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地球のステージ
今年創立40周年を迎えた駒ケ根青年会議所(加藤道生理事長)は記念事業の一環として30日夜、国際救援活動で活躍する桑山紀彦さんのコンサート「地球のステージ」を駒ケ根市文化会館で開いた。小学生をはじめとする市民約200人が集まり、世界平和を訴える桑山さんの演奏と映像に見入った。大スクリーンには世界各地の子どもたちの生きざまなどの映像が次々に映し出され、桑山さんは歌と演奏で平和への思いとメッセージを語りかけた=写真。
精神科医師でもある桑山さんは世界49カ国で医療救援活動に携わってきた。地球のステージの公演は通算千回を超えている。 -
【記者室】サイトウキネンって何?
「サイトウキネン? 何それ」。1カ月近くにわたって松本市で開かれているサイトウ・キネン・フェスティバルに県内の小学6年生と自律学校の児童が招待されるが、当の小学生の多くは冒頭のような反応だ▼サイトウはチェロ奏者、指揮者で桐朋学園などで後進の育成に力を尽くした故齋藤秀雄氏のこと。彼を恩師と仰ぎ、世界で活躍する100人以上の演奏家が集まって84年にオーケストラが生まれた▼齋藤氏に指揮を学んだ小沢征爾さんらが中心になって92年から毎年フェスティバルを開き、児童の招待も第1回から続けている。多くの児童にとって一生の間に聴く中で最高の演奏かもしれないことをよく肝に銘じて聴いて来てほしい。間違っても寝たりせずに…。(白鳥記者)
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4号源泉掘削工事安全祈願祭
駒ケ根高原の旅館などに温泉を配湯する駒ケ根高原温泉開発(社長・中原正純駒ケ根市長)の4号源泉の掘削工事が9月上旬にも始まる。31日、工事の安全と温泉の湧出を願う祈願祭が同市赤穂の古城公園近くの工事現場で行われた。観光関係者、工事関係者など約20人が出席し、玉ぐしをささげるなどの神事を行った。中原正純市長はあいさつで「まさに神頼み。何としても多くの湯量を確保してほしい」と期待を述べた。
調査と工事を請け負う地熱(東京都、浜田眞之社長)は06年4月縲・月にかけて電磁波を利用した地下温泉源探査を行った結果、温泉湧出の可能性がある場所を特定。7月から造成にかかり、8月下旬までに高さ約35メートルのロータリー掘削機を組み立てるなどの準備を整えた=写真。計画では地下1200メートルまで掘削を進める。観光関係者は、年内に何とか温泉を掘り当て、来年夏の観光シーズン前までに配湯にこぎつけてほしいと話している。 -
小町屋駅周辺整備住民説明会
駒ケ根市のJR小町屋駅前広場など駅周辺の整備事業が9月にも着工されるのを前に駒ケ根市は30日夜、小町屋区の住民を対象にした説明会を市役所で開いた。住民ら約20人が出席し、市の担当者の説明を聞いた=写真。出席した住民は周辺道路の通行止め区間や工事期間などについて質問していた。
計画によると、市が管理する同駅東側の空き地約2千平方メートルを新たに小町屋駅前広場として整備する。今年から来年にかけ、JRが現在線路の西側に設置されているプラットホームを撤去して東側に新たに設置し直すのに伴い、市はホームへのアクセスのための階段や車いす用のスロープなどを設置するほか、駅前広場には車の出入りのためのロータリーをはじめ、駐車場、バス停、自転車置き場、トイレ、電話ボックスなどを設置する計画。高校生などの歩行者が多い市道宮の北線も併せて道路両側の歩道を拡幅するなどの整備を行う。
総事業費は概算で約6千万円を見込んでいる。市は07年度中に工事を完了させ、08年度当初には供用を開始したい考え。 -
駒ケ根市・伊南行政組合の職員共済組合が豪雨災害義援金寄付
