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健康経営キックオフセミナー
会社が社員の健康維持をサポートし、企業の成長につなげる「健康経営」について考えるセミナーが4日、伊那市の伊那商工会館で開かれました。
「健康経営キックオフセミナー」には、市内の企業の担当職員など30人が出席しました。
伊那市出身の中小企業診断士の北原竜也さんが講演しました。
北原さんは「従業員が働きやすい職場環境を作ることが健康経営につながる」と話しました。
具体的な取り組みとして、長時間労働を減らし、ハラスメントをなくすことや、健康経営を推進する部署の設立を挙げていました。
今回のセミナーは、伊那商工会議所の女子会プロジェクト委員会が主催したものです。
経済産業省の健康経営優良法人の認定を目指す企業を対象に開かれました。
現在、伊那市商工会議所の会員1881事業所のうち、7事業所が認定されています。
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クマの目撃情報相次ぐ
上伊那では、6月から7月にかけてクマの目撃情報が相次いでいて、市町村では注意を呼び掛けています。
このうち、箕輪町大出の国道153号付近の林では、3日午後3時頃にクマの目撃情報が寄せられました。
その後、役場の職員や伊那警察署の署員などが捜索を行いましたが、発見には至らなかったということです。
7日になって、午後4時現在、目撃情報はないということです。
町では、クマと遭遇しないために笛や鈴、ラジオなど音の出るものを身に付けること。
山へ入る場合は、2人以上で行動すること。
万が一出会ってしまった場合は、背中を見せて走ったり大声を出したりせず、後ずさりしながら静かに立ち去ることなどを呼び掛けています。
箕輪町産業振興課
79‐3111(内線161) -
伊那市上牧の市道で倒木
3日の夜から4日朝にかけて降った雨の影響で、伊那市上牧の市道で倒木があり、一時、通行止めとなりました。
通行止めとなっていたのは、伊那市上牧の市道上牧笠原線の若宮団地信号機から上牧中部信号機までです。
電線に倒れた木が引っ掛かっていたため、撤去する作業が行われたということです。
上牧区の住民によるとこの道路では、台風や積雪のたびに倒木があるということです。
通行止めは午前9時から1時間ほどで解除されました。
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長野県南部大雨の恐れ
梅雨前線が通過する影響で県の南部では3日の夜から4日の昼にかけて大雨となる見込みです。
長野地方気象台では土砂災害や低い土地の浸水などに注意するよう呼び掛けています。
長野地方気象台によりますと梅雨前線が通過する影響で、3日の夜から4日の昼にかけて南部を中心に大雨になる見込みです。
4日の正午までの24時間に雨の降る量は南部の多いところで150ミリと予想しています。
長野地方気象台では、土砂災害や低い土地の浸水などに注意するよう呼び掛けています。
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沢渡駅の待合室とトイレ起工
新たに建てられる伊那市西春近のJR飯田線沢渡駅の待合室とトイレの安全祈願祭と起工式が3日、現地で行われました。
来年2月末の完成を目指しています。
3日は、関係者30人が出席し工事の安全を祈願しました。
待合室とトイレは線路西側の駅舎跡地に建設されます。
木造平屋建てで、延床面積は82平方メートル、総事業費はおよそ4100万円となっています。
地域産材による木質化を図る計画で、主な柱と梁には5月に伊那市で開かれた全国削ろう会信州伊那大会で製材した木材が使用されます。
沢渡駅は伊那地域定住自立圏事業で運行するバス「伊那本線」のバス停にもなっていてJR飯田線の利用者の利便性向上につなげたいとしています。
沢渡駅が最寄り駅となる伊那西高校です。
全校生徒434人のうちの7割が沢渡駅を利用しています。
伊那市では今後、西春近公民館の建て替えなどを含め、沢渡駅周辺の整備を進めていく計画です。
沢渡駅の待合室とトイレは来年2月末の完成を目指します。
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東部中でLGBTの講演会
性的少数者LGBTへの理解を深める講演会が2日、伊那市の東部中学校で開かれました。
講演会にはおよそ840人の生徒やその保護者などが集まりました。
講師を務めたのは、伊那市出身で男性同性愛者の下平武さんです。
