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市議会が建設反対の意見書案 可決
宮田村で計画されている放射性物質を含む廃棄物最終処分場建設計画について伊那市議会は県知事へ建設反対を求める議員提出の意見書案を18日、全会一致で可決しました。 市議会には南箕輪村の業者が宮田村大久保地区に計画している放射性物質を含む廃棄物の最終処分場の建設反対を求める陳情が提出されています。 陳情は宮田村の環境を守る会会長で宮田村議会の田中一男議長から提出されたものです。 様々な疑問点や住民不安が解消されていないことや計画地が天竜川に近く下流域に与える影響が大きいとして阿部守一知事と関係機関へ建設反対の意見書提出を求めています。 18日の市議会で陳情が採択され、それに基づき建設に反対する議員提出の意見書案が全会一致で可決されました。 意見書では県が事業許可を与えないことや条例を見直し自然環境と水資源を守ることを求めています。 箕輪町議会と南箕輪村議会もこの陳情を採択していて建設に反対する議員提出の意見書案を箕輪町議会が全会一致で南箕輪村議会が賛成多数で可決しています。
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高遠町で土砂崩落 復旧のめどたたず
16日午前7時40分頃、伊那市高遠町の高遠城址公園の近くの県道で土砂崩落が発生し現在も通行止めとなっています。 この崩落によるけが人はいませんでした。 伊那建設事務所によりますと土砂崩落が発生したのは伊那市高遠町の県道芝平高遠線です。 崩落現場では、幅10メートル、高さ12メートルにわたり法面が崩れ20立方メートルの土砂が道路を覆っています。 この崩落により、殿坂交差点から白山橋交差点が16日の午前8時頃から通行止めとなっています。 現場近くに住む西村博さんは、きのうから異変があったと話します。 伊那建設事務所では、さらに崩落が発生する恐れがある事から、土砂を取り除くなどの復旧作業は当面行わないという事です。 この場所はさくら祭り期間中一般車両が高遠城址公園から市内へと向かう経路となっていて、伊那市では県からの報告をうけ交通規制の対策を検討するとしています。 復旧のめどはたっていません
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松くい虫被害増加
上伊那地方松くい虫防除対策協議会が11日、伊那合同庁舎で開かれ松くい虫被害が増加していることが報告されました。 今年度の12月末現在の被害量は4299立法メートルで前の年度の同じ時期に比べて3%増加しました。 被害量は平成20年度の6357立法メートルをピークに減少傾向にありましたが最終的に今年度は前の年度と同じかやや増える可能性があるということです。 協議会では被害拡大を防ぐためより効果的な防除対策を進めていくとしています。
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東日本大震災 あれから5年
東日本大震災の発生から11日で5年となります。 地震が発生した午後2時46分、サイレンが鳴らされると各地で犠牲者の冥福や被災地の復興を願い黙祷を捧げる姿が見られました。 5年前の東日本大震災。 警察庁によりますと、10日現在震災による死者は1万5894人、行方不明者は2561人、震災関連死を含めると死者は2万1000人を超えているということです。 福島県浪江町から避難してきた三浦満さんと里う子さんは津波で家が流されました。 東京電力福島第一原発から5キロの位置で避難指示解除準備区域に指定されています。
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伊那市富県で物置小屋が全焼
22日の午後7時頃、伊那市富県で物置小屋が全焼する火事がありました。 この火事によるけが人はいませんでした。 伊那警察署の発表によりますと火事があったのは伊那市富県のイズミ木建の物置小屋です。 火はおよそ1時間後に消し止められましたが木造平屋建ての物置小屋が全焼しました。 この火事によるけが人はいませんでした。 出火原因については現在、伊那警察署で調べを進めています。
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効果的な消火活動実施へ 火災事例検証会
