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東伊那で住宅火災
12日午後8時ごろ、駒ケ根市東伊那火山の無職下平一男さん(63)方から出火。木造一部2階建て住宅の2階部分約40平方メートルを焼いて午後9時10分に鎮火した。出火当時住宅にいた家族5人は逃げて無事だった。
駒ケ根署が原因を調べている。 -
伊那市内の小学校 暖房機が爆発
9日午前8時30分ごろ、伊那市の西春近北小学校(酒井照明校長・203人)で試しだきをしようとした温風暖房機が爆発した。事故発生時、全児童は校庭で活動していたため無事だった。市教委は、専門業者による保守点検前に使用して事故が起きたとし、今後の管理方法を明確にした。
市教委によると、男性教諭が同7時30分、試しだきのため温風暖房機を作動。校務技師が確認のため約1時間後に機械のある部屋を訪れると動いていなかったという。同技師が再度、作動スイッチを入れたところ数分後に爆発、燃焼炉が破損し、外側パネルの一つが吹き飛んだ。
事故原因については、製造元メーカーの調査チームが近日中に究明する。同機械は重油を燃やし、取り込んだ外気を温めて校内10教室に送風していた。伊那消防署は、気化した重油が炉内で充満し、発火した可能性が高いという。
温風暖房機は使用時期の前後、業者が点検を行う。同校はこの日、業者の点検を受ける予定だったが点検前の使用開始について、あいまいになっていたため使用した。
市教委は、市内全小中学校に未点検の暖房機の使用を禁止することを明確に指示。業者に対しては、温風暖房機のある10小学校の本日中の点検を急がせた。
燃焼炉内で爆発が起きた西春近北小の温風暖房機 -
児童の個人情報の記載されたノート紛失
伊那市内の小学校の児童250人分の成績や職員の住所及び連絡網を入れた同校職員のバックが紛失していたことが、8日、市教育委員会の発表でわかった。バックは同日午後、辰野町で発見され、個人情報流出が懸念されていた児童の成績や学校職員の住所及び連絡網も、紛失当時の状態のまま入っていた。
同教委によるとバックがなくなったのは5日の午後6時すぎで、同校職員が帰宅途中、音楽教室へ子どもを迎えに行った際、同教室前の道路脇へ自動車を停め、数分間車を離れた間に車内助手席から消えた。車の施錠はしておらず、エンジンはかけたまま、キーも付けたままだった。
バックには同職員が教えている教科の4年生の一部と5・6年生の1・2学期の成績などが記載されている週案簿(授業計画や児童の学習の様子などを記載するノート)と、学校職員(教職員以外も含め)約40人分の住所録と連絡網が入っていた。
車に戻ってすぐに紛失に気づいた職員は、110番通報し、警察署に被害届けを出した。
同小学校では6日朝に緊急職員会を開き、経緯の説明と再発防止徹底を呼びかけ、7日夜には紛失した個人情報にかかわる児童の保護者たちに概要説明と謝罪をした。8日朝には全校児童に対し、校長から経緯を説明して謝罪した。
伊那市教育委員会の北原明教育長は取材に対し、「折りにふれ個人情報の管理の徹底を図ってきたが、このようなことがおこり断腸の思いがする。今後このようなことがないよう万全を期していきたい」と述べた。
伊那市では、昨年8月に中学校男性教員が所有する現任、前任校など延べ約900人分の生徒の成績などが入った個人用パソコンが盗難されている。5分ほどコンビニエンスストアに寄った際のできごとで、やはり車の鍵はかけていなかった。 5分間鍵をかけずに車を離れたことがどちらの事件にも共通している。同様の状況で再び個人情報を盗まれ、「5分でも施錠して欲しかった」と北原教育長は語った。
昨年の事件後、市では各学校に情報管理の徹底を呼びかけ、今年3月には「伊那市立小中学校情報セキュリティポリシー」を制定し、学校に周知徹底を図ってきた。
今回紛失した週案簿も学校外に持ち出す際には校長の許可が必要となってはいたが、パソコンやフロッピーなどと違い、あまり守られてはいないとのこと。同職員も許可をとってはいなかった。
