-
新型コロナ 県内16人感染
長野県内で27日、伊那市の1人と駒ヶ根市の2人を含む16人が、新たに新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。
長野県の発表によりますと、感染が確認されたのは、駒ヶ根市の20代自営業従業員の女性、駒ヶ根市の10歳未満の未就学女児、伊那市の70代団体職員の男性、東京都から塩尻市に帰省した東京都の40代自営業の女性、塩尻市の70代無職の女性、松本市の50代会社員の女性、上水内郡飯綱町の60代自営業の男性、中野市の40代施設職員の女性、中野市の10代女子高校生の合わせて9人です。
濃厚接触者は合わせて16人で、その他は調査中です。
27日午後4時45分現在、県内で入院しているのは130人で、死亡したのは6人です。
また長野市は、新たに50代から70代の男女合わせて7人の感染確認を発表しました。
27日午後4時45分現在、県内で感染が確認されたのは670人です。 -
木工や布工芸など伊那谷の手しごと展
木工や布工芸などの作品が並ぶ伊那谷の手しごと展が17日から伊那市西春近のかんてんぱぱホールで始まりました。
伊那谷の手しごと展には伊那市など上伊那を中心に6人の作家が木工や布工芸など800点ほどを出品しています。
6人はクラフト展などで知り合ったものづくりの仲間で情報交換をしながら作品づくりに取り組んでいるということです。
かんてんぱぱホールでは毎年、春と秋の2回展示会を開いていますが今年は新型コロナウイルスの影響で春の開催を見送ったということです。
代表の田中稔さんは「新型コロナにより作品を見てもらう機会が減ってきています。大変な時ですが会場に足を運び各作家の手づくりの温もりを感じてもらいたい。」と話していました。
伊那谷の手しごと展は23日まで開かれています。
-
三六災害60年実行委員会発足
1961年昭和36年に発生した三六災害から来年で60年となります。
節目の年を前に、関係団体による「三六災害60年実行委員会」が、19日に発足しました。
19日は、初めての実行委員会が伊那市の防災コミュニティセンターで開かれました。
委員は、国や県、市町村など19人で構成します。
委員長には、信州大学名誉教授の北澤秋司さんが選ばれました。
三六災害では、台風の接近と梅雨前線の停滞による雨で、伊那谷の各地で河川の氾濫や土砂災害、地滑りが発生しました。
死者・行方不明者は136人、家屋の全壊・流出・半壊は1,500戸以上に及びます。
三六災害から来年で60年の節目を迎えることから、災害の実態を再認識すると共に水害・土砂災害に備えた地域づくりを目指そうと実行委員会が発足しました。
来年6月に飯田市で600人規模のシンポジウムを開催する他、天竜川流域内の市町村でリレー式パネル展示を行う計画です。
次回の会議は、12月中旬を予定しています。 -
駒ヶ根市で毒グモ「セアカゴケグモ」確認
長野県は、5日に駒ヶ根市内で特定外来生物の毒グモ「セアカゴケグモ」が確認されたと、6日に発表しました。
セアカゴケグモの確認は、去年の飯田市・松川町に続いて県内で3例目となります。
県の発表によりますと、セアカゴケグモは5日午前9時頃、駒ヶ根市赤穂地区で発見されました。
工場の敷地内で作業をしていた人から「セアカゴケグモらしきクモを発見した」と市役所に連絡があり、市の担当者がクモを確保しました。
採取したクモを調べたところセアカゴケグモのメスであることが確認されたということです。
6日午前11時現在、他にクモは発見されていないということで、発見時の状況から県外から一時的に持ち込まれた可能性があるということです。
セアカゴケグモは、攻撃性はありませんが、触ると咬まれることがあるため、素手で触らないよう注意を呼び掛けています。
発見した場合は、家庭用殺虫剤や熱湯をかけて靴で踏みつぶすなどの方法で駆除するよう呼び掛けています。 -
駒工で自走ロボット記録会
駒ヶ根市の駒ヶ根工業高校の情報技術科の3年生は、自分たちで制作した自走ロボットのスピードを計る記録会を開きました。
20メートルの白線のコースをコースアウトせずにどれだけ早く走れるかを競う記録会です。
スタートの合図で旗が振られます。自走ロボットのスイッチが押されると白線を読み取り自走します。
