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新型コロナ対策で市が緊急経済対策
伊那市は、新型コロナウイルス感染症に関する緊急経済対策として、影響を受けている市内の中小企業に対し、3年間実質無利子で融資を受けられる独自の対策を行います。
13日伊那市役所で開かれた新型コロナウイルス感染症対策本部会議で決定しました。
伊那市では、新型コロナウイルスにより、売り上げが減少している中小企業の資金繰りを支援するため、従来よりも、低金利で、返済期間を延長するよう伊那市の特別経営安定化資金の拡充を行います。
運転資金・設備資金として融資を受けられる限度額は2,000万円です。
これまでより利率は1.6%から1.4%に引き下げられます。
利子については3年間、実質無利子となるよう市が負担を行うとしています。
返済期間は運転資金は7年以内、設備資金は9年以内から、ともに10年以内に延長されます。
返済の開始時期は1年後から2年後に延長されます。
対象は新型コロナウイルスにより影響を受ている市内の中小業者で、認定は市で行います。
申し込みの窓口は市内の「アルプス中央信用金庫」「八十二銀行」「長野銀行」「長野県信用組合」の各支店です。
問い合わせは、伊那市商工観光部商工振興課で受け付けています。
また、伊那市主催のイベントや会議などの開催については、3月末まで現在の判断基準を継続するとしています。
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まほらいな市民大学 ビデオ鑑賞
まほらいな市民大学の講座が、伊那市のニシザワいなっせホールで21日に開かれ、伊那ビデオクラブの作品を鑑賞しました。
伊那ビデオクラブは、およそ20年前から活動しています。
作品数は553点にのぼり、現在16人のメンバーで活動しています。
講座では、メンバーがつくった11作品が上映されました。
「暮秋の思い」という作品は、木の美しい葉や太い幹から風格を感じ、「未来にも美しい自然が残ってほしい」という願いが込められています。
「待ちわびて2008」では、中央自動車道が開通し、伊那谷と首都圏・関西との流通が活発になった様子が描かれています。
講師を務めた伊那ビデオクラブの赤羽仁会長は「作品から作った人の思いを感じてほしい」と話していました。
会場にはおよそ100人が集まり、ビデオを鑑賞しました。
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上伊那教育会が守屋山城を調査
戦国時代に武田氏が織田軍との戦いに備え整備したとされる伊那市美篶笠原の守屋山城の調査が15日行われました。
美篶笠原の歴史に詳しい桜井裕記さんの案内で上伊那教育会郷土研究部考古班の宮脇正実さんと井口章さんの2人が調査をしました。
守屋山は標高およそ960メートルで一説によりますと守屋山城は平安時代に一帯を治めていた豪族、笠原氏が築城したとされています。
戦国時代となってからは高遠城を中心に上伊那地域を支配していた武田氏の守りの要の城だったのではないかと考えられています。
上伊那教育会郷土研究部考古班は戦国時代を含む上伊那地域の
中世の歴史を研究していてその時代の城館跡を調査しています。
考古班では武田氏が織田軍との戦いに備え山城を整備していたと考えていて、守屋山城もその一つだとしています。
上伊那教育会郷土研究部考古班では今後、聞き取りや実地調査を
行い、高遠城を囲む山城のネットワークについて研究していくということです。
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二七の会 ネット張り作業
伊那市御園の住民有志でつくる二七の会のメンバーは15日、フナを育てるための休耕田にネットを張りました。
この日は、広さおよそ40アールの休耕田で、会員8人が作業を行いました。
二七の会は、川でフナを獲って遊んだ幼い頃を懐かしもうと10年前に発足しました。
現在会員は17人で、収獲したフナは会で食べる他、地区の敬老会や区民祭で提供しています。
この休耕田では、5月下旬にフナの親を放し、6月頃から徐々にフナの稚魚が卵からかえり始めるということです。
多い時は30kgを収穫する年もあるということですが、去年は水路から鯉が入り稚魚を食べてしまったため収穫量は10kg程だったということです。
会では、今年発足10周年を迎えることを記念して8月に、地元の子どもたちによる収穫体験を予定しています。 -
日本酒醸造タンク バイオガスプラントに活用
南箕輪村南原。
原富男さん宅の庭には、大きなタンクが。
