-
民泊 先輩受入れ家庭を見学
民泊の登録をした家庭を対象にした、先輩受け入れ家庭の見学会が29日伊那市内で開かれました。
29日は民泊を検討している人や始めて1年程の人など8人が御園の御子柴勝久さん宅を訪れました。
御子柴さんは7年前から民泊の受け入れを行っていて、写真を見ながら農業体験の様子などを紹介しました。
御子柴さんは「農業体験は作業が一つだけだと飽きてしまうので、草取りや収穫、加工品作りなど複数用意している。
また、子供たちの受け入れでは、家庭的な雰囲気を大切にしている」と説明していました。
29日は他に民泊メニューに取り入れている五平餅づくりを行いました。
見学会は、伊那谷民泊協議会と伊那市地域おこし協力隊が横の繋がりやおもてなしのヒントにしてもらおうと開いていて、今回で3回目です。
民泊登録している家庭は伊那市を中心におよそ75軒で、今年度、民泊を利用した人は541人だという事です。
-
伊那北生 新伊那節を市長に披露
伊那市の伊那北高校の生徒3人は、現代風にアレンジした新しい伊那節を白鳥孝市長に28日披露しました。
28日は3人が市役所を訪れ、踊りを披露しました。
披露したのは振付を考えた伊那北ダンス部の3年生3人です。
与地の伊那節を現代風にアレンジした曲を3つに分け、去年10月から分担して振付を考えました。
若い世代に伊那節に親しんでもらおうと、伊那芸術文化協会が振付を依頼しました。
1曲の長さはおよそ3分で、白鳥市長は生徒たちの踊りを興味深げに見ていました。
市長 一言「3番までもたない・汗びっしょりだよ」
新しい伊那節を企画した伊那芸術文化協会の松山光理事長も出席し、伊那まつりや中学校の体育の授業で踊ってほしいと白鳥市長に要望しました。
新たな伊那節は来月2日にいなっせで開かれる「第18回伊那谷伝統文化公演」の中で伊那北高校のダンス部が披露する予定です。
-
市内小中学校「暮らしのなかの食」実践報告会
伊那市の小中学校が食育事業の一環で取り組んでいる「暮らしのなかの食」の実践報告会が27日、市役所で開かれました。
27日は市内の小中学校校長や保育園の園長らおよそ50人が参加しました。
会では西春近北小学校の倉根真紘教諭が1年まつ組のさつまいも栽培の取組みを発表しました。
まつ組では生活科の授業で4種類のさつまいもを栽培しました。
収穫したいもは、手作りのレンガ窯で焼き芋にしました。
児童は活動を通して、窯の作り方や、火のおこし方などを学びました。
保護者からは、家族の間でも芋や食についての会話が増えたとの声があったということです。
倉根教諭は、1年間の授業を通して、「さつまいもの栽培から、食について考える、良いきっかけになった」とまとめていました。
「暮らしのなかの食」事業は伊那市が2015年から市内小中学校で進めています。
農業体験と食育に日常的に取り組むもので、今年度で10年目となりました。 -
伊那市 一般会計に2億8千万円追加
伊那市議会臨時会が28日に市役所で開かれ、今年度一般会計に2億8千万円を追加する補正予算案など11議案が提出され可決されました。
主な事業として物価高騰対策で住民税非課税世帯や住民税均等割のみ課税世帯への給付金支給に2億5,600万円となっています。
この日提出された11議案は全て可決されました。 -
ステッカーでe-Tax利用呼びかけ
2月17日からの確定申告を前に、伊那税務署は、路線バスにステッカーを掲示し、e-Taxでの申告を呼びかけています。
24日は、伊那市西町の伊那バス株式会社で、伊那バスの社員がe-Tax利用を呼びかけるステッカーを貼り付けていました。
ステッカーは国税庁が作成したもので、上伊那地域の路線バスに加えて、タクシー、自動車教習所の車両などに、大小合わせて515枚が貼られます。
また、バスの車内には、確定申告の期間などを紹介する広告も掲示されました。
e-Taxは、パソコンやスマートフォンから確定申告の手続きを行うものです。
