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加藤さんがビーズの新作
宮田村福祉作業所でビーズアクセサリーの製作に励む加藤昌利さん=町1区=が、新作を発表。数種類の動物マスコットを携帯ストラップにしたもので、愛らしいデザインが好評だ。
ピアスやネックレスなどオリジナル作品を次々と発表する加藤さん。各種イベントや口コミで人気が広がり、製作依頼も舞い込んでくる。
動物マスコットも、購入者の要望に応じてアレンジも可能。問い合わせは宮田村福祉作業所85・5808まで。 -
水ぬるみイワナ放流
水ぬるみ、渓流釣りシーズンを迎え、天竜川漁業協同組合(後藤治也組合長)は29、30日、上伊那の主要渓流14河川約百カ所にイワナの成魚を放流した。 体長18-40センチ、70-100グラム前後の2年魚を中心に前年並の500キロ(約5000匹)を用意した。
30日は小雪が舞うあいにくな天気の中、駒ケ根市の太田切川、新宮川、宮田村の黒川など6河川13カ所で実施。太田切川のこまくさ橋下流のキャッチ&リリース区間では、バケツから放流されたイワナは銀鱗を踊られ、たちまち流れの中に消えた。
今回放流されたイワナは宮田村同漁協で養殖されたもの。
同漁協では、大型連休を前に、4月の中、下旬にイワナとアマゴ、ジャンボニジマスの放流を計画している。
漁協関係者は「今年は渇水状態が続き、釣果は今1つだったが、最近になって、数回雨が降り、水量が増え、水温も上がり、良い環境になった」と話していた。
遊魚料は1日券千円、年間6千円、中学生券300円。 -
ミニデイ利用者交流会
宮田村各区のミニデイサービスの利用者らに互いに交流してもらおうと30日、村内5地区の利用者を対象にした交流会が村老人福祉センターで開かれた。南割、町一、町二、大久保、大田切の各区から約60人が参加し、歌やゲーム、健康体操などを通じて親ぼくを深めた。
ゲームの時間では参加者をチームに分けて「お手玉送り」や満水リレーなどを行った。お手玉送りは1列に並んだ参加者が各チーム10個ずつのお手玉を次々に隣の人に手渡してゴールまでの時間と個数を競うものだが、特別ルールとして、受け取った人はお手玉を投げ上げ、その間に1回手をたたく竏窒ニいう難題が加えられた。参加者らは時折お手玉を落としたりしながらも笑顔で楽しそうにゲームに興じていた=写真。
参加した利用者は「1年に1回よその区の知り合いにも会えて楽しい。ありがたいことです」と笑顔で話していた。 -
宮田大学院の卒業式
宮田村公民館の生涯学習講座・宮田大学院(米山昭治会長)は28日、本年度の卒業式と修了式を村民会館で開いた。16人の院生のうち、長年学習に励んだ下村くみさん=町3区=が卒業。別れを惜しみつつ、今後も人生豊かに学んでいこうと誓い合った。
婦人学級から始まって、宮田学級、宮田大学、そして同大学院と長い間、生涯学習に励んだ下村さん。
式では白鳥剛公民館長が「みんなとふれあい、学んだことを思い返し、今後も頑張って」と激励し、卒業証書を手渡した。
同大学院は本年度10回開催。グラウンドゴルフや藍染めなど新たな挑戦もあり、ふれあいを通じて学習してきた。
米山会長はあいさつで、1年間の活動を回顧。村の子どもたちが独居老人と交流していることも学んだと語り「私たちも、もっと子どもたちと交流を深めていきたい。新年度も一緒に勉強しましょう」と呼びかけていた。 -
前村長の遺志金で中学校図書館に矢田文庫開設
宮田村の故矢田義太郎前村長=享年(73)、中越区=から寄せられた遺志金で、同村教育委員会は宮田中学校図書館に「矢田文庫」を開設。宮田小学校体育館のステージ幕も新調した。
図鑑や事典、平和の心を育む本など数十冊を購入。生徒が自由に閲覧できる。矢田文庫コーナーには、子どもたちを見守るように前村長の遺影も飾られている。
