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ビーチバレーinアルプス2007
ビーチバレーinアルプス2007(県ビーチバレー連盟主催)が3日、駒ケ根市の「森と水のアウトドア体験広場」サンドグラウンドで開かれた。県内各地から16チームが出場し、予選リーグと決勝トーナメントを戦って優勝を争った。
ビーチバレーは正式ルールでは2人制だが、初心者にもその魅力を知ってもらおうと今大会では男女混合の4人制を採用。出場者は砂の上でのプレーに悪戦苦闘しながらも、照りつける日差しの下で開放的なバレーの楽しさを存分に味わっていた=写真。
上位チームは次の通り。
(1)ヨロシク(松本市・駒ケ根市)(2)唐沢夏絵(伊那市)(3)M・E・T(2)(松本市・塩尻市) -
【海外調整員 大野秀悟さん】
駒ケ根市がJICA(国際協力機構)ネパール事務所に04年8月から派遣している林光洋調整員の後任として8月1日にネパール国の首都カトマンズに出発する。派遣期間は2年間の予定だが「代々の調整員はほとんど3年間勤務してきた。理由は、1年目は慣れるのが精一杯、ようやく仕事ができるようになった2年目で終わってはもったいないからもう少し仕事をしたい竏窒ニ皆が延長を申し出るからだと聞いている。私もできれば長くやって来たい」
調整員の仕事は、JICAが派遣する海外協力隊員などの活動のサポートや、現地政府とJICAとの交渉、各種書類の申請などのほか、現地で発生するさまざまな問題の調整と解決など、非常に多岐にわたる。
その研修のため、駒ケ根訓練所で行われた青年海外協力隊07年度第1次隊の派遣前訓練(4月4日縲・月7日)に初日から参加し、3カ月間の合宿生活で候補生らと同じ釜の飯を食いながら、語学やネパールの文化、習慣などを学んでいる。海外でのボランティア活動に当たる彼らと訓練を共にすることで、事務的なことだけでなく、隊員の気持ちをより深く理解できるとの狙いからだ。
「彼らは動機はさまざまだが、それぞれ強い意志を抱いて訓練に来ている。いろんな話を聞いて影響を受けたし、出会いが大きな財産になった」
ネパール語を勉強するのは初めて。最初はまったく分からなかったが、この2カ月で少しずつ読んだり、話したりできるようになってきた。
6月7日に行われる晴れの訓練修了式を前に彼らと別れ、4日からは東京のJICA本部での調整員研修に臨んでいる。約1カ月間、調整員としての実務の知識を身につけた後、いよいよネパールに旅立つ。
中学生の時に協力隊の体験入隊に参加し、隊員らの生き生きした姿を見ていずれは隊員になり、海外で活躍したいと考えていた。
「隊員として行きたかったが果たせずにいた。今年1月に市が調整員の後任を募集するのを知り、渡りに船と早速応募したら2カ月後に内定を告げられた。夢がかなってうれしかった」
もともと外国の文化に触れることが好きで、高校時代には米国に、就職してからも中国、香港、韓国などに旅行してきた。
「ネパールから帰ってきた隊員らに話を聞くと、いろいろな点ですごく良い所だ竏窒ニ言う。どんな生活が待っているのかすごく待ち遠しい。言葉が通じるのか、政情や治安はどうなのか、少し不安はあるが、それよりも楽しみの気持ちがはるかに大きい。与えられた仕事をしっかりこなし、何かをつかんで帰って来たい」
(白鳥文男) -
ブーゲンビリア満開
駒ケ根市南割の園芸農家、北村信之さん花育苗ハウスでは、ブーゲンビリアが満開、濃いピンクの花がハウスを占領している。
8年前、約30センチ前後の鉢植えをもらって育てた。どんどん成長し、夏には華やかな花をつけていたが、今年2月の強風でハウスの屋根が飛び、南国の花、ブーゲンビリアはすっかり葉を落した。
北村さんは「寒さで枯れてしまったと思ったが、5月中旬になって、今まで咲かなかった枝の先まで見事に咲いた。寒さに当てたことが良かったのでは」と話している。
