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おごち・長岡保育園の年長児が交流
箕輪町のおごち保育園と長岡保育園は2日、年長児交流でプールやスイカ割りなどを一緒に楽しんだ。
2園は地理的にも近く、卒園すると同じ箕輪東小学校に入学する。入学時に初めて顔をあわせるよりも、事前に会っていればスムーズに移行できるとの配慮もあり、毎年、交流をしている。
今回は、おごち保育園で1日生活。長岡の園児12人がおごちに登園した。おごちの園児7人は少し恥ずかしそうにしているところもあったが、長岡の園児はすぐになじんで遊んだ。
午前中は東小のプールで水遊びをした。おごちの園児は6回目だが、長岡は初の小学校プール。水に顔をつけられる子がほとんどで、ビーチ板を持って泳いだり、プールに投げ込んだおもちゃをもぐって拾ったり、先生に抱いてもらって深いプールにちょっとだけ入ったり、広いプールでおもいっきり遊んだ。
園児は昼食もお昼寝も共にし、おやつのスイカ割りも楽しんだ。
2園は今年、寺に一緒に探検に出かけ、今回が2回目の交流。秋にはおごちの園児が長岡を訪れ、箕輪ダムに出かける計画をしている。 -
はらぺこ保育園で流しそうめん
伊那市富県の里山で、野外活動を中心とした保育に取り組む「はらぺこ保育園」の園児たちは1日、夏の風物詩・流しそうめんを楽しんだ。
昔に比べ、体験する機会が少なくなった流しそうめんを楽しむとともに、たくさん食べて夏の体力を養うことが目的。小学校が夏休み中のため、今回は園児だけでなく小学生も一緒に参加した。
食べやすいこともあって食事が進み、子ども16人と大人数人で30束以上のそうめんを完食。ほかにも、園児らが畑で育てたトマトやキュウリなども一緒に流した。
流れてくるそうめんをはしで上手にとることができた園児は「見て、こんなに取れた」と、笑顔を見せ、口いっぱいにそうめんをほお張っていた。 -
ゆずり葉学級の灯ろう展示
南箕輪村公民館の高齢者学級「ゆずり葉学級」は6日まで、日帰り温泉施設大芝の湯に、七夕灯ろうまつりで使った手作りの灯ろうを展示している。
大芝高原で7月8日にあった七夕灯ろうまつり。祭りは5年目で、ゆずり葉学級は今年初めて参加した。
学級の時間や各家庭で灯ろう作りに挑戦。ダンボールを切り抜く形や和紙に書く絵、文字など工夫し、明かりを灯したときにきれいに見えるように内側に銀紙を張ったり、折り紙で折った朝顔を張るなど凝った仕上がりの作品もある。
灯ろう46基は、中央廊下の両側に並べて展示している。「昼間の灯ろうも楽しんでほしい」という。 -
JICA国際協力セミナー
国際教育について理解を深めてもらおうと駒ケ根青年海外協力隊訓練所(加藤高史所長)は1日、地方自治体や教育委員会の職員、現職の学校教員らを対象にした第1回国際協力セミナーを開いた。県下各地から約30人が参加して講演を聞いたり、意見交換をするなどした。県企画部国際チームの小宮山英明チームリーダーは「県としての国際化への取り組み」について講演=写真。基調講演として中部大国際関係学部国際関係学科の青木澄夫教授の「国境を越えた諸課題に対し積極的に行動力で示す人材を育てる竏鋳n球規模で考え、地域で行動する」が行われた。加藤所長は「教育に活用できるノウハウを2日間で見つけてほしい。リラックスして積極的な議論を」とあいさつした。
セミナーは1泊2日の日程で、2日目は東京大大学院総合文化研究科の木村秀雄教授の基調講演「異文化理解と適応」を聞くほか、05年に駒ケ根市の赤穂南小学校に開設された世界情報センターや、飯島町の草の根技術協力などの取り組みをテーマにしたワークショップや意見交換会などが行われる。 -
何か変??・・、電柱に信号機が