小学校体育館ステージの幕は一文字幕と袖幕。先日開かれた卒業式に間に合うように新調し、児童の門出の日を彩った。 -
宮田大学修了式、
宮田村公民館の生涯学習講座・宮田大学(所沢喜代子学級長、33人)は29日、本年度の修了式を村民会館で開いた。
式で白鳥剛公民館長は「他力本願」の解釈について「阿弥陀様のご加護で救済される。あなた任せの2通りの意味がある。長い人生、時には目に見えない大きな力、他力が働き、驚くほど力を発揮できることもあるが、じめじめと気落ちしている時もある。そんな時こそ、人間の力を超えた目に見えない力を信じ、前向きに元気で頑張って」と激励した。
所沢学級長は1年間の活動を振り返り「今日で本年度の学習は修了、来年も気持ちを新たに、活動しよう」と呼び掛けた。
大学院は昨年5月開講全10回開催。つけもの講習会やこけ玉づくり、心の健康講演会、木曽路の旅など多彩な活動を展開した。 -
寄付の使途を明瞭化
宮田村社協が善意銀行を設置宮田村社会福祉協議会は、住民などから寄せられた寄付金や遺志金を何に使ったか明瞭にしようと、善意銀行を設置した。今まで組み入れていた一般管理事業から経理を区分。予算書や決算書に善意銀行の項目を設け、使途の明瞭化を図る。
今まで寄付金などは一般管理事業に参入され適宜、備品や器具の購入などに使われてきたが、「使途が一般にわかりにくい」との指摘もあった。
新年度は本年度並みの200万円を善意銀行の歳入として見込み、ホームヘルパーが使う自動車1台130万円、デイサービスセンターに備える車イス6万円などを購入する。 -
村職員6人に自治功労表彰伝達
宮田村の在勤30年の一般職員6人が全国町村会の自治功労表彰を受け、23日に村役場で伝達式が開かれた。
受章者は池上たか子さん、高橋登美子さん、飯島眞弓さん、宮下春美さん、板山とし子さん、本田典子さん。いずれも1975(昭和50)年の入庁。
一人ひとりに表彰状を伝達した清水靖夫村長は、長年の功績をたたえ「今まで蓄積したノウハウ、対応力を今後も業務にいかしてほしい」と励ましていた。 -
村職員6人に自治功労表彰伝達
宮田村の在勤30年の一般職員6人が全国町村会の自治功労表彰を受け、23日に村役場で伝達式が開かれた。
受章者は池上たか子さん、高橋登美子さん、飯島眞弓さん、宮下春美さん、板山とし子さん、本田典子さん。いずれも1975(昭和50)年の入庁。
一人ひとりに表彰状を伝達した清水靖夫村長は、長年の功績をたたえ「今まで蓄積したノウハウ、対応力を今後も業務にいかしてほしい」と励ましていた。 -
宮田村3つの保育園で卒園式
本年度から名称変更した宮田村内3つの保育園は24日、新たな園名になって初めての卒園式を迎えた。すくすくと育った97人が、楽しかった思い出を胸に元気に巣立った。
そのうち3年前に改築した西保育園は、改築後の1期入園児にあたる24人が卒園。一人ひとり保育証書を受け取り、保護者のもとに駆け寄った。
「今までありがとうございます」とあいさつ。我が子の成長ぶりに、保護者は涙で頬をぬらして喜んだ。
卒園児は園生活の思い出を個々に発表。「運動会のリレーで1位になったことがうれしかった」など、仲間と泣き笑いしながら成長した数年間をよみがえらせた。
中村美咲子園長は「考え、頑張る皆さんの姿には感心しました。その気持ちを忘れず、心やさしい立派な小学1年生になってください」と呼びかけた。
宮田村内の保育園は1975(昭和50)年に3園体制となり、数字表記による名称を使用。昨年4月に保育所から保育園に呼称が変わることにあわせ、第1を中央、第2が東、第3を西と方角表記の新たな園名になった。 -
夏祭りの企画、運営に幅広い力を
実行委や事務局を一般公募で宮田村は、2年に1度開くみやだ夏祭りを活性化させようと、実行委員会や事務局のメンバーを一般公募する考えで検討している。22日夜に開いた参加協力団体との懇談会で説明。「祭り好きな人たちや、アイデアを持っている人を幅広く巻き込み、柔軟な発想で祭りを考えたい」としている。
