-
大地震を想定した防災訓練
中川村は4日早朝、05年度地震防災訓練を村内全域で実施した。 駿河湾沖を震源域とする大地震が発生、村内は震度6を想定。
午前6時、防災無線により訓練開始。組、班を単位に各地区指定避難場所に避難誘導。各地区は人員を災害対策本部に報告。本部から地区避難施設に村指定避難施設への避難を指示し、終了。
三共地区では、48人が徒歩で、避難場所の三共会館前に集合。人員報告に続き、消火器による初期消火訓練、村消防団による心肺蘇生法の実技講習会もした。
講習では、早い通報、早い応急手当、早い救急処置、早い医療処置が命を救う「救命の連鎖」に触れ、2グループに分かれ、ダミーを使って、人工呼吸法や心臓マッサージなど救命に必要な基礎実技を実習した。 -
中川2小学校で避難訓練
「防災の日」の1日、中川村の2小学校では地震防災訓練を行い、気を引き締めた。
このうち、中川西小学校では「地震だ、机の下にもぐって」の指示で、一斉に机の下に頭から足まですっぽりもぐり込んだ。続いて「大きな地震が発生しそうなので、校庭に避難を」の校内放送を受け、防火扉をくぐって校庭に避難した。
校庭では各学年ごと、家の人への引渡し訓練。「名前と顔を確認してから、手渡しで家の人に渡す。家の人が迎えに来ても、黙って帰らず、先生に言ってから帰る」と話し、予行練習もした。
一方、中川西小学校では、防災ずきんを被って、校庭に避難。職員による消火訓練を見学した。
久保村和子校長は「情報をきちっと耳に入れ、どういう行動をとったら良いか、的確に判断することが1番大事、自分の身は自分で守るように」と呼び掛けた。 -
駒工の存続を求める伊南地区決起集会
県教育委員会が6月、駒ケ根工業高校を赤穂高校に統合するなどとした高校再編整備候補案を公表したことを受け、伊南4市町村と各教育委員会、議会、小中学校PTA、駒工同窓会らでつくる「駒ケ根工業高校を育てる会」は31日「駒工の存続を求める伊南地区決起集会」を駒ケ根市文化会館で開いた。呼び掛けに応じた市民ら約200人が集まって意見を交わし、県教委に対して再編案の白紙撤回を強く求めることなどを柱とする集会宣言を採択した。
参加者からは「県教委は地域の状況をまったく考えていない。一刻も早く再編案の白紙撤回を」「製造品出荷額が県下10地区で2位という上伊那の物づくりを支えてきた工業高校をなくしてしまうわけにはいかない」「第3通学区推進委員の14人中6人が諏訪地区というのは不公平だ。到底納得できない」など、統合は絶対反対とする意見が相次いだ。
駒ケ根工業高校は1942年、赤穂農商学校福岡農場として発足、61年に工業課程が新設され、64年に赤穂高から分離独立した。現在は機械、電気、情報技術の3科に計約330人の生徒が学ぶ。卒業生の進路はこの10年間進学と就職はほぼ半数ずつで推移し、就職先の大半は地元の製造企業。 -
中川町から中学生視察団
中川村と姉妹町村の北海道中川町から体験学習交流視察団が2泊3日の日程で29日夜、来村。昨年に続き2年目となる視察団は、中川中学校の吉沢廣治校長を団長に、同校2年生21人、教諭ら3人の計25人。
翌30日は自然保護レンジャーの大場英明さんの案内で陣馬形山へ。草や木の説明に耳を傾けながら、歩いて展望台へ。標高1445メートルの山頂に立った生徒らは、眼下に駒ケ根市・飯島町を見下ろし、宝剣岳を主峰とする中央アルプス連峰や南アルプスの遠望に、「わあ、すごい」と歓声を上げた。
この後、2班に分かれ、村の基間産業である果樹について学習したり、養蜂農家の話しも聞いた。
また、中川中学校では2年生77人と、トリムバレーで快い汗を流し、友情を深めた。 -
第3回定例会
伊南行政組合議会は29日、第3回定例会を開き、04年度の一般会計決算、昭和伊南総合病院事業決算のほか、05年度補正予算案、条例改正案など5議案を認定・可決して閉会した。併せて行われた全員協議会では、04年度伊南福祉会決算、伊南行政組合3カ年実施計画、吉瀬地区最終処分場の計画延期などが報告された。
04年度伊南行政組合一般会計決算は歳入16億8040万円、歳出15億9280万円で、繰越明許費を差し引いた実質収支は6173万円の黒字。
