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村全協 大芝観光企画推進員
南箕輪村は大芝高原のイベントの企画や運営などに携わる大芝観光企画推進員を新たに配置します。 これは12日村役場で開かれた村議会全員協議会で報告されたものです。 村ではこれまでに、大芝高原のイベントの企画・運営に携わる専門の職員の必要性を求められていました。 職員は、臨時職員で産業課商工観光係として1人で、雇用期間は6月9日から来年3月末までだということです。 主な職務は、大芝高原関連イベントの企画・運営や、観光PR、農商工連携などで、村観光協会設立に向けた準備も行います。
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桜守佐野藤右衛門さんのトークイベント
京都府在住で親子三代にわたる桜守佐野藤右衛門さんのトークイベントが10日、伊那市高遠町の信州高遠美術館で開かれました。 会場には多くの人が訪れ、立ち見がでるほどでした。 イベントは、先月5日から開かれている佐野さんの展示会に合わせて企画されたものです。 佐野家は、祖父、父と3代にわたる桜守で、藤右衛門さんは桜保全のために全国から収集した珍しい品種の桜を育てています。 桜に関する美術品のコレクターでもあり、会場には佐野さんが所蔵する掛け軸や漆工芸品など78点が並べられています。 現代社会を桜に例えながら話すなど、佐野さんのユーモア溢れる話術に会場からは笑いがおきていました。 トークイベントでは、京都祇園の舞妓や芸妓による舞踊が披露され、会場を華やかに演出しました。 信州高遠美術館によりますと、花見シーズンを中心に4月5日からきのうまでに5,651人が訪れたということです。 展示会は、引き続き25日日曜日まで開かれています。
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芝平石灰岩採掘場跡の環境整備
昭和50年代に集団移住した伊那市高遠町芝平の元住民でつくる「芝平会」は、4日、伊那谷遺産に今年3月に追加登録された「芝平石灰岩採掘場跡」の環境整備作業を行いました。 この日は、芝平会のメンバー16人が参加し、立木の伐採を行いました。 ここは、かつて土壌改良のための肥料となる石灰岩が豊富に産出されました。 盛んに採掘が行われていたのは幕末から明治37年までの間で、昭和20年頃まで続いていたということです。 採掘場跡では、石灰岩の露頭が確認できます。 その周辺には、切り崩した石灰石を運ぶために敷かれたトロッコの道、焼いて粉状の石灰にするための窯の跡などがあります。 窯の周辺には、石灰石がまだ残されていました。 伊那谷遺産は、天竜川上流河川事務所などが取り組むプロジェクトで、土木、暮らし、自然にまつわる先人たちの足跡を残していこうと、これまで98件が登録されています。 子どもの頃、採掘場での作業を見たことのある北原厚さんは、採掘場と共に伊那谷遺産に登録された「芝平集落」の800年の歴史と、採掘作業に携わってきた先人へ、思いをはせていました。 芝平会では、今後、年に1回程度整備作業をする計画で、歴史の勉強をするために子ども達にも見に来て欲しいと話していました。
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満光寺で1ヶ月遅れの花祭り
お釈迦様が生まれたとされる4月8日から1ヶ月遅れの8日、誕生を祝う花祭りが、伊那市高遠町の満光寺で行なわれました。 この花祭りは、高遠町と長谷にある26のお寺で組織する東部仏教会が毎年開いています。 高遠第1・第4、長谷保育園の園児も花祭りに参加し、お釈迦様に手をあわせていました。
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台殿区で公民館の完成祝賀会