今年で17回目の夏祭りは実行委員会を組織して開くが、村が事務局をつとめて主導し、各区や商工会などの団体が協力する体制で運営してきた。
踊り主体の内容にマンネリ化の声もあがり、検討を進めてきた経緯もあるが、区の役員などは1年で交替することもあり、継続的な議論はなされてこなかった。
この日の懇談会でも、「今年の祭りは従来通りでやむを得ないが、若い人の意見を聞くなど、継続検討できる仕組みづくりが必要」などの意見が複数挙がった。
対して村産業建設課は「次回以降もみすえて、一般公募でメンバーを募り、実行委員会や事務局に加えたい。より柔軟な発想をとりこめれば」と話した。
夏祭りは7月16日に開催を予定。懇談会では、昨年発足したソーラン踊りの組織「信州みやだ梅舞会」が参加を表明し、小中学校も協力の姿勢を示すなど、積極的な動きも出始めている。 -
地区社協の組織化にむけた検討に着手
宮田村社会福祉協議会は新年度、地区社協の組織化にむけて検討を始める。近隣の支えあいを強化し、地域自らが福祉充実の方策を練りあげる方向へ進みたい考え。24日の理事会、評議員会で、新年度の事業計画のひとつとして示した。
同社協は地区ボランティアの設立推進を一昨年から実施し、現在までに村内11区のうち6区で発足、または準備を進めている。
ただ、今後は業務的な要望も高くなるとみられ、地区社協を研究していくことにした。
理事会、評議員会では事業計画を含め、新年度予算案などを全会一致で承認。
06年度の一般会計は総額1億3229万円余りで、前年度に比べ872万円ほど増えた。 -
社協事務局長に酒井氏
宮田村社会福祉協議会は24日、4月1日付の人事異動を内示した。縣忍事務局長が退職し、後任には総務課長を最後に3月末で村役場を退職する酒井一衛氏が就く。
元村職員の縣局長は4年間務めた。その他の異動は次の通り。カッコ内は現職。
▽通所介護事業係主任=南澤かずみ(訪問介護事業係主任)▽訪問介護事業係主任=山下美保(在宅介護支援センター担当)▽居宅介護支援事業係=藤田紫乃(通所介護事業係介護員) -
卒業記念写真の経費負担をめぐって、総務委員会が村長に要望
宮田村小中学校の卒業記念写真の経費14万円が新年度の予算から削除されたことを受け、予算審議する23日の村議会本会議で、議会総務委員会が村長に再考を促す異例の要望を行った。予算案は原案通り可決した。
教育関連の予算審査が付託されている20日の総務委員会で、卒業記念写真の経費削除を指摘。個人負担になるのはせつないと意見が挙がり、一時紛糾した。
本会議でその件について審査報告を行った松田英俊委員長は「修正動議の発議はしないが、できれば個人負担にならないような予算措置を村長に要望する」と求めた。 -
職員給与を村独自に2%減額
宮田村職員の給与を村独自に2%減額する条例改正案が23日、村議会で可決された。4月から施行し、6月の期末一時金に適用する。人事院勧告(人勧)にそって給与体系を見直す条例改正案も同じく可決した。
2003年度から減額を実施し、04、05年度は5%に減額率を引き上げた。
しかし、新年度は人事院勧告(人勧)の給与体系見直しに沿って定期昇給などを抑制することから、2%減で村職員労働組合と妥結していた。
減額しない場合に比べて、予算ベースで912万円余りの支出削減となる。
村議会はこのほか、新年度の一般会計予算案、優遇拡充する商工業振興条例案など26議案を可決して閉会した。 -
借入金繰上げ償還と普通建設事業費削減で、2012年度には収支均衡へ
対策講じなければ10億円の赤字に転落も宮田村は23日、2012年度までの村財政推計を村議会全員協議会に示した。対策を講じなければ07年度にも赤字となり、09年度には財政再建団体転落の可能性もあると説明。一方で、新たに積み立てる基金を原資に村民会館建設時の借入金繰り上げ償還と普通建設事業費削減を断行する対応策を示し、一時的に赤字に転落するが、11年度以降は好転するとした。
