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「九条の会」呼びかけで戦後70年 映画上映へ
憲法9条を守り戦争のない平和な社会をつくろうと活動している伊那市内の「九条の会」は、来月実行委員会を立ち上げ、戦後70年を記念して満蒙開拓をテーマにした映画の上映会を7月に開きます。 15日、伊那市狐島の生協総合ケアセンターいなで、映画上映を行う実行委員会の準備会が開かれ、九条の会の呼びかけで集まった、伊那市や箕輪町、駒ヶ根市の住民18人が参加しました。 上映を予定している映画は、「望郷の鐘 満蒙開拓団の落日」です。 下伊那郡阿智村出身の主人公、山本慈昭は、敗戦間近に満州へ渡りシベリアに抑留されました。 帰国後は中国残留孤児の救済に生涯を捧げたという事です。 参加者からは、「小さな子供もたくさん犠牲になったので、小中学生や子育て中の母親にも見てもらいたい」などの意見がでていました。 準備会では来月1回目の実行委員会を開き、7月中の上映会開催を予定しています。
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高遠城址公園 桜の開花予想4月11日
民間の気象予報会社ウエザーニューズは今年の桜の開花傾向を発表し、高遠城址公園の開花は4月11日と予想しています。 それによりますと、高遠城址公園の開花は、過去5年の平均より3日遅い4月11日となっています。 5部咲きは4月14日、満開は4月16日と予想しています。 ウエザーニューズでは、3月以降気温が平年より高くなる日が予想される事もあり、桜の開花は例年並みかやや早くなるとみています。
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東春近に古墳公園整備へ
伊那市東春近の住民有志は住民の憩いの場や自然観察などに利用してもらおうと2月から東春近中央保育園の東側に古墳公園を整備します。 東春近中央保育園の東側の一段上の丘には今から1500年前の古墳があります。 ここは古い木々がたくさんあったことから老松場の丘と呼ばれています。 古い小道や古墳などを復元し住民の憩いの場にしようと地元有志が整備委員会を発足させました。 17日は、委員会のメンバーが視察に訪れ今後の作業の内容などを確認していました。 委員会によりますと老松場の丘には7つの古墳があるということです。 現在は、木に隠れて古墳の場所が確認できないということで、今後は周辺の樹木を伐採し芝を張り保護するということです。 また、現在の自然を生かしながら小さい枝を切り開き、ウッドチップを敷いて小道を作る計画です。 国の交付金などを活用し3年計画で整備する計画です。 委員会では、保育園児の遊び場や小学生の自然観察など地域の憩いの場となる公園づくりを進めていきたいとしています。 古墳公園の整備作業は2月の下旬から始まります。
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信州大学農学部 ジャム販売開始
南箕輪村の信州大学農学部の学生が実習の一環で育てた果物を使ったジャムの販売が17日から始まりました。 ジャムは、食料生産科学科の2年生が実習の一環で育てた果物を1月に加工したものです。 販売初日の17日は、朝から多くの人が買い求め、中には40個の注文をした人もいたということです。 ぶどうやいちご、ブルーベリーなど19種類1万2千個を用意しているということです。 一部のブドウとはちみつは1人1個限定で、無くなり次第販売は終了となります。 信大農学部では「果物の特性を生かして甘みと酸味のバランスを引き立てています。無添加で果物そのままの味を楽しんでもらいたい」と話していました。 ジャムの販売は、平日の午前8時45分から午後5時まで生産品販売所で行われています。
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活動の集大成 シルバー会員作品展示会
伊那市の伊那広域シルバー人材センターでは会員による作品展示会が開かれています。 会場には会員52人の絵画や書道、写真のほか手芸品や陶芸など172点が並んでいます。 展示会は作品づくりの集大成として毎年開かれていて今回で22回目となります。 伊那広域シルバー人材センターでは「回を重ねるごとに作品の質が充実してきている。会員の自信作を見てもらいたい。」と話していました。 この作品展は19日木曜日まで開かれています。
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待ちわびた愛好家 渓流釣り解禁