伊那税務署によりますと、去年、全国の所得税の確定申告のうち、およそ7割がe-Taxを利用したということです。
ステッカーが貼られた車両は上伊那地域内を走行しています。
伊那税務署は2月17日(月)から、伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーに申告会場を設置します。 -
高遠城址公園の夜桜をクリアファイルに
伊那市観光協会は、高遠城址公園のタカトオコヒガンザクラをデザインしたクリアファイルの販売を始めました。
クリアファイルはA4サイズで、タカトオコヒガンザクラの夜桜の写真が使われています。
クリアファイルに採用された写真は、去年の高遠城址公園さくら祭りのポスターで使われたものです。
このポスターが好評で、同じデザインのグッズが欲しいとの要望が観光協会に多く寄せられたため、今回クリアファイルを作成しました。
クリアファイルは今月24日から、伊那市役所2階の観光協会と、高遠町観光案内所で販売しています。
来月以降、市内の各施設でも販売する他、郵送にも対応するとしています。
価格は1枚300円で、通年販売する予定です。
-
い~なちゃんソフトボールクラブ 卒団式
小学生女子ソフトボールチーム、アルプスい~なちゃんソフトボールクラブの今年度の卒団式が16日、伊那市防災コミュニティセンターで行われました。
今年度卒団するのは、6年生7人です。
式では酒井剛監督から、卒団する6年生ひとりひとりに記念品が手渡されました。
酒井監督は「この先どんな道を歩んでも、クラブで培ったチームワークや挑戦する気持ちを大切にしてください」と話していました。
6年生はクラブ活動を振り返り「このチームでソフトボールの楽しさを教えてもらいました」「全国大会や北信越大会などいろいろな大会に出場できたことがうれしかった」などと話していました。
い~なちゃんソフトは2007年(平成19年)に設立しました。
卒団者の中には、女子ソフトボールのトップリーグで活躍している選手もいます。
-
ジュニア和楽器講座 練習の成果披露
ジュニア和楽器講座に通う子どもたちのコンサートが26日、伊那市のニシザワいなっせホールで開かれました。
コンサートには、講座に通う伊那市と南箕輪村の小中学生およそ30人が演奏を披露しました。
子どもたちは、去年8月から7回、箏や三味線、尺八の練習を重ねてきました。
講座は、子どもたちに邦楽の楽しさを知ってもらおうと和楽器奏者有志でつくる「日本の音を未来に実行委員会」が開いています。
子どもたちは、日本の童謡唱歌メドレーなど2曲を披露しました。
会場には、箏が置かれ、訪れた人たちが触れていました。
-
伊那養護学校卒業生 演劇発表
伊那市の伊那養護学校の卒業生らでつくるミュージカルサークル煌の演劇発表が26日に行われました。
演劇発表は、伊那養護学校体育館で行われました。
ミュージカルサークル煌は、伊那養護学校の卒業後の子どもたちの居場所をつくろうと2021年に保護者が設立しました。
メンバーは、18歳から21歳までの伊那養護学校の卒業生5人と高等部の生徒1人が所属していて月に1度、伊那市内で練習を行っています。
発表は年に1度行っていて今回が3回目です。
今回上演したのは、オリジナル劇「ドリームサークル」です。
意識が戻らず病院に入院している子ども6人が夢の中で集まりゲーム開発や勉強などをする不思議な体験を描いた物語です。
その中で、6人は将来の夢に向き合います。
メンバーたちは、去年の夏から練習を重ねてきたということで、息のあった演技を披露していました。
劇の途中には、音楽に合わせて踊る場面もありました。
およそ40分の演目が終わると会場を訪れた地域の人や卒業生など、およそ150人が拍手を送っていました。
サークルを設立した清水明美さんは「メンバーが楽しんでいる姿を見てもらえた。親以外にも様々な人たちが卒業後の居場所づくりに協力してくれる社会になれば」と話していました。 -
山の遊び舎はらぺこ 醤油絞り