下平さんは、世間から見た性の問題や、自身の人生経験について話をしました。
高校時代に自分が男性同性愛者であることに気づいた下平さんは、「性別は男女の二択だけではなく、人の数だけある。」と話しました。
また、「現代は100人中8.9人がLGBTの世の中であるため、身近な話だと思ってほしい。」と呼びかけました。
下平さんは、世間の性への偏見などを解決しようと、内閣府や民間企業でも講演を行い、多様性の尊重を広めようと活動しています。
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最後の「なんじゃもんじゃ写真展」
上伊那の写真愛好家による、なんじゃもんじゃ写真展が伊那市の伊那文化会館で開かれています。
18回を数える写真展ですが今回が最後の展示会となります。
なんじゃもんじゃ写真展は伊那市境のカメラのキタハラに集まる写真愛好家が開いてきましたがカメラのキタハラが閉店したことにより今回が最後となります。
写真展開催は18回を数え延べ出展作品数は1,200点を超えるということです。
最後の写真展には約50人から160点ほどの作品が集まりました。
写真は身近な被写体から旅先で撮影したものなど個性豊かな作品が並んでいます。
なんじゃもんじゃには正体不明という意味があるということで、
よく見ないと何を撮影したのか分からない写真も出品されているということです。
出展者は「今まで足を運んでくれた人たちに感謝したい。最後の写真展なので一人一人の作品をゆっくりと見てもらいたい。」と話していました。
なんじゃもんじゃ写真展は7日まで伊那市の伊那文化会館で開かれています。
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“あじさい寺”深妙寺 2,500株見頃
あじさい寺としても知られる、伊那市西春近の深妙寺であじさいが見頃を迎えています。
青や紫、白、ピンクなど、深妙寺の境内には200種類、およそ2500株のあじさいが植えられていて、現在見頃を迎えています。
2日は、愛知県や岐阜県、山梨県など県外からも観光客が訪れていました。
また、カメラを構える人の姿も多くみられました。
訪れた人は「何度も横を通っていたけど初めて来た。こんなに綺麗だとは思わなかった」「毎年来ているが、今年も綺麗。来年も来たい」と話していました。
伊那市西春近の深妙寺では、30年前に現在の住職の母親があじさいを植えたのをきっかけに、株分けなどをしながら少しずつ数を増やしてきました。
深妙寺では「花を見て、和んでもらえればうれしい」と話していました。
現在、あじさい祭りが行われていて、7日まで無料でお茶を飲むことができます。
あじさいの見頃は7月中旬までだということです。 -
出産前の母親対象 教室
今年10月から12月に出産を予定している箕輪町の母親と家族を対象にした「こんにちは赤ちゃん教室」が2日、町保健センターで開かれました。
教室では、4か月健診で訪れていた赤ちゃんと触れ合いながら、出産を経験した母親から話を聞きました。
参加者は、出産前と後での生活の変化や、赤ちゃんの成長について質問していました。
昼には、栄養士から食事についてアドバイスを受けた後、妊娠中の母親が必要とする栄養が含まれた料理を食べました。
献立は、梅干しと白いりごまのごはんや、アサリと野菜のスープ、ほうれん草のチキンローストなど5品で、塩分を控えた味付けになっています。
こんにちは赤ちゃん教室は、出産を控える母親とその家族を対象に、妊娠中の過ごし方や出産・育児について学んでもらおうと箕輪町が開いたもので、町内から15人が参加しました。
この日の教室には父親も3人参加しました。
8か月~9か月の妊婦に相当する8.5kgの重さをお腹につけて、妊婦の大変さを体験しました。
箕輪町のこんにちは赤ちゃん教室は、出産予定日に合わせて4つの教室が開かれていて、随時参加者を募集しているということです。
【問い合わせ】
箕輪町役場健康推進課健康づくり支援係
電話79‐3111(内線120) -
「南箕輪の史跡の話」販売はじまる
南箕輪村の各地区の神社や寺、学校や遺跡の歴史をまとめた本「南箕輪の史跡の話」の販売が1日から始まりました。
この日は、村民センターで販売発表会が開かれ、編纂委員長の松澤英太郎さんが話をしました。
1日から販売が開始されたのは、「南箕輪の史跡の話」で、1部1000円です。
500部印刷されました。
およそ40年前に発行された「南箕輪の史跡」の改訂版です。
ページ数は200ページほどで、フルカラー写真を多く使用し視覚的に理解しやすくなっています。