天竜川水系で16日から渓流釣りが解禁となり、この日を待ちわびた愛好家が釣りを楽しんでいました。 渓流釣りはイワナ、ヤマメ、アマゴなど「ます類」を対象とした釣りで毎年10月1日から自然繁殖保護のため禁漁となります。 5か月ほどの禁漁期間が過ぎた16日、伊那市の小沢川では早朝から釣り人が糸を垂らしていました。 伊那地域の気温は午前7時にマイナス5.9度まで下がり寒い朝となりましたが川に入った人たちは魚との駆け引きを楽しんでいました。 天竜川漁業協同組合では解禁に向け伊那市高遠町の藤沢川、山室川、長谷の黒川、箕輪町の沢川などにアマゴの成魚およそ500キロを放流していて、その他の川についても3月中旬以降放流を予定しています。 一般魚遊漁料は年間6,600円1日券は1,100円。 現場での販売は2,100円となっています。
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旧井澤家住宅で雛飾り展示
桃の節句にちなんだ雛人形の展示が、伊那市西町の旧井澤家住宅で行われています。 会場には、雛人形や吊るし雛など223点が展示されています。 旧井澤家住宅を管理する伊那部宿を考える会が毎年開いていて、今年で10回目です。 雛飾りは、1世紀以上前のものから最近のものまで様々で、時代ごとつくりの違いを見ることができます。 中でもこの押し絵雛は、旧井澤家住宅の土蔵から見つかったもので、江戸時代後期のものとされています。 雛飾りの展示は、来月3日火曜日まで、旧井澤家住宅で行われています。 1日には、雅楽の演奏会が開かれる他、2日と3日には甘酒が振舞われます。
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中村不折と正岡子規の関係を学ぶ講演会
伊那にゆかりのある洋画家の中村不折と俳人正岡子規についての講演会が、14日、伊那文化会館で開かれました。 講演会は、中村不折の生誕150年記念プレイベントとして開かれたもので、会場にはおよそ200人が訪れました。 神奈川大学名誉教授で近世・近代俳論史を専門とする復本一郎さんが「不折と子規」と題し話しをしました。 復本さんによると、不折は幕末の慶応二年1870年に東京で生まれた不折は、両親の故郷伊那市高遠町に帰り、十八歳の頃小学校の美術教師に。明治20年21歳で不折は上京し、その後1つ年下の子規と出会ったということです。 復本さんは、「子規が俳句を作るときに大切にしていた考え方写生論に不折が大きな影響を与えた」などと2人の関係について話しました。 伊那文化会館では、21日土曜日から不折にちなんだ小学生の書道展を企画していて、伊那市が生んだ芸術家として関心をもってもらいたい」話していました。
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箕輪中給食室工事現場で重傷労災事故
13日午前11時40分頃、箕輪町の箕輪中学校給食室の工事現場で、諏訪郡の40歳の男性作業員が太ももの骨を折る重傷労災事故がありました。 伊那警察署の発表によりますと、ケガをしたのは諏訪郡下諏訪町の40歳の男性建設作業員です。 事故は、13日午前11時40分頃箕輪中学校の給食室建設工事現場で、男性が高さおよそ5メートルの足場から地面に転落したものです。 男性は、左太ももの骨を折る大けがを負いました。 伊那警察署では、重傷労災事故として調べを進めています。
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洋らんの花を咲かせる会 展示会
上伊那を中心とした洋らん愛好者でつくる、洋らんの花を咲かせる会の展示会が14日と15日の2日間、箕輪町富田のガーデン和らぎで開かれています。 会場には、白や黄色、紫など色とりどりの洋らん、およそ340点が展示されています。 洋らんの花を咲かせる会は、年に一度活動の成果を見てもらおうと展示会を開いていて、今年で14回目です。 会では、「会員が一生懸命咲かせた花を見て、一足早い春を感じてほしい」と来場を呼び掛けていました。 洋らん展示会は、15日まで箕輪町富田のガーデン和らぎで開かれています。
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第8回伊那西高校芸術フェスティバル
伊那市の伊那西高校の生徒の作品展「第8回伊那西高等学校芸術フェスティバル」が、かんてんぱぱホールで開かれています。 会場には、美術、書道、家庭科、写真、折り紙・工芸の各クラブの作品と、授業の選択学習で美術や書道などを学んでいる生徒の作品およそ200点が並んでいます。 展示会は生徒たちの1年間の発表の場として毎年開かれていて今年で8回目です。 作品には、制作者のコメントが添えられていて、作品に対する思いを綴っています。 今年は初めてチャリティーコーナーが設けられ、募金は東日本大震災で被災した岩手県大槌町の子ども達が集う「子ども夢ハウス」に贈るということです。 生徒は「作品を楽しみながら日ごろの活動や部活動の活躍なども知ってもらいたい」と話していました。 第8回伊那西高等学校芸術フェスティバルは、17日(火)まで伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 14日・15日の2日間は、午前10時から茶華道クラブによるお茶の振る舞いもあります。
