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西澤デパート歴史に幕
伊那市の総合小売業、株式会社ニシザワが通り町で営業してきた西澤デパートが28日閉店し半世紀にわたる歴史に幕が下ろされました。
午後6時過ぎ、閉店を惜しむ買物客が訪れていました。
西澤デパートは地上6階、地下1階ですがここ数年は1階のフロアーのみで営業し、衣料品や化粧品などを扱っていました。
今の建物となる前の1924年大正13年に書店として創業し1967年昭和42年に百貨店として生まれ変わりました。
屋上には観覧車がおかれるなど上伊那唯一の百貨店として賑わいました。
約半世紀にわたり営業してきましたが建物の老朽化により取り壊すことになりました。
営業最終日は荒木康雄社長をはじめ役員らが最後の客を見送りました。
閉店した西澤デパート一帯には再開発事業があり近隣の伊原商店とさかや正藤は8月に移転するほかあびえんとは今月30日で閉店しセジュールは3月で閉店しています。
一帯は今年の秋に建物を取り壊し新たに4階建ての賃貸マンションが建設され1階はコンビニエンスストアが入る予定です。
完成は再来年の春頃を計画しています。 -
みのわ振興公社 2期連続の赤字
みのわ振興公社は24日箕輪町のながた荘で株主総会を開き、昨年度の決算を報告しました。
昨年度は新型コロナの影響を受け2期連続の赤字で、赤字額は過去最大の1千8百万円となっています。
みのわ振興公社では町から委託を受けながた荘やながたの湯、などの観光施設を運営しています。
昨年度の営業収入は1億5千万円で経常利益は1千8百万円の赤字でした。
新型コロナによる影響を受けながた荘は、宿泊客が前の年度の半分以下に、日帰り宴会の利用者は1割5分と大幅に落ち込み2千8百万円の赤字でした。
ながたの湯は、入場者数が7割程にとどまり、売店や食堂の利用者も減少した事をうけ、1千万円の赤字でした。
赤字額の半分にあたる2千2百万円を箕輪町が負担したことから、振興公社の決算は1千8百万円の赤字となりました。
みのわ振興公社社長の白鳥政徳町長は「箕輪町にとってながた荘、ながたの湯は観光や町民の憩いの場として大切な施設。コロナの影響が心配されるが、もうひとふんばりし運営をつづけていきたい」と話していました。
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あるしん決算 純利益2億6千万円
アルプス中央信用金庫は、25日令和2年度の決算を発表し、純利益は21パーセント減の2億6千万円でした。
アルプス中央信用金庫の令和2年度の純利益は、店舗の廃止などにより固定資産の減損損失を1億9千万円計上し、前の期と比べ7千4百万円・21パーセント減の2億6千万円でした。
本業のもうけを示すコア業務純益は前の期と比べ4千6百万円増の4億6千万円でした。
コロナ禍で先行きの見通しに不透明感が強い事から、令和2年度末の預金額は前の期と比べ、123億円増の3,320億円でした。
貸出金は、法人に対する資金繰り支援を積極的に行った結果、37億円増の1,312億円でした。
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移動スーパーとくし丸 竜東でサービス開始
南信でスーパーなどを展開している株式会社ニシザワは、「移動スーパー・とくし丸」の伊那市の竜東地域でのサービスを24日からスタートさせました。
今回の車両が7号車で、これにより伊那市の全域を含む辰野町から飯島町までのエリアをカバーすることになりました。
この日は、伊那市日影のベルシャイン伊那店前で、社員も出席して車両の出発式が行われました。
式では、株式会社ニシザワの荒木康雄社長が「お客様に商品を提供して、満足していただき喜んでいただくのが使命です」とあいさつしました。
式には白鳥孝伊那市長も参加し、「買い物に困っている人に暖かい光を届けてほしい」と呼びかけました。
白鳥市長は、さっそく7号車で買い物をしていました。
とくし丸は、ニシザワの社員に見守られながら出発していきました。とくし丸7号車は、竜東の富県・美篶・伊那部・手良・中央・狐島などを回ります。登録している人の自宅にスーパーが出向いて商品を販売します。
載せている商品は、400品目1,200点です。
とくし丸は個人事業主がニシザワと契約して行っていて、7号車を担当するのは、中村まさ子さんです。