国からの補助削減などにより、現状で推移すると09年度には4億9700万円余りの赤字が発生すると試算。12年度には10億円に赤字が達するとした。
しかし、対応策を講じた場合は、10年度に1億4600万円の赤字を計上するが、その後は好転。12年度にはほぼ赤字を解消し、収支均衡の状態に回復すると示した。
対応策では長期的に交債費が財政を圧迫し続けることから、先払い(繰り上げ償還)により、高い利子を払い続けるデメリットを軽減する。
07年度から2年間で新たに1億6千万円ほど基金を積みたて、08年度に国からの交付税優遇措置が終了する村民会館建設時に利用した地域総合整備事業債(地総債)の残高4億8千5百万円を繰り上げて償還する。
また、普通建設事業費は07年度に8千万円削減し、以降は1億4千万円を上回る規模で圧縮を図る。 -
新議長に小林茂氏
宮田村議会は23日、申し合わせによる2年任期の議長、副議長を改選した。12人の議員による無記名投票の結果、議長に小林茂氏(69)=南割区=、副議長に牧田茂成氏(65)=北割区=と、ともに議員2期目の2人を選んだ。
議長選は現副議長の小林氏が8票を獲得し、4票差で久保田秀男氏(55)=中越区、議員2期目=を退けた。
「議会改革を推進することが、村民の付託に応えることにつながる。信頼される議会にしたい」と抱負を語った。
副議長選は牧田氏が7票で、赤羽正氏(62)=町2区、議員1期目=を2票差で上回り、「開かれたむらづくりと議会にむけて、誠真誠意取り組む」とあいさつした。
委員会構成も改め、総務委員長は松田英俊氏(57)=町1区、議員2期目=、産業建設委員長は片桐敏良氏(70)=中越区、議員3期目=、議会運営委員長は小田切敏明氏(60)=南割区、議員8期目=を選んだ。 -
駒が原の児童会歓送迎会
宮田村町3区駒が原地区の小学校児童会は18日、歓送迎会を里宮神社で開いた。卒業生9人を送り、新入生16人を歓迎。別れを惜しみつつ、新たな出会いを喜び、会食やゲームなどを通じて絆を確かめ合った。
同地区では歓送迎会を「天神様」と呼び、先輩から後輩へと受け継がれてきた。
この日も新年度から最上級生になる5年生が中心になり準備に協力。新旧会長の松田優太君、加藤美咲さんがそれぞれあいさつし、励まし、感謝しあった。
新入生、卒業生それぞれに記念品の贈呈もあり、父母手製の美味しい豚汁で会食も。
最後は下級生がアーチをつくって、卒業生を送り出した。 -
刺繍教室作品展に向けて、創作に意欲
宮田村南割区の刺繍作家竹中理恵子さんが主宰する刺繍教室「オリジナルT」は、4月14日から3日間、伊那市のかんてんぱぱホールで作品展を開く。小学校1年生から85歳の女性まで幅広い年代の受講生が、百点以上を出品。世界各地の図柄や最新の技法もとりいれ、「今まで見たこともない刺繍の世界を、多くの人に感じてもらえれば」と創作に励んでいる。
昨年、フランスに留学して本場の技術を学んだ竹中さんは、世界各地で愛される刺繍の良さを広く伝えたいと思案。
高齢になっても創作意欲を燃やしている受講生の姿にも感化され、作品展を企画した。
同教室に通う20人に加え、竹中さんが講師を務める村教育委員会の学校週5日対応講座「やさしい手芸」の子どもたちも出品。
「3世代、4世代と年代関係なく続けられるのが刺繍の良さ。初心者からベテランまで技術は幅広いが、デザインや色の楽しさを感じてもらえれば」と竹中さんは話す。
1000色以上ある糸を使い分け、世界各地の図柄などを布地に縫い込む刺繍の世界。根気と色彩感覚などが求められるが、同教室最高齢の85歳の女性は「つい夢中になってしまう」と、笑顔で展示作品を仕上げていた。