火事が発生した時の消火活動を早く安全に行うための火災事例検証会が31日、伊那市の上伊那広域消防本部で開かれました。 検証会では去年9月に伊那市美篶で住宅が全焼した事例が紹介されました。 通報内容により逃げ遅れなどの情報が不明だったため人命救助を最優先に行い、その後逃げ遅れがないことがわかり延焼防止活動に入ったことが報告されました。 この時の消火活動では安全距離を確保し機材に損害なく作業ができたほか消防署車両への給水など消防団の後方支援が効果的に実施できたということです。 検証会は消防団と消防署が火災現場での活動に活かそうと開かれたもので上伊那8市町村の消防団と消防署からおよそ120人が出席しました。 上伊那広域消防本部では消防署と消防団が情報を共有することで消防活動に活かしていきたいとしています。
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新山地区循環バス ルート変更へ
伊那市地域公共交通会議と協議会が5日伊那市役所で開かれ、市街地から新山地区への循環バスのルート変更などが報告されました。 市街地から新山地区への循環バスは国道361号を通っていましたが来年度からは原新田、貝沼、桜井を通るコースに変更されることが報告されました。 これは新山地区循環バスを育てる会の提言によるもので、新しいルートの沿線住民の利便性向上につながるとしています。 伊那市地域公共交通会議と協議会は路線バスなど公共交通の運行について協議するもので委員およそ20人が出席しました。 会議ではほかに今年度の伊那市の循環バスなど公共交通の利用者数が報告され 12月までの数字で、7万7209人で前の年度の同じ期間の 7万8873人と比べて1664人減少しています。 市ではほかに三義・長谷循環バス、富県・東春近地区循環バスについてもルートなどを見直す計画です。
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車が重機に衝突 ブラジル男性2人重傷
伊那市福島の竜東線で31日午前1時40分頃、普通乗用車が単独事故を起こしブラジル国籍の運転手と同乗していた男性2人が大ケガを負いました。 伊那警察署の発表によりますと事故は竜東線を伊那市から箕輪町方面に進行中、進路右側の工事区間に設置されたフェンスを突き破り止めてあった重機に衝突し道路の外に飛び出したものです。 大ケガしたのはいずれも箕輪町に住む39歳と53歳のブラジル国籍の男性です。 運転していた39歳の男性は外傷性くも膜下出血など、また同乗していた53歳の男性は腹腔内出血などを負い伊那市内の病院に運ばれましたが、いずれも重傷です。 事故の原因については伊那署で調べを進めています。
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伊那市内の量販店で釘が刺さったカップめん
22日午前10時50分、伊那市内の量販店からミニカップめんに釘が刺さっていたと客から連絡があったと伊那警察署に連絡がありました。 伊那署で捜査を進めています。 伊那署の発表によりますと、22日午前10時50分、伊那市内の量販店から、「お客様から昨日購入したミニカップめんに釘が刺さっていたと連絡があった」と通報がありました。 カップめんの上から短い釘が刺さっていたということです。 伊那署では、いつどこで釘が刺さったかなどを調べています。 現在見つかっている釘が刺さったミニカップめんは一つだということです。 警察は、量販店の店名を公開していません。
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ガソリンスタンドの計量器に軽自動車衝突
伊那市山寺のガソリンスタンドで20日、スタンド内の計量機に軽自動車が衝突する事故がありました。 これによるケガ人はいませんでした。 伊那警察署の発表によりますと事故があったのは20日、午前8時10分ころで、上伊那郡内の66歳無職の男性が運転する軽自動車が給油のためにガソリンスタンドに入った際、計量機に衝突したものです。 計量機は反対側で給油していた男性の軽トラックに倒れかかりました。 運転していた男性と給油中の男性、従業員にけがはありませんでした。 また計量機が破損したことによる燃料漏れもないということです。 事故の原因について伊那警察署では運転操作を誤ったものとみていて危険物を取り扱う場所では細心の注意を払うよう呼びかけています。
