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「能装束講座」駒ケ根高原美術館で
駒ケ根市の駒ケ根高原美術館は文化庁芸術拠点形成事業「室町時代から平成へ竏駐坙{文化の普遍性と能装束の美」の一環として13日、滋賀県の浅井能楽資料館館長で山口能装束研究所長の山口憲さんを講師に招いての能装束講演会「日本人の原点に迫る竏瀦カ様に見る心模様」を同館で開いた。市内の中学生と一般約70人が参加し、能装束の歴史や製法、色彩などについて実際に能装束に触れながら講義を聞いた=写真。山口さんは「能装束は世界に誇れる日本の素晴らしい伝統文化だ」と強調した上で、源氏と平氏など役の上での装束の違いや、観世流や宝生流など流派による違いなどについても詳しく説明した。
講演後、中学生は講演で聞いた能のイメージを絵画に仕上げるワークショップにも挑戦した。
同事業では喜多流能楽師を招き、能装束を着けて舞を披露するなどの能装束講座を2月4日に開く。
同館では特別展「能装束展」が3月4日まで開かれている。入場無料。午前9時30分縲恁゚後5時。特別展期間中は常設展の入館料も割引料金(大人500円、大学・高校生300円、中学生以下無料)となっている。問い合わせは同館(TEL83・5100)へ。 -
駒ケ根市の町一区子ども会お汁粉会
駒ケ根市の町一区子ども会(中嶋真由美会長)は13日、今年最初の行事、お汁粉会を区内の赤須町地域交流センターで開いた。親子ら約70人が参加し、母親らが愛情込めて作った甘い汁粉をたっぷりと味わった=写真。子どもたちは「甘い」「おいしい」と言いながら無中になって汁粉をほお張り「たくさん作ったからいっぱい食べてね」との呼び掛けに応えて何杯もお代わりを繰り返していた。
汁粉ができるまでの間、子どもたちは紙芝居を見たり、数人ずつ集まってトランプやかるた、百人一首などで遊ぶなど、歓声を上げながら正月の一日を楽しく過ごした。
汁粉会は子ども会が創設された1975年の翌年から30年以上にわたって途切れることなく続いている正月の行事。時に雑煮会に形を変えながらも、毎年連綿と受け継がれてきている。 -
駒ケ根市第1回区長会
駒ケ根市は12日、07年第1回の区長会を市役所で開いた。市内各区の新区長16人が出席。中原正純市長はじめ市の幹部職員らと初の顔合わせをし、担当課長らから行政全般にわたっての説明を受けた。全地区の区長会長には小町屋の竹村幸茂さんが、副会長には中沢の木下眞さんと東伊那の市村善弘さんがそれぞれ選出された。竹村さんは「力不足だが1年間精いっぱい頑張りたい」とあいさつした。
中原市長は「1年間お世話になるが、協働の地域づくりを進めるためにリーダーシップを発揮してほしい」と述べた。
今年から中沢の12区が統合されたため、市内の区は16となった。
06年の各区長は次の皆さん。
◇赤穂地区▽南割=大森實雄▽中割=倉田隆之▽北割二=小町谷紀幸▽北割一=小林祥宏▽小町屋=竹村幸茂▽福岡=水田敦郎▽市場割=渋谷宣吉▽上赤須=入谷隆夫▽下平=中坪博和▽町一=下島賢治▽町二=柏原孝從▽町三=中坪兼吉▽町四=林富士男▽上穂町=井上利雄
◇中沢地区▽中沢=木下眞
◇東伊那地区▽東伊那=市村善弘 -
駒ケ根東中入学説明会
駒ケ根市の東中学校(小木曽伸一校長)は12日、07年度入学予定の小学校児童と保護者を対象とした説明会を同校で開いた。参加者らは中学での生活、学習、規則や入学までの準備などについて担当教諭らの詳しい説明を受けたほか、授業参観や給食の試食、制服の採寸なども行った。児童らは明るい笑顔で給食を食べながら、もうすぐ入学する中学への期待を膨らませていた=写真。