04年度昭和伊南総合病院事業決算は9800万円の純損失を計上し、累積赤字は35億5200万円となった。伊那中央病院開設の影響を大きく受けた03年度に比べ入院患者数は増加したが、外来患者数は依然減少が続いている。
駒ケ根市吉瀬に建設する計画の最終処分場については、箕輪町八乙女の最終処分場が稼動する場合などを考慮し、今年度実施する計画だった環境影響調査(アセスメント)を見送って08年度実施の計画としている。 -
中川でどろんこバレー
中川村片桐の水田で28日、どろんこバレーボール大会が開かれた。5年前に地域の若者らが仲間うちで始めたものだが、今年も6チームが参加。年齢も性別も関係なく、泥まみれになってボールを追った。
足をとられ悪戦苦闘。一方で、果敢に泥の中に頭から突っ込む光景も。
目に泥が入ってもご愛嬌。女性も全身真っ黒になり、泥の中のプレーを満喫していた。
辰野町のどろんこバレー大会に参加した人が、中川村でもやってみたいと始めたのがきっかけ。口づてに広がり、多くの人がこの日を心待ちにしている。
参加した男性のひとりは「誰でも楽しめるのが良いところ」と全身泥まみれになりながら、笑顔で話した。 -
伊南金融機関防犯連絡協議会
巧妙な手口の振り込め詐欺事件が各地で多発している現状に危機感が強まっていることから伊南金融機関防犯連絡協議会(会長・赤田伊佐雄八十二銀行駒ケ根支店長)は25日、駒ケ根警察署で臨時会議を開いた。管内の金融機関の代表者ら26人が出席し、振り込め詐欺や強盗の防止と対応などについて駒ケ根署員の説明を聞いた。
大杉元文生活安全・刑事課長は「振り込んだ後に届け出ても金の保護はできない。以前は被害者はお年寄りが多く、金融機関で気がつくことも多かったが、今は手口も変化して若者の被害者も増えてきた。見極めは難しいと思うが少しでも様子がおかしいと感じたらすぐに警察に通報を」と話し、振り込め詐欺の防止について協力を求めた。
強盗への対応については、金融機関で実際に起きた事件に基づいて制作されたビデオを上映。出席者らは犯人への対応の成功・失敗例から教訓を学ぼうと真剣な表情でスクリーンに見入っていた。
赤田会長はあいさつで「詐欺は身近でも起きているし決して他人事ではない。対策をしっかり勉強したい」と述べた。 -
第14回中川村バレー祭
中川村公民館は21日「第14回中川村バレー祭」を村民グラウンド、社会体育館、サンアリーナ室内運動場で開いた。男・女一般、男・女40歳以上の4部に計59チームが出場。9コートに分かれ、それぞれ優勝を目指して熱戦を展開した。
試合は9人制。男子の対戦は村の風物詩となった土のグラウンドでの試合だが、途中から激しい雨に襲われ、続行が危ぶまれたものの出場者らの熱意により、最後までやり通した。雨に濡れたボールは滑りやすく、ミスも続出したが「雨のせいにするな。お前は濡れていなくたって変わらないだろう」とやじが飛ぶなど、出場者は和気あいあいでゲームを楽しんでいた。
上位チームは次の通り。
◇男子一般▽1コート (1)田島B(2)柳沢B▽2コート (1)KTボーイ(2)南田島▽3コート (1)中央(2)葛北B
◇男子40歳以上▽4コート (1)田島A(2)横前B▽5コート (1)サザンスターズ(2)沖町B
◇女子一般▽6コート (1)牧ケ原女子(2)中組A▽7コート (1)美里(2)中田島▽8コート (1)柳沢(2)渡場
◇女子40歳以上▽9コート (1)田島A(2)KT -
議員定数アンケート
議員定数の見直しに取り組む中川村議会の議員定数問題特別委員会(市瀬拓朗委員長)は17日、7月に実施した議員定数アンケート調査結果を発表した。最多は「議員定数10人」の42・7%、次いで「12人」の25・4%、「8人」の21・5%。「現在のまま」はわずか2・6%となった。同委員会はこの結果を参考に、総代会と話し合いを持つなどして、委員会として結論を出し、9月定例会に議員定数の見直しを提案する。
アンケートは有権者の中から無作為抽出で800人(男女各400人)を選び実施。回答数は507人、回答率63・4%。
内容は議員定数について(1)現在の定数(16人)でよい(2)増やした方がいい(3)14人に削減(4)12人に削減(5)10人に削減(6)8人に削減(7)その他の中から1択。
男女別、年代別でもほぼ傾向は同じだった。