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インフルエンザで南箕輪村の南部保育園が学級閉鎖
南箕輪村の南部保育園年中の2クラスは、インフルエンザ発症者が増加しているため、19日と20日の2日間学級閉鎖の措置がとられます。 学級閉鎖となるのは南部保育園の年中2クラスです。 インフルエンザに感染したとみられる園児数は2クラス合わせて36人中11人で 19日と20日の2日間、学級閉鎖となります。 南箕輪村では、「外出時のマスクの着用や外出後の手洗いやうがいを行い、咳エチケットを守って感染予防に努めてほしい」と呼びかけています。
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西春近郵便局に感謝状
伊那警察署は、架空請求詐欺を未然に防いだとして、伊那市の西春近郵便局に感謝状を贈りました。 15日は、小林敏明局長ら3人が伊那警察署を訪れ、内川政澄署長から感謝状を受け取りました。 去年12月25日、西春近郵便局に伊那市の70代の女性が訪れ、定額預金を解約し、300万円を引き出そうとしたところ、窓口を担当している宮原さちこさんがいつもと様子が違っていることに気づき、上司の西村康子さん、局長の小林さんに報告。 話の内容から特殊詐欺を疑い伊那署に通報しました。 伊那署によりますと、架空請求詐欺だったということですが、この女性は、詐欺を全く疑っていなかったということです。 去年1年間、伊那署管内の特殊詐欺被害は、8件700万円で、未然に防いだものは、コンビニや金融機関などの協力で13件1,700万円でした。 伊那署では、「金融機関で実施しているチェックシートが浸透しつつある」と話しています。
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箕輪町で交通死亡事故
14日、午後1時20分ころ、箕輪町北小河内の竜東線で、横断歩道を渡っていた女性が普通貨物車にはねられ死亡しました。 伊那警察署の発表によりますと、14日午後1時20分ころ、箕輪町北小河内の竜東線で、岡谷市の会社員が運転する普通貨物車が、横断歩道を渡っていた近くに住む会社役員丸山律子さん77歳をはねました。 丸山さんは、収容先の伊那市内の病院で午後2時50分に死亡が確認されました。 運転していた岡谷市の林昌史容疑者は、過失運転致傷罪の疑いで現行犯逮捕されました。 詳しい原因については、現在伊那警察署で捜査を進めています。
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インフルエンザが流行期に 県が感染予防を呼びかけ
長野県は、インフルエンザが流行期に入ったとして感染予防を呼びかけています。 1月4日から10日まで1週間の1医療機関あたりの患者数は県が1.89人、上伊那が2.75でした。 県では基準となる1人以上を上回った事から流行期に入ったとしています。 こまめな手洗い、マスクの着用、早めの医療機関の受診など感染予防を呼びかけています。
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2015ニュースTOP10<南箕輪村>
伊那谷ねっとのランキングをもとにお伝えしている3市町村のニューストップ10。 28日は南箕輪村です。 10位、映画監督、宮崎駿さんの長男、宮崎吾朗さんが母校の信大農学部で講演。 9位、二之湯智総務副大臣が村消防団と意見交換。 8位、日本ピスコ工業用地拡大のため村が用地取得。 7位、倉田武蔵さん、村内では初めて水泳で国体に出場。 6位、上農高校写真部課題写真コンクールで1席など活躍。 【5位 南箕輪村議会議員選挙】 任期満了に伴う南箕輪村議会議員選挙が4月26日に行われました。 選挙には定数10に対し11人が立候補しました。 投票率は57.33%で、前回の2011年に比べ、6.3ポイント下がり過去最低となりました。 【4位 村内で交通死亡事故】 今年4月に交通死亡事故ゼロ1,000日を達成した南箕輪村で11月、3年3か月ぶりに交通死亡事故が大泉で発生しました。道路を横断していた82歳の男性が跳ねられ死亡しました。 