東中への来年度入学予定者は中沢小の34人、東伊那小の20人のほか、本来なら赤穂中に入学するはずの赤穂南小からの希望者2人を加えた計56人。希望者に東中への入学を認める指定学校変更の特例措置は昨年度、竜東地区からの入学者だけでは現行の1学年2学級が1学級となってしまうことから市教育委員会が初めて実施した。07年度は竜東地区だけで2学級編成に十分な入学予定者があったが、翌年度以降も当面続けていく方針であることから今年度も実施した。 -
人権擁護委員に委嘱状
駒ケ根市の人権擁護委員4人のうち12月31日で任期が切れた下島大輔さん(68)=中沢=の退任に伴い、新たに委員となった上村秀一さん(61)=中沢=への委嘱状伝達式が12日、駒ケ根市役所で行われた。法務大臣名の委嘱状を中原正純市長から受け取った上村さんは「これから委員の仕事を勉強し、これまでの経験を生かして誠実に対応していきたい」と抱負を述べた。任期は09年12月31日までの3年間。
2000年11月からの2期6年間を務めて退任した下島大輔さんには感謝状と記念品が贈られた。 -
【記者室】大学教授のセクハラ
駒ケ根市にある県看護大学の教授が女子学生にセクハラ行為をしたとして停職3カ月の処分を受けた。大学によると教授は数回にわたり、研究室や講師宿舎で学生の肩を露出させたり後ろ向きにひざに座らせたりして、胸や腹などを触ったようだ▼多くの生物にとって種の保存は自分一個の生命よりも重大なもので、極論すればそのためだけに生きているともいえる。この教授も毎日若い女性ばかりに囲まれているうち、ついフラフラと本能に流されてしまったのだろうか▼オスとしての強い本能を持った結果と考えれば哀れでもあり、同情もしたいが、やはり人間ならば理性で押さえられるはず。まして教授の地位を利用しての行為とあっては冗談や笑い話では済まない。(白鳥文男)
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駒ケ根高原スキー場で小学校スキー教室始まる
駒ケ根市の駒ケ根高原スキー場で今シーズンの小学校スキー教室が始まった。快晴に恵まれた11日は赤穂南小学校の5・6年生が教諭らに引率されて白銀のゲレンデを訪れ、早速雪の上にシュプールを描いていた。
色とりどりのスキーウエアに身を包んだ児童らは能力別に分かれてインストラクターの指導を受けた。初級クラスでは緩やかな斜面を使い、スキーをハの字に開いて曲がるボーゲンなどの練習を繰り返した=写真。最初はこわごわ滑っていた児童らも雪の感触に慣れるにつれ、スピードを上げて長距離を滑り下りたり、歓声を上げて友達同士で競争したりするなど、スキーの楽しさを満喫していた。
同スキー場には3月にかけ、地元の上伊那のほか、中京方面などの小学校も続々とスキー教室に訪れる。 -
「能装束展」駒ケ根高原美術館で
駒ケ根市の駒ケ根高原美術館は特別展として文化庁芸術拠点形成事業「室町時代から平成へ竏駐坙{文化の普遍性と能装束の美」を同館別館で3月4日まで開いている=写真。江戸時代の伝統の技法で製作された貴重な唐織、長絹、厚板、面、腰帯、鬘帯など、めったに目にすることのできない能装束約160点を展示しているほか、製作課程のパネルなども展示中。入場無料。
午前9時30分縲恁゚後5時。特別展期間中は常設展の入館料も割引料金(大人500円、大学・高校生300円、中学生以下無料)となっている。問い合わせは同館(TEL83・5100)へ。 -
無理心中の被疑者2人送検