伊那市手良の認定こども園山の遊び舎はらぺこの園児は16日に醤油絞りを行いました。
園では去年4月に大豆20キロと麦20キロを麹と混ぜ、もろみを仕込みました。
そのもろみを布の袋に入れ、「ふね」と呼ばれる機械で醤油を搾りました。
園児およそ30人が参加し、順番で「ふね」の上に乗って体重をかけ搾り出していました。
醤油が出ると、園児たちは歓声を上げていました。
はらぺこでは「発酵食品の面白さ、自分で作る楽しさを味わってほしい」と話していました。
搾った醤油は、園児が持ちかえったほか、給食で使われるということです。
-
伊那地域の最高気温12.8度 3月下旬並み
24日の伊那地域の最高気温は12.8度で、3月下旬並みの暖かさとなりました。
24日の伊那地域は午後3時4分に最高気温は12.8度を記録しました。
長野地方気象台によりますと、この暖かさは24日までで来週は、最高気温が8度から9度までしか上がらず、2月下旬から3月上旬並となる予想です。 -
伊那西高校 芸術フェス
伊那市の伊那西高校の生徒が授業やクラブ活動で制作した作品の展示がかんてんぱぱホールで24日から始まりました。
会場には絵画や書道・立体作品などおよそ200点が展示されています。
24日は2年生が作品を見に訪れていました。
作品は選択授業や、クラブ活動で制作したものです。
伊那西高校の芸術フェスティバルは27日(月)までかんてんぱぱホールで開かれています。
25日(土)は茶華同クラブによる呈茶が行われます。
26日(日)は吹奏楽クラブと合唱クラブのミニコンサートも予定されています。 -
東部中 ハーブソルトを道の駅で販売
伊那市の東部中学校特別支援学級の生徒が作ったハーブソルトの販売が道の駅南アルプスむら長谷で24日から始まりました。
きょうは生徒6人が、ラベルを貼り、商品棚に陳列していました。
道の駅で販売するのは今回が初めてだということです。
-
伊那市高齢者クラブ受賞を報告
去年全国老人クラブ連合会会長表彰を受賞した、伊那市高齢者クラブ連合会の樋代義男会長らが、24日、白鳥孝伊那市長に受賞の報告をしました。
24日は伊那市高齢者クラブ連合会の樋代義男会長と小坂美恵子女性部長、中村晴一事務局長が市役所を訪れ、白鳥孝市長に受賞を報告しました。
去年11月に神奈川県で開かれた全国老人クラブ大会で、樋代会長は、会の発展を念頭に、運営に熱心に取り組んでいることから、全国老人クラブ連合会老人クラブ育成功労表彰を受賞。
小坂女性部長は、長野県シニアクラブ連合会女性委員会の委員長として委員会の発展に貢献していることから、女性リーダー老人クラブ育成功労表彰を受賞しました。
白鳥市長は「これからも様々な行事を計画し、活動を続けていってほしい」と話していました。
伊那市高齢者クラブには、現在、65歳以上のおよそ2,000人が所属しています。
マレットゴルフや料理教室などの定例会を開いて活動している他、各地域でのボランティア活動にも取り組んでいます。 -
信州フラワーショー あすまで
県内各地から冬を代表する花が集まる信州フラワーショーウインターセレクションが伊那市のJA南信会館で23日と24日の2日間開かれています。
フラワーショーにはアルストロメリアやアネモネなど335点が出品されました。
信州フラワーショーはJA全農長野などが生産者の技術向上を目的に、夏と冬に開いているものです。
この日は品評会も行われ、最高賞の農林水産大臣賞には、飯島町の有賀美和さんのアルストロメリアが選ばれました。
フラワーショーは24日も行われます。
-
みはらしファームの観光振興を考える
伊那市のはびろ農業公園みはらしファームの観光について専門家から話を聞く意見交換会が22日、みはらしファーム内の体験交流の家やってみらっしで開かれました。
意見交換会は国内外の観光地の取り組みを知り、観光振興につなげようと開かれたものです。