合併20周年を迎えた、伊那市高遠町の台殿区で公民館の完成祝賀会が6日開かれました。 祝賀会には、区民およそ150人が参加し公民館の完成を祝いました。 高遠町藤沢の台区と高遠町長藤の殿垣外区が平成6年に合併して台殿区となりました。 昭和から平成にかけて、殿垣外区の世帯数が減少し、山林などの維持管理が難しくなり、台区へ合併を申し入れたものです。 これを受けて台区では合併検討委員会を立ち上げ検討し、平成6年に住民の同意のもと、合併が成立しました。 これにより、台区の台と、殿垣外区の殿をとって、台殿区となりおよそ80戸の集落となったということです。 台殿区の向山真区長は「若干人口は減少してはいるが、完成した公民館を拠点に地区の伝統と文化を後世へ受け継いで行きたい」と話していました。
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唐木さちさん 高遠美術館で花入れ
伊那市の花人、唐木さちさんが、25日まで信州高遠美術館で開催している小松華功さんの陶芸展の陶器に花入れを行ないました。 小松さんの桜をモチーフにした陶器に、唐木さんが季節の花を生けました。 唐木さんは、自宅で育てている山野草や花を使った生け花で、雑誌への連載や、東京で展示会を開くなど活躍しています。 陶器の展示会で、花を生け、展示を華やかにして欲しいと依頼されることも多くあり、以前に小松さんの個展でも、花を生けています。 高遠美術館で唐木さんの展示会が開かれるのは、これが6回目です。 ゴールデンウィーク中に、桜が終わった城址公園を訪れた人をもてなそうというものです。 同時に開かれている、京都在住の桜守・佐野 藤右衛門さんのコレクションを見た人たちに、花でほっと一息ついてもらいたいと、構成を工夫したということです。 唐木さんの生け花の展示は6日で終了しましたが、10日に開かれる佐野さんのトークイベントに合わせて花を生けなおすということです。
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花の丘公園 八重桜見ごろ
高遠城址公園に次ぐ伊那市高遠町の第二の桜の名所「花の丘公園」の八重桜が見ごろを迎え訪れた人たちが花見を楽しんでいます。 花の丘公園には八重桜など50種類、2千本の桜が植えられています。 時期をずらして咲くため、長い期間花を楽しむことができます。 花は、去年に比べて一週間ほど遅いということで、現在は八重桜の一種で花の色が濃いカンザンと、花の色が淡いイチヨウが見ごろを迎えています。 公園の桜は、旧高遠町時代に各種団体が桜の名所にしようと植樹をして整備をしました。 天候にもよりますが、花は今週いっぱい楽しめるということです。
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保科正之生誕403年祭
旧高遠藩主保科正之の生誕403年祭が2日伊那市高遠町の歴史博物館で行われました。 生誕祭は、博物館中庭にある保科正之の石像の前で行われました。 市内のほか保科正之ゆかりの福島県会津若松市や猪苗代町からおよそ60人が参加しました。 生誕祭は、保科正之を顕彰し、大河ドラマ化実現への機運を盛り上げようと毎年行われています。 保科正之は、徳川家3代将軍家光の異母兄弟で、幼少時代を高遠で過ごしました。 旧高遠藩主となったのちに会津藩主や四代将軍家綱の補佐役を務め、名君と呼ばれています。 名君「保科正之の大河ドラマをつくる会」会長代理の酒井茂副市長は、「保科正之の人を大切にする心を広く伝えていきたい」と話していました。
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桜の塩漬け「桜志津久」の花摘み作業
伊那市商工会女性部高遠支部のメンバーは、高遠スポーツ公園文化体育館で、桜の塩漬けにする八重桜の花摘み作業を2日行いました。 この日は、伊那市商工会女性部高遠支部のメンバー12人が体育館の敷地内にある4本の八重桜の花摘み作業を行いました。 伊那市商工会女性部高遠支部のメンバーは、桜の町高遠をPRしようと毎年お花見の時期に桜の塩漬け「桜志津久」を販売しています。 今年は花つきが良く、100kg分程取れたということです。 この日摘み取った桜は、仮漬けや本漬けをして寝かせ、来年の春に味わえるということです。
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平成25年度のペレット販売 過去最高
