-
高遠城址公園 恵みの雪
大雪となった伊那地域。 伊那市高遠町の高遠城址公園では、午前10時の時点で15センチの積雪がありました。 桜を管理している稲辺謙次郎さんによりますと、通常、雪が降ると枝が折れるのを防ぐために雪おろしをするということですが、今回は雪の性質が軽く枝に着雪しなかったということです。 ここ数日の寒さのため開花時期が遅れることも心配したということですが、地面に積もった雪で根が保温されるため、桜にとっては恵みの雪になったのではないかと話します。
-
高遠伝統のだるま市 11日に開催
今月11日に伊那市高遠町でだるま市が開かれます。 名物の人形飾りは、今年7体が登場する予定です。 伊那市高遠町の春日医院では、地域を盛り上げようと去年から人形飾りづくりを行っています。 今年制作しているのは、去年流行語大賞となった「おもてなし」をテーマにした6体のだるまです。 小さいものが5体と大きいものが1体で、かごを骨組みにして制作しました。 春日医院では、休日などを使い職員総出で制作しています。 見よう見まねで初めて参加した去年よりも楽しく協力して制作できていると話します。
-
高遠高校芸術コース音楽専攻 卒業定期演奏会
高遠高校芸術コース音楽専攻の卒業定期演奏会が26日伊那市高遠町の信州高遠美術館で開かれました。 演奏会には、音楽専攻の生徒19人の他、合唱団に所属する生徒やOBなども出演しました。 高遠高校芸術コースは、毎年この時期に定期演奏会を開いていて、一年間の学習の成果を披露しています。 会場には保護者やOBなど160人が訪れ、生徒の演奏に耳を傾けました。 音楽専攻の生徒全員と有志が所属する合唱団の発表では、混声四部合唱を披露しました。 ある3年生は、「3年間のまとめとして、精いっぱいパフォーマンスをがんばりました」と話していました。
-
切りつけ事件受け教諭や警察が通学路を警戒
伊那市高遠町で女子中学生が男に持っていたバックを切りつけられた事件を受け、一夜明けた29日、通学路では中学校の教諭や警察が警戒する中、生徒たちが登校していました。 29日の朝は、高遠中学校の教諭およそ20人が通学路10か所で登校する生徒を見守りました。 学校によりますと事件のあった通学路は普段50人程が利用しているという事ですが、今朝は車で送る家も多くあり普段の半数だったという事です。 警戒にあたっている教諭は、車で巡回している別の職員に一人で歩いている生徒がいた場合は学校近くまで乗せていくよう連絡したり、近くに他の生徒がいる場合は「友達と一緒に歩くように」と声をかけていました。 事件は、28日登校中の女子中学生が背後から近づいてきた男にバッグを刃物のようなもので切りつけられたものです。 この女子中学生にケガはありませんでしたが男は逃走しました。 伊那警察署は29日午後4時50分現在男の行方をおっています。 高遠中学校では当面の間、部活動の練習を中止し登下校の時間帯に教諭らが通学路に立つことにしています。近くの高遠小学校ではPTAが、高遠高校では教職員が通学路に立ち警戒するという事です。 伊那市教育委員会では、市内の集中学校に対し子供の安全に注意するよう各学校に通達したという事です。
-
女子中学生バッグ切りつけられる
28日午前7時20分頃、伊那市高遠町西高遠の路上を歩いていた女子中学生が男に持っていたバッグを刃物のようなもので切りつけられる事件が発生しました。 この女子中学生にケガはありませんでした。 伊那警察署の発表によりますと事件があったのは伊那市高遠町西高遠のウッドレックス東の路上です。 登校中の女子中学生が後ろから来た男に無言のまま持っていたバッグを切りつけられたものです。 この女子中学生にケガはなくそのまま登校し、話を聞いた学校が警察に通報しました。 男はそのまま現場を立ち去ったということです。 現場近くの高遠高校では、事件を受け注意して下校するよう指導があったということです。 男は年齢が40歳前後、身長170センチほどで体格は普通。 黒のニット帽に白のマスク、黒の手袋をつけ、焦げ茶色のナイロン製ロングジャンパーに黒のズボンをはいていたということです。