実はこれ、バイオガスプラントの一部。5月に完成予定だという。
バイオガス。
生物の排泄物や生ごみなどの発酵により発生するガスで、化石エネルギーに代わるエネルギーとして注目されている。
発酵を終えた残渣は、肥料(液肥)として利用でき、循環の輪ができあがる。
伊那市西箕輪で酪農を営む小野寺さん一家。
このあたりでは最も早い1996年にバイオガスを導入した。
バイオガスプラントは、信州大学農学部の学生らの手を借りて畜舎西側に完成させた。
小野寺さんの家では、電気やプロパンガス、薪、そしてバイオガスを生活していくためのエネルギーとして使っている。
バイオガスの占める割合は、調理では7割を超えるという。南箕輪村南原で便利屋をしている原富男さん。
チェルノブイリ原発事故以来、ウクライナを支援する団体の理事長もつとめ、東日本大震災後は、フクシマ第一原発事故に苦しむ南相馬で放射能測定センターを運営。地域住民に寄り添う。
バイオガスの建設のノウハウがある原さんは、ウクライナにつづき、東日本大震災の被災地にある共同作業所でもプラントを完成させ発電するしくみも導入した。
原さんが自宅の庭に建設中のプラントは、酒づくりで利用されていた中古の醸造タンクを発酵槽にするという斬新なもの。
コンクリート製のものに比べてコストも建設にかかる時間も格段に抑えられるという。
岐阜のつくり酒屋から購入したという醸造タンクは、直径2.5メートル、高さは3メートル。
11,000リットル入るという。
完成予定は5月。
中古の日本酒醸造タンクからバイオガスが生まれる予定だ。 -
高遠さくら祭り中止 影響を懸念
伊那市は新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、今年の高遠城址公園のさくら祭りを中止することを13日決めました。
中止の判断を受け高遠町の商業関係者に話をききました。
14日の高遠城址公園です。
午前中から降った雪が園内の桜に積もっていました。
伊那市商工会の岩附宏会長です。
今回の中止が高遠の観光産業に与える影響は計り知れないと話します。
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ロトウザクラ見ごろ
13日の伊那地域の日中の最高気温は17度まで上がり4月中旬並みの陽気となりました。
伊那市の伊那公園では、ロトウザクラが見ごろを迎えています。
ロトウザクラは、中央区の区制100周年を記念して平成16年に、植樹したものです。
その当時、中央区の区長だった伊藤一男さんです。
伊藤さんによりますと今年の開花は9日で例年より10日ほど早いということです。
ロトウザクラは、20日頃まで楽しめるということです。 -
新型コロナ感染防止で今年のさくら祭り中止
伊那市は、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、今年の高遠城址公園のさくら祭りを中止とすることを、今日決めました。
今日伊那市役所で開かれた新型コロナウイルス感染症対策本部会議で決定しました。
高遠城址公園のさくら祭りが中止となるのは、昭和58年1983年の有料化以来初めてのことです。
伊那市では、新型コロナウイルスの拡大を回避するためさくら祭り期間中のすべてのイベントを中止します。
高遠城址公園への入園は終日無料となります。
高遠閣の休憩所は閉鎖とし、園内や市が管理する場所への出店は許可しないということです。
ライトアップは全て中止とし、ぼんぼりはつけず、園内での宴会の自粛を呼びかける看板を設置するということです。
市営の駐車場は公園グラウンド駐車場のみ有料で開設し、シャトルバス・循環バスの運行はありません。
去年のさくら祭りの有料入園者数は16万923人、昭和58年からの累計の有料入園者数はおよそ900万人です。
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伊那養護学校 スクールバス運行再開
長野県教育委員会は、新型コロナウイルスの感染拡大防止で県内の特別支援学校が休校する中、スクールバスの運行を再開する方針を13日発表しました。
これに伴い、伊那養護学校では16日から18日までスクールバスの運行を行います。
県教委は、県内の特別支援学校を2日から休校としています。
日中一人で過ごす事の難しい児童生徒は学校での預かりを行っていますが、スクールバスは運行していませんでした。
県教委では、遠距離などで保護者の送迎が難しいといった声を受け、希望する学校でのスクールバスの運行再開を12日決めました。
それを受け、伊那養護学校では16日から18日までスクールバスを運行する予定です。