早速、高齢者が買い物を楽しんでいました。
7号車のエリアでは現在100軒が登録していて、電話の他、車両が近くに来ているときに申し込めば登録できるということです。(ベルシャイン伊那店 電話76-2111)
なお、ニシザワのとくし丸のサービスは、2015年に辰野町で1号車がスタートし、今回の7号車で、伊那市の全域を含む辰野町から飯島町までをカバーすることになりました。
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南箕輪村11月からぐるっとタクシー導入
伊那市がすすめている人工知能AI配車乗り合いタクシー「ぐるっとタクシー」が11月から南箕輪村の南部地区で運行が始まります。
22日は南箕輪村役場で開かれた地域公共交通会議で内容の説明が行われました。
運行エリアは南箕輪村の南部地区の沢尻、神子柴の一部、南原で11月から運行開始予定です。
伊那市が運行している竜西・西箕輪エリアと伊那市街地エリアとの移動も可能になります。
利用できるのは対象エリアに住んでいる65歳以上の高齢者、免許返納者、障害者などで事前の利用登録が必要です。
利用登録の受付は8月から始まる予定です。
令和3年度の伊那市への負担金はおよそ190万円となっています。
運行時間は平日の午前9時から午後3時までで、利用運賃は伊那市と同じく電話の場合1回500円、インターネットからだと300円です。 -
伊那民泊協議会設立へ
一般社団法人伊那市観光協会は農家民泊の受け入れ軒数増加などを目的とした伊那民泊協議会を設立します。
伊那市観光協会の総会が22日、市役所で開かれ伊那民泊協議会設立など今年度の事業計画が承認されました。
伊那民泊協議会はこれまで伊那市観光協会主導により進められていた農家民泊について農家が主体的にかかわることで受け入れ軒数の増加につなげようと設立されるものです。
農家民泊は農家の家に宿泊しながら農業体験をしてもらう伊那市観光協会の教育旅行事業です。
昨年度は新型コロナの影響で受け入れを行うことがでませんでしたが、今年度は感染状況をみながら
対応していくということです。
具体的な目標として現状の農家軒数62軒から毎年10軒ほど増やし2024年に100軒を目指します。
伊那市観光協会ではこれに合わせて農家民泊PRのDVDも作成する計画で今月29日に伊那民泊協議会の設立総会が開かれる予定です。
伊那市観光協会の今年度事業としてほかに高遠石工をPRする石工ビジターセンターの設置や個人旅行者をターゲットに「巡る」「泊まる」を中心とした「高遠さくらリゾート」事業などが承認されました。 -
南アルプス食害対策協議会総会
南アルプス食害対策協議会の総会が開かれ、仙丈ケ岳の馬の背付近でニホンジカの試験捕獲の実施など今年度の事業計画が報告されました。
1日は伊那市の伊那市役所で総会が開かれました。
会長で伊那市の白鳥孝市長は「猟友会の協力でニホンジカの捕獲が昨年度は320頭と着実に成果をあげてきている」と挨拶しました。
今年度の事業計画のうち、環境省関東地方環境事務所は仙丈ケ岳の馬の背付近の高山帯でニホンジカの試験捕獲を実施して、捕獲方法や処理方法の課題と改善点を検討していく計画です。
捕獲時期は今月から7月頃までで、わなを40台ほど設置し目標は4頭程度としています。
また、南アルプス北部におけるニホンジカの行動把握と食害の実態調査を引き続き行います。
調査は信州大学農学部に委託し、ニホンジカから高山植物を守る柵の中の植物の回復状況のモニタリング継続などを行います。
ドローンを活用することで植生群落を踏まずに実施できるということです。 -
ユウキ食品土地売買仮契約
伊那市は、東京に本社を置き調味料などの販売・製造を行うユウキ食品株式会社と小黒原産業適地の土地売買仮契約の調印を10日、行いました。
10日は、伊那市の白鳥孝市長とユウキ食品株式会社の田中秀和社長が土地売買仮契約書を取り交わしました。
ユウキ食品株式会社は、1974年に東京都三鷹市で創業し、調味料やドレッシングなど800種類を超える商品を製造・販売しています。
コロナ禍で家庭で過ごす時間が増え需要が高まっていることから生産体制を拡大しようと伊那市に進出を決めました。
国内では、協力工場を含めて7カ所ありこのうち、県内には2か所工場があります。
場所は、小黒スマートICから400mほどにある小黒原産業適地で、用地面積はおよそ2万6千平方メートル、用地価格は2億6500万円です。