上伊那森林組合が製造している木質ペレット燃料「ビュア1号」の平成25年度の売り上げが、過去最高だったことがわかりました。 2日、伊那市内で開かれた上伊那森林組合の第20回通常総代会で報告されました。 それによりますと、平成25年度の木質ペレット燃料「ピュア1号」の売り上げは、当初の計画量を上回る1,935トン、5,600万円で、過去最高となりました。 組合では、品質が評価され全国的に販路が広がったことと、寒波や石油など化石燃料の高騰が影響したと見ています。 上伊那森林組合は、製造しているペレットの品質などが認められ、平成24年度に日本ペレット協会から全国で初めての優良認証を受けています。
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桜シリーズ⑱ 松倉の桜
放送エリア内の桜をお伝えする桜シリーズ。 18日目の28日は、伊那市高遠町藤沢の松倉の桜です。 国立信州高遠青少年自然の家に向かう途中にある、松倉地区が管理するタカトオコヒガンザクラが見頃です。 地元の人によりますと、満開を少し過ぎて現在散り始めですが、現在満開のイワヤマツツジとあわせて楽しむことができます。
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桜シリーズ⑰ 水上熊野神社
放送エリア内の桜をお伝えする桜シリーズ。 26日は、伊那市高遠町藤沢の熊野神社の桜です。 国道152号線沿いの水上集落の熊野神社入口にある枝垂れ桜が見ごろです。 地元の人によりますと、1週間ほど前に咲き始め、25日満開になったということです。
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桜シリーズ⑯遠照寺の桜
放送エリア内の桜をお伝えする桜シリーズ。 25日は、伊那市高遠町の遠照寺の桜です。 遠照寺境内のコヒガンザクラが見ごろを迎えています。 高遠城址公園よりも遅れて咲くことから、混雑する時期をずらして花見に訪れる花見客も多いということです。 花は現在散り始めていますが、4月いっぱいは楽しめるということです。
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第43回日本画県展 始まる
第43回日本画県展が、23日から伊那文化会館で始まりました。 日本画県展は、長野県日本画会が開いているもので、会場には県内から出品された、76点が並んでいます。 伊那支部から出品した10人のうち、高遠町の鈴木岬さんの「待月」が、信越放送賞を受賞しています。 鈴木さんの、「待月」は雪がうっすら積もる、冬の初めに高遠町の月蔵山から月が出るのを待っている様子が描かれています。 ある会員は、「年々出品数が減ってきているので、伝統ある日本画の技法を残していきたい」と、話していました。
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桜シリーズ⑭ 高遠・弘妙寺の桜
放送エリア内の桜をお伝えする桜シリーズ。 23日は伊那市高遠町の弘妙寺の桜です。 弘妙寺には、タカトウコヒガンザクラや枝垂れ桜など70本ほどの桜があります。このうち、50本のタカトウコヒガンザクラが、今見ごろを迎え、今週末には満開になりそうだという事です。
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高遠町勝間の薬師堂しだれ桜 見頃
伊那市の桜の名所のひとつ。高遠町勝間のしだれ桜が見頃となっています。 21日は多くの花見客が訪れ春の雨の中咲き誇るしだれ桜の風情を楽しんでいました。 勝間のしだれ桜は樹齢140年を越える古木です。 毎年高遠城址公園の桜より数日遅れて見頃となり、城址公園を訪れた人が足をのばします。 しだれ桜がある勝間薬師堂周辺にはタカトオコヒガンザクラも植えられるなど整備が進んでいます。 21日は春の雨が降る中、その風情を楽しむ人や写真におさめる人たちで賑わっていました。 しだれ桜を管理している薬師堂の桜を守る会会長の秋山文男さんは伊那市から地域桜守に認定されています。 子どものころはこのあたり一帯が遊び場だったといいます。 勝間の住民およそ40人でつくる守る会では、年間を通して桜の管理や保護活動を行っています。 勝間のしだれ桜は今週いっぱい楽しめるということです。