駒ケ根市職員共済組合と、伊南行政組合職員共済組合は31日、7月豪雨災害の被災者に対する義援金を寄付した=写真。金額はそれぞれ約17万円、10万円。寄付金を受け取った中原正純市長は「職員の皆さんの温かい気持ちに感謝する。日赤を通じて被災者に届け、有効に活用したい」と礼を述べた。
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柳家喬太郎独演会、300人が大爆笑
喬太郎寄席、師匠の高座が残暑をふっ飛ばす-。駒ケ根市の落語ファンでつくる「喬太郎を駒ケ根に呼ぶ会(略称喬駒会、唐沢亨会長)」は27日夜、「第7回柳家喬太郎独演会」を上穂栄町の安楽寺で開いた。約300人が来場、師匠の「松竹梅」「牡丹燈篭(とうろう)」、新作の「8月下旬」で大いに笑い、落語の楽しさをたん能した。
今回は7回目とあって、新作、古典織り交ぜての3演目。大家の後継ぎに嫁さんが来るということで、長屋の松さん、竹さん、梅さんというおめでたい連中がお祝いのあいさつに行くことになった。それぞれ割り台詞で、松さん「なったなったジャになった」。竹さん「なにジャになられた」までは良かったが、梅さんは「長者になった」と言うべきところを「大蛇になられた」「亡者になられた」:。3人の人物描写が見せ場の前座噺「松竹梅」でスタート。
色男の侍、萩原新三郎に恋焦がれて死んだお露、その看病で亡くなった女中のお米。ふたりは幽霊になって、牡丹の花を描いた燈篭を持ち、夜な夜な新三郎のもとに通ってきた。2人が幽霊とは知らない新三郎はお露と深い仲に:。おなじみ、怪談「牡丹燈篭」。たっぷりと聴衆を怖がらせた。
最後は10日前に作ったばかりの期間限定噺「8月下旬」。祖父の待つ田舎に電車で、1人旅をする少年と乗り合わせた乗客の悲喜こもごもの人生を語った。 -
駒ケ根警察署員がAED講習
事故現場などで一刻を争う救急措置が必要になった場合に備えて駒ケ根警察署(山本修作署長)は31日まで、署員45人を対象にしたAED(自動体外式除細動器)の講習を同署で実施している。3日間の講習にそれぞれ十数人ずつが分かれて参加し、伊南行政組合北消防署員の指導でAEDの操作方法などを学んだ。
参加した署員は人工呼吸、心臓マッサージなどの心肺蘇生(そせい)法の指導を受けた後、1人ずつAED操作の実技に臨んだ=写真。署員はAEDから流れる音声の指示を聞きながら、ダミー人形の胸にパッドを張り付けるなど、迷うことなくテキパキと操作していた。
同署は今回都合で参加できなかった署員についても近いうちに受講させ、万一の際に署員全員が対応できるようにしたいとしている。署の主導で署員全員を対象に行うAED講習は県下でもあまり例がないという。 -
伊南行政組合議会第4回定例会
伊南行政組合議会は29日、第4回定例会を開き、条例改正3、05年度決算2、06年度一般会計補正予算1など、計7議案を原案通り可決、認定して閉会した。中川村議会議員の改選に伴う正副議長の選挙が行われ、指名推薦により議長には前副議長の野村利夫氏(飯島町議会議長)が、副議長には小林茂氏(宮田村議会議長)がそれぞれ選出された。
05年度一般会計決算は、歳入が16億6800万円で対前年度比1200万円(0・7%)減、歳出は16億1千万円で、同1700万円(1・1%)増。繰越明許費を差し引いた実質収支は5800万円の黒字となった。
議会全員協議会が開かれ▽昭和伊南総合病院の累積欠損金の処理▽伊南行政組合3カ年計画▽消防本部・北消防署庁舎建設計画▽伊南福祉会決算報告竏窒ノついて説明が行われた。 -
駒ケ根市議会9月定例会日程
駒ケ根市議会は9月定例会を9月4日縲・6日の23日間の日程で開く。提案される議案は人事3、条例5、決算13、予算2、事件1の計24件。
06年度一般会計補正予算案は歳入歳出それぞれに4億6千万円を追加し、総額141億6千万円とするもの。