ブーゲンビリア 原産地は中央アメリカなどの熱帯雨林。花びらのように見える部分は花を取り巻く葉(包葉)で、実際の花は花の中央部にある白い小さな花。 -
駒ケ根市議会6月定例会開会
駒ケ根市議会6月定例会は4日、開会した。会期は22日までの19日間。市固定資産評価審査委員に堀内睦さん(68)=下平=を選任する案に同意したほか、専決処分2件を承認した。議案は住民基本台帳カードの利用に関する条例改正案など条例案件7、07年度一般会計補正予算案など予算案件2、事件案件1の計10議案が上程され、いずれも常任委員会に付託された。最終日の22日に質疑・討論を経て採決が行われる。
日程は次の通り。
▽5縲・3日=休会▽14、15日=一般質問▽16、17日=休会▽18、19日=委員会▽20、21日=休会▽22日=本会議(委員長報告、質疑・討論、採決、閉会) -
くらふてぃあ杜の市
「手づくり工芸展in駒ケ根Vol11くらふてぃあ杜の市」が駒ケ根高原の2カ所の特設会場で3日まで開かれている。全国各地から集まった約300人の工芸作家らが木工、陶芸、染色、ガラス、皮革、彫金などそれぞれ得意の作品や技を各ブースで披露。訪れた家族連れなどの買い物客らはずらりと並んだブースをゆっくりと歩きながら品定めをして歩き、時折気に入った作品を見つけると作家らと言葉を交わしながら買い求めていた=写真。
杜の市は今年で11回目。初回の市に参加した工芸作家らは約160人だったが年々増加している。
3日は午後5時まで開催。問い合わせは駒ケ根ファームス内の実行委員会(TEL83・7680)へ。 -
駒ケ根市で水源祭
水道週間(1縲・日)に合わせ、駒ケ根市水道指定店組合(ヤマウラ・沢田英明組合長)は2日、市内北割一区の切石浄水場で07年度の水源祭を行った。組合員のほか市の関係者ら約30人が参列。神職が水神に向かって玉ぐしをささげるなどの神事を行って水道水の安定供給を祈願した=写真。沢田組合長は「今年の水道週間のスローガンは『水道がうるおす日々の健やかさ』。いかなる場合でも安全、安心な水を安定的に供給するのが使命だ」とあいさつした。
市の上水道事業は1954年に赤穂上水道として創設。翌年通水を開始して以降、段階的に規模を拡大し、現在1日当たり最大約2万立方メートルの給水能力がある。
切石浄水場は施設の老朽化などのため、09年度をめどに全面的に更新される見通し。総事業費は16億円。これにより、水道料金は10年度から2段階に分けて5%程度の値上げが見込まれている。 -
伊南安協がマスコット寄贈
交通安全啓発に役立ててほしいと伊南交通安全協会女性部(小町谷美枝部長)は31日、部員らが製作したハッチョウトンボをかたどったマスコット100個を駒ケ根駅前交番(伴野達也所長)に寄贈した。小町谷部長は「地域を巡回する時に高齢者宅を訪問したら、お年寄りに配布して事故防止を呼び掛けてほしい」と手渡した=写真。伴野所長は礼を述べ「交番を訪れる人たちにも配布したい」と話した。
マスコットはライトに照らされると光る夜光反射材をトンボの形に切って作る。大きさは体長6センチ、羽の幅8センチ。交通安全をアピールしようと安協会員らが10年前から製作に取り組み、施行錯誤を繰り返して現在の形が完成した。ハッチョウトンボは駒ケ根市の昆虫でもある。 -
繭作品寄贈
駒ケ根市東伊那の駒ケ根シルクミュージアムで繭を使った作品作りをしている市民グループ「まゆっこサークル」(小林さな恵代表、18人)は31日、会員らが共同で制作した繭作品「松」を市に寄贈した=写真。高さは約50センチで、約800個の繭を使い、3カ月かけて完成したという。小林代表は「1年中飾っておいてもおかしくない物をと思い、松を選んだ。枝ぶりの表現に苦労したが、繭は経年変化も少ないので長く楽しんでもらえるのでは」と話している。中原正純市長は「市の木でもある松をいただき、感謝する。これからも繭クラフトを通じて文化の輪を広げてほしい」と述べた。作品は市役所市民ホールや文化センターなどに展示される予定。