北原教育長は「児童の成績が個人情報だという認識が甘い気がする」と述べた。市内の小中学校の教職員や職員に、北原教育長が直接、文章でこれまでの反省と今後の自覚についてうながすとのこと。
##写真(たてよこ) -
駒ケ根の行方不明男性遺体で発見
28日午前9時ごろに自宅を出たまま行方が分からなくなっていた駒ケ根市赤穂市場割のアルバイト小倉一実さん(73)は2日午後3時5分、捜索に当たっていた駒ケ根署と飯田署、消防団や家族などにより、中川村地籍の山中で遺体で発見された。死因は警察が調べている。
31日夜、大鹿村の滝沢橋上流の村道に小倉さんのミニバイクが放置されているのが見つかったため、警察などが1日から周辺を捜索していた。バイクが見つかった付近には小倉さんが所有し、毎年キノコ採りに出掛ける山林がある。 -
駒ケ根の男性行方不明
28日午前9時ごろに自宅を出た駒ケ根市赤穂市場割のアルバイト小倉一実さん(73)の行方が分からなくなっている。31日夜に大鹿村の滝沢橋上流の村道で放置されているのか見つかったミニバイクが小倉さんの物とみられるため、駒ケ根署と飯田署は1日、消防団などとともに周辺の捜索を始めた。
バイクが見つかった付近には小倉さんが所有し、毎年キノコ採りに出掛ける山林がある。小倉さんは身長160センチくらいで白髪交じりの短髪。緑色のジャンパー、茶色っぽい作業ズボンに黒の地下たびを身に着け、黒のリュックサックを持っていると思われる。
駒ケ根署によると、家族には「ちょっと行ってくる」などと言ってミニバイクに乗ってで出掛けたが、目的地などは告げなかったらしい。 -
宮田村消防団バイク隊にジャケット貸与
災害発生時に機動性を生かして情報収集などを効果的に行おうと今年4月に発足した宮田村消防団のバイク隊に防寒ジャケット6着が新たに配備された。28日に行われた消防団の秋季訓練に合わせ、6人のバイク隊員への貸与式が行われた。ジャケットは紺とオレンジのツートンカラーで、背中に白の反射材で「宮田村消防団」と文字が入っている=写真。隊員は「これを機にさらに訓練に励み、万一の際の任務遂行には万全を期して当たりたい」と決意を新たにしている。
ジャケットの購入費は消防団員公務災害補償等共済基金の安全装備品整備等助成金を充てた。 -
駒ケ根市の作業所兼住宅全焼
26日午後4時35分ごろ、駒ケ根市赤穂町四区の自営業宮下尚武さん(68)方から出火。木造一部2階建ての作業所兼住宅を全焼して午後6時9分に鎮火した。けが人はいなかった。
駒ケ根署は、家人がてんぷら油を火にかけたまま台所を離れている間に火が出たものとみて原因を詳しく調べている。 -
行方不明男性遺体で発見
15日朝に軽自動車で自宅を出たまま行方が分からなくなり、家族が家出人捜索願を出していた松川町の無職の男性(51)が20日午前9時30分ごろ、飯島町七久保の山中で遺体で発見された。19日午後6時ごろ、住民から林道横根山線沿いに軽自動車が止まっているとの通報を受けて20日朝から周辺を捜索していた駒ケ根署員らが発見した。死因は同署が調べている。
同署によると、現場は与田切発電所上流約500メートルの与田切川沿いで、林道から数百メートル離れた高さ十数メートルのがけの斜面。周囲の状況や遺体頭部の損傷などから、山中をさまよっているうちに何らかの原因でがけから転落したものとみられ、事件に巻き込まれた可能性は薄いとみている。男性は福祉施設に通っていて、これまでにも何度か行方が分からなくなることがあったという。 -
中川で軽油流出事故
3日午後10時30分ごろ、中川村片桐の国道153号線を下伊那郡の男性運転手(39)運転の大型トラックが走っていたところ、道路に落ちていた自動車用板バネ4本のうちの1本をはねたはずみで燃料タンクに穴が開き、中身の軽油がもれ出す事故があった。もれた軽油は約150リットルで、一部が天竜川支流の矢村沢川方面に流れ出した。
駒ケ根署によると、運転手はタンク破損後もしばらく走り続けていたが、燃料の残量が減ってきたことを不審に思って停車し、タンクを調べて事故に気づいた。交通への影響はなかった。 -
伊那署など 不法滞在外国人18人を摘発
