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ビューティー、冬季撮影は28日から、いよいよ佳境に
美しきもの、それは雄大な伊那谷の四季を背景に、舞台と歴史に彩られた哀しくもやさしい人生舞(ストーリー)-。飯島町在住の後藤俊夫監督(67)がメガホンを取る長編劇映画「Beauty-美しきもの(旧題村歌舞伎一代)」は昨年11月2日クランクインし、11月26日までに秋シーンを撮り終え、1月28日から、シベリアの捕虜収容所(ラーゲリ)シーンの撮影に入る。現在、飯島町上の原JA上伊那果樹選果場保冷庫にラーゲリの内部セットを、霧ケ峰高原にはラーゲリの門や小屋など大規模なセットを建設している。
冬季撮影は終戦後、半次と雪夫はシベリアの捕虜収容所内にいた-から始まる。厳しい寒さと飢え、苛酷な労働で次々と命を落とす仲間たち。雪夫も病にかかり、ロシア兵に連れられてしまう:。
大鹿村大磧神社の撮影は、40年後(現代)、老いて戦傷がもとで足が動かなくなった半次の引退公演(村歌舞伎)。最後の舞台で万感の思いを込め、渾身の力を振り絞って、半次が舞うのは、雪男が舞うはずだった「天竜恋飛沫」。ラストシーンを伊那谷の住民500人がエキストラとして参加し、感動を共有する。
「Beauty-美しきもの」は05年5月、飯島町で制作・成功させる会を発会。11月1日、宿舎の飯島町千寿荘前で安全祈願祭。2日、飯島町岩間上山地籍にセットされた半次の家でクランクイン。後藤監督、主役の高橋平君(11)をはじめ、半次の祖父で木地師、半造役の井川比佐志さん(69)が出演し、重厚な演技を見せた。石置き屋根と古びた引戸と、水車もあり昭和10年代の民家を彷彿させるセットは古い倉庫を改装した。
4日には半次役の歌舞伎役者、片岡孝太郎さんが飯島入りし、セット近くの林道で復員した半次が家に帰るシーンを撮影。8日、歌子役の麻生久美子さんも加わり、足を引きずって帰還した半次を歌子が迎えるシーンを撮った。
25日は飯島陣屋の一室を歌舞伎練習場(歌子の家)に見立てて、少女歌子が少年雪夫と踊りの練習をするシーン、歌子の養父、東浦鶴太夫役の赤塚真人さんが出演、慈愛と厳しさに満ちた父親役を好演した。
翌26日は秋撮影のクライマックス。大磧神社舞台で、大鹿歌舞伎(映画では伊那路歌舞伎)の上演シーンを撮影。上下伊那の住民500人余が自前や借り物の銘仙の着物、もんぺ、半てん、詰襟学生服、セーラー服など昭和10年代の服装で観客役で出演し、タイムリーな掛け声、即興のやじ、花を投げたり、笑い転げるなど大熱演で、映画を盛り上げ、秋季撮影は順調に終了した。
なお、28日から始まる冬季撮影に向け、制作本部ではエキストラ(捕虜役、歌舞伎観衆役)を募集している。詳細は飯島町教育委員会(TEL86・5877) -
後藤監督に新春インタビュー
新年早々、冬季撮影のラーゲリセットの準備で多忙な後藤俊夫監督を宿舎に訪ね、秋シーン撮影の感想や今後の展開、進ちょく状況などをお聞きした。
-秋季撮影を終えた感想は
全体の25%を撮り終え、とりあえず、秋シーンはうまくいった。11月にアルプスに雪がなく予想外だっが、最後に実景で、きれいな絵が撮れた。
主役の片岡孝太郎さんは歌舞伎役者の若手のホープとして活躍している。感情表現が豊かで、計算された細かい芝居を見せている。19歳から、復員する25歳まで青年時代を演じているが、若さが出ていてよい。子役は歌舞伎舞踊がまだ十分でない。4月いっぱい、藤間勘十郎さんに踊りを特訓していただく。井川比佐志さん、赤塚真人さんの2人のベテランが周りをしっかり固め、作品に厚みを出し、しっかりと骨格ができ上がった。
-上下伊那からエキストラ500人を動員した大磧神社の歌舞伎シーンはどうでしたか
早朝から昭和10年代の衣装と髪型で希望した500人が集まっていただき、大変あり難かった。地元の美容師さんがメイクで協力していただくなど、多くの人が手助けをしてくれた。出演した人からいい経験ができ、楽しかったと喜んでいただいた。近年の農村歌舞伎はやじも飛ばないし、静かに鑑賞しているが、昔は舞台と観客が一体になって舞台を盛り上げた。にぎやかにやっていただき、雰囲気が出た。
-これからの物語の展開は、冬季撮影はどのように。