この結果について、市瀬委員長は「財政問題がクローズアップされ、自立を進める他自治体では先に定数削減を実施したところもあり、多くの村民が削減を求めていることがわかった」と話していた。
) -
片桐夏まつり
天竜川と遊び、夏の夜をさまざまな火で過ごす-をテーマにした片桐夏祭りは15日、ふれあい公園をメーン会場に、いかだ下りや花火大会など盛大に繰り広げられた。
竹の上鵜の渕に集合した5基の手作りいかだは、花火を合図に耕地の旗を川風になびかせて、ゆっくり下り、祭りの幕開け。
メーン会場のふれあい公園内の水路では、子どもたちのマスのつかみ取り。必死に逃げるニジマスを追って、しぶきと歓声が上がった。
今年も恒例の「ソーメンの早食い競争」も行われ、家族や友だちの声援を背に、5杯、10杯と流しこんだ。
夕べとなれば、大焚き火に点火、それぞれの願い、思いを乗せた灯篭が流された。
80発の祝い花火の打ち上げで、祭りはフィナーレを飾った。 -
榑沢(くれさわ)吉男さん(58)中川村
葛島渡場「お遊び(趣味)を大切に、ゆっくり人生を楽しむ」をモットーに、本業のシメジ栽培の傍ら、7年がかりで水琴窟(すいきんくつ)を作ったり、空気をきれいにとバショウを育て、そば道楽が高じ、そば処「吉笑楽」を開店させた、スローライフの達人。
そば打ちは10年前から。材料から道具一式を軽トラックに積んで、いわゆり荘や麦の家、宅幼老所など村内の高齢者施設でそば打ちのボランティアをしていた所、確かな味に感心した上伊那農業改良普及センター関係者から「県外から援農で訪れた人々に、おいしいそばを提供してほしい」と依頼され、営業許可を取り、6月開店に踏み切った。
古くからソバ栽培が盛んな下伊那郡大鹿村生まれ。「いろりに鉄鍋を掛け、そば粉を入れ、湯で溶く。そばがきが主食だった。子どもなりにそばの味を知っていた」と振り返る。「大人になって、おいしいそばを求め、有名店を食べ歩いたが、納得する味に出会えず、それなら自分で」と、独学でそば打ちを始めた。
「そばは食べてくれる人がいないと、技術は上達しない」と、福祉施設へ出張サービスも始めた。そば打ちの技術は独学だが、素人そば打ち段位認定では2段の腕前。
うわさを聞いて、榑沢さんのそばを食べたいという人が増え、自宅の離れを改装しそば打ち道場「吉笑楽」を整備した。「笑い楽しめれば吉(よ)し」という意味を持つ。
そば粉は大鹿村産の地粉。「大鹿村は海抜が千メートル余と高く、砂利畑で水切りがいい。1日の温度差が大きく、いいソバが育つ」。「そばは水が命」と、汲み置いて軟化させるなど、ひと手間掛けておいしい水を作る。「本当においしいそばは塩で食べられる」と、大鹿の岩塩も用意する。
「吉笑楽」に訪れた人々は、風流な手作りの野鳥のえさ箱、桧皮ぶきの東屋、澄んだ音色を響かせる水琴窟、涼しげな水車など「ゆっくり人生を楽しみましょう」と語り掛ける庭の立たずまいに一時、喧そうな日常を忘れる。
水琴窟は試作を繰り返し、7年掛けて作った苦心の作。ひしゃくで少しずつ水を掛けると、地中に埋められた伏せかめの空洞で水の音が反響し、琴の音のように聞こえる。日本的で郷愁を呼ぶ音色だ。
自宅前には数株のバショウが茂り、目印になっている。20年前から、「排ガスを多量に吸い、空気清浄には1番と聞いたので、道路端に植えている」。まれに黄色の花が咲き、モンキーバナナのような実もなるが、食べられないとか。
「吉笑楽」のそばを味わうには3日前の予約が必要。4人から15人まで。メニューはそばセットが中心。詳細は吉笑楽(TEL88・3623)妻と2人暮らし(大口国江) -
ボランティア村民のつどい
中川村文化センターで23日、「ボランティア村民のつどい」があり、中学生から一般村民約80人が参加、体験発表や山形村の「しゃぼん玉劇団」の寸劇を鑑賞し、ボランティアとは何か、地域づくり、仲間づくりに思いを深めた。
体験発表では「お話のへや」「生き生きサロン」で絵本の読み聞かせ活動を進める「ムーミンの会」の長尾久美子さんが、「へんしんトンネル」「チビゴリラのチビチビ」などの読みきかせを交え「自分の子どもに読んでやろうと、始まった活動。絵本は子どもばかりか、大人にも感動を与えてくれる」と話した。
また、柳沢地区子ども会の冨永健司さんは「地区子ども会活動でみつけたつながり」と題して「老若男女多数が参加し、豊作を祝う秋の収穫祭には、子ども会は豊年踊りを披露した。クリスマス会ではお年寄りを招き、たき込みご飯や歌のプレゼントでもてなした」と紹介し「これからも、お年寄りと子どもたちが関わりあっている地域でありたい」とまとめた。