-
高遠まちづくりネットワーク 今後の活動を協議
伊那市高遠町の活性化に取り組む高遠まちづくりネットワークの今年初めての会議が、24日伊那市高遠町の総合福祉センターやますそで開かれ、今後の活動について協議しました。 高遠まちづくりネットワークは、商工会や農業団体、行政などおよそ50の団体で組織していて、24日の会議には26人が参加しました。 高遠まちづくりネットワークでは、新たに商店街の活性化に取り組む「ご城下プロジェクト」を設置したい考えです。 商店街に癒しの場所を設置したり、食べ歩きできる商品の開発などに取り組んでいきたいということです。 2012年に設置された高遠版内藤とうがらしプロジェクトは、来年度は新宿区と共同して、東京都でとうがらしをPRするイベントを行うことを報告しました。 会議ではほかに、9月21日から23日に行われた高遠ブックフェスティバルの売り上げの一部、4万3,630円を東日本大震災の被災地に義援金として寄付しました。
-
伊那署管内2社が優秀事業所に
若者からの交通安全を進めるヤングドライバークラブ交通事故防止コンクールで、伊那警察署管内からは、2社が優秀事業所として表彰されました。 24日は、伊那警察署で表彰伝達式が行われました。 県内154の事業所が参加したコンクールで、伊那警察署管内からは、信英蓄電器箔株式会社と大明化学工業株式会社が優秀事業所に選ばれました。 最優秀事業所は3事業所、優秀事業所は27事業所でした。 信英蓄電器箔、大明化学のヤングドライバークラブは、交通安全期間中の出勤時間に会社近くで啓発活動をしたり、独自にシートベルト着用調査をしている活動が評価されました。 信英蓄電器箔の井口美穂さんは、交通安全メッセージの部で佳作に選ばれました。 井口さんの祖母が交通事故にあっていることもふまえ、お年寄りの道路横断を気遣う内容のメッセージでした。 ヤングドライバーコンクールは、県警本部や長野県運転管理者協会などが毎年行っていて今回で24回目になります。
-
県がインフルエンザ注意報発令
長野県は22日、全県にインフルエンザ注意報を発令しました。 長野県の1月13日から19日の間のインフルエンザの発生動向調査によると、県全体の患者数が983人、一医療機関あたりの患者数は11.3人となり、注意報発令基準である10人を超えました。 このうち、伊那地区の定点当たりの患者数は13.25人でこちらも基準を超えています。 県では、かからないようにするために、手洗いをこまめにすることや、人混みへの外出を控えることなどを呼びかけています。 また、かかってしまったら、うつさないようにするために、早めの受診や学校、職場は休むようにと呼びかけています。
-
高遠小学校4年生 2分の1成人式
10歳の節目を祝う、2分の1成人式が16日、伊那市高遠町の高遠小学校で開かれました。 式には、今年度10歳になる4年生33人と保護者などが出席しました。 2分の1成人式は、10年間の自分を振り返り、今まで支えてくれた家族や周りの人に感謝の気持ちを伝える会で、毎年開かれています。 式では、1人ずつ20歳になった自分に向けて、「夢は叶っていますか」「なりたかった仕事をしていますか」などと手紙を読みました。 サクラの木で作った感謝のメダルと花を保護者に渡し、児童全員で「いのちの歌」を合唱しました。 児童が歌い終わると、保護者からサプライズの手紙が手渡されました。 1年生から3年生まで東組の担任を務めた下島弘子教員は「道をよく間違える人が一番道を覚えます。迷うことや苦しいことがあっても、間違いを恐れないで勇気を出して踏みだして下さい」と話しました。 児童代表の樋口晴斗くんは「夢に向かって一生懸命頑張る姿をずっと見守ってください」と話しました。 ある保護者は「10年間のことを色々思い出して感動した。これからも夢を応援していきたいです」と話していました。
-
無病息災などを願い 引持の獅子舞
