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市長会リニアBルート採決見送り
27日大町市で開かれた県の市長会総会で、リニア中央新幹線の県内ルートについて、伊那谷を通るBルートで推進すべきとする提案に対し、時期尚早とする意見があったため、採決は避け、意見として県にリーダーシップを求めることになった。
同行した伊那市の職員によると、伊那市を含む9つの市が、リニア中央新幹線の県内ルートについては、Bルートで推進すべきとして共同で提出した議案に対し、飯田市の牧野光朗市長と、小諸市の芹沢勤市長から、状況を見極めるべきで時期尚早などとする意見があったという。
共同提案に対し、異なる意見があったとして、この議案については採決せず、正副会長に一任された。
これにより、リニア問題については、意見として県にリーダーシップを求めていくことになった。
尚、リニア新幹線のルートは、県ではBルートに決定していて、飯田市などの今後の対応が注目さる。 -
伊那消防組合 大規模災害訓練
伊那消防組合は26日、大地震による落石と土砂崩れを想定した災害訓練を箕輪町の箕輪ダム近くで行った。
訓練は地震により土木作業員とマイクロバスが落石に巻き込まれたとの想定で行われた。
伊那消防署や箕輪消防署など22団体から約100人が訓練に参加した。
訓練は、伊那消防組合の連携を高めることと、現場でけが人の治療の優先順位を判断するトリアージの能力向上が目的。
落石の現場では2人がけがをしていて1人は崖の途中に倒れていたため、救助隊が崖を下りて救助した。
現場では救急車が上まであがれないため、ヘリコプターによる搬送作業が行われた。
また土砂崩れの現場ではマイクロバスから14人を救出し、隊員がけがの重さをチェックしながら治療の優先順位を判断していた。
現場で指揮を執った箕輪消防署の中村広署長は、「各隊からの情報が交錯してしまう場面もあったがスムーズに進行できた。実際の現場では一人ひとりの判断が重要になると感じた」と話していた。 -
トムキャロットが流しそうめん
伊那市の富県公民館の子育て学級「トムキャロット」で活動する保育園入園前の親子10組が26日、流しそうめんを楽しんだ。
トムキャロットでは、未就園児の親子を対象に、年間を通してさまざまなイベントを行っている。
保護者から「季節に合ったイベントをやりたい」という要望があり、今回初めて流しそうめんを企画した。
子どもたちは、竹の上を流れてくるそうめんを箸やフォークでつかみ、つゆにつけて味わっていた。
中には、手で豪快につかみ取る子どももいて、周囲の親子を楽しませていた。 -
伊那市長谷の民宿みらい塾で「アミーゴな午後」
伊那市長谷の民宿「みらい塾」で26日、コーヒーと音楽を楽しむ「第1回アミーゴな午後」が開かれた。
木で手作りした笛とハープを使って演奏活動をしている伊那市長谷在住のグループ「あるみかん」が演奏した。
みらい宿では、音楽を聞きながら、友人や家族と一緒に午後のゆったりとした時間を過ごしてもらおうと、今回初めて「アミーゴな午後」と題したイベントを企画した。
演奏が終わると、コスタリカ産の高級豆を使っていれたコーヒーと、ナスの洋風おやきが振る舞われ、訪れた人たちは約2時間、ゆったりとした時間を過ごした。
また、みらい塾では、ここで育てた新鮮な野菜を直売するマーケットも新しく設けた。
マーケットの設置は不定期だが、今はカボチャやスイカ、ゴーヤなどの夏野菜を中心に販売している。
みらい塾のコーヒーと音楽を楽しむイベント「アミーゴな午後」は、11月まで毎月開かれる予定で、定員は30人、料金は2千円。 -
伊那中生が将棋団体戦全国3位
将棋の腕前を競う第5回小中学校将棋団体戦全国大会で、伊那中学校の2年生3人が3位に入賞した。
伊那中学校の3人が24日、市役所を訪れ、北原明教育長に入賞報告をした。
3人は、全国から64校が出場する大会に長野県代表として出場した。
東日本大会を勝ち進み出場した決勝大会で、今回優勝した兵庫県の灘中学校に1回戦で負けたものの、3位決定戦で勝ち入賞した。
3人での出場は今回が3回目で、過去にも3位入賞などの成績を残している。
日本将棋連盟上伊那支部に所属していて、普段は伊那や岡谷、東京などでそれぞれ腕を磨いているという。
3人は、「初戦で勝っていれば優勝できたと思う。残念だけど、3位入賞はうれしい」などと話していた。 -