精密小型モーターなどの製造販売大手の日本電産が赤穂中山原に技術開発センターを建設するのに伴う連絡道路の新設(約350メートル)、既存道路の拡幅や付け替えなどの整備費として1億2千万円、7月豪雨災害の復旧費として1億5千万円を計上している。
日程は次の通り。
▽4日=本会議(提案説明、質疑、委員会付託など)▽13・14日=本会議(一般質問)▽15・19日=総務文教委員会▽19・20日=建設経済委員会▽20・21日=厚生委員会▽26日=本会議(採決) -
大曽倉市有林活用計画策定委員会
駒ケ根市は28日、市が05年に取得した大曽倉の山林、原野など約97ヘクタールの今後の活用計画などを審議する第1回大曽倉市有林活用計画策定委員会を市役所南庁舎で開いた。地元関係者、有識者、林業・教育関係者、公募など20人の委員のうち18人が出席。市が示した活用構想の素案についての説明を受け、現地を視察した。座長にコーディネーターとして参加している信州大農学部教授の伊藤精晤さんを選出した。
素案では同地を「市民がつくりだす安らぎの緑の空間」、「森林と遊ぶ緑の空間」を目指して市民の教育、交流などに活用していく竏窒ネどとしている。委員会は12月の活用計画策定に向け、全6回の会議を予定している。
同地は、所有していたカネボウ不動産の清算により処分されることとなったが、地域にとって将来好ましくない開発が行われる可能性などを考慮して市が約5670万円で取得した。 -
こまがね市民活動推進会議設立
駒ケ根市の市民によるさまざまな活動を支援しようと、市民有志による「こまがね市民活動推進会議」が28日、発足した。会員は市が04年に委嘱した「第1回駒ケ根改革と創造へのまちづくり推進市民会議」委員30人のうちの15人。駒ケ根駅前ビル・アルパで行われた設立総会では役員・委員の選任、会の名称、事業計画・予算案、規約などについて審議した。今後随時会議を開き、将来の市民活動の中心となる市民活動支援センター設立に向け、その基盤づくりとなる実態調査や啓発、援助などの活動を行っていく。
鈴木座長は「走りながら考え、考えながら走る竏秩B試行錯誤の連続かもしれないが、まず始めることが大切。目標に向かって頑張ろう」とあいさつした=写真。
委員は次の皆さん。
▽座長=鈴木明▽副座長=小原茂幸▽事務局長=宮澤敏幸▽総務委員長=鈴木明▽同委員=小原茂幸、加治木今、加藤道生、久保田満、宮澤敏幸▽組織委員長=加治木今▽同委員=赤羽明人、小平裕子、北原久爾▽事業委員長=加藤道生▽同委員=三井貞明、竹内滋一、竹村哲郎▽企画委員長=久保田満▽同委員=杉本雅史、倉田正清、春日源之 -
トヨセットさらに土地取得へ
駒ケ根市赤穂町四区の北の原工業団地に新たに進出するトヨセット(富岡靖明社長、本社愛知県安城市)は同市大田原工業団地のトーハツに隣接する土地2・4ヘクタールを新たに取得する。29日に行われた会見で中原正純市長が明らかにした。9月6日に用地売買契約の調印式が行われる。同社の進出に伴って交渉が行われ、このほど合意に至った。同地には建築面積約1万1500平方メートルの倉庫と工場が建設される予定という。
トヨセットはストーブの製造・販売などで知られるトヨトミの子会社。1964年に設立し、TOYOSTEELのブランド名でオフィス家具や鋼製事務机などの製造・販売を手がけている。04年度売上は67億円。従業員数は約200人。 -
駒ケ根市05年度決算は2億4千万円の黒字
駒ケ根市は29日、05年度普通会計の決算を発表した。歳入は149億7400万円で対前年度比3・4%増、歳出は147億2千万円で同3・6%増。繰越明許費などを差し引いた実質収支は2億4千万円の黒字となった。実質単年度収支は1億7800万円の黒字。
