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伊那中央病院でまつり
伊那中央病院で7日、病院祭があった。「みつめよう自分の体と健康」をテーマに、骨密度測定や血圧測定など各種健康診断、病院紹介のパネル展示などを展開、訪れた地域住民らは地域密着型の病院に理解を深めた。
今回初めて設けた血液サラサラ検査には、定員30人を上回る117人から申し込みがあり、関心の高さをうかがわせた。食べすぎや飲みすぎで過剰に摂取した糖分や脂肪分が肝臓で燃焼しきれず、燃えかすとなり、血小板が固まると、血液が流れにくくなる。
参加者は一人ひとり採取した血液の流れを見ながら、臨床の検査科長の説明を受け、自らの食生活を見直した。
血液をさらさらに保つには、日ごろから野菜や魚を中心としたバランスのよい食事を心がけることが大事という。
南箕輪村沢尻の主婦酒井雅子さん(54)は「高脂血症と言われ、油ものから魚や野菜などをとるようにして、運動も心がけた。改善された結果が出たので、これからも続けたい」と話した。
また、病院紹介のパネル展示は「手術は年間2500件。手術室には、外の景色が見える、子どもの不安を除くためにぬいぐるみがある」と各病棟の様子や、糖尿病教育入院などが紹介された。
そのほか、きんさん・ぎんさんの密着取材などでおなじみのレポーター村上允俊さんの講演会「すこやかに美しく長生き竏瀦S歳までの長寿の秘けつ」、タオルや陶器など約500点がそろったバザーなどもあり、多くの人でにぎわった。
病院祭は例年開いているが、昨年から地域住民らが気軽に参加できる催し物を組んでいる。 -
坂下神社例大祭
伊那市の坂下神社で7日、例大祭の宵祭りがあった。子どもみこしが練り歩いたり、境内に出店が並んだりして多くの地域住民らが集った。
子どもみこしには、区内の小学生23人が参加。坂下神社を発着点に、昼食を挟み、約4時間かけて5町内を回った。一時、雨に降られたものの、太鼓と笛の音に合わせ「オーヨ」と声をかけながら、車輪つきのみこしをひもで引いて歩いた。
そのほか、小学校5・6年女子8人による浦安の舞、坂下区有志「睦(むつみ)会」の大人みこしもあった。
夕方からは、境内に焼きそば、バザーなどの出店が並んだ。
8日は本祭りがある。 -
「暴力」「交通事故」「犯罪」のない社会を
伊那市などは7日、暴力追放・交通安全伊那市民安全大会を中央区の市民会館で開いた。市交通安全協会連合会、消防団員などから約800人が参加し「暴力」「交通事故」「犯罪」のない、平和で住みよい社会を築く竏窒ニ大会宣言し、参加者が市内をパレードして啓発をした=写真。
市中パレードは雨で中止になることが多く、開催は3年ぶり。「暴力を締め出す力は町ぐるみ」「しない、させない飲酒運転」などののぼり旗、プラカードを掲げて、同会館縲廱R伊那市駅までの1キロ余りを歩いた。
啓発アトラクションもあり、防犯協会、安協連合会の女性部が「架空請求詐欺」を題材にした寸劇や、運動機能低下を防ぐ手の体操を披露。そのほか伊那警察署の刑事、交通各課長の暴力団、交通事故情勢の講話などもあった。
「がんばろう三唱」では「暴力団を怖れない」「金を出さない」「利用しない」と皆で声を上げ、暴力団を追放する意識を高めた。 -
NTTカップドッジボール大会
第17回NTT東日本カップドッジボール県大会中南信地区大会が7日、伊那市の県伊那勤労者福祉センター体育館などであった=写真。小学4縲・年の男女千余人、計68チームがエントリーし、県大会出場を目指して熱戦を繰り広げた。NTT東日本長野支店の主催。
男子の部37チーム、女子の部32チームがそれぞれトーナメント。攻守の入れ替わりが激しい、目まぐるしい試合に会場がわいた。時には全力で放たれたボールに飛びつく勇気あるプレーもあり、保護者らから歓声もあった。
各部の上位8チームは11月5日、長野市である県大会へ出場
県大会出場は次のチーム。
【男子の部】(1)松本バージョンアップ(松本市立寿小)(2)神風の竜丘魂(飯田市立竜丘小)(3)さすらいの竜丘魂(同)(4)ドッジやろうぜ(安曇野市立明南小・穂高北小、北安曇郡小谷小)(5)原ストライクイーグルス(原村立原小)座光寺DBCリアル(飯田市立座光寺小)南小ハトポッポ(南箕輪村立南箕輪小)キングファイターズ(飯島町立飯島小・七久保小)