看護師の再就職支援研修会
看護の仕事から離れている人に現場復帰を考えるきっかけにしてもらおうと、伊那中央病院で25日から看護師再就職支援研修会が始まった。
この研修会は平成15年から実施している。今回は28日まで、病院の現状を学んだり人形を使った注射・採血などを学ぶ。
参加したのは看護師の職から離れている7人と、現在看護師として働いている1人、合せて8人。
研修会では安全な看護ケアに必要となる技術を理解するとともに看護職として貴重な人材であることを認識してもらい再就職を目指す。
初日は、伊那中央病院の看護師が最近の医療や看護士の動向などについて資料を使って説明した。
伊那中央病院の看護師は現在426人。
昨年7月から、7人の患者に対し1人の看護師がつくという看護基準が満たされた体制となり現在、看護師の数は充足しているという。 -
大泉ダムで水難救助訓練
伊那消防署は25日、水難事故に備えた救助訓練を南箕輪村の大泉ダムで行った。
署員12人が参加し、救助に使うロープを対岸に飛ばしたり、溺れた人を助ける訓練をした。
対岸までロープを飛ばす道具は、空気の圧力を利用するのもので、署員らは組み立ての手順や発射方法の確認をしていた。
このほか、人が溺れたとの想定でボートを使った救助訓練もあった。
溺れた人を助ける時は、ボートの転覆に気をつけることが重要で、署員らは慎重にボートを近づけ救助にあたっていた。
伊那消防署では、「雨が降ったときなど、川は急に水かさが増す時がある。水辺で遊ぶ時は、危険が潜んでいることを頭に入れておいてほしい」と話していた。 -
ベビーマッサージ体験
南箕輪村の子育て支援施設「すくすくはうす」で25日、親子がベビーマッサージを体験した。
ベビーマッサージは今回が初めてで、0歳児を対象に8組の親子が参加した。
指導したのは、「すくすくはうす」で体操を教えている南箕輪村の伊藤千寿子さん。
ベビーマッサージは、リンパの流れをよくして赤ちゃんの発育を促進すると同時に、親子のスキンシップを図るというもの。
お母さんたちは、赤ちゃんの足やおしり、胸などをやさしくなでていた。
伊藤さんは、「お母さんの手を当てるだけで赤ちゃんは安心する。やさしくマッサージしてあげてください」とアドバイスしていた。
参加したある母親は、「子どもが喜んでいたので、家でもやりたいです」と話していた。 -
新型インフルエンザ集団発生 上伊那の事業所
県は24日、上伊那で2例目となる新型インフルエンザの集団発生が確認されたことを発表した。
発生場所は上伊那郡内にある製造業者。今月18日に発症を確認し、22日に新型インフルエンザと確定された。 -
大芝高原まつり花火大会
上伊那の夏の花火大会を締めくくる、南箕輪村の大芝高原まつり花火大会が22日に開かれ、会場を訪れた人達が大芝高原上空に上がる大輪の花を楽しんだ。
この日、大芝高原の夜空には62番組およそ千発の花火が打ち上がった。
今年の花火大会は不況の影響を受け協賛金、協賛企業が前年に比べ3割程度減少し、番組数も前年より14番組少ない62番組となった。
しかし、不況の影響を感じさせない豪快な花火が大芝の夜空に打ち上がり、会場を訪れた人たちを魅了していた。 -
植物観察で高原満喫
箕輪町の萱野高原で23日、植物観察などで夏の高原を楽しむ「まるごと高原講座」が開かれた。
箕輪町郷土博物館が開いた講座で、町内の30人が高原を散策した。
植物に詳しい信州大学農学部の荒瀬輝夫准教授が案内した。
荒瀬さんは、ヤドリギの葉を見せたり、その実は粘りがあることなどを説明した。
また食べられる植物を見つけては、食べ方や味などを紹介していた。
参加したある女性は、「さわやかな高原を歩きながら植物の勉強ができてよかった」と話していた。 -
朝食レシピコンクール 6点表彰
伊那市食育推進会議による初めての朝食レシピコンクールが23日、伊那市保健センターで開かれ、6人が表彰された。
この日は、伊那市などに暮らす応募者23人の中から書類選考で選ばれた6人が実際に朝食を作り、試食審査が行われた。
コンクールでは、30分以内に調理でき、4人分2千円以内の朝食レシピを募集した。
栄養バランスや調理時間などの観点から、大人の部と子どもの部でそれぞれ3人のレシピが選ばれた。
レシピは、はんぺんに具を詰めて焼いたり、スープに野菜をたくさん入れるなど工夫されていた。
食育推進会議の委員らが審査し、順位はつけず、6人それぞれに賞が贈られた。