新工場は、鉄骨平屋建てで延べ床面積は1650㎡、事業投資額はおよそ20億円です。
来年12月の完成を予定していて地元からおよそ20人の新規雇用を計画しています。
白鳥市長は「この地からさらに販売量を増やしてもらいたい」と話していました。
田中社長は「環境も良く水も豊富な事が決め手となった。景観に配慮し見学を受け入れられる建物にしたい」と話していました。
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お店の麺の味を自宅で 通販注文始まる
伊那市と南箕輪村の飲食店4店舗のパスタ・うどん・そば・ラーメンの通信販売の注文受付が8日から始まりました。
伊那市と南箕輪村の4店舗の麺が購入できます。
kurabeの生パスタとトマトソース、露地野菜のセット。1人前1,150円。
ざんざ亭の燻製鹿出汁の鹿うどん。1人前1,150円。
壱刻の二八もり蕎麦。2人前1,450円。
麺づくり蒼空の磯潮らぁめん。1人前950円です。
これは、伊那市高遠町の一般社団法人環屋が、コロナ禍の中、自宅で伊那の飲食店の味を楽しんでもらおうと伊那谷グランフード「麺の名店シリーズ」として企画しました。
注文はHPや電話などで受け付けています。
送料は地域によって異なりますが、長野県内は1,300円です。
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日本で最も美しい村推進委員会
伊那市高遠町は現在加盟している「日本で最も美しい村」連合の推進委員会を5月17日に伊那市高遠町総合福祉センターやますそで開きました。
伊那市高遠町は平成27年に「日本で最も美しい村」連合に加盟しました。
連盟加盟から5年目の再審査に臨むため、連携強化を図ろうと推進委員会が開かれたものです。
委員長の白鳥孝伊那市長は「高遠町には桜、石工、高遠そばなどがある。活動を通してさらに広めていきたい」とあいさつしました。
委員会では今年度の事業計画が報告されました。
高遠町16地区の地区名看板を協働のまちづくり交付金90万円を活用して制作するということです。
環境美化活動では除草作業や花壇の手入れなどを行います。
また高遠在来とうがらし保存会が今年3月に発足し、信州の伝統野菜に選ばれた唐辛子を使用した七味唐辛子をメーカーに依頼して製作し販売を行う予定です。
再認定の審査は今年10月に行われることになっています。 -
アリマックス㈱ 知育クラフト開発
段ボールを中心にパッケージの企画・製造・販売を行う伊那市狐島のアリマックス㈱は、組み立てて脳を鍛える知育ペーパークラフトを開発しました。
知育ペーパークラフト「エコ球 パートⅢ」は、型紙から20個のパーツを外して組み立てます。
伊澤 芳夫社長に組み立ててもらいました。
スタッフの戸田 佳代子さんに手伝ってもらって完成しました。
使用しているのはカラフルな段ボール。ピンク色の素材は、広島平和記念公園に贈られた折り鶴を再利用し配合して作られた段ボールです。
アリマックスを訪ねてまず目に入ったのは、歓迎のボード。社内見学も随時受け付けています。
応接室にあるソファーは段ボールでできています。ローテーブルや壁も実は段ボールです。
アリマックスでは、知育クラフトや社内見学を一つのきっかけに、コロナ禍の中でも、新たな仕事につなげていきたいとしています。
エコ球パートⅢは、数に限りはありますが希望すればもらえるということです。
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あるしんレポート 水面下ながら改善
アルプス中央信用金庫が四半期に一度発表している伊那谷・経済動向 中小企業景気レポートによりますと、今年1月から3月の業況判断指数はマイナス31.8で前回から7.7ポイント上昇し、景況感は水面下ながら改善されているとしています。
レポートは、アルプス中央信用金庫が取引先194社に対し調査を行ったものです。
レポートによりますと、1月から3月の今期の業況は良かったとする企業は21.6%、悪かったとする企業は53.4%で、業況判断指数はマイナス31.8と、去年10月から12月の前期を7.7ポイント上回りました。
しかし、4月から6月の来期の見通しについては、良いとする企業は12.5%、悪いと予想する企業は51.7%で、業況判断指数はマイナス39.2と更なる悪化を予想しています。