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南箕輪村中部保育園でレストランごっこ
南箕輪村の中部保育園で、年中園児が、ほかの園児たちをもてなすレストランごっこが12日、行われました。 レストランごっこは、毎年この時期に行われています。 この日は、年中園児が、昼食にカレーを、おやつの時間にはイチゴのデザートを作って、ほかの園児に振舞いました。 来年度、年長になるための準備だということです。
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高遠だるま市 多くの人で賑わう
江戸時代から伝わる伝統のだるま市が伊那市高遠町の鉾持神社参道で11日開かれ、だるまを買い求める多くの人で賑わいました。 天候に恵まれた11日、鉾持神社参道は福だるまを求める多くの人で賑わいました。 高遠のだるま市は江戸時代から続いていて、400年以上の歴史があると言われています。 訪れた人達は、値段交渉をして気に入っただるまを買い求めていました。 毎年訪れているという会社経営者は、今年も30号の特大だるまを買い求めます。 値段交渉をし、交渉が成立すると、家内安全や商売繁盛を祈って手締めが行われました。 外国人観光客も訪れていて、だるまを買っていました。 だるま市に合わせて商店街では本町実業団による桜だるまの販売が行われました。 幸、福、合格の3種類のだるまは毎年好評で、予約も含めてお昼過ぎには全て完売したということです。 高遠町総合福祉センターやますそでは、フリーマーケットも開かれました。 だるま市に合わせて商店街を盛り上げようと始められ、今年で20回目です。 この日は県内外から多くの人が訪れ、鉾持神社参道を中心に高遠町の商店街は終日賑わいを見せました。
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だるま市を前に人形飾り並ぶ
11日のだるま市を前に伊那市高遠町の商店街では、恒例の人形飾りが展示されています。 10日の午前中は、町内の保育園児が見学に訪れていました。 今年は去年と同じ6団体の人形飾りが飾られています。 だるま市は11日、伊那市高遠町の鉾持神社を中心に行われます。
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町保育料引下げ原案通り答申
箕輪町保育園運営審議会は白鳥政徳町長から諮問を受けた保育料を引き下げる改定について10日、原案通り答申しました。 10日は、箕輪町保育園運営審議会の小林弘毅会長らが役場を訪れ原案通り答申しました。 箕輪町では、人口減少対策として子育て世代の負担軽減を図ろうと来年度から保育料を総額で6%、長時間保育料を総額で23.2%減額とする内容を諮問しました。 国の階層区分8階層に対し、町は保護者の分布の多い国の階層4,5,6階層を分割し15階層に設定し、経済的負担の軽減を図りました。 3人以上子どものいる多子世帯の保育料についても6000円を上限として減額するとしています。 町では今年4月から保育料を改定する考えです。 また、同時に意見を求められていた保育園整備計画について審議会は、木下北・木下南保育園を統合した保育園の建設と沢保育園建設の検討を同時に進めるようスケジュールを見直すことが妥当としています。 白鳥町長は「意見を元に進めていきたい」と話していました。
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ローズガーデンでバラの剪定作業
伊那市高遠町のしんわの丘ローズガーデンでは、今年のシーズンに備えての剪定作業が行われています。 しんわの丘ローズガーデンは伊那市振興公社が管理していて、10日も朝から剪定作業が行われていました。 作業は12月から始まっていて園内にある172種類、およそ2100本のバラを一つ一つ剪定していきます。 新しい芽を活かしながら満遍なく光が入るように、また風通しを良くすることで病気になりにくくするために、この時期の剪定は大切だということです。 しんわの丘は平地に比べ風が強く冬は特に冷え込むということで、公社では寒さを防ぐためビニールで覆ったり、風よけのネットを張るなどの工夫もしています。 しんわの丘ローズガーデンでは毎年6月と9月にバラ祭りが行われています。 広さおよそ9千平方メートルの敷地一帯に咲くバラを見に多くの観光客が訪れています。 今年は、雪が多く作業が若干遅れているということですが、職員たちは日当たりの良い場所から進めています。 伊那市振興公社では、「新しい芽が育ち今年も綺麗な花を咲かせてくれる。楽しみにしていて欲しい」と話していました。 バラの剪定作業は、3月の初旬まで行われます。