伊那署と駒ヶ根署、県警察本部警備部は、東京入国管理局と合同で28日早朝、出入国管理及び難民認定法違反の疑いで、伊那市、駒ヶ根市、飯島町、宮田村内のアパートなどに住む食品製造会社、飲食店などで働いていた不法滞在外国人18人を摘発し、同管理局が収容した。
調べによると、摘発人員は中国人9人(男2人、女7人)、フィリピン人7人(男1人、女6人)、タイ人1人(男)、韓国人1人(女)で、不法残留15人、不法在留2人、資格外活動1人の計18人。年齢は22縲・7歳で、不法滞在期間は5カ月縲・9年3カ月だった。
住民から「不法滞在の外国人が伊那市や駒ヶ根市などのアパートなどに居住して工場などで働いている」との通報を受け、東京入国管理局と合同で摘発した。 -
北割区の高齢者死亡の交通事故受けて現地診断
宮田村北割区の広域農道交差点でバイクに乗った近くの女性=当時(88)=が出会い頭にトラックと衝突し死亡した8月9日の交通事故を受け18日、再発防止に向け現地診断が行われた。警察や地元関係者のほか、高齢者の事故という点を重視し、村内の高齢者クラブも参加。身体機能の衰えによる運転自粛など、周囲も含めた自覚と意識の徹底を中心に意見を交わし、安協宮田支会は高齢者への声かけ訪問を全村で実施する考えを示した。
現場は一時停止標識が設置された見通しのよい交差点。バイクの女性は農道を東から西に横切ろうとして、伊那市方面に向っていたトラックと衝突した。
診断で山本修作駒ケ根署長は「高齢の方が自ら決断して運転をやめるのは難しい。これ以上無理だと判断したら家族、地域の人が止めてほしい」と指摘。
県警中南信運転免許センターの小林富勇所長は今年の県下交通事故による死者の半数が65歳以上と報告した。
さらにその半数近くが車やバイクを運転していて事故に遭ったと示し、「今回も県下で多発しているパターンと同じ」と語った。
席上、安協宮田支会の橋爪利夫支会長は21日から始まる秋の交通安全運動期間中に、啓発チラシを全戸配布し、高齢者宅へは各地区の会員が訪問して声かけを行うと説明。
宮田村駐在所は、村内全区長に高齢者参加のミニ集会開催を呼びかけており、今回の事故や免許と身体機能の関係などについて、お年寄りと直接対話していきたい考えだ。 -
資産家に何が?宮田村の刺殺事件
「兄弟間でうまくいっていないとは聞いていたが、まさか殺すなんて」。宮田村でも1、2を争う大地主。名の通った資産家の中でおきた凶行に、誰もが驚きを隠せないでいる。
けたたましく鳴るパトカーや救急車のサイレン。兄の容疑者と弟の被害者宅は100メートル足らずの至近距離。閑静なJR宮田駅前の住宅街で惨劇は発生した。
兄の進八郎容疑者は親から継いだ肥料などを取り扱う会社を経営し、学校PTA会長を務めるなど村内の各種活動に積極的に参加。今も商工会商業部会長、社会教育委員などをこなし、村内では幅広く顔が知れている。
近所や商工会の仲間、旧知の知り合いの多くが「言葉づかいも丁寧で、人付きあいもいい。資産家ということをハナにかけていない」と口を揃える。
殺された弟の秀啓さんには、ガソリンスタンドやコンビニエンスストアの経営を任せたが、長続きせずうまくいっていなかったという。
「単純なお金の問題ではない。長年のうっ積や家族間のこともあったはず。しかし、激高する何かがあったんだと思う」と親しい人たち。
同容疑者は犯行当時酒に酔った状態だったとみられる。多くの人が「いつも酒を飲んでもじょう舌になるくらいで、感情的になることは決してなかった」と話すが、若い頃に飲酒でトラブルがあったとの証言もある。
最近、宮田駅前の再開発に地権者として主導的な役割で関わっていた同容疑者。夢や希望も抱いたその土地の近くで犯行に及んでしまった。 -
宮田村で殺人事件
8日午後8時35分ごろ、宮田村町一区の無職宮下秀啓さん(49)が近くに住む会社役員で兄の宮下進八郎容疑者(57)と自宅で口論となり、進八郎容疑者に包丁で胸などを刺された。秀啓さんは駒ケ根市内の病院に運ばれたが同日午後9時59分、出血性ショックで死亡した。進八郎容疑者は動機について「弟は仕事もせず、度々生活費を要求してきたので腹が立った」などと話しているという。
進八郎容疑者は自宅から包丁を持って秀啓さん宅を訪れていた。