伊那路村では半次、雪夫ら3人に赤紙(召集令状)が来て、お別れ狂言を最後に、出征する。3人は敗戦でソ連軍の捕虜になり、極寒のシベリアの捕虜収容所に送られる。4年間の抑留生活で仲間が次々と命を落す中で、雪夫も病気になり、ソ連兵に連れていかれる。半次だけが死んだ者たちの遺言を背負って村に帰るが、踊り手もなく、村歌舞は消滅していた。死んだと思われていた雪夫は光を失い、盲目になって帰っていた。雪夫は逃避行の中で満蒙開拓団の自決の場に立ち合い、手榴弾を投げこみ、自決に手を貸してしまう。その残酷な記憶が、故郷に足を向けさせない。半次は村歌舞伎を復活させるが、戦場で受けた傷がもとで、足が動かなくなり、春を待てず、2月に、引退公演をする、これがラストシーンとなる。
ラーゲリの飢えと寒さ、強制労働をどう表現するか、声高に反戦を叫ぶのではなく、映画を通して、人間をメチャメチャにしてしまう戦争の恐ろしさ、残酷さ、平和の尊さを訴えることにも力を入れたい。
-上伊那のみなさんへのメッセージを
「成功させる会」を立ち上げ、大勢のみなさんの協力で浄財を集めていただき、目標まで後一歩となった。いい作品をつくることが恩返しになると胆に銘じている。大勢が手を携え、作品づくりをすることで、でき上がった時の喜びを共有したい。四季折々の伊那谷の美しさを世界に発信するために、5月には長谷の熱田神社の撮影をはじめ、伊那谷各地の春景色をフイルムに収めたい。映画を通して、文化活動の裾野を広げ、地域が元気になればうれしい。
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【新年号】子育て支援と地域のネットワーク網構築を目指し、ファミリー・サポートセンター、次への課題
少子化が加速する中、上伊那でも各自治体が「子育て支援」を優先課題として、さまざまな政策を打ち出している。伊那市は昨年4月、「ファミリー・サポート・センター事業」をスタートした。子どもを預かってほしいという依頼会員と、子どもを預かる協力会員に登録してもらい、センターがコーディネート。依頼会員の要望に応じて、協力会員が子どもの送迎や一時預かりなどを提供する有償ボランティア。安心して子育てができる環境の実現と、子育て支援を通じた地域のネットワークづくりを目的とした新しい取り組みは、9カ月を経てさまざまな課題も見えてきた。
◇ ◇
同サービスは依頼会員の対象を「市内に住む生後3カ月縲・2歳までの子どもを育てている家庭」、協力会員の対象を「20歳以上の自宅保育が可能な人」として、特別な資格は求めていないが、協力会員には市の行う事前講習への参加を求めている。12月1日現在で、協力会員37人、依頼会員42人、両方の役割を担う両方会員5人が登録している。
サービスの利用内訳は送迎の利用が圧倒的に多く、一時預かりでは「母親の受診」「PTA活動への参加」「仕事の都合」などといった場合に利用がある。実際に利用した依頼会員からは「助かっている」「子どもも信頼しているよう」など、喜びの声も聞かれる一方で、利用件数は4月当初から40件前後を推移。大きな伸びは見られず、会員数も月に数人ずつしか増えていない。
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協力会員には、子育てに一段落した中高年や、現在も子育て最中の人など、さまざまな世代が登録している。「協力会員」という形を取った理由の一つには、地域にいる若い世代の子育てを、各地区の住民に支えてもらいながら、地区内に網の目状のつながりを構築したいと考えたからだ。しかし現状では、地域によって登録者のばらつきがあり、ある地区の依頼会員から要望があった場合、まったく別の地区の協力会員が対応している事例も多々あり、地域ネットワークの構築までには至っていない。
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双方の会員数が伸びない最も大きな要因は周知不足。しかし一方で、地域のつながりが希薄化する中、子育てにおいても「他人に預けるより自分で育てた方が楽」と考える親が出てきており、地域住民にも、自分の時間を費やしてまで参加しようという意欲を持つ人が少なくなっている現状もある。
市の担当者は「自分以外の人に子どもを預けることで、子どもの知らない一面を知ることもできるし、ベテランから、子育てのノウハウを学ぶこともできる今後は周知を徹底し、各地区に会員を増やしていくことが課題。依頼会員は、利用しなくても登録だけしてもらうなどしてもらいたい」と語った。 -
箕輪町警部交番建築工事進む
伊那警察署箕輪町警部交番の建築工事が進んでいる。
新交番は国道153号バイパスと町道6号線交差点の東。敷地面積は約899平方メートル。箕輪町から借り上げる。
建物は木造1階建て、金属板葺き。本体の建築面積は346・74平方メートル、外物置は3・31平方メートル。事務室、会議室、相談室、所長宿舎などを備える。