また、新型コロナ感染拡大の長期化の影響についての特別調査も行われました。
今期の売上は新型コロナの影響がなかった例年と比較してどの程度変化したかとの問いで、「減少した」との回答は全体の58.7%を占めました。
事業継続上の不安、心配、懸念はありますかとの問いで、「先行き不透明による計画策定困難化」が24.8%、「既存事業の需要減少」が22.4%、「雇用の確保、維持、継続」が16.8%となっています。
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4月月間有効求人倍率1.12倍
上伊那の4月の月間有効求人倍率は、前の月を0.01ポイント下回る1.12倍となりました。
4月の月間有効求人数は3,239人、月間有効求職者数は2,894人で、月間有効求人倍率は1.12倍となりました。
全国は1.09倍、県内は1.30倍で、上伊那は県内12のハローワーク管内で大町と飯山に次いで3番目に低い数字となっています。
雇用情勢については、「新規求人の改善が進んでいるものの、なお、弱い動きが続いている」として、判断を据え置いています。
ハローワーク伊那では「新型コロナの影響で減少傾向にあった新規求人数は、製造業を中心にコロナ前に戻りつつある。
しかし、上伊那地域の感染が拡大していることから、雇用情勢に注視していきたい」と話していました。
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コロナ長期化で伊那バス窓口短縮
新型コロナの影響が長期化する中、伊那市の伊那バス株式会社は、1日から窓口の営業時間を短縮しました。
伊那市の伊那バスターミナルです。
窓口にはシャッターが下ろされています。
1日から窓口の営業時間が短縮となりました。
これまで午前5時40分~午後7時25分だったのが3時間短縮し、午前7時15分~午後6時までとなります。
伊那バスでは、高速バスの利用者が去年3月以降、例年の8割~9割減の状態が続いています。
新宿線は現在16往復が6往復に減便していて、他の路線も全便運休や減便しています。
新型コロナの影響が長期化し、国からも人の移動の自粛が求められる中、伊那バスではコストの削減に踏み切りました。
なお、営業時間外の乗車券の購入は、車内もしくは待合室の券売機、またはインターネット予約サイトで可能だということです。
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みのわ祭り 企画案示す
7月31日に開催が予定されている2021みのわ祭りの実行委員会が24日産業支援センターみのわで開かれました。
24日は実行委員25人ほどが出席し、今年度初めての実行委員会が開かれました。
これまでに執行部会で祭りの方向性について検討が進められてきました。
今年のみのわ祭りは7月31日(土)に町役場・文化センター・地域交流センター周辺で行い、新型コロナ感染拡大防止のため町民おどりは行わないという方針が出されています。
24日は企画の案が示されました。
企画の案では、納涼花火大会、ケーブルテレビやインターネットによる特別番組の放送、町民が制作に参加できるモニュメント作り、テイクアウトマーケットなどの当日の集客イベントの4つが出されています。
開催にあたり、実行委員会では中止基準を設けていて、集客イベントは県の特別警報Ⅱの発出で中止、それ以外の企画は緊急事態宣言発出で中止としています。
去年のみのわ祭りは、新型コロナ感染拡大防止のため中止となっていて、今年は2年ぶりの開催となります。
次回は来月14日に実行委員会が開かれ、企画の内容や会場のレイアウトなどを決めるということです。
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高遠さくら祭り 入園者数過去最少
今年の高遠城址公園のさくら祭りを総括する反省会が開かれ、今シーズンの有料入園者数は過去最少の6万8,755人だった事が報告されました。
反省会は伊那市高遠町の総合福祉センターやますそで26日開かれ、祭りに関係した各機関や団体の代表などおよそ40人が出席しました。
今年の高遠城址公園の桜は記録が残る昭和58年以降で最も早い3月26日に開花し4月11日に散り終わりとなりました。
有料入園期間は3月29日から4月11日までの14日間の有料入園者数は、これまでで最も少ない6万8,755人でした。