伊那市高遠町上山田の引持で18日、今年一年の無病息災や五穀豊穣を願う、獅子舞が披露されました。 引持生活改善センターには、およそ70人が集まり地区に伝わる獅子舞を見物しました。 引持の獅子舞は、ひょっとこにせきたてられた獅子が起き悪魔を払います。 獅子の体についたノミを食べるユニークな仕草もありました。 この獅子舞はかつて1月17日に地区の役員が家に集まり、徹夜で酒を酌み交わし、芸を楽しみながら、日の出を待つ、お日待ちの行事の中で行われてきたということです。 現在は、1月17日に近い日曜日に引持生活改善センターに集まり獅子舞が行われています。
-
高遠高校芸術コース 卒業制作展
伊那市高遠町の高遠高校芸術コースの3年生による卒業制作展が18日から、信州高遠美術館で始まりました。 会場には、芸術コースの美術専攻と書道専攻の生徒9人の作品、30点ほどが並んでいます。 卒業制作展は、芸術コースの集大成の場として毎年開かれています。 美術専攻は、油彩や水彩、ペン画、スプレー画など大小様々な作品を展示しています。 書道専攻は、古典を書き写した臨書の他、刻字などを展示しています。 作品の1つひとつには、制作した生徒の思いが添えられています。 高遠高校芸術コース卒業制作展は、来月2日日曜日まで信州高遠美術館で開かれています。 26日日曜日には、音楽専攻の生徒による演奏会も開かれます。
-
競技かるたデモンストレーション
伊那市の高遠町図書館で19日、競技かるたのデモンストレーションが行われ訪れた人達は、公式戦さながらのスピードに見入っていました。 デモンストレーションは、競技かるたのスピードやテクニックを知ってもらおうと、図書館恒例の新春百人一首大会に合わせ初めて開かれました。 この日は駒ヶ根市や飯田市の愛好者8人が会場に招かれました。 最初に、公式戦のルールなどを説明し、代表の2人が実戦形式で札を取り合いました。解説をした愛好者は「上の句の何文字かを聞いて、反応する事が必要。実戦では、相手との駆け引き、心理戦の要素が大きい」と説明していました。 ある小学生は「真剣な表情にびっくりしました。すこしでも、近づけるよう挑戦してみたいです」と話していました。
-
高遠中学校が「中部の未来創造大賞」受賞
国土交通省などが中部地域の地域づくりの活動を表彰する「中部の未来創造大賞」で、伊那市高遠町の高遠中学校が優秀賞を受賞しました。 8日は高遠中学校生徒会山田流星生徒会長など6人が市役所を訪れ受賞の報告を白鳥孝伊那市長にしました。 中部の未来創造大賞は今年で14回で、37件の応募の中から、高遠中学校が、大賞に次ぐ優秀賞に選ばれました。 民間、行政の垣根を越えた活動を表彰し、中部地域の発展に役立てようと、国や中部5県で組織する、中部の未来創造大賞推進協議会が毎年、民間団体や企業、学校、行政機関を表彰しています。 高遠中学校は、毎年4月の観桜期に、駐車場案内、トイレ開放、生徒会売店の営業、桜茶接待など、ボランティア活動を行って来ました。 生徒によるボランティア活動の始まりは昭和五51年。ひとつの学級が城址公園の清掃を始めたことがきっかけでした。 高遠中学校では「今年で活動が14年になる。継続してきたことが認めてもらえたと思う。これからも長く続けていきたい」としています。
-
高遠高校書道コースが中学生指導
伊那市の高遠高校書道コースの生徒が25日、高遠中学校を訪れ、中学生に書き初めの指導を行いました。 希望する中学校の生徒17人に高校生が書き初めの指導をしました。 指導したのは、高遠中学校出身の3人です。 高遠中学校は継続的に高遠高校と交流をしていますが、書道コースとは今回が初めてです。 生徒たちは自分の名前を行書体で書く練習を繰り返していました。 なかなかうまく書けない中学生に高校生が、書き方や字のバランスなどを丁寧に教えていました。 高遠中学校の小松民敏校長も生徒に混じって書道に取り組んでいました。
-
さようなら2013 5月~8月