駐車場は10台。その内、身障者用1台。
工期は07年3月20日まで。3月末までに新交番に引越し、4月以降に落成式を予定する。
現在の交番は、07年12月末までに取り壊し、敷地を町に返還する予定。
長野県住宅部が発注。請負業者は設計・管理が環境計画(伊那市)、建築工事が浅川建設工業(箕輪町)、電気設備工事が伊那エンジニアリング(伊那市)、機械設備工事が水道建設(岡谷市)。請負金額は約6300万円。 -
箕輪町学童クラブ東部教室が宅老所を訪問
手作りペープサート披露箕輪町の学童クラブ東部教室は28日、北小河内にある宅老所なの花を初訪問し、手作りのペープサートなどを発表してお年寄りと交流した。
東部教室には箕輪東小学校と南小学校の児童が通っている。クリスマス会のために皆で手作りしたペープサートをおじいさん、おばあさんにも見てもらい交流したい-と訪問を計画。皆でアイデアを出し合って少しずつ準備し、今回は2年生から4年生までの7人が訪れた。
ペープサートは「ヘンゼルとグレーテル」。大きな声で感情を込めて発表すると、利用者13人が、「上手だね」「良く出来てるね」と拍手しながら見入った。
「これはのみのピコ」のお話も紹介。「チューリップ」「ちょうちょ」を歌い、利用者と一緒に折り紙も楽しんだ。折り紙のお土産もプレゼントした。
学童クラブ指導員と事務局による春夏秋冬の話や歌を楽しむブルーシートシアターもあった。
利用者は、「握手してちょうだい。ありがとう」と笑顔で児童に話しかけた。南小4年の儀保ユリさんは、「今日は楽しみにしてきた。緊張しないでよくできた」と話していた。 -
たかずやの里が正月期間を利用していじめ相談窓口を設置
伊那市富県の児童養護施設「たかずやの里」は1月2、3日、いじめによる自殺防止を目的とした電話相談窓口を設置する。相談は秘密厳守で対応。学校以外の場所から子どもを支援することで、これまで話したくても相談できずにいた子どもにも活用してほしいと考えている。相談に対応する北原伍さんは「相談窓口が必要でないのが一番だが、相談することすらできない子がいるのも事実。その人の立場に立って相談に乗りたい。本当に苦しんでいる人がいたら、ぜひ相談を寄せてほしい」と呼びかける。
さまざまな事情を抱える子どもの保護・ケアに当たる同施設では、これまでも子育て支援の一環として施設外部者の相談に対応している。
いじめによる自殺が取り沙汰される中、同施設の経験や専門性を活かして子どもを支援しよう竏窒ニ検討。自殺を考えたことのある子どもや、いじめを受けている子どもとその保護者などを対象として窓口を設置することにした。
相談にはロジャース流カウンセラーなどの資格を持つ家庭支援専門相談員が対応。まずは期間を限定してニーズの把握に努める。相談件数が少なかった場合も引き続き窓口を開設し、潜在的な相談が寄せられるのを待つ。対象範囲は上伊那。必要があれば、第2回以降の対象は県内に広げる。相談者には継続的なケアをしていく。
相談時間は午前9時縲恁゚後5時(時間外は留守電で対応)。
相談先はたかずやの里相談室(TEL0265・73・8118)へ。 -
箕輪中部小2年1組
リンゴ学習の収穫祭箕輪町の箕輪中部小学校2年1組(36人、気賀沢千鶴子教諭)は27日、リンゴ学習の成果を発表する収穫祭を開いた。学習でお世話になった人や家族を招き、リンゴ料理やカレーでもてなした。
1年生のとき、松島の有賀徳夫さん・一治さんの果樹園にリンゴ狩りに招待してもらったのをきっかけに、「リンゴを育てたい」と、有賀さんの協力を得て生活科の学習で取り組んできた。
毎月1回、果樹園を訪れてリンゴを観察し、摘果、葉摘み、リンゴに絵を付けるためのシール張り、収穫を体験。収穫したリンゴで、ジャムやアップルフリッター、アップルパイなども作った。
収穫祭には有賀さんと保護者を招待。お母さんたちにも手伝ってもらい、学級菜園で作った白菜、ブロッコリー、ジャガイモも使ってカレー、リンゴサラダ、アップルパイを準備した。
「リンゴはすごく蜜があって甘くておいしい」「苦労した味がする」と笑顔の児童。「リンゴのことがわかった」「いろいろな仕事があってびっくりした」などと学習の感想を発表し、国語の時間に書いたリンゴを主人公にした話も紹介した。
有賀さんは、「この経験を学校の勉強に役立ててほしい」と話していた。 -
琴伝流大正琴の長井グループがチャリティーコンサートの収益を伊那市に寄付
11月にチャリティーコンサートを開催した琴伝流大正琴「長井グループ」(長井幸子代表)が27日、コンサートの収益金20万円を伊那市に寄付した=写真。