これまでの最少入園者数は、平成30年の11万9,747人で、今年はそれの6割に満たない入園者数となっています。
26日の会議では、桜の開花が全国的に早まっている事から、駐車場の準備や交通規制の申請など今後準備を早めに行うよう求める意見が出されました。
また、市では低炭素社会への取り組みとして出店者に対してプラスチック容器などの削減を出店条件に盛り込むか検討していくとしています。
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南箕輪村商工会 会長に中川さん
任期満了に伴う南箕輪村商工会の役員改選が14日行われ、新しい会長に田畑の有限会社中川新聞店社長の中川博夫さんが選任されました。
14日に開かれた南箕輪村商工会の通常総会で役員改選が行われました。
新しい会長には田畑の有限会社中川新聞店社長の中川博夫さん67歳が選ばれました。
副会長には南殿のスタジオ結の小松豊さん64歳と、南原の有限会社志賀野シーケンスの井出勝彦さん59歳が選ばれました。
役員の任期は、3年間となっています。
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箕輪町商工会 役員改選
任期満了に伴う箕輪町商工会の役員改選で新しい会長に松島の有限会社南信熱錬工業社長の向山淳さんが選任されました。
13日開かれた箕輪町商工会の通常総会で役員改選で新しい会長には松島の有限会社南信熱錬工業社長、向山淳さん66歳が選ばれました。
副会長には松島の唐沢建設株式会社会長の白鳥公夫さん67歳と松島の株式会社カネカ社長の須藤祐司さん58歳が選ばれました。
役員の任期は3年間となっています。
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屋根なし2階建てバス 伊那市内デモ走行
伊那市の周遊観光への活用を考えようと、屋根のない2階建てバスのデモ走行が13日市内で行われました。
この日は、白鳥孝市長や、市の職員のほか、地域おこし協力隊員や、集落支援員といった地域の情報発信に取り組む関係者など20人ほどが、2階の座席に乗りました。
市役所を出発し、西箕輪の農業公園みはらしファームを折り返す1時間ほどのコースです。
2階は高さが3.8メートルあり、普段と違う目線で、市内の風景を楽しめます。また、屋根がなく開放感があります。
乗車したメンバーは、写真や動画を撮るなどして、どのようにバスが活用できるかを話し合っていました。
きょうは、暮らしや観光を交通から考える活動を全国で展開しているモビリティ ジャーナリストの楠田 悦子さんも乗車しました。
途中、西箕輪保育園の前を通り、園児たちがバスに向かって手を振っていました。
デモ走行に使われたのはJRバス関東が所有するめいぷるスカイ号です。
広島東洋カープがセントラルリーグで優勝した2016年と2017年にパレードで使用されたもので、パレード用に屋根が外され、車体が赤く塗られています。
JRバス関東がJRバス中国から買い取ったもので、去年10月から関東管区の各地で活用されています。
伊那市とJRバス関東が去年8月に包括連携協定を締結したことから、今後の観光戦略に役立てようと今回、デモ走行が行われました。
伊那市内を2階建てのオープンバスが走るのは初めてだということです。
伊那市では今後、桜や紅葉の見ごろなどの時期に向けて、バスの周遊プランを検討していくとしています。
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長衛祭 今年度中止に
伊那市は第63回長衛祭を中止すると発表しました。
南アルプス山麓の無事故と開拓の父・竹澤長衛をしのぶ長衛祭は、南ア林道の災害復旧が完了しておらず北沢峠までは車両が通行できないことや、新型コロナウイルスの感染状況から、今年度の開催は中止となりました。
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箕輪町商工会新会長に向山淳さん
箕輪町商工会の通常総会が13日町文化センターで開かれ新しい会長に今の副会長の向山淳さんが選ばれまし
た。
向山さんは箕輪町で金属の熱処理を行う、有限会社南信熱錬工業社長です。
現在66歳で町商工会の副会長を1期務め通常総会で会長に選ばれました。
向山さんの任期は3年間となっています。