11日、駒ケ根署は6月に駒ケ根市赤穂の駒ケ根高原別荘地内道路上に止めたワンボックスカーの車内で小学4年生のさやかさん(当時9)を道連れに無理心中を図った殺人の疑いで、父親の京都市の無職中道哲朗容疑者(当時57)と、知り合いで住所不詳無職の石田正夫容疑者(当時59)の2人の書類を被疑者死亡のまま長野地方検察庁飯田支部に送った。
同署の調べによると2人は6月18縲・2日午前までの間に駒ケ根高原別荘地内の道路上に車を止め、車内に置いた七輪で豆炭を燃やして一酸化炭素中毒による無理心中を図った疑い。 -
警察犬嘱託
警察犬として働く2頭の犬への嘱託書交付式が10日、駒ケ根警察署で行われた。昨年に続いて嘱託を受けたのは共にジャーマン・シェパードのペガ・フォン・トーキョウシゲル号(7歳、メス)とフローレンス・フォン・ミナトツネイシ号(5歳、メス)。ペガ号を連れて警察署を訪れた飼い主で警察犬指導手の田中京子さん=駒ケ根市下平=が県警本部長名の嘱託書を山本修作署長から受け取った=写真。嘱託期間は12月31日までの1年間で、1年ごとに更新される。田中さんは「2頭は少し神経質だが、しっかりした犬。頑張って捜査の役に立ってほしい」と話している。ペガ号は行方不明者の捜索などに昨年1年間で5回出動しているという。
警察犬は現在県下で28頭。県警が毎年行う嘱託警察犬審査会を経て嘱託を受け、警戒業務や足跡追求などに活躍している。 -
110番の日にチラシ配布
警察庁が定めた「110番の日」の10日、駒ケ根署員と伊南防犯連合会女性部員は駒ケ根市のJR駒ケ根駅前で110番通報のポイントを書いたチラシを通勤、通学中の市民らに配布した=写真。
チラシには「110番は事件・事故の緊急電話です」とした上で「110番通報の6つのポイント」として(1)何があったか(2)どこであったか(3)いつあったか(4)犯人は(5)今どうなっているか(6)あなたの住所、名前、電話番号など竏窒ェ挙げられている。
昨年1年間の110番通報の件数は県下で約10万2600件、駒ケ根署管内で約1200件。このうち事件・事故に関係ないものが約20%あった。 -
駒ケ根市内4小学校で始業式
駒ケ根市内の5小学校のうち東伊那小を除く4小学校で10日、3学期の始業式が一斉に行われた。赤穂小学校(高野普校長)では1、3、5年生の代表児童らが全校児童を前に3学期に向けての決意を発表するなどして、気持ちも新たに新学期のスタートを切った。
5年生は年明けらしく、毛筆で書いた「けじめをつける」「発言をする」「やさしい心」などの作品を1人ずつ示しながら、3学期に懸ける目標や決意をそれぞれ発表した=写真。
高野校長は児童らに「学期の始まりに当たって自分で掲げた目標を実現し、修業式にはみんなが金メダルをもらえるよう頑張ってほしい」と呼び掛けた。
東伊那小学校は11日に始業式を開く。 -
中アの行方不明男性の捜索続く
中央アルプスの駒ケ岳と宝剣岳に写真撮影のため5日から3泊4日の予定で入山したまま行方不明になっている埼玉県川口市の会社員降矢弘文さん(50)の捜索が9日早朝から県警ヘリコプターなどによって行われ、午後2時35分ごろに宝剣岳南の極楽平の稜線で緑色のテント、濃紺の寝袋らしき物を発見したが強風のため地上に降りることができなかった。降矢さんは依然見つからないままこの日の捜索は打ち切られたが、県警などは天候の様子を見ながら10日も上空からの捜索を続けることにしている。
降矢さんは下山予定日だった8日夕になっても下山した様子がなく、携帯電話による連絡も取れないため、同日家族が駒ケ根署に届け出た。 -
駒ケ根ロータリークラブ新春例会