また、新たに公共施設、道路、用水などの項目が付け加えられました。
南箕輪村の村民センターで販売されています。
南箕輪村教育委員会では、今後図書館での貸し出しや、インターネットからも閲覧できるようにするということです。
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路線価 伊那税務署管内24年連続で下落
相続税や贈与税の算定基準となる路線価が公表され、伊那税務署管内の最高路線価は24年連続の下落となりました。
関東信越国税局によりますと、伊那税務署管内の最高路線価は、伊那市荒井のいなっせ前の1平方メートルあたり4万円で、去年より1,000円安くなっています。
管内の最高路線価の下落は、平成8年から24年連続となっています。
路線価は、主な道路に面した土地の1平方メートルあたりの標準価格で、相続税や贈与税の算定基準となります。 -
バス育で園児がバス試乗
子どもたちにバスを身近に感じてもらい、交通との関わりを知ってもらう「バス育」の一環で、伊那市富県の新山保育園の園児たちが28日、バスに試乗しました。
バスの試乗には、園児23人が参加し、バス会社の職員から説明を受けました。
その後、保育園を出発し実際に循環バスが通る道を走りました。
園児たちは、バスが停車すると、窓から手を振り、歓声を上げていました。
「バス育」は、伊那市地域公共交通協議会がバス会社の協力のもと、公共交通の大切さを学んでもらおうと去年から行っています。
伊那市では、今後も市内の保育園を対象に「バス育」を行っていく予定です。
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大祓の神事で茅の輪くぐり
箕輪町の箕輪南宮神社で半年間の罪やけがれを清める大祓の神事が30日行われました。
大祓の神事では氏子や神社を訪れた人たちが茅の輪をくぐり半年間のけがれを清めあとの半年も無事に過ごせるよう祈っていました。
茅の輪くぐりは茅という草で編んだ輪のなかを8の字に3度くぐる夏越しの祓えの儀式のひとつです。
毎年6月30日に各地の神社で厄払いや無病息災を願い行われて
います。
境内では訪れた人たちがおみくじを引いたりお守りを買い求めていました。
おみくじは水に浸すと運勢が浮き出てくるというものです。
お守りは社殿改築のために新たに作られたもので縁起のよい「大」「福」「富」の文字が入り2,000円で売られていました。
箕輪南宮神社では「伝統行事に人々が集い、人の輪ができ日本人が大切にしてきた心がつながってほしい」と話していました。
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伊那ビデオクラブ 吉澤さん最高賞
ビデオ愛好者でつくる伊那ビデオクラブの作品コンクールの表彰式が、30日に、伊那市の伊那公民館で行われ、最高賞の伊那市長賞には吉澤豊さんの作品が選ばれました。
伊那市長賞には、伊那市の吉澤さんの作品「福地風土記」が選ばれました。
富県で野菜の有機栽培に取り組む家族に焦点をあてながら地域の歴史を紹介した番組です。
他に、伊那ケーブルテレビジョン賞には、南箕輪村の北原正さんの作品「魚(ウォ‼)ッチング」が選ばれました。
今年4月に天竜川漁業協同組合が開いた子ども釣り体験教室を撮影したものです。
伊那ビデオクラブは、平成5年に発足し平成9年から会員の技術向上や発表の場としてコンクールを行っています。
今年で22回を数え、これまでにおよそ550点が出品されています。
赤羽仁会長は、「伊那谷の映像記録史としてこれからも継続していきたい」と話していました。
入賞作品は、ご覧のチャンネルで放送する予定です。 -
かぞくフェス 賑わう
家族で様々な体験を楽しむ「かぞくフェス」が29日伊那市西春近のかんてんぱぱくぬぎの杜で開かれました。
かぞくフェスでは子どもたちが遊べるコーナーのほか500円でマッサージを受けたり薬膳茶を飲むことができる癒しブースが設置されました。
かぞくフェスは、伊那商工会議所青年部が家族で一緒に楽しめるイベントをと初めて開催しました。
パンに絵を描く無料体験も行われました。
子どもたちは、チョコレートペンを使って思い思いの絵を描いていました。
ステージイベントでは、シンガーソングライターの玉城ちはるさんが出演し、参加者と一緒に手話ダンスを踊りました。
イベントには多くの人でにぎわい、親子連れが楽しんでいました。
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竹澤長衛偲ぶ長衛祭