情報技術科の3年生は、1年生の時にロボットの基盤をつくり、2年生の時、車体を設計、3年生でセンサーの制御などを行い、3年間かけてロボットを制作してきました。
例年は、トーナメント形式で優勝者を決めますが、今年は新型コロナの感染対策で大会の時間を短縮するため、記録タイムで優勝者を決めることになりました。
コースは、コの字型や鋭角など難易度の高いコースで、逆走してしまう車両が多くありました。
27日の記録会では高野天地さんがもっとも早い記録を出しました。
この記録会が自走ロボット制作の集大成となり、3年生は今後、本格的に、就職活動や受験勉強に入っていくということです。
-
河川の美化・愛護功績で表彰
7月の河川愛護月間に合わせ、河川の美化・愛護活動に功績のあった個人や団体の表彰式が、きょう、駒ヶ根市の国土交通省天竜川上流河川事務所で行われました。
中部地方整備局長表彰を受賞したのは、1個人と2団体です。
伊那市の矢島信之さんは、美篶小学校資料館専門委員として、14年にわたり、三峰川の霞堤や井筋の調査・研究、教育・広報活動を積極的に行ったとして表彰されました。
特定非営利法人天竜川ゆめ会議は、17年にわたり、外来種の駆除、河川敷の樹木の伐採のほか、流域住民への河川愛護の啓発や各行政との懇談会などを実施したとして表彰されました。
伊那ミヤマシジミを守る会は、8年にわたり、天竜川・三峰川に生息する絶滅危惧種のチョウ、ミヤマシジミの保護活動を行ったとして評価されました。
天竜川上流河川事務所の伊藤誠記所長は、「親しみやすい河川の創造を目指していくためにも、皆さんの取り組みをさらに推進していただきたい」と感謝していました。
-
天竜川水系流域委員会発足
漁業や農業、河川工学などの分野を専門に持つ委員で構成し、天竜川の河川整備計画の見直しや、今後の方針を審議する天竜川水系流域委員会がこのほど発足しました。
6月15日に、委員会発足の初会合がオンラインで開かれました。
駒ケ根市の天竜川上流河川事務所をはじめ、三峰川総合開発工事事務所や各委員が参加しました。
会議は、天竜川ダム再編事業や三峰川総合開発事業などについて事業評価や進捗確認をするものです。
委員会は、平成21年に策定した、天竜川水系河川整備計画を見直し、現在の社会情勢や環境などに合わせた今後の方針を審議するため、新たに発足したものです。
これまでに、美和ダム再開発として、洪水とともに流れる土砂を迂回させ、ダム湖への流入を防ぐ、土砂バイパス施設の建設などを行っています。
委員は、漁業や農業、河川工学などの分野を専門に持つ19人で、委員長は名古屋大学名誉教授の辻本哲郎さんが務めています。 -
い~なカード5%還元延長
消費増税対策としてい~なちゃんカードの支払いに最大10%の還元事業を6月末まで行っている伊那市コミュニティーカード協同組合は、7月1日から来年1月31日まで5%の還元として期間を延長します。
29日に、伊那市コミュニティーカード協同組合が運営する「い~なちゃんカード」のプリペイド決済還元事業の期間延長などに関する記者会見が、伊那商工会館で開かれました。
伊那市コミュニティーカード協同組合では、去年10月から今月末まで、プリペイド決済で最大10%の還元を受けられる事業を行っています。
コロナ禍に向けた消費喚起の機会として、来年1月31日まで継続します。
市が3%、加盟店が2%負担し、最大5%を還元します。
い~なちゃんカードは、現在8,536件の登録があります。
組合によりますと、還元期間中、前年比で10倍の利用があったということです。
組合では、さらに地元に根差したサービスと利便性の向上を目指していきたいとしています
なお、伊南地域で使えるつれてってカードも、9月30日まで5%還元事業を行うとしています。
-
高校再編 住民説明会開催へ
伊那北高校と伊那弥生ケ丘高校を統合することなどが盛り込まれた県立高校の再編・整備計画一次案についての住民説明会が、今月、上伊那地域で開かれます。
住民説明会は、16日(火)に伊那市の伊那文化会館で午後3時からと午後6時から、22日(月)に駒ヶ根市の赤穂公民館で、午後3時からと午後6時から開かれます。
県立高校の再編・整備計画一次案では、伊那北高校と伊那弥生ケ丘高校の統合や、総合学科高校・総合技術高校の設置が示されています。