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上伊那地区でタウンミーティング 高齢者の社会参加を
高齢者の社会参加を積極的に進めるための上伊那地区タウンミーティングが、5日に開かれました。 これは、高齢者と社会の繋がりを強め、高齢者の居場所づくりを進めようと県などが、今年度から県内10会場で開いているもので、上伊那で開かれるのは初めてです。 この日は、シニア大学の学生を中心に100人ほどが参加しました。 長野県長寿社会開発センターの戸田千登美さんは、「今社会は、高齢者の経験や知識、包容力を求めている。一方で高齢者は自分たちの何が求められているのかわからなので、お互いの情報がやりとりできる仕組みを作っていきたい」と話していました。 平成25年3月に策定された長野県総合5か年計画では、高齢者が積極的に就業や社会参加を行う事ができる「人生二毛作社会」の実現を目指すとしています。 県では、様々な機関や組織の連携を進めるとともに、高齢者の意識改革も行っていきたいとしています。
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e-Taxで確定申告推進PR
16日(月)から平成26年分の確定申告が始まります。 9日は伊那市の伊那税務署で、自宅で簡単に手続きができるe-TaxのPRが行われました。 この日は、伊那市の伊那税務署で確定申告のPRが行われ、伊那市出身でタレントのなるみさんが、一日伊那税務署長に委嘱されました。 税務署員から指導を受け、自宅で簡単にできるe-Taxでの申告をなるみさんが体験しました。 e-Taxは、書面で行われていた所得税や法人税、消費税などの申告がインターネットを通して手続きできるものです。 体験したなるみさんも、およそ5分で申告書の作成が終わり、「簡単でした。今年は自分でやってみたい」と驚いていました。 e-Taxは、国税庁のホームページの確定申告書等作成コーナーから入力ができ、所得税や復興特別所得税などの確定申告や青色申告決算書が作成できます。
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自宅から確定申告を 循環バスでPR
16日から始まる平成26年分の確定申告を自宅から行ってもらうようPRするため、伊那税務署管内の路線バスにステッカーと中吊り広告が貼られています。 5日は、伊那バスの市内循環バスにステッカーと中吊り広告が貼られました。 このPRは14年前から毎年伊那バスの協力を得て行われています。 所得税の確定申告は、自営業や農家、年収2千万円を超える会社員などが申告するもので、申告期間は2月16日から3月16日までの1か月間です。 上伊那の受付会場は伊那市のいなっせです。 いなっせでは毎年混雑が続き、長い時で2時間から3時間待つこともあるということです。 そのため、伊那税務署では自宅からインターネットを使った確定申告を推進しています。 国税庁のホームページから確定申告書を作成することができます。
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ポレポレの丘でソリすべり
伊那市高遠町のポレポレの丘で8日、親子連れがソリすべりを楽しみました。 この催しはポレポレの丘を、年間を通して活用しようと、住民有志でつくるチームポレポレが開いたものです。 8日は親子連れおよそ60人が集まり、市販のものや木で手作りしたものでソリすべりを楽しみました。 ポレポレの丘は遊休農地を住民有志が花を植えるなどして人が集まる場所に整備したものです。 チームポレポレのメンバーでNPO法人日本冒険遊び場づくり協会の横内紀子さんは子どもの自主性を尊重し楽しんでもらう活動をしていてソリすべりもその一環として企画しました。 ビニール袋にワラを入れて作ったソリで滑る子どももいて参加者は30メートルほどのコースを楽しんでいました。 チームポレポレは月に1回この場所で季節に応じた遊びを企画していて、「子どもたちが自然の中で遊ぶ手伝いをしていきたい。」と話していました。
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高遠引持伝統の大数珠回し
五穀豊穣や無病息災を願う伝統行事、大数珠回しが8日、伊那市高遠町の引持生活改善センターで行われました。 大数珠回しは、伊那市高遠町上山田の引持集落に江戸時代から受け継がれている伝統行事で、地域の伝統を後世に受け継ごうと、引持常会が毎年行っているものです。 この日は、引持の34戸から35人が集まり五穀豊穣、無病息災などを祈願しました。 数珠は、長さ17メートル、玉の数は852個で、なかに一つ大きな玉があります。 集まった人たちは、輪になって座り、数珠を左に回しながら、南無阿弥陀仏と唱えていました。 数珠の中の大きな玉が自分の所へ回ってくると、頭を下げて願い事をしていました。 引持常会では、「これからも地域の行事を大切にして、伝えていきたい」と話していました。