【女子の部】(1)竜丘魂(飯田市立竜丘小)(2)南小アタッカーズ(南箕輪村立南箕輪小)(3)箕輪パワフルファイターズ(箕輪町立箕輪東小)(4)辰西サプライズ女子(辰野町立辰野西小)(5)田もさんファンクラブ19(下條村立下條小)座光寺DBCスターズ(飯田市立座光寺小)Cherry blossoms fighters(高森町立高森南小)ドッジだいすき(安曇野市立明南小・穂高北小、長野市立若槻小) -
かんてんぱぱホール東側にある二度咲きツツジ見ごろ
伊那市西春近のかんてんぱぱホール東側にある「二度咲きツツジ」が見ごろを迎えている=写真。秋雨に色を添える満開のツツジは、訪れた人たちの気持ちを和ませている。
春と秋の2回、花を咲かせることから「二度咲きツツジ」の異名を持つ。春の花はそれほど寿命が長くないが、秋の花は9月下旬縲・0月末と、1カ月以上も花が楽しめるのが特徴。
開花は平年並だが、今年は花付きが良く、朱色の花々が一斉に開花している。
かんてんぱぱホールを訪れた来場者が、足を止め、季節はずれのツツジを楽しむ光景も見られた。 -
勤労青少年ホームでフィットネスボクシング講座が開講
伊那市の勤労青少年ホームで4日、ボクシングトレーニングの理論をフィットネスの定義に当てはめたエクササイズ「フィットネスボクシング」の講座が開講した。
世間での注目が高まりつつある「フィットネス・ボクシング」は、エアロビクスの音楽に合わせながらパンチやディフェンスなど、ボクシングの動きを取り入れた動作を行うもの。健康効果、ストレス解消効果のほか、全身の筋肉を使うため、シェイプアップ効果も高いという。
上伊那での教室開講は初の試みで、講師には、日本フィットネスボクシング協会の資格を持つ根橋恵美さんを迎えた。
初日のこの日は、男女合わせて11人が集まり、ボクシングの動きを取り入れた簡単なストレッチなどに取り組み、汗を流した=写真。
今後は、ミットなどと使って実際のパンチなどにも挑戦していく。 -
かんてんぱぱで上田太郎山岳画展
山岳画を手掛ける三郷村在住の画家・上田太郎さん(72)による「上田太郎山岳画展」が15日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている=写真。北アルプスや中央アルプスに加え、エベレストなどを描いた油彩約80点が、訪れた人たちの目を楽しませている。
上田さんが南信で個展を開くのは初めて。写真から起こすのではなく、画材道具を持って山に登り、そこで作品を描く山岳画の歴史は約70年になるが、特殊ジャンルということで取り組む作家は少なく、全国でも16人しか活動していないという。
上田さんは約40年前に県内へ移住。山を風景として描くのではなく、モチーフの一つとしてとらえる山岳画の魅力にひかれ、日本山岳画協会に所属しながら山岳画に携わってきた。
山の持つ神秘的な力までを表現した作品は、日々変化していく山々の表情を映し、上田さんが現地で感じた思いも伝わってくる。
上田さんは「登山というと、挑戦するイメージが強いが、仲良くすればこれほど楽しいものはない。絵からそれを感じ取ってもらえれば」と話していた。 -
伊那市駅に姿を見せる「駅猫」
JR伊那市駅に出没する「駅猫」が、利用客らの心を和ませている。
猫は少なくとも2年前から同駅に通っており、始発から終電までの間、ホーム内で目撃されているが、知る人ぞ知る存在。駅員によると「駅に住み着いているわけでなく、えさをくれる利用者が乗る電車が来る時間帯にホーム内に出没している。その人が来ると喜んでそばに寄っていくが、駅員が行っても逃げていく」という。
ネズミや鳥を取ってくることもあり、電車が近づいてくればきちんと避けるなど、駅での生活も手馴れたもの。
この日も猫は、黄色い線の内側にしゃがんで始発電車が来るのを待っているようだった。 -
オカラコづくりに挑戦 十五夜の伝統行事を体験
上伊那に伝わる十五夜(仲秋の名月)の伝統行事「オカラコづくり」竏秩B6日、伊那市の旧井澤家住宅で体験会があり、地元住民など約20人が集まった。伊那部宿を考える会(田中三郎会長)の主催。
オカラコは水に一昼夜浸したもち米を石臼ですりつぶし、鏡もち状にする供え物。家庭では見られなくなった風習で、地域によっては、うるち米と混ぜたり、うるち米だけでつくるところもあるという。