5月 30.3度を記録 5月9日、伊那地域の最高気温が30.3度を記録し、8月上旬並みの真夏日となりました。 5月としては、観測史上2番目の暑さでした。 7月8日から12日まで5日連続の真夏日。8月10日と11日には、2日連続して観測史上最高となる37度を記録しました。 5月 竜東保育園着工 伊那市内24の保育園のうち、7園を3園に統合する保育園整備計画に基づき、竜東保育園の建設工事が始まりました。 竜東地区では、伊那東保育園が閉園となり、竜東・伊那北の2園に統合されます。 竜東保育園の完成は来年2月の予定。さらいねん3月には伊那北保育園の建て替えが完了する計画です。 6月 16輪のサボテン咲く 伊那市長谷溝口の保科やよいさんが育てているサボテンが6月12日に16輪の花を咲かせました。 例年はひとつのサボテンに8輪ほど咲きますが、今年は倍の16輪が咲きました。 5月の日照量が多かったことがその要因と見られています。 6月 大太坊 陸前高田公演 伊那市西春近を拠点に活動する太鼓グループ「大太坊」は、6月30日に、東日本大震災の被災地、岩手県陸前高田市で公演しました。 大太坊は震災以降陸前高田市の支援を続けています。 太鼓を通じた被災地支援は、今後も続きます。 7月 南アルプス賑わう 南アルプス国立公園指定50周年を来年に控え、今年は多くの登山者で賑わいました。 南アルプス林道バスは、7月13日、戸台口から北沢峠までの上り便を利用した人は975人にのぼりました。 今シーズンの林道バス利用者は、8年ぶりに5万人を突破しました。 7月 中アで韓国人4人死亡 中央アルプスでは、檜尾岳から宝剣岳一帯に入山した韓国人登山ツアー客20人のうち4人が死亡する遭難事故がありました。 一行は、48歳から78歳の男女で、ツアーに山岳ガイドや添乗員の同行はなく、装備も軽装でした。 外国人登山客の受け入れ体制も問われる事故となりました。 8月 南中生震災被災地でボランティア 南箕輪中学校の生徒有志は、8月に、東日本大震災の被災地・宮城県南三陸町で2泊3日のボランティア活動をしました。 南箕輪中学校と南三陸町は、被災地でライブ活動などを行なっているシンガーソングライターのDジャケットに、文化祭ステージの絵が採用されたことなどが縁で交流が続いています。 8月 西駒遭難事故から100年 中箕輪尋常高等小学校の西駒ケ岳遭難100回忌法要が8月に箕輪町の明音寺で行われました。 11人が犠牲になった事故から100年。 遺族らでつくる偲岳会が行ったもので、会では、「遭難の歴史が次の世代に語り継がれるよう務めていきたい」としています。
-
正月用のフラワーアレンジメント
正月を迎える花を手軽に楽しんでもらおうと、22日伊那市高遠町の信州高遠美術館でフラワーアレンジメントの講座が開かれました。 正月のフラワーアレンジメント講座は、今年で4年目です。 22日は、伊那市を中心に上伊那から30人が集まり、美術館のロビーでそれぞれが作品を作りました。 使った花は、南天や松、菊など8種類で、美篶で園芸店を営む矢島修さんからコツを教わりながら作業を進めていました。 矢島さんは、「高低や左右のバランスに気をつけて、少し遠くから眺めて」などとアドバイスをしていました。 去年も受講したという伊那市のある主婦は、「自分でアレンジした花でお正月を迎えたい。本格的ないけばなと違い手軽に出来るのがいいですね。」と話していました。 この日作った花は、それぞれ持ち帰り、居間や玄関などに飾るということです。 このフラワーアレンジメントの講座は、バレンタインデーやひな祭りにあわせ来年も開かれる予定です。
-
冬至 さくらの湯でゆず湯のサービス
冬至の22日、伊那市高遠町の日帰り温泉施設さくらの湯では、露天風呂でゆず湯のサービスが行われました。 さくらの湯では、毎年冬至にあわせてゆず湯のサービスをしています。 今年は、21日から23日まで3日間行われます。 男女それぞれの露天風呂に、静岡産のゆずが毎日100個入れられます。 22日も午前10時のオープン直後から多くの人がさくらの湯を訪れ、ゆずの香りを楽しみながら湯舟につかっていました。 ゆず湯は、血行促進効果で、冷え性や神経痛に効果があるとされています。 およそ20年前のさくらの湯がオープンした時からファンだという長谷の内山さん83歳も年に一度のゆず湯につかっていました。 さくらの湯のゆず湯のサービスは23日も行われます。