住民説明会では、再編・整備方針と今後の進め方等についての説明や質疑などが行われる予定で、参加対象は県内在住者です。
長野県教育委員会では、新型コロナウイルス感染予防のため、各会場の参加人数は制限するとしています。
また、参加者はマスクを着用し、当日体調が悪い人は来場しないよう呼び掛けています。
参加を希望する人は、参加日時・名前・連絡先・住んでいる市町村を、電子申請サービス、メール、FAX、電話のいずれかで説明会の3日前までの申し込みが必要です。
【ながの電子申請サービス】 https://s-kantan.jp/pref-nagano-u/offer/offerList_detail.action?tempSeq=7585
【メール】 kokoshitsu-info@pref.nagano.lg.jp
【FAX 026-235-7488】
【電話 026-235-7452】
-
長野県が休業要請
新型コロナ感染拡大対策として、阿部守一長野県知事は、21日県庁で記者会見を開き、休業要請する職種や支援策について説明しました。
休業要請する職種は、県内すべてのキャバレー、カラオケボックス、スポーツクラブ、パチンコ店、劇場等です。
食事提供施設については、営業時間の短縮を要請し、午後8時から午前5時までは自しゅくしてもらい、酒類の提供は、午後7時までとしています。
期間は、4月23日から5月6日までですが、準備が整いしだい対応してもらいたいと協力を呼びかけました。
県の要請に協力した事業者には、協力金や支援金として30万円を支給するとしました。 -
伊那食品 店舗等臨時休業へ
新型コロナウイルスの影響により伊那食品工業は、かんてんぱぱガーデンと全国のかんてんぱぱショップの臨時休業を発表しました。
伊那食品工業は、緊急事態宣言の発令や感染拡大を防ぐため、4月18日土曜と19日日曜、4月25日土曜と26日日曜、昭和の日の29日水曜と、5月2日土曜から6日水曜までの期間、かんてんぱぱガーデンとかんてんぱぱショップの臨時休業を決めました。
5月6日以降については、今後の情勢により検討するとしています。 -
伊駒アルプスロード国直轄
国土交通省は、伊那市と駒ヶ根市を結ぶ国道153号伊駒アルプスロードを来年度の新規事業に決定したと31日発表しました。
国土交通省の発表によりますと、県からの国の権限代行による整備の要望を受け、来年度の新規事業化が決まったということです。
伊駒アルプスロードは技術的に困難な場所があり県での施工が難しいとして、県や伊那市などの沿線自治体は国の事業化を求めていました。
阿部守一長野県知事は、「国の直轄権限代行により整備していただくことについて、最も力を入れて要望してきたところであり、今回の新規事業化の決定を大変うれしく思う」とコメントしています。
伊駒アルプスロードは伊那市美篶から駒ヶ根市赤穂までの延長11.6キロを結ぶ道路です。
国道153号の渋滞解消や、リニア中央新幹線長野県駅へのアクセス向上を目的としています。
来年度国は5,000万円の予算を計上していて、測量や地質調査、設計、関係機関での協議を推進していくとしています。 -
中央アルプス国定公園
希少な氷河地形や貴重な高山植生が見られるなど傑出した自然環境を持っていることが評価され中央アルプスが27日、国定公園に指定されました。
指定は、国内で57か所目、県内では51年ぶりとなります。
国定公園は、国立公園に準ずる優れた自然の風景地として定められた地域で都道府県が管理します。
中央アルプスは、カールなど優れた氷河地形や渓谷地形があること、コマウスユキソウなど貴重な高山植物があり、優れた風景地であることなどが評価されました。
対象は、駒ヶ根市を中心に13市町村に渡る3万5千ヘクタールとなっています。
国定公園に指定されるのは国内で57か所目、県内では51年ぶりとなります。
特別保護地区が新たに設定され希少な自然環境の保護を図る他、指定による知名度向上のメリットを活かし、公園全体の適正な利用を推進します。
7月には、国定公園指定を記念したフォーラムが駒ヶ根市で開かれることになっています。
-
白ブドウの発泡酒 発売