同サークルはミュージアム開館を機に5年前に発足して以来、毎年共同で「バラ」や「クジャク」などの大作を制作してミュージアムに寄贈してきたが、今年5周年を記念して市への寄贈を思い立った。 -
駒ケ根警察署協議会委員に辞令交付
駒ケ根警察署の業務運営について意見、要望を提言する警察署協議会委員の任期満了に伴い1日、再任4人、新任3人の委員に同署で辞令が交付された=写真。辞令書を手渡した松井君子県公安委員は「警察と一緒に安全、安心の地域づくりをしていくため忌憚(きたん)のない意見、提言を行い、地域の代表としての役割を果たしてほしい」と呼び掛けた。
警察署協議会は警察改革の一環として01年6月1日、全国一斉に設置された。任期2年。再任は1回限り。
委員は次の皆さん。
▽会長=小平佳司(駒ケ根市)▽副会長=小池長(駒ケ根市)▽書記=桃沢伝(中川村)▽委員=上村千代子(駒ケ根市)小林登(宮田村)倉沢公則(飯島町)折山旭(同) -
駒ケ根市に企業進出 契約調印
駒ケ根市土地開発公社(理事長・中原正純市長)は所有する同市南割の南原工業団地の用地(約2340平方メートル)を、同地に進出する精密モーターなどを製造、販売するハーモニック・ドライブ・システムズ(本社東京都、熊谷信生社長)に3540万円で売却する契約を交わした。1日、熊谷社長ら4人が市役所を訪れ、契約書を取り交わした=写真。中原市長は「ほかの候補地がある中での決断に感謝する。立地の波及効果は駒ケ根市だけでなく、近隣地域にも広がっていくと期待している」、熊谷社長は「当社の理念の一つに・ス地域への貢献・スがある。これから仕事を始めるこの地でもこの理念を生かしていきたい」と述べた。今年中に述べ床面積約千平方メートルの平屋建て工場を建設し、モーターの開発、試作、生産を行う計画。今後3年間で10縲・5人の新規雇用を予定している。同社は70年10月設立。資本金6億6680万円。05年度売上高(連結)は144億円。従業員数270人(同)。
市は工業団地等分譲促進補助として売買予定価格の1割、約400万円を土地開発公社に助成するほか公社健全化策として、土地の簿価と売買予定価格の差額の2分の1、約300万円を一般会計から補てんする。
南原工業団地は86年に分譲を開始して以来7事業所が立地し、今回の契約により全区画完売となった。市は新たな誘致先として下平工業団地の計画を進めている。 -
駒ケ根市保健計画策定検討委員会
駒ケ根市は第3次総合保健計画(03縲・7年度)が本年度末で終了するのに伴い、08年度から実施される第4次総合保健計画の策定検討委員会をスタートさせた。29日、第1回委員会が保健センターで開かれ、委員など約30人が出席して市担当者から説明を受けたほか役員の選出が行われ、委員長は市村善弘さん、専門部会長を兼ねた副委員長に座光寺正治さん、吉沢勝治さん、野坂俊哉さんがそれぞれ決まった。
委員会は来年3月にかけて4回の全体会議を開き、健康づくりについての実態調査を行って得たデータを分析して課題を把握した上で、11月をめどに素案を作成。市民の意見を聞くなどして2月に計画案を策定する計画。
原寛恒副市長はあいさつで「市の保健計画はこれまで脳卒中対策などに一定の効果があったが、それでも医療費の伸びは著しい。第4次計画が、健康の駅構想や食育推進計画などとも連動した効果的なものとなることを期待する」と述べた。 -
駒ケ根市政モニター会議
市政に対する市民の生の意見を聞こうと駒ケ根市は30日、07年度の市政モニター会議の第1回を市役所で開いた。応募した9人のうち7人が出席、中原正純市長から委嘱状を受け取った。モニターらは自己紹介した後、早速市長らに質問や意見を述べていた。
会議に先立って市内の施設見学が行われ、一行は特別養護老人ホーム観成園や国道153号線伊南バイパスの建設工事現場など4カ所を訪れた=写真。