12月には田畑で道路にいた26歳の男性が2台の車に跳ねられ死亡しました。 【3位 まっくんプレミアム商品券2時間で完売】 7月26日、販売開始前には多くの人が列を作りました。 地域の消費拡大と活性化のため国の交付金を活用した地方創生まっくんプレミアム商品券は9,100セット用意され、販売当日は2時間で完売しました。 【2位 大芝 営農型太陽光発電計画 許可】 3月、南箕輪村農業委員会は、大芝で計画されている営農型太陽光発電施設の建設に伴う農地転用について許可しました。 神奈川県の太陽光発電事業者は発電パネルの下で朝鮮人参の栽培をする計画です。 【1位 伊那谷初のトレイルランニングレース 経ヶ岳バーティカルリミット】 大芝高原を発着に、標高約2,300メートルの経ヶ岳頂上を目指します。 村観光協会設立を記念して5月に初めて開かれ、全国から900人を超えるランナーが参加しました。 レースにはタレントの梅宮アンナさんも出場しました。 今年の南箕輪村ニュースランキングでした。
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2015ニュースTOP10 <箕輪町>
伊那谷ねっとのランキングを元にお伝えしている3市町村のニューストップ10。 26日は、箕輪町です。 10位、古田人形芝居定期公演 若手が演目披露。 9位、大出山口でサクランボ狩りスタート。 8位、下古田で1日限りのオープンカフェ開設。 7位、赤そばの里オープン 家族連れでにぎわう。 6位、みのわ祭り「会場変更」の意見多数。 【5位 スピリットFCが県フットサルリーグで優勝】 1月29日、メンバーが白鳥町長に優勝を報告しました。 スピリットFCは結成2年目で中学時代のサッカー部の友人などで作る社会人チームです。 1年目は南信地区リーグで優勝して県リーグへ昇格しました。 今年の県リーグでは9戦全勝で初出場、初優勝を果たしました。 【4位 天竜川でバス釣り大会】 ブラックバスの生態調査を兼ねたバス釣り大会が5月17日に開かれました。 この日釣り上げられたバスは72尾37キロで、県水産試験場に送り、食性などを調べました。 一番大きなバスを釣ったのは辰野町の相ノ山康信さんで、47センチ・1.85キロでした。 【3位 世界最大のモミジの葉 ギネス認定】 9月6日に、箕輪町発足60周年記念イベントとして、町のシンボルのモミジの葉の形を多くの人で作るギネス世界記録に挑戦しました。 雨が降る中404人が参加し、2度目の挑戦で成功しました。 【2位 箕輪町議会議員選挙】 任期満了に伴う箕輪町議会議員選挙が4月26日に行われました。 選挙には定数15に対し16人が立候補しました。 投票率は67.24%で、前回の2011年に比べ、0.63ポイント上がりました。 【1位 第63回上伊那郡縦断駅伝競走大会 箕輪町が優勝】 11月29日、上伊那郡縦断駅伝競走大会が開かれ、市町村の代表チームとオープン参加の14チームが出場しました。 箕輪町は総合タイム2時間6分41秒で、10年ぶり14回目の優勝を果たしました。 今年の箕輪町ニュースランキングでした。
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伊那中央病院で誤記載
伊那中央病院は、4年7か月にわたり血尿検査の結果を誤って受診者に送っていたことが25日わかりました。 25日の伊那中央行政組合議会で報告されました。 平成23年2月から今年の9月までの間、血尿検査の結果を若干反応があるプラスマイナスを反応があるプラスとして通知していたということです。 対象者は、人間ドックや企業健診で検査を受けた692人になるということです。 川合博院長は、「医学的な影響は軽微だが、余分な不安を与えたことにお詫びしたい」と陳謝しました。 伊那中央病院によりますと、業者のプログラムミスが原因だということで、この通知で再検査を受けた人がいる可能性は否定できないとしています。
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伊那市高遠町国道361号 24日午後5時に通行止め解除