駒ヶ根市の南信州ビールは、伊那市の伊那食品工業㈱の子会社「ぱぱな農園」が栽培した白ブドウを使った発泡酒「シャルドネホップ」を、4日に発売しました。
この発泡酒に使われている白ブドウはヨーロッパ品種の「シャルドネ」です。
伊那市西春近の寒天メーカー・伊那食品工業㈱の子会社「ぱぱな農園」が栽培したものです。
販売を前に、南信州ビールとぱぱな農園による発表会が開かれました。
南信州ビールでは6次産業化の一環として地元農産物を使ったフルーツビールの開発に力を入れていて、これまで林檎を使ったアップルホップや赤ブドウを使ったヤマソーホップを販売しています。
今回は白ブドウを使った商品の開発を模索する南信州ビールの呼びかけに、試験的にシャルドネを栽培している「ぱぱな農園」が応えて実現しました。
去年は長引いた梅雨や干ばつ・日照不足に苦労したものの600キロのシャルドネを収穫し、仕込み作業をして先月下旬に完成しました。
スッキリとしたブドウの味の特徴を生かすため、麦芽と果汁のバランスを果汁75%とし、ホップは苦味を抑えシャルドネの香りと調和するドイツ産アロマホップを使用したということです。
シャルドネホップは、330ミリリットル入りで参考小売価格は476円(税抜)。
上伊那を中心とした酒販店で販売されます。 -
駒工河内さん全国大会ベスト8
先月11日と12日にマイコンカーラリー競技の全国大会が開かれ、伊那市荒井で駒ヶ根工業高校の河内建汰郎さんがベスト8の成績を収めました。
河内さんは機械科3年で、ロボット研究製作部に所属しています。
1年生の頃から、マイコンカーマシンの設計やプログラミングを手掛けてきたということです。
試合で使ったマシンは、今までに4回の改造を重ね、軽量かつ低重心でカーブに強いことが特徴です。
マイコンカーラリーは、1周およそ60メートルのコースを、マシンの先端に付けた5つのセンサーで感知してスピードを競うものです。
大会では、決勝トーナメントで4位の好タイムを出しましたが、2試合目でコースアウトし、ベスト8となりました。
駒ヶ根工業高校は、12年連続で全国大会に出場しています。
8日には、岡谷市でマイコンカーラリーの大会が開かれることになっていて、この試合は河内さんの引退試合となっています。
河内さんは、東京の工業大学への進学も決めていて、今後もロボット工学の研究に取り組むということです。
-
中央アルプス 国定公園化へ
環境相の諮問機関「中央環境審議会」は、中央アルプスを国定公園に指定するとした諮問通り、27日に即日答申しました。
これにより、年度内に中央アルプスが国定公園に指定される見通しです。
国定公園は、国立公園に準ずる優れた自然の風景地として定められた地域で、都道府県が管理します。
中央アルプスは、カールなど優れた氷河地形や渓谷地形があること、固有種のヒメウスユキソウなどの植生や高山帯特有のチョウなど貴重な生態系があり、優れた風景地であることが指定理由となっています。
指定されると、公園内は保護規制計画の対象となり、5種類にゾーン分けして植生などを保護するとしています。
対象は駒ヶ根市を中心に13市町村に渡る3万5千ヘクタールとなっています。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、伊那市の一部、西駒山荘周辺が指定されています。
上伊那広域連合長の白鳥孝伊那市長は「中アの国定公園化で、伊那谷は国立公園と国定公園が両側にある地域になる。これは強み。これまで以上にうまく連携してやっていく必要がある。もちろん上伊那だけでなく木曽地域との連携も必要になってくる」と話していました。
今後、3月に告示され、正式に指定される見通しです。 -
駒ヶ根市長選 伊藤祐三さんが新人同士の一騎打ち制す
任期満了に伴う駒ヶ根市長選が26日行われ、無所属で新人の元共同通信社の伊藤祐三さんが初当選し、新人同士の一騎打ちを制しました。
伊藤さんの支援者およそ100人が集まった駒ヶ根市の福寿荘では、午後10時頃当選が伝えられると、歓声や拍手がおこりました。
伊藤さんは、駒ヶ根市福岡の59歳で元共同通信社の論説委員です。
今回の駒ヶ根市長選の投票者数は1万6,308人で、得票数は伊藤さんが9,144票、同じく新人で元市議会議員の小松原繁樹さんが7,007票でした。