会議は来年3月までにさらに2回程度開かれる予定。市政モニター制度は市民の意見や要望などを市政に反映させるため、市が1971年から毎年実施している。 -
伊南行政組合議会
伊南行政組合議会は31日、第3回定例会を開き、人事2、報告2、条例1の計5議案を原案通り同意、可決して閉会した。駒ケ根市議会議員の改選により議員が交代したため、正副議長の改選、常任委員の選任などが行われ、指名推薦により議長に小林茂氏(宮田村議会)、副議長に前原茂之氏(中川村議会)が選出された。監査委員には堀内祥平さん(71)=飯島町田切、塩沢崇さん(62)=駒ケ根市南割=が選任された。
一般質問で馬場宣子議員が昭和伊南総合病院の医師不足の現状と対策について質問したのに対し中原正純組合長、千葉茂俊院長は、5月現在、昨年度比2人減の常勤30人体制だが8月に1人、12月に1人の医師を補充できる見通しだ竏窒ニ回答した上で、医師の確保に今後も全力を尽くしていくと述べた。
委員会構成は次の通り。
▼消防衛生委員会=織田信行(委員長)木下力男(副委員長)坂井昌平、宮沢勝人、平沢晃、前原茂之、松村隆一、小林茂、松田英俊▼保健福祉委員会=竹内正寛(委員長)桃沢時江(副委員長)塩沢崇、馬場宣子、宮沢清高、松下寿雄、内山淳司、牧田茂成▼議会運営委員会=竹内正寛(委員長)牧田茂成(副委員長)木下力男、織田信行、松下寿雄、前原茂之、桃沢時江、小林茂 -
駒ケ根市で死亡交通事故
31日午前3時ごろ、駒ケ根市赤穂南割の広域農道を伊那市方面から松川町方面に走っていた松川町上片桐の販売員今野貢裕さん(21)運転の普通乗用車が道路左側にそれ、自動車販売店に展示してあった車などに衝突した。今野さんは頭や胸を強く打ち、午前5時40分ごろ、搬送先の駒ケ根市内の病院で死亡した。
現場付近の道路は幅約7メートルでほぼ直線の緩い右カーブ。駒ケ根署が原因を調べている。同市内での交通死亡事故発生は05年11月以来。 -
駒ケ根市社協評議員会
市社会福祉協議会(竹内正寛会長)は28日、07年度第1回評議員会をふれあいセンターで開いた。竹内会長は今年市議会議長に就任したことにより、兼務は難しいとして任期満了となる6月8日をもって退任する意向を示した。新会長は6月9日に開く理事会で選任される。
06年度事業・決算報告を承認したほか、07年度補正予算案を原案通り可決した。役職の交代などに伴って新たに就任する評議員らに委嘱状が手渡された=写真。 -
駒ケ根市営農センター総会
駒ケ根市営農センター(会長・中原正純市長)は28日、第18回総会を同市のアイ・パルいなんで開いた。委員など約70人が出席し、06年度事業・決算報告、07年度事業計画・予算案を可決した。07年度の重点施策は、担い手の育成▽組織強化▽市農業公園構想に向けた体制づくり▽地産地消の推進竏窒ネど。中原会長はあいさつで「農業を取り巻く課題が山積している中、昨年度は市内で10の集落営農組織が設立できた。集落営農の果たす役割は極めて重要。新たな農業のあり方の実現に向けてさらに努力が必要だ」と呼び掛けた。
同市地域水田農業推進協議会(会長・中原正純市長)の第4回総会も併せて開かれ、07年度事業計画など8議案を承認、可決した。 -
駒ケ根市議会全協で土地開発公社決算など報告
駒ケ根市議会は30日、全員協議会を開き、駒ケ根市土地開発公社、エコーシティー駒ケ岳、駒ケ根市文化財団、駒ケ根観光開発の06年度事業、決算などについて報告を聞いた。
工業団地の開発や販売などを行う市土地開発公社の経常利益は854万円。駒ケ根ビューホテル四季、国民宿舎すずらん荘、こまくさの湯、駒ケ根キャンプセンターを運営する駒ケ根観光開発の経常利益は208万円だった。 -
飯島町の鶏舎で作業中事故
30日午前8時40分ごろ、飯島町田切の養鶏場、高田ポートリー長野事業所(中塚哲雄代表)の鶏舎内でホイールローダーを運転していた中川村片桐の臨時社員浦上広信さん(52)が車体と天井のはりに胸を挟まれた。重傷だが命に別状はない模様。