山形村から総勢28人で来村した「しゃぼん玉劇団」は寸劇「忠吾さんの父は戦争で死んだ」を披露し、悲しくもユーモラスな舞台が感動を呼んだ。 -
中川村野球大会
第14回中川村野球大会は17日、19チームが参加して村内3会場で開いた。中学生から高齢者まで幅広く参加し、熱戦を繰り広げた。
暑さにも負けず、元気にプレー。真剣勝負の醍醐味を楽しみつつ、地域の交流の輪も深めた。
AブロックはKTクラブ、Bブロックはパイレーツがそれぞれ優勝。勝っても負けても、日焼けした各選手は充実感に満ちていた。 -
陣馬形で男性死亡
17日午前8時すぎ、中川村の陣馬形キャンプ場で開かれていたコンサートイベント「ユニバーサルライツ」の会場で男性が倒れていると消防に通報があった。男性は救急車で駒ケ根市内の病院に搬送されたが同9時すぎに死亡が確認された。駒ケ根署によると死亡したのは群馬県の20代前半の男性。同署が死因などを調べているが、外傷はないという。<br> イベントは16日夕ー17日昼までの予定で同キャンプ場を借り切って徹夜で行われていた。
-
文化展
中川村文化団体協議会・中川村公民館主催の07年度文化展は9縲・1日、中川文化センターなど3会場で開かれている。初日はクラブや講座、教室などで制作した絵画、写真、書道、手芸など数百点余を展示し、日ごろの精進の成果を披露した。
入場者はナナカマドやススキをあしらった生花に深まりゆく秋を実感し、各会場に並べられたパッチワークや切り絵、木目込み人形、油彩、手織り作品、写真、書道などの力作を鑑賞。「きれいな写真だ」「合同作品の張り絵もすばらしい」としきりに感心していた。
10、11日は展示のほか、ワンポイント体験、歴史民俗資料館の無料開放、同時開催事業として体力テストコーナー(10日午後1時30分縲怐A社会体育館)もある。
ワンポイント体験の開始時間は次の通り
▽煎茶=10日午前10時縲怐、カゴづくり=10日午前10時縲怐、キャンドルづくり=10日午後2時時縲怐、裂き織=11日午前10時縲怐、抹茶=10日午前10時縲・ -
文化展
中川村文化団体協議会・中川村公民館主催の06年度文化展は3縲・日、中川文化センターなど3会場で開かれている。初日はクラブや講座、教室などで制作した絵画、写真、書道、手芸など900点余を展示し、日ごろの精進の成果を披露した。
入場者はカキやモミジをススキをあしらった生花に深まりゆく秋を実感し、各会場に並べられたパッチワークや切り絵、木目込み人形、油彩、手織り作品、写真、書道などの力作を鑑賞。「今の子どもは絵が上手だ」「あたたかそうなセーター」としきりに感心していた。
4日は展示のほか、ワンポイント体験、歴史民俗資料館の無料開放(4日午前9時縲・、同時開催事業として体力テスト&ふわっとテニス体験(午後1時30分縲怐A社会体育館)もある。
ワンポイント体験の開始時間は次の通り
▽煎茶=午前10時縲怐、絵はがき作り=午後1時縲怐、キルトを使って小物づくり=午後1時縲怐、裂き織、草木染めに挑戦=午前10時、午後3時▽抹茶=午前10時縲怐A午後1時30分縲・ -
3会場で文化展
中川村文化団体協議会・中川村公民館主催の05年度文化展は4縲・日、中川文化センターなど3会場で開かれている。初日はクラブや講座、教室などで制作した絵画、写真、書道、手芸など871点を展示し、日ごろの精進の成果を披露した。
入場者は30回記念の大型モニュメントに目を見張り、カキやモミジをあしらった生花に深まりゆく秋を実感し、各会場に並べられたパッチワークや切り絵、木目込み人形、油彩、写真、書道などの力作を鑑賞。「すばらしい構図だ」「手が込んだ作品だ」としきりに感心していた。
5日は展示のほか、ワンポイント体験、歴史民俗資料館の無料開放(5、6日午前9時縲・、同時開催事業として体力テスト&ふわっとテニス体験(午後1時30分縲・もある。
ワンポイント体験の開始時間は次の通り
▽煎茶=午前10時縲怐、テープのかご作り、押し花の絵はがき作り=午前9時縲怐、クリスマスツリーの飾り作り=午後1時縲怐、裂き織のコースター作り=午前9時縲恁゚後5時縲怐、茶室=午前10時縲・