同グループの指導者・長井幸子さん(70)=伊那市美篶=は昨年度、市の教育文化功労表彰を受賞した。また、11月に長井さんが古希を迎えたことから、表彰を支えてくれた周囲の人たちへの感謝と、古希祝いを兼ねたチャリティーコンサートを企画。演奏には直弟子、孫弟子など約50人が参加し、盛況を得た。
コンサートの実行委員を務めた3人とともに市役所を訪れた長井さんは「コンサートは最初から最後までいてくれる人が多く、いいものが出来た。これからは若い人に活躍してほしい」などと話していた。
今回の寄付は市の文化振興基金に積み立てる。 -
茅の輪くぐり
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飯島町の梅戸神社で28日、師走の大祓い式が行われた。雨混じりの寒風の中、氏子ら25人が拝殿前に設えた茅の輪をくぐり、1年のけがれをはらい、来る年の無病息災と招福を祈った。
茅の輪の神事は日本古来の行事。同神社は毎年の師走の28日に実施している。
氏子らはまず、日ごろ知らず知らずに身に付いた罪や汚れを払い、人形(ひとがた)に擦りつけおさめた。
続いて、氏子総代らが竹やカヤで作った直径2・5メートルの茅の輪の前に勢ぞろいし、茅野建夫宮司を先頭に、1列になり、神妙な面持ちで3回輪をくぐり抜け、一家の健康と招福を祈った。 -
おせち料理って何だろう?東保育園児が新年の風習にふれ
宮田村東保育園は28日、年末年始休業を前に終わりの会を開いた。園児はおせち料理など新年の伝統文化について楽しく学び、正月が来るのを・ス指折り・ス数えた。
飯島千恵子園長が、しめ縄飾りや鏡もちなど正月の風習を子どもたちに紹介。「幸せが入ってきますようにって、お餅を食べるんだよ」と話した。
おせち料理についてもゲーム感覚でお勉強。レンコンやこぶじめなど、なぜ正月に食べるのか由来なども聞き、園児たちは正月気分を高めた。
良い新年が迎えられるように、教室なども園児全員で清掃。新年は4、5日に希望保育を行なうが、9日から通常の園生活が始まる。 -
駒ケ根市内4小学校2学期終業式
駒ケ根市内の5つの小学校のうち赤穂東小を除く4小学校は27日、2学期の終業式をそれぞれ開いた。
中沢小学校(北原三千生校長)では全校の児童らを前に、代表の児童が季節ごとの絵を描いた手作りのカレンダーを紹介したほか、運動会やマラソン大会など、2学期の行事の思い出を作文にして発表した=写真。
北原校長は「長かった2学期には楽しい行事がたくさんあった。明日から13日間の冬休みに入るが、交通事故などに気をつけて、1月10日には全員が元気で登校してほしい」と呼び掛けた。
市内5小学校の年末年始休業はいずれも1月9日まで。 -
箕輪北小5、6年生がしめ縄作り
箕輪町の箕輪北小学校5、6年生は26日、地域のお年寄りに教わってしめ縄を作った。
伝統行事に触れ、地域のお年寄りに学ぼうと、毎年5、6年生が体験する。
今回は、北小学校区3区の長寿クラブの24人が指導に訪れた。しめ縄は三垂れ、丸型の2種類。5年生の米作り学習のわらや、児童が各自持ち寄って作った。
6年生は昨年も経験しているため、少し高度な技術を取り入れたしめ縄作りに挑戦。わらをなう作業や3本の垂れを均等にする、形を整えるなど苦労しながらも、それぞれのしめ縄を作り、扇やタイ、ウラジロ、御幣などを飾り付けて完成させた。
6年生の山内愁君と宮坂良祐君は、「縛るところやバランスを整えるところが難しい」「作ったしめ縄は家に飾る」と話し、熱心に作っていた。 -
2学期終業式七久保小
飯島町の七久保小学校(細川道子校長)は27日、2学期の終業式を行い、88日と最も長く、忙しかった学期を締めくくり、12日間の楽しい冬休みに入った。
式では6年生が「ワッショイ、ワッショイ」と掛け声に合わせ「お掃除頑張る」「整理整頓」「漢字検定」など3学期の目標を発表し、自分たちの振付で元気いっぱい「マイペース」を踊り、学習をまとめた。
細川校長は澄んだ声で「お正月」をのどかに歌い上げ「一生懸命、色々なことに取り組んだ2学期」と振り返り「家庭や地域の伝統行事に関心を持ち、健康で安全に気をつけて、良い休みにして」と呼び掛けた。 -
伊那西高校の新校舎の一部が完成
老朽化に伴い木造校舎の全面改築を進めている伊那市の高松学園伊那西高校は25日、第1期建設工事の完了に伴い完成した新2号館(仮)の使用を開始した=写真。
伊那西高校は学校法人高松学園への経営移管を経て、1985年から現在の校名で運営しているが、教室棟などのある木造校舎は、昭和20年代の前半に建てられたものを使用してきたため、老朽化が進んでいた。そこで、99年ころから建て直しを検討。2000年から積み立ててきた基本金6億6千万円を掛け、木造校舎の改築を行うこととなった。