投票率は60.72%で選挙戦となった2008年の市長選を11.69ポイント下回りました。
初当選した伊藤さんの任期は、1月29日からの4年間で、初登庁は29日を予定しています。 -
エレキテル橋本さんら 番組収録
12日に行われた伊那ケーブルテレビの番組「松尾アトム前派出所のりんご長者の旅」の収録に、だめよ~ダメダメの決め台詞で一世を風靡したニッポンエレキテル連合の橋本小雪さんが加わりました。
伊那市坂下区のどんど焼きは、12日に坂下神社境内で行われました。
番組は、そのどんど焼きに参加して、地域の人たちとコミュニケーションをとりながら楽しむ様子を収録したものです。
伊那ケーブルテレビが放送している「松尾アトム前派出所のりんご長者の旅」は、松川町のリンゴ農家でお笑い芸人の松尾さんが地域を回り物々交換を繰り返していく番組です。
今回は、松尾さんと同じ芸能事務所に所属するニッポンエレキテル連合の橋本さんと瞬間メタルの前田ばっこーさんが収録に加わりました。
普段出演しているのは松尾さんのみですが、橋本さん前田さんともに番組内でナレーションなどを担当していて、今回はスペシャル版となります。
3人は、餅つきも体験させてもらい、つきたてを味わっていました。
今回収録した番組は、2月にご覧のチャンネルで放送します。 -
台風19号で南ア結ぶ市道崩落
12日に最接近した台風19号の影響で、伊那市長谷を流れる黒川流域では道路が崩落するなどの被害があり、南アルプス北沢峠へと向かう市道が通行止めになりました。
この影響で、南アルプス林道バスは今季の営業を1か月早く終了することになりました。
黒川にかかる戸台大橋から300メートルほど下流の市道黒河内線の路肩が崩落しました。
伊那市では道路を通行止めにして復旧作業を行うことにしていますが、年度内の復旧は難しいということです。
15日に開かれた伊那市の定例記者会見で白鳥孝市長が説明しました。
白鳥市長は「今の道路の状況ではバスの運行を終了せざるを得ない。45メートルの幅と川から少し高いところにある条件でなかなかすぐにはできないが、国に依頼し来春から利用できるようにしたい」と話していました。
この影響で、仙流荘から北沢峠を結ぶ南アルプス林道バスは、11月中旬までの営業を予定していましたが、1か月早く終了することになりました。
伊那建設事務所によりますと、南アルプス北沢峠にある観測所では、11日午後10時から12日午後10時までの24時間の降水量が600ミリに達したということです。
バスの終了に伴い、10月下旬までを予定していた南アルプスの山小屋の営業もすべて終了することになりました。
また、伊那市長谷の鹿嶺高原へとつながる市道鹿嶺線でも土砂流出や路肩崩落があり、鹿嶺高原キャンプ場も今季の営業を終了することになりました。 -
駒工生マイコンカーラリーとキャリーロボット県大会W優勝
9月7日に開かれたロボコン競技の県大会で、駒ヶ根市の駒ヶ根工業高校ロボット研究製作部が、キャリーロボット競技とマイコンカーラリー競技でダブル優勝を果たしました。
8日は、学校で生徒たちが次の試合に向けてロボットの調整をしていました。
ロボット研究製作部は、部品の加工からプログラミングまですべて自分たちで行っているということです。
ダブル優勝を決めた2つの競技のうち、キャリーロボット班は、7人です。
キャリーロボット競技は、2台のロボットを使ってボールを回収し、指定の場所まで正確に運ぶ競技です。
駒ヶ根工業高校が、キャリーロボット競技で県大会優勝を果たしたのは今回が初めてです。
競技ロボットの製作や、本番のコースを想定した模擬コースも生徒たちが手作りで準備し、練習を重ね、優勝することができたということです。
キャリーロボット班は27日(日)に新潟で開かれる全国大会に出場します。
マイコンカーラリー班は、4人で、県大会では伊那市の河内建汰郎さん3年生が優勝しました。
1周およそ55メートルのコースを、マシンの先端に付けた5つのセンサーで感知してスピードを競います。
優勝を果たした河内さんのマシンは、予選では16人中9位と厳しい立ち上がりだったということです。
決勝トーナメントでは、相手のマシンに0.04秒の差でレースを勝ち、見事優勝を果たしたということです。