駒ケ根ロータリークラブ(中島清一会長)は8日夜、新春例会を駒ケ根商工会館で開いた。会員ら約40人が出席し、決意も新たに新年のスタートを切った。中島会長は「この半年間『率先しよう』をテーマに順調に活動してきたが、残された事業もまだ多い。あと半年、なお一層の協力を」と呼び掛けた。
席上、クラブが毎年行っている奉仕活動の一環としてボーイスカウト駒ケ根第1団とガールスカウト長野第32団に対し、育成助成金がそれぞれ贈られた=写真。団委員長の小林範夫さんと川端咲美さんは「皆さんの温かい志に感謝する。世界を担う青少年が育っていけるよう、これからの活動に有効に活用していきたい」と礼を述べた。 -
駒ケ根東中3学期始業式
駒ケ根市の東中学校(小木曽伸一校長)は9日、3学期の始業式を開いた。全校生徒を前に1年の北沢明君、2年の渋谷多江さん、3年生の福原祐樹君が、学習や部活動、高校受験など、3学期に懸けるそれぞれの目標や決意を堂々と発表した=写真。
小木曽校長は「まとめの学期である3学期が新年とともに始まるのが3学期制の味わい深いところだ。登校日数はわずか50日程だが、一年間の締めくくりであり、来年度の準備期間でもある。新たな気持ちで夢や希望を膨らませながら一日一日を大事に過ごし、目標を達成してほしい」と呼び掛けた。 -
佐藤正一さんフォト&エッセー展
フォトエッセイスト・写遊人佐藤正一さんの作品展「心のふるさと信州・伊那谷通信パート17」が駒ケ根市立博物館ロビーで21日まで開かれている。伊那毎日新聞はじめ各紙に掲載された投稿写真とエッセイなど35点を展示中=写真。駒ケ根での単身赴任生活の便りを写真とともに家族に送ることがきっかけとなって始まった写真活動だが、今年春に家族が住む群馬県沼田市の自宅に帰ることを決意。駒ケ根市での作品展は今回が最後となる。佐藤さんは「写真はこれからも趣味として細く長く続けていきたい。伊那谷の皆さんには18年間本当に世話になった」と話している。
入場無料。午前9時30分縲恁゚後6時。毎月曜日休館。 -
駒ケ根青年会議所新春会員大会
駒ケ根青年会議所(JC)は7日夜、新春会員大会を商工会館で開いた。新たに理事長に就いた北原和明さんがあいさつ。青少年の健全育成支援をはじめ「心ときめくまちづくり」に取り組むと新体制の基本方針を示した。
伊南各市町村の首長をはじめ来賓、会員約120人が出席。
北原新理事長は「まちづくりに近道はない。ふるさと伊南を愛し、正面から議論していきたい」と話した。
今期は協働をテーマに地域に密着した事業を展開。
子どもの育成支援もその一つで、30年前にJC会員が整備した菅の台のちびっ子広場の改修事業にも着手する。
「遊具の老朽化もみられ、次代を担う子どもたちが安全で楽しく遊べるように再生したい」と、北原理事長は説明した。 -
駒ケ根市消防団出初式
駒ケ根市消防団(小平佳司団長)は8日、出初式を行った。小雪が舞い、寒風が吹く厳しい冷え込みの中、団員約420人が駒ケ根駅北公園から市文化会館まで威風堂々の分列行進を行って団の意気を示した。昨年に続いて団員の子供たち約40人が元気に加わり、団員らに交じって中原正純市長らの観閲を受けた=写真。
文化会館で行われた式典では出席者全員が消防殉職者への黙とうをささげたほか、功労者らに対する表彰が行われた。中原市長は「住民の身体、生命、財産を守る皆さんの努力に市民を代表して心から感謝する」と団員らの労をねぎらった。
表彰を受けたのは次の皆さん。
◇日本消防協会長表彰▽精績章=分団長・小澤敏樹、萩原道彦