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詩吟 岳風会伊那支部吟じ初め
詩吟の愛好家でつくる上伊那岳風会伊那支部の初吟会が、8日、伊那市のJA上伊那本所で開かれました。 最初に「吟じ初め」として、会員全員で吟じました。 岳風会伊那支部は、市内に13の教室があり、67人の会員がいます。 この日は、67人全員が一人だけで吟じる「独吟」という形式で、日頃の練習の成果を発表していました。 参加者の中には中学生が2人いて、これまでの練習の成果を披露していました。 参加したある女性は「健康で、楽しく詩吟ができる1年にしたい」と話していました。
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一日限定 給食メニュー味わう
伊那市高遠町の機器の制御盤などを製造する、伸和コントロールズの社員食堂に、1日限定の学校給食メニューが登場し、社員が昔を懐かしみました。 学校給食メニューが提供されたのは、伊那市高遠町の信和コントロールズの社員食堂です。 これは、先月24日から30日までの全国学校給食週間にあわせて、県教育委員会などが学校給食と食育を知ってもらおうと行ったもので、一般企業では初めてです。 出されたメニューは、鶏肉のアップルソース、枝豆と梅のご飯、糸寒天のサラダで、地域食材を使っています。 このうち、枝豆と梅のご飯、糸寒天のサラダは、平成26年度の県の学校給食コンクールで最優秀賞を受賞しています。 お昼の時間になると、懐かしそうに味わっていました。 県教育委員会では、今後もこうした機会を通して、多くの人に今の子どもたちの、給食がどのようなものなのか知ってもらいたいとしています。
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書道&ペン習字講座の展示
伊那市総合型地域スポーツクラブが開いている「初心者の書道&ペン習字」講座の作品展が、いなっせ2階八十二銀行伊那市駅前支店で開かれています。 会場には、受講生と講師の作品13点が並んでいます。 伊那市総合型地域スポーツクラブは、市内でスポーツや芸術文化などの講座を開いていて、初心者の書道&ペン習字講座は6年目です。 講師を務めているのは、伊那市日影の自宅で書道教室を開いている中斉康子さんです。 講座は、月に2回いなっせで開かれていて、受講している30代~60代の中には6年間続けている人もいるということです。 作品は、生徒達が好きな4文字を、楷書・行書・草書のいずれかで書いています。 「初心者の書道&ペン習字」講座の受講生による作品展は、3月2日まで、いなっせ2階八十二銀行伊那市駅前支店の展示スペースで開かれています。
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富県小と新山小の児童がネイチャーゲーム
伊那市の富県小学校と新山小学校の児童は、冬の自然に親しむネイチャーゲームで7日交流しました。 7日は新山小学校の校庭で、富県小の児童8人と新山小の児童1人が交流しました。 動物の特徴が書かれたカードを見て、何の動物か当てるゲームをしました。 これは、富県青少年育成会が、冬の自然に親しみ、交流してもらおうと開いているもので、今年で4年目です。 書かれている動物は4種類で、児童は4つのグループに別れて答えを考えていました。 富県青少年育成会では、「冬場は家にこもりがちだが、外で遊ぶきっかけになってほしい」と話していました。
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薪利用の促進を 伊那でシンポジウム
薪利用の現状を科学的に考え、森林を守りながら利用促進に繋げていこうと、7日、「薪利用シンポジウム」が伊那市役所で開かれました。 シンポジウムは、薪ストーブの輸入販売などを行っている伊那市高遠町のディーエルディーと伊那市が開いたものです。 会場には、およそ170人が訪れました。 シンポジウムでは、有識者による講演とパネルディスカッションが行われました。 このうち、東京大学大学院の寺田徹助教は、「伊那市では乾燥重量で3,400トンの薪が1年間に使われている。同様のエネルギーの電力が得られる発電所を建設するとすればメガソーラー級になる」などと話していました。 他に、信州大学山岳科学研究所の安江恒さんは、「伐採に適した時期は存在しないのでいつ切ってもよい。広葉樹の薪は針葉樹のものに比べ乾燥が遅い」などと、実験結果を発表しました。 ディーエルディーの三ツ井陽一郎社長は「伊那市は薪やペレットの普及率が全国でも高い地域だが、先進国に比べればまだまだ低い。普及率をあげ低炭素地域づくりを進めていきたい」と話していました。