駒ヶ根工業高校は、マイコンカーラリー競技で11連覇していて、河内さんは去年に続き2連覇を果たしました。
マイコンカーラリー班は、11月に全国大会につながる北信越大会に出場します。
-
伊那バス 100周年感謝で寄付
15日で創業100周年を迎える伊那市の伊那バス株式会社は、地域への感謝を込めて上下伊那の10市町村に総額180万円を寄付しました。
8日は藤澤洋二社長ら3人が各市町村をまわりました。
伊那市役所では、白鳥孝市長に寄付金50万円を手渡しました。
伊那バスは、大正8年、1919年の10月15日に創業しました。
開業当初は、6人乗りの乗り合いバス3台で、伊那町から高遠町までの9キロを運行しました。
その後貸し切りバスや高速バス、タクシー事業や観光事業などを開始し、10月15日には100周年を迎えます。
白鳥市長は、伊那バスの100周年を記念して作られた冊子を見ながら、説明を受けていました。
藤澤社長は「地域のみなさんのおかげで100周年を迎えることができた。これからもみなさんのお役に立てるよう頑張っていきたい」と話していました。
伊那バスは伊那市の他、上伊那7市町村と大鹿村、松川町にも寄付金を手渡したということです。 -
電話応対コンクール
日本電信電話ユーザ協会が主催する電話応対コンクールの伊那・駒ヶ根地区大会が伊那市のかんてんぱぱホールで6日、開かれました。
コンクールは、電話でのコミュニケーション能力の向上を図ろうと毎年開かれています。
今年は伊那・駒ヶ根地域の製造業や金融業など6社8事業所から20人が参加しました。
競技は、1人3分の持ち時間で、模擬の相手と電話で応対します。
取引先の客から不在の担当者を指名する急ぎの電話を受けます。
客は担当者へメールを送ったが返信がないため不安になって電話をかけてきたという設定です。
最初と最後の印象、声の大きさや話すスピードなど100点満点で審査されます。
審査の結果、佐川急便株式会社信越支店伊那営業所の山口春香さんが優勝しました。
上位3人は10月11日に長野市で開かれる県大会に出場することになっています。
-
「濁流の子」完結編 災害伝承を引き継ぎ
昭和36年に伊那谷に甚大な被害をもたらした災害「三六災害」。被災した子どもたちの作文を収集した本「濁流の子」の完結編が、きょう、駒ケ根市の国土交通省天竜川上流河川事務所に寄贈されました。
25日は、「濁流の子」の作者の碓田榮一さんから、天竜川上流河川事務所の伊藤 誠記事務所長に、シリーズ完結編となる「濁流の子・補遺」30冊が贈られました。
三六災害は、昭和36年に伊那谷に甚大な被害をあたえた災害で、各地で氾濫・土砂災害が発生し、99人が亡くなりました。
発災当時高校2年生だった碓田さんは、災害を体験した1000人の小・中・高校生から作文を集めました。
集めた中から80点を抜粋し、3年かけて200ページの文集「濁流の子」にまとめ、ガリ版印刷で昭和39年に自費出版しました。
その後、三六災害から30年の節目となる平成3年には、濁流の子の初版が復刻され、平成5年には、碓田さんや三六災の経験者による座談会の記録を中心に、新たな記録として編纂された「続・濁流の子」が発行されました。
今回、天竜川上流河川事務所に贈られた「濁流の子・補遺」です。
補遺とは、書き漏らしたことなどを後から補うことの意味で、「濁流の子」に収録できなかった700人分の作文や、当時全国から寄せられた激励文などが675ページにまとめられています。
こちらも碓田さんが自費出版し、濁流の子シリーズの完結編として位置づけられます。
碓田さんは、補遺のデータや集めた作文も天竜川上流河川事務所に贈るとしていて、事務所では、本とともに災害伝承に役立てていきたいとしています。
-
全県に夏期食中毒注意報発令
長野県はこの夏初めての夏期食中毒注意報を、25日から27日までの3日間、全県に発令
しました。
長野県では、気温・湿度ともに高い日が続いていて、食中毒の原因となる細菌が非常に増えやすくなっているとして、注意を呼びかけています。
食中毒防止のポイントとして、トイレの後や調理前の手洗いの徹底、食材の冷蔵庫や冷凍庫での保管や、充分に火を通して食べることを挙げています。
なお県内では今年度25日現在で、5件242人の食中毒が発生しています。
-