参加者がもち米約2キロをオカラコにすると、サトイモ、カボチャなどの野菜とススキと共に縁側へ供えた。「懐かしい光景だね」との歓声があがる一方で、同市東春近の小林京子さん(59)は「外から嫁に来たので、郷土文化を知る良い機会になった」と話していた。
この日は、あいにくの雨竏秩B「あとはお月様が出るだけなんだけど」と悔やむ声が多かった。
供え終わったオカラコは、サトイモ、ダイコンなどの根野菜と一緒に味噌や醤油仕立ての汁にして食べる予定。「来年も作物が根付くように」との思いが込められているのだという。 -
窯屋佐兵衛さんの茶陶展 ベル伊那で10日まで
飯田市久米の陶芸家・窯屋佐兵衛さん(62)の茶陶展は10日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている=写真。志野、織部、黄瀬戸といった「美濃物」や茶杓(しゃく)などの新作50余点を展示販売している。
黒いあめ色に深みのある「黒織部」、女性の肌のようなしっとりとした質感の「赤志野」などの茶碗、花入れ、湯のみ、ぐい飲みなどを出品。一つひとつの作品に個性をもたせるため、色や形、焼成技術にもこだわって作陶を続けている。
窯屋さんは独学で作陶を始めて32年。2年ほど前にあった交通事故、病気を乗り越えたのをきっかけに、自分の足跡を残すため精力的に発表の場を増やしている。同ホールでは初個展となる。
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後3時)。 -
ゴールデンピラミッドが満開
伊那市富県の酒井丈次さん(71)宅で、ゴールデンピラミッドが見ごろを迎えた。自宅裏の畑など面積7アールに黄色の花が広がり、地域住民やドライバーらの目を楽しませている。
花丈は1メートルほど。葉は柳のように細長く、和名はヤナギバヒマワリと呼ばれる。
主要地方道伊那生田飯田線から見え、自動車を止めて写真を撮ったり、「花見をさせて」と見入ったりする人が多い。
6年ほど前に、人から苗を分けてもらい、年々株数を増やしてきた。草取りや咲き終えた後の刈り取りがあるものの、あまり手間はかからないという。
酒井さんは「天候不順で心配したが、例年通り、きれいに咲いた」と話す。
開花期間は長く、10月中旬まで楽しめるそうだ。 -
全国障害者スポーツ大会 木村保さん出場
第6回全国障害者スポーツ大会(14縲・6日・兵庫県)のソフトボール投げに出場する、木村保さん(68)=伊那市富県=が5日、市長訪問した=写真。小坂樫男市長と面談し、大会の意気込みを語った。
木村さんは12年前、脳梗塞で倒れて左半身不随となり、リハビリのためソフトボール投げを始めた。それまでスポーツとは縁がなかったというが、病気の翌年から出場する県大会では、常に優勝しているという。
今回は9月に松本市であった県予選で34メートルの記録で優勝し、出場権を獲得。全国出場は規制があるため、数年の間隔を空けて3度目の挑戦となる。
自己記録は38メートルで、トップレベルの選手との差は約2メートルある。年を取ると共に記録は落ちているというが「自分の力を発揮し、良い結果が残ればうれしい」と抱負を述べた。 -
西町クラブ 第1回全日本ハイシニアソフト出場
第1回全日本ハイシニアソフトボール大会(13縲・5日・徳島県)に出場の「伊那西町クラブ」の大木島登代表(71)=西春近=ら選手4人が5日、伊那市役所を訪れ、小坂樫男市長に大会の抱負を語った=写真。
65歳以上の選手を対象とした、日本ソフトボール協会が主催する初大会。ピッチャープレートとバッターとの距離が通常より2メートル近いハイシニアルールで、全国の41チームがトーナメントを戦う。
伊那西町クラブはメンバー16人で、若いころに国体出場の経験を持つ選手が2人所属の県内でも伝統のある古豪。県予選(7月8、9日・上田市)では対戦チームを大差で破り続け、力の差を見せつけて優勝した。
チーム内でも最年長の大木島代表は「生涯スポーツとして楽しみながら、初戦(シルバー球友会=広島県)を突破したい」との抱負を語った。
出場選手は次の皆さん。
▽代表=大木島登▽監督=伊藤易明(西町)▽主将=矢沢広人(西町)▽コーチ=三沢幸栄(西春近)溝上昭平(西箕輪)▽加藤尚(日影)井口勝義(福島)原壮内(西町)堀内四郎(下新田)花崎功(西町)城倉誠也(西春近)春日良一(西箕輪)溝上達(西春近)北原徳二(同)竹内勇(西町)梶村隆志(南箕輪村南原)▽スコアラー=宮沢みゆき(西春近) -