駒ケ根署の調べによると浦上さんは鶏舎の床にたまった鶏糞をホイールローダーで除去する作業中、高く積もった山に乗り上げたはずみで鉄骨製のはりと座席に挟まれた。同署が詳しい原因を調べている。 -
不法滞在の中国人ら15人を摘発
伊那署と駒ヶ根署、県警察本部警備部は、東京入国管理局と合同で29日早朝、出入国管理及び難民認定法違反の疑いで、伊那、駒ヶ根市内のアパートなどに住む不法滞在外国人15人を摘発した。
調べによると、摘発人員は中国人8人(男2人、女6人)、フィリピン人5人(同2人、同3人)とインドネシア男性1人、マレーシア男性1人の計15人。年齢は23縲・3歳で、不法滞在期間は3カ月縲・年11カ月。いずれも同市内のアパートなど8カ所で摘発した。
住民から「不法滞在の外国人が伊那市や駒ヶ根市のアパートなどに住んでいる」との通報を受け、東京入国管理局と合同で摘発した。 -
ねんりんピックソフトボール県大会
第20回全国健康福祉祭(ねんりんピック)のソフトボール競技県大会が26、27日、駒ケ根市の市営グラウンド、馬住ケ原グラウンドの2会場で行われた=写真。県ソフトボール協会主催。59歳以上の選手らで編成された県内各地の14チームが出場し、県代表の座をトーナメントで争った結果、伊那シニア(伊那市)が優勝。全国大会(11月、茨城県)への切符を手にした。
上位の結果は次の通り。
▼準決勝=上郷クラブ(飯田市)10竏・駒ケ根OBソフトクラブ(駒ケ根市)、伊那シニア(伊那市)7竏・安曇野グランパース(安曇野市)▼決勝=伊那シニア8竏・上郷クラブ -
東伊那小でプール清掃
本格的な夏を前に28日、駒ケ根市の東伊那小学校(小川清美校長)で児童らがプールの清掃を行った。明るい日差しの下、水着の上にTシャツなどを着た児童らは水を抜いたプールに入り、たわしやぞうきんを手にして底や内壁にこびりついた泥や落ち葉などをきれいに取り除いた=写真。児童らは時折水の掛け合いっこなどをして歓声を上げながら「まだ少し寒いね」「暑くなったら思い切り泳ぎたいな」などと明るい笑顔で話し合っていた。
同小のプール開きは6月14日の予定。 -
駒ケ根市住基カードに新機能搭載へ
発行枚数が伸び悩む住民基本台帳カードの普及を図ろうと駒ケ根市は本年度、伊南4市町村の商店など約160事業所が加盟する「つれてってカード」(運営・つれてってカード協同組合)のポイントと電子マネー機能を新たに住基カードに搭載して運用を始める。
同市の住基カード発行枚数は約310枚(3月末現在)と、近隣の伊那市(9200枚)や箕輪町(2800枚)宮田村(1380枚)などに比べ極端に少ない。これに対し「つれてってカード」は同市内で約1万4600枚が発行され、世帯数当たりの保有率は120%超と高い普及率を示している。機能拡大により、市は住基カードの発行目標を7500枚とするなど、状況の打開に大きな期待を寄せている。
運用開始は08年1月の見通し。経費4千万円は地方自治情報センターの「ICカード標準システム実証実験事業」から全額補助を受けることが決まっている。6月市議会で関係条例の改正と補正予算の議決を経た上で、システム開発や設備調整などの作業に入る。 -
駒ケ根市の南原工業団地に企業立地へ
駒ケ根市は28日、駒ケ根市土地開発公社が所有する同市南割、南原工業団地の約2340平方メートルの用地に新たに精密機械を製造、販売するハーモニック・ドライブ・システムズ(本社東京都、熊谷信生社長)が進出することを明らかにした。調印は6月1日に市役所で行われる。
同社は同工業団地で操業するウィンベルと資本提携していることなどから、同地への進出を決めた。中原正純市長は、地域への波及効果を含めて期待している竏窒ニ話している。