進八郎容疑者は10日午後、身柄を地検飯田支部に送られた。 -
駒ケ根市の高齢男性交通事故
27日午後3時55分ごろ、駒ケ根市赤穂原垣外の無職吉沢正実さん(90)が自宅近くの市道の歩道でミニバイクを運転中、転倒した。市内の病院に運ばれたが脳こうそくで意識不明の状態。ヘルメットは装着していた。
駒ケ根署は事故の原因を調べているが、病状が事故によるものかどうかは不明。吉沢さんは同日午後、自宅で転倒して頭を打ち、病院に向かう途中だったらしい。 -
箕輪町内でクマの食害続く
箕輪町内で7月末から、クマによる食用トウモロコシの食害が続いている。
木下一の宮で7月27日から28日に食害を確認し、8月1日に1頭を檻で捕獲したが、その後も1日に富田、4-5日に一の宮、6-7日に上古田で食害が確認され、上古田は2カ所で合計4カ所になっている。
被害が1件だった昨年に比べ今年は件数が多く、被害が収まらないため、上伊那農協と町は事態に備えて個体数調整の捕殺許可を取り、町猟友会も2カ所に檻を設置して対応している。
町は、「山に出入りするときは複数で、音の出るものを持つなどして注意してほしい」と呼びかけている。 -
熊胆など密輸入して懲役2年2月
熊の胆(い)などを密輸入し、販売しようとした関税法、薬事法違反などの罪に問われた駒ヶ根市赤穂の無職、小沢正登被告(55)に対し、地裁伊那支部(藤井聖悟裁判官)は3日、懲役2年2月(求刑懲役3年)の判決を言い渡した。
起訴状によると、指定暴力団山口組系小林組長の小林正治被告と同幹部組員の小沢被告ら4人は共謀し、税関長の許可を受けないで05年7月縲恣ッ年11月、石巻港(宮城県)と福井港(福井県)からそれぞれ熊胆など約2キロずつを密輸。同被告は小林被告と共謀し、販売許可などもないのに、自宅物置に医薬品である熊胆などを販売目的で貯蔵していた。
また、同被告は、本年1月21日、駒ヶ根市内にあるパチンコ店内で、店員に対し暴行を加えた罪にも問われていた。 -
駒ケ根署が上半期犯罪状況まとめ
駒ケ根署(山本修作署長)は管内の上半期(1縲・月)犯罪発生・検挙、交通事故状況をまとめた。
刑法犯は認知件数が176件で対前年同期比25件減だったが、検挙件数は222件で昨年の56件から大きく向上。検挙率は126・1%となった。要因として、ブラジル人グループによる連続窃盗や、駒ケ根・伊那署管内の連続出店荒らしなどの事件を検挙したことが挙げられる。街頭犯罪では車上狙い、自販機狙いなど多くが減少する中、自転車盗みが22件発生。37・5%増となった。
交通事故は発生件数99件で対前年比15件減。負傷者は130人で31人減。昨年同時期ゼロだった死者は1人。市町村別発生件数は駒ケ根市62件(対前年比6減)飯島町16件(2増)宮田村15件(12減)中川村6件(1増)だった。傾向として女性が第1当事者の事故が39・4%、高齢者事故が30・3%と高い比率を示している。
同署はこの状況を交番・駐在所用広報紙の特別版「お伊で南しょ」に掲載して回覧する。 -
中アで女性転落、絶望か
28日午前10時50分ごろ、中央アルプス檜尾岳の南西、「梯子(はしご)ダル」西側の太田切川の谷で沢登りをしていた9人パーティーのうちの女性1人が誤って川に転落した。女性は急流の深みに沈んだままの状態で、生存は絶望とみられる。
仲間が救助しようとしたが助け出せず、携帯電話も通じなかったことから、仲間が下山して警察に通報した。警察などが救助に向かっている。 -
飯島で交通事故
26日午前10時10分ごろ、飯島町飯島の町道交差点で飯島の無職石田富子さん(79)運転のミニバイクと飯島の会社員下平美穂子さん(52)運転の軽ワゴン車が出会い頭に衝突した。石田さんは左手指骨折の疑い。下平さんにけがはなかった。
交差点に信号はなく、立ち木などで見通しが悪い。駒ケ根署は、石田さんが一時停止を怠ったのではないかとみて原因を調べている。 -
コンビニ強盗 犯人捕まる
伊那市伊那のコンビニエンスストア「ローソン伊那仲町店」に21日未明、男3人が店員を脅して売上金など現金20数万円を奪って逃げた事件に関し、伊那署は同日午後9時03分、強盗の疑いで、同市西春近の土木造園作業員小林洋幸容疑者(22)を逮捕した。