◇県消防協会長表彰▽優秀章=駒ケ根市消防団▽功労章=分団長・山本郁勇、湯澤英喜、副分団長・久保田博昭、北原晋也▽努力章=分団長・佐藤和樹、副分団長・田中良英、宮脇勝、福澤源吾▽精績章=副分団長・倉田卓哉、松崎宗孝、部長・春日公博、堀内英樹、久保田浩人、中嶋健作▽技術章=部長・倉田義裕、北澤隆、原浩則、藤井茂▽精勤章=部長・北原義伸、竹村英樹、羽場昭、班長・遠山秀明、春日崇、北村弥浩、浦岡俊希、大島晴仁、中谷貴宏、伊藤匡、林健司、福澤浩、田中健一、池上仁司、所河宏一、下島裕一、竹村幸弘、三室真、下島健、臼井鉄也、団員・北沢稔、桐山大、滝沢博文、中村圭司
◇上伊那消防協会長表彰▽分団優秀章=5分団▽分団無火災章=5分団▽功労章=部長・唐澤裕二、小池純、亀山剛、小出徳一、佐久間弘司▽精勤章=班長・小林要介、小原正隆、榎本宗良、横田大輔、小澤康弘、小松原敏弘、大石正人、北澤文彦、瀧澤貴史、池上慎一、北原政明、春日隆志、山本哲広、小松利光、竹村孝、赤須潤一、馬場達弘、坂井比呂六、下島寿哉、団員・水野毅、北原忍、戸澤篤、堀内信彦、木下務
◇駒ケ根市長表彰▽15年勤続章=分団長・萩原道彦、副分団長・宮脇勝、福澤源吾、班長・林智久、藤澤俊幸、下平利博、竹村秀一、臼井鉄也、団員・鈴木克也、松下栄治、林芳郎、瀧澤勝幸、松崎久志、宮下伸二、赤須隆則▽10年勤続章=部長・小池純、亀山剛、佐久間弘司、春日崇、石澤正志、小原正隆、山本喜裕、小澤康弘、神崎太一、田畑博利、福澤浩、北澤文彦、松田伸也、鈴木忍、瀧澤貴文、池上慎一、吉澤淳、春日隆志、竹村達也、上村俊幸、馬場達弘、坂井比呂六、下島寿哉、団員・春日浩幸、小原徹史、山田一興、渋谷克希、丸山泰、竹村茂、戸枝昭人、堀内信彦、松崎道靖、松本寛明、奥原光幸、佐野秀一、竹村昌樹、宮澤剛、竹村陽平、木下昌俊、林寛道、瀧澤正博、林好成、林和志、大倉誠、戸澤徳明、中山浩一、小林明夫、小林建蔵、竹村弘光、春上聡、市村実▽5年勤続章=団員・田村仁志、下平新、吉澤健司、宮下昌己、塩澤俊昭、新山真史、宮原正博、吉澤克之、塩澤克美、北澤丈夫、渋谷良、服部和晃、林崇仁、大野恭平、小松義知、清水道浩、中原圭史、佐々木浩人、川端康聖、高橋行男、木下康彦、山本孝浩、宮澤孝彰、松井俊幸、小出博之、中城賢人、宮澤武史、木下進一、北原祐二、細田雅俊、久保田幸司、宮脇和也、竹村雅臣、佐藤亮、伊藤俊二、矢澤国明、松下功一▽永年無火災区=下平、上穂町、東伊那▽1カ年無火災区=南割、赤穂中割、北割二、小町屋、市場割、下平、町二、上穂町、旧吉瀬、旧永見山、旧菅沼、旧中沢中割、旧上割、旧中山、旧大曽倉、旧中曽倉、旧本曽倉、旧原、旧南入、東伊那▽市長感謝状=田中薬局・田中一正、アルプス中央信用金庫、ケーヨーD2駒ケ根店
◇駒ケ根市消防団長表彰▽分団無火災章=5分団▽団長特別章=分団長・萩原道彦、副分団長・北原晋也、部長・中嶋健作▽操法功労章=班長・田中健一、団員・山本智彦、伊東主税、堺澤智、堺澤伸吾、塩澤克美、中村光延、木下平治郎、樋屋直哉、石綿晃、飯島和彦、横前友紀、原純也、宮澤剛、森田徹也、小林喜巳、松井俊幸、松崎雄介、宮脇剛旨、宮下孝志、木下雅希、伊藤徹治、矢澤国明、寺澤徹、伊藤洸一、羽生吉浩▽特科勤続章=団員・宮下昌己、服部和晃、宮澤武史、宮脇和也 -
赤穂中同年会が設立総会
1981(昭和56)年度に赤穂中学校を卒業した同窓会員らが数え年で厄年を迎えるのを機に6日、赤穂中同年会「56すみれ会」の設立総会が駒ケ根市の文化会館で開かれた。卒業生357人のうち約240人が出席し、懐かしい校歌を歌って会の設立を祝った=写真。池上博康実行委員会長はあいさつで「厄年を迎え、人生の大きな節目としてここに会を設立する。素晴らしい級友たちとの新たな出会いと生涯の仲間づくりの場としてほしい」と呼び掛けた。