南アルプスの開拓者としてしられる竹澤長衛を偲ぶ第61回長衛祭が南アルプス北沢峠で行われました。
長衛祭には、伊那市や山梨県南アルプス市などから産学関係者や一般登山者およそ200人が参加し、献花台に花を手向けました。
竹澤長衛は、長谷出身で南アルプスで登山道を整備したり山小屋を建設するなど、南アルプスの開拓に尽力しました。
その功績を偲び伝えていこうと実行委員会が毎年開いています。
白鳥孝伊那市長は、「自然との共存という長衛に思いを受け継ぎ、守っていきたい」と話していました。
29日は、長谷小学校と南アルプス市の芦安小学校の児童が「ふるさと」を歌いました。
会場では、猪や鹿の肉が入った成敗汁が訪れた人たちに振舞われました。
30日は、甲斐駒ヶ岳の記念登山が計画されています。
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伊那市社協新会長に篠田貞行さん
伊那市社会福祉協議会の新旧会長の退任式と就任式が、伊那市の福祉まちづくりセンターで28日、行われました。
新しい会長には、篠田貞行さんが就任しました。
退任する伊藤隆さんは、6年8か月会長を務めました。
新たに会長に就任したのは、篠田貞行さん64歳です。
篠田会長は、昭和52年に伊那市役所に入り、平成24年からは総務部長を務めました。
篠田会長は「伊藤旧会長が職員同士の良い雰囲気を作ってくれた。今後も職員と一緒に頑張っていきたい」と話していました。
会長の任期は、2年となっています。
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箕輪西小みどりの少年団が表彰
箕輪町の箕輪西小学校は、みどりの少年団の活動が評価され、国土緑化推進機構の全日本学校関係緑化コンクール 学校林等活動の部で国土緑化推進機構理事長賞を受賞しました。
28日は箕輪西小学校の児童会の正副会長や地元の森林保護に携わるみんなで支える森林づくり上古田団地推進協議会や西山会のメンバー、田中早苗校長らが箕輪町役場を訪れ、白鳥政徳町長に受賞を報告しました。
箕輪西小学校は1982年にみどりの少年団を組織し、西山会の指導のもと、毎年4年生がキノコの菌打ちや間伐、植樹作業などの活動を行っています。
これまでの活動が評価され、全日本学校関係緑化コンクールで特選、準特選に次ぐ国土緑化推進機構理事長賞を受賞しました。
箕輪西小の田中早苗校長は「ふるさとを大切にする気持ちを大事にしてほしい」と話していました。
白鳥町長は「この取り組みを後輩にもつなげていけるようがんばってください」と児童らに呼び掛けていました。
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箕輪町戦没者の霊を追悼
日清・日露戦争から太平洋戦争にかけての犠牲者を追悼する戦没者慰霊祭が27日、箕輪町の文化センターで行われました。
慰霊祭には遺族60人を含む、およそ100人が出席し、最初に黙とうをささげました。
慰霊祭は、町内出身者で戦争の犠牲になったおよそ600人を追悼しようと、箕輪町社会福祉協議会と箕輪町が、毎年行っています。
社会福祉協議会の平井克則会長は「終戦から74年がたつ今、戦争の悲惨さが忘れさられないように、若い世代に語り継いでいく必要がある」と話しました。
参列者は祭壇に献花をし、手を合わせていました。
箕輪町遺族会の平出政敏会長は「赤紙1枚で招集され、戦死した人たちを忘れてはいけない。
これからも戦争体験を伝えていきたい。」と話していました。
慰霊祭では、箕輪町で活動をしている「オカリナ・コカリナサークル ルイーネあかね」による
演奏も行われました。
箕輪町遺族会によると、高齢化により慰霊祭への出席者数は年々減少しているということです。 -
伊那地域 大雨警報の可能性
北上を続ける熱帯低気圧の影響で、伊那地域でも大雨警報が出される可能性があります。
長野地方気象台によりますと、長野県南部の27日午後6時から28日の午後6時までの24時間雨量は多いところで70ミリに達しそうだということです。
この雨により伊那地域でも27日夜から28日の明け方にかけて大雨警報が出される可能性があるということです。
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伊那の美しい風景を描く絵画展
上伊那の絵画サークル「葦の会」「イーゼル会」「クレパス会」合同の作品展、伊那の美しい風景を描く絵画展が、伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。
会場には3つのサークルの生徒と講師23人の作品70点が並びます。