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桜守稲辺謙次郎さん 最後のシーズン
那市振興公社の職員で桜守として長年高遠城址公園の桜を見守ってきた稲辺謙次郎さんは、来年3月に定年退職を控えていて、今年の観桜期が桜守として最後のシーズンとなります。 「高遠の桜は世界一。今年は今までに無く見事に咲いてくれた」と笑顔で話す稲辺さん。 16日に満開となった高遠城址公園、今年も多くの花見客が訪れています。 稲辺さんは平成11年から桜守として高遠城址公園の桜の管理をしてきました。70歳の稲辺さんは、伊那市振興公社を来年3月に定年退職することになっていて、高遠城址公園の桜守としては今年が最後の花見シーズンとなります。 高遠の桜で思い出に残っている事を尋ねると「4年前の花見シーズンの4月に降った雪で多くの枝が折れ残念だった。この4年間は繰り返さないよう手入れしてきた」と話します。 稲辺さんは、公園の桜の管理は後継者に託し、退職後は市内にある他の桜を守っていきたいとしています。
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高遠城址公園で信州そば発祥の地をPRするイベント
伊那市高遠町の高遠城址公園で19日、信州そば発祥の地をPRするイベントが開かれました。 桜が満開の高遠城址公園は、19日も県内外からの観光客らで賑わいました。 公園内にある高遠閣では、伊那市と友好提携を結んでいる福島県猪苗代町のそば店従業員がそばを作っていました。 販売されたのは、猪苗代でも食べられている高遠そばと猪苗代名物の祝言そばなど3種類です。 これは、観光客の集まるさくら祭り期間中に、信州そば発祥の地をPRしようと伊那市が初めて企画したもので、お昼時になると長い列が出きていました。 高遠閣の2階では、花を間近に眺めながらそばを味わっていました。 そばは12日も販売され、2日間で1,000食を予定しています。 また、19日は市役所と城址公園を結ぶシャトルバスが今シーズン初めて運行しました。 市役所駐車場では、訪れた観光客が次々とバスに乗り込んでいました。 バスを運行している伊那バスによりますと、19日はバス10台で往復運行を行い、およそ3,000人が利用したということです。 去年は、バスを待つ人で長い列ができたということですが、今年は道路の渋滞がほとんどなかったことから乗客を待たせることなく運行できたと話していました。 高遠町総合支所では、道路が渋滞しないよう、産業振興課の職員や警備員が道路状況や車の駐車状況を確認し、現場の警備員に指示を出していました。 今シーズンから提供を始めたスマートフォン用の無料アプリ高遠さくらナビすいすイーナは、駐車場の空き情報や道路の混雑状況が分かります。 4月1日の提供開始から18日までに、およそ3,300件のダウンロードがあったということです。
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高遠城址 今週末へ入り込み期待
高遠城址公園の17日までの入園者数は、13万8,412人で、今後どれだけ伸ばすかが注目されます。 伊那市が今年度算出した公園管理の年間収支の黒字確保の基準は、21万人で関係者は、今後の人出に気をもんでいます。 満開宣言から3日目となった高遠城址公園。 18日も多くの花見客で賑わっていました。 伊那市は、収支を明確にした上でさくら祭りに取り組もうと、去年初めて公園の収支見込みを算出しました。 去年の入園者は、22万3,000人で、入園料収入は、1億237万円、駐車場収入は、1,823万円で合計1億2,385万円でした。 これに対して支出総額は、公園管理やシャトルバスの運転委託料などで1億2,319万円でした。 今年度は、管理経費の見直しを行い黒字ラインを21万人としています。 伊那市によりますと、17日現在の入園者数は、9日間で13万8,412人となっています。 開花宣言により、9日から入園が有料となり、満開となった16日は、今シーズン最高の2万6,460人が訪れました。 