講師はイタリアの農家民泊に詳しい、帝京大学准教授の五艘みどりさんと、熊本地震により被害を受けた地域の、観光振興に取り組んでいる駒沢女子大学専任講師本間准さん、民間企業で地域調査などを行っている高橋仁美さんの3人が務めました。
参加者からは「伊那の観光がこれから伸びていくためには何が大事か」との質問が出されていました。五艘さんは「これだけは絶対に譲れないという核となる観光資源を決めていくことが重要だ」と答えていました。
また本間さんは「県内のほかの観光地はライバルではなく、広域連携のパートナーであるという発想の転換が必要ではないか」
高橋さんは「観光客にホームページを見てもらうため、地域のおすすめをつくり発信していくことが必要だ」と話していました。
意見交換会は地域おこし協力隊みはらしファーム担当の桃井八重さんが企画したもので、会場には約40人が集まりました。
-
官民共創の新しいまちづくり キックオフイベント
伊那市は高校再編をひとつのきっかけとする、官民共創による新しいまちづくり実現に向けて話し合うキックオフイベント「対話・つながり・実現の場」を21日に伊那市のいなっせで開きました。
キックオフイベントには、一般や高校生、行政などおよそ150人が参加しました。
官民一体となった共創による、市民主体のまちづくり実現に向け、テーマごとに分かれて自由に意見を出し合いました。
このうち、まちなかエリアのまちづくりのグループは、街との関りや将来について話し合っていました。
伊那北駅前の将来について考えるグループは、高校再編により1日のJR伊那北駅の利用者が2000人程度と予想し、今後どのように整備していったらよいかを話し合っていました。
イベントは今後も開催し、出された意見は、官民共創のあたらしいまちづくり協議会で参考にしていくとしています。
-
ラー油「長谷の太陽」に合う限定メニュー提供
伊那市長谷の道の駅南アルプスむら長谷にある食堂で地元産のラー油「長谷の太陽」で冬の寒さを乗り切ってもらおうと、期間限定メニューの提供が22日から始まりました。
「辛さでHotに温まろうフェア」ではラー油と合う2種類の特別メニューが提供されます。
提供されているのは南アルプス村はせ内にある食堂「御食事処よってかし」です。
ラー油・長谷の太陽は、長谷中学校の生徒が地域を元気にしようと2016年から唐辛子の栽培や加工品づくりを始めました。
現在は4種類が販売されています。
野菜とキノコの麻婆丼は1000円で、具材には長谷を中心に上伊那産の野菜やシイタケ、キクラゲが入っています。
長谷の酒粕汁は、長谷産の米で作った酒粕を使い、定食料金に100円を足すと味噌汁から変更できます。
-
西春近北小学校 校内リンクでスケート授業
22日の伊那地域の最低気温は午前7時9分に氷点下4度で2月下旬並みとなりました。
伊那市の西春近北小学校では、22日に今季初めて校内の天然リンクでスケートの授業が行われました。
22日は2年生24人がスケート授業を行いました。
児童はスケート靴を履いて氷の上を歩いて往復していました。
西春近北小学校では、陽のあたらない校舎北側に水を張り、リンクを作っています。
去年11月にPTAがシートを敷いたりして準備をしたもので、
広さは、縦18メートル、横9メートルあります。
現在厚さ15センチほどの氷が張っているということです。
西春近北小学校では、冬のスポーツを楽しんでもらおうと毎年1年生と2年生が体育の授業でスケートを行っています。
西春近北小学校によると、小学校で天然スケートリンクがあるのは、上伊那ではここだけだということです。
スケート授業は氷の具合にもよりますが、2月はじめまでを予定しています。
-
春の高校伊那駅伝PR看板設置
3月23日に予定されている春の高校伊那駅伝をPRする看板が、伊那市美篶のナイスロードに設置されています。
ナイスロード沿いには、大会をPRする看板が設置されています。
看板は当日にむけてカウントダウンをしていて、車を運転する人などに、あと60日を知らせていました。