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伊那市・県・北カルヤラ県がオンラインで連携強化
伊那市の白鳥孝市長、フィンランド北カルヤラ県のマルクス・ヒルボネン長官、長野県の井出英治林務部長の3人が10日にオンラインで会談しました。
伊那市は北カルヤラ県と2019年に林業分野の協力について覚書を交わしています。
白鳥市長は「二酸化炭素の削減など先進的な取り組みを参考にしている。今後も林業分野で連携をしていきたい」と話していました。
マルクス・ヒルボネン長官は「森は身近な存在である。研究開発や人材育成につとめていきたい」と話していました。
井出林務部長は「昨年はコロナの影響で北カルヤラ県関係者の訪日ができず残念だった。オンライン会談を通して関係を強固なものにしていきたい」と話していました。
来月に3者で実務者レベルでの連携会議をする予定だということです。 -
石工の維持管理に 長野銀行が伊那市に寄付
長野銀行は、高遠石工の作品の維持管理に役立ててもらおうと、創業70周年記念地域応援キャンペーンの一環で、伊那市に10万円を寄付しました。
4月20日は長野銀行の西澤仁志頭取と中曽根隆文伊那支店長が伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に寄付金10万円を贈りました。
西澤頭取は「高遠石工は伊那市の観光資源なので維持管理に役立ててもらいたい」と話していました。
白鳥市長は「石工を多くの人に知ってもらうために使わせていただきたい」と話していました。
長野銀行では、地域の観光を支える文化財の維持管理に充ててもらおうと2011年から県内の自治体に寄付を行っています。
今回は創業70周年記念地域応援キャンペーンとして、県内20か所に合計200万円を寄付しました。
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仙流荘 営業再開
伊那市観光株式会社が運営する伊那市長谷の宿泊施設仙流荘が、およそ1年ぶりに1日から営業を再開しました。
仙流荘は新型コロナの影響で去年4月から営業を休止していました。
これまでは通年で営業していましたが、冬の間は閉鎖し林道バスの運行に合わせ5月1日~10月31日のみの営業となります。
日帰り入浴はこれまでより時間を短縮し、午前11時から午後8時までとなります。
宿泊と宴会は予約のみです。
朝食会場にはアクリル板を設置し、収容人数もこれまでの半分以下に減らしました。
入口には検温装置と消毒液を設置しました。
営業再開の1日、地元の人や登山客が早速訪れていました。
宿泊は1泊2食付き1人9,000円からとなっています。
仙流荘の日帰り入浴は中学生以上500円、小学生は300円となっています。
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南箕輪村フォトグランプリに伊藤さん
南箕輪村観光協会が主催するフォトグランプリの最優秀賞に伊那市の伊藤好幸さんの作品が選ばれました。
この日は大芝高原味工房前で表彰式が行われ、受賞した伊藤さんらに表彰状が贈られました。
こちらが最優秀賞に選ばれた伊藤さんの作品「祈り」です。
この作品は、9月の午後5時過ぎに大芝湖で撮影したもので、夕焼けにこだわり何度も現地に足を運んだということです。
今回から新設された「大衆賞」には、沢尻の永瀬純子さんの作品が選ばれました。
大衆賞に選ばれた永瀬さんの作品「一時休戦」です。
家族で大芝高原を訪れた際に撮影したものです。
大衆賞は2月から3月にかけ、味工房に訪れた人の投票を行い、一番票数が多かった作品に贈られました。
フォトグランプリは、村内外の35人から96点の応募がありました。
受賞作品は、今月末まで大芝高原味工房で展示されています。
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伊那の里山カンバッジ製作
伊那市は、市内の里山に登った様子を自分のSNSに投稿するともらえる伊那の里山缶バッジを製作しました。
こちらが伊那市の里山缶バッジです。
今回は第1弾として守屋山と入笠山の2種類を製作しました。
缶バッジは、守屋山・入笠山に登った様子をハッシュタグをつけてSNSに投稿し、その画面を取り扱い店舗で見せるともらうことができます。
里山のアピールと、街中の観光とを結びつけようと伊那市が企画しました。