工事は1期、2期に分けて2カ年で完了する計画。コース別授業に対応できるよう、普通教室を2教室増やすほか、耐震性や断熱性などにも配慮した。
新2号館の建設は今年の4月に着工。新校舎には普通教室9部屋と特別教室1部屋を設けたほか、進路指導室、応接室などを完備した。鉄骨造2階建で延べ床面積は1605平方メートル。1期の総工費は約3億2千万円。
2期工事に伴う旧校舎の取り壊しは来年1月から始める予定で、完成は来年秋を予定している。 -
箕輪中部小6年2組
炭焼きに挑戦箕輪町の箕輪中部小学校6年2組(37人、六波羅孔明教諭)が22日、炭焼きに挑戦した。夜通し火の管理をするため学校に泊り込み、竹炭や鑑賞炭の完成を目指した。
5年生の時、「学校に泊まりたい」との声をきっかけに、夜通しの作業が必要な炭焼きを考えた。6年の1学期は、松ぼっくりなどを入れたアルミ缶や一斗缶をたき火で焼いて炭を作った。
今回は、炭焼き経験のある伊那市の北原重利さんに協力を依頼し、学校の中庭に煙突を付けて加工したドラム缶を設置し、土をかぶせて炭焼き窯を二つ作り、本格的な炭焼きに挑戦した。
竹、竹の割りばし、松ぼっくり、バラのつぼみなど好きなものを持ち寄り、竹には後で分かるよう各自の名前を刻んで窯に入れた。
午後3時半に点火。18時間燃やし続け、煙の色が透明になったら空気を遮断し、炭化するのを待つ。
「どんな炭ができるか楽しみ」と話し、男子児童は窯の近くに皆で建てた観察小屋に、女子児童は校舎に泊まって火の番をし、次回の炭焼きに備えて、煙突からの温度を30分ごとに測定し、煙の匂いや色の変化なども記録した。 -
赤穂東小2学期終業式
駒ケ根市の赤穂東小学校(熊谷正校長)は26日、2学期の終業式を開いた。全校児童を前に3年1組と6年生の児童らが総合学習の時間などで学んだことをそれぞれ発表した。3年1組はカイコを育てたことについて紙芝居や寸劇で発表。皆で考えたカイコかるたも披露した=写真。6年生は節水のため学校に雨水タンクを作って設置したことを発表したほか、リコーダーの合奏で「夕焼け小焼け」を演奏した。
熊谷校長は「86日間の2学期が終わる。地域の伝統文化や命の大切さについて学んだことを忘れず、良い正月を迎えてほしい。交通事故や不審者の被害に遭わないよう気をつけて休み明けには全員が元気で登校してください」と呼び掛けた。
市内5小学校のうち、東小以外の4小学校は27日に終業式を開く。年末年始休業はいずれも1月9日まで。 -
新年に彩り 正月の花を生ける
伊那市生涯学習センターで26日、生け花講座「正月の花」があった。地元を中心に、近隣市町村から主婦らが集まり、床の間や玄関などに合わせた生け花を習った。
花は、金明竹・赤い実がついた千両・黄色の菊と、ナンテン・葉ボタン・菊の2パターンを用意。
生け花研究家北沢理光さんが指導に当たり「松の枝はストーブで温め、曲げてから水につけると曲がる」「ナンテンの実は垂れないよう、天に向ける」とアドバイスし、手本を見せた。
そのあと、参加者は一人ずつ花を生け込み、立ったり、座ったりして眺めながら、バランスを見て仕上げた。
駒ケ根市の北原弘子さんは「これまで自己流に生けていた。花の向きや角度が少し違うだけで雰囲気が変わる。生け花は難しいけど、おもしろい」と話していた。 -
県ポスターコンクールで宮田小から2人県知事賞
県林業関係ポスターコンクールで宮田村宮田小学校2年の中山紗希さん=中越区=が県知事賞を受賞。同級生2人も入選した。県防犯ポスターコンクールでも同6年の宮下倫子さんが県知事賞に輝いた。
中山さんは野鳥愛護ポスターの部にチャボと人間のふれあう絵柄を出品。
国土緑化・育樹運動ポスターの部では篠田琢充君=河原町=が県教育委員会賞、同じく堀井満里奈さん=同=が県緑の基金理事長賞を受けた。
同級生の3人は「絵を書くことが大好き。絵の具を混ぜて色をつくれるのが楽しい」と受賞を喜んだ。
林業関係ポスターコンクールの表彰式は1月17日に県庁講堂で行われる。 -
映画「Beauty」エキストラに上伊那全域の協力を
伊那谷の地歌舞伎を題材にした映画「Beauty」のエキストラ募集で26日、メガホンを取る後藤俊夫監督=飯島町在住=ら関係者が上伊那各市町村の役場を訪れて協力を要請した。2月11日に大鹿村で500人規模の撮影を行なうため。上伊那全域の住民にエキストラとして参加してもらう主旨で、お願いにまわった。