歳入の約30%を占める市税は44億5100万円で対前年度比9300万円(2・1%)増。このうち市民税は税制改正や景気の回復などの影響により同7200万円(6・8%)増。法人税は同1100万円(2・2%)減となった。歳入の21%を占める地方交付税は31億4900万円で対前年度比300万円(0・1%減)。
歳出では土木費が23億9200万円で、対前年度比1億1100万円(4・9%)増となった。南田市場土地区画整理事業、伊南バイパス関連の市道整備事業費が増加したことなどによる。教育費は17億900万円で同1億4200万円(9・1%)増。赤穂小体育館改築事業費の増加などによる。商工費は16億5200万円で同6500万円(3・8%)減。企業立地に伴う補助や企業誘致関連経費、物産・観光などのイベント経費は増加したが、中小企業振興資金預託金が1億500万円減少したことなどによる。 -
昭和病院累積欠損解消へ
駒ケ根市の昭和伊南総合病院(千葉茂俊院長)を運営する伊南行政組合(中原正純組合長)は29日、同院が抱える累積欠損金39億8千万円(05年度末時点)の解消のため、同額の資本剰余金を取り崩して充てたいとする議案を伊南行政組合議会に提出し、承認された。これにより、剰余金の残高は5億1千万円となる。
決算発表によると05年度の純損失はこの16年間で最大の4億2800万円。これまでの累積と合わせた欠損金は39億8千万円に上った。同病院は90年度から10期連続で赤字を計上。以降、01年度のみ黒字となったものの、02年度から再び4期連続の赤字経営を続けている。 -
【英会話教室オーナー マルコ・メランソンさん】
3年前の8月に駒ケ根に移り住み、英会話教室を開いた。「世界に向けて橋を架けよう」との思いを込めて「ブリッジ・ラングィッジ・スクール」と命名。人柄を反映した楽しい指導や、喫茶店での多人数レッスンなど、数々のユニークなアイデアで人気を集めている。現在、一般と小・中学生それぞれ30縲・0人の生徒を持って多忙な毎日を送っている。
◇ ◇
米国南部のニューオーリンズに生まれ、西海岸のサンフランシスコの大学でテレビ放送や映画の制作を学んだ。卒業後は教師の勉強をする傍ら、ナイトクラブでDJ(ディスク・ジョッキー)やバーテンダーなどの仕事も経験した。
ある日のホーム・パーティで、妻・友枝さんと出会った。
「彼女はぼくに近寄って来なかった。怖い人と思ったらしい」
最初は友達として付き合っていたが互いにひかれ合うようになり、その後東欧のチェコで結婚。95年に夫婦そろって日本に来た。
友枝さんの実家のある横浜に住み、東京の英会話学校で講師をしていたが、もっと良い環境を求めて白馬や北海道などに家を探した。伊那にも数年間住んだが、駒ケ根の自然や環境などが気に入って転居を決めた。
◇ ◇
初めて訪れた日本の印象は「町がきれい。古い建物ばかりの国竏窒ニいうイメージだったが全然違った。それにたくさんの電車やバスが時間ピッタリに動いていることには驚かされた。素晴らしいのは四季。ベリー・ナイス! 美しい」。
生活習慣の違いにはさほど戸惑いは感じなかった。
「以前住んでいたチェコも玄関で靴を脱ぐ習慣だったし、自分自身も部屋ではだしやスリッパでいるのが好きだったから。温泉も大好き」
食文化も「スシが好きで、サンフランシスコのレストランでよく食べていた。でも日本のすし屋さん高いね。だから回転ずししか行けない。あと、サケも好き。熱燗(かん)はいいね。日本の食べ物はみんなOK」
ニューオーリンズには1年か2年に一度、家族で帰っている。
「駒ケ根は大好き。でもやっぱり時々故郷が恋しくなる。これからもずっとここに住むかどうかは分からない。子ども2人には大きくなったら米国の大学に行ってほしい。両方の国の文化を知ることが大事だと思うから。ぼくの希望だけど…」
スクールへの問い合わせ・申し込みはTEL81・5576へ。
(白鳥文男) -
KOA主体のソフトボール成年男子 本国体に出場へ