何か変なことに気付きましたか?‐。宮田村北割区の広域農道交差点に設置する信号機1機の支柱が、交通事故によって倒れ、応急処置で近くの電柱を支柱がわりにして稼動している。「電柱に信号。何かおかしいね」など、発見した一部の村民の間で話題になっている。
現場周辺は交通量が多いことから信号機を稼動する必要があり、警察や村などが中部電力に電柱への信号機仮設置を要請。先月末から使用している。
「電柱を支柱のかわりにするなんて、聞いたことがない」と複数の関係者。
支柱を立て直すまで、あくまでも緊急的な代用だが「珍しいし、記念写真でも撮っておかないと」と話す近所の人もいた。 -
横断注意、新たなデザインで
宮田村は1日までに、交通事故の危険性が高い村道2カ所に新たなデザインの「横断注意マーク」を路面敷設した。オレンジと青の目立つ配色で、子ども2人が道路横断している様子を図柄化。両路線は児童、生徒の通学路などにも使われており、ドライバーに安全運転を促していく。
広域農道と国道153号を結ぶ北割区の村道に設置。付近は大きな工場の前で大型車両を含めて頻繁に通行量があるほか、駐車場を出入りする車も多い。
もう1カ所は大久保区内で、道幅が狭く、県道から流入する車両が増加傾向。近くには新たな住宅団地もある。
ともに地元から対策を求める要望が強かった地点だが、村総務課生活環境係は「効果を見ながら、今後の設置は検討していきたい」と説明した。 -
信大農学部、構内農産物直売所の情報を発信するホームページの開設
構内農産物直売所を一般の人に広く活用してもらおう竏窒ニ、南箕輪村の信州大学農学部はこのほど、学内でつくった農産物などを販売している「生産品販売所」のホームページを開設した。ホームページには、その日の店頭に並んでいる野菜の種類、価格を掲載。8月からは、ダチョウの卵の予約販売も受け付けていく。
同学部は、教育実習の一環として学生などが作った農産物を直売所で販売しており、その代金を収入としている。
直売所には、その日の朝収穫した野菜のほか、加工ジュースなどが並んでおり、価格は市価より安くなっている。
現在はピーマンやナス、カボチャなどが並んでおり、多い時には10品目ほどが並ぶという。
生産品販売のホームページは(http://karamatsu.shinshu-u.ac.jp/start_jp.htm)
ダチョウの卵にかんする問い合わせは信州大学農学部(TEL77・1318)へ。 -
湘南やまゆり学園・自然体験教室
神奈川県内に8つの幼稚園を持つ、湘南やまゆり学園(小山昭雄理事長)は7月30日竏・日、伊那市西春近の日本幼稚園村で自然体験教室を展開した。最終日は、地元のそば打ち名人の実演を見学し、出来上がったそばに舌鼓を打った。
10年以上続く恒例に、約260人の園児らが参加。市内にある、はびろ農業公園「みはらしファーム」での乗馬や、小戸沢川でのマスつかみなどの体験に胸を躍らせた。
伊那市そば打ち名人会の六波羅修実さん(72)=西春近小出=が実演した。名人が生地を切っていくリズムに合わせ、園児たちは大きな掛け声の声援。そばを切り終えると「すごーい」との歓声がわいた。
本年で5年ほど続いている実演に六波羅さんは「やっているほうも楽しい」と喜んだ。
この日は、毎年近くの農家でトウモロコシの収穫も体験。子どもたちは、2つのアルプスの間に広がる自然の中での2泊3日の学習を楽しんだ。 -
伊那公民館 「夏休み、おいで塾」
夏休み中の小学生たちの居場所を提供する、伊那公民館の新事業「夏休み、おいで塾」が31日から、5日間の日程で始まった。公民館に集まった児童らは、宿題や自由研究などの学習のほか、レクリエーションなどをして休日を過し、交流を広げていく。
同公民館管内の伊那小など4小学校の1竏・年生が対象、定員人数30人を上回る52人が参加。長期休業中、子どもだけで生活する家庭が多くなっている現状に対応する目的で企画した。