宮田村役場では清水靖夫村長が応対。後藤監督らはエキストラの募集取りまとめなどを要請し、村長は「寒いので体に気をつけて頑張ってください」と快諾した。
当日の撮影場所は大鹿村大磧神社で、エキストラの役柄は村歌舞伎の観衆。昭和60年代の設定のため服装は普段着で可能。
今後、各市町村窓口で募集することになるが、宮田村では総務課企画情報係が対応。広報などを使って参加を呼びかけていく。
宮田村分の申し込み、問い合わせは村企画情報係上條さん85・3181まで。 -
小中学校は冬休みへ
冬休みを迎える上伊那の各小中学校で26日、2学期の終業式があり、いつもより多い手荷物を手にした児童たちは、休みを心待ちにした表情で帰宅した。伊那市内でトップを切った伊那西、富県小学校では、学校生活をまとめた発表などで今学期を振り返った。
伊那西小(臼井和夫校長、78人)では8月縲・1月、学区内でのクマの出没情報が41件(昨年度1件)だった。そのほか、初めてとなる南大東島の児童との交流会、全地域住民が隊員の「子ども見守り隊」の発足などもあり、内容の濃い学期となった。
1年生の小林竣一君(7つ)は、音楽会でバケツや洗面器を太鼓に見立てて演奏したことなどを振り返り「音楽や体育の授業をこれからも頑張りたい」と3学期に向け意気込みを語った。
伊那西、富県小学校の冬休みは来年1月9日まで。他の小中学校は、27日を中心に終業式があり、それぞれ休みに入っていく。 -
洋画家 加納恒徳さん
趣味として絵を描き続けながら「いつかは画家に竏秩vとの思いを長い間、密かに温めていた。
八十二銀行に長く勤務して新宿支店長などを歴任。その後、精密部品製造企業に出向して役員を務めていたが1999年に一念発起して退任し、画業に専念。新世紀展、一水会展などに連続入選したほか、国内最大の公募展「日展」にも2回の入選を果たすなど活躍中。積年の夢をかなえた。
◇ ◇
伊那市西春近生まれ。小学校3年生の時、日米文化交流事業で選ばれた絵が米国に渡った。
「そのころから絵が好きだったんだね。たしかイチョウの大木をクレヨンで描いたような気がするんだが、残念なことによく覚えていない。小学校に保存してあるらしいから機会があったら見てみたいな」
高校、大学と美術部で腕を磨いたが、卒業時に「画家は夢のまた夢」と八十二銀行に就職。仕事の傍ら、楽しみで絵を描き続けた。
勤務するうち「あいつは絵が分かる」と、銀行に飾る絵の選定などに当たることになった。
「応接室や社員食堂など、1店舗だけで3、4枚の絵が必要になる。当時は新店舗ラッシュでかなりの数の絵を購入した。その仕事を通じて多くの著名な画家と懇意になることができたし、絵の技法や制作の思想などが勉強できたのは大きな収穫だった」
◇ ◇
「画業に専念したのはいいが、性格がいい加減なものだから、描くことを自分に強制するようにしている。100号の大作を年に4枚描くとか、毎日ある程度の時間はキャンバスに向かうとか決めてね。そうやって描いているうちにいつの間にか気持ちが集中してくる」
好んで描くのは風景画。
「20歳代のころには人物も描いたが今はほとんどが風景。信州の自然をこよなく愛しているのでね。せっかくこんな素晴らしい環境にいるんだから描かない手はない」
気に入った題材を求めて各地に取材旅行にも出掛ける。
「雪が降り出したら飯山や霧が峰に。先月は伊豆に行ってきた。でも海の絵は描き慣れないせいか、ピンとこない。やっぱり山が好きだな」
自然は少しの時間で風景が一変することもあるが、そこが大自然の難しいが面白いところだ竏窒ニ話す。雪景色を描こうと飯山に出かけ、構図を決めて朝から描き始めたが、昼までに雪が解けてしまって慌てたこともあった。
「田植えの終わった田に残雪の山が映っている絵を描く竏秩Bだが田植えの時期ならいつでも描けるというわけじゃない。日がたつと苗が伸びて水面が隠れてしまうからね。時期を逃すと次の春までもう1年待たなければならない」
「毎年同じように見える山の雪の様子もよく見れば年によって微妙に違う。目に映っていても意識しないことも多く、見過ごしてしまいやすい。そんな自然の表情を発見できるのも絵を描く喜びの一つだ」 -
リトミックでクリスマス
楽しみながらリズム感を養う乳幼児親子対象の宮田村公民館「リトミック教室」は22日、村民会館のエントランスホールを使ってクリスマスコンサートを楽しんだ。音楽に体をゆだね、体を動かしたり、聴き入ったり。約80人の親子が参加した。
この日は3カ月に及んだ全9回の講座の最終回。指導する宮田ミュージックサークルの瀧澤智恵子さんの発案で、吹き抜けで広いエントランスを使ってみんなでクリスマスを過ごすことになった。