今週末で6万1,588人を越えると20万人を突破、7万1,588人を超えると21万人を達成します。 花見の波及効果はどうでしょうか。 今日の高遠城址公園です。 宿泊先を訪ねると、松本、安曇野、白馬、松代、諏訪など、伊那以外が大半を占めています。 こうした状況を打破するため、伊那市は、今年夜桜で宿泊につなげようと大都市圏に売り出しました。 その効果は、高遠地区とは反対の西箕輪の愛和の森ホテルでも現れていました。 一方で、ある旅館経営者は、「足がなく夜桜をあきらめる宿泊客も多い。シャトルバスや直通バスなどの充実を期待したい」と話しています。 毎年花見は、天候や花の咲くタイミングに左右されます。 公園内の売店で話を聞きました。 観光のスタイルが変わり、情報が豊富になった今、高遠城址公園を訪れる人をいかにこの地域にとどまらせ、お金を落としてもらえるか。 ニーズを見定めた対応が今後のかぎとなりそうです。
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踊り、さくら茶で花見ムード盛り上げ
高遠城址公園では花見ムードを盛り上げようと16日、踊りや桜茶のサービスが行われました。 南ゲート付近では、高遠小学校の5年生40人余りが武田信玄の5男・仁科五郎盛信と織田軍との戦いを表現した舞、「孤軍高遠城」を披露しました。 高遠小学校では、毎年、花見遠足で城址公園を訪れています。 2年前から、観光に関り訪れた人達をもてなそうと子供達が発表を行っています。 子どもたちは満開の桜の下で堂々と踊りを披露していました。
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高遠城址公園 満開
天下第一の桜として知られる高遠城址公園の桜が16日満開となり公園内は多くの花見客でにぎわいました。 高遠城址公園には、およそ1500本のタカトオコヒガンザクラがあり、濃いピンク色の花を咲かせています。 午前7時。見ごろとなっている公園内には、早朝にも関わらず、観光客が訪れていました。 正午近くになると、公園近くの駐車場は満車となり、付近の道路では乗用車や観光バスが列を作っていました。
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南ア ジオパーク サポーター制度導入へ
世界自然遺産登録を目指す、南アルプス中央構造線エリア、ジオパーク協議会の総会が16日、伊那市創造館で開かれ、今年度の事業計画案などについて話し合いが行われました。 協議会は南アルプスに接する市町村や関係機関などで組織され、この日はおよそ30人が参加しました。 平成26年度の事業計画には、今年度初めて、サポーター制度の導入と、学校教育カリキュラムに合わせたプログラム作成が加わりました。 サポーター制度は、おもてなしの質の向上に繋げようと、飲食業者や宿泊業者などが、伊那市を訪れた観光客などに、最低限の情報を提供し魅力を伝えるものです。 協議会では今後、ホテルや旅館などから参加者を募集して、簡易講座を開き、サポーター認定をして行く考えです。 他に、地域の子どもたちの、郷土教育に南アルプスの授業を取り入れるため、教育のプログラムを作成するほか、修学旅行生などのツアーに組み込むことで、魅力を伝えていく考えです。 協議会は、「サポーターについては、今年9月に予定されている、日本ジオパーク南アルプス大会に間に合わせたい」と話していました。
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桜奏会が桜の下で高遠囃子の巡行
伊那市高遠町に古くから伝わる高遠囃子を保存継承している桜奏会は14日の夜、見ごろとなった高遠城址公園で巡行をしました。 14日は、桜奏会のメンバーが提灯を先頭に太鼓や笛、三味線などを演奏しながら公園内をゆっくり練り歩きました。 桜奏会では、花見客が訪れるこの時期に伝統の音色を楽しんでもらおうと毎年園内での巡行を行っています。 高遠閣を発着点に桜雲橋を渡り、園内を一周するコースで、行はゆっくりとしたテンポの本囃子、帰り、はテンポが速く賑やかな帰り囃子を演奏しました。 訪れた観光客たちは、桜色の法被に花笠姿の巡行を写真におさめていました。 高遠城址公園の桜は現在8分咲きとなっていて、伊那市では16日、満開になると予想しています