昼食を持参した児童らは、午前中に自主学習をし、午後はニュースポーツ体験や工作などをして生活。指導は公民館職員など、元小中学校教師のボランティア14人が日替わりで受け持つ。
午前中、児童たちは仲間や講師から助言をもらいながら自主学習。伊那東小2年の中山亮君は算数の宿題に取り組むが「運動が楽しみ」と、午後のスポーツ体験が待ち遠しい様子だった。
武田登公民館長は「上級生は下級生の面倒を見てほしい。学校も違う、異年齢の集まりの中で体験できることが大切」と話していた。 -
【記者室】放置自転車整理
駅の駐輪場に放置されている自転車の整理作業があった。箕輪町内の駅3カ所で合計37台。持ち帰りを求める警告札を付けた後、実際に持ち帰ったのはわずか1台。結局36台もの自転車を町が回収した▼年1回の整理作業で、昨年と台数はほぼ同じ。毎年30台を超える自転車が放置されているのが現状だ。警察によると、盗んだ自転車を放置するケースもあれば、使えなくなって捨てているケースもあるという。防犯登録によって判明した持ち主に引き取りを求めても、なかなか取りに来てくれないようだ▼自分の足として利用し、大いに役立っていたであろう自転車を、所有者は責任持って片付けるべきだろう。処理の面倒さから公共の駐輪場に放置するのは論外である。(村上記者)
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農村生活マイスター、「輪の会」が収穫喜ぶ
南箕輪村の農村生活マイスターと、農業と食を考える「輪の会」は7月30日、大泉川南のほ場で栽培しているジャガイモや枝豆などを収穫した。
農作業体験を通して、収穫や食べる喜びを味わおうと、新しく企画した「作って食べよう!みんなの畑」の第2回。ほ場では、コンニャクイモ、インゲン、トマト、スイカ、カボチャなど10種以上を栽培していて、初回の5月に種まきや苗植えをした。
この日は約10人が参加し、トウモロコシやジャガイモなど、立派に実った野菜を収穫。採れたてを蒸して味わい、収穫の喜びをかみ締めた。
次回は10月下旬に、サツマイモやコンニャクイモを収穫する。サツマイモはその場で焼きイモにして食べ、コンニャクイモは年末ころに予定している最終回でコンニャク作りを計画している。 -
飯島地区戦没者慰霊祭
飯島町の飯島地区は30日、戦没者慰霊祭を招魂社で開いた。関係者約10人が参列し、玉ぐしをささげるなどして戦没者の霊を慰めた=写真。茅野建夫宮司の祝詞が響く中、参拝者らは頭を垂れて戦没者の無念に思いをはせながら、平和の世のありがたさをじっとかみしめていた。
招魂社には西南の役から太平洋戦争までの飯島地区出身の戦没者約280柱の魂が祭られている。 -
箕輪町松島
天竜川堤防決壊個所の緊急復旧工事完了7月の梅雨前線豪雨により決壊した箕輪町松島の天竜川堤防の緊急復旧工事が31日午後3時、完了した。国土交通省天竜川上流河川事務所が発表した。
緊急復旧工事は、被災前の堤防機能を確保するためのもので、盛土、連節ブロック張り、舗装などを施した。
同事務所は工事完了により、18日午後10時から継続していた非常体制を解除した。 -
ながた自然公園営業再開
一部施設を除き利用可梅雨前線豪雨により被害をうけた箕輪町長田のながた自然公園が、一部施設を除き営業を再開した。
利用できるのは、マレットゴルフ場「ながたコース」、テニスコート3面(北側ナンバー5、4、3)、キャビン、ツリーハウス、テントサイト、アスレチック、焼肉場。
マレットゴルフ場の自然公園コースは利用できない。
自然公園内にはまだ危険個所が何個所かあるため、みのわ振興公社は、「立ち入り禁止区域には絶対に入らないでください。区域外でも雨の日は特に注意してほしい」と呼びかけている。