作品展は駒ヶ根市のパッチワーク教室・マルコミコットンクラブとの共催で、「花のパッチワーク&世界の刺繍展」と銘打つ。午前9時から午後6時(最終日のみ午後4時)まで開場し、入場無料。 -
5S改善チーム発足
トップダウンではなく、職員自らの想いを形に職場環境を見直し、民間の手法にならって行政運営の効率化を目指そうと、宮田村の職員が20日、「5S改善チーム」を編成した。自己や職場推薦で選ばれた14人のメンバーは、若手や女性が大半。管理職は入らず、実務レベルの一般職員が自ら考え、行動に移す。
5Sは整理、整頓、清掃、清潔、しつけの頭文字をローマ字読みした総称。
民間企業が生産性向上の手段として改善に取り組んでいるが、宮田村の清水靖夫村長は昨年7月の就任以来、行政改革の一環として村職員に徹底を呼びかけている。
改善チームも村長の・ス肝入り・スと言える。が、「従来のトップダウンではダメ。上から与えられたものをやるだけでなく、行政をこう変えたいという夢を行動にしてもらいたい」と清水村長、小林修助役は説明する。
職員一人ひとりの意識改革、能力開発などにつなげたい考え。今後チーム内で検討した提言などは、管理職の企画会議や各職場にあげて実行に移す。
チームリーダーに選ばれた上條雅典さんは「何もない所からの出発。このような取り組みができたことが第一歩だと思う。最初から難しく考えるのではなく、身近な所から意識を広げていければ」と話した。
当面はメンバーの研修、他の行政や事業所の取り組みなどを研究し、検討を進めていく。 -
おやじ塾絵手紙挑戦
宮田村公民館が開く中高年男性のための生きがい講座「おやじ塾」はこのほど、絵手紙づくりに挑戦。慣れない筆づかいに悪戦苦闘しながらも、手描きの楽しさにふれていた。
伊那市の倉科照子さんが講師。おやじ塾のメンバー約10人は、果物や野菜を観察しながら、ハガキ上に筆を走らせた。
墨で輪郭を描き、色を塗る。バナナやデコポンなど色鮮やかなものから、緑が映える旬のふきのとうまで。差し出し人に宛てた文章も考えた。
「たまには妻に宛てて手紙を書いてみるか」とあるメンバー。まわりの人たちに「そりゃ、奥さん感激しちゃうなぁ」と冷やかされつつ、絵手紙の世界を満喫していた。 -
大久保で花壇整備
宮田村の大久保区の有志住民は19日、大久保集落センター周辺のふれあい花壇4カ所にパンジー約400本を植えた=写真。約20人の住民が参加し、手分けして堅い土を掘り起こしては、色とりどりのパンジーを並べて一本一本丁寧に植えていた。
同区は毎月第3日曜日を「大久保花壇の日」として有志が花の手入れをしていく。夏から秋にかけては住民らが苗を育てたジニア(ヒャクニチソウ)やコスモスなどに順次植え替えるなどして、季節ごとの彩りを楽しむことにしている。 -
宮田小2年が百人一首カルタで意欲
宮田村の宮田小学校2年生106人は、1年生の時から百人一首カルタを授業に取りいれている。楽しみながら覚えることで、自然のうちに漢字能力や集中力などが向上。がぜんやる気を出す児童も多く、勝ちぬき方式による「名人、クイーン戦」も子どもたちの発案で始まった。
1年生の時に始めた百人一首大会。正月だけでなく、年間のライフワークとなり、15日の大会で通算7回目を迎えた。
児童の要望で前回から、名人位を頂点に勝利するごとに階級をあげていく方式を採用。大きく4つのクラスに分かれての個人戦だが、トップ22人の「名人、クイーン」級は小学校低学年とは思えないハイレベルな争いだ。
対戦中は脇見もせず、無駄話もない。集中力を高め、上の句をほんの少し詠んだだけで反応する。多くが百人一首全てを暗記しているという。
1回の大会で5、6試合こなし、その間も勝てば上位にあがり、負ければ下位に沈む。
厳しい戦いの中、1度も陥落することなく名人位の座を守っている本田峻太君は「(カルタを)取るのが本当に楽しい」と話す。
その学習効果は国語力の全般にも好影響を与えていると、担任の丸山雅夫教諭は説明する。大半の児童が漢字検定に合格。さらに古文の難しい言葉や読み方も興味を持って習得しているという。