同サークルのメンバーが「ジングルベル」から「アヴェマリア」まで多彩な楽曲を演奏。参加親子は音楽にあわせてリズム感をとった。
手拍子打ったり、ステップ踏んだりするチビッコも。ある母親は「講座に参加するようになって、子どもが積極的に体を動かすなど、音楽に乗せて表現するようになった」と話した。
同講座は今年新たに始まったが好評で、9月から2つのクラスに分けて新規に開講。来年度も継続する予定だ。 -
3年間・高尾公園の整備ありがとう
伊那市山寺の高尾公園の整備を3年間取り組んできた伊那小学校6年学組に対し、公園の管理をする伊那商工会議所山寺支部(高山光春支部長)は25日、児童たちに感謝状などを授与した。役員4人が学校を訪れ、記念メダルを一人ひとりに受け渡し、感謝の気持ちを伝え合った。
学組(鈴木秀實教諭・32人)は、4年生の時から、「昔の公園のにぎわいを取り戻そう」と、高尾公園の整備に取り組む。南側の斜面から公園へ通じる林に遊歩道を設置し、ツツジやサツキなどの植物を植えてきた。11月には公園に、これまで世話になった同支部会員や地域住民らを招き、学習のまとめとして「秋祭り」も開いた。
高山支部長は「自然を愛する自主的な活動が素晴らしかった。3年間ご苦労さま」とあいさつ。学級長の宮澤拓人君は「活動の達成感が得られる授与式でした。活動が皆さんに喜ばれていたことがうれしい」と気持ちを伝えた。
学組は、これから卒業までの間、公園内に設置した手作りベンチの安全面について話し合うなど、今後の公園の維持管理方法を協議する。鈴木教諭は最後の活動として、卒業記念樹の植樹も考えている。
感謝の気持ちを込めた記念メダルを受け取る児童 -
ミニコンサートで音楽を楽しむ
中川村の中川西小学校は21日、音楽室でミニコンサートを開き、各学年や有志のグループ、教諭らが合唱や合奏を披露し、演奏する喜び、聴く楽しさを味わった。
2年生の合奏「シンコペーテッドクロック」でスタート。続いて、4年生が「自由に空に飛べるはず」と「空も飛べるはず」を響かせた。
6年生有志4人がトランペットのソロを入れた「ハトと少年」を演奏、気賀沢校長の指揮で、教諭らが年末恒例の「歓びの歌」を演奏。
1年生は飛び上がったり、手をつないだりして、元気いっぱいのステージ「うちゅうじんあらわれる」を、5年生はリコーダーとカスタネットで歯切れよく「ポラリスの大地」、ハンドベルによる「きよしこのよる」もあり、多彩な11プログラムを楽しんだ。 -
山岸めぐみ門下生クリスマスコンサート
駒ケ根市の山岸めぐみ音楽教室は23日、門下生らによる第19回クリスマスピアノコンサートを駒ケ根市文化会館大ホールで開いた。幼稚園・保育園児から大学生、一般などの約60人が代わる代わるステージに登場し、日ごろの練習の成果を存分に発揮した。出演者はそれぞれ緊張した面持ちでステージに登場してピアノの前に座ると、毎日練習を重ねてきたショパンやモーツァルト、ベートーベンなどの曲を見事に弾きこなし、聴衆から大きな拍手を受けていた。親子で仲良く連弾するほほ笑ましい姿も見られた=写真。
クリスマススペシャルとして、出演者全員による賛美歌「いざ歌え」の合唱も披露された。
客席の保護者らは「失敗しなければいいが…」とささやき合いながら心配そうな表情で出演者を見つめたり、演奏する姿をビデオカメラで撮影したりしていた。 -
箕輪工業高校の新しい多部制・単位制高校の構想、保護者などには好感触
高校改革プラン実施計画に伴い08年度開始となる多部制・単位制高校の設立準備を進めている箕輪工業高校(荒井和人校長)は22日夜、地域住民などを対象とした新高校の概要説明会を町文化センターで開いた。08年度入学予定の中学生と保護者、教職員など約40人が参加。新高校の教育目標や特色、多部制・単位制の実施形態などが示された=写真。
同校は新高校のビジョンとして▽多様な選択科目の設置▽少人数編成授業の実施竏窒ネどを提示。多部制・単位制の特色を活かし、進学から基礎力養成まで、幅広いニーズに対応できる体制づくりの実現を目指していることを示した。
県の実施計画では新高校への設置が示されなかった総合工学科については、「箕工の総合工学科を残してほしい」という地元の根強い要望を県にあげていたが、県からも前向きな返答がきており「ほぼ確実に設置できると思う」としている。
校名の決定は来年1月ころとなる見込み。また、来年4月以降に上伊那の中学校全校を訪問し、PRを図りたいとしており、3月には新高校の全容が決定する。