新地域食材の開発・ブランド化セミナー
上伊那で生産される新たな地域食材を活かした食べ方の提案を行い、学校給食への普及と特産品づくりの方向性を模索してもらおう竏窒ニ5日、「新地域食材の開発・ブランド化セミナー」が、伊那市の女性プラザであった。上伊那管内の学校栄養士など約70人が参加し、蓼科高原のフランス料理店・エスポワールのオーナーシェフ・藤木徳彦さんから、エゴマやダチョウ肉などの調理方法を学んだ=写真。
遊休荒廃農地の解消などを目的として新たに作られるようになったエゴマやアマランサスをはじめとする新食材などの食べ方を提案するセミナーで、今年は、上伊那が重点振興品目として生産しているブロッコリーや白ネギ、ブナシメジなどポピュラーな食材も用いたメニューとした。
藤木さんは、駒ヶ根市や中川村で生産されている信州黄金シャモのポワレに、アマランサスを合わせた料理など、7品目を紹介。
「地元食材を食べ方の提案方法の違いにより、いくらの付加価値を付けることができるかを考えてほしい」と語り、料理を提供する対象者によっても、その調理方法を変えていく必要があることを訴えた。
出来上がった料理は好評で、「ダチョウは少し癖があり淡白なイメージがあったが、調理方法でそれも解消することが分かった」などといった感想が挙がった。 -
南大東島の子どもたちが伊那西小学校の児童と交流
伊那のカエルは小さくて青くてかわいいね竏秩B青パパイヤをきっかけとして市民交流を深めてきた沖縄県南大東村の小学生が5日、伊那市の伊那西小学校を訪れ、同校児童とともに稲刈りに挑戦した。稲刈り初体験の児童たちは、稲の感触を確かめながら伊那の自然を楽しんだ。
民間レベルの交流が、教育レベルへと発展した形で実現した交流事業は「島の環境と異なる自然や農業を体験することを通して、生きる力を養うとともに改めて郷土を見つめてもらおう」と、準備を進めてきた。
今回訪れた児童は5、6年生8人。4縲・日を伊那市に滞在し、伊那西小学校の児童と交流するほか、島にはない自然や温泉を体験したり、農作業に挑戦する。
5日は、ホームステイ先から伊那西小児童らとともに登校し、伊那西小の5年生が育ててきた田んぼの稲刈りに挑戦=写真。島でサトウキビの収穫などを手伝っていることもあり、カマの使い方は手馴れた様子だったが、「キビと少し違う」と話しながら、稲刈りの感触を楽しんだ。また、田んぼのあちこちから姿を見せたアマカエルには興味津々。「島のカエルは大きいけど、ここのカエルはかわいい」と、手のひらに乗せ、その様子を観察していた。
5年生の川満愼君(10)は「大東では稲を作っていないから、稲刈りができて良かった」と話していた。
午後は、児童会が主催する交流パーティーなどがあり、島の児童らによる太鼓や三線演奏もあった。 -
伊那東部中2年・沖村貴弘君 全日本卓球選手権へ
11月10縲・2日、徳島県である、全日本卓球選手権カデットの部(14歳以下)のシングルス、ダブルスで出場の伊那東部中学校2年の沖村貴弘君(14)=伊那少年卓球クラブ=が4日夕、市役所を訪れ、小坂樫男市長に意気込みを語った=写真。
沖村君はシングルスの県予選(9月24日・長野市)で3位。ダブルス県予選(8月10日・小諸市)は下條村の下條中の森岡大樹君とペアを組み優勝し、それぞれの種目で全国大会への出場権を獲得した。
実業団に所属していた母親の影響で小学校入学以前から卓球をはじめ、各年代の全国大会へ出場する活躍を見せる。得意なプレーは、相手の攻撃を封じて攻めることだという。
全国大会シングルスについては、前方で積極的に仕掛けたいとし「初戦を突破して、できればベスト8まで進出したい」と抱負を語った。
沖村君は来年1月16縲・1日、東京都である全日本選手権ジュニアの部(17歳以下)のシングルスにも出場することになっている。 -
小学校存続の意味再確認へWS
統合問題が出ている、伊那市の新山小学校の存続を願う住民の集まり「新山保育園・小学校を考える会」(若林敏明会長)の2回目の会合が4日夜、地元の集落センターであった。存続させることの意味を再確認するためのワークショップ(WS)を開いた=写真。
14常会の代表者、小学校と保育園の保護者ら22人の委員が参加。学校存続が「必要」「不要」のそれぞれの立場に立ったとして意見交換し、必要性を再認識すると共に課題を見つけた。