第27回北信越国民体育大会のソフトボール(伊那市)ホッケー(駒ヶ根市)フェンシング(箕輪町)の3競技が27日まで、上伊那の各会場で熱戦を展開した。地元勢はKOAを主体としたソフトボールの成年男子が優勝し、第61回国民体育大会(9月30日縲・0月10日・兵庫県)の出場を決めた。
ソフトボールは27日、成年男子が決勝戦で新潟県に13竏・(5回コールド)で勝ち、2年連続7回目の優勝を果した。成年女子は前日の敗者復活戦の初戦に勝ち、この日は、第2代表準決勝で福井県に5竏・、同決定戦で富山県に3竏・で勝利し、国体出場権を得た。少年男子・女子はともに初戦で敗退している。
成年男子は3番藤森(フジモリ鉄工所)、4番原田(KOA)、5番池上(甲信越福山通運)の計5本の本塁打を含む、7安打の長打構成などで13得点の大勝。投げては主戦宮下(KOA)が被安打1、11奪三振の力投で無失点。決め球のローライズボールなどの変化球を交えたコンビネーションで、打者に3塁を踏ませなかった。
飯沼厚史監督(KOA)は「周りがチャンスをつくり、主軸が長打で返すなど、それぞれが自分の役割を果した結果」と振り返り、「本大会はなかなか勝つことが難しいと思うが、選手の持ち味を生かしながら長野県のソフトボールができれば」と意気込みを語った。
フェンシングは27日、箕輪町社会体育館で成年女子、少年男子・女子の計3部門のフルーレ団対戦があり、それぞれ北信越5県で総当り戦をした。成年女子は3位、地元高校生で編成した少年男子・女子はともに4位で、いずれも国体への出場権を得られなかった。成年男子はすでに本大会の出場を決めている。
ホッケーの県勢は、いずれの部門も国体出場を逃している。 -
フラダンス・フラメンコ発表会
駒ケ根市のダンス教室「スタジオAKI」(国澤晶子代表)は27日、講座生らによるフラダンス・フラメンコの発表会を同市のアイ・パルいなんで開いた。南信各地の20縲・0歳代の生徒ら約60人が出演し、日ごろの練習の成果を発揮する見事なダンスを披露した=写真。鮮やかな衣装を身にまとった出演者らはフラダンス、フラメンコそれぞれ約10曲を踊り、詰めかけた約400人の観衆を魅了した。
同スタジオの発表会は2回目。国澤さんは観客を前に「2年前からグループレッスンを個人指導に徐々に切り替えてきたため、皆実力がアップしている。心行くまで楽しんで」と呼び掛けた。
国澤さんと小学校の同級生だった縁で橋本ピアノ教室の発表会も同会場で併せて開かれた。 -
ビーチバレー・ゼビオカップ
ビーチバレーの「2006ゼビオカップ」(県ビーチバレー連盟主催)が27日、駒ケ根市の「森と水のアウトドア体験広場」サンドグラウンドで開かれた。県内各地から28チームが出場し、予選リーグと決勝トーナメントを行った。
ビーチバレーは正式ルールでは2人制だが、初心者にもその魅力を知ってもらおうと今大会では男女混合の4人制を採用。出場者は砂の上でのプレーに悪戦苦闘しながらも、青空の下で開放的なバレーの楽しさを存分に味わっていた=写真。
上位は次のチーム。
(1)ビーチクラブ(2)C吉(3)ワイワイ -
日本電産駒ケ根市と契約調印
精密小型モーターなどの製造販売大手の日本電産(永守重信社長、本社京都市)は28日、駒ケ根市との技術開発センター建設用地の売買契約に調印した。同社は同市赤穂中山原の中央自動車道西側の山林約3・67ヘクタール(1万1千坪)の用地に長野技術開発センターとして07年10月までに新たに床面積約1万9千平方メートルの建屋を建設し、現在飯島町田切にある同センターの機能を移転・拡大する計画。従業員数は3年後に600人規模になるという。中原正純市長は「市民とともに心から歓迎する。世界的な企業の誘致は市のブランド力を高め、市内関連企業の強化にもつながる」、永守社長は「いくつかの候補地があったが、幹線道路から近いなどの基本的な条件を比較した結果、総合的に駒ケ根が一番だった。地元の支援をいただき、今後長きに渡って貢献していきたい」とそれぞれあいさつした。