-
仙醸の年とり酒 出荷はじまる
伊那市高遠町の仙醸で、予約限定の年とり酒の出荷が20日から始まりました。 仙醸は、2001年から黒松仙醸年とり酒本醸造しぼりたて生原酒の販売をしていて、今年で12年目になります。 仙醸によりますと、信州産の酒米ひとごこちを使い、しぼりたての生原酒ならではのフレッシュで荒々しいのどごしが味わえるということです。 15日までの注文による完全予約販売で、今年は、4,000本を全国に発送します。 関東や中京、甲信越が中心ですが、遠くは北海道、九州からも注文があるということです。
-
高遠町・長谷では積雪20センチ
18日夜から降った雪で、伊那市の東部地区などでは20センチほどの積雪があり、子どもたちは、雪遊びを楽しみました。 高遠第一保育園では、支度を整えた園児が、朝から元気に園庭に飛び出し雪あそびを楽しみました。 伊那市の中心市街地では、道路などに積雪はありませんでしたが、高遠町や長谷では20センチほど積もりました。 長野地方気象台によると前線を伴った低気圧が発達しながら本州の南海上を通過したため、県内の広い範囲で雪が降ったということです。 県の南部では、今シーズン初の積雪となりました。 子どもたちは、雪合戦をしたり、雪だるまをつくったりして楽しんでいました。 高遠町の住宅地では、住民が朝から雪かきに追われていました。 道路は除雪車がかき終えていましたが、残った雪を除いていました。 長谷の特別養護老人ホームサンハート美和でも、駐車場に積もった雪の除雪作業が朝から行われていました。 長野地方気象谷によりますと、20日からは冬型の気圧配置となり、曇りか晴れの日が続き、気温は平年並みで推移するということです
-
桜大学講座 長野県教育委員会の伊藤学司教育長が講演
伊那市高遠町の公民館講座、桜大学が15日高遠町総合福祉センターやますそで開かれ、長野県教育委員会の伊藤学司教育長が講演しました。 15日は、伊藤教育長が「信州教育の再生に向けて」と題して話しました。 伊藤教育長の両親は高遠町藤沢出身で、伊藤さんも幼少時代たびたび高遠を訪れたということです。 伊藤教育長は、「学校の教育力を上げるには、教員の質を上げることが不可欠。授業に対応した宿題など、全国の良い取り組みを取り入れていくことが大切」と話していました。 また、中学校の朝の部活動については、「長野県の中学生女子の運動部への加入率は全国的にみても低い。熱心な朝部活が運動が苦手な生徒の加入を敬遠させてしまっている」と話していました。
-
サン工業が年末コンサート
伊那市西箕輪の表面処理メッキ加工業、サン工業株式会社による、年末コンサートが7日、伊那市高遠町の信州高遠美術館で開かれました。 サン工業による年末コンサートは社員教育の一環で毎年開かれていて、今年で10回になります。 会場には社員70人のほか、一般の客など合わせて150人が集まりジャズを楽しみました。 今回はミュージカルや歌手として活躍中の、グレース美香さんと、ジャズ演奏者を招きました。 ドラム担当の、高木幹晴さんは、実は愛知県でメッキ加工会社を経営しています。同業者であるサン工業の川上健夫社長との縁で今回のコンサートが開かれました。 コンサートではワムのラストクリスマスなど20曲が演奏されました。 「上を向いて歩こう」など、知っている曲が演奏されると、訪れた人も一緒に口ずさんでいました。 歌を聞いた人は、「間近で聞くジャズは迫力がある、まだまだ聞いていたい」と話していました。
-
新酒やまむろが12日から販売