WSでは「自然を生かした独特の教育ができる」「小人数校だと学年を越えた交流が広がる」などの必要とする意見。若林会長は「小規模校でしか得られない教育が魅力としてある。しかし、小規模では競争力が養われないとの課題もある」とした。
存続に向けた方策についても話し合いもあり「若い家族が定住できる環境づくりを」「他地域からバス通学で呼び込む」などの意見が出ていた。
次回の会合では、新山小学校の魅力について、深く追求していく予定だ。 -
日本山岳写真協会南信支部
第12回写真展「貌(かたち)・季節の中で」9日まで日本山岳写真協会南信支部(津野祐次支部長)の第12回写真展「貌(かたち)・季節の中で」が3日、伊那市の県伊那文化会館で始まった。長野県内の山を中心に美しい大自然を撮影した写真が来場者を魅了している。
南信支部は会員20人。「貌」を課題に年1回、写真展を開いている。今年は17人が出品し、全紙、全倍を中心に61点を展示。昨年から今春にかけて撮影した成果を発表している。春から冬まで順番に並べ、写真1枚1枚はもちろん、微妙な季節の移り変わりも楽しめる。
会員は、各自のテーマを持って自分の求めるものを撮る人、山に行きながら楽しんでそのとき出合ったものを撮る人などそれぞれのスタイルがあり、「去年よりいいもの、今年よりもっといいもの」と創作活動している。
「山岳の自然は、自然という名の彫刻家が創り上げた造形的な被写体で、芸術的見地からも面白い被写体。1度しか見せない瞬間を捉え、発表している。ぜひ見てほしい」と話している。
展示は9日まで。9日午後2時から、津野祐次さんのライブトークもある。 -
みはらしファームでフジの台木に懐かしいリンゴ3種類が実る
懐かしのリンゴはどんな味?竏秩Bフジの台木に昔懐かしい「国光」など3品種を接ぎ木したリンゴの木に今年、4種類のリンゴが一斉に実った=写真。接ぎ木は2000年から始めたが、実がなったのは初めて。担当者は「今年はどんな味かをみることができる」と笑顔を見せる。
「国光」は、約20年前まで上伊那で良く食べられていた品種。しかし、甘味の強いフジが台頭するにつれて徐々に作られなくなり、今では木そのものもなくなってしまったという。
そんな思い出の味をもう一度食べてみたい竏窒ニ、同公園事務所の職員らが思いたち、上伊那農業改良普及センターに依頼して2000年に国光を接ぎ木。その後、03年までに「大国光」「東光」など、いずれも現代では見かけなくなった品種を接木したが、花が咲いたことはなかった。
しかし、今年の春はすべての枝の花が開花。担当者は「昨年の秋、根の回りを掘り起こして肥料を上げた。それが刺激となって、今年は花が咲いたのでは」と話す。
現在は、約60個近い実がなっており、徐々に色付き始めている。大きさはやや小ぶり。収穫適期を迎え次第、試食会をする予定。 -
伊那市立図書館で第3回願いをかなえるプーキくん展はじまる
伊那市の障害福祉地域生活支援センター「キープ伊那」に通う子どもたちが日常の中で描いた絵やクラフト作品が並ぶ「願いをかなえるプーキくん展」が4日から、伊那市立図書館で開かれている。豊かな感性がうかがえる約100点が、訪れた人の目を楽しませている=写真。
作品展は3回目。今回の展示作品は、キープ伊那に通う小学生から高校生の約40人が、4月縲・月に製作した新作で、夏季イベントで取り組んだボディーペインティングの時に子どもたちが着用していたTシャツや、絵日記、木工・粘土細工なども並んでいる。
一人ひとりが独自の表現方法をもって作品づくりに取り組んでおり、作品を通して子どもたちの意外な一面ものぞくことができる。また、前回の作品展から今回までの間に作品づくりが変化してきた子どももおり、日々の成長を見ることもできる。
担当の赤沼正菜さん(23)は「子どもたちが素直に楽しんで描いていることを感じてもらえれば嬉しい」と話していた。
入場無料。午前10時縲恁゚後7時。15日まで。 -
「まほらいな市民大学」第9期生 70人が入学
伊那市の「まほらいな市民大学」第9期生の入学式が3日、市駅前ビルいなっせであった=写真。新市発足で対象が広がり高遠町、長谷からも6人が入学。23縲・6歳の計70人の入学生らは2年間の学習に励むことを誓った。
小坂樫男市長は「これからの2年間で、幅広い分野の講座や体験で学習を深めることを期待する。出合いを大切に励んで」と式辞を述べた。