同工業団地は総面積3万7830平方メートル。86年に分譲を開始し、現在7事業所が操業中で、今回の契約により全区画完売となる。
同社は70年10月設立。資本金6億6680万円。05年度売上高(連結)は144億円。従業員数270人(同)。 -
【漆芸作家 竹内義浩さん】
東京都日野市出身。日本画に魅せられ、美術大を目指したが果たせずにいた20歳のころ、共通する美しさを伝統的な漆工芸品に感じて漆芸作家を志した。
「修行するならやっぱり木曽だ」と現地の作家や工房などを訪ねて頼み込んだが「弟子は取らない」「雇えない」と断られ続けた。一時はあきらめかけたが、職安で木製品・家具製造会社を紹介されて何とか就職。だが仕事は机、いす、たんすなどの家具や建築材の加工ばかりで、漆塗りにはほとんど手を出させてもらえなかった。1年ほどたったある日、香川県に漆芸研究所があることをテレビで知り、矢も盾もたまらずに出願して合格。ようやく漆の世界の一角に手をかけた。
「うれしくて夢中でした。初めての世界だったのでただ必死だったが、教えるというより作品を作らせながら指導するという実践的な方針のおかげで、今振り返ってみても、ああこういうことだったのか竏窒ニ思い当たることが多い」
3年間で基礎的な技法を習得。再び木曽の会社に戻り、学んだ技を生かして仕事に励んだ。5年間働いたが「このままでいいのか」との思いは消えなかった。
「目指すものが違う気がした。会社の中での仕事しかないことが物足りないというか…。自分でやりたいという気持ちが抑えられなかったんです」
04年、妻の実家にも近い駒ケ根に一戸建て住宅を手に入れ、念願の工房を開いた。特に気に入ったのは土蔵があることだった。漆塗りにはほこりが大敵だ。蔵は独立していて密閉性が高い上、温度と湿気の保持にも良いことから仕事場として最適なのだという。
もう一つの大きな理由は、近くでウルシの木を育てられる自然の豊かさだ。工房の庭で育てている数十本の苗木を3年ほどたって山に移植すると、10年後には樹液が取れるまでに成長するはずだ。
「塗りは人によって全然違う。自分なりの作品を仕上げるためには自分で漆を取り、気に入ったものに精製して使いたい。それには自分で育てた木の方がいいから」
◇ ◇
漆芸には時間と手間がかかる。作品によっても違うが工程は60縲・00にもなるため、一つの品を仕上げるのに半年はかかる。多量に制作するのは難しい。
「もっとたくさん作りたい思いはあるが、今は実用品も、美術展に出品する創作品も一つひとつ心をこめて丁寧に作りたい。漆だけでなく、ほかの自然素材を使った作品にもこだわりたい」
一方で古い漆製品の修理も手掛けている。
「昔の仕事には丁寧なものが多い。とても参考になります」
「漆のことをもっと知りたい」と、日本有数の漆産地、岩手県二戸市の浄法寺町に6月から半年間赴き・ス漆掻(か)き・スと呼ばれる樹液の採取の修行をする。
「職人の後継者育成のために募集する研修で、年に2人しか採用しない。貴重な機会なので頑張って技を学んできたい」
(白鳥文男)
問い合わせは竹内工芸研究所(TEL83・4543)へ。 -
正面衝突で重傷
26日午前4時20分ごろ、駒ケ根市赤穂北割二区の広域農道で同市赤穂中割の歯科医師水野晴見さん(35)運転の普通乗用車が対向して走っていた飯島町田切の会社役員青木券さん(62)運転の大型観光バスと正面衝突。水野さんは足の骨を折る重傷、青木さんは右足打撲の軽傷を負った。
現場は見通しの良い直線道路。駒ケ根署は水野さんの乗用車が対向車線にはみ出したものとみて原因を調べている。 -
駒ケ根市体育協会評議員会
駒ケ根市体育協会は25日、07年度評議員会を駒ケ根駅前ビル・アルパで開いた。理事、評議員ら約50人が出席し、事業計画・予算案、規約改正、役員人事などを承認した=写真。会長には中原正純市長が再任され、副会長には北村四郎さん、赤須和彦さん、小山典男さんがそれぞれ選出された。任期2年。