また、マレットゴルフ場の混雑が予想されるため譲り合ってプレーしてほしい-と協力を求めている。
公社が管理するかやの山荘、かやの高原の利用再開は未定。 -
宮田村育成会飯ごう炊さん
宮田村の各地で30日、村内12地区の育成会がそれぞれ飯ごう炊さんを楽しんだ。恒例のマスつかみは村漁業組合の都合により、今年は中止とした地区が多かった。
例年班ごとに実施していた町二区は、今年は1カ所に集結。太田切川の河畔で約60人の親子が飯ごうを使っての食事作りや自然の中での遊びを楽しんだ。石でかまどを作り、川原から拾ってきた流木を燃やして大人も子どもも総出で料理の準備=写真。子どもたちは「次は何をすればいい?」「次は?」と矢継ぎ早に大人たちに仕事を催促するなど、目を輝かせて生き生きと動き回っていた。中には飯ごうを知らない子どももいて「これで本当にご飯ができるの?」と不思議そうな表情を見せていた。 -
南箕輪村防犯協会総会
南箕輪村防犯協会の06年度総会は27日、村民センターで開き、協会の組織体制や活動などを協議した。
組織は、村内事業所・企業、駐在所連絡協議会、保護司会、少年友の会、青少年健全育成会村民会議、信州大学農学部、上伊那農業高校、南箕輪小・南部小・南箕輪中学校、教育委員会、安全管理者協会南箕輪部会、交通安全協会、村消防団、村郵便局、区長会、村議会、地区防犯部会の各代表で構成。会長は村長、副会長は区長会長と消防団長が務める。登録制の防犯パトロールボランティアは、情報提供や地区防犯部と協力体制をとる。
06年度の活動計画は▽夏の地域安全運動(8月1日縲・0日)=防犯・防火診断の実施、各地区防犯部長・女性部長が中心となり防犯活動▽放置自転車の警告活動(10月上旬)▽全国地域安全運動(10月11日縲・0日)▽防犯ポスターコンクール(10月中)▽年末特別警戒(12月中)▽自転車・オートバイ盗難防止月間で各地域の状況把握(07年3月)-。 -
駒ケ根市で親子昆虫教室
駒ケ根市立博物館は30日、親子昆虫教室を同市東伊那のふるさとの丘で開いた。市内の9家族・20人が参加し、昆虫の採集方法や標本の作り方などを楽しく学んだ。
講師の市誌編集委員田中邦治は虫捕り網の上手な使い方について「チョウなどは特に羽を傷つけないように、止まっている虫の上からすばやく網をかぶせると良い」などと伝授。捕った昆虫を持ち帰る際に傷つきやすい羽や触覚などを保護するため、昆虫を入れる三画紙の作り方も教えた。
参加者は虫捕り網を持って近くの林に繰り出し、お目当ての昆虫の居そうな場所を田中さんに教えてもらった=写真。子どもたちは思い思いの場所に分散し、覚えたばかりの方法でチョウやトンボなどを上手に捕まえていた。 -
伊那公民館講座 絵手紙教室
2001(平成13)年度から始まる、伊那公民館講座「絵手紙教室」。現在は50竏・0代の女性約40人が月一回集まり、2月までの全10回の教室で絵手紙を学んでいる。
本年度は参加定員20人のところ、希望者を上回る人数が参加。A、Bの2クラスに教室を分けるほどの人気ぶりだ。
初めて筆を持つ初心者ばかりの受講生たちは、送る相手を思いながら、はがきに絵を描いたり、一言を添える作業を楽しんでいる。
「普通の絵を描くのは才能がいるが『下手でもいいから』というのが気楽」「誰にでもできる、親しみやすさがある」竏窒ネどが、受講理由になっている。 -
殿島橋の撤去と西春近大橋交差点の歩道橋設置と歩行者用信号機の運用開始
大雨の影響により沈下した伊那市西春近にある殿島橋の橋脚2基とその上部約60メートルの撤去作業が進んでいる。
当初は、30日までにすべての作業を終了する予定だったが、河川の流量が多く、河道変更などに時間がかかったため、工事は2日に終了する見込み。