伊那養護学校でも2日から休校となっていて、児童・生徒の預かりを行っているということです。
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卒園式 規模を縮小して実施
新型コロナウイルスの感染予防対策として、伊那市・箕輪町・南箕輪村は、公立保育園の卒園式の規模を縮小して行う方針です。
伊那市の保育園の卒園式は、予定通り25日に行います。
参加は、卒園児、保護者、職員のみで、在園児・来賓は参加しません。
家族の参加は「最小限の保護者」としています。
式の後の茶話会は行わないという事です。
また、式の前と後に会場の消毒を行うということです。
箕輪町の保育園の卒園式は、予定通り24日に行います。
参加は卒園児・保護者2人以内・職員のみとしています。
在園児は登園しますが通常保育を行い、式には参加しません。
式は可能な限り短縮するとしています。
参加者には、登園前に検温を呼びかけるという事です。
南箕輪村の卒園式は、予定通り25日に行われます。
参加は、卒園児・保護者・職員のみで、来賓・在園児は参加しません。
式の内容も縮小して行う計画です。
3市町村は、入園式も卒園式に準じて行うということです。
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サンスイが小学生に花を無料プレゼント
伊那市上新田のサンスイ生花店では、新型コロナウイルスの影響で自宅待機となっている小学生に、元気になってもらおうと、11日から切り花の無料プレゼントを始めました。
この日は、SNSで情報を知ったという親子が店を訪れ、店員に説明を聞きながら、好きな花を選んでいました。
サンスイ生花店では、自宅待機となっている子どもたちに、少しでも気が晴れるように小学生のいる家庭を対象にプレゼントすることを決めました。
選んだ花は、ラッピングされプレゼントされます。
店内には、ガーベラやチューリップ、スイートピーなど、春の花が並んでいて、切り花は自由に選ぶことができます。
プレゼントは11日から19日までで、営業時間は午前9時から午後7時までです。 -
伊那市の各学習室 3月31日まで利用停止を継続
伊那市は、先月28日から利用停止にしていた市内の文化施設の学習室について、今月31日まで利用停止を継続することを、12日に発表しました。
2月28日から利用停止となっているのは、伊那市創造館の1階学習室、伊那市生涯学習センターの4階学習室と7階ちびっこ広場、伊那市図書館の学習室です。
当初3月17日までを目途としていましたが、現在、拡大の収束が見えない状況だとして、31日まで学習室の利用を停止とする方針を発表しました。
伊那市では、状況によって、31日以降も利用できない状況が続く可能性があるとしています。
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今年の伊那まつり テーマ「翔」
伊那まつり実行委員会が12日開かれ、新型コロナウイルスの影響について、現時点では伊那まつりを予定通り開催する方針であることが確認されました。
この日の実行委員会は、新型コロナウイルスの感染予防のため、委員会ごと会議室に分かれて行われました。
新型コロナウイルスの影響によりイベントの中止が相次いでいますが、現時点では伊那まつりを開催する方針であることがこの日の実行委員会で確認されました。
開催についての最終判断は、実行委員会上部の伊那まつり委員会の臨時委員会で決定する方針です。
臨時委員会の開催時期は未定です。
まつりのテーマは「翔」に決まりました。
「翔」には、“伝統と文化を未来につなげ、新しい世界へ向かって天高く羽ばたこう”という思いが込められています。
今年の伊那まつりは、東京オリンピック・パラリンピックにより、例年の8月から9月12日と13日に時期をずらし、開かれる予定です。
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写真愛好家PA写心倶楽部作品展
伊那市中心の写真愛好家でつくるPA写心倶楽部の作品展が、伊那市の伊那公民館で開かれています。
伊那公民館の1階には、およそ50点の作品が並んでいます。
倶楽部には60代から80代の写真愛好家13人が所属していて、月に一回写真の批評会を開く他、年に一回写真撮影会を開いていて、去年は能登半島を訪れました。
倶楽部代表の伊藤好幸さんは「ふとした瞬間を捉えられるのが写真の魅力だ。
写真に写った人々の温かみを感じてほしい」と話していました。
作品展は31日まで開かれています。