参加者からは、単位選択のフォローアップ体制や不登校生徒への対応に関する質問などがあったが「単位選択は入学後に生徒の進路希望に応じた指導を行いたいと思っている。4年で卒業する子には心のケアが大切。心のケアに当たる体制を整えながら対応したい」と回答。説明会に参加した保護者の一人は「のびのびとやっていけそう。うちの子の場合、こういう形でなければ絶対だめだと考えていたため、説明会を聞いて絶対ここだと思った」と話していた。 -
箕輪中部小5年3組
米作り学習のまとめ「もちもちフェスティバル」箕輪町の箕輪中部小学校5年3組(39人、星野慎教諭)は22日、米作り学習のまとめで、田の様子を見てもらうなどお世話になった人や家族を招いて「もちもちフェスティバル」を体育館で開いた。手作りのもち米料理でもてなし、学習の様子や感想を発表した。
フェスティバルは▽もち米料理を振舞う▽米の販売▽活動の様子発表-の3本立てで計画。すり鉢と一升瓶を使うもみすり、精米の体験コーナーも設けた。
料理は事前に何品も作り、上手に出来たメニューの中から4品に決めた。4色おはぎ、もちピザ、みそ味としょう油味の雑煮、山菜おこわ。朝から児童全員で調理した。児童がもみすりと精米をした玄米に近い味がするという米と、機械精米の米で同じメニューを作り、食べ比べてもらった。
米作り学習ではもみで300キロ収穫。田起こしに始まり田植え、農薬作り、稲刈り、脱穀、精米などを体験した。農薬はニンニク、唐辛子、木酢液などを混ぜて手作りした。
学習発表では、「手作り農薬はとても臭くて大変だった」「大きな達成感を得ることができた」「もみすりは思ったより難しかった」「苦労したけど思い出になった」と一人ひとり話した。
家族は、「料理は上手に出来ていてびっくりしました。おいしいです」「米作りを頑張った様子がわかりました」と話していた。 -
米国人のサンタさん、西保育園のクリスマスに
サンタさんはやっぱりお鼻が高いんだ‐。宮田村西保育園は22日、クリスマス会を開いた。米国出身で駒ケ根市で英会話を教えるラルフ・グリーンさんが、妻のなおみさんとともにサンタクロースに扮して来園。大喜びの園児たちと握手を交わし、プレゼントを手渡した。
鈴の音とともに現れたサンタさんに、子どもたちはビックリ。「何歳ですか」「どうしてヒゲがあるんですか」と次々に質問をぶつけた。
真っ赤な衣装に身を包んだラルフ・サンタはやさしく笑顔で受け答え。一緒に歌ったり、踊ったり楽しい時間を過ごした。
お楽しみのプレゼント。サンタさんの温かで大きな手を握り、子どもたちは満面の笑顔で受け取っていた。 -
生保会社絵画コン 東部中生4人入賞
住友生命保険相互会社主催の「第30回こども絵画コンクール」に応募した、伊那市の伊那東部中学校の生徒4人の作品が入賞した。六波羅将太君(2年)の作品は銀賞を受賞する快挙。他の優秀作品約70点と一緒にフランス国立ルーブル美術館で展示される。
全国の0歳縲恍・w生を対象としたコンクールで、応募総数は約18万点あった。そのうち入賞作品は、各年代別などの部門ごと選出の特別賞、金賞、銀賞、銅賞、秀作賞の計543点。特別縲恚竢ワ作品については、来年3月16日縲・月16日、同美術館で展示する。
中学生が応募できるCG(コンピューターグラフィック)部門で
六波羅君のほか、宮原まりえさん(2年)、小嶋郁哉君(1年)、矢澤知也君(同)が秀作賞を受賞した。作品「武士と赤い者と」を出品した六波羅君は美術部で、CG制作は初めて。「まさか選ばれるとは。信じられない」と驚いている。
22日、住友生命保険会社松本支社伊那中央支部の椿和浩支部長らが同校を訪れ、入賞者に賞状などを受け渡した。椿支部長によると、同支部管内(塩尻縲恃ム田)で銀賞の受賞は初。三輪憲昭校長は「才能を生かすきかっけにしてほしい」と受賞者に呼び掛けた。 -
箕輪北小3年生が消防署など見学
箕輪町の箕輪北小学校3年生は21日、社会科の授業で箕輪消防署を訪れ、消防車両を見学し、署の仕事を学んだ。
社会科の「暮らしを守る」という単元の学習で、消防署を中心に町図書館、町郷土博物館も見学した。
消防署では、署内を見学し、消防車や救急車に乗り、消防士が実際に着用している防火服も試着した。署員による放水の見学では、水が勢いよく出ると「うわぁー」と歓声を上げ、水で膨らんだホースに触るなどしていた。
児童は、「救急車に初めて乗った。中がすごい。人を守るための道具がいろいろあった」「防火服はすごく重い。脱いだ瞬間に自分が軽くなったみたい」「救急車が3千万円もすると聞いてびっくりした」と話していた。
児童は事前学習で「出動がないときは何をしているのか」など質問したいことなどを考えたり、家の近くに町消防団の屯所があることなどを学んできた。今後は警察の仕事なども学習するという。