葦の会・イーゼル会・クレパス会は、伊那市の画家・奥村 憲さんが講師を務めています。
メンバーそれぞれが、写生会で訪れた場所や、伊那市内のお気に入りの場所で作品を描きました。写生地は50か所に及びます。
画材も色鉛筆、クレパス、油絵、水彩など様々です。天竜川や三峰川、2つのアルプスなど、自然豊かな伊那の風景を描こうと、今回はテーマを「伊那の美しい風景を描く」としました。
この葦の会・イーゼル会・クレパス会合同の絵画展は、来月2日(火)まで伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。
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山ぶどうワインの塩完成
伊那市の農家11軒でつくる「やまぶどう生産者の会」が栽培した山ぶどうでつくったワインの風味を加えた塩「山紫ソルト」が完成しました。
28日から市内で試験的に販売します。
こちらが、山ぶどうワインから作られた塩です。
色と香りを楽しみながら、ステーキや天ぷら、おにぎり、サラダなど様々な料理に合うということです。
27日に市役所で開かれた定例記者会見でお披露目されました。
ワインを醸造した伊那ワイン工房の村田純社長によりますと、塩は山形県の日本海の海水を釜で煮込み、ある程度水分を飛ばしたところに山ぶどうワインを加えて完成させたということです。
使われている品種は、信州大学農学部が開発した「信大W‐3」です。
山紫ソルトは、70g入りの瓶が税別1,000円で45本限定。
30g入りの大袋が600円、3g入りの小袋が100円で、合わせて165袋限定です。
高遠さくらホテル、伊那ワイン工房、アンサンブル伊那、みはらしファームのとれたて市場の4か所で、28日から販売されます。
伊那市では、来年度からの本格販売を目指すということです。 -
さくら祭り 16万人
今年の高遠城址公園のさくら祭りの有料入園者数は16万923人で、去年よりおよそ4万人増えたことがわかりました。
26日は、伊那市高遠町の総合福祉センターやますそで今年の高遠城址公園さくら祭りの反省会が開かれました。
今年は開花が早まる可能性を見越し3月23日に公園開きとなりましたが開花は例年並みの4月6日でした。
伊那市によりますと開花翌日から散り終わりの25日までの有料入園者数は16万923人でした。
有料化となった昭和58年以降最も少ない人数だった去年よりおよそ4万人増となりました。
期間中の10日は大雪となり積雪により倒木の危険があるとして午前10時から終日、入園規制となりました。
入園客が伸び悩む一方で、公園内で実施されたイベントは好調だったということです。
出席者からは「海外からの観光客が増えている。インバウンドにもっと力を入れる必要がある」「観光客に施設や駐車場など分かりやすい案内看板が必要だ」といった意見が出されました。
伊那市では、出された意見をもとに来年に向け対策を考えていきたいとしています。
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アルプス男声合唱団 銀賞報告
上伊那の合唱愛好者でつくるアルプス男声合唱団は23日に滋賀県で開かれた第23回「琵琶湖周航の歌」音楽祭合唱コンクールで銀賞を受賞しました。
26日は合唱団の北沢理光団長と大内丈司事務局長が伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に銀賞受賞を報告しました。
このコンクールは滋賀県高島市で作られた「琵琶湖周航の歌」を思い思いに歌い、ハーモニーを競うもので、今年は7府県から19団体が出演しました。
アルプス男声合唱団がこのコンクールに参加するのは今回が3度目で、これまでは銅賞でしたが、今回は過去最高の銀賞を受賞しました。
アルプス男声合唱団は、16年前に発足し、現在は20代から80代までの35人が所属しています。
月に2回、伊那市内で練習をしていて、イベントなどで歌声を披露しています。
白鳥市長は「今後も音楽をとおして地域を盛り上げて下さい」と話していました。
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caefe ties 施設に出張
伊那市のカフェタイズは19日、南箕輪村の特別養護老人ホーム「みなみみのわふれあいの里」で出張カフェを行いました。
みなみみのわふれあいの里のオープンスペースには、調理器具が持ち込まれ、カフェタイズのスタッフが入居者のそばでワッフルを焼きあげました。