総会後に開かれたパーティーでは、出席者らが久しぶりに会った友人らと笑顔で昔話に花を咲かせるなど、恩師らも交えて旧交を温めた。
総会に先立ち、厄除けと物故者の慰霊の法要が市内の安楽寺で行われた。
同会は記念事業の一環として12月、母校赤穂中に同中の元校長で県教育委員長も務めた松田泰俊さん=伊那市高遠=が揮ごうした書1幅を寄贈し、赤穂地区の3小学校にもそれぞれ記念品を贈ったほか、市社会福祉協議会には介護用電動ベッド3台を贈った。 -
駒ケ根ライオンズクラブ新春祝賀会
駒ケ根ライオンズクラブ(服部信彦会長)は5日夜、07年の初例会と新春祝賀会を駒ケ根市のグリーンホテルで開いた。会員ら約60人が出席し、和やかに新年のスタートを祝った。服部会長はあいさつで「今年は選挙の年でもあり、いろいろと忙しくなりそうだ。株価上昇やスポーツの分野での明るい話題も多い。そんな新年を迎えるに当たってあらためてクラブの原点に立ち帰り、今年も惜しみなく努力を続けていこう」と力強く述べた=写真。
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【図書購入費を40年間寄付 米山政一さん】
1965(昭和40)年の12月、赤穂小学校のPTA役員の用事で、ある家庭を訪問した。ふと部屋の壁を見ると、子どもの寝床の枕元に靴下がぶら下がっているのが目に止まった。
「中をのぞくとミカンが1つ入っていた。何かのおまじないかと思って聞いたら、何とそれが子どもへのクリスマス・プレゼントだったんだ」
多くの家庭が貧しく、生活していくのがやっとの時代ではあったが「それでもあまりにその家の子が哀れでね…。後でおもちゃを1つ、安い物だが買って持って行ってやった」。
だが貧しい家はそこだけではない。自分の家も裕福というわけではないから、プレゼントを買って一軒一軒に配ることもできず、どうしたらいいだろうかと考えた。
「それで思いついたのが本なんだ。当時、小学校の図書館にもそう多くの本はなかった。本を学校に贈れば子どもたちみんなが喜んでくれるんじゃないかと思ったんだよ」
翌年から12月になると図書の購入費として小学校に毎年数万円ずつを寄付した。金額は特に決めず、その年その年に都合のつくだけの額を贈り続けた。
「本当はね、当時小学校に世話になっていた自分の子どもが卒業したらやめようと思っていた。3年間ぐらいのつもりだったんだ。でも学校で子どもたちに『おじさん、また来年もお願いします』と言われたり、礼の手紙をたくさんもらったりするとね、やめるわけにはいかないじゃないか。そうこうしているうちに今度は孫が入学した竏秩Bそんなことで今までずっと続いているだけだ」
◇ ◇
毎年のクリスマス・プレゼントは一度も欠かされることなく、40年がたった。今、図書館の一角には「米山文庫」コーナーが設けられている。これまでに学校が購入した図書の累計数は1097冊。寄付金の総額は百数十万円にもなるが「書き留めているわけじゃないから一体いくらになっているのか分からんなあ。まあ子どもたちに喜んでもらえるなら、これからも続けようと思っていますよ」 -
県看護大学教授がセクハラ
県衛生部は5日、駒ケ根市の県看護大学の教授(男性、50)をセクハラ行為により昨年12月14日付けで、停職3カ月の処分をした-と公表した。
処分の理由は、昨年2月7日から3月16日までの間、女子学生に対し、5回にわたり、教授研究室や非常勤講師宿舎で、着衣を肩までずらして、肩のマッサージを行なう、強引にひざに座らせて後ろから抱きしめ、着衣の上から上半身(腹部、胸部)を触るなどのセクハラ行為を行なった。