今年の春の高校伊那駅伝は3月23日に開催を予定しています。
-
伊那ケーブル FM番組審議委員会
伊那ケーブルテレビが運営するコミュニティFM伊那谷FMの番組審議委員会が22日に、伊那ケーブルテレビで開かれました。
22日は、放送エリアの伊那市、箕輪町、南箕輪村から委員5人が出席しました。
伊那谷FMでは、テレビ番組として制作している、いなテレ12ニュースをラジオでも放送しています。
審議委員会では、実際に放送された番組を聞きました。
委員からは「違和感なく聞けたと思う」「テレビのまま放送しているため間が空くのが気になった」などの意見が出されました。
向山賢悟社長は「地域の人にスポットをあてるのもFMの役割、今後もていねいに取り組んでいきたい」と話していました。
番組審議委員会は2か月に1度開かれています。
この内容は伊那ケーブルテレビのHPで公開されます。
-
伊那文化会館 会館日数1万日達成
伊那市の伊那文化会館で開館1万日達成イベントが11日に開かれました。
イベントでは玄関ホールで西春近の和太鼓グループ小出太鼓が演奏で出迎え、来場者には菓子が配られました。
伊那文化会館は37年前の1988年12月1日にオープンし、去年12月27日に開館日数1万日を達成しました。
これまでにのべ454万人が利用しています。
福岡県出身でプロの口笛奏者分山貴美子さんがウクレレを弾きながら口笛を吹く「弾き吹き」で行進曲や童謡を演奏し会場を盛り上げました。
イベントの最後にはプラネタリウム無料券などの当たり付きの福餅撒きが行われました。
イベントには115人が集まったということです。 -
仙醸 寒仕込みピーク
伊那市高遠町の酒蔵、仙醸では冬の寒さを利用して酒を仕込む寒仕込みの作業がピークを迎えています。
午前8時30分。
蔵人4人が、純米大吟醸の仕込みを行っていました。
酒米「ひとごこち」が蒸し上がると、冬の寒さを利用して温度が一定になるように冷まします。
気温が低い時期に行うことで雑菌の繁殖を防ぐことができるということです。
冷ました酒米は小さなタンクの中に入れ、麹や水と混ぜて発酵させていきます。
発酵が進んだら、大きなタンクに移して撹拌します。
2週間~5週間で発酵が終わるということです。
-
農業女子 妄想を語り合う
上伊那の農業に携わっている女性がやりたいことなどを語り合うイベントが、伊那市の産学官連携拠点施設inadani seesで21日に開かれました。
このイベントは、上伊那の専業農家や兼業農家、農業に興味のある女性で作る、伊那谷ゆるっとつながる農業女子の会が開いたものです。
この日は20代から50代の会員およそ30人が参加しました。
イベントでは、それぞれが今後やりたいことなど自分の妄想を紙に書いて発表していました。
伊那谷ゆるっとつながる農業女子の会では毎年この時期に、農業に関する集会を開いています。
イベントではほかに、信州大学農学部の小林みずき助教が「妄想の具現化に向けた農業経営」と題し講演しました。
-
高遠町荒町で山の神講
伊那市高遠町荒町に伝わる一年の豊作を祈る伝統行事、山の神講が19日に行われました。
荒町公民館に地区住民が集まり、山の神講で使う弓と矢を作りました。
山の神講は農林業を司る神様を祀る伝統行事で荒町の住民が受け継いでいます。
弓矢が出来上がると公民館近くにある貴船神社の裏山にある祠に向かいました。
集まった人たちは今年の良い方角とされる西南西に向けて矢を放ちました。
神事が終わると祠に弓と矢を供え山の恵に感謝していました。
公民館では、縁起物とされる長芋をすった長芋汁などを食べて一年の豊作を祈っていました。
-
26日の和楽器コンサートに向け練習
伊那市のいなっせジュニア和楽器講座に通う子どもたちが出演する「日本の音を未来にコンサート」が26日に開かれます。
19日は、本番に向けた練習が行われました。
いなっせジュニア和楽器講座には、伊那市と南箕輪村の小中学生32人が月に1回通っています。