今後、残った橋も撤去する予定だが、具体的な日程の目途は立っておらず、新しい橋をつくることも含め、他機関と調整しながら協議を進める。
また、殿島橋が小中学生の通学路となっていたことに配慮し、新たな通学路を確保するために作業を進めてきた春近大橋への横断歩道設置と、橋と国道153号の春近大橋西交差点への歩行者用信号機の設置工事が31日、完了し、運用開始となった。
歩道は、橋の路側帯を1・25メートル広げ、緑色の塗装を施した。伊那建設事務所は「車道は大型トラックが行き交うことのできる幅」としているが、実際、大型トラックが相互通行しようとする場合、歩道に乗り出さざるえない状況。歩行者の安全確保が求められる。 -
伊那市・手良交通安全協会が教室
伊那市の手良交通安全協会(上島敏夫会長)は28日、手良小学校校庭で、恒例の「電動車いす高齢者交通安全教室」を開いた。地区内の80歳代の同車いす利用者11人が集まり、運転方法を学びながら、交通安全の意識を高めた。
「夏の交通安全やまびこ運動」(25竏・1日)の一環行事、市内でも同地区だけが実施している4年目の取組み。「講習を通して、自分の身は自分で守ることを学ぶ」(上島会長)ための、運転指導講習を目的としている。
この日は、介護保険事業所「エフテック」(長野市)の社員を招き、電動車いすの安全点検や、運転指導を受けた。実際の道路を想定するため、校庭にカラーコーンを配置し、運転技術と交通ルールを学んだ。
同社によると、同車いすの交通事故の要因で最も多いのは「ハンドル操作の未熟」。参加者らは、並べたカラーコーンの間を通る蛇行運転の練習などをして技術を磨いた。
伊那安協の原義一会長は「安全に走行することが事故に遭わないためには必要。また、その日の体の健康状態を確認してから運転を」と呼び掛けた。 -
吹奏楽コンクール中南信地区大会・A編成
第46回県吹奏楽コンクール中南信地区大会の高校部門A編成が7月30日、伊那市の県伊那文化会館であり、参加19校が県大会進出を目指して、日ごろの練習の成果を競った。
A編成は50人以内で、「架空の伝説のための前奏曲」「吹奏楽のための一章」など課題曲4曲のうちの1曲と自由曲1曲を演奏。プロの演奏者ら7人が技術や表現力を基準に審査し、12日に長野市の県民文化会館で開く県大会への代表10校を選んだ。
上伊那からは伊那北、伊那弥生ケ丘、伊那西、赤穂の4校が出演し、それぞれダイナミックに音色を奏でた。赤穂が県大会進出を決めた。
プログラムの最後には、昨年までに3年連続全国大会に出場した松本美須々ケ丘高校の招待演奏もあった。 -
上伊那郷土館で夏休み体験学習教室
伊那市の上伊那郷土館で7月30日、夏休み体験学習教室「土器作りにチャレンジ」があり、上伊那の親子や小学生約50人が縄文土器作りに挑戦した。
地域との交流の機会とし、郷土館や考古学への関心を高めてもらおうと2年目。参加者は、富県の三ツ木遺跡や御殿場遺跡など上伊那の遺跡から出土し、郷土館で保管している土器や石器を見学。職員から縄文時代の人々の暮らしや土器の特徴などを学んで、実際に体験した。
練った粘土で作った円盤状の底に、ひも状にした粘土を輪にして積み上げ、わらや竹などで模様付け。子どもたちは夢中になって思い思いの土器を作った。郷土館で乾燥させ、11月に野焼きをして完成させる。
歴史に興味があり、モノ作りも好きという手良小4年の蟹澤功樹君(9)は母親と一緒に参加。「作ってみるとなかなか上手くいかないから、昔の人はすごいと思った。完成が楽しみ」と話していた。
同郷土館は体験学習教室の一環で同日夜、駒ケ根市で野鳥観察教室も開いた。 -
三峰川で市民団体などアレチウリ駆除大作戦
外来植物アレチウリの駆除大作戦が30日、伊那市内の三峰川周辺5カ所であり、市民団体や地域のボランティア約150人が作業に汗を流した。