食育推進会議の山本一夫会長は、「栄養のバランスもよく、おいしかった。これをきっかけに朝食を食べることや食育にさらに関心を持ってほしい」と話していた。
今回応募のあった全員のレシピは、伊那市のホームページに掲載されるほか、10月4日の健康まつりで発表される予定。 -
東春近子育て学級がおやつ作り
伊那市の東春近公民館で活動する子育て学級の親子が24日、地元の女性たちに教わりながら、おやつ作りに挑戦した。
伊那市などが実施している健康増進事業の一環で、子育て学級の親子13人が、東春近地区の女性に教わりながら、豆腐の入った白玉や野菜を使ったピザを作った。
同じ地区に住んでいながら、普段あまり関わる機会のない世代と交流を深めてもらおうと、東春近地区で保健委員として活動している女性たちにも協力してもらった。
母親たちは、同じ班の保健委員に作り方を教わりながら、子どもと一緒におやつ作りを楽しんでいた。
出来上がった料理は、皿に盛り付け、みんなで味わっていた。 -
ヘブンリーブルー見ごろ
箕輪町上古田の遊休農地で、青いアサガオ・ヘブンリーブルーが見頃を迎えている。
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児童と園児がプールで交流
伊那市の富県小学校の1年生と、富県保育園の年長園児が、20日小学校のプールで交流した。
この日は、1年生28人、年長児35人が交流した。
プールの中でおにごっこが行われ、タッチされた子ども達が次々に水泳帽を脱いでいた。 -
会津若松と伊那市の子供が交流
保科正之公にゆかりのある伊那市高遠町と福島県会津若松市の子どもたちが17日、交流した。
会津若松市の6年生約70人が伊那市を訪れ、高遠小学校の6年生と交流した。
歓迎の式では、高遠小学校の高遠囃子クラブの子どもたちが高遠囃子を披露した。
高遠町は、保科正之が7歳から26歳までを過ごした地。保科正之はその後、福島県の会津若松藩主となり、高遠時代の家来を連れて会津若松へと移り住むが、その時、高遠の文化も一緒に伝えたとされている。
こうした歴史的背景から、旧高遠町と会津若松市は、友好都市提携を結んでいて、合併後は伊那市が提携を結んでいる。
子どもたちの交流は合併後初で7年ぶり。
野外では、ゲームをしながら手作りした名刺を交換して、交流を深めていた。 -
箕輪町長寿者訪問
9月21日の敬老の日を前に、箕輪町で長寿者訪問が始まった。
18日は、平澤豊満町長が88歳以上の長寿者を訪問した。
このうち沢に暮らす町内最高齢の小野美知子さんには、花束と記念品が贈られた。
小野さんは明治39年生まれの103歳で、娘夫婦と暮らしている。
好き嫌いなく何でも食べ、特にウナギや野菜が好きという。また歌が好きで、テレビの歌番組を楽しみにしているという。
「おいしいものをいただいたり、楽しく暮らさせてもらってありがたい。幸せでね。1日1日尊い日をすごしています」と話していた。
8月10日現在、町内の88歳以上は531人で、このうち約300人を平澤町長が訪問するという。 -
OKAERINA祭初開催
15日は歩行者天国ミッドナイトもお盆の帰省客や地域の人達に楽しんでもらおうと、13日から15日の3日間、浴衣祭OKAERINA祭(おかえりなさい)と題したイベントが伊那市のセントラルパークで開かれた。
これは、市街地の商店主らでつくる伊那市商店街活性化イベント委員会が今年初めて開いた。
セントラルパークの有効活用を図るとともに、帰省客や地域住民に商店街に足を運んでもらい、夕涼みを兼ねてイベントを楽しんでもらうねらい。
この日は、セントラルパークを今後どのように活用したいかアンケートも行われ、訪れた人は祭りを楽しみながら、市街地の活性化について考えていた。
また15日には夜9時30分まで歩行者天国が行われた。
この日はあいにくの雨となったが、川北地区の長持ち同好会がは長持ちを担ぎながら元気良く商店街を練り歩き、歩行者天国を盛り上げた。
歩行者天国での練り歩きは今年が初めてで、メンバーは雨の中長さ12メートル、重さ約40キロの長持ちを担いで商店街の中を進んでいた。
ある関係者は「地域のイベントとして定着して、毎年楽しみにしてもらえるようなものになったらうれしい」と話していた。 -
南箕輪村田畑で伝統の「盆正月」
盆休みの延長を区長らに訴える南箕輪村田畑区の伝統行事、盆正月が16日の深夜に行われた。