この日はワッフルに生クリームとチョコレートソースをかけてバナナを添えた「チョコバナナワッフル」がふるまわれました。
カフェタイズは「地域に根差す」をコンセプトにしていて、上伊那の福祉施設や児童養護施設で定期的に出張カフェを行っています。 -
ボランティアコンサートで交流
伊那市の春日桂子さんと好枝子さんは25日、伊那市のデイサービスセンター春富ふくじゅ園を
訪れ、ボランティアコンサートを行いました。
桂子さんと好枝子さんは、夏の童謡や今が見頃のバラにちなんだ曲など、20曲を披露しました。
イベント後半には、高齢者が体を使ってエア楽器を表現し、盛り上がりました
義理の親子関係の桂子さんと好枝子さんは19年前に、リハビリの一環としてコーラス指導の依頼を受けたのをきっかけに、ボランティアを始めました。
2人は上伊那の障がい者施設や福祉施設を定期的に訪れ、コーラスを披露していて、春富ふくじゅ園は年に8回ほど訪問しているということです。 -
里山管理の基礎を学ぶ
上伊那地域振興局は、里山管理の基礎を学ぶ講習会を箕輪町の番場原公園で24日、開きました。
この日は、地域住民や、山を管理する住民あわせて50人余りが参加しました。
講習会は、森林税を活用し、身近な里山の管理方法を学んでもらおうと、上伊那地域振興局が開きました。
講師を務めたのは、長野県林業総合センターの小山泰弘さんです。
参加者たちは始めに、森林を外から見て、木の育ち方の違いなどを学びました。
その後、参加者たちは木のそばに近づき、森林の為に残すべきものと木材にしてよいものの見分け方を学び、森林の管理の基礎について理解を深めました。
地域振興局では、今後も定期的に里山整備の講習会を各地で予定しているということです。
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南中生が広告制作を学ぶ
南箕輪村の南箕輪中学校の生徒は21日、キャリア教育の一環として地元の観光についてPRするため、広告制作について学びました。
この日は南箕輪中学校の3年生153人がクラスごと6班に分かれ、課題広告について意見を出し合いました。
生徒たちは身近にある商品のキャッチコピーなどについて検討していました。
講師を務めたのは、上伊那で木工業などを展開している株式会社やまとわのデザイナー奥田悠史
さんです。
奥田さんは「広告の中に自分が本当に伝えたいメッセージを込めることが大切だ。」と、生徒に呼びかけていました。
南箕輪中学校の3年生は、今年度の総合学習で、南箕輪村の観光地をPRする「南箕輪村広告大賞」と題した広告を作成します。
広告制作を通して、地域の大人との関りを深めたり、ふるさとについて学ぶということです。
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グレイスフル箕輪 義援金寄付
箕輪町上古田の老人福祉施設・グレイスフル箕輪は、4月に行われた花街道まつりで集めた義援金を、北海道の地震の被災地に送ります。
25日は、グレイスフル箕輪の利用者3人が役場を訪れ、白鳥政徳町長に義援金を手渡しました。
施設の利用者は、花のキーホルダーや匂い袋などを作り、4月14日に行われた第9回花街道まつりで販売したということです。
グレイスフル箕輪では、利用者が楽しく作ったものを少しでも被災地の復興に役立ててもらおうと、売上金2,150円を寄付しました。
その売上金は、去年発生した北海道胆振東部地震の被災地に送られるということです。
白鳥町長は「確実に被災地に届けます。これからも元気に頑張ってください」と話していました。
義援金は、日本赤十字社長野県支部を通して被災地に送られます。
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まほらいな市民大学 学生が自ら講座を企画
まほらいな市民大学の学生でつくる学生自治会の自主講座が24日に、伊那市のいなっせで開かれました。
今回は初めて、学生自身が企画・運営をする手作りの内容で行われました。
講座では、病気に負けない気持ちの持ち方や、どう乗り越えてきたかを知ってもらおうと、がん治療経験者が話をしました。
このうち、学生自治会長の平岩髙嶺さんは、前立腺がんの経験を話しました。
平岩さんは「6年前に前立腺がんと分かり手術を受けた。医師が直接メスを持たないロボット手術のお陰で術後の痛みが少なく回復が早かった」と話しました。
講座では他に、参加者全員で歌を歌ったり、地元出身の音楽家が演奏を行いました。
学生自治会では、今後も学生それぞれが講師となるような企画を考えていきたいと話していました。