県は当初、被害者が公表しないよう求めていたため「懲戒処分等の指針の公表基準」に基き公表しなかった。 県看護大学の深山智代学長は「不祥事を起こし、遺憾であり、被害を受けた学生はもとより、保護者、県民に対して、大変申し訳なく、心からお詫びする。処分については学長として厳粛に受け止め、2度と起こらないように、教職員が一丸になって、取り組みたい。(同教授の講義を受講している)学生に対しては今後、授業に支障がないように、責任を持って対応したい」と話している。 -
伊南行政組合消防本部特別点検
伊南行政組合消防本部(竹上俊隆消防長)は5日、中原正純組合長による新春特別点検を北消防署隣りの駒ケ根市立赤穂公民館で受けた。署員約50人がきびきびと整列して服装や手帳などの点検を受け、新年のスタートに当たって職務遂行の意気込みを新たにした=写真。
中原組合長は「昨年は長年の懸案であり、待望久しかった新庁舎建設に着工できた。今年度中に何としてもしゅん工させたい。今後の大きな課題として消防体制の広域化があるが、職員の意見を聞きながら議論を深め、積極的に取り組んでいきたい。住民の身体、生命、財産を守るために向上心を持って日々の訓練に当たり、研さん精進を重ねてほしい」と訓示した。 -
伊南福祉会仕事始め式
伊南福祉会(理事長・中原正純駒ケ根市長)は5日、07年の仕事始め式を駒ケ根市の特別養護老人ホーム観成園で行った。同施設のほか救護施設順天寮、介護老人保健施設フラワーハイツの職員など約40人が出席し、中原理事長の訓示を聞いて気持ちも新たに1年をスタートさせた=写真。
中原理事長は「昨年は順天寮の大改修、観成園と伊南訪問看護ステーションの移転、新築と、施設整備計画を進められた意義深い年だった。経営環境が厳しさを増す中、職員の皆さんが入所者のために24時間体制で一生懸命頑張ってくれていることをうれしく思う。今後もそれぞれの施設で互いに助け合ってやってほしい」と期待を込めて訓示した。 -
駒ケ根市中沢で山林火災
4日午後1時20分ごろ、駒ケ根市中沢原の山林から出火。付近の下草や田んぼの土手など約370平方メートルを焼いて約30分後に鎮火した。近くに住む女性(77)が火を消そうとして顔に軽いやけどを負い、病院で治療を受けた。
駒ケ根署は出火原因について、この女性が下草を焼いていたところ火が燃え広がったものとみて調べている。 -
青年海外協力隊第3次隊入所式
JICA(国際協力機構)駒ケ根青年海外協力隊訓練所(加藤高史所長)は5日、06年度第3次隊の派遣前訓練入所式を開いた。全国から応募して試験に合格した候補生210人が正式隊員を目指して70日間の訓練を開始した。加藤所長はあいさつで「協力隊はこれまで世界84カ国に2万9千人以上を送り出してきたが、先輩たちは創意と工夫により、自然環境、文化、言葉の壁を克服してきた。任国での困難に立ち向かう力をつけるため、今日から始まる訓練に精いっぱい励むことを期待する」と激励した。候補生を代表し、コロンビアに体操競技指導で派遣予定の明石友貴子さんは「初心を忘れず訓練に取り組み、晴れて任国に旅立てるよう精進することを誓う」と宣誓した=写真。
青年海外協力隊の派遣前訓練は05年度まで年3回、それぞれ79日間行われていたが、06年度からシニアボランティアを対象とした集団合宿研修も同訓練所で行うことなどから70日間に短縮された。07年度からは訓練、派遣も年4回に増やすことにしている。 -
【記者室】泥棒なんて人ごと?