盆正月は、田畑区の伝統を守る会が毎年行っているもので、地区役員の家を一軒ずつまわり、玄関先にバリケードを作って盆休みの延長を訴える。
この日は15人ほどが田畑神社に集まり、しめ飾り作りなどの準備をした。
深夜12時過ぎ、加藤忠一区長の家に現れたメンバーは、物音をたてないように注意しながら玄関前にバリケードをつくり入口を封鎖していった。
バリケードには作った正月飾りと一緒に、置きものや棚など、家にあったものを玄関前に集め、外に出られないようにした。
また、外に置いてあった軽トラックのタイヤの空気も抜いていた。
最後に玄関前に「お正月」と書くと、会員たちは次の家へと向かった。
翌17日の朝、バリケードで出入口を封鎖された家が姿を現した。
出られなくなった玄関から顔を出した区長の加藤さん。バリケードをどかしたり、隙間をくぐるなどしながら、何とか外に出ることができた。
その後、加藤さんは、早速役員らに電話し、もう一日休みにすることを伝えた。
それから家族もぞくぞくと外に出て、さまざまなもので封鎖された我が家を見て驚いていた。
作られたバリケードは、家族と手伝いに来た地区住民が協力して片付けていた。 -
箕輪町南小河内で町文化財「おさんやり」
箕輪町南小河内に伝わる伝統行事「おさんやり」が16日、行われた。
おさんやりは、町文化財に指定されていて、この日は白服で統一した地区住民30人がお舟を担ぎ2時間ほどかけて地区内を練り歩いた。
おさんやりは、区内を流れる「大堰」が天竜川とは逆に流れているため疫病や災いの原因とされ、その厄を払う目的で始まったといわれている。
お舟は人が担ぐと高さ3メートル、長さは10メートル以上、重さは600キロほどありナラやカラマツで作られている。
また練り歩きの途中の辻では舟を降ろし、民踊を披露していた。
夜になると神が宿っているとされるナラの木のおさんやりを、お舟を担いで3周する。
その後お舟落としが行われると、祭りはクライマックスを迎える。
落とされたお舟を男たちがゆすると、お舟は次第に壊れていった。
お舟の破片は、玄関に飾ると厄除けになると言われ、集まった人達は1年間の無事を祈りながら、破片を拾い集めていた。 -
「おいし伊那食育応援団」活動開始
食の大切さを子どもたちに知ってもらおうと今年3月に発足した伊那市の食育応援団が19日、保育園での活動をスタートさせた。
応援団の10人が伊那北保育園を訪れ、「早寝・早起き・朝ごはん」や噛むことの大切さなどを子どもたちに話した。
地域に密着した食育推進活動をしていこうと今年3月に発足した「おいし伊那食育応援団」は、農業生産者や栄養士、歯科医師などが集まり、月に1回学習会を開いている。伊那市食育推進計画を実際に進めていく組織として、市が独自に設けた。
この日は、初めて外へ出ての活動となった。
メンバーの一人、農業生産者の小池保光さんは、花や葉から何の野菜か当てるクイズを出し、子どもたちは知っている野菜の名前を次々に口にしながら正解を考えていた。
おいし伊那食育応援団は本年度、保育園を中心に活動することになっていて、要請があれば小中学校や企業、高齢者向けの施設も訪問するという。 -
伊那市と箕輪町でお盆成人式
今年度から、公民館単位での開催となった、旧伊那市内の成人式が14日、15日の2日間、市内各地で開催された。
このうち、トップを切って手良地区成人式が、14日に手良公民館で行われた。
手良地区では、毎年8月14日に成人の集いを開いていて、式典は集いに合わせ行われた。
今年から旧伊那市内の成人式は公民館単位の分散型で開催され、今年度対象となったのは、昭和63年4月2日から平成元年4月1日までに生まれた787人。
このうち、手良地区は、地元出身者など23人が対象で、式には20人が出席した。
式の中で伊那市の北原明教育長は「創造力と行動力を発揮し、新しい社会を造る推進力となり、可能性を信じ人生を歩んでほしい」と市長メッセージを代読した。
新成人を代表して酒井勝悟さんは「景気の悪化や環境問題など困難な社会状況にあるが、若さと情熱で乗り越え、育ててくれた地域に恩返ししていきたい」と誓いの言葉を述べた。 -
恩徳寺でサギソウ見ごろ
南箕輪村の恩徳寺で、サギ草が見ごろを迎えている。
境内には鉢に植えられたサギソウが涼しげな花を咲かせている。
サギソウは先代の住職が栽培を始め、今年は約2千本を植えたという。
今年は例年より花がやや小ぶりだということだが、鳥が羽を広げたような形の白い花は可憐に境内を彩っている。