今年で5回目となるコンサートでは、日本の四季をテーマにした童謡唱歌メドレーなど2曲を演奏します。
他に、地元で活躍するプロや愛好家でつくる「チーム日本の音を未来に」が5曲を演奏します。
代表の伊東忍さんは、「初心者から経験者まで様々なメンバーが心を一つにして良い演奏ができればうれしいです」と話していました。
「日本の音を未来にコンサート」は、26日日曜日午後2時から、伊那市のニシザワいなっせホールで行われます。
入場は無料です。 -
伊那青年会議所始動 新春会員大会
伊那青年会議所の新春会員大会が19日に、伊那市のJA上伊那本所で開かれました。
新春会員大会では、第58代理事長の有賀大輔さんに、歴代理事長の名前プレートが首飾りになったプレジデンシャルリースが渡されました。
会場には、OB、OGの他、来賓などおよそ100人が出席しました。
今年度のスローガンは、「誇り Let’s Try」です。
現在会員は46人で、5つの委員会に分かれて様々な事業に取り組みます。
有賀理事長は、「10年後20年後も明るい豊かな社会の実現にむけ、活気に満ちた活動を約束し、誇りにあふれる地域の未来を目指したい」と話していました。
青年会議所は、20歳から40歳までの会員がより良い社会づくりをめざし、ボランティアや行政改革などの社会的課題に取り組む組織です。
-
大寒 西箕輪上戸で大文字下ろし
20日は大寒。1年で最も寒さが厳しくなる頃とされています。
伊那市西箕輪上戸では、小正月の伝統行事「大文字」の柱が地域住民によって下ろされました。
午前5時過ぎ、子どもたちが太鼓を打ち鳴らすと、地域住民が続々と集まってきました。
大寒の20日、伊那地域の最低気温は、0.4度と穏やかな朝となりました。
ロープを引っ張りながらさすまたを使って柱をゆっくりと下ろしていきました。
区内安全や五穀豊穣を願う大文字は、曜日に関係なく毎年柱を1月14日に建て、20日に下ろす鎌倉時代から続くとされる上戸の小正月の伝統行事です。
長さおよそ12メートルの柱がゆっくりと倒されました。
柱に取り付けられていた花飾りや、巾着を取り外します。
各自が家に持ち帰り、玄関や神棚などに1年間飾っておくということです。
最後にお神酒で乾杯し、労をねぎらっていました。 -
伊那西高校が義援金を石川県の高校に贈る
伊那市の伊那西高校は、去年の文化祭で集めた能登半島地震義援金約9万円を交流のある石川県小松市の小松大谷高校に15日、贈りました。
15日は、小松大谷高校2年の山本悠雅さんと教諭の2人が伊那西高校を訪れました。
前生徒会長の福澤月恋さんから、去年の文化祭で生徒や来た人から集めた義援金91,283円が贈られました。
伊那西高校と小松大谷高校は、2023年に開かれた探究フォーラムに参加したことがきっかけでオンラインで交流を続けています。
今回の義援金は小松大谷高校を通して、輪島市の子どもの居場所施設を運営するNPO団体に贈られるということです
15日はほかに、山本さんが3年1組の生徒と探究の授業について報告し合い交流しました。
-
みはらしファームでせいの神
伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームで、どんど焼き「せいの神」が19日に行われました。
羽広地区の児童代表など5人が着火すると、高さ13メートルほどの櫓が勢いよく燃えあがりました。
せいの神は、五穀豊穣の神「歳神」がなまったものです。
小正月の伝統行事で、毎年この時期に行われています。
長さ6mほどのヒノキで土台をつくり、12本の竹で囲ってあります。
まわりには、みはらしファーム内に飾られていた〆の子などの正月飾りの他、羽広地区の住民が持ち寄っただるまなどが置かれています。
時折、だるまや竹が爆ぜると大きな音が鳴っていました。
みはらしファームでは、「去年は能登半島地震など天変地異が多く起きた年となってしまったので、今年こそは良い1年になるよう願いを込めました」と話していました。