市は用地の引渡しに当たり、樹木の伐採や土地造成、連絡道路の新設(約350メートル)、既存道路の拡幅や付け替えなどの整備を行うほか、3年間の固定資産税相当額と不動産取得税相当額を助成する。
市は同社の立地により、雇用の拡大と市内の協力企業への業務発注などが見込まれるほか、従業員の転入による人口増加や消費の拡大などの効果も期待できるとしている。
同社は1973年設立。06年3月期の連結売上高は約5369億円。資本金656億4800万円(06年3月現在)。 -
駒ケ根市地震総合防災訓練
駒ケ根市は27日、大地震を想定した総合防災訓練を市内各自主防災会などを中心に一斉に行った。これまでは市の対策本部が一括して市内全域の情報に対応していたのに対し、今回は小学校通学区を単位に市内5カ所に現地対策本部の役割を持たせた避難者支援拠点を設置して情報処理や指示などの対応に当たった。
メーン会場の東中学校グラウンドでは、消火器やバケツリレーでの初期消火訓練、自動車事故発生時の救助訓練のほか、てんぷら油火災消火、水道復旧・飲料水確保、煙体通過体験などの各種訓練が行われた。訪れた多くの市民が参加し、いつ起こるか分からない災害に対する心構えを新たにしていた。
各自治会などでは早朝から消火器や消火栓などの使用方法について消防団員らが説明したり実演して見せたりした。 -
こまがね天竜ふるさとまつり
第18回こまがね天竜ふるさとまつりが26日、駒ケ根市のおもしろかっぱ館周辺のおまつり広場で開かれた。呼び物の「かっぱのいかだ下り大会」には18チームが趣向を凝らしたいかだで出場。川岸や橋の上に陣取った見物人が声援を送る中、それぞれ慣れたさおさばきで巧みにいかだを操り、水面を渡る風を受けながらのんびりと天竜川を下った=写真。中には浅瀬に乗り上げたまま動けなくなってしまういかだもあり、見物の笑いを誘っていた。
多くの屋台が軒を並べた広場では特設ステージでの演芸大会のほか、もちつき大会やスイカ割り、金魚すくいなどが行われ、訪れた家族連れなどの歓声が一日中絶えなかった。
日中は強い日差しが容赦なく照りつけて真夏を思わせる陽気となったが、色とりどりの花火が夜空を華やかに彩るころになると涼しい風が川面を渡り、虫の鳴き声もあちこちから聞こえてくるなど、かすかに秋の気配が漂っていた。 -
北信越国体ホッケー準決勝
北信越5県の成年男子、同女子、少年男子、同女子の代表各1チームが第61回国民体育大会「のじぎく兵庫国体」(9月30日縲・0月10日)への出場権をトーナメントで争う第27回北信越国体ホッケー競技は2日目の26日、準決勝8試合が駒ケ根市内の2会場(男子・県看護大、女子・赤穂高第2グラウンド)で行われた。
県勢は少年女子が福井に0竏・、少年男子が福井に0竏・、成年女子が富山に0竏・でそれぞれ敗れ、いずれも本国体への道が閉ざされた。この結果、27日に行われる決勝戦4試合はすべて富山竏瀦汕艪フ組み合わせとなった。 -
【記者室】なぜビキニ? ビーチバレー
国体への出場権を争う北信越大会が県内各地で開かれている。駒ケ根市では山岳競技、ホッケーなど3競技が行われた。中でもビーチバレーは観客の多くがその迫力に驚きの声を上げていたのが印象深い▼砂浜での気楽なお遊びをイメージする人が多いかもしれないが、さにあらず。炎天下、踏ん張りのきかない深い砂の上で前後左右に絶え間なく動き回ったりジャンプしたりを繰り返す過酷な競技だ▼だがなぜか、公式競技では女子選手の全員がビキニを着用。あの激しい動作に見合う服装とは到底思えないが…。理由を関係者に尋ねても「どうしてでしょうねえ」とあいまいに笑うだけ。きっと発祥地が米国だけに「楽しい方がいいじゃないか」という発想なのだろう。(白鳥記者)