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桜の下 篠笛と和太鼓の演奏会
桜の花が5分咲きになった高遠城址公園で14日、日本の伝統楽器篠笛と和太鼓の演奏が行われました。 演奏したのは東京都出身の篠笛奏者、大野利可さんと太鼓奏者、石塚由有さんの二人です。 演奏会は訪れた人たちに篠笛を楽しんでもらおうと毎年開いているものです。 大野さんは6年前、伊那市で初めて演奏会を開いたことがきっかけで、3年前から市内で篠笛の講座の講師を務めています。 石塚さんは、同じ伝統楽器演奏者の、大野さんに誘われ初めての参加です。 大野さんと石塚さんは、1時間ほどの演奏の中で、オリジナル曲や、春にちなんだ曲など5曲を披露しました。 高遠城址公園の桜は現在「5分咲き」で、今週が見ごろだということです。
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諏訪ー伊那峠のサミット
歴史や文化をキーワードに、伊那地域と諏訪地域の交流がスタートしました。 13日は、伊那市と茅野市の境にある国道152号の峠の茶屋で、諏訪―伊那峠のサミットキックオフミーティングが開かれました。 諏訪地域からは、25人、伊那地域からは15人が参加しました。 峠の茶屋の展望台で、八ヶ岳山麓を望み鳥獣たちの成仏を祈る神事 原山遥拝です。 平安時代から江戸時代に至るまで、諏訪地域には、狩猟と肉食に関する免罪符的なものがあり、その神事を再現しました。 特に鹿は、特別な存在で、ある神職は、「鹿なくては御神事すべからず」とまで書き残しています。 神にささげた鹿の供物。 伊那市長谷ざんざ亭の長谷部晃さんが、独自の解釈で作り奉納しました。 内容は、鹿肉のローストと脳みそ、パテ、レバーペースト、血のペーストです。 これを参加者が味わいました。 さらに、キーワードとなる鹿肉を使った弁当を参加者が味わいました。 鹿肉のそぼろ、レバーペースト入りのキッシュなど、鹿肉の風味を活かしながら臭みを感じさせない仕上がりになっていました。 今回の峠のサミットは、伊那地域の高遠ぶらりプロジェクトと諏訪地域の歴史を研究しているスワニミズムなどが開いたもので、両地域の地質や信仰についても理解を深めました。 前の高遠高校校長で、この春諏訪清稜高校の校長に就任した石垣正志さんは、「伊那を知らずして諏訪は理解できないし、伊那を掘り下げれば必ず諏訪に突き当たる」と話しています。
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高遠中学校 観光客をお・も・て・な・し
桜の開花後初めての週末を迎える伊那市高遠町の高遠城址公園は、12日も県内外からの観光客で賑わいました。 公園のそばにある高遠中学校では、さくら茶のサービスを行うなど、生徒が来園者をもてなしました。 校庭を駐車場として開放している高遠中学校では、生徒会が中心となって車の誘導や桜の花びらが入ったお茶を提供していました。 高遠中学校では、さくら祭り期間中生徒会とPTAが中心となって土産品の販売や駐車場の案内、トイレの掃除などを平成11年から行っています。 こうした観光客への振舞いが認められ、県が主催する第1回信州おもてなし大賞で最高賞にあたる大賞を先月受賞しました。 12日は、生徒のべ89人が3班に分かれ、朝7時から午後4時過ぎまで観光客の案内などを行っていました。 生徒の保護者達も、子ども達の活動を手伝います。 高遠城址公園周辺では、県外からのツアーバスが40台以上駐車していました。 公園はまだ3分咲き程度ですが、訪れた人達は咲いている花をバックに写真を撮ったり弁当を広げて味わうなどして花見を楽しんでいました。 昼時になると城址公園の下の商店街では飲食店で行列ができるなど賑わっていました。
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高遠城址公園 いよいよ本番
