上がっていた。
孫を連れ市内から訪れた斉藤茂宣さんは、「家族全員、病気をせずこの一年、健康で過ごしたい」と話していた。
羽広区では、どんど焼きを「せいの神」と呼び、羽広の獅子舞が地区の家を回る小正月まで正月飾りを取らず、15日以降にせいの神を行ってきたという。
一時間ほどすると火の勢いは弱まり、集まった人たちは餅などを焼いて食べていた。
燃えた跡のおきで餅や繭玉を焼いて食べると、1年間虫歯にならず、風邪を引かない、又書初めを燃やして煙が高く上がると字が上達するという。 -
伊那剣心館鏡開き
上伊那の子どもたちが通う剣道教室「伊那剣心館」の鏡開きが24日、伊那市の西町公民館で行われ、60人の子どもたちが誓いを新たにしていた。
剣心館会長の名和義浩さんは、「さらなる飛躍となる目標を持ち、心新たに頑張って下さい」とあいさつした。
子どもたちを代表して御子柴柊介君が、「礼儀を重んじ、忍耐力を付け、強く潔い剣士になることを目標にけい古に励みます」と誓いの言葉を述べた。
鏡開きでは、中学3年生の生徒6人が参加し餅を割った。
式の最後には全員で素振りをし、1年間の精進を誓っていた。 -
南アルプスリレー展
南アルプスの世界自然遺産登録に向けて、南アの風景や生息する動物などの写真展が24日から、伊那市役所で始まった。
この展示会は、地域の人たちに南アの魅力をさまざまな角度から見てもらい、理解を深めてもらおうと開かれている。
会場には、南ア世界自然遺産登録長野県連絡協議会に加盟する伊那市、飯田市、富士見町、大鹿村の4市町村から見える山々の風景写真など20点が並んでいる。
伊那市から見た風景は、桜越しに見た残雪のアルプスや、雪化粧した町から見上げたアルプスが展示されている。
また、南アに生息する昆虫や動物、花を撮った写真もある。
この写真展は2月5日まで。 -
キッズ自然エネルギー活用コンテスト
小学生が自然エネルギーの活用事例を発表するキッズ自然エネルギー活用コンテストが24日、伊那市役所で開かれた。
コンテストは、次代を担う子どもたちに環境に対する意識を高めてもらおうと、伊那テクノバレー地域センター、リサイクルシステム研究会が初めて開いた。
上伊那郡内の小学校6校が参加し、学校で実践している水力や風力、太陽光エネルギーなどを利用した活動について発表した。
このうち伊那西小学校の6年生は、動かなくなっていた水車を復旧してソバの粉をひいた活動や、水車による発電についての研究成果を発表した。
またエコについてPR活動を行っている富県小学校の6年生は、自作の演劇を披露し、節電、ゴミの分別など、一人ひとりが心がける大切さを呼び掛けた。
コンテストの結果、エコ委員会を作り、ペットボトルを使った湯沸かし機や雨水タンクを利用した節水などに取り組んだ赤穂東小学校が大賞に輝いた。 -
無言館の窪島館長が講演
上田市の戦没画学生慰霊美術館「無言館」の館長窪島誠一郎さんが21日、小中学校の教員の前で講演した。
これは伊那市、南箕輪村の教員研修会の一環として行われたもので、約500人が窪島さんの話に耳を傾けた。
窪島さんは、「無言館はよく、反戦平和の美術館とうたわれるが、絵を書いた彼らは平和運動のために描いた訳ではない。彼らは、愛する人を描く中で、多くの人に支えられて生きている幸せを描いた。それは、今、私たちが失いかけているもの」と話した。
講演を聞いたある教諭は、「彼らの記憶を子どもたちに伝えていきたい」と話していた。 -
子育て講座でユカイナ演奏
木のオカリナ「ユカイナ」のミニコンサートが22日、伊那市の竜南子育て支援センターで開かれた。
ユカイナの製作者で西春近に工房を構える加納義晴)さんと妻のます枝さん、娘の倉田美穂さんが演奏した。
子育て支援センターを利用している親子や、センターに隣接する竜南保育園の未満児が演奏を楽しんだ。
加納さんは、家族でユカイナを吹いて楽しんでいるということで、「かえるの合唱」「大きな古時計」などの童謡やアニメ映画の曲などを披露した。