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バレンタインデー前にケーキ教室
14日のバレンタインデーを前に、パティシエからチョコレートケーキの作り方を学ぶ教室が、5日、伊那市のいなっせで開かれました。 この日は生地から焼いて、チェリーをデコレーションしたチョコレートケーキを作りました。 講師は、市内のケーキ店フランセ板屋のパティシエ・黒河内康さんが務めました。 黒河内さんがプロの技でケーキを仕上げ、参加者がそれにならってデコレーションに挑戦しました。 この教室は、伊那市総合型地域スポーツクラブが開いたもので、昼の部と夜の部の2回に分けて開かれました。昼の部には11人が参加しました。 4年前から開かれているこの教室は、バレンタインデーを前に、気軽にケーキ作りを楽しんでもらおうというもので、リピーターも多い人気の教室だということです。 教室では味見用と持ち帰り用を作り、ケーキが出来上がると早速味見をしていました。 一人だけ男性の参加者もいて、持ち帰ったケーキは、同僚と一緒に食べたいと話していました。 黒河内さんは、「手間を惜しまなければ、ケーキ作りは自宅でも案外簡単にできます」とアドバイスしていました。 伊那市総合型地域スポーツクラブでは、市内の店の協力を得て行う料理教室などを今後も開いていくということです。
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村内3地区内でゾーン30 交通安全対策
南箕輪村は、神子柴、沢尻、南原地区内の、信大や南部小を含むエリアを、自動車の速度を30キロに制限する、ゾーン30とし、交通安全に取り組む計画です。 これは1月28日南箕輪村の大芝荘で開かれた、信州大学農学部との連携協議会で説明されたものです。 協議会には、信州大学農学部の中村宗一郎学部長や、南箕輪村の唐木一直村長らおよそ25人が出席しました。 協議会では、村が信大や地域住民から要望が出た、交通安全対策について議論が行われました。 これは、神子柴、沢尻、南原地区内の、信大や南部小に隣接する通学路などを含むエリアを、ゾーン30とするものです。 ゾーン30は、決められたエリア内を通る道路を全て30キロ規制とするもので、村ではこれまでに対象3地区で説明会を開いたということです。 3地区の区長からは、交通安全対策としてゾーン30の趣旨には賛成するが、エリアが狭いという意見が出されたということです。 協議会では、信州大学側から、部分的にでも早急に対応して欲しいと意見が出されました。 唐木一直村長は、賛成しているところは早急に対応していきたい考えを示しました。
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寒ざらしそばの実 引き上げ
寒ざらしそばの普及を目指す高遠そば組合は、1月20日に伊那市長谷の粟沢川に浸していた「寒ざらしそば」の実を、3日、川から引き上げました。 この日は、高遠町の蕎麦店などでつくる高遠そば組合のメンバー5人が、1月20日から2週間川に浸したそばの実を引き上げました。 そばの実は全て伊那市長谷入野谷産で、今年はおよそ90キロが穫れたということです。 組合によりますと、そばの実を冬の冷たい水や風にさらすことで風味や保存性を高める効果があり、アクが抜け甘みが増すということです。 組合では去年9月に、300食限定で試験的に提供しました。 今年は去年の倍の600食を提供する予定です。 引き上げた蕎麦の実は、今日から10日間天日干しにして乾燥させ、殻をむいてから蕎麦屋に持ち込むということです。 寒ざらしそばは、6月から7月にかけて、伊那市高遠町の蕎麦店、壱刻・華留運・ますやの3軒で味わうことができます。 組合では、信州の三大蕎麦の名産地の1つとされる入野谷産のブランド化を目指して、積極的に蕎麦の栽培や活用をしていきたいということです。
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恩徳寺で大護摩祈祷と福豆まき
3日は、節分です。 各地で節分にちなんだ行事が行われました。 このうち南箕輪村の恩徳寺では大護摩祈祷と福豆まきが行われました。 毎年恒例の節分会は午前6時から午後5時まで、おおむね1時間毎8回行われます。 厄除けや家内安全、商売繁盛などを祈念する大護摩祈祷の、最も人が集まる午前中の時間帯には本堂に入りきれないほどでした。 本堂では護摩がたかれ、参拝者は、手持ちバッグなどを差し出し燃え上がる炎にかざしてご利益を求めていました。 祈祷の後、恒例の福豆まきが行われました。 恩徳寺では、「鬼でも改心すれば仏になれる」とした成田山の教えにより「福は内」しか言わないのが習わしだということです。 升を持った年男と年女達が福豆や銀杏などをまくと集まった人たちは福を招き入れようと一斉に拾い集めていました。 訪れたある人は「家族が健康で過ごせる1年になってほしい」と話していました。