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伊那商工会議所 中小企業支援を伊那市へ要望
伊那商工会議所は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、客足の低下で売り上げが減少している中小企業への支援対策を伊那市に11日要望しました。
11日は、伊那商工会議所の唐木和世会頭らが伊那市役所を訪れ白鳥孝市長に要望書を手渡しました。
商工会議所によりますと新型コロナの感染拡大により市内の飲食店ではキャンセルが相次ぎ、事業の継続に不安を抱えている経営者も出てきているという事です。
要望は伊那市として新型コロナで影響を受けている事業者へ「運転資金などの一部を補助する事」や「資金繰りの改善の為に借り入金の返済期間の延長や低利子での新たな貸し付け措置」、「国などの支援策の情報共有と周知の徹底を行う」ことなどを求めています。
唐木会頭は「終息が見えない事が一番の不安。早い対応をお願いしたい」と話していました。
伊那市では今週中に経済団体や金融機関を集めた会議を開き、来週には伊那市として独自の経済対策を示す事にしています。
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新型コロナでイベント中止
新型コロナウイルス感染拡大防止のため伊那市が今月18日に予定していた市内路線バスに何度でも乗れる格安定期券を小中学生向けの「春休み子ども定期券販売」と、24日に予定していた市内を運行する路線バスに誰でも1回10円で乗れる「10円バスの日」が中止となりました。
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震災から9年 故郷・福島へ黙とう
東日本大震災の発生から11日で9年となります。
震災発生時刻の午後2時46分にはサイレンが鳴らされ、犠牲者を悼みました。
福島県伊達市から伊那市へ自主避難した果樹農家の佐藤浩信さんです。
佐藤さんは福島県伊達市出身で、震災直後の2011年4月に伊那へ自主避難しました。
伊那では三男の孝樹さんと一緒に3.5ヘクタールの畑でリンゴやモモを育て、福島では長男の佑樹さんが果樹栽培を行っています。
家族が伊那と福島に分かれた生活も9年となりました。
佐藤さんは「9年たっても原発事故の影響は残っている」と話し、「去年は台風による被害などもあったので、どんな障害があっても子ども達に経営基盤を残せる畑を作っていきたい」と話しました。
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新型コロナ 確定申告期限延長
新型コロナウイルスの影響で、確定申告の期限が延長されます。
伊那市のいなっせでの確定申告は来月16日まで延長されます。
箕輪町役場での確定申告は31日まで延長されます。
17日からは予約制で、12日の午後1時から午後5時の間に税務課に電話予約をしてください。
南箕輪村役場での確定申告は31日まで延長されます。
17日からは予約制で、随時財務課に電話予約が可能です。
なお伊那市役所は予定通り今月の16日までです。
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伊那公園 コロナ影響で桜まつり縮小
伊那市の桜の名所のひとつ、伊那公園の桜を管理する「桜愛護会」は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため桜まつりを規模縮小して行うことを決めました。
10日の伊那公園です。
前日の暖かさでロトウザクラの蕾が開きました。
毎年まつり期間中、伊那公園桜愛護会では園内にぼんぼりや屋台を設置し、桜まつりを行っています。
しかし、今年は新型コロナウイルスの影響を考慮し、ぼんぼりは設置するものの、屋台をつくらず、規模を縮小することを決めました。
4月12日に園内で予定されていたまつりも中止が決まっています。
高澤勝会長は「今年は愛護会結成20周年でさまざまな企画を計画していたが、こればっかりはしょうがない。」と話していました。 -
高校入試後期選抜 県内一斉に
高校入試後期選抜試験が10日、長野県内の公立高校で一斉に行われました。
受験会場となった各高校では新型コロナウイルス感染拡大防止に向け対策がとられました。
伊那市の伊那北高校の正門前には塾の講師らが応援に訪れ、マスク姿の受験生にカイロを配っていました。