県内外に桜の名所として知られている伊那市高遠町の高遠城址公園への花見客の入り込みが本番を迎えています。 11日は、平日にもかかわらず、団体客や家族連れなどが花見に訪れていました。 桜雲橋がある公園中心部の二の丸付近は、まだ咲き始めです。 それでも咲いている花を見つけると顔を近づけたり、写真を撮ったりしていました。 公園南側です。 全体が赤みを帯びています。 伊那市観光協会によりますと、南側は、5分咲きだということです。 公園内には、樹齢130年を越える老木も含め、1,500本のタカトオコヒガンザクラがあります。 天下第一の桜と称され、県の天然記念物に指定されているほか、平成2年には、日本さくらの会のさくら名所百選に選ばれています。 満開は、来週の15日火曜日前後になりそうです。 その高遠城址公園で、500円で説明が受けられるワンコインガイドが好評です。 のべ40人のボランティアガイドが22日まで公園に待機しています。 今日も、そろいのジャンパーを着たガイドが花見客を案内していました。 去年は、さくら祭り期間中に75組が利用しました。 今年は100組以上を目指しているということです。
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オリジナル切手 「高遠 桜浪漫」
伊那市の高遠郵便局などは、花見シーズンにあわせオリジナル切手「高遠 桜浪漫」の販売を9日から始めました。 販売初日となった9日は高遠郵便局の高橋晴彦局長らが高遠町総合支所を訪れ伊藤俊規高遠町地域自治区長にオリジナル切手2セットを手渡しました。 切手は7年前から花見の時期に合わせ作られ、今年はこれまでの桜まつりのポスターに採用された写真などがデザインされています。 市内の郵便局のみで販売され、52円切手10枚一組のものが930円で3千部。82円切手10枚一組のものが、1230円で2500部限定販売となっています。 伊藤自治区長は、「使うのがもったいない出来栄え。お土産としても喜ばれる一品です」と喜んでいました。
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米ゴルフアカデミー参加報告
関東ゴルフ連盟による、アメリカ、フロリダ州で先月開かれたIMGゴルフアカデミーに高遠小学校6年の髙橋采未(あやみ)さんが長野県から唯一参加しました。 9日は髙橋さんが伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長と久保村清一教育長に報告しました。 アメリカで開かれるIMGゴルフアカデミーは、ジュニア選手の育成を目的としています。 関東周辺の1都10県がエリアの関東ゴルフ連盟の会員およそ5千人の中から、アマチュアランキングや身体能力などで選考し、8人が選ばれました。 髙橋さんはゴルフの実績は少ないものの、長野県ジュニアゴルフ連盟からの推薦で身体能力が評価され8人の仲間入りをしました。 アカデミーは先月23日から31日までアメリカ・フロリダ州で開かれ、髙橋さんもレッスンに参加しました。 髙橋さんは「スウィングなど直してもらった。密度の濃い練習ができました」と話していました。 白鳥市長は、「高遠町からプロゴルファーが誕生する日も近い。できれば地元の学校で頑張ってほしい」と激励していました。
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パレードで山火事予防
山火事予防を呼びかけるパレードが今日、伊那市などで行われました。 9日は、県や市町村職員8人が伊那合同庁舎前を出発し、伊那市から辰野町までをまわり火災予防を呼びかけました。 啓発活動は、空気が乾燥し山火事が発生しやすい毎年この時期に行われているものです。 上伊那管内では去年、6件の山火事が発生していて、合わせて2.75ヘクタールを焼きました。 これはおととしと比べ6倍の焼失面積となっています。 今年は2件の火災被害が出ています。 上伊那地方事務所の青木一男所長は「これから農作業などで土手焼きや焚き火をする機会が増えるので、意識を高めてもらえるよう呼び掛けたい」と話していました。 啓発活動は、あすも行われ、駒ヶ根市から中川村までをまわるということです。