長野県警のホームページの中に「あなたの街の犯罪」がある。各署ごと、最近の犯罪の状況が市町村別、日別に列挙されているのだが、その発生件数の多さには驚く▼12月の駒ケ根署管内の犯罪を見ると、出店荒らし5件、車上狙い4件、自動販売機狙い3件、窃盗2件のほか空き巣などが数件で合計は17件。平均して2日に1件以上起きている計算だ。現に筆者の知り合いでも空き巣の被害に遭ったお宅が昨年だけで2軒ある。泥棒なんて人ごと竏窒ニのんびり構えていられる時代ではない▼状況によって強盗に早変わりする空き巣が特に怖いが、気をつけようがない竏窒ネどと言わず、それぞれ泥棒になったつもりでわが家の防犯対策を考えてみることも時には必要では。 (白鳥文男)
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光前寺で摩利支天像公開
今年のえとの亥(いのしし)にちなんだ木像が駒ケ根市の古刹光前寺の本堂で5日まで公開されている。像は陽炎(かげろう)を神格化したという三面六臂(ろっぴ)の「摩利支天(まりしてん)像」=写真=で、イノシシの背に乗り、6本の手にはそれぞれ弓や槍などを持っている。厄除け、蓄財、開運などのご利益があるといわれるため、訪れた参拝者は正月から縁起が良い竏窒ニ神妙に手を合わせて拝んでいる。
同寺は大みそかから正月三が日にかけて多くの参拝者らでにぎわった。寺ではこの間、昨年を1万人上回る約5万人の人出があったとみている。 -
昭和病院仕事始め式
駒ケ根市の伊南行政組合昭和伊南総合病院(千葉茂俊院長)は4日、新年に当たっての仕事始め式を行った。職員約50人が出席し、中原正純組合長らの式辞を聞いた=写真。中原組合長は「病院を取り巻く環境はかつてないほど厳しいものだ。今年は新たな経営計画にのっとり、何としても医師、看護師の確保に努めたい。モットーの和顔愛語のとおり、患者に親切で心の通ったサービスをする病院だと言ってもらえるよう、真心を込めて取り組んでほしい」と激励した。
千葉院長は「地域の人がいかに病院を信頼してくれるかが基本。その気持ちを忘れずに頑張っていこう」と呼び掛けた。 -
駒ケ根市仕事始め式
駒ケ根市は4日、新年の業務開始に当たっての仕事始め式を市役所で行った。職員ら約130人が出席。全員で駒ケ根市の歌を歌い、市民憲章を朗読して気持ちも新たに1年をスタートさせた。
中原正純市長は式辞で「市長に就任して既に5期目。今年はその最後の締めくくりの年に当たる。それだけに決意新たにしっかりやっていきたい」とした上で「今年は元気のある、税収の上がる、力量のある市にしていくため、将来の明るい展望を開くための第一歩となる年にしたい。一方で常に市民の立場に立って物事を考える心が行政運営には何よりも望まれる。そのために職員一丸となって今年も頑張ろう」と力強く呼び掛けた=写真。