子どもたちはユカイナの音色に聴き入り、曲に合わせて手拍子をしたり、手遊びをして楽しんでいた。
加納さんは、「伊那で出来た笛なので、皆さんに聞いて楽しんでもらえたらうれしいです」と話していた。 -
窓口担当者ロールプレイング大会
窓口担当者のスキルアップを図ろうと、JA上伊那は22日夜、金融窓口ロールプレイング大会を開いた。
JA上伊那の各支所で金融窓口を担当者している16人が4人一組となり、実際に窓口に客が来たことを想定して、舞台の上で窓口対応を行った。
ニーズに応じた適切な窓口対応を行うため、JA上伊那では去年から、窓口担当者の研修を行っている。
大会は、研修の成果を共有するために開かれたもので、この日はJA上伊那の金融窓口担当者およそ120人も、大会の様子を見守った。
大会では、職員が舞台の上で実際に窓口対応を行い、ローンや年金について分かりやすく説明したり、「手数料が高い」と話す客に、丁寧な受け答えをするなどして、研修の成果を披露した。
大会に出場したある女性は「毎日のお客様との会話を思い出し、親しみやすい対応を心がけた。今後の業務に生かしていきたい」と話していた。 -
井上井月顕彰会 法人化で事業推進へ
漂泊の俳人井上井月について研究し文化事業や観光事業につなげようと活動する井上井月顕彰会が、より公的な活動を展開するため、一般社団法人「井上井月顕彰会」を設立した。
22日、設立後初めての理事会を開き、今後の事業計画を承認した。
会の中長期計画によると、主な事業はホームページの開設と運営、出版、映画製作。
今年は事業ごとに委員会を設置して事業を進める。
ホームページは、井月の人物像や俳句、石碑などを紹介するほか、顕彰会の活動も掲載する内容で、今年度中に立ち上げる計画。
出版は、第1弾として「井上井月全集」の再復刻版を出版する予定。
映画はドキュメンタリーで、去年から資料映像などの撮影が始まっている。2011年3月の完成を目指していて、制作費3000万円は寄付を募る計画。
堀内功会長は、「法人ができたことで全国的に井月の顕彰を進め、事業を実行に移していきたい」と話していた。 -
窃盗事件で少年逮捕
去年11月頃から伊那市、箕輪町、南箕輪村などで多発していた店や事務所を狙った窃盗事件について、伊那警察署は、上伊那に住む少年2人を逮捕した。
伊那署の発表によると、逮捕されたのは、いずれも上伊那郡内に住む18歳の無職とアルバイトの少年2人。
少年らは、1月7日の深夜、南箕輪村の飲食店に侵入し、現金3万円ほどと商品券などを盗んだ疑いで逮捕された。
伊那署管内では、去年11月頃から、ガラスを割って事務所などに侵入する事件が30件ほど発生していた。
伊那署では、これらも少年らの犯行とみて捜査を進めていて、逮捕された2人も一部認めているという。 -
変わり羽子板展
去年話題になった人をモチーフにした羽子板の展示が、伊那市のダイ十呉服店で始まった。
これは人形メーカー久月が作ったもので、8点の羽子板が並んでいる。
去年9月に総理大臣に就任した麻生太郎首相。
8月に行われた北京オリンピックで金メダルを獲得した競泳の北島康介選手、同じく悲願の金メダルを獲得した女子ソフトボールのエース上野由岐子投手。
2年連続のセ・リーグ制覇を果たした読売巨人軍の原辰徳監督と小笠原道大選手、アレックス・ラミレス選手。
NHK大河ドラマで人気を博した篤姫・宮崎あおい。
クイズ番組のおバカキャラで人気のスザンヌ。
今週、アメリカの大統領に就任したバラク・オバマ大統領。
去年ノーベル物理学賞を受賞した南部陽一郎さん、小林誠さん、益川敏英さん、ノーベル化学賞を受賞した下村脩さん。
いずれも去年、明るい話題を提供した人たちだ。
ダイ十呉服店では、「何かと暗い話題の多い年明けだが、羽子板を見て、明るい笑顔でスタートしてもらいたい」と話している。
この展示は26日まで。