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中沢小水泳記録会
駒ケ根市の中沢小学校(北原三千生校長)は25日、水泳の記録会(高学年)と発表会(低学年)を開いた。快晴に恵まれてギラギラと強い日差しが照りつける中、児童らは教職員や訪れた保護者らの前で精いっぱいの泳ぎを見せた。
記録会には4縲・年生が自由形と平泳ぎの25メートル、50メートル、100メートルに入り交じって出場。それぞれの限界に挑戦した。児童らは1人ずつ名前を呼ばれると緊張した表情で位置につき、号砲とともに一斉にスタート=写真。見守る児童らから「頑張れ」「もう少しだ」などと大きな声援が飛ぶ中、水しぶきを上げて懸命に泳いだ。次々にゴールした児童らは体力を使い果たして一様に疲れ切った様子だったが、泳ぎ切った達成感で口元にはそれぞれ満足そうな笑みが浮かんでいた。 -
駒ケ根市男女共同参画推進講座開講
駒ケ根市教育委員会は24日夜、06年度男女共同参画推進講座を駒ケ根駅前ビル・アルパで開講した。申し込んだ市民61人のうち約40人が参加し、第1回の講義「男女共同参画社会の実現に向けて竏窒ンんな違ってみんないい」を聞いた=写真。
講師は県男女共同参画センター「あいとぴあ」所長の井沢和子さん。井沢さんは男女共同参画社会の現状とその必要性について、ビデオ放映を交えながら分かりやすく説明した。
開講式で市教委生涯学習課の片桐利和課長は「職場でも家庭でも男女共同参画はまだまだ進んでいない。講座は長丁場だが、幅広い内容をしっかり学んでほしい」と呼び掛けた。
講座は11月2日までの全6回。9月7日に開かれる第2回講座以降、各界の講師による講義や実習、ワークショップなどが行われる。 -
駒工で大学の授業
文部科学省の外郭団体・科学技術振興機構が理数系教育の充実を支援するSPP(サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト)の一環として駒ケ根工業高校(本間秀明校長)は25日、情報技術科2年生33人を対象に、大学教授による授業を行った。
同校を訪れた諏訪東京理科大(茅野市)システム工学部電子システム工学科の宮澤悟教授が「高度シミュレーターを使用して理解する最適設計技術」について講義。「難解かもしれないが、重要な部分だけは何とか分かってほしい」と話しながら、フイードバック制御などについてプロジェクターを使って丁寧に説明した。生徒らは難しい授業内容に時折頭を抱えながらも、教授の言葉を一言も聞き漏らすまいと真剣な表情で講義に聴き入っていた=写真。
連携授業は全3回。2回目は9月5日に諏訪東京理科大で、3回目は同11日に駒工で行われる。
駒工は4年前から諏訪東京理科大と科学技術教育連携協定を結び、高校での学習内容が先端技術とどうつながっているかなどについての講義や実験などに取り組んでいる。 -
トリクロロエチレン浄化見学会
駒ケ根市町四区の旧龍水社赤穂工場跡地から国が定めた環境基準を超える化学物質のトリクロロエチレンが検出された問題を受けて、土地を管理していた上伊那農業共同組合と汚染土壌の浄化工事を行っている竹中工務店は25日、関係住民を対象にした現場見学会を現地で開いた。住民ら約30人が参加し、竹中工務店の担当者から土壌の掘削現場や浄化の工程などについて説明を受けた。住民は「工事はいつ終わるのか」「本当にこれで安心なんだろうな」などと質問していた。同工務店の木村玄さんによると「7月の長雨の影響で工事が中断した以外に大きな問題はなく、工事は順調に進んでいる。9月9日に完了の予定」という。
汚染土壌は敷地のうち、以前社員寮があった西端部分の約500平方メートル・深さ約5メートルの約2500立方メートル。「ばっ気浄化工法」(テント内でばっ気、揮発、吸着した後、埋め戻す)で浄化している。地下水は「揚水・真空吸引併用工法」により、今後2年間かけて浄化していく。