また、松本署が同日、集団強姦(ごうかん)などの容疑で逮捕した男2人が強盗への関与を認める供述をしていることが23日、同署などの調べで分かった。容疑者は住所不定、無職田辺裕貴容疑者(20)と上伊那郡の無職少年(19)の2人。
小林容疑者は、聞き込み捜査などから割り出し、自宅にいたところを任意同行して逮捕。同容疑者は犯行を認めていて、「金欲しさ」の犯行だと供述しているという。
伊那署の調べによると、小林容疑者らの自宅などを家宅捜査した際、売上金が入ったレジスタンスのトレーや犯行に使ったバールなどが出てきたため、犯行が裏付けられた。
同署では、松本署の捜査が終わり次第、容疑者2人を再逮捕する考え。 -
コンビニに深夜強盗
21日午前1時3分ころ、伊那市伊那のコンビニエンスストア「ローソン伊那仲町店」に入ってきた3人組の男がいきなり店員らを金属バットで脅し、レジにあった同店の売上金など現金二十数万円を奪って逃走した。
事件当時、店内には男性店長(43)とアルバイトの男性店員(58)の2人が勤務していたが、いずれもけがなどはなかった。客はいなかった。
伊那署によると、店に入ってきた3人組のうちの1人の男がいきなり金属バットを振り上げ商品棚の前にいた店員を脅し、店の事務室に入ろうとしたが、店長が阻止。その間に別の男がレジから現金を奪った。
3人組は店を出てから走って逃げた様子で、店の駐車場に車などはなかった。金属バットは店の外に捨ててあった。
店からの非常通報装置で連絡を受けた警備会社が警察に連絡。伊那署と県警本部刑事部が聞き込み調査などを続けている。
伊那署によると、3人はいずれも身長160縲・70センチで、白い手袋をしていた。
金属バットを持っていた男は、年齢20歳前後、坊主頭で、黒の半そでシャツ、灰色半ズボン、を身につけていた。
他の2人はいずれも頭にタオルをかぶり、白いマスクをしていた。服装は1人が黒いジャンパーに白いズボン、もう1人が黒っぽいしま柄長袖シャツに黒のズボン。
同店には防犯カメラがいたるところに設置してあり、今回の犯人も写し出されていた。 -
駒ケ岳の遭難者救助
21日午後3時半ごろに中央アルプス駒ケ岳で滑落、負傷し、駒ケ根署に携帯電話で救助を求めていた大阪府大東市の自営業国谷忠男さん(65)は一夜明けた22日午前9時33分、宮田村黒川渓谷の黒川林道を下山中のところを、要請を受けて捜索に当たっていた中ア遭難対策協議会の救助隊に発見され、救助された。国谷さんは肋骨や左手甲の骨折などの重傷。同行していた女性にけがはなかった。
調べによると国谷さんらは21日午前9時ごろ、日帰りの予定で駒ケ岳に入山。馬ノ背を下山中の午後3時半ごろ、7合目途中の夫婦滝付近で濡れた岩に足を滑らせて約10メートル滑落した。 -
車にはねられて重体
11日午後9時20分ごろ、伊那市伊那の国道153号で同市伊那の会社員鈴村崇さん(37)運転の普通常用車と同市伊那の会社員鈴木日出夫さん(58)運転の自転車が衝突し、鈴木さんが頭の骨を折るなど重体。伊那署は事故の原因について捜査している
調べによると、南箕輪村方面から駒ヶ根市方面に向かって進行中の鈴村さん運転の自動車と、横断歩道でない場所を横断していた鈴木さん運転の自転車が衝突した。鈴木さんは市内の病院に搬送されたが意識不明の重体であると確認された。 -
2日連続で女子中学生襲われそうに
12日午後6時50分ごろ、駒ケ根市の赤穂中学校の女子生徒が同市市場割の市道を1人で帰宅途中、後ろから走って来た男に体を触られそうになった。生徒が大声を出したところ、男は何もせずに徒歩で逃げた。生徒にけがなどはなかった。
生徒の証言によると男は20歳ぐらいで身長170縲・75センチぐらいのやせ型。あごは細く、頬骨が出ている。髪は茶色で前髪が長く、中央で分けていた。黒色のTシャツに、黒色のランニング用スパッツ(横に赤い2本の縦ライン入り)をはき、黒のサングラスをかけていた。駒ケ根署は生徒の証言から犯人の似顔絵を作成し、住民に情報の提供を呼び掛けている=写真。