「国語だけじゃない。がぜんやる気を出し、意欲を持った子が目立つ。集中力にも影響があると思います」。
目標を持って・ス勝負・スする学習は3年になっても続く。 -
宮田村消防団新体制
宮田村消防団は新年度幹部が交替。平澤成己副団長が団長となり、新体制で始動する。辞令交付は4月1日。
幹部の任期は2年で、副団長は酒井学さん、本部長に白鳥賢嗣さん。
分団長は第1(北割区・南割区・新田区)が向山和孝さん、第2(町1・2・3区)が平澤賢司さん、第3(中越区、大久保区、大田切区、つつじが丘区、大原区)が北原貴明さんが着任する。
新体制の幹部予定者は次の皆さん。カッコ内は所属。
【団長】平澤成己【副団長】酒井学【本部長】白鳥賢嗣【分団長】向山和孝(第1)平澤賢司(第2)北原貴明(第3)【副本部長】上條雅典【ラッパ長】後藤勝美【救護長】宮下智【部長】太田和宏、倉田康秀、武井克憲(以上第1)北原慎吾、川手哲弘、春日真一、小澤敏博(以上第2)酒井靖浩、土田杜宏、唐澤忠、小池晃、北原憲明(以上第3)【班長】小田切直也(本部)牧田貴嗣、春日政浩、百沢隆、山下秀樹、三浦博文、松崎裕、下平秀樹、酒井豊典、小田切真次、加藤浩司、小林泰幸、武井元、田中英治(以上第1)三浦隆、宮本雄一、山岸誠司、本田宏行、山浦典祐、春日政信、牧田久孝、小田切誠、田中慶一、柘植高光、中原淳(以上第2)小田切勝良、小林一男、小田切俊一、林明浩、寺沢博史、加藤輝明、細田卓爾、飯島保、清水悦史、田中雅章、上野則秋、若杉武士、北原修一、斉藤弘樹、小松英則(以上第3) -
心ひとつに歌でお別れ
宮田小卒業式宮田村の宮田小学校は17日、卒業式を開いた。全校が心ひとつに最後の合唱。歌で新たな旅立ちを祝った。
6年間の思い出を振りかえり、声をふりしぼる卒業生97人。全校の仲間や教職員、地域、そして家族に感謝しながら、春からの新たな生活にむけて希望をふくらませた。
在校生は学年ごとに歌を交えて、送る言葉を卒業生にプレゼント。「皆さんの強い心とやさしさをみならい、立派になります」「自分から行動し、協力する姿。僕たちが受け継いでいきます」と祝福した。
野溝和人校長は「つらいことがあっても、必ず解決の糸口はある。小学校で培った心と体と学力で、希望をもって歩んでください」と激励した。 -
適正な食事摂取量を学ぼう
自分の体重にあった適正な食事摂取量を学ぶ教室がこのほど、宮田村老人福祉センターで開かれた。村の健康診断で糖値やコレステロール、体重などで改善が必要とされた人を中心に、11人が参加。会食も楽しみつつ、一人ひとりが食生活を見直した。
村住民福祉課の主催で、本年度4回目。用意されたおでんやポトフなど、実際の料理を皿に盛りながら、どれだけのカロリーがあるかなど確かめた。
天ぷら一つとっても、素揚げとかき揚げでは、全くカロリーなどが違ってくることなどを知り、参加者は驚きの様子。
用意したおかす一つひとつを、ご飯一杯分にして換算する場面もあり、「これじゃ、なんにも食べられん。酒も飲めんなぁ」と話す姿もあった。
それでも熱心に適正な摂取量を確かめ、自分の食生活を再確認。村の担当者は「意識を持つことが大切。食べながら、改善につなげてもらえれば」と話し、用意した料理は参加者全員で楽しく会食した。 -
宮田中卒業式
宮田村の宮田中学校は16日、卒業式を開いた。巣立ちの春を迎えた103人は、周囲の支えに感謝し、思い出深き母校をあとにした。
保護者や来賓、在校生らが見守るなか、卒業生代表の丸山沙織さんは「一人では乗り越えられない壁も、仲間の協力で乗り越えられた」とあいさつ。多くの人の支えに感謝し「自己を見ることを心に置き、一歩一歩進んでいきたい」と話した。
2年生の竹村大輝君は在校生を代表して「たくましいチャレンジ精神で、一層魅力ある先輩になって。私たちは皆さんの伝統を受け継いでいきます」と言葉を送った。