恩徳寺のサギソウは20日ころまで楽しめるという。 -
【カメラリポート】高遠ブックフェスティバル 29日・30日開催
今月29日土曜日と30日日曜日に第一回高遠ブックフェスティバルが開かれる。
この高遠ブックフェスティバルとはどのような催しなのか取材した。 -
ハスの花見ごろ
11日の伊那市は久しぶりに青空が広がった。
山寺の茅原英男さん宅のハスが凉しげに咲いている。
ハスは、茅原さんが平成7年に友人から8株を分けてもらったのがきっかけで、現在では数えきれないほどの白やピンクの花が咲いている。
茅原さんによると今年は長雨の影響で例年より1カ月ほど遅く花が咲いた。今月いっぱい楽しめそうだという。 -
上古田保育園の園児がカレー作り
箕輪町の上古田保育園の園児たちが11日、カレー作りに挑戦した。
年長園児10人が、カレーの具となるジャガイモの皮むきなどをした。
ジャガイモは園の畑で育て、今月初めに自分たちで収穫した。
中には、初めて包丁を使う園児もいて、子どもたちはしっかりと包丁を握り、ぎこちない手つきで野菜を切っていた。
切った野菜は給食室でほかの具材と一緒に煮込み、出来たカレーは、年長園児がとりわけて全員で食べた。
子どもたちは自分たちの切った野菜の入ったカレーを味わっていた。 -
市ごみ減量化・資源化推進委員会
伊那市ごみ減量化・資源化推進委員会が11日、市役所で開かれ、重点事項である生ごみの減量化・資源化について検討が行われた。
委員会では、市民に募集したアイデアが報告された。アイデアは6件で、堆肥にする、家畜の飼料にする、乾燥させるなどだった。
生ごみの減量化・資源化の方策について委員からは、「生ごみの処理方法や生ごみ処理機の種類などメニューを示し啓発することが大事」「全家庭対象にごみの減量についてアンケートをする」「地区に出向いて住民と話し合いの機会を作る」などの意見が出されていた。
次回の委員会では、今回出された意見を基により具体的な検討を行うという。 -
ICT緊急地震速報作動
11日午前5時7分ごろ駿河湾を震源とする地震が発生し、伊那ケーブルテレビジョンが提供する緊急地震速報が作動した。
伊那ケーブルテレビジョンが観測したところ、箕輪町の地点で、地震速報は20秒前から震度3の地震を予測しカウントを始め、9秒前でP波の横揺れ、ゼロ付近で大きな横揺れが発生した。
実際の震度は2.87だったが、システムが震度3と判断して警報を流した。
伊那ケーブルテレビでは、2007年の10月1日から同サービスを開始していて、緊急地震速報が作動したのは、今月9日に引き続き11日が2回目になる。
伊那ケーブルテレビジョンでは、昨年末までに、市内の小中学校・保育園などの公共施設に約50個の地震速報システムを設置している。 -
高遠高校の前澤さん写真で最優秀賞
高遠高校の2年生、前澤れおさんの写真がこのほど、三重県で開かれた全国高校総合文化祭で、最優秀賞3作品の一つに選ばれた。
最優秀賞に選ばれたのは、前澤さんが去年の夏、自宅で撮影した作品「夏と親父の夕涼み」。
縁側でギターを弾く父親を、犬や弟らが見つめている日常の一瞬の光景を写したもので、それぞれの目線などが面白いとして評価された。
今回の文化祭には、全国から300点以上の作品が寄せられ、前澤さんの作品は最優秀賞のうち、文化庁長官賞に選ばれた。
前澤さんが本格的に写真を始めたのは高校に入ってからで、現在は写真部で活動している。
日常生活の中でもカメラを持ち歩き、数多くの作品を撮影してきたことが、今回作品を撮影するきっかけになったという。
今後は、秋に開かれる長野県高等学校写真展にも、作品を出品するという。 -
三峰川サマーピクニック2009
水と緑に触れ合うイベント、三峰川サマーピクニックが、9日、伊那市長谷の美和ダムで行われた。
三峰川サマーピクニックは、ダムが果す役割を理解してもらうとともに、上流域と下流域の住民の交流の場にしようと開かれていて今年で18回目。
長谷の美和ダムと、高遠町の高遠ダムで交互に行われていて、今年は美和ダムが会場となった。
毎年恒例となったEボート大会には、9チーム90人ほどが参加した。
この大会は全国大会への予選も兼ねていて、参加チームは声を出し、息を揃えてEボートをこいでいた。
湖では、ボートに乗っての湖上巡視や、カヌー、水上自転車など様々な体験イベントが用意され、親子連れなどが水の感触を楽しんでいた。