缶バッジのプレゼントは24日(土)からで、高遠町内の7店舗で取り扱っています。
伊那市では、対象となる里山や取り扱い店舗を順次増やしていきたいとしています。
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とっとき福袋 24日販売
牛肉と信州みそを使った創作料理「とっとき」を上伊那地域の名物料理として広めようと活動している「とっとき会」は、24日に南箕輪村で行われる老若男女胃袋鷲掴み市で料理を詰め合わせた福袋を販売します。
福袋には、とっとき会に加盟している箕輪町と南箕輪村の9店舗のとっとき料理などが入っています。
ピザやジャーキー、おやき、キッシュなど9店舗の人気メニューが食べ比べできます。
25セット限定で、値段は3,900円です。
19日は会のメンバーがイベント会場となる南箕輪村久保の飲食店あづまやに集まり、当日の打ち合わせをしました。
老若男女胃袋鷲掴み市は、24日(土)午前11時から、南箕輪村久保のあづまやで開かれます。
またこの日は、とっときスタンプラリーの抽選が行われました。
とっときスタンプラリーは、今年1月から3月にかけて行われ、町内外の19人から応募がありました。
商品は町内飲食店などで使える商品券やジャム、ワインなどで、19人全員に当たったということです。
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南アルプス林道バス 今年度は運行
伊那市は、昨年度運休となっていた南アルプス林道バスについて、今年度は感染防止対策を行い25日から運行を開始します。
運行開始となるのは、南アルプス林道バスの戸台口から歌宿までです。
歌宿から北沢峠の間は、去年7月の大雨の影響で通行できない状態で、6月15日以降復旧でき次第開通するということです。
今年度は車内を換気し、バスの定員28人に対しておおむね20人を目安として運行するということです。
山小屋は、定員を半分に制限し、完全予約制で営業します。
対象となるのはこもれび山荘、仙丈小屋、塩見小屋、大平山荘、長衛小屋です。
カーテンやパネルなどで仕切りを作るなどの対策をとるということです。
南アルプス林道バスは25日(日)から運行開始となります。
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高遠さくら祭り 入園者数過去最少
今年の伊那市の高遠城址公園さくら祭りの有料入園者数は、昭和58年以降最も少ない6万8,650人でした。
20日伊那市役所で開かれた定例記者会見で、白鳥孝市長が数字を発表しました。
今年の高遠城址公園の有料入園期間は開花後の3月29日から4月11日までの14日間で、有料入園者数は6万8,650人でした。
入園者数は、有料入園化した昭和58年以降最も少なくなっています。
なお過去2番目に少ないのは平成30年度の11万9,747人です。
市営駐車場を利用した大型・中型バスは88台で、前回の平成31年度の1,423台と比べ6%ほどにとどまりました。
それに伴い、団体客も前回の4%未満だったということです。
また、今回は開花が3月26日、散り終わりは4月11日と、開花・散り終わりとも昭和58年以降最も早くなりました。
このほかに、さくら祭りの低炭素社会への取り組みとして、出店者にプラスチック製の容器やスプーンなどの削減を呼び掛けたところ、14店舗のうち9店舗の協力が得られたということです。
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萱野高原で開山祭 シーズンの安全を祈る
箕輪町の萱野高原で開山祭が18日に行われ、関係者がシーズン中の無事を祈りました。
開山祭には、町観光協会や地元区の関係者などおよそ20人が参加し、神事で安全を祈願しました。
標高1,200mの萱野高原からは、町内を一望することができ、年間1万2,000人が訪れます。
昨年度は、新型コロナの影響で全体の来訪者数は減ったものの、キャンプ場の利用は好調だったということです。
町観光協会の唐澤荘介会長は「箕輪町には、海はないが山や川、温泉がある。近隣市町村と一丸となって観光客を呼び込む必要がある」と話していました。
標高の高い萱野高原では、オオヤマザクラが咲き始めている他、今月末からGWにかけてイワヤマツツジやミズバショウなどが楽しめるということです。