前日の11日午後6時40分ごろにも近くで同校の女子生徒が後ろからつけて来た男に突然抱きつかれる事件が起きている。同署は証言に多少の食い違いはあるものの、犯行の時刻や場所、犯人の特徴などから、同一人物による犯行の可能性が高いとみて周辺の聞き込みなどに全力を挙げている。
さらに1年前の7月10日午後7時25分ごろにも、1人で帰宅途中の女子高校生がJR伊那福岡駅近くの市道で若い男に声を掛けられた上、肩に手をかけられる事件が起きていることから、同署は今回の事件との関連についても調べている。 -
駒ケ根で女子中学生抱きつかれる
11日午後6時40分ごろ、駒ケ根市内の中学校に通う女子生徒が1人で帰宅途中、後ろからつけて来た男に突然抱きつかれた。生徒が驚いて振りほどいたところ、男は来た方向に徒歩で逃げた。生徒にけがなどはなかった。生徒の証言によると男は18歳ぐらいで、身長163センチ程度のやせ型。髪は黒で、耳が出るくらいの長さだった。緑色のTシャツの上に青色のチェック柄の半袖シャツを着て、黒色のズボンにバスケット・シューズのようなスニーカーを履いていたらしい。
事件を受けて中学校は12日、全家庭に事件発生を知らせる文書を配布して注意を呼び掛けた。駒ケ根署は現場周辺のパトロールを強化するとともに付近の聞き込みに当たるなどして犯人の男を探している。 -
駒ケ根市福岡で重傷交通事故
10日午後5時20分ごろ駒ケ根市赤穂福岡の市道で、同市赤穂中割の無職倉田節子さん(64)運転の軽トラックが、道路を横断中だった近くに住む武田花子さん(86)をはねた。武田さんは市内の病院に収容されたが、骨盤を骨折するなどの重傷。倉田さんにけがはなかった。
現場は武田さんの自宅の前。調べによると武田さんは自宅に戻ろうと幅約8メートルの道路を横断していたところ、左から来た倉田さんの車にはねられた。駒ケ根署は双方の不注意が原因とみて調べている。 -
宮田村内の上半期交通事故、犯罪ともに半減
宮田村内の今年上半期の交通事故、犯罪発生件数はいずれも前年同期に比べ半減していることが、2日夜に関係者が集まって開いた村安全会議で村駐在所から報告された。住民が意識を高め、より連携して撲滅に努めようと、再確認した。
報告によると、交通事故は14件で、前年同期に比べ13件減少。犯罪は近年多発していた空き巣や自販機荒らしが発生せず、15件減の14件だった。
席上、中田祐記駐在所長は「青色回転灯パトロール車の導入をはじめ、地元住民の熱心な巡回活動などがじわりじわりと効果を現し始めてきているのでは」と分析。下半期も継続するよう協力を求めた。
安全会議は村、議会、消防、防犯、学校、地区など村内のあらゆる団体で構成。
役員改選を行い議長に小林茂村議長、副議長に牧田茂成村副議長、平澤成己村消防団長を再任した。各部会正、副部長は次の通り。
【交通安全】▽正=後藤孝浩▽副=橋爪利夫【消防防犯安全】▽正=近藤満▽副=唐木登【青少年安全】▽正=綾野真之▽副=赤羽和夫【産業安全】▽正=前林善一▽副=伊藤仁志 -
中ア千畳敷で女性滑落も軽傷
24日午後2時ごろ、中央アルプス千畳敷の八丁坂を下っていた福井県敦賀市の無職の女性(54)が足を滑らせて雪の上を約150メートル滑落。頭に裂傷などを負ったが、仲間の助けを受けて自力で下山した。軽傷の模様。
女性は同日、福井県の11人パーティで駒ケ岳に登山した帰りだった。 -
中川村で自動車運転の男性死亡
20日午後5時45分ごろ、中川村葛島の無職下平昭三さん(79)が普通乗用車を運転して帰宅した際、自宅敷地内の住宅外壁に衝突した。下平さんは駒ケ根市内の病院に搬送されたが、頚椎(けいつい)損傷で同日午後11時27分に死亡した。駒ケ根署が事故の状況を調べている。
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南箕輪・沢尻でアパート火災
18日午後10時41分、南箕輪村沢尻のアパート「ハイツウイン」2階の205号室から出火、同アパート2階部分2室(約44平方メートル)を焼き、同11時19分に鎮火した。けが人はなかった。
伊那署の調べによると、205号室から出火し、隣室に延焼。現在、出火原因を捜査している。