在校生代表の堀米昭利さん(77)=荒井区=が「人生は人と人との出合い。一つでも多く、心に刻めるものを得て」と歓迎のあいさつ。入学生代表の野澤伊代子さん(70)=中央区=は「市民大学の学生としての自覚と誇りを持って学習に励みたい」と誓っていた。
記念公演では無言館館主の窪島誠一郎さんが「絵のこと、生きること」と題して話した。
今期は高遠町、長谷村の「寺社めぐり」、信州大学の出前講座「雑穀の機能と健康」などの講座を予定している。 -
伊那接客業者防犯協会が飲酒啓発チラシ配布
旧伊那市の飲食店などでつくる伊那接客業者防犯協会(鈴木一比古協会長)は、秋の全国交通安全運動(21縲・0日)に合わせ、飲酒運転事故を予防する啓発チラシを同協会の営業店600店に配布した。
飲酒運転による死亡事故発生が社会問題となり、啓発のための活動に取り組む。併せて、「満月の会」の漫画家橋爪まんぷさん=伊那市境南=が描いた、一コマ漫画の啓発チラシも一緒に配布する。
満月の会は、市内の飲食店に集まる、頭の毛が薄くなった人たちの会。世の中を少しでも明るくしよう竏窒ニ、本年発足し、社会貢献活動を展開する。
漫画の内容は飲食店内で客と店主が「今夜は運転しないから飲めるんだョ」「乗る人には飲ませないからね…」とのやり取り。飲酒運転がなくなり、世の中が明るくなればとの思いが込められている。
それぞれのチラシを各営業者が店内に掲示して注意を呼び掛ける。協会の関係者は「気をつけないとと思ってもらい、事故がなくなれば」と期待している。 -
伊那署管内「交通安全運動」期間中の事故
06年度「秋の全国交通安全運動」(9月21竏・0日)の10日間、伊那署管内で発生した人身事故は11件で昨年と同数だった。死亡者は0人(前年比同数)、けが人は13人(同1人減)。期間中は、車の出合い頭の交通事故が6件と、目立っている。
重点目標の飲酒運転による事故はなかったが、飲酒運転の検挙は2人。同運動の事前にした「全国飲酒運転強化週間(12縲・8日)」実施の効果もあり、検挙数は少なかったという。同目標の高齢者が関わる事故は2件(前年比1件減)だった。
県下の交通事故の発生は、人身事故299件(前年比81件減)、死者数1人(同4人減)、けが人387人(同107人減)と減少傾向。特に死者数は18年ぶりに1人に抑えた。重点目標に掲げた、いずれの事故も前年と比べて減少した。 -
一輪車で三峰川沿いを疾走 伊那北小2年90人
伊那市の伊那北小学校2年生(3クラス・93人)は3日、同市東春近の榛原河川公園で一輪車を楽しんだ。サイクリングコースを往復4キロ走行した児童たちは「こんなに長い距離を走ったのは初めて」「楽しかった」などと笑顔を弾けさせていた。
2年生は学年の交流の和を広げるために、6月から各クラスが体育や生活科の時間を使い、校庭や体育館などで一輪車を練習。運動会ではダンス披露の時、一輪車で入退場するなどして保護者に成果を報告した。
この日は、長距離を走ることを目的に同公園を訪れ、それぞれのペースで走った。中には1度も地面に足を着けずに往復する児童もいて、一輪車を運んだ保護者らも驚いていた。
2組の柴成哉君(8つ)は「20回くらい足を着いてしまった。距離が長くて疲れたけど、もっともっとうまくなりたい」と目を輝かせていた。 -
美和ダムの堆積土で「川下り米」
伊那市長谷の三峰川総合開発工事事務所は3日、同市溝口にある、美和ダムの堆積(たいせき)土を人為的に耕土へ混ぜたほ場で、稲の収穫をした=写真。堆積土の有効活用の可能性を探るため、その米の味に注目が集まっている。
堆積土が流出した、三峰川沿岸の水田の米を、地元では「川下り米」と呼称。ミネラル豊富な土で育ったため、味がよいとされている。同事務所は人為的に育てた「川下り米」の味を検証し、これから掘削する堆積土の利活用につなげたいとしている。
5月下旬にコシヒカリの苗を植えた、耕土に対して堆積土を0、20、30パーセントずつ混ぜた、計3つの水田(それぞれ約160平方メートル)で稲刈り。事務所や長谷総合支所の職員ら約20人が参加し、機械で刈り取った稲をはざかけした。
それぞれの米の味を検証するため日干しした米は、10月下旬ごろに試食する予定。糖度や収量の比較などで、「川下り米」のうまさの秘密を調べる。試食会には小学生など地元住民の参加も考えている。 -
手・足形の陶板づくりに子どもたち夢中