斜面のモルタルの破片が落下し23日から全面通行止めとなっていた伊那市高遠町西高遠の国道361号で、24日、伊那建設事務所職員らが落下箇所の調査を行い、午後5時に通行止めが全面解除となりました。 24日、モルタル片が落下した現場で、道路を管理する伊那建設事務所の職員や専門業者が午前9時から一日かけて確認しました。 伊那建設事務所によりますと22日午後6時頃、国道361号を通行していた市内の自動車教習所の教習車の屋根に、直径20センチ、厚さ3センチほどのモルタルの破片がネットを越えて落下したという事です。乗っていた2人にけがはありませんでした。 24日は、落下した箇所とそのほかに危険な箇所がないか調査を行い、午後5時に通行止めが全面解除となりました。 25日もひき続き調査を行う事になっていて、午前9時から午後4時までの間のみ片側通行となります。 のり面は、斜面の崩落を防ぐため30年ほど前に伊那建設事務所が造ったもので、老朽化が進んでいる可能性があるという事です。 伊那建設事務所では、今後、のり面全体の調査を進め、ネットをさらに高くする事や、全面的な改修なども視野に入れて対策を検討するという事です。
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医療費の返還装う特殊詐欺 約100万円の被害
伊那市に住む70代の男性が、市役所職員を名乗る男から医療費の返還があるといわれ、およそ100万円をだまし取られる特殊詐欺被害が8日発生しました。 伊那警察署の発表によりますと、昨日男性宅に市役所保険課を名乗る男から電話があり「医療費の制度が変わり、過払い分が4万円くらいある」「早く手続きをしてください」などと言われ、その後金融機関を名乗る男から「市役所から電話がありました。手続きのために近くの店舗にあるATMに行ってください」などと言われました。 男性が市内のスーパーマーケット内にあるATMに行った所、金融機関を名乗る男から電話があり、「私の言うとおりに操作してください」などと言われ操作をしました。 その後不審に思った男性が市役所に相談したところ被害に気付いたということです。 口座を確認したところ、3つの口座からおよそ99万8千円が他人の口座に振り込まれていました。 伊那警察署では、市役所などの公共機関の職員がATMを操作させて還付金の手続きを行うことはないことから、市役所などの正しい電話番号にかけて電話の内容を確認することや、家族などに相談した上で手続きを取ることなどを呼びかけています。
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安保法廃止訴える 上伊那平和のつどい
今年9月に成立した平和安全保証関連法の廃止を訴える上伊那平和のつどいが6日、伊那市の伊那文化会館で開かれました。 これは住民有志でつくる実行委員会が開いたもので会場にはおよそ600人が集まりました。 平和のつどいでは東京大学大学院教授で九条の会事務局長の小森陽一さんが「憲法と民主主義が生きる日本へ」という演題で講演しました。 小森さんは「平和安全保証関連法は憲法9条の武力によらない平和の理念をくつがえすもの。 署名運動など声をあげることで廃止を求めていかなければならない」と述べました。 平和のつどいではほかに平和安全保証関連法を廃止し平和主義、立憲主義を取り戻すとする上伊那平和のつどいアピールが採択されました。
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年末特別警戒 出陣式
警察の年末年始の特別警戒のパトロールが1日から始まり伊那警察署では、出陣式が行われました。 伊那警察署では年末年始に増加傾向にある事件や交通事故に備えて毎年この時期にパトロールや取締りを強化しています。 1日は、伊那警察署で出陣式が行われ警察や防犯ボランティア団体、交通安全協会など150人が参加しました。 出陣式では、伊那署管内の市町村のイメージキャラクターも参加しスローガンを発表しました。 また、伊那市の美篶西部保育園の年長園児が歌を歌い「頑張ってください」とエールを送りました。 伊那署によると今年管内で起きた傷害や詐欺などの刑法犯は10月末現在で519件となっています。 去年の同じ時期に比べて85件減少していますが特殊詐欺被害は増加傾向にあるということで、引き続き犯罪抑止に務めていくとしています。
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伊那で再現VTR撮影