アレチウリは、ウリ科の一年草。繁殖力が強く、在来の草花や木々を覆い枯らすなどして景観を荒らす。一年草の性質を利用して、種ができる時期の前に根絶することが有効とされている。駆除大作戦は、市民団体などが立ち上がり、8年前から活動している。
今年は梅雨前線による豪雨の影響で河川敷には入らず、上流の長谷地域から天竜川合流点近くの市街地まで、繁茂する5カ所に分かれて作業。参加者は絡み合った長いつるを根元から一本一本引き抜いた。
実行委員長で、市民団体「三峰川みらい会議」代表の織井秀夫さんは「地域が力を合わせて活動することが大切。三峰川流域は着実に(駆除大作戦の)成果がみられている」と話していた。 -
箕輪町内駅駐輪場の放置自転車を回収
箕輪町住民環境課は28日、町管理の駅駐輪場の放置自転車整理作業で、5日に持ち帰りを求める警告札を付けた自転車で依然として放置されていた36台を回収した。
駅駐輪場は木ノ下駅、伊那松島駅、沢駅の3カ所。指定期日になっても持ち帰らない場合は放置物件として処理する内容を記した警告札を付けた自転車は37台。持ち帰りは松島駅で1台のみだった。
回収作業は伊那警察署箕輪町警部交番、JR東海伊那松島駅と木下区関係者が立会った。自転車はしばらくの間、町施設で保管し、その後クリーンセンター八乙女で処理する。 -
南箕輪村と南箕輪建設組合が災害協定締結
南箕輪村と南箕輪建設組合(白鳥義勇組合長)は27日、災害・除雪等緊急時における復旧協力の協定を締結した。建設組合はこれまでも村に協力しているが、今回の梅雨前線豪雨を機に改めて協定書を交わした。
協定は、災害などの発生や未然防止が必要なときに村内の公共施設や道路など応急復旧業務のため緊急出動する目的。村の要請に応じて公共施設などの応急復旧、応急除雪作業、応急復旧用の機械器具や資材の提供などに協力する。
組合は村内の11社で組織。今回の豪雨でも全社の40数人が、土のう積みをはじめ村の安全のため夜を徹して作業した。
役場での協定締結には組合の白鳥組合長、原光次副組合長、会計の堀正秋さんが出席した。
唐木一直村長は、「信頼関係の中でこれまでも協力してもらってきたが、今回も寝ないで作業してもらい本当に助かった」と感謝し、「災害はいつ起こるかわからない。引き続き協力をお願いしたい」とあいさつした。白鳥組合長は、「村の財産を守るためしっかり体制を整え全面協力したい」と話した。 -
災害復興支援重点日
北小河内中村地区でボランティアが作業箕輪町災害復興支援重点日の29日、土石流被害のあった北小河内中村地区で、町災害支援ボランティアセンターに登録したボランティア229人が、土砂の搬出や外壁、サッシの掃除などに取り組んだ。
ボランティアセンターは町民のボランティアを募り、27日から本格的な支援を始めた。29、30日を町災害復興支援重点日とし、集中的な手伝いを計画。ボランティアのほか地元区民らも参加した。
中村地区住民の要望に応じてボランティアを配置。土砂の搬出が主で家の周りや庭、車庫などにたまった土砂を運び出した。土砂は固まっているためかき出すだけでも一苦労。重い土砂を一輪車で何度も運ぶなど、汗をかきながら進めた。町保健福祉課による消毒作業も同時に行われた。
住民は、「ボランティアの人が毎日来てくれるおかげで、ここまで片付いてきた。本当に助かる」と話していた。
町内のほかの被災地域は、地元住民で対応するとしてセンターに派遣要請はなく、北小河内地区のみに派遣した。30日は約130人が作業する予定。
ボランティアセンター(ニューライフカタクラ跡地)は、町民のボランティア登録を受け付けている。登録は同センター(TEL090・2149・3551)へ。 -
どんちゃん祭り開幕