伊那市東春近の公民館・春近郷ふれ愛館で2日、未就園児を育てる保護者の集まり「くれよんクラブ」の活動があり、子どもたちの手、足形の陶板づくりをした=写真。
地元を中心に市内などから未就園児とその母親の22組、約50人が参加。同公民館の陶芸サークル所属の男性を講師に迎え、粘土を縦20センチ、横30センチ、厚さ1センチほどの板に成形し、手足の跡を付けた。
子どもたちは直接肌に触れる粘土の質感を楽しみながら作業した。思い出を形に残せる竏窒ニ、保護者からの人気も集まる、同クラブの恒例企画。長男の悠平君(3つ)と参加の浦野美穂さん(32)=東春近=は「子どもの成長はあっという間なので記念になる」と話していた。
公民館事業の「くれよんクラブ」は年間10回の活動で、トウモロコシ、サツマイモなどの収穫、長しそうめん体験などをして、母親、子ども同士の交流を深めている。陶板は後日、公民館で焼き、参加者へ配布する。 -
伊那市・手良中坪 演芸大会で住民交流
伊那市手良の中坪公民館で30日夜、演芸大会があった。地元住民約150人が集まり、踊り、民謡、カラオケなどのさまざまなステージを熱演し、観客らを楽しませた。
園児、児童、公民館サークルなどに所属する大正筝、カラオケクラブなどの約50人が出演。小学生の「八木節」や、キーボード演奏による独唱などの全16プログラムを次々と繰り広げた。
園児21人の「中坪っ子」は運動会でも見せた「ロック・阿波おどり」をかわいらしいダンスで披露=写真。笑顔を振りまきながら踊る子どもたちに、カメラを構える保護者や地域住民の姿も多かった。
演芸大会は昭和30年代まで青年会が開いていたが、時代の流れと共に中止。昔のように皆で盛り上がりたいと、地域有志でつくる実行委員会が、中坪八幡大社の例大祭の宵祭りとして、6年前に復活させた。
あいさつに立った三沢裕幸委員長は「交流の和を広げるための活動として、中坪の雰囲気づくりに役立っていけばうれしい」と話していた。 -
30歳から卓球はじめ全国優勝 石井久子さん(46)
第29回全国レディース卓球大会(7月28縲・0日、京都府)のダブルス・Cクラスで優勝した。準決勝、決勝は3対2のフルセットまで縺れ込み、接戦の末の勝利を掴み取った。
決勝にいたっては2セット先取され、3セット目はジュースの窮地。「あと1点で負ける」なんてことは考えず、一球一球に思いを込め、集中力を切らせることなく追い上げた。
周りからのプレッシャーもあったが、負けて「『惜しかったね』なんて言葉は言いたくなかった」。だから、勝ことだけ考えて戦ったという。
5年以上ペアを組んでいる戦友・千村淳子さん=駒ヶ根市=と出場した3回目の全国大会。「一等賞」を二人で分かち合いながら歓喜した。
卓球を始めたのは30歳から。16年目の夏の思い出となった。
◇ ◇
男児2人を出産した後に、地元の女性卓球クラブへ通い始めた。小中学校、高校でソフトボールに熱中したが、卓球のラケットをにぎったのはこの時初めてだった。
きっかけは、長男の保育園で知り合った、同クラブに所属する友人からの誘い。「肩こりの解消」になればと、そんな気持ちで週一回、夜の練習に参加するようになった。
しかし、今思えば遊び感覚で終えられるはずはなかった。「自分はやるからには上を目指したい性分だから」。クラブの監督らが熱心に指導してくれる思いに応えるためにも、とにかく試合で1勝したいと、次第に熱が入っていった。
始めたのが遅く、周りの選手とは対等に戦えない竏窒ニ、卓球を辞めようと思った時もあった。だが、自分よりも年を取り、体格も大柄な選手の見事な試合を目の前にし、自分だってできるんだと気持ちを切り替えて取り組んだのだという。
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30歳で始めた自分と、学生時代からやってきた選手とでは、基礎技術や安定力に差があるのは事実。
「でも、いい訳なんかしたくない!!」
歳のせいだとか、学生時代にやっていなかったとかで諦めたりはしない。「やってできないことはない。本人の意識と努力の問題」との気持ちが、ハンデを打ち消しているのだ。
「運動能力は落ちっているが、技術はまだまだ磨ける。歳だからといって、自分でいい訳はしない」
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愛知県から嫁入りした自分にとって、長野県の友人は卓球で知り合った選手たち。一生の楽しみを教えてくれた仲間の支えが原動力になっている。