伊那市で10月に再現VTRの撮影が行われたフジテレビ系列の全国放送「奇跡体験アンビリバボー」が12月3日に放送されます。 10月に伊那市役所議場や伊那市駅周辺で「奇跡体験アンビリバボー」の再現VTRの撮影が行われました。 内容は1966年神奈川県で、当時26歳の息子を殺害された両親が被害者遺族の補償制度実現を国に求める運動を始め、法律を制定させるまでの活動をまとめたものです。 両親が国会で制度制定を国に訴える場面は市役所議場で撮影され母親のみゆきさん役は両親が伊那市出身の女優、唐木ちえみさんが務めました。 被害者の父親市瀬朝一さんは下伊那郡高森町出身、母親のみゆきさんは箕輪町出身です。 被害者の市瀬清さんと犯人は面識がなく通り魔的な衝動殺人でした。
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伊那市で300戸停電 倒木で一時通行止め
9日午前6時50分頃、伊那市のおよそ300戸で停電が発生しました。 停電は倒木によるもので、市道野底手良線が一時通行止めとなりました。 中部電力伊那営業所によりますと、停電があったのは伊那市手良、福島、上牧、野底の一部およそ300戸です。 停電はおよそ50分後の、午前7時42分に復旧しました。 原因は伊那市手良の市道野底手良線で倒木があったためです。 これによるけが人はいませんでした。 この影響で、市道野底手良線が午前9時20分までのおよそ3時間にわたり全面通行止めとなりました。 伊那市によりますと、倒木したのはアカマツで、木は枯れていたということです。
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有機質偽装肥料 上伊那にも
秋田市の肥料メーカーが有機質の原料の割合を偽って製造した肥料を長野県などの農家に供給していた問題で、上伊那でもその一部が流通していたことがわかりました。 安全性に問題はないものの、JA全農長野では「有機農産物」などと表示せずに通常の農産物として出荷するよう農家に呼びかけています。 上伊那地域でもこの肥料の一部が流通していたことがわかりました。 問題の肥料を製造したのは秋田市の肥料メーカー「太平物産」で、JA全農が先月上旬、仕入れた肥料を分析したところ、表示と成分が異なることが分かったということです。 このメーカーが製造した726種類の肥料を調べたところ93%にあたる678種類で袋やチラシに記載された有機質の原料が含まれていなかったり足りなかったりしたということです。 JA上伊那によりますと、取り扱っているのはこのうちの4種類で、150人ほどが購入しているということですが、主な肥料として使用している可能性は少なく影響もほとんどないと見ています。 JAでは、購入した人は把握しているので、全員に今回の件を通知したいとしています。
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権兵衛トンネルで防災訓練
国道361号伊那木曽連絡道路の権兵衛トンネルで全面通行止めにしての防災訓練が30日に行われました。 訓練は、伊那側から300メートル付近で、トラックが対向車線にはみだし乗用車と正面衝突したとの想定で行われました。 この事故での重傷者1人、軽傷者は3人。 上伊那広域消防本部からレスキュー車がかけつけ、けが人を運び出し、木曽広域消防本部の救急車で病院へ搬送しました。 権兵衛トンネルの訓練は、消防・警察・道路管理者の長野県が合同で行っていて、今回で10回目です。 去年は御嶽山の噴火で実施できず2年ぶりとなりました。 関係する7つの機関から74人、25台の車両が参加しました。 けが人の救助・搬送訓練が終わると消火訓練も行われました。 車両から漏れた燃料に引火したとの想定です。 伊那木曽連絡道路は、来年2月に開通10年となります。 1日の平均利用台数は、4,087台。 10月1日現在の累計は、1,400万7,920台ですが、これまでに重大交通事故の発生はありません。 上伊那広域消防本部の田畑公徳消防長は、「トンネル内の事故は予測できず、統一された指揮の中で、臨機応変な対応が求められる」と講評しました。
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信州の名工に造園工の後藤孝保さん