伊那市高遠町の山室地区で採れた酒米のひとごこちを使い、高遠町の仙醸が作った新酒やまむろが、12日から販売されます。 やまむろは、高遠町の酒販店で作る高遠旨い酒研究会が、地域活性化を目指して、平成18年から毎年造っています。 10日は、高遠町の鉾持神社の境内にある、酒の神様「松尾社」の前に関係者が集まり、神事をして新酒の完成を祝いました。 酒米のひとごこちは、農事組合法人山室が委託を受け生産していて、今年は夏の気温が高かったことなどから粒の大きな良い米ができたということです。 その米をつかって、高遠町の酒蔵、仙醸が醸造しました。 新酒やまむろは、720ミリリットル入り1,260円で、旨い酒研究会に加盟する高遠町内7店の酒屋で購入することができます。
-
いきいきサポーター高遠が地域
伊那市高遠町のいきいきサポーターが、一般財団法人千代田健康開発事業団のチヨダ地域保健推進賞を受賞しました。 この日は一般財団法人千代田健康開発事業団の山本吉明専務理事が伊那市役所を訪れ、伊那市の高齢者福祉課の木ノ嶋志津子さんに賞状を手渡しました。 一般財団法人千代田健康開発事業団は昭和41年に設立され、主に医学研究助成、地域保健活動助成などを行っています。 いきいきサポーターは平成17年に旧高遠町で発足し、今年で9年目になります。 受賞は、地域の健康推進に長年にわたり活動してきた点が評価されました。 いきいきサポーターは現在75人で活動していて、月に2回ほど各地区のおたっしゃ教室で指導しています。
-
満光寺で雪吊り作業
本格的な積雪シーズンを前に伊那市高遠町の満光寺では境内の松を雪の重さから守る雪吊りの作業が3日行われました。 満光寺では、20年ほど前から松の雪吊りを行っています。 雪吊りは木々の枝が雪の重みで折れないように保護するもので冬の風物詩にもなっています。 3日は、朝から伊那市手良にある造園業者、花月園の職人が作業にあたっていました。 長さ10メートルほどの支柱に松を固定し、上から円すい状にワラの縄を張り巡らせます。 使われる縄は、100mの玉縄7個分だということです。 満光寺の境内には高所作業車が入れないため、はしごを使って一本一本丁寧に縄を下していきます。 作業していた松は樹齢およそ、500年の黒松で武田信玄の弟、武田信康が信玄の遺言によりこの寺に植えたという言い伝えがあります。 この松を一目見ると極楽往生できると言う噂が広まり極楽の松と呼ばれています。 満光寺では、「訪れた人たちに冬の風情を楽しんでもらいたい」と話していました。
-
高遠高校でプロシンガーが授業
下諏訪町出身でプロシンガーのゲンディさんが26日、高遠高校を訪れ、高遠高校芸術コース音楽専攻の歌唱指導を行いました。 高遠高校音楽専攻では、毎年定期演奏会を開いています。 演奏会では最近はポップスを歌う生徒が増えたことから、プロのシンガーに指導を受けることになりました。 ゲンディさんは、下諏訪町の出身で、高遠高校の石城正志校長の教え子だったことが縁で指導しています。 3回目となる今日は3年生5人が一人ずつ、歌う姿勢や表情についてレッスンを受けていました。 ゲンディさんは「夢を追う生徒の背中を押し、少しでも夢に近づけることができれば」と話していました。 来年1月に定期演奏会が予定されていて、ゲンディさんも出演することになっています。
-
第6回信州伊那高遠の四季展 短期集中開催
3年に1度全国公募で開かれる「信州伊那高遠の四季展」について、平成27年開催の第6回は会場数を少なくし、短期集中で行うことが決まりました。 27日は伊那市役所で第6回の四季展に向けた初めての実行委員会が開かれ、開催概要が決まりました。 それによると、開催期間は前回と比べ20日間少ない17日間で、平成27年10月10日から10月25日まで。 会場は市内6か所から、信州高遠美術館とかんてんぱぱホールの2か所となります。 これは、出品者・来場者の意見をもとに、会場に足を運びやすくし、短期集中で開催する狙いがあります。 また、作品の応募資格は、これまでは高校生を除く18歳以上でしたが、第6回からは高校生まで年齢を広げたらどうかという意見が出されました。 信州伊那高遠の四季展は、伊那を全国にPRし通年観光へつなげようと平成12年から3年に一度のペースで開かれています。 なお作品の募集は平成27年5月から行われます。
-
江崎孝坪没後50年展