議事に先立ち、06年度県スポーツ振興功績者表彰有功賞を山下善廣さんが受賞したことが報告されたほか、功労者に対する表彰が行われた。
功労表彰を受けたのは次の皆さん。
小松冨士子、坂井辰彦、林赳、北原攻、森本敏弘、長尾学、小牧一雄、北原敏文、吉沢弥生 -
伊南安協総会
伊南交通安全協会(玉木武春会長)は26日、第60回定期総会を駒ケ根市のアイ・パルいなんで開いた。理事、評議員ら約70人が出席し、07年度事業計画・予算案などを承認した。玉木会長はあいさつで「今年の交通死亡事故抑止目標は2人だが、究極の目標である死亡ゼロを目指す気構えで安全運動に取り組んでいってほしい」と呼び掛けた。議事に先立って交通安全功労者や優良運転者などの受賞報告と表彰が行われた=写真。
表彰されたのは次の皆さん。
◇県警察本部長・県交通安全協会長連名表彰▽功労者=打木操▽優良運転者=尾・ス清人、酒井昇、城田修二、北林源一郎▽交通功労団体表彰状=伊南交通安全協会飯島支会女性部▽同感謝状=高齢者クラブ福寿会、飯島セラミック
◇駒ケ根警察署長・伊南交通安全協会長連名表彰▽優良運転者30年以上=宮沢美智子、村沢周子、村沢正一、竹松利高、伊藤佳雄、中尾祐次、大倉和昭、宮沢喜克、北原文弘、浅川進、赤羽根賢悟、堀内克美、大西英子、酒井昇、城田修二、北林源一郎、古沢寅吉▽同20年以上=谷口和宏、那須野豊明、赤羽根加代子、中原邦彦▽同10年以上=正木裕子▽感謝状=栃若清光 -
【記者室】乳幼児を車内に置くべからず
このところ急に暑い陽気となってきた。朝晩はかなり涼しいが、その油断から熱中症にかかる事例が多発する時期でもある。特に心配なのが乳幼児を車内に置いたままパチンコや買い物をする親たちだ▼晴天で外気温が約30度の場合、車内の温度は50縲・0度にもなる上、窓を多少開けていても気休め程度にしかならないというから「少しなら…」という甘い考えは禁物。乳幼児では30分で脱水症状に陥り、死に至ることもある▼新聞の折り込みにはパチンコ店のチラシがこれでもかと入ってくる。中には「車中にお子さまを残してのご遊戯は絶対におやめください」などと書かれた物もあるが、効果は期待できそうもない。悲劇の防止には定期的な駐車場の見回りが必要だ。(白鳥文男)
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駒ケ根市改革と創造へのまちづくり推進市民会議
協働のまちづくりに向けて市に意見、提言をする駒ケ根市第2次改革と創造へのまちづくり推進市民会議(木下幸安座長、29人)は24日、今年度の第1回会議を市役所南庁舎で開いた。委員ら25人が出席し、市が今年度中に策定したいとする「まちづくり基本条例」(仮称)の骨子について事務局からの説明を聞き、内容についての検討をスタートさせた。会議は今後月に1回程度開催して議論を深めていく。
中原正純市長はあいさつで「カットだけではなく創造も大切にしながら市としての体質を強化していきたい。まちづくり基本条例は何としても今年度中に策定したいので、いろいろな角度から提言をいただきたい」と述べた。
第1次会議では「市民参加と協働のまちづくり推進指針」の原案を作成した。 -
駒工生徒2人が国家資格取得
駒ケ根工業高校(本間秀明校長)のいずれも情報技術科2年の川頭匠君(16)=駒ケ根市赤穂福岡=と福島裕也君(16)=飯島町飯島中町=は国家資格の初級システムアドミニストレータ試験に合格した。25日、本間校長が校長室で2人に合格証書を手渡した=写真。2人は「こつこつ勉強したのが報われた」「勉強の時間が足りなかったので合格できると思っていなかった」とそれぞれ喜びを語った。同校は生徒の資格取得に力を入れているが、この資格で2人同時に合格したのは初めてという。
試験はパソコンやネットワークなどを駆使する情報処理技術者としての知識と技能を問うもので、4月に行われた。合格率は31%で、このうち高校生ではわずか13%という狭き門だった。