新津吉明校長は、かけがいのない自分自身やふるさと、母校を大切にする気持ちを持ち続け「感謝することを忘れないで」と激励。生徒たちの成長した姿に目を細め、卒業証書を手渡した。 -
村が委員会の答申を受けて行革大綱を策定
宮田村行政改革推進委員会(仁科智弘会長)は15日、事務事業再編や職員の定員管理など6項目からなる行革案を清水靖夫村長に答申。村は案に沿い、2009年度まで5年間の行革大綱(集中改革プラン)を策定した。昨年度策定の自立のむらづくりの指針「ステップI」に準拠する部分もあり、職員数は現状105人を2010年度当初に92人に減らすと明示。一方で給与適正化など具体的な目標数値が示されていない部分も多いが、村総務課は「年次ごとの行動計画をつくり、示していく」としている。
事務事業再編では、重点施策である子育て支援にあわせ「子ども室」の新設を明記。
教育委員会総務係と住民福祉課国保児童係の一部業務を統合するもので、07年度に設置する考え。乳幼児から児童、生徒まで窓口を一元化し、包括的に事業推進を図る。
民間委託では、07年度以降に村民会館をはじめとした文化施設のほか、介護予防等拠点施設「なごみ家」、保育園も指定管理者の活用を検討するとした。
公園は地元への管理委託を推進。宮田高原は全部委託か、牧場廃止も含めて今後の検討が必要とした。
職員の定員管理は、新規採用を隔年で各1人とし、退職勧奨年齢を50歳から45歳へ引き下げるよう検討する。
また、自己評価、人事評価制度と、3縲・年程度での人事異動を実施。異動希望願い制度の導入も検討する。
一方で給与の適正化については、現行給与体系や退職手当てなどを「見直す」と表記。
第3セクター見直しについても「経営健全化を求める」など抽象的言い回しとなった。
行革委員会は今後、年度ごとに取り組み状況をチェックする方針。仁科会長は「行革が絵に描いた餅で終わらぬよう、住民参画のむらづくりを見守っていく」と話した。 -
女性のためのサッカー教室
上伊那唯一の女性サッカークラブチーム宮田村の「FC宮田レディース」は15日、女性のためのサッカー教室を中越区の屋内運動場で開いた。クラブメンバーが熱心に指導にあたり、初心者がボールの正しい蹴り方などを学ぶ姿も。練習試合も行って、サッカーの醍醐味にふれた。
女性にも気軽にサッカーに親しんでもらおうと、村公民館との共催で今年で7年目。10人ほどの申し込みがあった。
酒井秀康監督や所属する女子選手が指導。基礎のインサイドキックに始まり、ボールを止めるトラップの練習なども繰り返した。
同性に教えてもらう安心感もあり、参加者は楽しみながら実戦にも挑戦。心地良い汗を流して、プレーの楽しさを垣間見ていた。
例年受講者のなかには、FC宮田レディースに入って、本格的に競技を始める人も多いという。
教室は22日午後7時からも開く。問い合わせなどは酒井さん85・5888まで。 -
宮田中吹奏楽部が初の校外演奏会に向けて練習
宮田村の宮田中学校吹奏楽部は4月1日、村民会館ホールでスプリングコンサートを開く。単独では初の校外での演奏会で、会場一体で楽しめる内容にしたいと、趣向を凝らした演出も用意。23人の部員は、最高の演奏を聴かせたいと練習に励んでいる。
同部は例年中学校の音楽室で演奏会を開いてきたが、担当の瀧澤敏郎教諭が「良い環境で演奏させてあげたい」と実行に移した。
部員にとって初めての経験だが、毎日朝と放課後、さらに休日も返上して練習。曲によっては振りつけを取りいれるなど、アイデアも出しあっている。
ZARDの「負けないで」から、オールドファンなじみの「西部の人たち」まで本番では多彩な10曲ほどを演奏予定。
当日は午後2時開演。「吹奏楽は多くの人に聴いてもらうことが励みになり、技術を高める。このコンサートを出発点に、子どもたちがさらに意欲を持って取り組めれば」と瀧澤教諭は話している。