高校野球 上伊那勢の試合結果
第101回全国高校野球選手権長野大会、上伊那勢の11日の試合結果です。
県営上田野球場で行われた駒ヶ根工業 対 長野南の試合は、7対0で駒ヶ根が勝ちました。
勝った駒ヶ根工業は、14日に県営上田野球場で、飯田高校と対戦する予定です。 -
高校野球 上伊那勢の試合結果
第101回全国高校野球選手権長野大会、上伊那勢の8日の試合結果です。
しんきん諏訪湖スタジアムで行われた伊那北対長野東の試合は、1対4で伊那北が敗れました。
県営上田野球場で行われた駒ヶ根工業対上田染谷丘の試合は、2対0で駒ヶ根工業が勝ちました。
長野オリンピックスタジアムで行われた辰野対更級農業の試合は、5対6で辰野が敗れました。 -
鎌倉さん山岳写真 ヒマラヤの絶景
駒ヶ根市在住の山岳写真愛好家鎌倉國光さんの山岳写真展 「ネパールヒマラヤ・白き神々の座partⅡ」が、伊那市のいなっせで開かれています。
会場には、最近10年間で撮影した8000m級のヒマラヤ山脈の写真、37枚が展示されています。
朝日や夕日に染まった山や、雲に包まれ幻想的な雰囲気の山など、様々な表情のヒマラヤ山脈を見ることができます。
今回は新たに、星空と雪山を組み合わせた「星景写真」にも挑戦したということです。
鎌倉さんは会社員時代、先輩に誘われて山登りをしたことをきっかけに山に興味を持ちました。
30年ほど前から海外の山も撮影するようになり、68歳の現在も毎年山に登って撮影しているということです。
山岳写真展はいなっせで11日(火)まで開かれています。
-
駒ヶ根市の30代女性 はしか感染
5月18日に駒ヶ根市内の30代の女性がはしかと診断されました。
伊那保健福祉事務所では、感染防止を呼びかけています。
はしかに感染したのは駒ヶ根市在住の30代女性で、4月29日から5月1日にかけインドネシアに滞在し、5月18日にはしかと診断されました。
女性は
13日午後6時~6時15分にAコープ駒ヶ根店
14日午後9時10分~9時20分にセブンイレブン駒ヶ根伊南バイパス店
15日午後0時5分~0時15分にセブンイレブン駒ヶ根中央店
16日午前8時50分~午後1時20分に昭和伊南総合病院
を利用していて、伊那保健福祉事務所では同じ時間帯に施設を利用した人で、発熱、せき、鼻水、目の充血や発疹などの症状がある人は、医療機関に事前に連絡した上で受診するよう呼びかけています。 -
小林ルイさんミニコンサート
駒ヶ根市出身の歌手小林ルイさんのミニコンサートが6日、伊那市西春近のデイサービスセンター春富ふくじゅ園で開かれ、利用者が昭和歌謡を楽しみました。
ミニコンサートでは小林さんが昭和歌謡やオリジナル曲を披露しました。
小林さんは駒ヶ根市出身の歌手で、今年3月にメジャーデビューし「麗しの貴公子」の愛称で親しまれています。
ミニコンサートは、利用者に楽しんでもらうとともに、地域の人に施設を訪れてもらおうと春富ふくじゅ園が開いたものです。
お年寄りは「素晴らしい歌でした」「また来てください」などと小林さんと声を交わしていました。
春富ふくじゅ園の今井ちずる施設長は「あまりコンサートに行く機会のない利用者のみなさんに、地域で活躍する歌手の生の歌を聞いて楽しんでほしい」と話していました。
-
前川さん 憲法改正について講演
3日の憲法記念日にあわせ元文部科学事務次官の前川喜平さんが憲法改正の問題や疑問について駒ヶ根市内で話をしました。
「日本国憲法と教育」をテーマに前川さんが話をしました。
前川さんは政府や自民党が示している憲法改正案について「集団的自衛権を認める内容で、政府の権限を強め独裁政治に繋がりかねない」と話し、「政治が教育やメディアへの介入をはじめる」と警告しました。
特に教育について前川さんは「小学校では個人の考えより型に当てはめる事を薦め、大学では国の利益に繋がる研究への優遇が強まるので注意しなければならない」と呼び掛けていました。
憲法の改正の時期については「政治主導ではなく、国民から見直しの気運が高まった時に行うのがよい」と話していました。
前川さんの講演会は、教員OBや各種団体で作る実行委員会が毎年開いている憲法記念日の集いで開かれ今年はおよそ1000人が会場を訪れました。
講演会のもようは、18日からご覧のチャンネルで放送します。