長野県教育委員会では、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策として、各教室へのアルコール消毒液の設置、試験前後の換気、試験官にマスク着用の徹底などを呼びかけたということです。
県教委が4日に発表した後期選抜の志願者数は、上伊那の公立高校8校で全日制・定時制・多部単位制合わせて944人です。
県教委の発表によりますと、後期選抜には県内全体で1万466人が受験し、上伊那の高校でトラブルの報告はないということです。
後期選抜の合格発表は19日に行われることになっています。 -
成美さんが映画の完成を市長に報告
上伊那8市町村で撮影が行われた映画「霊犬戦士ハヤタロー~伊那谷幽玄の戦い~」のプロデューサーの成美さんが10日、映画の完成を白鳥孝伊那市長に報告しました。
この日は成美さんが市役所を訪れ、白鳥市長に完成を報告しました。
「霊犬戦士ハヤタロー」は、駒ヶ根市の伝説「霊犬早太郎」をもとにした映画です。
都会から故郷の伊那谷に戻った主人公が怪事件に巻き込まれ、ハヤタローと共に妖怪と戦うというストーリーです。
撮影地の上伊那で先行上映が行われ、伊那市の旭座で2週間上映しおよそ600人が訪れたということです。
成美さんは「プロデューサーとして地域の魅力を発信する第一歩になりました。協力ありがとうございました」と話していました。
4月から岡谷市や上田市など県内5つの映画館でも上映される予定で、それぞれの初日には舞台挨拶も行われることになっています。 -
桜の開花予想 高遠変わらず4/1
民間気象情報会社のウェザーニューズは10日、第5回桜の開花予想を発表しました。
高遠城址公園の桜は4月1日開花の予想です。
発表によりますと、伊那市高遠町の高遠城址公園の桜は、第4回と同じく4月1日開花、4月6日満開となっています。
ウェザーニューズの第6回の開花予想の発表は17日の予定です。 -
哲学者・内山さん 農山村の役割を語る
群馬県上野村と東京を往復して暮らす哲学者・内山 節さんが、農山村の役割について語る講演会が、23日、伊那市長谷の気の里ヘルスセンター栃の木で開かれました。
内山さんは、1200人ほどの人口の村、群馬県上野村と東京を往復して暮らす哲学者です。
講演会で、内山さんは、「既定路線での市場経済・近代国家・資本主義は劣化していて、限界が来ている」とし、「お金にならないことを大事にする、困っている人がいれば手伝いに行くといった農山村的な価値を学びなおすことが必要だ」と話しました。
この講演会は、農業とともにある暮らしを考え、中山間地域の農業振興を図ろうと活動している南アルプス山麓地域振興プロジェクト推進協議会と伊那市が共催で開きました。
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イーナ介護支援ボランティアポイント事業 景品交換3月末まで
伊那市が65歳以上を対象に今年度から始めた「イ~ナ介護支援ボランティアポイント事業」の景品交換が、9月末まで行われています。
運営する伊那市社会福祉協議会では、「新たにボランティアを始めるきっかけに繋がった」と話していました。
景品交換は、3月末まで伊那市社協の窓口で行っています。
「イ~ナ介護支援ボランティアポイント事業」は、市内の65歳以上を対象に今年度から市が始めたものです。
福祉施設などで利用者の送迎や職員の補助、イベント運営を手伝うとポイントをもらうことができ、10ポイントでい~なちゃんカード1,000円分に還元できるなどのサービスがあります。
初年度は、目標の250人を上回る253人が登録し、そのうちの29人は初めてボランティア活動をした人だったということです。
景品交換は31日火曜日まで、伊那市社会福祉協議会で行っています。
市社協では、期限内の交換と来年度への更新を呼び掛けています。 -
最高気温19.7度 ポカポカ陽気
9日の伊那地域の最高気温は19.7度まであがり、4月下旬並みの気温となりました。
8日よりも12度ほど高くポカポカ陽気となった9日は、伊那市西町ではナズナ摘みをしている人の姿がありました。
長野地方気象台によりますと、向う1週間は低気圧や湿った空気の影響で雲が広がり、雨の降る日があるということですが、気温は平年並みか平年より高くなるとしています。
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美味しい昆虫食を紹介
伊那谷の昆虫食を紹介する特別展「信州伊那谷の美味しい昆虫」が伊那市創造館で開かれています。
この展示は、伊那谷に伝わる昆虫食の文化を改めて見直そうと伊那市創造館が企画しました。
会場には、ザザムシ・蜂・イナゴ、蚕のさなぎといった伊那谷で食べられる昆虫の生態などをパネルで紹介しています。