同地では04年10月以降数回にわたる調査の結果、国が定めた環境基準の1リットル当たり0・03ミリグラムを大きく超えるトリクロロエチレンが、地下水から最高8・9ミリグラム、土壌から1・4ミリグラム検出された。
トリクロロエチレンはドライクリーニングの染み抜きや金属・機械の洗浄などの用途に使われる有機塩素系溶剤の一種。人体に対しては皮膚や粘膜への刺激、頭痛や倦怠感などの症状を生じさせ、高濃度の暴露では死亡することもある。 -
北信越国体ホッケー競技
第27回北信越国民体育大会が25日、県内各地で始まった。上伊那では、駒ケ根でホッケー、伊那市でソフトボール、箕輪町でフェンシングがある。
ホッケーは、男子・県看護大、女子・赤穂高第2グラウンドで27日まで。長野県をはじめ新潟、富山、石川、福井の北信越5県から成年男子、同女子、少年男子、同女子の代表各1チームが出場し、第61回国体「のじぎく兵庫国体」(9月30日縲・0月10日)への出場権をトーナメントで争う。
大会1日目の25日には成年男女、少年男女の1回戦各1試合が行われた。県勢は少年男子が石川に2竏・で、成年女子が石川に3竏・でそれぞれ勝って26日の準決勝に進んだ。成年男子は新潟に0竏・で破れた。シードされた少年女子は26日の準決勝に登場する。
本国体に出場できるのはいずれも27日に行われる決勝戦に勝った1チームのみ。2日目の26日には準決勝8試合が各会場で行われる。
県代表の選手は少年男子は赤穂高と駒工高の選手を中心に、少年女子は赤穂高の選手を中心に編成されている。成年男女は県内からの選抜チーム。
ソフトボールは26、27日、フェンシングは27日に試合がある。 -
全国国際教育研究大会
「グローバル社会における異文化理解と共生竏鋳n域からの発信」をテーマに24日、第43回全国国際教育研究大会が駒ケ根市の市文化会館で開かれた。全国国際教育研究協議会など主催(共催・JICA国際協力機構駒ケ根青年海外協力隊訓練所)。全国各地の高校の教職員、生徒らのほか、国際関係機関の職員、会員など約700人が参加し、国際教育について理解を深めた。
1日目には第26回高校生英語弁論大会、第6回留学生日本語弁論大会が行われた。上伊那からは上伊那農業高2年の御子柴すみれさんが英語弁論大会に出場。モンゴルを訪れた時の体験などについて流ちょうな英語で堂々と発表し、全国国際教育研究協議会会長賞を受賞した。
国際理解に関する研究と実践の発表では、駒ケ根市の赤穂南小学校西澤浩教諭が「義務教育におけるJICA駒ケ根と連携しての国際理解教育の実践竏註「界情報センター開設とその発展活動」について発表した。
基調講演としてベストセラー『世界がもし100人の村だったら』などの著作で知られる作家の池田香代子さんの講演「100人の村、あなたもここに生きています」が行われた。
大会2日目の25日には、3分科会に分かれての実践発表とワークショップのほか、シンポジウム「学校現場に生かす国際理解教育とは」などが同会場で行われる。 -
駒ケ根建設業組合がボランティア清掃
日ごろ世話になっている地域への恩返しをしようと駒ケ根建設業組合(佐々木正博組合長)は24日、駒ケ根市の田沢川と国道153号線沿線の歩道などのボランティア清掃作業を行った。今年で5回目。
加盟37社から約70人が参加し、強い日差しが照りつける中で、歩道に生えた草を黙々とむしったり、草刈り機のエンジン音を響かせながら長く伸びた草を刈ったりした=写真。伊那建設事務所と駒ケ根市の職員も数人参加したほか、国道沿いにある一部企業なども作業に協力した。
佐々木組合長は「例年より1カ月遅れとなったために草の量がすごく多い。けがと熱中症に十分気をつけて」と呼び掛けた。
作業は毎年7月下旬に行ってきたが、今年は豪雨による災害が起きたために延期していた。