卓越した技能をもち県内産業の発展に功績のあった人物を知事が表彰する「信州の名工」。 伊那ケーブルテレビ放送エリア内からは伊那市手良の造園業、有限会社花月園社長で造園工の後藤孝保さんが選ばれました。 後藤さんは「まず信州の名工に決定の便りが来て一番先に報告したのが親父でした。お線香をあげて『ちょうだいしたよ』という報告をしました。」と 話します。 造園工の後藤さんは昭和17年生まれの73歳。 16歳のときに、先代で父親の亭造さんが経営する花月園に入りこの道60年近くになります。 信州の名工に選ばれたことについて「光の当たりにくい商売なんですけど今回光を当てていただいて本当にありがたい。」と話します。 花月園は昭和15年創業。 2代目の後藤さんは父、亭造さんから造園に関する技術を教わりました。 父の亭造さんは親子の間でも厳しかったといいます。 後藤さんは仕事をするうえで、お客さんの喜ぶ姿が励みになっているといいます。 73歳になった後藤さんはこれまでに培った技術を次の世代に伝え、後継者育成に力を入れていきたいと話します。
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西春近メガソーラー損害賠償訴訟 訴え棄却
伊那市西春近の大規模太陽光発電所をめぐる損害賠償の裁判で地裁伊那支部は、伊那市の片桐建設の訴えを棄却しました。 この裁判は、伊那市西春近の大規模太陽光発電所をめぐり、合理的な根拠のない反対運動により名誉や信用が損なわれたとして、施設を設置した伊那市の片桐建設が、発電所近くの男性に対し6千万円の損害賠償を求めたものです。 28日は地裁伊那支部で望月千広裁判官が片桐建設の訴えを棄却しました。 また、この訴えが男性に精神的苦痛を与えたとして慰謝料50万円を支払うよう命じました。 判決に対し片桐建設の顧問弁護士は「判決文を確認し、控訴するか検討したい」とコメントしています。
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息子を語る不審電話相次ぐ
伊那警察署と駒ヶ根警察署管内で息子を語る不審電話が連続発生していて関係各署では注意を呼びかけています。 伊那警察署の発表によりますと27日の午前9時45分以降伊那署と駒ヶ根署管内で息子をかたる不審電話がありました。 不審電話は「仕事で大事な書類を電車の中に置き忘れた。賠償金が必要になるからお金を用意してほしい」などという内容だったということです。 不審電話は今日の午後3時までに伊那署管内で4件、駒ケ根署管内で3件確認されたということです。 伊那警察署では「風邪を引いた」「のどの調子がわるい」などは詐欺のキーワード、「非通知や見慣れない番号には応対しない」などと注意を呼びかけています。
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南部小学校 開校20周年記念式典
南箕輪村の南部小学校の開校20周年記念式典が24日行われました。 南箕輪村の太鼓グループに所属する南部小OBユニットが演奏し、式典に花を添えました。 南箕輪村の南部小学校は、平成8年4月に開校しました。 開校するまでは、神子柴の一部・沢尻・南原の児童は村の中心部まで遠かったことから、村外の伊那小学校に通っていました。 すべての児童が村内の小学校で教育を受けられるようにしようと、南部小学校が建てられました。 「銀河旅行」と題したこの作品は、両校の交流を深めるシンボルとして、右半分は伊那小へ、左半分は南部小へ開校時に飾られました。 式典では、作品が20年ぶりに1つに合わせられました。 両校の児童会長が「これからも仲良くしていきたい」とあいさつし、絆を確認しあいました。 倉田健郎校長は、「南部小学校が児童一人ひとりの心のふるさとであり続けてほしい」と話していました。
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国勢調査員装った不審者に注意
18日の夕方、国勢調査員をかたる何者かが伊那市内の住宅を訪問し、住民の氏名を聞き出そうとする事案が発生しました。 伊那市の発表によりますと、18日の夕方、国勢調査員をかたる何者かが伊那市内の住宅を訪問し、住民の名前を聞き出そうとしたということです。 本当の国勢調査員は、顔写真入りの国勢調査員章と青色の腕章を身に着けているということです。 伊那市では、調査員が訪問した際には提示を求めて正当な調査か確認し、不審に感じる点があった場合は、市役所に問い合わせるよう、注意を呼びかけています。