このうち、ザザムシについては、漁の方法や道具などが写真で紹介されています。
パネル以外に、ザザムシやイナゴなどの佃煮が展示されている他、伊那市地蜂愛好会が地蜂に目印をつけて巣を探す「すがれ追い」を映像で紹介しています。
特別展に合わせ7日予定されていたシンポジウム「明日の昆虫食を語ろう」は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため延期となりました。
伊那市創造館では5月以降に開催したいとしています。
特別展「信州伊那谷の美味しい昆虫」は、来月13日まで伊那市創造館1階の特別展示室で開かれていて入場は無料となっています。
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都築木材が子ども館に木製ジャングルジムを寄贈
伊那市日影で木材の卸売りなどを行う都築木材株式会社は、木製のジャングルジムを南箕輪村こども館に贈りました。
7日は現地で、社員がジャングルジムの組み立てをしました。
ジャングルジムは、高さ2メートル50センチ、幅と奥行きは2メートル80センチです。
ヒノキとアカマツを使っています。
都築木材は、去年11月に伊那市で開かれた森に親しむイベント「森JOY」でこのジャングルジムを披露しました。
多くの子どもたちに遊んでもらおうと子ども館に贈ることになりました。
都築木材では「子どもたちにとって木の遊具が当たり前に感じられるようになってほしい」と話していました。
ジャングルジムはこども館の南側に設置され、来週月曜日以降使えるようになるということです。
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伊那市田舎暮らし住宅が完成
伊那市への移住者が、定住先を見つけるまで最長3年間入居できる「伊那市田舎暮らし住宅」が新山に完成し、7日竣工式が行われました。
竣工式ではテープカットで完成を祝いました。
伊那市田舎暮らし住宅は、新山荘跡地に3棟建設されました。
木造平屋建てで2LDK、延べ床面積は67平方メートルです。
内装には伊那市を中心に上伊那産のカラマツやスギが使われているほか、ペレットストーブが設置されています。
この住宅は、田舎暮らしモデル地域となっている新山で、定住先を探す期間に一時的に住む場所を提供しようと、伊那市が建設しました。
総事業費は6,100万円で、国の地方創生拠点整備交付金を活用しました。
入居は、伊那市に移住する子育て世帯が対象で、最長3年間住むことができます。
その期間で、住宅を新築したり中古住宅を購入するなど、定住先を探してもらいます。
家賃は1か月2万5千円です。
1月から入居者を募集し、現在2世帯の入居が決まっているということで、残りは1世帯となっています。
平成26年度から30年度までに新山地域へ移住した人は42人となっています。
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グリーンファームでランの展示即売会
春の雰囲気が漂うランの展示即売会が、伊那市の産直市場グリーンファームで始まりました。
会場には、100種類2,000鉢のランが並んでいます。
代表的な「カトレア」や「シンビジウム」の他、あまり市場には出回らないという原種のランも並んでいます。
グリーンファームでは、毎年春のイベントとしてこの展示即売会を開いていて、今年で18回目です。
グリーンファームでは「色とりどりのランの花で春の訪れを感じてほしい」と話していました。
展示即売会は15日までとなっています。
8日と14日の午後1時、15日の午後2時からは育て方の講習会が開かれます。
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伊那駅伝応援旗を展示
今月22日に予定されていた春の高校伊那駅伝の出場チームを応援する旗が伊那市役所1階市民ホールに展示されています。
旗は、全国から参加するチームを応援しようと、市内の保育園や小中学校・スポーツ少年団などが毎年製作しています。
今年の大会は、全国から、男子127チーム、女子59チームの合わせて186チームが参加予定でしたが新型コロナウイルスの感染拡大防止のため中止となりました。
伊那市では、旗に込めた選手を応援する想いを多くの市民と共有しようと応援旗を展示しました。
市民ホールの吹き抜けには、応援旗が飾られ、市役所を訪れたある女性は「今年は開催できず残念だが、展示は見ごたえがあります。」と話していました。
応援旗の展示は18日までで、展示後は各高校に贈るということです。