素人の自分を上の高みへ連れていってくれた監督たち。相手の時間を使ってまでして指導を受けてきたのだから竏窒ニ感謝。
「恩返しするためにも自分は、まだまだ強くなろうと思う」と目を輝かせた。 -
伊那市立手良小5年生が牛飼育
伊那市の手良小学校5年生24人が3日、地元の酪農家から子牛を借り受けて飼育を始めた。およそ半年間体験し、食や命の大切さについて考える。
上伊那畜産振興協議会の「レンタル牛飼育体験事業」で、04年度の美篶小に続いて2校目。子牛(3カ月齢)は乳用牛のホルスタイン。体重は現在約100キロで、順調にいけば半年後には300キロ近くに成長するといい、酪農家の指導を受けながら牛の体調管理に努める。
この日は、学校に牛が到着すると、児童たちは歓声をあげながら出迎え。エサのやり方など飼育方法の説明を受けたほか、今後定期的にする体温や体重の測り方を学んだ。エサや水の残り具合、体温の高低などから牛の変化を観察し、異常がないか確認していく。
協議会が7月に同校で実施した乳絞りなどの体験学習をきっかけに、飼育を申し入れた。事前に24平方メートルの囲いに一部屋根を取り付けた簡易牛舎を作ったり、子牛を「ミント」と名付けるなど、受け入れ準備を整え、心待ちにしていたという。
児童たちは「借り受けたからには責任がある。みんなで協力し、助け合って飼育したい」などと張り切っていた。 -
キープ伊那で障害を持つ子どもたちにアートの楽しさを伝える南箕輪村北原
赤沼正菜さん(23)「最近やっと作業スペースができて、木工なども始めたんですよ」と笑顔を見せる。
障害を持つ子どもを放課後や休日に一時預かりをする障害福祉地域生活支援センター「キープ伊那」で、今年の4月から働いている。子どもたちは、学校が終わる午後3時くらいから集まり始め、おやつを食べたり遊んだりしながら帰りの時間までを過ごす。スタッフは、一緒の時間を過ごしながら、さまざまな面から子どもたちをサポート。「ただ楽しいだけではだめで、ここからは譲れないってことや、どうしてだめなのかってことも伝えていかなければならない。でも、それが一番難しいです」。
アートを通して障害を持つ人たちと関わりたい竏窒ニ、絵や木工、粘土細工などを取り入れることにも挑戦してきた。子どもの作品には、それぞれ意外な着眼点があって面白い。
「考えるほど、素直に描けなくなってしまうけど、子どもたちはみんな好きなものを素直に描いている。そんなことができる子どもたちが少しうらやましいです」。
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障害者アートと出合ったのは大学生の時。何かへの執着心や、うちに秘めた力強さがじかに伝わる作品を見て「こういう絵を描く人たちがいるんだ」と強い感動を覚えた。もっと障害を持つ人のことを知りたい竏窒ニ、障害を持つ児童のワークショップに参加したり、県内の障害者アート施設を訪問。大学でも、障害者アートを精力的に学んだ。
卒業時には、障害者アートに本格的に取り組む施設などで働くことも考えたが、「まずは施設の現状を知ろう」とキープ伊那へ就職。「何もないところからアートを取り入れた取り組みを作り上げていくことも面白いかなって思ったんです」。 しかし、子どもたちの関心をアートに向けるのは難しかった。進んで絵を描きたがる子もいれば、そうでない子もいる。無理強いすれば、かえってやる気を喪失させる子もいた。子どもたちにとって、アートは遊びの一つ。「面白そうだな」って感じてもらい、自ら描いてもらわなきゃなんだ竏秩B描く楽しさを感じられる空気をつくることの大切さを知る。「今はまだ、絵が好きな一部の子どもだけが描いている。今後はほかの子にも楽しさを感じてもらい、みんなで一つの作品を作ることにも挑戦したいなって思っているんです」。
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10月4日からは、子どもたちの作品を一堂に集めた展覧会「第3回願いをかなえるプーキくん展」を伊那市立図書館で開く。「作品展を開けば、良い作品もどんどんできてくるんです。それに、展覧会を通して地域の人にも『こういう活動をしている子どもたちがいるんだ』って知ってもらえる。まち全体で子どもたちのサポートができたら、子どもたちの活動の幅も広がっていくと思うんです」。