旧高遠町出身の日本画家江崎孝坪の没後50年展が27日から伊那市高遠町の信州高遠美術館で始まりました。 会場には美術館が所蔵する江崎孝坪の作品7点が展示されています。 江崎孝坪は旧高遠町出身で、昭和初期から昭和30年頃に活躍した日本画家です。 時代に忠実に、服装や儀式などを再現する「歴史画」を得意としていて、黒沢明監督の映画「七人の侍」では衣装考証を担当しました。 ある作品は、奈良時代に鷹を使って狩りをしていた「鷹匠(たかじょう)」の姿を再現しているということです。 江崎孝坪は一般的な日本画に比べ輪郭線が太く、単純化したデザインで描いている点が特徴といわれています。 江崎孝坪没後50年展は来年3月30日まで、信州高遠美術館で開かれています。 入館料は一般500円、小中学生は150円です。
-
高遠白山登り窯 火入れ
伊那市高遠町勝間にある白山登り窯の火入れが22日行われ、山の斜面を利用した4段の窯から煙が立ちはじめています。 登り窯は、幅3メートルで、山の斜面に沿って4段あります。 白山登り窯は、高遠焼の伝統を守っています。 22日は、見学者も大勢訪れ、興味深そうに話を聞いていました。 高遠焼は、1813年、月蔵山から高遠城へ水を引くため、美濃から陶工を招き、土管を焼いたのが始まりとされています。 明治半ばに衰退しましたが、1975年、昭和50年に復活しました。 浦野真吾さん。 復活に携わった陶芸家唐木米之助さんの孫にあたり後を継いでいます。 今回窯に入れた作品は、800点。 1日かけて1220度まで温度を上げ、その後は、火の色や煙の出方をみながら1250度まで 上げていきます。 こちらが登り窯で焼かれた高遠焼です。 灯油やガスを使った窯と違い、思わぬ傑作が生まれるといいます。 熱い熱気が上に昇る性質を利用し、効率の良い点が利点という登り窯ですが、作品にも独特の風合いが漂います。 91歳になる唐木米之助さん。 頼もしそうに孫の浦野さんをみつめます。 この日火入れをした登り窯は、3日間薪を絶やさず燃やし続け、その後さまし、12月初旬に窯出しを予定しています。
-
伊那市成人式「一本化できず」
伊那市の成人式のあり方について検討してきた委員会は、「開催方法、開催日を一本化することはできなかった」として、これまでどおり、地区単位での開催とする方針をまとめました。 20日夜は伊那市役所で、今年3回目の成人式あり方検討委員会が開かれ、これまでの検討のまとめを行いました。 成人式について委員からは、合併後の市民の一体感の醸成や記念品などの不平等さを解消するために、全体で一本化するのが望ましいとする意見がある一方、地区ごとに開く方式で5年経過し定着しているとして、これまでどおり分散して実施することを望む声が出されました。 結果、委員会では、開催方法、開催日などを一本化することはできなかったとして、今すぐに開催方法などを変更する時期ではないとしました。 これまでどおり伊那市が成人式を主催し、今後できるところから取り組んでいくことが望ましいとしています。 検討委員会では、この検討結果を踏まえて、伊那市に今後の方向性を決定して欲しいとしています。 委員会の検討結果は、26日の教育委員会に諮り、来月上旬に白鳥孝市長に報告されます。
-
高遠城址公園 桜の冬支度
来年の観桜期に向け、伊那市高遠町の高遠城址公園では本格的な冬の到来を前に桜の冬支度が始まっています。 20日は、桜守の稲辺謙次郎さんら3人が高所作業車で雪に備える為の作業を行いました。 冬支度は毎年11月中旬から始まっていて、枯れた枝を払ったり伸び過ぎた枝を剪定し、切り口には枝が腐らないよう殺菌防腐剤が塗られていました。 これは、雪の重みで枝や幹が傷まないように行われているもので、来年の春、見事な桜を咲かせるために欠かせない作業です。 公園内には、およそ1500本の桜がありバランスを確認しながら支柱が立てられていました。 稲辺さんは「毎年雪が心配。雪の重みでおれそうな枝には、すべて支柱を立てていきたい」と話していました。 高遠城址公園での作業は、来月中旬まで行われます。 年明けからは、市内各地の桜の木を見て回るということです。