みんなでワッショイ、子どもも大人も女性も男性もみんなで集えば元気が出る-。中川村民が総力を結集する「第15回どんちゃん祭り」は29日、中川牧ケ原文化公園を会場に開かれた。みこしや花火、太鼓、踊りにと、1大イベントにかける村民の心意気を示した。
曽我村長のあいさつ、鈴木村議会議長の発声で乾杯、陣馬子供連が太鼓を響かせ、祭り幕開け。
特設ステージでは子どもたち、お待ちかね
の「カッセイカマンショー」。悪の組織「フキョーダ」を正義のヒーローカッセイカマンがやっつける。子供も大人も身を乗り出して、ステージと一体になって、ショーを楽しんだ。
ダイスケによる大道芸、歴史ある中川バンドや少年ふるさと教室の太鼓の演奏に続き、陣馬太鼓の勇壮な響きが一気に祭り気分を盛り上げた。
工夫を凝らした子どもみこしが、食べ物や飲物の出店が軒を並べる会場に、元気いっぱい入場。YОSAKОYソーランやどんちゃん踊りの輪が広がり、打ち上げ花火開始を合図に、赤々と点る提灯を乗せた大人みこしが繰り出され、祭りはクライマックスに。次々と上がる花火の明かりが、祭りの興奮で上気した村民を写し出し、「わっしょい」「わっしょい」の掛け声と歓声、花火のさくれつ音が会場いっぱい響きわたった。 -
大根足ダイコンを収穫
伊那市西箕輪の鷲見皓平さん宅で、両足のそろった大根足ダイコンが採れた。
人の腰から下の部分のような形をしたダイコンは、28日に妻の喜美子さんが収穫。ヘタの部分は直径約15センチ、長さ40センチほどと、かなり大ぶりで、ちょっと変わったダイコンの収穫を喜んだ。
収穫してしばらくは2本足がそろっていたが、その日の夕食で家族が1本の足を食べてしまったため、片足はひざ下を失ってしまったが、もう一方の“大根足”は健在。
鷲見さんは「こんなダイコンは初めて。作ろうと思って作れるものでもないので、土の関係などがあるのでは」と話していた。 -
みはらしファームの夕涼み市、カブトムシ狩り好評
伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームで29日、「風もさわやか夕涼み市」が開かれた。今年初めての企画、「カブトムシ牧場」は開場前に整理券60枚がでるほど好評で、夏休みを迎えた親子連れなどが、カブトムシ採集を体験した。
カブトムシ牧場は、みはらしファーム内で採れたカブトムシの成虫を放った小さなスペースで、来場者に1匹100円で採集体験を提供。300匹以上の余裕があったが、多くの人が集ったため、採集数を制限した。普段虫に、あまり触れることのない子どもたちは、ちょっと戸惑いながら木や土にいるカブトムシを採集した。笑顔を見せていた。
そのほかにも、ヨーヨー釣り、五平もちの屋台など、夏祭り定番の屋台に加え、みはらしファームで扱う農産物やパン、工芸品を使った夏祭り屋台も登場し、来場者を楽しませていた。
祭りは30日も開催する。午後5時縲恁゚後7時。 -
伊那公園に健康歩道が完成
伊那市の伊那公園芝生広場に、足裏を刺激する「健康歩道」が完成した。29日に歩き始め式を開き、一般開放。市民の健康づくりにつなげる。
式には中央区役員、伊那公園桜愛護会員約40人が出席。
神事に続き、毛利次男区長は「健康のため、大いに利用してほしい」と呼びかけた。
そのあと、参加者は健康歩道を歩いた。「痛い、痛い」と言いながら「歩き終わったあとに、足裏からぽかぽかしてくる」と話していた。
健康歩道は幅1・5メートル、長さ1周50メートル。工事費は256万円(宝くじ補助金含む)。
約3万個の石を大きさによって使い分け、足裏への刺激を変えた5つのゾーンを設けた。足裏を指圧することで、血液の循環がよくなるという。だれでも自由に使うことができる。
健康歩道の建設は、文化交流のあった台湾省南投県魚池郷の高齢者グループ一行を訪ねた際、寺院で見かけたことがきっかけ。工事中、桜愛護会員も石を敷き詰める作業に当たった。